はてなキーワード: 希望小売価格とは
なぜこの話題がこんなに盛り上がるのか考えてみることにする。
世の中には「正しい価格」というものが存在するのでは?という気がする。
「正しい価格」というのはつまり、みんながハッピーになれる価格ということである。
普段ぼくたちはメーカーが商品につけた「希望小売価格」で商品を買っていて、それで満足しているわけなので、「正しい価格」=「希望小売価格」のような気がする。
そうすると、転売というのはここに転売をする人のマージンが乗ってしまい、それだけ値段があがってしまう。
ハッピーな値段で買えないのでぼくたちはイライラするわけである。
転売する人から商品を買った人というのは、とても高い値段で買ったわけではあるが、買った以上その値段で満足しているのである。
そして売った人も、仕入れ値より高く売れたわけだから、満足しているわけである。
つまり、転売がおこなわれているまさにその場所では、売った人も買った人も満足している。
当事者がそれでよいと言っているのに、売買に携わっていないぼくが外野から、「その価格は正しくないですよ!」というのはあまりにもヘンな話である。
買いたくないなら買わなければいいんであって、ひとの買い物にいちゃもんつける権利はぼくにはないのである。
転売問題でよくいわれるのは、「本当に欲しい人に商品が渡らなくなってしまう」という問題である。
1000円で売られているおもちゃが、転売によって5000円に値上がりしたとしよう。それをぼくはのどから手がでるほど欲しいとする。
そうすると、しかたなく値段が下がって転売するひとたちの妙味がなくなるのを待つしかない。非常に腹立たしいのである。
商品を必要としていない転売屋さんに商品が買われてしまい、本当に必要としているぼくに買うチャンスがめぐってこない。
しかしこの問題も冷静に考えてみると、転売屋の向こうには、ぼくと同じようにそのおもちゃを欲しているどこかの誰かがいるのである。
かたやそのおもちゃに1000円を払う気でいるぼくと、5000円を払ってでもいいから手に入れたいとおもっているどこかの誰かさん。
こうしてみると、その人のほうがぼくよりはるかにそのおもちゃを手にいれたいとおもっているはずである。
つまり、「本当に必要としている人」にはきちんとおもちゃが渡っているのである。
むしろ、その「本当に必要としている人」は近所におもちゃ屋さんがない田舎に住んでいるかもしれない。
ずっとずっとほしいと思っていたものの、お店でいけない事情のある人に商品が届く仕組みが、転売という利益を追求する誰かの行為によって実現したともいえるのである。
転売問題でぼくらが腹立たしくおもう根本には、「日本では希望小売価格で販売する」という習慣の存在があるとおもう。
メーカーがこの価格で売りたいですよ、というと、おおむねその価格で小売店は販売するわけである。
そのため、特定の商品が買い占められ、値段が吊り上げられると、その習慣を破壊する行為に感じるわけである。
ぼくたちが丁寧に守っている習慣を壊すひとに対して、ぼくたちには人間の本能として敵愾心がうまれているのである。
しかし、希望小売価格というものは希望であって、値段を決める権利は消費者に販売するひとにゆだねられているはずである。
ゆだねられているはずなんだけれど、習慣としてどの小売店も、おおむね希望小売価格で販売するがゆえに、
希望小売価格が本来あるべき価格よりも低い価格がついてしまっている商品については、日本的商習慣を守るつもりのない個人の転売屋が
転売がおきている商品というのは、それが "正しい価格" ではないことが、マーケットによって暴き出されたともいえるのである。
要は、小売店が希望小売価格を無視して、自由きままに値段をつけて販売していたら、転売問題も、そしてそれでぼくらがイライラすることも、そもそも起きなかったんじゃないの?と思うのである。
MPC内の自販機のコーラが280円?富士山だと500円超える?普段は150円くらいなのに?
というのを鼻で笑えるくらいボッタクリなのがPCパーツショップって言う業態。
まず、PCパーツショップは代理店から卸しているのは誰もが知っていることだろう。
代理店で大量購入して、小売店で売れそうなくらい少なめの個数を各PCパーツショップに代理店の利益を載せて配っているというところか。
この代理店の利益の上乗せは代理店によってさまざまではあるが、基本的に利率は大きく変動しない。
代理店がパーツメーカーから仕入れた価格が変わらなければ、PCパーツショップに売られる価格は変わっていない。
しかし、現在グラフィックボードが高騰しているのはどういうことだろうか。
いくらマイニング用途として需要が激化していたとはいえ、ここまで上がったということはあまりないことだ。
半導体不足により、パーツメーカーから代理店が仕入れるグラボの値段が大きく上がってしまったのだろうか?
はたまた、代理店が「儲かりどころだ!!!!」として利益を上乗せしすぎているのだろうか
残念ながらどれも違っている。なぜなら、「PCパーツショップがボッタクリの元凶」だからだ。
通常の家電やゲーム機などは、だいたいの希望小売価格どおりに売られ、需要がたかまったとしても値段を上げることは幾分もない。
対して、PCパーツショップのパーツは基本的に「時価」である。これは仕入れ価格が時価ではなく、「PCパーツショップの値付けが時価」という意味である。
どういう意味かというと、PCパーツショップの値付けの裁量がありすぎる、という結論だ。
これだけではわからない人のために、例を出そう。
代理店から仕入れた1個10万円のグラフィックボードがある。PCパーツショップはこのグラフィックボードに利益を載せて販売する必要がある。
もしさっさと売れてほしいなら、1割を利益として11万で売ってもいいし、どうせすぐに売れるならってことで10割を利益として20万で売っていい。
そう、代理店から仕入れている価格はほぼ変わらないという原則を考えると、価格をつり上げているのは「PCパーツショップ」しかいないのである。
これがわからず、代理店を叩いたり、グラフィックボードの製造メーカーを叩いている人が多すぎるので筆を執らせていただいた次第である。
ここ半年のグラフィックボード特需でかつてないほどPCパーツショップは儲かっている。これは2018年の仮想通貨ブームの比ではない。
非上場なのでどれくらい儲かったかは外からはわからないし、従業員に還元もされてないようだが。
皆は「なんで高くなっているのか」というのは常に考えていてほしい。頭ごなしに一方だけを叩くのは得策ではない。
余談だが、開封済みのPCパーツを新品と偽って販売するのは辞めてほしいと思っている。
先週RTX3080Tiが発売されて、今日RTX3070Tiが発売されたんだけど
どうやらRTX3070Tiは今のRTX3070と同じ値段で出されるっぽいね。
NVIDIAの希望小売価格がだいたいそのあたりなんだってね。
「RTX3070Tiのほうが性能高いのに同じ値段とかアホか!」って言われるのを危惧したPCパーツ屋は、こぞって明日から値下げするっぽいです。
その流れを察知したヤフオク転売ヤーは、先週の初値は10万スタートだったのが昨日今日で5万スタートで出してる。
入札した人はかわいそうだけど言っておくね。君が落札した価格より5万くらい下がるよ、新品の値段。
いやーでも先週15万で捌けて本当に良かったわ。だって明日から半額になっちゃうもの。
鈍い転売ヤーは今週頭から在庫だぶついてるからって高値でつかんでるっぽいしご愁傷様。早く売り切っちゃいなよ。完全に負債やでその板きれ。
ちなみにRTX3080も一緒に下がっていくからみんな売り切ろうね
この値付け減ると嬉しいですよね。小売側としても。
これまあ、現金時代が終わるともしかしたら変わるのかもしれないけど、
Psychological pricing - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Psychological_pricing
んでこれ、ちょっと前に書籍で話題になってた「総額表示」と大きく関係してるんですね。
値付けは大きく影響あることがわかってるから、小売・外食の多くは値段を動かせなかった。
だからこの「総額表示」は実質デフレ圧力として機能したんですよね。
「消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法」(消費税転嫁対策特別措置法)
消費税増税分をメーカーや卸に押し付けるなよ、消費者に適正に転嫁しろよ、ということです。
末端の販売業者と消費者との間を取り締まるなんてことは当然ない。
ということで、多くの小売・外食が消費税分の値下げを飲んじゃったんですよね。
まあ外税表示や「〇キュッパ」価格はわかりづらいと消費者に評判は悪かった。
なので小売・外食が長いこと反対声明やロビー活動してもまったく効果がなかった。
じゃあわかりやすい、評判がよい方式にすれば幸せかというと、実際は売り上げが減るという現実がある。
消費者が悪いとは言わんけど、もしあなたがデフレに反対する人ならば、総額表示にも反対してほしかった。
もし、もしこの傾向がキャッシュレスで変わるとすれば、それは間違いなく小売・外食にとっても僥倖だ。
値段を変えられたサイゼってほんとすごいんですよ。
下手に真似すると爆死するだけなんで。
低価格、コスパ良でずっとトップを走り続けて消費者の印象に深く入り込んでたからできる芸当。
PS5が 39,980円/399.99ドル/399.99ユーロ とか 49,980円/499.99ドル/499.99ユーロとか税抜価格で発表したのを見て
ずるいとは言わんがなんとなく納得がいかない感じがしていた
僕はPS5を買えませんでした。転売屋のせいです。もう、とにかくムカついて2~3日くらい眠れませんでした。そして転売屋を憎みながら考え続けました。転売とはなんなのか! そしたら、ようやく答えらしきものにたどり着きました。
モデルを作ってシミュレーションしてみます。ただし、人数とか価格は実情がわからない部分があるので、完全に仮のものにします。
まずは、転売屋のいない世界について考えます。100人の人が居て、PS5が発売されたらそれぞれが1万円~100万円未満の値段なら買いたいと思っているとします。1万円未満なら買いたいと思っている人が1人、2万円未満なら買いたいと思っている人が1人、・・・、99万円未満なら買いたいと思っている人が1人、100万円未満なら買いたいと思っている人が1人、といったような100人です。PS5が無料だったらすべての人が買います。PS5が1万円なら、99人の人が買います(1万円未満なら買いたいという人は買いません)。99万円だと1人だけ買います。100万円だと誰にも見向きもされません。100万円未満ならPS5を買いたい人は、富裕層でお金が余っているのか、お金に余裕はないが熱狂的なPS5のファンのどちらかでしょう。とにかくどちらの理由でもいいので、100万円未満ならPS5を買いたいと考えています。
そのような状況で、PS5の在庫が45個で、ソニーが10万円で販売したとします。このとき、 PS5を買いたい人は90人に対して、PS5は45個しかありません。2倍の倍率で争奪戦となります。
100人のPS5を獲得する能力が等価なら、90人のうちの45人に均等にPS5が行き渡ります。11万円未満なら買いたいと思ってる人は妥当な価格だと思って購入し、50万円未満なら買いたいと思っている人はPS5安くてソニー神!と思うことでしょう。
平和な世界でしたが、100人のうちPS5に興味がなかった10人(つまり、10万円未満じゃないとPS5を買いたくない人々)が転売屋になったとします。さらに、彼らはPS5の獲得能力が極めて高く、1人につき3台ずつPS5を購入するとします。10人の転売屋と90人のPS5を買いたい人々の間で、一体何が起こるでしょうか。
転売屋によって、45個あったはずのPS5は15個に減ってしまいます。買いたい人は90人のままなので、競争の倍率は6倍まで跳ね上がります。本来2倍の倍率で買えたものなので、転売屋のせいで本当に買いたかった人が大きな害を被っていることになります。
さて、PS5を3台ずつ買った10人の転売屋はこの後どうするでしょうか。彼らはPS5に興味がないので、これを誰かに売る必要があります。問題はいくらで売れるのかです。もっともPS5に高値をつけている人は99万円でPS5を買ってくれるので、99万円で売りたいと考えます。しかし、10人が30台のPS5を99万円で売りに出しても、買ってくれるのは1人だけで29個のPS5が余ってしまいます。PS5を買う人がちょうど30人になる価格は、70万円です(実際は市場に出回った15台のPS5を買えている人もいるので、もう少し安くなります)。よって転売屋は、最初は95万円程度の高値でPS5を売ろうとし、最終的には70万円ですべてのPS5を売り切ります。PS5の本来の価格10万円の7~9.5倍の値段で取引されていることになります。近年メルカリでよく見かけている光景ですね!
転売屋は徐々にPS5を安くしていくので、売り切るには時間がかかります。少なくとも発売日当日には、45台販売されたPS5のうち30台は箱に入ったまま眠ることになります。転売屋は早くPS5を売ろうとしますが、それでもすべてのPS5を売り切るまでに数ヶ月かかる可能性は十分にあるでしょう。ソニーは使ってもらうため(ソフト等の販売で収益を得るため)にPS5を安く販売しているので、ソニーにとっても転売屋は害悪だと言えるでしょう。
ここまでの転売屋の影響のまとめです。
最後に、転売屋から70万円以上でPS5を買った人は損をしているのか、について軽く考えておきます。シンプルに考えると、10万円で買えるPS5を70万円で買ったので、60万円損をしているように見えます。しかし、「10万円で買える」には落とし穴があります。転売屋が居ない世界でも、PS5の購入倍率は2倍でした。つまり、もともと10万円で確実に買えるわけではないのです。それを、「70万円出せば確実に買える」という事実から「10万円出せば確実に買えていた」という誤った推論に陥いらないように、注意が必要です。
PS5、安過ぎると思いませんか? どうしてこんなに安いのでしょう。「ハードウェアを赤字で販売し、ソフトウェアで利益を得るというソニーの戦略である」という答えが一つあります(任天堂も同じ戦略でファミコンを売っていたはずです)。しかし、僕らは中学校の社会の時間に「需要と供給の法則」というものを習いました。供給より需要が高ければ値段が自然と上がり、需要と供給が成り立ったところで価格が決まる、と。PS5は需要が供給の2倍という需要過多の状態なのに、なぜ価格が上がらないのでしょうか。
そこには、「希望小売価格」という暗黙の了解があります。ソニーがヨドバシカメラなどの小売店や消費者へ、PS5の価格の目安は10万円ですよと伝えているのです。法的には希望小売価格以上の値段で販売をしても構いません。むしろ、ソニーが定価以上の販売にペナルティを与えたりすると、独占禁止法違反です。
このリンクにも、『日本では、商品を製造したメーカーは、一度、その商品を卸業者や小売業者に販売するときに「この商品は、希望小売価格で売ってください」とか「値引きはしないでくださいね」といったお願いをしてはいけないことになっています。』と書いてますね。
じゃあ、なぜヨドバシなどがPS5を希望小売価格で売るのかというと、それが暗黙の了解だからです。消費者の多くは、PS5の希望小売価格10万円を定価だと思っており、それ以上の価格で売られていると悪徳業者だと考える人がほとんどでしょう。それが社会の暗黙の了解となってしまっているのです。
それでは、希望小売価格のない世界でPS5を販売するとどうなるかを考えてみましょう。転売屋はまだ居ないものとします。
この場合、小売店はなるべく利益を出すために、PS5を高値で販売します。45台のPS5をすべて売り切れる金額の上限は55万円です。よって、小売店は55万円でPS5を販売します。ここで小売店は転売屋より良心的で、経験も十分にあり、市場の適正価格で最初から販売できると仮定しています。
希望小売価格10万円が設定されていたときと違い、お金のある45人だけがPS5を手にすることができます。お金がない人はとても困ってしまう世界です。PS5の値段が高くて手が届きません。
希望小売価格のない世界で、また10人が転売屋に転向したとします。しかし、この世界では転売は簡単ではありません。
転売屋はPS5を調達することに秀でていて、各自3台のPS5を10万円で調達していましたが、この世界ではPS5は55万円で売っているため、「10万円で」という部分を実現することができません。そこで、「じゃあどのくらいの金額でPS5を買うのか」という姿勢を明確にする必要があります。一体いくらでPS5を購入すると転売して儲けることができるでしょうか?
例えば、転売屋が「40万円で買う」と言う意思決定をするとどうなるでしょうか。当たり前ですが、この場合PS5の販売価格は55万円なので、転売屋は1台もPS5を買うことができません。よってこの戦略で儲けることはできません。
では次に、「85万円で買う」と言う意思決定をするとどうなるでしょうか。直感的には、100万円未満なら出してもいいと思うほどの商品なので、これでも15万円の利益が出て十分転売が成立するように見えます。しかし、実際はそうはいきません。転売屋10人が各3台ずつ、合計30台を1台85万円で買おうとしているとします。このとき、小売店がPS5を45台売り切るための適正な価格は、85万円となります(86万円未満なら買おうと思っている15人のゲーマーと、85万円で買おうとしている10人の転売屋×3台でちょうど45台です)。という事で、マンマと転売屋は30台のPS5をせしめることができたのですが、問題はこの後です。PS5を持っていない残っている人は、85万円未満ならPS5を買いたいと思っている人々です。よって、85万円より大きい金額でメルカリへPS5を出品しても、在庫をさばくことはできません。85万円未満であれば売れますが、完全に赤字です。
結局この世界では、転売屋はどのような値段でPS5を購入しても儲けを出せないことになります。儲けを出すには、市場の適正価格より安い金額で流通しているPS5(例えば、店の広告代わりに安売りするなど)をどこからか見つけてくる必要があります。ただ、そこまで行くと転売と違って苦労や経験を伴う商品の「仕入れ」であり、転売ではなくて商いと言えるのではないでしょうか。
ここまでのまとめです。
希望小売価格の撤廃で転売屋がいなくなるのはわかりましたが、我々庶民も道連れでPS5が買えなくなります。これは本当に正しいことなのでしょうか?
今、メルカリのPS5の販売金額の実情を見てください。金持ちじゃないととてもじゃないけど買えない価格になっています。つまり、「庶民にPS5が買えない」ということは、すでに起きていることなのです。「転売屋が居なければ庶民でも買えるじゃないか」という主張は半分しかあっていません。転売屋が居なくても、庶民の全員がPS5を買えるわけではなく、買える人と買えない人が出てきます。これは運や調達能力に依存して決まります。
逆に、PS5が庶民でも買えるように安値を保つべきものだと仮定しましょう。その場合、日本には「再販売価格維持制度」というものがあります。この制度が適用されている代表的なものは書籍ですね。書籍は出版社が決めた定価で売り買いしなければなりません。理由は先に述べたとおり、書籍は文化的なもので、庶民でも誰でも平等なチャンスで購入できるべきだからです。また、電気水道などの公共料金も、同様の理由で国が介入して価格を決めています。
もし、PS5が再販売価格維持制度の対象となれば、定価で取引することが義務付けられますから、転売を撲滅することが可能です。ただ、PS5は書籍や水道、ガスと同様に国に価格を決めてもらうべきものなのでしょうか? 僕はそうは思いませんでした。
ちなみに、希望小売価格がない世界で庶民がPS5を買えないかと言うと、そうではありません。PS5は毎月供給されて着実に増えていき、それと比較して需要は必ずしも増加傾向にないため、販売価格はどんどん下がっていきます。発売日には買えなくとも、自分の手が届くようになったタイミングでいつか買うことはできます。
僕は、前者のほうが適切だと思います。ただ、大昔には化粧品などが再販売価格維持制度の対象となっていたようです。なので、もしかするとPS5やニンテンドースイッチ、希少なグッズなども再販制度の適用となる未来もあるのかもしれません。コロナ禍で転売されたマスクなどは、再販制度の適用に最も近いポジションにあったと言えるかもしれません。
ところで、転売屋から物を買っていいかですが、転売屋には腹が立ちますが(PS5欲しい)、以下の理由で買っていいんじゃないかと思います。
最後に、僕が転売屋をどう思っているかですが、適正価格より安くPS5が売られているのでバカでもできる行為で、何も知性を感じないし生産性もない行為だなあと思ってます。つまり、転売屋は嫌いです。
僕と同じ主張をしている人はこの人くらいかなーと思いました。まる。
5万円のPS5を10万円で売ってるくらいで文句言っている人がいるけど、
不動産屋がオーナーからマンションを1億円で買って2億円で転売しても文句言わないよね。
独占販売契約などを利用して、買値の数倍から数十倍の価格で転売している商社とかにも文句言わないよね。
証券会社が手数料名目で何割も乗せた価格で証券を転売しても文句言わないよね。
結局、文句を言いやすい相手が転売で5万円儲けたら文句を言うけど、
文句を言いにくい相手が転売で5兆円儲けても文句を言わないよね。
メルカリでの転売なんて、需要と供給に基づいて市場価格が決まっていくだけじゃん。
たった5万円の手数料を払うだけで、店頭で買えない貴重な商品が買えるんだから感謝すればいいじゃん。
不動産屋に何千万円も手数料を取られた上で「いい物件を紹介してくれてありがとうございます」とか言ってる人が、
5万円の手数料を請求しているPS5の転売屋には文句を言っているかと思うと笑けてくる。
もし自由な取引が制限されて転売する人がゼロになったら、市場価格は存在しなくなり、
運が良い人はメーカーが決めた価格で入手できるけど、運が悪い人はどんなに欲しくても何百万円を払っても入手不可能になるじゃん。
マスクとか食料品とか生活必需品については国家権力による価格統制が必要な場合もあるだろうけど、PS5なんて完全に娯楽品だよね。
ソニーの売り方のお粗末さに文句を言うなら分かるが、メルカリや出品者などのオープンな自由市場の構成員に文句を言うくらいなら、
なんというか、不当に逮捕された受刑者が、警察の不当逮捕には文句を言わないのに隣の受刑者の態度には文句を言っているように見える。
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的外れな反論コメントが沢山あるけど、とりあえず勘違いトップブコメには返信しておくか。
PS5が店頭で販売されていないのは、発売元であるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が
「新型コロナウイルス感染症拡大が懸念されるなか、顧客や販売店スタッフの安全を確保するため、発売日当日の店頭での催しやPS5の販売は予定していない」
と決定したからだが?
PS5をソニーから買って転売する際には、古物商許可は不要なのだが?
参考 新品を購入して転売するには古物商許可は必要なの? 古物商許可 完全マニュアル
https://kobutusho-kyoka.com/blog/antique-sales-law/343/
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PS5の転売の話をしているのに、直接関係の無いコメントも多いよな。税金申告しろとか。脱税問題はテーマが離れすぎ。
内容ゼロの暴言を書くことしか出来ない人も居るようだが、面白い事を書いてくれる人も居て興味深い。
まあ何百件もあるコメントに全レスする気もないし、PS5の転売に関して多かった2つの意見については一応書いておくか。
・「PS5の転売には付加価値が無いからダメ」という意見について
付加価値はあるぞ。この場合、PS5という「モノ」に対してではなく、PS5を入手するという「手間」に付加価値がある。現状PS5を正規ルートで入手するには、抽選販売に当選するまで応募し続ける、以外の手段はない。そしてこの方法には、手間も時間もかかるし、どのくらいの手間と時間をかければ入手できるのかの正確な予測もできない。そして、こんな不毛なことに自分の貴重な時間と労力をかけるくらいなら、金を払ってでも別の人にやって欲しいと考える人間は多く居る。そして逆に、他人のために手間と時間をかけて、代わりに報酬を貰いたいと考える人も居る。そこでこの、「抽選販売に当選するまで応募し続ける」作業を代行してもらう手間賃の価格が需給バランスによって決まり、今は約5万ということになる。この作業をやってもらうことに5万の価値、つまりは5万の付加価値があると考える人がある程度いるからこそ、この価格が維持されるし、その価値は無いと考える人が増えれば価格は下がる。
そして、「転売屋から買う人こそ悪」というコメントも結構あったが、現状入手困難な、今後数年間遊べる趣味の道具を入手するために追加で5万を払うというのが、そんなにおかしな感覚か? はてなでは、毎月ソシャゲに数万使っている人に、そのくらいじゃ重課金じゃない、とか煽ってないか? 何十万もするカメラを買った人に、沼の入り口へようこそ、とか言って歓迎してないか? ロードバイクは? ゲーミングPCは?
そんなはてなーにとって、PS5を5万の手間賃を払ってすぐに入手する人間は、滅びるべき「悪」なのか?
まあ、金はあるが時間は無い社会人の中には、「抽選販売に当選するまで応募し続ける」作業を代行してもらえることに、5万くらいの付加価値はあると考える人間が大勢居るってこった。
・「買い占めて価格を吊り上げているからダメ」という意見について
いや、あのさ、抽選販売しか入手手段が無いのに買い占めなんてできる訳ないじゃん。まあ、今後の供給が見込めない希少品とか、無いと生命維持に支障が出る生活必需品が急遽不足したとかなら一時的にはありえるかもしれないけど、PS5は発売日も何ヶ月も前から分かっていて、今後どんどん供給されることも分かっている娯楽品じゃん。希望小売価格の2倍になるまで買い占めるとか、どんな規模を想定してんのよ。現状は、転売屋が買い占めたから価格が上がっているんじゃなくて、ソニーの供給量が少なすぎるから価格が上がってんの。これについて書いてくれた人のブコメを引用すると、
>>PS5は99%は一般人が購入したと推測され、例えると購買者が10000人いたのに、供給数が1000個、一般人に990個が渡り、転売屋に10個が渡って転売された様なもの。以前チケット転売問題でスクレイピング調査の結果から類推。
という感じ。この例で言えば、欲しかったけど抽選で外れて買えなかった人が9010人居て、その人たちが、転売屋が買い占めたせいで買えなかったと文句を言っているようなもの。実際には、転売屋が居ても居なくても、9000人は買えてないから。これはソニーにとっては助かる話だろう。買えなかった不満を持った9010人のうちの多くが、ソニーではなく転売屋を攻撃対象にしてくれるのだから。そして実際には転売屋がいるおかげで、9010人のうち、追加でお金を払ってでも欲しいという10人が買える市場が出現している。
転売禁止の世界……運が良い1000人は買える。運が悪い9000人は大金を積んでも買えない。
マスクやトイレットペーパーが品薄になって、転売ヤーが悪いみたいになってるけど違うと思うんだ。
転売ヤーじゃなくても必要以上に買ってる人はいっぱいいるだろうし、その人達も「こんなに必要なかったかな」って感じてるんじゃないかな。
買いすぎちゃった人は転売すればいいと思う。
なんかさ、「転売は悪だ」みたいな風潮だけど「必要以上に買っちゃった人」が転売したら「高値で売ろうとしてる転売ヤー」の利益が減るわけじゃん?もちろん市場価格よりは高くなるけど流通量は増える。みんなが転売すれば価格競争が起こって極悪転売ヤーの思い通りにはいかなくなる。
なのになぜ「買いすぎちゃった人」が転売しないと思う?お前らが転売を悪だって言いすぎてるからだろ?
お前らが転売のハードルを高くしてるから転売ヤーが儲かるってわかってる?
だからさ、もう言っちゃおうよ。「みんなで転売しようぜ!」って。
モノの値段は需給で決まるのに、おまえらいつまで希望小売価格が正しいと思ってるの?
需給が逼迫したら値段は買う人が決めるんだよ?
2018年9月23日 天気:職場に残してきた仕事が不安だが知ったことではない
最近日本語が下手になってきたので勉強し直したいから来世は頑張る
1本で100カロリー(キロカロリーと書くべきなんだが面倒くさいのでこの後も省略だ)。
人類が食べる食品の中でもトップクラスにカロリー摂取量が分かりやすい。
200円(希望小売価格 税抜き)で400カロリーとカロリーだけ見るとコスパは低い。
興味のない人の前で食べると「カロリーばっかりで身体に悪そう」と言われるが、大抵の場合そういう人が食べているものよりずっとずっと栄養バランスが高い。
栄養バランスが気になるけどいろいろ考えたり実行するのは面倒という人間にオススメのアイテム。
ただしこればっかり食っていると痛い人になる。
レーションを好物だといいはる軍人ロールプレイの中学生になってしまう諸刃の刃。
これは豆知識だが、袋を開けると2本入ってる1本食べて残りは放っといても意外と味は落ちないので100カロリーずつ摂取できるぞ。
腹持ちは悪いので食べる時にカロリーオーバーするリスクが気になる人は水分をしっかり取ろう。
水を一緒に腹に入れると想像以上に膨らんでくれる。
時期 | 出来事 | 史料 | 発表表現 |
---|---|---|---|
2007/11 | 250円→260円 500g | https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2007_meinyu/detail/20071127_01.html | メーカー希望小売価格改定のお知らせ |
2009/02 | 260円→250円 500g→450g | https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2009_meinyu/detail/20090216_01.html | 容量・価格等リニューアルのお知らせ |
2014/02 | 砂糖の添付を終了 | http://b.hatena.ne.jp/entry/qa.meiji.co.jp/faq/show?id=2318 | 添付砂糖についてのお知らせ |
2015/01 | 250円→260円 | https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2015/detail/20150126_01.html | 価格改定のお知らせ |
2018/03 | 260円→250円 450g→400g | https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2018/detail/20180309_01.html | 内容量変更および価格改定のお知らせ |
400g になっていることに気づかずに数回消費していることに衝撃を受け調べたら、ついこの前と思っていた 450g への変更が結構前であることを知りさらに衝撃を受けた。
追記:
2019/03 | 配合を変更 | https://www.ssnp.co.jp/news/milk/2019/03/2019-0326-1453-14.html | ニュースリリースや製品ページに記載無し |
明治は、主力商品「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」の配合を変更し、コクを高め、口どけの良さを向上させて、3月30日から順次全国でリニューアル発売する。
コクのアップは脂肪粒径を調整することで実現、口どけの良さは配合の変更を行うことで向上させた。中味の改良を消費者に伝えるため、パッケージ表面の右上に「コクアップ」のアイコンを入れて、従来品から一歩進化したブルガリアをアピールする。
後味が短くむしろ「あっさり」になったように感じる。若年層へ向けての調整としては理解できるが、Webへの変更情報開示が無く信頼感が損なわれる。「安売りで厳しいんだろうなぁ、コストを下げたんだろうなぁ」という邪推も生まれる。