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はてなキーワード: 立ち読みとは

2018-01-30

ラノベの月額制読み放題サービス

もし日本出版社共通フォーマットラノベ読み放題サービスなんて始めたら、いくらまでなら出す? 俺は5000円くらいなら出す。

音楽の聞き放題サービスを利用してずいぶん長いんだけど、あれのいいところは「新しいものを聞くときは実質無料」というところだ。もちろん毎月金は払ってるわけだけど。つまり、新しいものいくら手を出そうとも失敗がない。選ぶ手間がない。気になったら片っ端から聞けばいい。

社会人やってて、自分の本代くらいはある程度自由になる身分にはなった。一冊ちょっとアレなものを掴まされたからって、そのぶん牛丼特盛を控えなきゃいけないとかそういうことはない。それでもやっぱり「金出して買ったのにハズレだった」ということにちょっとは悔しさを感じる。「失敗した」という感情が、新しいものに手を出す軽い勇気を失わせる。

田舎に満足のいく物量を置いてある本屋がなくなって久しい。日常の行動のなかに本屋に寄って物色」というのもなくなった。立ち読みができない。この状況で、ラノベ読み放題サービスなんて与えられたら、ほとんど猿的ななにかになる自信がある。

ま、実現なんかしないだろうけど。

2018-01-26

長生きの統計学

さっきコンビニ長生きの統計学って本をパラパラ立ち読みしたら、休日は外にでて活動してる方が長生きだとか、筋肉がついてるほうが長生きだとか、俺は長生きできなさそうなことばっかり書いてあったわ。

60歳で仕事やめてのんびり暮らす老後設計なのに、仕事してる人のほうが長生きだとか。

2018-01-23

anond:20180123224723

まず漫画村は違法だし、立ち読みは(褒められた事ではないが)違法ではない。

違いは著作物を複製しているか否か。以上。

質問は?

漫画村で漫画を読むこととジャンプ立ち読みすることにどれくらい差があるんだろうか?

漫画村が違法になったら雑誌立ち読み可能にしているコンビニ違法なんだろうか。

念の為に言っておくけど自分漫画村利用したことはないよ

2018-01-19

anond:20180119151141

慣れるって人と、どんだけ場数分でも慣れないからこう対策してるって人がいる。

プレゼンテーションの本でその具体策を書いてるのとかあるので、立ち読みでもいいからチェックしてみてちょ。

2018-01-18

もう大学通う理由学歴のためだけになった

学歴もそこまで凄いわけじゃない。大した人間じゃないんなら、何の指標にもならない。 単位いからとりあえず授業出て講義も聞かずうわの空で、時間をドブに捨ててる気になる。

じゃあその時間があれば、君は何かできるのか? 何もできない、たまに嫌になって授業サボるけど図書館映画見るか本屋立ち読みしてるだけ。

周りに合わせて就職は出来るかもしれないが、たいした仕事はできる気がしない。

2018-01-07

イニシャルDの作者の新作

レース漫画コンビニ立ち読みしてみたら、絵がすごい劣化していてびっくりした。

この前、高橋留美子漫画をみたときもヘタクソになっていてびっくりした。

人物の書き方が記号的になって、不気味の谷感があるっていうか。

絶対可憐チルドレンの人とか、あさりよしとおとか、今風に変化して劣化してるとか思わせないベテランもいるんだけどなあ。

違法漫画サイト対策が盛り上がってるがコンビニ立ち読みについても考えるべき

違法漫画サイトよりもカジュアルに、多くの人がジャンプマガジンコンビニ立ち読みしている。

恥ずかしながら私もそのうちの一人だ。

コンビニ出版社も「客寄せのため」とか「雑誌単行本のショーケース」みたいな理屈でなんとなーく容認しているし、実際にそういう効果もあると思う。

ただ、やはり心苦しいことに変わりはない。

さらに、最近コンビニ雑誌冷遇するようになっている。

立ち読みができなくなったら、もちろん「じゃあ買おう」ではなく、「じゃあ読まなくていいや」になるのは目に見えている。

出版社には新たな「ショーケース」を早急に準備してほしい。

そこで提案するのが「定額制の週刊漫画誌読み放題サービス」だ。

最近では、漫画雑誌電子書籍配信されているが、やはり読み捨てには向かないし、ジャンプなんか独自プラットホームでやっている始末。

これでは容易に手が出せない。

最新号しか読めなくてもいいので、統一プラットホームジャンプマガジンサンデーチャンピオンが揃っているなら、個人的には月額1000円までは出せる。

割増料金でヤンジャンヤンマガあたりの青年誌も読めるならさらに嬉しい。

定額の漫画雑誌サービスというと、ほぼ唯一の存在としてカドカワマガジンWALKERがあるが、あんな感じでお願いしたい。

集英社講談社小学館秋田書店……企業の壁、グループの壁を越えて連携するときは今だと思う。

2018-01-06

anond:20180106200407

俺もそう思うな違法DL立ち読みだけで済ます人は元々買わないし

タダ読みできなくなったらまた別のタダで済ませられる何かを探すだろう

読む権利が無い奴に読ませるなってだけの話で

そういう奴らが金を払うような方策を考える必要は無いだろう

2017-12-27

有料記事文句言ってる奴

立ち読みして袋とじが見れない!!とかブチギレてるようなもん

どうなんだと思う本のレビュー

「既に知っていることしか書かれていなかった」

その分野の知識がそれなりにあるはずなのに、そういう本だと購入前に見定めることが何故できないのか。


「別の本を読んで気分が悪くなっていたことが、この本で否定されていて安心した」

安易安心していいのか。信じたいものを信じてる的なやつではないのか。


「買う価値ない。立ち読みで十分」

きょうび立ち読みって、結構コスト高くないか

岡田准一結婚

ムッチャ嬉しい、おめでとうございます!!

彼のニュースほとんど何も追ってなかったんだけど今たまたま目に入ったブログで知った。20年前くらいまでファンだった。当時小学生だった。なんかすごい勢いで色々思い出しまくってノスタルジーがすごいのでとりあえず書き散らかすことにした

学校へ行こう」が全盛期で屋上から告白するやつとかが流行っていた(あれに出演した人は黒歴史になってるだろう)。深夜番組V6の素とかマッハブイロクとかお笑いV6病棟とかを親に隠れてVHSに録画して超早起きして証拠隠してこっそり見たりしてたのを今すごく思い出した。多分そのVHSの山がまだ押入れのどこかに眠っているだろう。はめっちんぐ准一とかクソやばかった。あとイノッチ岡田ゆずパクリユニット・・・かぼす」?忘れた。

岡田くんと結婚したいと思って芸能プロダクション就職などを考えていた、マネージャーになるには?結婚できる確率は?年齢差ありまくるけど大丈夫かな?10年以内ならいけるか?とか今考えれば相当痛い。でも小学生なんてそんなもんである。本気すぎて誰にも言ってなかった。そういえばレッチリが好きになったのは彼が雑誌ラジオで押してたからだし(Californication; "scar tissue" が一番好きだと言ってラジオで流してたのを今だに覚えている)、ハリポタ1巻を読み始めたのも彼が読んだと言ってたからだった(まだ日本で爆売れする前だったので本屋に行っても置いてなくて取り寄せてもらったのを覚えている)そのおかげで超ハリポタハマって続刊の日本語訳が待ちきれず原本に手を伸ばし英語めっちゃ上達した。ありがとう岡田くん。

そして「オヤジぃ。」まで見たところで親にさりげなく岡田准一好きすぎるのがバレて(今思えば日記でも読まれたのかなあ)ものすごく恥ずかしくてそれ以降追いかけるのをやめてしまった。木更津キャッツアイが始まって姉と母が見だしたらもうクソ恥ずかしすぎてテレビの前から逃げてしまった。あとは木更津キャッツアイのあとかなり性格が垢抜けた気がした;それ以前は時々鬱々としたところがあってそれが好きだったんだが笑、そのあとはもっと前に出るのをあまり厭わなくなったように見えた。でもその後彼の活躍は追いかけていない(自分海外に来たし日本テレビそもそも見ていない)

その後いつか雑誌かなんかで立ち読みした時に、彼はジャニーズアイドル業についてすごく悩んでて、いつかやめて教師になろうかと考えていたが、木更津キャッツアイをやって俳優業の面白さに気づいて、そこから本格的に仕事頑張ろうと思ったみたいなことを読んだ。私が好きだったのはやはり憂鬱岡田准一だったんだなと、なんか腑に落ちるというか。ていうか10代後半だもんな。それにしてはすごい立派であった。私は今30にして完全に道に迷っている。人生は難しい。

その後大河ドラマの主演とかもしたようだし、俳優業を追い求めているのだろうし!宮崎あおいという素晴らし(そう)な人と結婚すると聞いて!!ああ!!説明できないが心から嬉しい。勝手に。ちなみに彼女大河ドラマは見た。年齢もそう変わらんのに立派すぎると思う。人前に立つこと批判に晒されることは恐ろしいことではある。それが職業はいえ。今は誰もがネットをやる時代俳優アイドル業はますます難しくなって来ているだろう。ここ数年でいろんな映画を見て俳優インタビューを読み漁ってるけど James McAvoy や Tom Hiddleston や Michael Fassbender や Sebastian Stan やJennifer Lawrence や Martin Freeman や Benedict Cumberbatch (ミーハーがバレる)読む人全員がそのインタビューで fame との付き合い方とその難しさについて述べている。まあ英語圏俳優ともなればファンは全世界に広がるだろうからまた規模も違うのだろうが

という全く別の話になったが、話を戻せば:彼も色々言われたり言われなかったりするのだろうが、まあ、でもそれには慣れっこなのかもしれないが!一体自分が何を言ってるのかわからなくなって来たが、まあとにかく、おめでとうございました!!!

2017-12-22

そういやこないだブコフ児童書コーナーで果てしない物語ハードカバー版があって、ぱらぱらめくったらもう本自体が仕掛けになってて、ほえ~こんなすごかったっけ~と思った

虹色ほたるを全部立ち読みして帰った

面白くなかったから果てしない物語よんどけばよかったと思った

2017-12-11

月蝕歌劇団をまた観に行った記録

なんか、ひょんなことから月蝕歌劇団(という小劇団が都内にあると思ってほしい)の公演を見に行って、それ以来なんか芝居づいている。

これまで演劇なんてぜんぜん興味がなかったのに。

いくつか劇場に足を運んだところで、もう1回くらい観ればもっと色々と見えてくるものがあるかと思い、また月蝕歌劇団に足を運んでみた。

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演目は『ねじ式・紅い花』と『盲人書簡−上海篇』の2本立て連続公演

(前回の観劇の記録は

https://anond.hatelabo.jp/20170925212923 

 を参照のこと)

ということで、自分のログを兼ねて、また観劇記を残しておくことにする。

御用とお急ぎでない方は、しばしお付き合いを。

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ただし。

自分は舞台観劇についてはとことん素人なんで、これから書くのは、通りすがりの素人が見た印象批評くらいのつもりで、紹介文としての情報は期待しないでほしい。

(というか印象批評というワード小林秀雄みたいで偉そうだな。ほんとに感想文くらいの感じで、ひとつ

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■全体として

歴史の長い劇団というのは知っていたけれど、今回は公演100回記念とのこと。

で、旗揚げ時代からのライバル劇団その他のビッグネームが集結した大プレミアム公演だったらしい。

普段は若い女性主体の “少女歌劇団” っていう感じの劇団なんだけど、今回はキャストの年齢が大はばに高めだった。

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ちょっと変わった構成をしていて、1つのシーズンというか公演期間を前後に分けて、2種類の演目を上演する。

さらに各演目について前座というか露払いというか、出演キャストの歌唱ショー、寸劇、詩の朗読その他をまとめたパフォーマンスとして “詩劇ライブ” というのがある。

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なので、フルで鑑賞すると1シーズンで合計4演目。

これを多いと思うか、アリだと思うか。

いろんな作品世界が見られてオトクだとも言えるし。

リハーサルシナリオ練り込み等々のリソースは分散されるから内容的に落ちるものになるかもしれないし。

自分が見たところ、器用な高能力キャストと、まぁそうでもないキャストでうまく仕事を振り分けて、不満を感じさせない作りにしている感じだった。

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順番に見ていってみると。

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■前半の前座『詩劇ライブ メメクラゲ』(11月19日

先に不満点を言わせてもらうと。

演目『老人と子供のポルカ』の歌唱。

左卜前役のベテランキャストカンペ片手に左右のキャスト(岬花音菜、慶徳優菜)を振り回して大暴れ。

休みなく次の曲『本牧メルヘン』が始まり、そのまま岬花音菜がマイクを握るが、息の上がった彼女にはキーが低すぎた。

おかげで貴重な戦力(岬)を空費。

トリの白永歩美キッチリと『バフォメット(と、あとなにか悪魔がもう一柱)の歌』(詳細不明)で締めてくれたのが、せめてもの救い。

それにしても、あの大狼藉は、ハプニングプロットか。

ハプニングなら再発防止策を取ってほしいし、プロットなら、申し訳ない、あれに快哉を送るハイなセンスは自分は持ち合わせていない。

しかし。

詩劇ライブというのがファンミーティング同窓会だというのなら。

いとしの大スターがいつにないハジケっぷりを開陳したほうがファンサービスとしてのお値打ち感は高いのかもしれない。

と、思って周囲を見回してみると、自分と同じか、あるいはさらに年配の観客がホクホク顔で舞台を見守っている。

ハテ、招カレザル客ハ自分ノホウデアッタカ。

うん、わかった。

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■後半の前座『詩劇ライブ 暗黒少年探偵団』

詩劇三傑(←たったいま自分が決めた。はるのうらこ、岬花音菜、そして白永歩美の3人)のパフォーマンスたっぷり見られたので実に良し。

はるの嬢は前回と同じギター伴奏かと思ったら、ギターからキーだけもらって、ほぼ独唱。それでいてピッチは正確、ハイノートも申し分なく出ていたし、なんというか、 “このヒト、ひょっとして劇団の隠れた屋台骨なのではないか?” という予感がさらに強まる。

(↑それは本編でガツンと証明されるんだけど)

なぜ合唱のときは控え(それはもう、あからさまな控え)にまわるんだろう?

リハーサルの負荷をソロに集中させるためか。

岬花音菜はカッパの舞。そして小阪知子を舞台に引き出してカッパの相撲。

あいかわらず、この人は歌って動いてが実に良い。

そしてトリは白永歩美

朗読、歌唱と大活躍。

いつ見ても、この人は安定しているなぁ。

はかなげで、あやうげで、その状態のままガッチリ安定しているという不思議キャラクター

そういえば『Those ware the days』に日本語歌詞をつけたものを歌ってたんだけど、受付で立ち読みしたセットリストにそんなのなかったぞ、と思って調べてみたら、『悲しき天使』なんていう日本語版があったのね。

知らなかった。

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さて本編。

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■前半の本編『ねじ式・紅い花』

つげ義春の原作、『ねじ式』『紅い花』『女忍』『沼』『狂人屋敷の謎』をまとめて1つのストーリーにしてある。

実を言うと、前回の公演を見たあとに、某氏から、

「なに、月蝕歌劇団が面白かったって? それじゃアレだ。主催の高取英のアレ読んどけアレ」

といって勧められたのが、『聖ミカエラ学園漂流記』(小説版と戯曲版)。

前回の公演を観たときに、

「この人の持ち味は “奔放に見えて実は緻密な複数世界のマッシュアップ” だろうな」

と感じていたのが、この本で確信に変わったのだけど。

原作が2作品や3作品なら、例えば2つの世界の登場人物呉越同舟で共闘する、みたいな展開もあり得るけど、さすがに5作品同時となるとメドレー形式にならざるを得ない、という感じ。

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さて、もう1つ、高取氏の特長と思ったのが、ストーリーに必ずクライマックスを用意する、という点で。

(それが、エンターテイナーとしての氏の本性によるものか、それとも “客にはなんとしてもカタルシスを持ち帰ってもらわないと次につながらない” という興行師としての冷徹な計算によるものか、そこまではわからない)

それが、つげ義春の茫漠としたアンチクライマックスな世界とどう折り合いをつけるのか、そこに興味があったんだけど。

これが『紅い花』を中心に最小限の改変を加えただけで、見事に全ての原作が一斉に収束に向かうオチといえるオチになっているのは、さすが。

最後にはねじ式青年が『パーマー・エルドリッチの3つの聖痕』(P. K. ディック)みたいに無限増殖するあたりの幻想テイストが高取氏らしい。

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あと、前回公演みたいな「身捨つるほどの祖国はありや」的な大きな主題は今回は抑制されている。

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助成金云々の楽屋落ちは生臭いので忘れたことにする。

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そして、この劇団特有の時間がゆがむ感覚をまた味わう。

今回は、サヨコの祖父の楽屋オチ的な台詞。

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「最近、嵐山光三郎が書いたんですがね、松尾芭蕉は忍者だったんですよ」

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えーと、嵐山光三郎の “芭蕉忍者説” は2000年代なんですが。

高取氏の作品世界が戦前、戦後、昭和30年代、1960年代1980年代みたいに複数の時代を放浪するように、劇団自体も、60年代80年代、そして2000年代の全ての時代に存在しながら、どの時代にも存在しないような不思議立ち位置

それが、この劇団の持ち味でもあり。

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あ、あと、狐舞の意味がやっとわかった。

なんのことはない、 “ここから現実感見当識がゆるんで、心象風景と象徴劇が始まりますよ” という演出効果だ。

多色発光LEDを掲げた葬列も、夜光塗料の試験管をもった少女たちも、おそらく同じ。

少女漫画で「なんでクライマックスに花びらが飛び回ってるの?」とか訊かないでしょ? アレと同じだ。

そういえば、最近の子供は漫符(怒りの青筋とか緊張の汗とか)がわからないケースが多いらしい。

つまり自分は月蝕の鑑賞において子供だったわけだ。

というあたりで。

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そして、問題の↓

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■後半の本編『盲人書簡−上海篇−』

あー、うん。

むかし『草迷宮』(寺山修司)を観て途方に暮れたことを思い出した。

あるいは、さらにむかし『原始人』(チャーリー・ミンガス)を聴きながら、

「これは良い音楽なんだ、良い音楽なんだ、みんながそう言ってるから良い音楽なんだ」

と歯を食いしばっていたことを思い出した。

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はっきりしたこと。

自分に “前衛” を受け止める感受性はない。

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それでも、なんとか受容を試みてみる。

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(1)1930年代の第二次国共合作を背景にした不穏で混沌とした上海共同租界。

(2)明智小五郎小林少年という、戦前・戦後の言ってみれば “陽のヒーロー” をどす黒く改変したキャラクターと、堕落した母親としての小林少年の母。

(3)白痴の少年と娼窟の姉妹がからむ、不快にユーモラスな人物群。

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この3つの人物群を主なストーリーラインとして、失明した小林少年を中心に “目明きと盲(めしい)、世界が見えているのはどちらか” という問いを主題として話はすすむ(ように見える)んだけど。

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途中、影を喪失した少女、みたいな挿入話をはさみながら、ひたすらグロテスクストーリーとも言えないストーリーの断片が続く。

クライマックス小林少年と恋人(?)のマサ子の再開を中心にしながら、全てが虚構の中の虚構、悪夢の中の悪夢、という入れ子の構造をあからさまにするところで、唐突に終わる。

最後の最後には第四の壁も突破して現実のキャストの名前まで出てくる。

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うーむ、書いておいてなんだが、なんの説明にもなっていない。

ねぇ、寺山修司って、ホント70年代80年代青少年カリスマだったの?

(今度、『書を捨てよ云々』でも読んでみるか……)

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可能性としては、今どきの若者がP. K. ディックやら筒井康隆やら読み慣れてるせいで、 “崩壊する現実” やら “虚構の中の虚構” を普通においしく摂取しているのに対して、当時はその種の超現実的な幻想悪夢ワールドが知的にトガった青年だけの愉悦であったとか。

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ま、さておき。

これ以上はどうにも言いようがない。

自分にとって確かなことは。

高取氏オリジナルの作品、脚色作品のうほうがずっと面白い

ということ。

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さて。

キャスト、演出その他については、以下の通り。

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白永歩美

女忍コジカの息子、宗近と小林少年を好演。

このヒトが、登場するだけで舞台が猟奇的ビザールな空気になるような、言ってみれば “嶋田久作” 的な怪優でありながら、それでいて結構な美人サンである、というのは劇団にとって大きなアドバンテージなんじゃなかろうか。

劇団のカラーを一人で体現しているような。

ビジュアル、演技、歌唱、トップの名称は伊達じゃない、って感じ。

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というか。

実のところ、トップというネーミング自体はどうでもいい。

それがプリマドンナでもソリストでもエースでも四番でも同じことで。

その種の人に求められるのは才能でも鍛錬でも、ましてやプロデューサーディレクターの寵愛でもなく。

それは「いつ、いかなるときでも、自分が前に出ていってなんとかする」という思考形態だと思う。

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例えば才能、というか生まれつきの資質なら。

前回の公演には高畑亜美という彼女に負けず劣らずのビザール美人さんがいた。

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例えば技能なら。

前回の公演で、白川沙夜というキャストは、ストーリーテラーコメディリリーフ、仇役という3つの仕事を3本の腕で同時につかんでブンブン振り回して大暴れしていた。

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でも、彼女たちは今回はいない。事情は知らない。

いっぽうトップには「事情により今回は出演しません」という選択が無い。

脚光も浴びる、注目もされる、そのかわり劇団の出来が悪ければ矢オモテ、火ダルマ、槍ブスマと。

群像劇主体の劇団で、ある程度は負荷が分散するにせよ、あの細っそい体にかかっている重責を想像すると、なんというか、なんというか。

長くなった。

ともあれ、健康にお気をつけて。

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■川合瑞恵

前回までは “作りようによっては、いかめしく見える” ビジュアルを活かしたワンポイント役だったのが、今回は『女忍』パートのキーとなる女忍コジカに大抜擢。

これが大根だったら目もあてられないところを、実に器用に演じきってしまった。

本職はモデルさんだと思ってたんだけど。違うの?

芸能関係って器用な人が多いのよね。

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■岬花音菜

演技はさておき、まずは狐舞。

今見ているのがカラダのオモテなのかウラなのか、腕なのか脚なのか分からなくなってくる超絶変態空間機動がひっさびさに大炸裂!!

これだ! これが観たかった!

いや、じつは、このところモヤモヤしていた。

「いや、たしかに踊りも歌も演技も良いけど、ここまで追っかけるほどか?」

でも、たしかに思いちがいじゃなかった。

ほんのちょっと前のことなのに、忘れかけていた。

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そこには、たしかに岬花音菜がいた。

およそ2ヶ月前、片目の猫の舞で自分の脳味噌をブチ抜いた岬花音菜が。

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ちなみに。

あとから取材を試みたところ。

あの一連の動きは、ボランティアアルバイト?)のダンス教室で子供たちに最初のウケを取るために編み出した動物踊りがオリジナルだとのこと。

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するとなにか。

自分の鑑賞眼は子供レベルか。

まあいいけど。

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というか、彼女の狐舞に視線をもぎ取られ、ねじ式青年と女医のベッドシーンの大半を見逃していたことに、劇場を出てから気がついた。誠に申し訳ない。

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さて。

キャストとしては『紅い花』パートのシンデンのマサジ、『盲人書簡』で白痴の少年を担当。

この演技、周囲の評価はウナギ昇りだろう。

じっさいTwitterを中心にネットを見ると、彼女と慶徳優菜の評価はウナギ昇っている。

ただ。

自分としては評価は保留としたい。

なぜって?

あまりに、あまりにもハマり役すぎて、いま見ているのがキャラクターなのか、それともキャスト本人なのか、観劇素人の自分には判然としないから。

(これ、自分の中では笠智衆と同じ位置づけだ)

大竹しのぶアニーを演じたり、同じ劇団でいえば白永歩美ピーターパンを演るのとは、意味が違う。

『紅い花』ではプレ思春期の少年のいら立ちを、『盲人書簡』ではスケベなアホの子を、と、いろいろ打ち出しているのは分かる。

分かるけど、いずれも、まずは本人あっての効果であって。

このあと彼女は “月蝕きっての永遠の少年役” として存在感を増していくのだろうか。

それもアリだと思うけど。

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■慶徳優菜

『紅い花』キクチサヨコ役。

昭和の山村、思春期の少年の心に思い描くマドンナ

うん。もうずばり田舎のマドンナそのもの

だけど彼女の評価も保留。

理由は岬花音菜と同じで本人そのものだから。

その意味では、娼窟の妹と小林少年の想い人のほうが、本人のポテンシャルがよく分かる気がする。

そっちの方はというと、うん、悪くない。

ただ、これは自分の思い込みかもしれないけど。

なんというか彼女は “月蝕、次世代プリマドンナ育成枠” というのに完全に入っている気がする。

この直感が正しければ、それはおそらく本人の十分な資質と劇団の目算があってのことだろうけど。

なんかモヤっとする。ほかの新人も若手も、ひとしく頑張っている(ように見える)のに。

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はるのうらこ

なんというか、詩劇ライブのときは “ひかえめな、でもシャレのわかるおねーさん” というオモムキの彼女。

キーとなる配役のキャスティングが多いから、信頼の厚いキャストなんだろうな、という以上の認識はなかったんだけど。

(そしてそれは、ねじ式青年という大役を見ても動かなかったんだけど)

これが。

『盲人書簡』娼窟姉妹の姉役。実にすごい。

あのフワっとしたキャラが、女の嫌なところを全部集めて煮詰めたようなキャラクターに大変身。

慶徳優菜をサポートに娼窟パートカラーというか空気を完全に支配していた。

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あと、些細なことだけど。

キーアイテムとなるタバコチャイナドレスに入れ忘れたか、取り出せなくなったか。

取り出そうと悪戦苦闘して2秒。

見切りをつけてアタマの中でプロットを切り替えるのにコンマ2秒。

架空のタバコをふかして場面転換の決め台詞につなげるまでの時間の空費がわずか2.2秒。

はるの氏にとっては迷惑な賞賛かもしれないけど、ここの所作の切れ味に地味に鳥肌が立った。

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■宍倉暁子

彼女が登場すると、そこだけ別の照明があたってるようだった。

さらに今回の千本桜ホールより少し大きめの劇場向けにチューニングされた、よく通る発声。

今回集結した “夢のベテラン勢” の中では、彼女が出色だった。

彼女だけは気になって調べたら、舞台を中心にTV、映画と活躍の現役大ベテラン

たしかに分かる。

自分の外見と所作が人にどう見えるか、何十年にもわたって掘り下げていないと、ああは行かないと思う。

『紅い花』では漂泊の釣り人。すこし困り顔の茫漠とした旅客でありながら、マサジのカウンターパートとして要所を締める。

『盲人書簡』では軍人と密通する小林少年の母として、実に汚ならしい堕落した母親像を体現。

教科書的に言えば寺山修司の作品世界に通底するコンプレックスというかオブセッションというか、ともかく “その部分” を実に彼女一人で背負って担当していた。

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大久保千代太夫

今回最高の当たり役の一人。

犬丸は尾張織田と敵対している設定だけど、人物造形はおそらく美濃のマムシこと斎藤道三ベースだと思われ。

自分に襲いかかった刺客を手籠めにして側室にする一代の梟雄らしい悪太郎ぶりと、戦国武将の透徹した死生観が、もう全身からみなぎっていた。

『盲人書簡』の方は。

うーん、自分の中では “生ける舞台装置” としての黒い苦力(クーリー)の集団は、なんというか、全員が均質な筋肉質の没個性の集団だったんで、あの巨躯が逆にマイナスにはたらいた気がする。

こればっかりは、いたしかたなし。

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■小阪知子

影の殊勲者にして功労者

前説とカッパ相撲のときから(自分の見立てでは)この人は切れ者だろうな、と思ってたんだけど、今では確信に近い。

馬鹿をやる、それもビビッドに馬鹿をやれる人間は、なんというか、切れる。これは自分の持論。

自分が見るかぎりでは、月蝕歌劇団キャストベテラン高位職者(?)には2つのカテゴリがあって。

1つは白永歩美、岬花音菜のように “スタア” 役を仰せつかってスポットライトを浴びる職種。

もう1つは、前回公演の鈴乃月葉や今回の彼女のように “ひとり10役をこなしてストーリーラインを維持する” という重責の担当者

月蝕歌劇団は後者の高能力キャストがいないと成立しない。

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■若松真夢

薄い眉、暗く沈んだ眼。白永歩美が陽のビザールだとしたら、彼女は陰のビザール美人。

もっといろんなキャストで見てみたいと思った。できれば和装で。

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城之崎リアン

詩劇ライブのみに登場。OGか。

男装の貴公子然とした男装の貴公子。うん、貴公子

そりゃ、男女問わず固定ファンガッツリと付いたことは想像にかたくない。

問題は、貴公子以外にどんなキャストをやっていたのか、想像がしにくいことで。

もっと昔から見ていなかったことがくやまれる。

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■登利忌理生

前回の中村ナツ子に続き、今回の「なにものだ! このひと!」ワクに期待のダークホースが登場。

自分は茶髪に偏見があるようで、「えっとぉ、学校卒業の記念にぃ、オーディション受けちゃいましたー!」みたいなハスッパな外見と、そこから飛び出す恐ろしい長セリフと演技巧者ぶりのギャップに舌を巻いた。

本当に何者だ! と思って調べてみたけれど、月蝕以前の芸歴がまったく引っかからない。

あれか。学生演劇出身か。

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■音無ねむ

今は、まだ大部屋女優といった立ち位置

(たぶん。自分が調べた限りでは、まだ無名)

何者でもない。

何者にも、まだなっていない。

だけど、あの男に引けを取らない長身とキリっとしたマスクには、絶対に活きる使いみちがあるはず。

実際、『盲人書簡』の “新聞朗読笑い男” には何とも言えない味があった。

キャスティングの認識、間違ってないよね?)

陵南の田岡監督ふうにいえば、「体力や技術を身につけさせることはできる。だが、彼女をでかくすることはできない。立派な才能だ」ということ。

まずは、その長身を恥じるような猫背をやめて、胸郭を開いてまっすぐ立つところから、カンバレ!!

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J・A・シーザー(と音響)

ふむ。ふむふむ。

エンディング、こんな感じかにゃ? 間違ってるかもだけど。

(いま手元にGarage Bandしか無いんで大変)

.

Bm....................BmM7(←Daugかも)

寺 の 坊 ん さ ん 根 性 が 悪 い

.

Bm.............Bm........F#m..GM7

守 り 子 い な し て 門 し め る

.

F#m.........Bm........F#m......Bm.E

ど し た い こ り ゃ き こ え た (か)

.

(間奏2+4小節)

E.................Bm.......Bm.......Bm.......Bm

+--------+--------+--------+--------+--------+--------+

.

Bm.......D/A...GM7..........Bm.D/A..E..

守 り が 憎 い と て 破 れ 傘 き せ て

.

Bm.......D.....GM7.......Fm#......GM7

か わ い が る 子 に 雨 や か か る

.

Fm#.........GM7.......Fm#......GM7

ど し た い こ り ゃ き こ え た か

.

(間奏4小節)(以下同じ)

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※各コーラスの7、8小節目のメロディが元の民謡と違う。

 メジャーセブンに合わせて変えたか。

※地味に1コーラス目と2コーラス目以降でコード進行が違う。

 採譜するまで気が付かなった。

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えー、日本のニロ抜き音階(いわゆる田舎節)で作られた民謡/童謡に、7th、9thがタップリ乗ったモダンコードをあわせて。

さらに、それを流行りのリズムパターンに乗せると、こう、実にカッコいいニューエイジワールドミュージックになるのは皆さんご存知のとおり。

(今回はハードロックリズムビート

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こういう音楽はみんな大好き。ボクも大好き!

この種の音楽の嚆矢は自分が知る限りYMO(実質、坂本龍一)で、80年代ではあるけど、このスタイルが「教授(坂本)のパクリじゃ〜ん!」と言われなくなったのはEnigmaやDeep Forrestが日本でワサワサ紹介されて一般化した90年代のような感じがしていて。

(“姫神せんせいしょん” や喜多郎については、当時ノーマークだった自分に語る資格はない)

問題は、J・A・シーザー氏が、何故この時期にこの種のスタイルをぶつけてきたか、だ。

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  • ここで急遽訂正!!-------

本公演エンディングの『竹田の子守歌』はJ・A・シーザー氏の手になるものではないとの指摘がありました。

お詫びして、訂正します。

以下、上記の誤りを前提にした言及をカットします。

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でも、今回のエンディングが実にイイ感じだったことは確かで、これからもこの路線はアリなんじゃないか、と思った次第。

うん、自分に言えるのはそれだけ。

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最後に音響について。

なんか、今回の殺陣は斬撃の効果音タイミングがやたらと良かった。

何か条件が変わったんだろうか。

ただ、いつもながら思うのは、客席一番奥にコントロールブースを置かないで、それでもあのレベルの音響を維持できているのは、それ自体が奇跡に近いことだ。

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プロップ大道具の印象は前回と同じ。

ただ、生きている動物の仕込みはさぞかし苦労しただろうな、と。

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んー、今回の月蝕歌劇団はこんな感じでした。

全体としてどうなのかって?

うん、良いところもあれば、首をかしげるところもある。

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まずは。

自分はもともと聖子ちゃんキョンキョンのころから、それほどアイドルが好きではないので、フレッシュキャストライブ感、というのにはそれほど重きをおかない。

なので、(おそらくは)キャストのものに入れ込んでほしい、という劇団の方針には同意しかねる。

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しかしながら。

高取英氏の作品世界。これにはどーしても、どーしても不思議な引力を感じでしまう。

結果として、スケジュールが合って演目の印象が良ければ、これからも足を運ぶような、そんな感じがしている。

というあたりで。

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また機会があれば。

2017-12-05

anond:20171204213513

実は増田さんのお友達って「間抜け」系が多い?

それと、自分も待てるし、相手ちょっとくらい待ってもいいでしょ と思ってる人いる。

まっても待たされてもアレなので、立ち読みできる書店で待ち合わせるのだ!

2017-12-02

anond:20171202223307

コンビニ本棚って絶対通りの側にあって、立ち読みしてる人が外から見えるから、何か安心して入ろって気になる。

エロ本個人情報ぬきで返るから(監視カメラとかあるけど)、必要な人には必要なんだなって、最近むちゃくちゃ切実に思う。

2017-11-30

anond:20171130102842

あ〜知ったかぶりどころか常識すら無いのにいっちょ噛みするところ、急な決めつけから自説への展開、変な口調がたしか青二才くさい

つっこみどころがありすぎるが何よりも、

もとから大人立ち読みできねえだろ!いい加減にしろ

リベラルは「ゾーニング戦士」だなww

オタクが「表現の自由戦士」と笑われているけど、リベラルゾーニングを推進しすぎて大概だわ。




表現の自由も、ゾーニングも、それ自体はすばらしい理念だよ?

でも、原理主義みたいにそれを推進したら、うまくいくはずない。


例えば最近話題コンビニエロ本問題だって、すでにゾーニング実施されている。

そういう本は店の片隅に置かれていて、子供立ち読み・購入を禁止されているが、これはゾーニングの一つの形態である

子供たちはそういう卑猥な本を軽蔑するようになるし、それを買っているエロオヤジのことも軽蔑するだろう。

私は撤去しなくても、この現状のゾーニングでちょうどいいと思うけどね。


もし店内でエロ本立ち読みするオッサンが怖いというなら、本をビニールで包んで、大人立ち読みができなくするくらいの対策はしてもいいかもしれない。

ただ、コンビニに陳列してあること自体問題だというのは、私の感覚ではちょっと理解できない。

リベラルが言っている「見たくないものを見ない権利」は、行き過ぎた過激思想ではないか


実際には「どっちでもいい」と考える人たち、または「どちらかというと不快だが許容範囲」くらいの中間派がたくさんいるはずだ。

リベラルはそれに比べると、かなり偏向した立場から権利を訴えている。

そのありさまは、まさしくゾーニング戦士というべきだろう。

2017-11-25

anond:20171125081724

電子書籍派だしビーエルそこまで好きでもないしどうでもよかった

女性向け作家達が有害図書指定初期から反対で大騒ぎしてんのがリツイートされてきて気の毒だなと思ったくらい

でも有害図書指定コンビニエロ本の表紙を隠したり立ち読みできなくなったり子供に売れなくなったり

今回のでコンビニから撤去されたりゾーニング厳しくされるなら

私的には全部規制される方が住みよいなと今回思った

ベルセルクレベルの話に必要エロまで規制が来たら嫌だけど有害図書指定でも結局ほとんど普通漫画に影響与えてないし

2017-11-23

単に売れないからなんじゃないと思ってる

https://anond.hatelabo.jp/20171122003439

最初ミニストップニュース見たときは、まともに対処する価値ないクレームによく取り合ったなーと感じた

基本雑誌コーナーって端にあって近づこうとしなければ目に入ることもないわけだし、子供に見せたくないと言っても、コンビニ対処したところで書店などに行って勝手に見るだろう

ブックオフなどでアダルト系のコーナーで普通に立ち読みしてる小中学生ぽいのをみることもあるくらいだし

子供が―とか言ってるのは自分教育をせず学校任せにして文句だけ言ってる人と同程度に思う

だけど、考えてみたら売れてないか話題になってるときになくしてしまおうって考えたんじゃない?って思った

私は職場東京の有名駅に割と近いところで、昼休み時間潰しにそのときの気分で適当コンビニ立ち読みしてる

30分から1時間程度、昼から夕方にかけて不定期に行く

一般誌だけど、アダルト系も隣りにあるし、周りの人が来たら避けるために周りを気にしてるから本を持って買いに行く人がいたら気付ける方だ

だが自分の知る限りでは買う人は全然いない

ジャンプを買う人ならならたまに見るがアダルト系になると全然

買う人ほんとにいるんだろうかと思って一時期立ち読みしながらレジに持っていく人がいるかを見ていた頃もあるが見たことない

逆に封されてるのに無理矢理上の隙間から見るマナー問題ありそうな人を見たことならある

そういう人が触れてシワがついたような雑誌は買いたい人が少ないだろうし、ただでさえジャンル的に人がいるときに買いづらい商品

田舎と違いほぼ常に人がいるところでは買いづらく買う人は少ないように思う

特に最近通販簡単に買いづらい物を買える時代だし、あえてコンビニで買うメリットはないと思う

さら最近殆どの人がスマホを持っていて、ネットを探せば簡単アダルト系のコンテンツ無料で見れるのにあえてお金を払ってコンビニ雑誌を買う層はほとんどいないんじゃないかと思う

かにしか売れず、ほとんどが処分されるようなら置いておくメリットはないだろうし、ホントはそっちが理由でやめるんじゃないかなーって思った

2017-11-22

雑誌コンビニお荷物になってるという話

が昨日ツイッターのTLで流れていた。

からマンガ立ち読みをしてるけど、昔から読んでた漫画はどんどん終わってあんまり読むのなくなったから、コンビニから雑誌がなくなってもいいかな。

はじめの一歩がおわりそうだし、バキはもういいし、ブリーチナルトは終わってワンピは終わってないけど読まなくなったし。

昔は、立ち読みできなくなったらコンビニなんていかねーよって思ってたけど、最近は遠回りしてスーパーに寄るの面倒で立ち読みなしでもコンビニに行く頻度増えたしな。

そもそもコンビニでの書籍販売

外側から見えるところに本のコーナー作って客がたくさん来てるように見せかけるため

から立ち読み歓迎のコンビニ

集客効果が無ければお払い箱

ミニストップの件の重大さがわかってる?

・追記

コンビニ向け雑誌需要低下、または単なる企業戦略なら、千葉市長が同席しての会見には大いに疑問がある。今回の件はそもそも千葉市長の要請からはじまっている。ミニストップ市場規模の小ささを語る人もいたが、なおさら市長との合同会見」を気にかけてもおかしくないのでは。

エロ本を何がなんでも置けという主張はしていない。子供への有害性、主に女性不快感などの問題もわかる。店舗単位での判断がその解決策に近いと思うが、行政絡みの強行手段のような形は強く疑問なため、そのことを本文に書いた。

エロ本」という呼び方は、今後何が恣意的エロ本扱いされるかわからないという意味を込めて。「どう見てもエロ本だろう」と言われても、これまでは条例などの「公的基準」で違ったのだが(それが絶対に正しいかは置くとして)、その公的基準無視して、恣意的判断が通ってしまった。問題はその点。内容が問題ならそれを改善するのに適正な手順がある。

現にセックス特集をする雑誌セックスシーンの多い漫画エロ本扱いする人も見受けられるし、そういう層は今回の件とかぶりそうに思う。また、お色気シーンのあるジャンプ不快だとして、ついこの間炎上している。その際お色気表現は「成人誌=エロ本」なみの扱いだと拡散されていた。子供立ち読みできるこれらに加え、暴力シーンにも波及するのではと危惧する。

ズリネタ話題でだけ表現の自由勢力が活発になるというコメントもよく見るが、逆に言えばそれだけ多くの人の関心事と捉えられるのでは。オタやジジイ低俗なズリネタには味方しないがその他の表現では公正に戦う、という人に信用があるとも思えない。

・追記終り


ブコメ見ると不快エロ本がなくなって清々した、ミニストップ最高、みたいなコメントあるけどさ。

今回の件って「エロ本じゃないもの不快からという理由だけで売られなくなった」という話でしょ。法的根拠とかどうなってるのかわからないんだけど、ものすごく重大なことだよこれ。だから表現規制反対派は怒ってる。

エロ本じゃない、の意味がわからない人も多いと思うけど、コンビニ規約一般的エロ本本屋暖簾の向こうに配置されるような本を置けない。そもそもエロ本ならそういう措置をとらないと条例違反になる。青少年健全育成条例とかそういうのね。つまりコンビニにあるエロ本類似図書類で、そういう本とは違う扱いの一般的雑誌なのだ

あれがエロじゃないのはおかしいと言いたくなる気持ちもわかるけど、それは出版社都道府県各自治体の判断なのだから仕方ない。ちなみに年齢規制されてるのはコンビニ側の自主規制に過ぎない。他の18禁とは全く違う意味合い

まり、今回の件は法的にエロ本と見なされない雑誌が、手続きすっ飛ばし行政から圧力(と言ってもいいよね)によって撤去されたという話。これすなわち表現規制しかないんだけど、その重大さが伝わってないように思う。

コンビニでそういう本は買わないし、元々不快に思ってたし、という人がいるかも知れないけど、次は規制の矛先がどこに向くのかわからないよ。青年漫画誌や週刊誌だって卑猥表現はあるし、女性誌にだってある。法的根拠なし(に思える形)で、行政からこういう処置が取れるという結果が出てしまったら、この先どうなるかわからない。

健全図書指定されるまでもなく、不快からという理由だけで本を書店から撤去できるようになるかも知れない(人それぞれの見方はどうあれ法的にコンビニ雑誌エロ本じゃないのだから、つまり理屈上はそうなる)

女性コンビニエロ本を見るたび〜という話もあって女性意見も目立つが、じゃあ書店にある女性向けのエロ関係の本はどうなるだろう?

書店だって子供は来るし、書籍とは本来知識を得るためのもの教育であるべきだなんて親も多そうだ。そういう人たちはBLなんて有害もの子供の目につく所に置けてしかも年齢規制なしに買えるなんてとんでもないと文句付けそうだし、女医が教える気持ちいいなんたらなんてのも目くじら立てそうだ。問題なのは、今回の件でこれらの下らない意見に確実に反論しにくくなってるんだよ。

青少年健全な育成に不適切だとして、青少年健全育成条例違反してもいないものをさも有害かのように一般の場から排除してしまったんだから。それを応援してしまったんだから

エロ本排除されたんじゃないよ。エロ本じゃないもの排除されたんだよ。

その意味もっと考えて欲しい。この件でスッキリしたとか言ってる人、あんたらが受け止めてる以上に、これは表現界隈にとって重い出来事なんだよ。

喝采送ってる人、なんでエロ表現規制最前線なのかもうちょっと考えてくれ。あんたらが自由表現を楽しめるかどうかは、実はあんたらにとって不快しょうがないエロというものにかかってるんだよ。

参考

コンビニに置かれるエロ本について

https://anond.hatelabo.jp/20170316003106

イオン、成人誌販売中止 来年1月から全国7千店で - 共同通信 47NEWS

https://this.kiji.is/305663476597523553

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