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はてなキーワード: 時かけとは

2019-02-06

anond:20190205181632

時かけ』と聞いて、毎回『沓掛時次郎』を思い出す奴、どこにもいないよな…

2019-02-04

伝説ラノベビアンカ・オーバースタディ

筒井康隆中学生のころから読んでいたので,嫌いではない。

パプリカとかアニメも好きです。まあ,時かけもね。

あの筒井康隆ラノベを書いていたというので読んでみたのだが,ぶっ飛んだ。

主人公は,高校ウニ生殖研究する生物部員ビアンカ北町だ。

私がお勧めする理由

・数少ない「生物部」を舞台にした小説である

 (しかし,筒井康隆生物部に入ったことはないだろうな)

いとうのいぢイラストかわいい

太田が悪い

 この太田さん,仕事のできない新米編集者イメージしていたのだが,舞城王太郎西尾維新竜騎士07などを発掘した敏腕編集者だそう。

 しかし,うちの大学図書館ビアンカ・オーバースタディを入れたのは誰なんだ?優秀すぎるぞ(笑)

 内容は主に精子についての話です(笑)

2019-01-11

未来のミライゴールデングローブ賞ノミネートされても糞アニメ扱いなのはなあ

一応アカデミー賞ノミネート可能性は高いらしいのでノミネートされたら少しは見直されるのだろうか

あのアニメは小品でありわりと時かけの時に振り返った演出がいいアニメなので大味好きな観客と相性は悪いのは否定しないけど

2018-12-13

https://anond.hatelabo.jp/20181213213732

フルメタコスモス荘、成恵の世界に関しては、放送当時、私が地方民かつ中学生だったこともあってよく分かりません。アニメ積極的に見るようになったのは高校に入ってからでした。

けろろは見ていましたが今風のギャグマンガだと思っていました。

細田時かけは当時観た時には感激しましたが、ハルヒのようなエポックメイキングアニメだとは感じていませんでした。ハルヒより若干後の映画でしたし、ぼくらのウォーゲーム昭和時かけの延長線ぐらいの感覚でした。

anond:20181213211056

あの時期、フルメタとかコスモス荘とか成恵の世界とかケロロとか細田時かけとかあったわけだし、元増の観測範囲が狭いだけでしょ。

2018-08-11

anond:20180811210419

サマーウォーズ地上波で見て時かけを斜め見した程度だから詳しくはないんだけど

批評無理やん

橋本カツヨは好きなのに細田守が嫌い

細田守って基本的想像力とか整合性が(アニメ監督としては)不足してるんだと思う

橋本カツヨ名義のウテナ担当話は全部素晴らしいのに…

サマーウォーズ地上波で見て時かけを斜め見した程度だから詳しくはないんだけど、wikiとか見てるとほぼ生活の中でアイデアを思いついてそこから映画作ってるってあって納得した

ジブリみたいな妙なリアリティがある半分ドキュメンタリーみたいな作りなのに、中身はふわふわしてフィクションなのが気持ち悪いのかも

なぜ世界でウケてるのかさっぱり分からない

ファンの人には悪いけど

2018-07-23

細田守は宮﨑駿の後継者でも高畑勲後継者でもなく、庵野秀明後継者である

未来のミライストーリーを聞いた時、「絶対2人目が産まれたんだろ」と思った。

そのとおりだった。

まり彼のアニメプライベートフィルムであり、アニメエッセイなんだ。

彼は今や自分の外の世界に対して何らテーマや興味を持っていないから、

自分の身に起きた出来事を通してでしかアニメを、いや作品を作れないんだよ。

これは、まさに20年前に庵野秀明エヴァでやっていたことだ。

しかテレビ時代細田守というのは本当にすごくて、

ただテレビは他の人が書いた物語の中での仕事ではあるんだけど、

それに対して細田守自分物語を確固として持っていて、時に元の物語から逸脱すらしていた。

彼のそのクール情念はとても魅力的だったのだが、

ハウルの動く城監督に抜擢され、宮﨑駿の王国たるジブリでズタボロにされて

それまでの人間関係まで失ってしまって、彼は変わってしまった。

その後に手がけたワンピース映画では、ジブリでズタボロになった自分ルフィに重ねて、陰鬱映画を作った。

今思えばあれがアニメエッセイへの目覚めだったのだ。

そしてその後時かけ評価され、彼は宮﨑駿の後継者日テレから背負わされてしまった。

彼は宮﨑駿になるために、テレビ時代情念に蓋を締めた。

観客のために家族愛を説き、オタクのためにケモショタ大好きキャラを演じ、

金持ち共のために芸能人声優を起用し(おジャ魔女原田知世を呼んだ慧眼はもう無い)、家族のために自分脚本を書くようにまでなった。

自分情念を失ってしまたから、日々の家族のことを淡々と題材にせざるを得なくなった。

彼は家では良い父親なのかもしれない。

少なくとも息子に作品の中で殺されてしまった宮﨑駿よりは良い父親なんだろう。

だが彼はだからこそ宮﨑駿に離れない。

自分の闇を自分で塞いでしまうような人間は、バケモノにはなれないのだ。

2018-07-21

大前提細田守監督ショタコンケモナーである

未来のミライレビューネットに次々と挙がっていくので読んでいたのですが、皆さんこの大前提ポロっと抜け落ちているように思います

それゆえに大抵のレビュアーは「細田守が描きたかったものは何なのか」を想定しようとする時に大きなミスを犯します。

細田守が描きたいものなんていつだってつの事です。

ケモノ」と「ショタ」です。

このことは「おおかみこども」「バケモノの子」を見れば明らかでしょう。

しかし、彼は長い間その感情を押し殺していました。

中でも「時をかける少女」においては「ケモノ」や「ショタ」への執着心が完全に押し殺されています

時かけ」において、細田守監督自身の執着を完全に押し殺し、最大公約数的な作品作りにつとめその結果として商業的・文化的成功を収めることになります

その影響により彼は「大衆のための作品作りが出来るアニメ監督」という評価を背負わされることになります

彼が「時かけ」のあとに制作した「サマーウォーズ」という作品に対して、あまり大衆向けであることを目指しすぎていて衆愚政治のような匂いが漂っていると感じたことは無いでしょうか?

同時に「サマーウォーズ」の中では、「時かけ」では押し殺されていたはずの「ショタコン」「ケモナー」という氏の2大性癖スクリーンから見え隠れするシーンが幾度もあります

この頃から細田守作品においては「大衆向けの成功」と「個人的性癖への執着」が熾烈なぶつかりあいを始めます

未来のミライ」を評価するのであれば、この事から絶対に目をそらしてはいけないでしょう。

しろ、そういった2つの相反するようでありながら混ぜ合わせることが完全には不可能でない願望をどうにかして同時に満たし自分他人幸せになれる場所を目指したいという彼の中にある葛藤・願望が強烈に爆発したのが「未来のミライであるという見方をすることがベスト可能性すらもあるわけです。

最後にハッキリ言ってしまいましょう。

未来のミライ」について語っておきながら「ショタコン」「ケモノ」といった要素に触れていない文章は、物事のごく狭い面だけしか見ておらず片手落ちもいい所です。

時かけみたいな青春ものを一周回って楽しめるようになった

腐女子のつづ井さんて漫画があって「恋愛から縁遠い人生おくってきたから男女の恋愛もの見れない」→「全部ファンタジーだと思うことにしたら楽しめるようになった」みたいな話があるんだけど、そんな感じ。

青春 is ファンタジー.

時かけ is ファンタジー.

耳すま is ファンタジー.



実際時かけは「リアル青春自分リアルかわかんないけど多分リアル)」に「SF」を足したことで、自分過去という「現実から多少距離をとって「フィクション」感を楽しめるという私みたいなのにも多少優しめで面白かったです。

でもあれがリアルに思える人は「あの時こうしてればなーとか思うことあるよね」とか「昔仲良かったけど疎遠になった異性いたなー」とか少し切なくなるんやろ!!!!その人が送ってきた人生によって感想が変わるいい映画だよ!!!!悔しい!!!!!!!!

2018-02-20

シュタゲシャーロット好きなんだ

じゃあ、まどマギと鎧武もいけるよね?

スポーツ選手って未来志向過去をあまり顧みないで切り替えてる印象が多いけど、タイムリープもの好きなんだ

時かけもいけるかな

僕「何この展開激アツやん泣けるわ…」 謎の勢力「!」シュバババッ

謎の勢力はいはいお決まりのお涙頂戴展開ですね。狙いすぎの感動ポルノ乙!」

ええやん泣いても。なんなら同じシーン何回見ても泣くわ。時かけ五回見て五回泣いたわ。

なんか感動ポルノって言葉は例によって日本に輸入されたことで悪い方向にガラパゴス化しているよなーって思ったり

2017-10-18

anond:20171017133611

モナアイスであることを阻害するレベルチョコの主役感。

どうでもいいけど、モナカにしろパンしろ、皮がバリバリとしてると食べた時かけらがボロボロこぼれて汚れるから最近チョコモナカジャンボは嫌い。

2017-08-27

アニメ版打ち上げ花火」は本当に駄作だった

岩井俊二ファンで、おそらく監督作は全て見ているはず。ドラマ版「打ち上げ花火」も思い入れ深い。そんな自分が見ても、アニメ版は本当に駄作だった。金返せと言いたい。

いちいちが中途半端。前半はドラマ版に合わせてプールのシーンや打ち上げ花火を巡る議論、なずなと母親揉め事といったシーンを挟んでいて、かと思ったら後半急にありふれたループアニメに変身して、「ナンジャコリャ」でしかなかった。

ドラマ版では、典道がなずなの水着姿を見て股間を気にしたり、鬼のような表情をした母親に引っ張られるなずながすごく難しそうな表情で典道に助けを求めたり、人間的なエグ味を感じるシーンがあるのだけど、それもまろやかに加工され、なんのインパクトもない単なる青春映画になっていた。後半、急に松田聖子の歌を歌い出すシーンに至っては、「はぁ?」でしかなくて。

こんなことするくらいなら、岩井原作なんてぶっちぎって好きにループものアニメを作ればよかったのに、変に尊重したものから、返ってダサい映画になった。「君の名は。」とかぶって損をしている、なんて意見あるけど、「君の名は。」以前に公開されても十分失敗作だよ。

ねらわれた学園」の再アニメ版も以前見たけど、あれよりつまらなかった。自分は未見ながら、「時かけ」のアニメ版評価高いみたいだけど、二匹目のドジョウはいないみたいだね。

2017-06-27

初恋女の子が家の近くに越してきた

最近といってもおそらく2年くらい前から、家の近くに初恋女の子引っ越してきた。

彼女社会人なので、通勤のために実家から通っている。僕の方は取りこぼした単位を拾う為に今期から真面目に1限に出席するようになって、そのおかげで朝の電車が同じになることがたまにある。今までは1限なんかにとてもじゃないけど出席することもなかったから、まさか1限に出ることで同じ電車のしかも同じ車両になることがあるなんて思いもしなかった。

確かに地元は一緒だったし、なんだったらどの辺に住んでいるのかも知っていたから、僕の最寄り駅にも自転車を使えば通えないこともない。彼女大学高田馬場から東西線で一駅のところだったか車両の一番後ろに乗ることを知っていて、僕の方は西武新宿で乗り換えて中央線に乗っているので、一号車に乗る。だから思いもしなかったっていうのはさすがに言いすぎかもしれない。ただ同じ車両になるというのはひどく窮屈だ。緊張しさえする。こちらとしては彼女の姿をこの目に収めておきたいのに、羞恥心邪魔をしてしまう。職場青山にあるというので大江戸線に乗りたいのだろう、彼女中井で降りる気配を感じる。夏目漱石こころiPhoneインストールしているkindleで読み直しているけど、様子が気になって内容がちっとも入ってこない。

こんなことになるなら、引っ越すとしても元の家から徒歩で15分くらいのところじゃなくて、もっとこう"シティ"な感じのところにしてくれたら良かったのに。パパが僕たちの地元を大変お気に召しているのだろうけど、大したもんはココにはない。ジョギング中の夫婦が「ヨーロッパに来たみたい」なんて言っていたのを聞いたことがあるけど、僕は地元に"ヨーロッパらしさ"を感じたことは一度もない。ヨーロッパらしいってしかアフリカっぽいと同じレベル感なのがグッとくる。フランスドイツスイスフィンランドも"ヨーロッパっぽい"のだろうか。

それにしたって彼女は気まずくないのだろうか。もしかしたら彼女の方は全く気にしていないどころか、僕なんかに微塵も興味を感じていないのかもしれないけど、それにしたって不都合だ。朝の通勤時間小説ビジネス本を読むような彼女には東横線か、あるいは田園都市線がお似合いだと思う。青山広告代理店パリッとクリエイティブ仕事をしているのなら、意外と二子玉川武蔵小杉なんかも良いかもしれない。トレンディがある。そんな彼女住まいが閑静なローカル線住宅街で僕の家から走って2分だなんて。


初恋女の子が僕の通っている小学校引っ越してきたのは4年生の時だ。

学芸会の準備で役を決める際に視聴覚室か何かに学年で集まる機会があって、僕はその時三組だったから、二組に転校してきたその子を見かけるのはそれがはじめてのことだった。僕は一目惚れをした。

控えめにいって、ものすごく可愛かった。もしかしたら可愛くないのかもしれないとかそういうことを思うことなんか一切ない。疑いのない可愛さ。とにかくものすごく可愛かったのだ。広末涼子のような清涼感にしかしどこか影のある、もしかしたら深田恭子かもしれないようなミステリアスさ、とまではいかないけど、こう、幸の薄そうな、アンニュイな佇まい。目が合っているようでどこか僕よりも遠くを見ているようなそういう雰囲気のある女の子。きっと心臓に包帯を巻いているに違いない。

そんな少女の横顔を偶然にもあの場で拝んでしまったその日から、僕の好みの女性タイプ確立してしまった。確実に言える。初恋というのは実に恐ろしいものだ。

僕は地元の公立中学に進学することを決めていたし、彼女が日◯研かどこかの塾に通っていてそれで女子中学校受験するというのは友達から聞いていたから、中学に上がったらこの思いも終わってしまうんだなと思っていた。金輪際のお別れになるんだろうなって思った。なんでかわからないけど、また会えることを期待したお別れであったり、悲しさのようなものを感じないまま中学生になった。今思えば、そういう感情が終わってしまうということが当時の僕にはよくわからなかったのだと思う。小学生の頃の僕たちはただ誰が好きだ誰と両思いだとかそういう秘密を"バクリョー会"と名付けたなんだかよくわからないグループでこっそり共有しあって、それでその子廊下ですれ違うたびに肘で突き合うといった交友関係を楽しんでいただけだったのかもしれない。一度も話したことのないにも関わらず、これは初恋なんだって確実に言えるそれは小学校卒業と共にお別れしたかのように見えた。


高校1年生のとき、僕たちの間で前略プロフィール流行った。

僕もその当時ノリノリでプリクラプロフィール写真に設定し、好きな異性のタイプのところに「幸薄い子」って書くくらいにはエンジョイしていた。

今でいうTwitterのようなタイムラインは「リアル」と呼ばれていて、幼稚園同級生だったモデル女の子は「りさのりある」とかいって人気を博していた。

「ぼくのりある」もささやかな人気を誇っていて、"ねっとりとした"自分語りますだおかだ岡田のような芸風がウケて意外にもいろんな人に見てもらえていた。

ゲストブックというのが前略プロフの中の機能にあって、そこに知人がコメントを残すことが出来るようになっている。そのときに現れた nさんが話題になった。彼女は僕のゲストブック=足跡ミルクキャラメルが欲しいと言った。

僕が高校にあまりいかず(行ってなかったことはしらないだろうけど)近くのコンビニバイトをしていたことを彼女は知っていた。

彼女の言うミルクキャラメルがうちのお店にあるかどうかの話を聞かれて、多分あるとかい適当な返信をしていたのを覚えている。そのうちみんなが僕とnさんのやりとりに興味を持つようになって、学校に行くと「あのn ってだれ!?ww」とか言われるようになった。

僕とnさんとのやりとりが130件を越えたあたりで、nさんはバイト先に来た。

僕は度肝を抜いた。まさかこんなことがあるのだろうか。あの女の子だった。

バイト中にも関わらず連絡先をその場で交換した。夜勤のお兄さんと一緒に夕勤に入っていたのだけど、事情説明したら怒られなかった。むしろ茶化された。

そこから僕たちは小学校卒業してから今までの4年弱を埋めるかのようにメールをした。

当時の携帯は文字数制限というのがあり、1万字を越えると入力ができなくなるのだけど、僕たちは文字数いっぱいになるメールを1時間半かけて50~100つのトピックを会話した。

たとえばニコ動面白いとか、彼女御三家クラス女子校に通っていたので、自然とヲタ趣味を持ちやすいのだと思うけど(偏見)、時かけMADがあーだとか、あるいは東京事変だどうだとか、そういう話もした。彼女軽音部で、家にはドラムセットが置いてあって、透明人間コピーしたりしていたらしい。椎名林檎が好きな女の子だった。高校1年生にしては早熟しているという感想がある。


次第に僕達の仲は縮まっていき、バイトから上がって、電話がかかってきて。僕は彼女から気持ちを伝えられた。僕はそれには返事をしないままデートに誘った。





正直にいって、僕は彼女に対して劣等感があった。先程も言ったとおり、羞恥心なのだ彼女は1時間半かかるメールをしながら、僕が必死入力している時間勉強をしていたのだ。大学入学に向けて自主的勉強をしているような子だった。

僕は偏差値が50もない都立高校に進学して、あまつさえ学年ワースト10の人間だったから、そういう天上人の姿を目の当たりにして惨めな思いがした。

勉強なんて、くだらない」

「どうせやったって役にたたない」

学校先生馬鹿に見えて仕方がない」

僕はみんなが僕と同じようにそう思っているに違いないと思っていたから、ボイコットと言えるような授業態度を取ることもあったし、それがきっかけで停学になることもあった。そういう人間なのだ。そういう貧困家庭文化資本の微塵もない人間が彼女のような幸福に溢れる少女と関わるなんてこと、あってよかったのか。

僕は気持ちに応えたかった。けど、自分の無様な境遇を誰よりも理解していたからこそ、彼女気持ちに応えることもなく、返信を止めてしまった。


「あの時いったこと、なかったことにしてください」

これが彼女から送られてきた最期言葉だった。







そういう経緯もあって、高校二年生にあがって、ひょんなことで自分大学進学ができることを知ってから、たまら勉強をしてみたくなった。

早大学院が家の近くにあって、その高校に幼馴染が進学していたこともあって、高校に行っていなかった時はもっぱら学院の子たちと遊ぶようになった。

もう一人、学院にいったバスケ部の友人が僕に言ったことがある。

「ココにはお前みたいなやつがいっぱいいるぞ!」

僕の居場所はきっとこっちなんだろうなって思った。

僕は変に尖っていたから、東大は無理だけど早慶ならやればイケると思っていた。だから学校で受けることになっている模試志望校には早稲田法学部慶應法学部を必ず書いた。当時の僕は文系最難関は法学部だと思っていた。偏差値は30台だった。

僕が勉強に対してひどいコンプレックスを抱えていたのは、進学した環境へのミスマッチもあったけど、それよりも大きかったのはきっと彼女へのコンプレックス勉強に向いていたからだと思っている。僕はそうやってここまでやってきたのだ。

幼馴染いわく、彼女はAO推薦で早稲田国際政治学科に入学したと聞いた。

ものすごくモテるけど、性格が奇抜らしく、恋愛に発展することはそう多くなかったらしい。

彼女は3年生になって、イェール大学に1年間留学した。留学費用は親から借りて、社会人になった今、親に返しているって言っていた。

そして今、外資系広告代理店に努めている。

彼女はきっと大学ケインズハイエク勉強するような感じではなかっただろう。

きっとホロコーストに関心を持って西欧政治史勉強していたのだろう。ハンナ・アーレントのようなそんなイメージがある。"アンシュルス"という響きが彼女形容する。留学ではどんなことを学んだのだろう。

僕の方はどうだっただろう。

見えない格差に悩まされないことはなかったし、この断層をどうにかして上り詰めてやろうと思った。もしかしたら届かなかったかもしれないし、もしかしたら届いたかもしれない。

でも、ある種の上流に来て思った。僕は平面的な世界しか見ていなかった。ここには奥行きがあって、階層が同じになったように見えても、生きる世界が交わることがないのだと。

彼女の生きてきた歴史を僕が覗くことが出来ないことが、たまらない不安となる。彼女の見える世界と僕の見える世界ブラウン管に映るカサブランカと最新液晶で見る君の名はくらい違うに決まっている。


努力というのは貧しいもの必要とされるものであってほしい。

まれた家庭に生まれ、愛され、そうして社会になんの疑問を抱くことなく生きてきたのであれば、どうかそのまま幸せになってほしい。

社会人になって、通勤中にビジネス本を読んだり、コピー勉強をする必要なんてきっとない。いつかきっと、おそらく今も付き合っているであろう彼氏や職場の人と結ばれて、2児の母になって、幸せになっていってほしい。

彼女のそれはエリートに他ならないではないか

彼女政治経済学部に進学したように、僕も政治経済学を学んできた。

彼女広告代理店就職したように、僕も卒業したらネット広告生業とするだろう。

どこかで交わってもよかったはずの世界が、どんなに類似共通する点があっても交わることのないこの世界の片隅で僕はまこと勝手に息苦しさを感じている。



おそらく10月までに引っ越すことになるだろう。

僕が24年間生きてきた思い出深い地元を出た時、僕と彼女を結ぶ共通点がついに無くなる。

それは小学生ときにはわからなかった別れのような感情を僕に芽生えさせるのか。

あるいは僕の眼前を照らす原動力として、ずっとこころのどこかに仕舞われたまま生きていくことになるのだろうか。

国境の南、太陽の西という小説がある。あの主人公気持ちが分かるような気がしてしまう。もし30歳とかそのくらいの年齢になって、島本さんのように現れてしまったら、僕はどうすれば良いのだろう。

一度空いた穴が塞がることはないのだろう。

僕も彼女に穴を空けてしまったこと、もう一度ゆっくり話してみたい。

2017-02-05

君の名は。が賞をどんどん逃す話

すげー面白かった映画だけど、それはそれで当たり前だろ

入れ替わりはもう大林宣彦から続く古典だし

ちょっと震災取り入れたからってそれはハリウッド災害パニック映画と変わらないし

どううまく構成するか、みたいな問題を言うと脚本は穴だらけだし

音楽と合わせて映画構成していくのは、洋画でも邦画でも何十年も前からある

大体そういうのは「面白くても賞で評価はされない」

たとえばそう、「エンド・オブ・ホワイトハウス」って映画はスゲー面白いけど絶対賞はとらないのが分かる。

インド・オブ・ザ・デッド」って映画も凄い人気なんだけど絶対賞はとらないのが分かる。

ゾンビーバー」とか…まぁだから色々賞はもらえないけど面白い映画ってたくさんあるんだ。

なんで「マッドマックス」が評価もきっちりされたかというと、いやちょっとわかんないけどアメリカ人じゃないし。

そこまで振り切っては無いけど、君の名は。もいわばそれ。

評価自分たちだけでしていけばいいんだ。賞とれないことに文句を言う映画では無い。

賞をとるには色々クリアしないといけないことがある。(社会風刺国内情勢、歴史的価値、斬新度、脚本の緻密さなど)

よく音楽漫画であるだろう。評価される演奏方法と、楽しんでもらえる演奏方法は違うって。(これは違和感があるが。)

そういうのを無視して、それでファンが出来て興行収入が凄いんだからそれでいい。

たくさんの人が見たものがどの作品よりも優れているのか?と言うとそれは映画に限らずに「NO」だろうが(風の谷のナウシカは15億にも届いていない。細田版「時かけ」は興行収入2.6億円)

でも誰かの人の心にしっかり残る映画だと思うよ「君の名は。

RADWIMPS最初流行った時に多感だった世代からすれば、凄い感慨深いものがあるねぇ。

この世界の片隅にサイコー!!

2016-09-23

入れ変わった人は実はいなくて

時かけしたら助かって

最後のシーンはドラキュラのシーンと同じ。

2016-09-03

今時の中高生って

ご多分に漏れず「君の名は。」を観た。

感想についてはさんざん語りつくされてるだろうから割愛する。レイトショーにも関わらず中高生カップルが多かった。

正直なところ驚きである自分秒速5センチメートルから新海作品に入り、それ以前・以降の作品も観てきたがここまでヒットすることになるとは。

アニメ好きな人は知ってて当たり前だが一般人には全然、ぐらいの人でしかなかったというのが自分認識である


新海誠もそこまで認知されるようになったのか、とも思ったが劇場で感じた限りではそういったわけではなさそうだった。

ただアニメ映画やってるから行ってみよう、ぐらいの感覚だと。

ここで思ったのは今時の中高生はこの年齢でもアニメを見ることに抵抗感がなくなってきている、ということだ。

自分もまあ、アニメを見るのが好きではあるが10年前学生だった頃(ハルヒ時かけとらドラ辺り)と比べるとアニメ好きなどと公言しようものなら

冷や水をかけられるようなものだったと認識している。

上記の作品ニコニコ動画等が今の(ジブリを除く)アニメを取り巻く環境に火をつけたということだろうが、それでもこの10年でここまで変わるとは思わなかった。



何にせよジブリ以外のオリジナルアニメ映画でもヒットする土壌がいよいよ本格的にできてきたかと思うと嬉しいのである

2016-09-02

http://anond.hatelabo.jp/20160902184107

映像時間は、時かけが1時間44分。君の名はは1時間46分で2分しか変わらないし

1時間3分秒速5センチメートルの方が密度は高かった(熱意が凝縮されてた的な意味で)気はする。主観だけどね。

指摘する通り、そのふわふわした箇所のせいでうまくのめり込めなかったんだと思う。

酒ゴクゴクしてトリップー!とか、なんでそんなに時間差でたの?とかものすごくモヤった…。

君の名は。見てきた

君の名は。見た。

ネタバレはないとおもうですよ。

結論から言うと、見ても見なくてもいい映画だった。毒にも薬にもならないかんじ。

あと個人的には「恋愛映画としては共感できる(感情移入する)フェーズが足りなくて、エンタメ映画としては盛り上がりがいまひとつ足りない」という印象。おびにみじかしたすきになんちゃら。

時かけとかの他の青春エンタメに比べて力強さがないというか、薄い気がする。スパートかけるところで妙にサラーッとしてる。もっと焦らせたりドキドキさせたりして欲しいところで綺麗な映像です〜美しいやろ〜って感じになるから拍子抜け。

Yahoo!映画評価4.6と高いし、友人におすすめされたので見てみたけど、正直真新しさはなかった。

相変わらず美しい背景(パワーアップしてる)と心象映像?はものすごくて結構楽しめるけど、夢中になったりワクワクドキドキする感じはほぼない。若い子ががんばってんなーって感想になる。

あんまり映画見てない人や中高生なら十分楽しめるだろうなーというのもわかる。でも残念ながらこのパターンなんべんも見てるから、うまく乗せてくれないと乗れないんだよアラサーは…。予告編見たときから大体の展開は読めているんだよ…。

ピクサーの、展開がある程度わかっていてもうまく乗せてくれる上、テーマ性も毎度バッチリ脚本演出は凄まじいものがあるなと再確認。あとシンゴジラはそうきたか!って切り口の新しさやパワーがあってワクワクした。

なんで君の名は。あん評価高いんだろ?3/5点くらいでは…。おもしろいけどそれなりの恋愛映画、それなりのエンタメ映画といった雰囲気でした。迷ってる人はBD待ちでいいんじゃないかな…大画面で素晴らしい美術動画が見たい人は行ったほうがよいと思うけど。

生々しく心を動かされたい!って人にとっては微妙なんじゃないかなー。

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