はてなキーワード: オリジナリティとは
ジブリ作品が好きだから初日に見に行ったけど出涸らしのような出来で大変がっかりした。
・やたら動きがもっさりしていて展開が遅い。異世界に行くのに何分かかってるんだよ。
・主人公が移動しているだけで手に汗握るようなアクションがぜんぜんない
・キャラクターにぜんぜん個性がない。インコをそのまま擬人化しただけ、よくあるフワフワの可愛いキャラなだけ。
・異世界の造形がすべてどこかで見たような借り物でオリジナリティがない。これより元ネタのドゥニ・ヴィルヌーヴ作品見たほうがいい。
・キャストが話題性のみで選ばれているだけで庵野秀明を主役に起用、荒井由実の曲を起用みたいな芸がまったくない
これに比べると千と千尋の神隠しが以下に傑作で、密度が高くオリジナリティもあったかがよくわかる。
特にキャラ造形や異世界のディティールのオリジナリティのなさは致命的で、ファンタジー好きの中学生が考えたんじゃないかと思うほど。
過去作品のパッチワークのような絵が並ぶけど、総じてどれも薄まった出涸らしのような出来。
出涸らし感がよく出ているのはパンを食べるシーンで、それっぽいねっとりしたバターが出てくるけど、それだけで、ただ塗って食う。以前の駿ならパンの持ち方や頬張り方にもこだわっていたはず。そういうものがまったくない。
戒厳令を敷いたのはこれがバレたくなかったからで、しばらくは空気に流されたバカが絶賛コメントするだろうけど興行収入で結果は出るはず。
すべての面において息切れ感を感じてしまって見ていて悲しくなってしまった。
見た人ならこれわかるよな?
○ご飯
○調子
・はじめに
ダンガンロンパシリーズで有名な小高和剛さんが6年間作り続けてきたらしい完全新作ADV。
雨が降り止まない街カナイ区を舞台に、超常現象的な能力を持った超探偵達と様々な事件を解決していく。
ADVだがカロリーの高い作りになっていて、街を自由に歩き回ったり、3Dのキャラクタが演技をしたりと、ゲーム的な表現や映像的な表現も豊富に楽しめる。
あくまで主体は文章なので、じっくり文章を読みながら自分の中で咀嚼していくパートもしっかりある。
同社のAI: ソムニウムファイルシリーズでは3Dの演技が小慣れていないというか、演技で表現できないパートではカメラをキャラから外して文章に寄る表現で補足するような少し不自然なパートが多かったのだけど、レインコードは文章と演技をしっかり擦り合わせていて、そのような不自然なカットがなく、3Dのキャラクタの演技と文章の表現がしっかりと融合していた。
(念のため補足するとAI: ソムニウムファイルシリーズはライターの癖の強すぎるギャグパートがあまりにも多く、かつそれが本編といっさい関係がない上に、そのギャグシーン一回のためだけに3Dのモデルを作ったり、キャラに演技をさせるのがあまりにも大変すぎて、それが表現されたから別にプレイヤーが楽しめる訳でもないので、あれはあれで良いと思っています。Ever17から続くこめっちょパートのそもそもの是非は置いておくけども)
この文章と演技の融合はかなり力が入れられていて、2Dのイラストを豊富に使うのではなく、3Dのモデリングを豊富に使う方向へ進化したADVの形としてかなり満足度の高いボリュームもクオリティも抜群の素晴らしい出来だった。
・魅力的がすぎる超探偵達
ゲーム開始早々からこの贅沢なゲーム部分、それと超探偵達のキャラクタの魅力さが両輪となってレインコードは進んでいく。
超探偵とは現実離れした超常現象じみた能力を事件解決に活かす探偵たち。
主人公のユーマは彼らと協力しながら事件を解決していくのだけど、この超探偵たちが全員可愛いし格好いいしで最高。
この超探偵能力は事件を解決する前提として利用されるもので、それぞれの探偵達の能力はかなり早めに共有される。(公式サイトにも書いてある)
どのキャラもエピソードが進むごとに明らかになるネタバレ注意的な展開が多いため、あまり個々人の良かったシーンなどを詳細に感想を書くのはやめておく。
簡易に少しだけ紹介すると、時戻しという世界に干渉するチート級の能力者でありながら世間知らずで無知な様が可愛いフブキが僕は好きになった。
上述した通りカロリーの高い3Dモデルでの演技と、しっかり読み応えのある文章でキャラクタを本当に魅力的に表現してくれる。
捜査が本格的に始まるまでの僅かな時間でまずは超探偵との交流パートがあってから事件に挑むという構成になる。
この交流パート、それと捜査パートでの会話の応酬が短いながら過不足なくしっかりとキャラの魅力が伝わってくるものになっていて、この辺はダンガンロンパシリーズで出席簿会話のあの短さの中で瞬時にキャラを立てて、プレイヤーにキャラの魅力を伝えてきた小高さんらしさを強く感じた。
そこに加えて今作では3Dモデルの演技もキャラの魅力を引き立てていて、胸や太ももがムチムチな様が可愛いフブキが僕は好きになった。
この魅力的な超探偵達と力を合わせるからこそ、主人公二人も輝く良い循環が楽しめる。
記憶喪失で見習い探偵のユーマと、彼に取り憑いた人魂の幽霊死に神ちゃんのコンビが主人公となる。
超探偵達に負けない魅力があるのは勿論ながら、なんと言ってもこの二人の分かち難さが大好き。
ユーマは記憶喪失なため探偵としての能力は今ひとつ、死に神ちゃんは死神なので死体に関する捜査はお手のものながら探偵ではないので推理は苦手。
そんなわけで、凸凹というよりは凸凸とか凹凹のような割と似たもの同士のコンビ。
ユーマも突然人魂に取り憑かれているため彼女のことを信頼できるのか悩む上に、彼のことをご主人様と慕いつつも残酷に死神としての責務を真っ当する人間とは異なる倫理観の死に神ちゃんに振り回され続ける。
死に神ちゃんはユーマ以外とは会話もできないため、彼らのシーンは二人っきりが多いのだけど、本当に少しづつ距離が近づいていき、バディとして成長していく。
ミステリとは探偵役と助手役のイチャコラを楽しむ要素もあるけれど、この二人のそれは本当に分かち難く、二人が二人だからこそ、レインコードのオリジナリティを感じさせられるシーンがたくさんあった。
かなり複雑な設定なのでざっくり要してしまうと、発生した事件の謎を遊園地のようなアトラクション満載のミニゲーム集に具現化する能力。
容疑者や目撃者の証言を証拠を剣にして戦う推理デスマッチや、犯人の防衛する謎の城を巨大化した死に神ちゃんに乗って攻める大進撃死に神ちゃん、などかなり多くのミニゲームが遊べる。
正直、ここはかなり賛否が分かれると思う。
とても贅沢ななんだけど、ここのパートは正直その贅沢さが面白さに寄与していない。
それどころか、ロード時間が長すぎて不快に感じることも多かった。
おそらく遊んだ人誰もがツッコミを入れたくなる、謎迷宮という名の一本道をただ歩くパートはかなり虚無感がした。
事件の謎自体は魅力的だし、証拠や証言からトリックを暴いていく基礎の部分は面白いのだけれど、それをこうしてミニゲームで遊ぶのはちょっと違うかもだなあ。
ミニゲームが本当にミニゲームになっていて、謎解きやってる感が薄いシステムが多いのも、良くない点。
それぞれの事件の謎を解き明かす解決パートになるのだから、もう少し自分が謎を解いている感覚を楽しませて欲しかったなあ。
この謎迷宮でそれぞれの事件を解決しても、あくまで犯人とそのトリックを主人公のユーマが理解するだけで、死に神ちゃんと二人で議論していただけのように思えてしまうのもしっくりこなかった。
とはいえ、事件の謎を理解することで、もっと大きな物語が見えてくる構成は面白かった。
謎迷宮のその先にも謎がある。
・カナイ区の物語
幾つかの事件を解決していくと、徐々に縦の筋となる今作の舞台カナイ区に潜む謎が見えてくる。
街そのものに潜む特大の謎解きはかなり衝撃的で痺れる熱い展開が待っている。
その展開そのものについても感想を書きたいが、流石にまだ発売一週間でそこまでネタバレを書くのもどうかと思う。
なので、少し目線を変えて、何故僕がこの謎解きをこんなにも魅力的に感じられたのかを書きたい。
それはレインコードが3Dのマップを探索しながらお使いイベントをこなすサブストーリーも楽しめるゲームだったことが大きく寄与している。
舞台となるナカイ区はずっと雨が降り続けている奇妙な街で、そこを大企業のアマテラス社が一方的かつ暴力的に支配している。
アマテラス社に近しい人間は理想的な生活を送っているが、彼らに反抗的な態度をとっていると乱暴なことをされてしまう。
そんなカナイ区を自由に探索できるのだけど、ここの作り込むが本当にすごい。
ただ町並みが作り込まれているだけじゃなく、依頼というサブイベントを通じて、カナイ区とそこに住む無辜の人々を好きになっていく。
ここにも短いテキストでキャラの魅力を伝える小高さんの特徴が生かされている。
勿論、超探偵達とコンビを組んで挑む本丸のメインストーリーからもこのカナイ区のエピソードはいっぱいあるのだけれど、サブイベントを遊ぶことでより一層カナイ区を好きになれた。
僕は全てのサブイベントをこなしてからクリアしたのだけれど、これは大正解だったな。
クリア後にまとめて遊ぶとダレるし、何よりカナイ区にまつわる謎解きに際にきっと悩まなかったと思う。
今作のテーマを十分に楽しむためには、舞台となるカナイ区を好きになれた方が良かったんだろう。
そんなわけで、謎迷宮以外は褒め続けているレインコードの感想だけど、一番楽しめたのは今作のテーマ。
引用でなく自分の言葉で書くと「探偵が真実を暴くことの是非を問う」がテーマだと僕は感じた。
今作の事件はどれもトリックや犯人を暴いたその先にまだ物語が残っている。
動機と言ってしまうと十分じゃなくて、本格ミステリでいうホワッツダニットもののような展開だ。
この謎解きの先を用意している展開、そして探偵をもその謎解きに組み込むような自己言及的な自覚のある展開。
それを個々の事件を通じて学んでいく、最終的に大きな縦の線となって問いかけられる。
探偵が真実を暴いても良いのか? 真実にどれほどの意味があるのかを。
超探偵という超常現象を用いてまで謎を解かなければいけないのか、ユーマは何故記憶を失い死に神に取り憑かれているのか、謎迷宮では本当に謎を解けているのか、そもそもナカイ区の人々は真実を求めているのか。
今作の魅力的な部分が全てこの一点に集約されていく。
そして、ユーマと死に神ちゃんのバディが二人だからこそ辿り着ける結輪。
・さいごに
探偵とは? を問い続けることで、二人の主人公が出した結論を尊く思い、レインコード終わらないでくれ、もっと遊びたい、俺はカナイ区に住む、ユーマと死に神ちゃんをずっと見ていたい。
そんな読者として色々な気持ちをいっぱい感じることができた本当に楽しいゲームだった。
ヤダヤダー!!もうヤダ
なんか今日も、職場でちょっと子供の話しすぎて怒られちゃった人とか、オンライン面接でちょっとおみず飲んで怒られちゃった人とかが超叩かれまくってて超こわい。自分のことのようにこわい。
お前らさー、そんな寄ってたかって叩かなくてもいいじゃん?て感じ。そりゃ一対一だったら「そういうのはダメだよー」って軽く言って、「うん、そうかー。反省!」で終わるけど、みんなで一発ずつ叩いたらそれが千発、一万発になるんじゃん??それで自殺しちゃった子とかもいるわけじゃん…
ちょっとスクロールしただけでも「いやそれ2秒前にガイシュツだよね?」ってなるし、叩くにもちょっとは新規性気にしたらどうなの???バカなの?そんなオリジナリティのない人生意味ないから死ねばいいのに(ウソウソ!冗談だよ!ね?ほらこういうふうに言われると悲しいでしょ?)
もっと軽率に「頑張ったねえ〜」「辛かったねえ〜」とか言われたいよお!匿名だからだって?でも匿名がいいんだよお!んお〜!!
みんな大好きFINALFANTASYの最新作、16がついに6月22日に発売されました。早速クリアしましたので、感想を書きます。ネタバレもりもり要注意。
まず、この感想を書いてる私自身について説明する。なぜなら、FFとの関わり方、ゲームとの関わり方で、感想って変わってくると思うので。
正直、FF15が100点満点でストーリーが5点、音楽と世界観とキャラがそれぞれ150点で、トータル75点みたいな出来だったので、16は期待していた。プロデューサーの吉田氏も、16はストーリーにかなり注力したと言っていたし。
FFにはお馴染みの召喚獣がメインストーリーでフォーカスされていて、とにかくトレーラーを見ると召喚獣合戦がカッコいい。主人公は国を滅ぼされ弟を殺され、奴隷の身分に落とされた復讐者。北部の国。鉄の王国。狼の相棒。そこはかとなくゲームオブスローンズ臭を感じるが、ゲームオブスローンズ大好きな私はむしろ好意的に受け止めていた。
あのさぁ、【ラスボスは神】、【人間は神の家畜として作られた存在】、【世界のさまざまな謎の説明が『神が(自分の都合のいいように)そう作ったから』】、【神が主人公に執着するのは、自分の器にするため】、【主人公たちは神を倒して神の支配(庇護)の下から自由になる】ってストーリーやめにせえへん?「めちゃ強いやつが敵」ってなると神くらいしかいないんだろうけど、「神になろうとしてる、地球外生命体の遺伝子を持つ元英雄」とか「時間圧縮で世界の支配を目論む未来の魔女」も充分脅威だし、オリジナリティあるやん。神もちだすと、なんでもありになっちゃう。「でかい魔法使うために(主人公)の肉体が要る。そのため主人公は特異体質。」って言われても、神なら肉体が無くてもどうにかできんのか?肉体がないと魔法使えないって決めたのは誰?もっと上位の神…?とか冷めちゃうのよ。
数カ国が召喚獣の武力をたのみに資源(クリスタル)を巡って戦ってるのに、割と序盤に神の介入で国ほとんど滅びるし。せっかくなら最後まで人と人の争いがメインであって欲しかった。もうあのクソババア(実母)がラスボスとか、もっと捻って欲しかったよ。例えば神が介入してたとしても、クソババア操ってました、とか。
55/100
90/100
70/100
350/100
散々いろいろ言ったけど、犬(狼)が最後まで無事なので全てよし。これまで世界を一緒に巡ってやばいモンスターとも戦った相棒なのに、最終決戦では置いていくっていう主人公の優しさが素晴らしい。この子がらみのサブクエは泣けるので、絶対やるべし。あとモーグリが可愛い。
就活大変だった→なんとか職ありついたけど景気わるいから結局その後も大変だった→結婚も出来なかったけどこれからも一人生きていく
細部の違いはあれどほぼこのパターン。最初は「可哀想な世代だし、今後も救われることはないだろうから傷を舐めあう場が必要だよな」と思っていたが、判を押したような自分語りばっかりホッテントリに入れやがって流石にうんざりだわ。
頼むから今から自分語りしようと思ってる氷河期世代は書く前にオリジナリティがあるか考えて、ないならせめて冒頭に『これは傷の舐めあい目的のテンプレ氷河期人生語りです』って注意書き入れといてくれ。
リメイクはいわずもがなソニック新作やFate新作などのシリーズモノは過去作と同様なのがわかるし、ゴエモンもどきもゴエモンと同じプレイ感であることをむしろ売りにしている。
ペルソナ新作のSRPGやウマ娘大運動会は見ればベースとなるゲームシステムが一目瞭然で、入力の癖やゲームバランス以外の操作感は脳でまるごとイメージ可能だ。
おぞましいのはクソほど大量にある牧場物語(ぶつ森)フォロワーの作品群であり、本家を超えそうな要素が全くない姿を堂々とニンダイで紹介する面の皮には感涙が滴る。
元ネタ被りの集団に比べるとオーバークック・フォールガイズをパクった2作品はまだ「パクリ元にオリジナリティがある」と無理やり褒めることが不可能でないようにさえ感じてしまう。
ぶっちゃけこんなしょーもないパクリゲーを遊ぶぐらいならもう割り切ってシリーズモノをやった方が手堅いだろう。
更に手堅く行くならHDリマスターのピクミン12(セットで買うと1000円引になるぞ)だろうか。
保身を極め創造性を失ったゲーム業界に対し、ユーザーまで保身に走るのはどうなのかとは思うのだが……確実に名作だとわかる作品以外を遊ぶには既存の名作が多すぎる。
世の中には「オリジナルのコンテンツを作るコンテンツクリエイター」と「既存の情報をまとめて紹介するキュレーター的な役割の人」がいる
後者は単にまとめるだけが仕事なので基本誰でも出来るし、オリジナリティがあまりない
差がつくのはまとめかたのわかりやすさや面白さ、いち早く新しい情報に飛びつけるかどうか、等々
とはいえ前者のほうがオリジナリティが高いかと言えば必ずしもそうではなくて
全く新しいものを作るなんてことはそうそうできないので、大体みんなネタを奪い合ってそこにちょっと手を加えてオリジナリティを出してるだけ
キュレーターとは違ってオリジナリティありきの人たちなので、パクるとすごい叩かれる
そして両者に共通するのが走り続けなければならないということ
消費者というのはとてつもなく冷酷で、少しでも活動が滞るとすぐにそっぽを向いてどこかに行ってしまう
要するに変わりはどこにでもいるのである
結局どちらも虚しい
blueboyさん、第三者のふりしてもすぐバレるからやめなよ
今回は「キミ」という言い回しがオリジナリティあふれすぎちゃったね
blueboyを疑われてる別記事には否定ブコメが入ったので、こちらは本物が確定した
でも、リプでこんなことしてるってことは、別の所でもやってる可能性が高いってことだよね?
何より金を払わなくて良いから
金取ったり広告出そうとするなら、切って別の人を見れば良い、数だけは腐るほどあるし、クオリティも担保されてる
それはそれとして、やはり人が書いた絵は誰もいびつで臭そうで性感がダダ漏れだ
…実に素晴らしい、そこに価値がある
金を払ってでも見る価値がある
これが理想の使い方よな
モラルのないAIの使い方、AIの学習のための大量スクレイピングに対策を取らないPixiv運営への不信感がもとに、数多くのイラストレーターがPixivで公開していた作品を非公開にする流れが生まれている。
「pixivのイラストを非公開にしました」 フォロワー数十万の“有名絵師”から発表相次ぐ AI巡る対応に不信感
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2305/08/news068.html
これに対して少しモヤついていた。と思ったら、正しくそのモヤつきを説明できるような記事があった。
画像生成AIはクリエーターの権利を脅かすと規制訴えた団体の理事、禁止の二次創作イラストで批判され謝罪
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinoharashuji/20230429-00347590
AIに対して批判的な態度を取る団体の理事が、二次創作が禁止されている作品のイラストなどで呼びかけを行い、後謝罪したという記事。
まさしくこれ。
自分は平気で他人の作品の二次創作を行っているにもかかわらず、知財権の侵害だなんだと訴えている人がいるように思えた。
実際、今回の非公開騒動の中では、艦これのTS(性転換)イラストを多数描いている人が、「Pixiv運営への不信感をもとに~」といった文言で作品を非公開にしている者もいた。
会社の温情でクリエイティブと承認欲求を満たせている分際で、クリエイターの人権だのどうだの良く言えたものだと思う。
完全にオリジナルのイラストを制作している人に対しても思うところはある。
AIが自分の絵を学習するのに忌避感を抱く人たち、そういった人たちには、今まで自分の好きなクリエイターの絵柄や色や構図を真似したことがないとは言わせない。
もちろん、真似する側のモラルが問題ということはわかる。画像生成AIに作品を提供しない理由のアンケートで、半数以上は「現状の画像生成AIの悪い利用方法を見て」と答えた。
https://twitter.com/you629/status/1641799881164738567
最もな理由だと思う。ただ、作品を公開する限り、誰かが自分の絵を学習する可能性はあるということは念頭に置いてほしい。AIの学習と人間の学習は原理がほぼ同じというか、AIの学習の構造は人間の学習をモデルにしている。スケールが違うだけで、同じことは今までみんな半ば容認していたということ。
そして問題はここからで、41%の他の奴ら。こいつらは現実を正しく認識できているのか不安だ。
「絵柄などの優位性が失われるから」
トレンドというものは常に存在するし、AIのトレンドが生まれたならそれに埋もれない創意工夫は、クリエイターにとっては半ば義務だと思う。
それを理由にAIからの学習を拒むのは怠惰だと思う。現代の最先端を走る技術に、面と向かって批判を発する資格が無いと思う。
それを言い出したらキリがない。AIにかぎらずあらゆる界隈に通ずるものだ。
最も時代から取り残された理由だと思う。今後一切のテクノロジーを利用しないことを条件にその意見は発してほしい。
長々と話したが、今回の騒動で最も気に入らないのは、単に流行りに乗っかって作品を非公開にしている(ようにしか見えない)層。
なんとなく、自分の絵がAIに学習されるのは嫌だから非公開にする。
なんとなく、みんなが非公開にしてるから非公開にする。
そういった奴ら。過去の絵を見てみたら、一切の個性を感じさせない、判で押したようなテンプレ絵。二次創作。
そんな奴らが良くも、人生をかけてオリジナリティを生み出す一流のクリエイターたちの横で抗議活動なんて行えるな?
ちゃんと、なぜこのままモラルのないAIの利用が増えたらまずいかを考えろ。
ちゃんと、自分の絵が説得力を持っているか考えてから主張しろ。
あと最後に、
この世の大半の消費者は、自分の利用する製品がどのように作られたなんて気にしないと思う。
自分が読んでいる漫画の、どこまでが作者の作画で、どこまでがアシスタントの作画なのか、気にする人は少数だと思う。
機能に不具合がなく、不自然さもなければ、たとえ猿が作ったものでも価値が生まれる。
このままAIが発達して、イラストレーターたちに何らかの不利益が生じるのは確かそうだ。
AIの作ったイラストをスマホの壁紙にする人はいるだろうし、それがどのように著作権を侵害したかなんて気にしないだろう。
この世の大多数を占める消費者に、直接的にしろ間接的にしろ害が生じる、ということを納得させないと、論に力は宿りづらいと思う。