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はてなキーワード: 違憲とは

2022-06-20

anond:20220620181307

真面目に書いてないからやで?

ブクマカは大真面目で違憲思想披露してしくじってるのに無自覚スルーからそれを指摘してんの?

分かるかなー?大丈夫ー?

現行の在外投票制度カスすぎる

コロナが落ち着いてきて、ようやく海外出張に行けるようになった。

6-8月にまたがる、2ヶ月強とそれなりに長期の出張。準備を進める途中、参院選投票日と出張期間が期日前も含めて丸かぶりすることに気づき投票方法について調べた結果がこれ(外務省ホームページリンク)。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/abroad.html

要約すると、海外居住者は、同じ国に3ヶ月以上継続して住所を定める(予定の)人間しか選挙権がない。

まり今回の参院選において、私には実質的選挙権がない。

嘘でしょ。

日本国籍を持ち、18歳以上で、犯罪を犯していないから欠格事由にも該当しないのに、4月出張の予定を立てた時点で私は参院選2022に投票する権利を失っていたことになる。

おかしいだろ。

投票日の前1週間くらいに滞在国大使館パスポート身分証持参すれば何とかなると思ってた。

不正エラー回避のために事前の申し込みが要るとかならまだわかる。というか実際、海外に3ヶ月以上継続して住所を定める(予定)の人も、かなり煩雑時間のかかる手続きを踏まないといけないらしい(詳しくは上記リンク参照)。でも今回の場合、その面倒な手続きをする権利すらない。

同じ国に3ヶ月居住必要なことの根拠って何? 法律とか行政知識は全くないが、パスポート確認すれば選挙期間中にどの国に滞在していたか確認できるはずで、複数の国で多重投票をする恐れは回避できるのではないか

まさか令和にもなって、選挙制度がここまで整ってないとは思わなかった。完全普通選挙が始まってから80年近くの間、3ヶ月未満の出張旅行短期留学等々に出てて投票できなかった人何万人いるんだ。

在外投票制度について色々調べてる過程で、これまで海外居住者には最高裁裁判官国民審査権が無くて最近ようやく違憲判決が出たことも知った(朝日新聞記事リンク)。

asahi.com/articles/ASQ5S4V1TQ5SUTIL011.html

次回の審査までに絶対解決されてほしい。

この調子で(?)短期間の海外滞在でも投票できるようにしてほしいけど、もしかしてそのためには違憲訴訟起こさなきゃいかんのか?

早くインターネット投票導入して全部解決しろ!!!!! と思う一方で、出張準備に当たってはデジタル庁のマイナンバーカードや接種証明書アプリ周りのお粗末さを思い知らされてるので今後20年は無理だと感じる。カスすぎる。

やっぱり同性婚支持者って無能の味方になりそう

anond:20220613094136

今回の地裁では同性婚全部退けられたわけだ

この調子で言ったら最高裁同性婚違憲まであり得る

そしたら同性婚が実現するのはいつかな

現役の結婚適齢期の人たちはもうしわしわになってそう

同性婚ではなく、必要権利法律をまとめてパートナーシップ制度として実現目指してたら今更幸せパートナーになってたろうに

誰に焚き付けられて自分たち幸せ放棄させられてるのか

やっぱりリベラル(笑)だよな

2022-06-16

anond:20220615172956

「既婚者という身分と、世帯という概念やそれに付帯する制度を使って生きていきたいからね」

それをパートナーシップ制度で実現するって話だろ

アホか?

結婚最高裁までもつれるからお前の結婚適齢期には無理だぞ

違憲とされたらお前が生きてる間には無理かもな

パートナーシップでなら明日から始められる

そういう話だぞこれ

2022-06-15

5年前→「サイトブロッキング違憲ブロッキングを推進するのは政府イヌだけ!そんなことをしなくても海賊版サイトは潰せる!」

いま→「世界各国で海賊版サイトブロッキングが行われています」「日本では猛反対されたせいで導入できていません」「海賊版サイトは未だに潰せてません」

なんやったん?

2022-06-14

anond:20220614204140

違憲ではないけど立憲主義に反する、という謎の主張も聞かれましたね…

anond:20220614114428

平和安全法制」の際のリベラル言動も誰か振り返ってくれないかなあ。

集団的自衛権違憲だ!って言ってた人たち、いま息してるのかしら…

2022-05-28

在外日本人投票できないのは違憲

そりゃ、在日外国人投票できないんだから

在外日本人投票できなきゃいけん(いかん)のでない?

なんつって

ぷぷ

2022-05-22

anond:20220521164648

そもそも別に自民党の支持が増えたわけじゃなくて、コロナやらロシアやらで「やっぱ今の憲法無理があるよね?」ってうっすら思い始めているのが原因なわけで

「いやいや今の憲法で十分対応できますよ!例えばこんな対策なら憲法改正しなくてもできますよ!」って話をまるでしてないのがね

この前あったグローバルダイニング裁判でも、あくま無視できるから違憲ではない、ってだけで、強制的に休業させようとしたらそれは違憲だろう

国民言論で説得できないなら、そりゃ改憲の流れになるのがむしろ当然というもの

2022-05-06

アメリカ人工中絶権を守る方法を思いついた

合衆国最高裁判所違憲審査権を認めなければよい。

合衆国憲法には、最高裁違憲審査権を有するとは「一言も書いていない」、その権限判例に基づいているが「そもそも憲法に書いてない権利を認めた判例は間違っている」ので無効である

右派判事アリートの論法適用すればこうなるな。

なので立法府、つまり議会違憲審査権は国民投票で決めるとでもしてしまえば人工中絶権維持派がアメリカ多数派から勝つ。

そんな立法違憲だ、と最高裁が言っても無視違憲判決出す権限ないので。

こう書けば判例の一切を無視して「そんなの憲法に書いてないもん」でちゃぶ台返しする右派判事論法がどんだけやばいもんかわかろうもん。同性婚避妊具の使用も、異人種婚姻すら否定できてしまう。

anond:20220506112354

集団的自衛権違憲だねぇ

アメリカ集団的自衛権を発動するのは問題ないけど、日本集団的自衛権を発動するのは問題からね。アメリカの決まり日本の決まり

違う。アメリカ権益を守るために国土領空を献上して基地使用させ、国民血税から思いやり予算を垂れ流してるのだから米軍だけに負担があるというわけではない。

あと自衛隊違憲だ!って騒いでるのはむしろ改憲派のみなさんですよね。だからこそ改憲して国防軍と明記すべきなんでしょ?




そして自民党日本国憲法はGHQ押し付けられたものという嘘までついて全体的な改憲議論を行おうとしているのに9条矮小化して話すのは何故なんでしょうねw

anond:20220506112116

じゃあ、自衛隊違憲解体だって言ってる人たちは何なの?あの人たち護憲派だよね

anond:20220506112116

サヨクウクライナ侵攻が起こって分が悪いから「誰も自衛権否定してない」とか軌道修正図ってるけど

どうせほとぼりが冷めたらまた自衛隊違憲とか集団的自衛権違憲とか言い出すにきまってるんだからきっちり憲法改正しとかないとね

中絶禁止の流れへの反論への反論の何がおかしいのか

おい増田、要所要所に嘘を混ぜるのはやめろ。地金が出るぞ。

プロライフ派は強姦中絶禁止を本意としていない」という嘘



とはいえ強姦の結果としての妊娠出産まで強制するのはプロライフ派の大多数にとっても本意ではない

ローvsウェイドの司法判断が覆された場合保守的な22州で、速やかに中絶禁止州法法律化される見込みだ。そして、そのうち半数の11州ではレイプ近親相姦例外的許可する緊急避難条項が含まれていない。レイプだろうと近親相姦だろうと、6週目以後の中絶犯罪になるだろう。「強姦の結果としての妊娠出産まで強制すること」がプロライフ派の大多数にとって「本意でない」なら、そんなことになるわけがない。

そもそも増田の主張からすれば、「レイプによって生まれる子だったら中絶してもよいのだ」という結論は到底導けないはずだ。

①男女双方が妊娠出産に到る可能性についても含め合意のもとでなされた性交による妊娠

妊娠を望んではいなかったが合意のもとでなされた性交による妊娠

レイプ(forcible rape)による妊娠

この3つのパターンで、妊娠した胎児人権にどう差が付くというのか? 親が誰だろうと、妊娠に到る経緯がどうであろうと、子の人権多寡軽重には何ら関係がない。とにかく生んでもらって社会的ケアすべきだ、ということに当然なるはずだ。だが、この件についてだけは「性的被害記憶と結果が多大な負担と共に長期化し、心身ともに女性生存レベル危険に追い込むことに他ならない」という、母親の心身の危機への配慮みたいな話が持ち出され、しかも母の「心身の生存レベルでの危険」なる抽象概念保護が、子の生存権を上回るかのように設定される。場当たり的で卑怯な取り繕いだ。

米国キリスト教右派福音派右派南部バプテスト派など)はそんな姑息な誤魔化しは使わず、堂々と「強姦でも中絶禁止だ」と主張している。だから22州のうち半数が、強姦に関する緊急避難条項を盛り込んでいない。

ちなみに米国プロライフ推進派の内輪で、中絶禁止倫理的指針をめぐって議論になることが多いのは、レイプよりもむしろ近親相姦のほうだ。(彼らの聖書理解においては)レイプ聖書に反しないが、近親相姦は(中絶と同じく)聖書に反するからだ。つまり堕胎近親相姦聖書教義同士の衝突だから議論が紛糾するのだ。このことひとつ取っても、プロライフが「人権原理」を重視する人々ではなく宗教右派によって駆動されている運動だということがわかる。

「より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつある」という嘘



>私は、強姦案件での中絶合法、それ以外は違法、とするのが妥当だと思うが、その妥当な落としどころが「女性身体権の絶対性」主張派とは築くことが出来なかったがために、より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつあるのが現状である、と言う認識である

ここまで一回も出てきていない「ヨーロッパ」という言葉が(あたか中絶禁止先進国の潮流であることを印象づけるかのように)唐突に顔を出すが、EU27ヵ国のうち中絶を法的に禁止しているのはマルタポーランドだけだ。

https://ifura.net/abortion-in-europe/

マルタでは国民の98%近くがカトリックと言われ、2011年まで離婚する事は違法でした。ヨーロッパ人口妊娠中絶に最も厳格であるマルタでは、例え母親生命健康状態危険が及ぶ可能性があったり、胎児異常の可能性が高い場合近親相姦、望まない妊娠強姦など)他であっても一切の例外は無く、中絶をした本人や補助をした人(医師など)は、最長3年の懲役が科される(マルタ共和国刑法第241条他)があります

ポーランドでは2020年10月22日憲法裁判所が下した、「胎児異常でも、中絶する事は違憲」との判決により、実質的にほぼ全ての人工妊娠中絶禁止されていますポーランドでは強姦近親相姦母親生命及び健康リスクがある場合のみ、人口妊娠中絶が認められます



まり宗教保守が圧倒的に強い国での旧弊法制と、近年になって右傾化保守回帰が進んだ国での反動的法制化だ。米国もまた〈点〉としてのリベラルな都会を、広大な〈面〉としてのコンサバティブ田舎が取り巻く二重国家だ。そして、後者田舎保守回帰と反リベラルが進んだ結果としての、プロライフの再炎上なのだ

こういう事実をわかっていて(増田はわかっているはずだ)、どうして「より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつあるのが現状である、と言う認識」に到るのか。本気で書いてるなら増田は相当頭がおかしいが、本心ではないのだろう。とりあえず読み手を騙せればいいと思って、適当書き飛ばしている。

アメリカでも欧州一部国家でも、プロライフを推進しているのは主に宗教保守派(福音派南部バプテスト派保守的カトリックなど)と、必ずしも宗教的背景を持たないが宗教保守連携する保守的政治勢力(トランピスト・銃規制反対派・反連邦主義者白人優越主義者・ネオナチなど)だ。彼らの大多数は「リベラルによる社会破壊陰謀」を食い止めるための象徴問題として中絶マターを扱っている。

米国プロライフ派の中にはConsistent life ethic派という比較中道的な宗教運動もあり、ここはとにかく人命尊重という倫理を徹底し、死刑反対・暴力反対・安楽死反対・薬物濫用反対・戦争反対難民救済・人種差別反対・マスク着用推奨など、「人が死なない」ことを基本原理とした運動を展開する中で中絶反対という立場を取っているが、上記に列挙した方針を見ての通り、「人命尊重」を追求した結果リベラル的な色合いも強くなってくるため、プロライフの主軸である宗教右派とは折り合いが悪く、プロライフ運動の中ではほとんど力を持っていない。

もし本当に「人権原理」を重視する層がプロライフを推進しているなら、彼らは同時にLGBT人権なども容認擁護していてもおかしくないはずだが、実際にはプロライフ推進派の大多数は、苛烈LGBT批判し、セラピーで「回心」(reparative therapy)させ、時には法的に禁止しようとすらしている。BLM運動についても、当然批判側に立っている。だからこういう皮肉めいたコラム(「あれれ〜? プロライフ人達黒人人権について無関心だったりBLMを陰謀論扱いするのって何かおかしいよね?」)↓が成り立つ。

https://loyolamaroon.com/10029377/oped/pro-life-means-supporting-the-black-lives-matter-movement/

ちなみに米国には、中絶実施する医療機関医師に対して暴力テロ行為を行うArmy of God(神の軍隊)というクリスチャン団体があり、中絶実施するクリニックを爆破したり、炭疽菌だと言って粉末を送り付けたり、医師誘拐殺害したりしている。

https://en.wikipedia.org/wiki/Army_of_God_(United_States)

こんなことは、望まない妊娠中絶に対して賛否どの立場を取るかに関わらず、プロライフプロチョイス議論の初歩であって、米国での中絶禁止について解説しようとする増田が知らないはずがないのだ。知ってることをあえて書かず、嘘も交えて、事実とは違う印象を与えようとするのは本当に良くない。中絶禁止擁護するのはいいが、真正からやれ。

https://anond.hatelabo.jp/20220503215621

2022-05-05

中絶を巡る議論の前提知識

https://anond.hatelabo.jp/20220503215621

日本では中絶合法とされたことは過去に一度もない。刑法には堕胎罪規定がある。母体保護法(旧優生保護法)において、「やむを得ず堕胎が許認される例外的場合」の規定があるだけである基本的には心身的な理由母体保護する場合以外は駄目だが、後に著しく経済的不都合のために養育が困難な場合が付け加えられた。現在はそれが拡大解釈されている状態立法意図から敷衍した場合は、低所得者層への養育のサポートが充実した現在中絶の99.9%違法性がある状況。

・出生の定義は全身が母体から出た瞬間。それ以前の胎児は、人間ではないが厳密に物でもない。物であればそもそも堕胎罪規定などはない。中絶胎児生ゴミとして出したら違法になるのは産廃違反からではなく、死体遺棄罪に相当するからである。つまり胎児部分的人間であり、準人間的な扱われ方をしている。

アメリカには中絶関連の連邦法はない。州法レベルでかつて中絶違法化する法律があったが、それら州法違憲であるとの判断1972年連邦最高裁が下した。法源はこの判決であり、従って最高裁判断が変わる可能性はある。であるから裁判になるのを承知で、各州議会中絶違法化を進める立法がなされている。憲法中絶規定がなく、それどころか連邦法で立法化もされていないので、ほぼ永遠に連邦最高裁判断が繰り返されることになる。今回、連邦最高裁への上告を却下せず、最高裁判断が示されることになったと言うのは、従来の判例棄却すると言う意味であるから最高裁中絶違法化(と言うか中絶違法州法合法化)に転じることはあらかじめ予想されることであった。なぜ連邦法で立法化されないかと言えば、議会多数派民主党共和党でころころ変わり、変わるたびに中絶合法化、違法化の法律が出来、大統領議会多数派と反対党の場合拒否権を発動してカオス化するのが目に見えているかである。現状は、「実質的には中絶容認されている」と言う点で民主党を満足させ、「中絶合法化まではされていない」と言う点で共和党を満足させると言う落ち着きどころになっているが、連邦最高裁中絶違法判断に踏み切れば、逆に民主党立法化に動くかも知れない。

ヨーロッパ諸国でも中絶の許認は結構国によって差がある。フェミニスト的な女権のニュアンスが一番強い「ヴェイユ法」を持っているのはフランスで、基本的には中絶に関しては女性のみが全権を持っている。1975年に成立したヴェイユ法は女性政治家シモーヌ・ヴェイユ(著名な哲学者とは別人)の働きかけで成立した。カトリックの強いフランスでは「人間の選別はナチズムである」との批判も強かったが、ユダヤ人であったヴェイユアウシュヴィッツ収容所から生還者であった。2017年逝去では国葬されている。ドイツでは、例えばダウン症と分かってから中絶違法である。これは人間の選別に対する恐怖によるものであり、日本でも安易に行われているダウン症堕胎については議論があるべきだろう。

anond:20220505190047

自民党のように違法行為違憲行為を平気で開き直ったり揉み消したりしない分、マシだとは思うけどね。

ええ?

政治家なんて似たり寄ったりで叩けば出てくるでしょ???

立憲民主党 違法献金 でググったら仰山ヒットするるし

そもそも自民党から来た奴らも多いじゃん?????

anond:20220505190047

知床事件が起こったこのご時世に「違法でも利益を上げる経営者が良い」はねえべ。

しかしこの増田言及されてる人も信じてるみたいだけど、立憲民主違法行為違憲行為をやらないと確信してるのはなんでなんだろ。

どっちかというと自民行為をみてやっても良いんだと思ってやりそうだなとおもったけど。

anond:20220505190047

そもそもこの基準で言えば、立憲民主違法違憲行為をしていない、ってところから疑問があるし

2022-05-04

やっぱり無職ナンバーワンなんだよなあ!

この休んでも休んでもまだ時間が余ってる感覚が最高なんだよなあ!

労役拘束時間長いしつまんねーし給料安いし興味ないしおもんないし最悪すぎる

やっぱ無職しか勝たん 労役違憲

anond:20220504050608

ワイ「自民党政権に戻ってそろそろ十年だし円安対策グダグダだし、いい野党いかな~」

橋下「ウクライナも悪い」

阿部知子「反ワク」

奥野ロシアより悪い」

志位「自衛隊違憲だけど活用

ワイ「う~ん...」

2022-05-03

中絶禁止の流れへの反論の何がおかしいのか

アメリカテキサス州で、実質、人工中絶不可能になる州法が成立したらしい。

まず、これに関するリアクションのうち、それは間違っているよ、と言う諸々を指摘する。まず、この州法違憲、あるいは脱法的であると言う見解について。

そもそも合衆国憲法で、中絶権の規定は無い。今日妊娠中絶合法化連邦議会レヴェルでの立法措置も経ておらず、1972年のロー判決根拠としている。レンクイストホワイトは、ロー判決に関しては、「司法による立法措置であることを理由として、ロー判決に反対している。

まりそこにあるのは、司法解釈であって、法律や明確な憲法規定ではないわけだ。だからそもそも違憲」になりようがないし、脱法的にもなりようがない。そして司法解釈に過ぎないから、司法解釈で変更され得る。現在最高裁に今回のテキサス州法の案件が回れば、ほぼ確実にロー判決司法解釈棄却される。

違憲だ」「違法だ」と言うけど、保守派法廷闘争を待ち望んでいるのだ。法廷闘争になれば、負けるのはリベラル派であり、そうなれば「違憲だ」「違法だ」と指をさされるようになるのはリベラル派の人たちであり、人工中絶した女性はめでたく犯罪者だ。

ここ40年、おおむね最高裁保守派優位で推移してきたけども、ロー判決を廃棄できる機会が何度かありながら、それが出来なかったのは、レーガン指名されたオコナーケネディ、スーターの3判事が、最高裁陪席判事になってからスタンス保守派からリベラル派に変えてしまったせいだ。そもそも合衆国憲法自体リベラルなので、ごりごりの保守派とみなされていたスカリアでさえ、憲法原理主義的な解釈をする人なので、判決としてはリベラルになることもあった。

それの前例も踏まえて、今の保守派判事たちは、かなり強固な保守派が選ばれているので、最高裁長官職務にあるロバーツが職責上、敢えて中立的スタンスをとることもあるのを除けば、リベラル寄りの判決を出すことはまずあり得ない。今は最高裁は6対3で保守派が優勢なのだ

保守派にしてみれば、法廷闘争ばっちこい、と言う感じであるとはいえ、その6対3の保守派優勢の最高裁が、トランプ要求したオバマケア違法化にはNOを突き付けたように、100%党派的な思考をとるわけではないが、中絶は、命の問題から、そうそ簡単妥協する余地も無いのだ。

 中絶に関する議論で、男女平等と言う観点からもっと言えば「男も逮捕しろよ!」的な意見から立論する人もいるが、根本的にその人たちの論理が間違っているのは、これが公共の福祉の調整案件だと言うことを認識していない点にある。胎児人権女性の間での公共福祉の調整案件が発生しているのであって、そこには男性権利と調整しなければならない必然性は全く無いのである

 これは言うなれば過去徴兵制における男女不平等が、「機能的な軍隊必要とする政府必要」と「徴兵されることによって著しい負荷がかかる男性の諸権利」との間に発生したものであって、それは男女不平等ではなく、「女性関係がない」案件であったのと同じことであるロジカルにはそうでもあるし、歴史的に言えば、徴兵制のように女性には他人の命を犠牲にして、法益享受してきたと言う「実績」もある。

 言ってみれば中絶禁止は、「女にとっての徴兵制」であって、徴兵制の名のもとに、徴兵された男性たちの「戦死」を見守って来た女性たちには、「女にとっての徴兵制自体批判するロジカル資格は無いのである

 そして、中絶に関して言えば、どこからがヒトとみなすかと言う難しい問題はあるにしても、1月1日13:00に新生児誕生するとして、13:01に新生児を殺せば殺人で、12:59に”胎児”を殺せば器物破損に過ぎないと言うのは、機能的にも倫理的にもかなり無理がある。自然着床した受精卵にヒトと同等の、あるいはそれに準じる人権を想定するのは、最も無理が無い解釈だろう。放っておけばいずれヒトに至るのだから

 そして胎児受精卵はDNAが違うので、女性の一部ではないし、女性付属物でもない。他人の命を女性に無条件に与えていいのかと言う問題でもある。

 胎児人権生存権)と女性身体自由権比較した場合、どちらが重篤な損害を被るのかと言えばそれはもう生存権であるのは間違いないので、人権を重視すれば重視するほど、中絶違法化する以外には考えられない。この袋小路女性が逃れ得るとすれば、「胎児はヒトではない」とするか、より根源的な人権思想ではなく、単なる女権思想を至上としてその上に立脚して「女性に損害をもたらすから中絶禁止こそが違法である」とするしかないのである

 どちらもナチス的なファシズムに陥っている。つまり機能的には既に自立しているような胎児に対しても、ヒトではないと規定し得ると言うことは、障碍者、LGBTQ、ユダヤ人などをヒトではない、少なくとも生存が許され得るヒトではないと規定出来る権能を、政府社会に与えると言うことである人権思想の上に女権思想を置くことは、ナチズムのものである

 宗教保守から中絶禁止の動きが一方的に起きているわけではなく、リベラルの内部においても、人権思想観点から中絶には批判がなされていることには留意すべきである

 とはいえ強姦の結果としての妊娠出産まで強制するのはプロライフ派の大多数にとっても本意ではない。それは、性的被害記憶と結果が多大な負担と共に長期化し、心身ともに女性生存レベル危険に追い込むことに他ならないかである。この場合は「緊急避難」が想定されるだろう。誰も他人の命を救うために、死や死に等しい損失を甘受する義務はないのだ(徴兵制はこの意味でも、最も過酷で最も非人間的な強制であった。そして女性はそれを放置していた)。しか現実中絶案件ほとんど、かなり緩く見積もっても95%以上は、強姦案件ではない。性行為をしなければ防げるものであるし、避妊器具を用いれば防げるものであるし、ピルを飲んでいれば防げるものであるし、アフターピルを用いれば防げるものである。数多くのルート回避方法があるにも関わらず、それらの回避をしなかった結果の妊娠中絶である。当然、胎児生存権を上回る法益性がそこにあるとは考えにくい。

 私は、強姦案件での中絶合法、それ以外は違法、とするのが妥当だと思うが、その妥当な落としどころが「女性身体権の絶対性」主張派とは築くことが出来なかったがために、より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつあるのが現状である、と言う認識である

憲法9条だけを改正するのが一番良いと思う

憲法改正」というと、日本左派系の方々は条件反射的に強い拒否反応を示すことが多い。もちろん、自民党憲法改正草案はとんでもないクソであって、ああい極右的改憲は俺も断固反対だ。

でもさ、9条はやっぱりおかしいだろ。第1項の「戦争放棄」はまあ良い。しかし第2項「戦力不保持」「国の交戦権否定」はさすがにあり得んわ。自衛隊はどう見ても「戦力」だし、他国から普通に軍隊」だとみなされている。じゃあ自衛隊違憲から廃止するのか?それも無謀で危険だろう。

9条の第1項の「戦争放棄」は残し、第2項「戦力不保持」「国の交戦権否定」は削除し、自衛権自衛隊を明記する。これは必要だと思う。

それ以外の改憲はとりあえず必要ない。

9条のみを改正し、その他は守る、という方向性に一番近いのは国民民主党あたり??

違憲論争に終止符

自衛隊違憲論争に終止符を

7条解散違憲論争に終止符を

臨時国会開催拒否違憲論争に終止符を

2022-04-06

anond:20220406140414

マジか・・・労働」じゃなくて勤労だもんなぁ。

サヴォリーマン違憲死刑銃殺

日本国憲法第二十七条一項は、「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う」としている。 これが、「国民の三大義務」のうちの一つである勤労の義務規定である。 読者は他の二つが「教育を受けさせる義務」と「納税の義務」だということも含めて、おそらくどこかで習ったことがあるに違いない。

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