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はてなキーワード: ホッテントリとは

2018-01-06

anond:20180106211759

ご存知のように何年か越しで発掘されて跳ねることもある。

3年後のホッテントリ入りを目指そう。

少なくとも俺はそういう微かな希望を抱いている。

2018-01-05

anond:20180105175906

1. 古い記事サルベージするのが好きなブックマーカーが1userをgetする

2. そういうブックマーカーフォローしてるブックマーカーが2usersと3usersをgetする

3. 3usersで新着エントリに上がる

4. 新着エントリ巡回しているブックマーカーが4users以上をgetしていく

5. ホッテントリに上がる

anond:20180105173326

2-3週間くらい前に見かけた増田が突然ホッテントリに上がってたりするよな。

あれどういうメカニズムなんだろ。

anond:20180105161330

scopedogがホッテントリになるんだから保守速報がなってもええやろ

ずっと前からそういう場所はてな

2018-01-03

増田に転がってるクソみたいな意見

わざわざ拾ってスター付けてホッテントリに上げて叩きまくるはてな民マジではちまJIN

2018-01-02

はてな民

はてなユーザー自身には「はてな民」なんて規定された意識がないと思っている。

はてな村奇譚で盛り上がってて昔のユーザーはそうでもないのかもしらんなんて思ったが、それもダイアリーブログも書く人たちが多くいた状態からブコメのみつけるユーザーが多数になった今ではそもそも存在し得ないだろうと考えるのだけれど、田端氏くらいの距離感だと何かの統一性が見えるのだろうか?

とか書いてて思ったけど、ホッテントリ入って人気のコメント満場一致で叩かれるような案件生み出しまくってるからそう見えてるだけだなあのハゲ

たまにホッテントリ入るんだけど

ホッテントリでみた時に周りがまともな記事や有名ブログばっかりだと居心地悪い

そんな大したこと書いてねーぞ

つか俺のブログ伸ばしてよ

ホッテントリDIY記事ブコメ見て思った

何かやってる奴を見て「へぇ」「俺もやろう」とかじゃなくて「壊れそう」とか実際に壊れた例のURLで賑わってるあたり実にジャップらしくて爆笑。実に衰退する国らしい。

お前らやぞ。お前らの発想のことやぞ。お前らが100%悪いのではない(社会とか国民性のせい)けど自覚とかこのままでいいのか的な疑問ぐらいは多少持っとけよ。

2018-01-01

子どもを作ることの是非に期待値を持ち出す奴はバカ

■反出生主義者「子供は産まない方がいい」

http://anond.hatelabo.jp/20171230111228

はてな村では、最早オリンピックかよという周期でホッテントリ入りする反出生主ネタ

内容も反応も似たり寄ったりで、せいぜい違いがあるとしたら「反出生主義」という言葉が浸透してきたなーくらい。

もはや定期ネタなので、斜め読みだけしてブクマもせずにしゅーりょーと思ってたら、救いがたいバカブコメが飛び込んできた。

iwashi_mizu「マイナスは確実にあるが、もしかしたらプラスもある」より「確実にマイナスはない」のほうが合理的 ←ここが致命的に非論理的。生まれた子の幸福期待値が不幸の期待値より大きいなら産むことが合理的とも言える

しかも、こんなバカブコメが大量のスターを集めていることに絶望した。

まあ、大元の反出生増田が、やたらと論理だの合理性だのを強調するから、こんなバカを呼び込んでしまったのだろうが、そもそも重要なのは論理、非論理の話でなく、合理的、非合理的でもないんだよ。

一番重要なのはサイコロを振る人間と、出目を引き受ける人間が同じじゃないってこと!

そして、人生というサイコロには‐∞と言っても過言じゃない出目があるってこと!

この世にそんな極大リスクなんてないだろって? そんな奴がいたら脳みそ花畑しか思えんわ。

幽遊白書』という古い漫画があって、その漫画に「黒の章」という「今まで人間が行ってきた罪の中でも最も極悪で非道のものが何万時間という量で記憶されています」というビデオテープ(という時点で古さが解る)があるのだが、

これって今はネット上にゴロゴロ転がってんぞ。

メキシコ” “拷問” “惨殺” とかで動画検索とか画像検索してみろよ。すぐさま大量にヒットするぞ。

ここは日本だ、そんな失敗国家と一緒にするなって? HAHAHA、それなら原爆関連の画像でも検索してみろよ。なんなら直接、原爆資料館へ行ってもいいぞ。

それにフィクションはいえ『闇金ウシジマくん』みたいのもあるし、現代日本も惨殺、拷問と無縁じゃなくね? あれ誇張はあるだろうけど、リアリティゼロってわけでもなさそーだしな。

続けて、子作りにおけるサイコロを振る人間と出目を引き受ける人間の非同一性だの、子どもは親の拡張身体ではないだのについて語ろうと思ったが、

こんなもの、よほどのバカじゃない限り自明なのでめんどくさ……じゃなくて、省略。

色々とっちらかったが、結論として重要なのは以下三点だ。

・子作りにおいて、サイコロを振る人間と、出目を引き受ける人間は別であること。

・仮に人生における期待値プラスでも、極大レベルリスクが生じる可能性があること。(てゆーか、-∞の出目が一つでもあれば、期待値プラスにならなくね? +∞と呼べるほどの出目があるのか?)

子ども自分拡張身体じゃないのだから期待値よりリスク回避を重視する人間になるかもしれないこと。(これは↑の注釈の補足だが、そもそも自分拡張身体じゃないのだから子ども意識が芽生えると、親とは期待値の違うサイコロを振るわけだ)

子どもを作るなら、少なくともこれら全てを承知した上で作りな。

※1/5 22:40追記

miruna このエントリは概ね正しいし私が書いたものではない

あんたが書いたと誤解されるようなフレーズを入れて申し訳ない。

しかし俺は、あんたが多用する「子は親の拡張身体じゃない」って明快なフレーズが気に入ってるので、ついついパクっちまったんだ。

許してくれとは言わないが、改めて申し訳ないと謝罪しとく。

自分増田

ホッテントリに入るくらいバズった時ってブクマコメントする?しない?

知らん顔してコメントする?

2017-12-31

[]

今回は少年ジャンプ+読み切り作品感想をいくつか

『彼方のアストラ』が最終話から感想書こうと思ったけれども、細かいこと言い出すなら色々とあっても結論としては『良い作品だった』ってことになるから、まあいいや。

FLEAGHT-フリート-

ド派手なアクションシーンで楽しませながら、終盤にちょっとしたオチ

まあ終盤のオチは、あれがないと単なる「巨大生物に立ち向かう戦士たちのヒューマンドラマ」になって月並みからちょっと捻ってみましたっていう印象のほうが強いかな。

もちろん設定とかもちゃんとこじつけはいるけれども、大筋の描写がしっかりしすぎているが故の弊害かもしれない。

マッチョグルメ』の人が原作だってこと踏まえると、ある意味で納得。

ややもすると真面目に描きにくい話を、大真面目に描いてストーリーを成立させるっていうスタイルからね。

鬼の影

話の流れ自体は、良くも悪くも言うことなし。

いや、「良くも悪くも言うことない」ってのは、つまり評価していないってことになるか。

前半の話に読者を引き込んでくれるようなものがないし、後半はタイトルにもなってる『鬼の影』についての解説ほとんどだし。

坦々としているというか、陳腐というか、「設定垂れ流しマンガ」みたいになってしまっている。

「実は主人公は……」みたいなパターン定番だし、その展開も読んでいる途中ですぐに気づく。

展開が読めること自体が悪いとは一概に言えないけれども、それが作品面白さとは何ら関係ないってのは欠点だと思う。

絵も基本的に拙いけれども、鬼の影が登場する場面は割とサマになっている気がする。

カラーの力が大きいだけかもしれないが。

佐本家のニケ

ストーリーものってサクッと読めないか感想書きにくいけれども、テーマ最初からハッキリしていると、それだけで読みやすくて助かる。

粗探しをするなら、ニケはキャラクターとしては出来ているけれども、ストーリー上の役割としては舞台装置的でしかないって点かな。

超常的な存在なのに大したことをやらせいから、展開としてはあまり盛り上がらない、役割としての必然性が薄い。

もちろん主人公の心境が少しだけ変化するキッカケにはなっているけれども、その程度だったら別に似たような人格登場人物でも良いって思ってしまう。

ハートフルコメディ”らしいが、コメディ要素に関してはそこまで楽しいと思える要素が少ない(ハートフル要素に関しては異論はないけれども)。

はいえ描きたいことは理解できるし、作風演出のものケチをつけるようなところはないので、総じて手堅く纏まっているって印象。

ロストサマーメモリー

回想の代わりに動画の記録という演出を取り入れて、その演出がちゃんとストーリー上でも意味があったと分かる構成が良い。

この手の話ってオチが読めたり、判明した後だと途端に白けるんだけれども、本作はそれが分かった上でなお読ませる構成になっているのが上手いと思う。

オチ理解したうえで改めて読み返すと、カメラに映っている登場人物たちの言動とか、視点が見下ろしになったところとか、色んな箇所に恐怖を覚えるっていうね。

もう一度読み返したくなるっていう意味では、今回感想を書いた読み切りの中では一番印象的かな。

難点は、ちゃんと読み込まないと話を理解しにくい構成なのが一長一短といったところ。

色々と工夫しているのに、それが分かりにくいのは勿体無いと思う。

余談。常々思っていることなんだけれども、はてブホッテントリになる漫画って、いまいち基準が分からないことが多いんだよね(面白いかどうかって話じゃなくて、面白いマンガの中からホッテントリになるのはどういう類のものなんだろうって話)。ただ、今回のに関してはまあ分かる。やっぱりプロットキャッチーさがあると強い。

欲(仮)

特定のシーンとかしっかりキマっていて、絵の迫力も中々なのに、話の流れとか展開が不自然なところが多くて悪目立ちしてる。

セリフ選びのセンスというかセリフ運びもぎこちなくて、そっちが気になって目が滑る深読みするなら、一応この不自然さにはちゃんと理由があるといえなくもないんだけれども、ほとんどの登場人物セリフがぎこちいから、ちゃんと機能しているといいにくい)。

テーマ犯人セリフからして明瞭ではあるけれども、ただ喋らせているだけって感じ。

ときおり出てくる独特な表現プロットに馴染んでなくて、単なる賑やかし的な飾りにしかなってないのも気になるし。

演出意図希薄なのに目立つ表現って、悪目立ちに近いから読んでると戸惑う。

作風は色濃く出ていて、一つ一つの要素を抜き出して評価する分には面白いんだけれども、それらが一つの作品としては噛み合ってないなあって印象。

雨音く君の綴る音

こういうシチュエーションは、『言の葉の庭』を思い出すね(別にパクりって言いたいわけじゃない)。

君の名は』でメジャー級になるまで、新海誠監督いまいち大衆認知されない理由象徴するような作品だと思う。『言の葉の庭』って。

アニメーション表現力は圧倒的なんだけれども、プロットが退屈すぎるからね。

要人物のやり取りとかの繊細さ、空気感など、作り手の表現したいことを汲み取った上でなお退屈だった。

なんか『言の葉の庭』の感想なっちゃたけれども、なんでこういう話をするかというと、この漫画長所短所も大体同じだからだと思う。

身も蓋もないことをいえば、動きの少ない、劇的じゃない物語面白がるのは難しい。

ましてや本作は漫画から劇半やアニメーションがない分、漫画という媒体を存分に活かした表現や、よりプロット重厚で繊細でないと厳しい。

キャラ漫画とかだと、キャラクター性に振り切ることで緩和されるけれども、地に足の着いた登場人物たちが現実的世界観物語を紡ぐなら何らかのフック、エンターテイメント性のある劇的な要素がないと、どうしても盛り上がりに欠ける。

ど忘れゴッデス

漫画記号キャラであるゴッデスと、漫画記号取り巻きたちに、主人公イライラするっていう要はメタフィクション要素の強い作品

“こんなヤツ現実にいるわけがないし、いたとすれば絶対キャラでやってるだろ”っていう読者の共通認識コメディ主体にしているのは、取っ掛かりとして良いと思う。

キャラとかではなく、本当に忘れっぽいだけ」みたいなオチに逃げず、ゴッデスが最後最後やらかしたポカが、ネタを忘れるっていう展開なのも利いてる。

深読みするなら、結局ゴッデスがネタでやっているのか、素でやっているのか有耶無耶にしているとも解釈できるけれども、それだと話としてフワフワしすぎているか個人的にその線はナシかなあ。

それと、展開にもう一捻り欲しい。

漫画記号に対するツッコミ主体にするなら、それこそゴッデスというキャラや、彼女を持てはやす取り巻きの不気味さとか掘り下げられる要素はたくさんあるのに、ただ表面をなぞっているだけのストーリーになっているのが物足りないかなあ。

anond:20171231030416

こんな主語あやふやふわふわしてて捉えどころのないスカスカ増田がしっかりホッテントリ入りしていることに僕は今嫉妬してるんですけど

2017-12-29

ブクマ1000とトラバ1000くらいほしい

くだらないこと書いて、なんでこんなのがっていうのがホッテントリに入ってほしい。

んで自分も焦ってみたい。どうしようとか言ってみたい。

2017-12-28

ホッテントリしたけどブコメを読むのが怖い

もっと当り障りのないこと書いとけばよかったと後悔している。

気が弱いくせにバカから始末に負えない。

最近IPv6流行っているみたいだけどセキュリティって大丈夫なの?

はてなホッテントリカツマーこと勝間和代がこんな記事を上げているのを見たんだけど

最近、家のネットを、IPv4からIPv6へ変更したら、倍くらい速くなりました

http://katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2017/12/27/185233

こういう記事を知ってライトユーザーIPv6に興味を持ってくれるのはうれしいんだけど、

IPv6(と、IPv4 over IPv6)のセキュリティリスクあんまり認識されていない気がする。

IPv6セキュリティリスク1 IPv4 over IPv6経由の通信ってフィルタリングできるの?

例えば、JPNICIPv6への移行に関してこんな記事を書いているんだけど

IPv6セキュリティ問題点対策

https://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No54/0800.html

MAP-E(NiftyBiglobe)や、はてなーに人気のDS-Lite(IIJSo-net)だとIPv4通信IPv6(IPoE)

を通して通信するんだよね。こういうパケットって、ルーターフィルタリングできるの?

IPv4 over IPv6対応ルーターバッファローアイ・オー・データNECレンタル限定>)を

機能を調べても、MAP-EやDS-Lite経由の通信をどうフィルタしているのかよく分からんなかった。

もし、IPv4 over IPv6通信IPv4のようにルーターコントロールできないんだったら、ルーター

セキュリティ機能は落ちるよね。

例えば日本ワナクライが流行しなかったのはルーターが普及していたおかげだし、これからIoT機器

広まって適切に管理されていないデバイスが広まったらルーターセキュリティ機能を頼んないと

いけないんだけど大丈夫なのかな。

IPv6セキュリティリスク2 IPv6パススルーになっているとデバイスネットワークに直接繋がっちゃわない?

IPv6だとネットワークに繋がっている機器それぞれにIPアドレスが振られるんだよね。

だとすると、こんなリスクって考えられない?

疲労コンパイルIPv6パススルー許可した結果.

http://dotsukareta.blogspot.jp/2017/06/ipv6pass.html

この記事だとパソコンのファイアフォールやセキュリティソフト無効にしているから、

普段こんなことはありえないと思うけど、ルーター機能していないかパソコン側で

対策しないとネットワークから丸見えなのはどうなんだろうなあ。

で、こんなことにならないようにバッファロールーターには「NDプロキシ」が

ついているんだけど、バッファロールーターって管理画面にアクセスするパスワード

最大8文字しか設定できないんだよね。

アイ・オー・データルーターだとユーザー名もパスワード12文字まで設定できるけど、

デフォルトで「IPv6パススルー」なんだよね。それに追加して「IPv6 SPI」がついているみたい。

NECIPv4 over IPv6ルーター機能説明書を読んでみたけどよく分からなかった。

ヤマハだったら確実かもしれないけど、セキュリティ機能はどうなんだろう。業務用だから

UTMとかと組み合わせて使うものじゃない?(TP-Linkは分からない)

ルーターパスワードがそれなりに強固で、機能もそれなりに充実しているんだったら

買うんだけどなあ。

余談

実は、auひかりやnuro光だとデフォルトIPv6有効になっていることを知ったんだけど、

ルーターの設定が勝手IPv6パススルーになってたりはしないよね。あと、フレッツ光でも

フレッツ網内だけだとIPv6有効になっているんだよね。

IPv4 over IPv6場合と違ってユーザーが知らない間にIPv6対応になっていて、IPv6経由で

ネットワークから機器が丸見えってのは怖いなあ。脆弱性があった時にルーター機能

しないってのは気になる。

はてなーだったらネットワークとかセキュリティに詳しい人が多そうだから、詳しい解説が聞きたいな。

anond:20171228181404

普段増田使ってないから分からないんだろうけど

ブクマユーザー増田ユーザーは割と被ってなくて

ホッテントリ入った事柄でもそうそう即時反応なんかされないんだよ

自演してまで盛り上げたいのは分かったが、増田内で何度も自演するより

元増田複数ブクマしてホッテントリに上げた方が早いぞ

増田内で炎上してようとブクマは全くつかない、ってのもあり触れてるから

anond:20171228180658

ホッテントリ入ってたんだから、これぐらいの人数反応してもなんにもおかしくないよ

anond:20171228180915

ホッテントリなんて「よく分からんけどキモい世界だな」程度の感想の人がブクマつけりゃ入るし

元々ブクマ民の殆ど増田普段から見ていない(ブクマついたエントリだけ見てる)し

支援型で育てられた子供のせいで日本の国力は低下している

ホッテントリに上がってた以下のリンクで、

 

子ども学力は親の学歴よりも、親の接し方で変わる|Cafeducation

http://www.kobetsu.co.jp/cafeducation/gakushu/article-280.html

 

の子への接し方は「放任型」「虐待型」「支援型」の3つに分かれ、「支援型」の子高学歴、高所得長生きできる確率が高くなるとか書かれている。

 

そこでちょっと考えたのは、昔は前者2つの型で育った者も多くて、その中で個人能力競争があったから、日本は高成長できたのではないかということ。

逆に今は、個人能力での競争が減り、親の支援を含んだ競争が加熱し、前者2つの型で育った子供太刀打ちできなくなっている。

個の能力が低くても「支援型」の子供が競争を勝ち抜けてしまう。

結果として今の日本産業力低下につながっている。

2017-12-27

人生物語は要らない

 先日ホッテントリに上がっていた単著持ち増田のエントリを読んで、そういえば自分も増田が原因で本を書いたんだったと思い出した。


 数年前、初めて増田に文章を投稿したら2000ブクマ付いた。「文才がある」「物書きとして食っていける」とか言われたので、24万字の文章を書いてKindleで出版した。ぜんぜん売れなかった。人の言うことを安易に信じてはいけないと思った。

 そのあとまたホームレスになったので(2年ぶり3回目)しばらく福島で除染作業員として働いた。除染と言うと何か特別なことをしているように聞こえるけど、実はただの土木工事である肉体労働は久しぶりだったけど、小難しいことを考えず黙々と目の前の作業に打ち込んでいると、頭の中の不純物が取り除かれていく感じがした。

 そうだ、僕は物書きになりたいなんて思っていたわけじゃない。そんなものは誰かから押し付けられた「物語」でしかない。いままでも「元ホームレス成功者になる」みたいなステレオタイプな物語を押し付けられたことは何度もあったけど、いつも心の中で蹴り飛ばしてきた。なぜ今回に限って勘違いしてしまったのか。


 福島では相馬市松川浦という観光地にある旅館に住んでいた。国からの補助があるので宿泊費はかからなかった。旅館だけあって飯がめちゃくちゃうまかった。直前までわりと本気で食うや食わずの生活をしていて、就業前の健康診断で「就労可能です」のハンコの横に「貧血症――経過観察お願いします」とか書かれるレベルだったけど、1か月で元の体重に戻れた。

 そしてこういう現場に集まる人間というのは基本的ろくでなしばかりである。入ったばかりの給料を数日で飲み代やパチスロに使ってしまい、すぐに前払い制度を利用するはめになるような、そんな人間ばかりだ。同じろくでなしとして、とても居心地がよかった。やはり自分はこちら側の人間だと思った。

 そんなわけでしばらくここに居着こうと思ったけど、東北の夏は意外と暑かった。僕はそれまで日本の東側に来たことがなく、東北の夏なんて京都盆地の夏に比べたら余裕だろとか思ってたけど、ぜんぜん余裕ではなかった。しかも仕事中は半袖作業服禁止で、手袋は三重、さらに安全長靴にヘルメット、高性能防塵マスクというフル装備で、炎天下の中、延々と作業するのだ。このままでは干物になってしまうと思い、涼を求めて北海道へ行くことにした。


 割のいい仕事をしたおかげで金はそこそこあったので、JRの青春18きっぷを使って道内をしばらく旅した。

 旅の途中、いろんな人に出会った。日本一周中のライダーチャリダー、本州でこういう人に出会う機会は少ないけど、北海道ではさほど珍しくない。彼らには独自の文化があるようだった。こういった旅人向けに格安で宿を提供するライダーハウスの存在も教えてもらった。ライダー専用のところもあれば、旅人なら誰でもウェルカムみたいなところもあるようだ。

 美瑛にある「蜂の宿」というライダーハウスはめちゃくちゃ居心地がよくて、しばらく沈没してしまった。同じように沈没中の旅人が多く、宿を出るときは少しバツが悪くて、朝早い時間、夜逃げのように出発した。稚内の飲み屋では一人旅の女性客に「函館に住んでるから着いたら連絡してね」と電話番号を渡された。でもいざ函館に着いて連絡しようとしたらだんだん死にたくなってきたので忘れてたことにして函館を後にした。小樽のライダーハウスではなぜかオーナーに気に入られて「上の階の空き部屋に住んでいいよ」と言われたけど、結局置き手紙だけ残して去ってしまった。

 そんないつも通りのあれこれがありつつ、最終的に札幌でクソボロいマンスリーマンションを借りて住み始めた。


 札幌では2年ほど暮らした。つまり冬を2回越した。

 石狩平野ドカ雪が多い地域で、昨日まで普通だった街の景色が、朝起きたら突然、一面の銀世界になっていることも珍しくない。人の背丈より高く積み上げられた道路脇の雪。凍った路面をすいすいと歩いていく人たち。数センチの積雪で大騒ぎになるような地域に住んでいた僕には、すべてが新鮮だった。海外を旅したときも自分がいかに世間知らずかを思い知らされたけど、同じ日本でも住む土地が違えばこんなに空気も文化も違うのかと思う。

 そうだ、僕はあまりにも世界を知らなさすぎる。ホームレス経験があるからなんだというのだ。「なんでも知ってるゲンさん」みたいなステレオタイプキャラクターはどこにも存在しないということがわかっただけじゃないか。インド東南アジアを旅したからなんだというのだ。日本の近所をちょろっと見てまわっただけじゃないか。アメリカにもアフリカにもヨーロッパにも行ったことがない。政治も経済も科学も宗教も、本当に何も知らない。

 もっと世界を知りたいと思う。いままで自分ひとりで知識や経験を積み重ねてきたけど、もう限界だと思った。独学には「体系的に学べない」という決定的な限界がある。だから大学へ行こうと思った。もっと世界を知るために、僕には高等教育が必要なのだ


 しかし僕は中卒なので大学へ行こうにも受験資格がない。まずは高認(旧大検)を受ける必要があった。とりあえず過去問ざっと目を通してみると、文系科目は特に対策しなくても合格点を取れそうだったけど、理系科目は壊滅的だった。数学なんて問題文の意味さえわからない。やべえよ。

 コールセンターWindowsテクニカルサポートの仕事をしつつ、参考書と格闘する日々が始まった。途中で何度も心が折れそうになったけど、数学が扱うのは実体のある数(かず)ではなく、数(すう)という概念なのだということがわかってから、唐突に理解できるようになった。数を感覚的に扱えるようになり、数式の手ざわりがわかるようになった。

 勉強時間の半分くらいを数学に費やしたおかげもあってか、本番の試験では90点を取れた。分数の足し算すらあやしかった状態からここまで持ってこれたのだから、まずまずの結果だろう。国語は無勉強で満点取れたので、読解力は普通にあるようだ。他人の評価は主観が混じるので話半分に聞くけど、こういう機械的な評価は信用できる。英語も無勉強で満点取れるかと思ったけど、2問ほど間違えた。どちらも穴埋め問題だ。自分でも文法力が足りてないことは自覚していたけど、やはりその通りだったようだ。他の教科もなんとか70点以上をマークし、無事、高認に一発合格した。

 これで大学受験の資格は得た。学力はまだぜんぜん足りてないけど、土台部分は構築できたはずだ。これからさらに何年かかけてこの上に知識を積み重ねていくとして、次に考えるべきは資金の問題だろう。無給で4年間大学に通うなら最低でも800万、できれば1000万は貯金しておきたいところだ。しかしこの額はさすがに札幌の労働単価では厳しい。やはり稼げるところに行くべきだと思い、住んでいた部屋を引き払ってまたホームレスになり(2年ぶり4回目)今度は東京へ向かった。

 ちなみに僕には家族も友達もいないので、こういうときバックパックに入りきらない荷物はウェブ管理可能なトランクルームに預けるようにしている。ダンボール1個分の荷物を月数百円で預かってくれて、いつでもウェブから出庫できるので、こういう生活スタイルにはとても便利な存在だ。


 いままであちこちを転々としてきたけど、東京に来るのは初めてだった。西成で暮らしていたときに山谷の話は聞いたことがあったので、まずはドヤで当面の寝床を確保する。西成みたいに1泊1000円前後で泊まれればしばらくそこで暮らそうかと思ってたけど、2000円前後が相場のようだったのでドヤ街からは早々に引き上げ、少し北上して南千住駅近くにあるシェアハウスの一室を借りて住み始めた。

 次は仕事だ。自分の持つスキルの中で最も金になるのは、やはりプログラミングだろう。上京する前にリハビリとして最新技術はひととおりさらっておいたし、その経緯を文章にまとめてQiitaに投稿しておいた。なぜかその記事は「文学作品」という評価を受けたけど。技術記事なのに……なんでや……。しかし職探しのときにその記事をポートフォリオとして使ったらめちゃくちゃウケがよかった。東京エンジニアが不足しているとは聞いていたけど、これほどとは。仕事も多ければ単価も高い。いままで自分が住んだことのある都市と比べると、京都・札幌の倍以上、大阪の1.5倍以上の単価だと思う。

 そんな感じで生まれて初めて金に困らなくなった(!)ので、まずは渋谷に引っ越した。JR渋谷駅ホームまで徒歩5分のマンションなので、主なオフィス街は自宅から30分以内で行けるし、渋谷にある会社ならもちろん徒歩圏内だ。ジュンク堂(東急)まで徒歩10分くらいで行けるのもすばらしい。近くに庶民派スーパーがないことだけが難点だけど、西友のネットスーパーに助けられている。いつも配送ありがとうございます

 次にPCを買い換える。生活スタイルの問題もあってここ数年はずっとノートPCを使ってきたけど、東京には腰を据えて何年か住む予定なので、ハイエンドデスクトップPCを買うことにした。WindowsLinuxどちらも使いたかったので、これまで通りデュアルブートにしようかと思ったけど、切り替えが面倒なのでWindows上の仮想マシンとしてLinuxを動かすことにした。開発は基本的にその中ですべて完結させるので、仮想マシンの中でさらに仮想マシンを動かす場面も出てくる。こういう使い方だとそれなりにスペックが必要だろうと思い、CPUはi7-7700K、メモリは64G積んだ。どうせハイスペックにするならいっそVR Readyにしようと思い、グラボは1080Tiにした。そんな感じでいろいろぶっこんでいったら最終的にPC本体だけで40万かかった。さらにDELLの34インチ曲面モニタ東プレの変荷重キーボード、HTC Viveとデラックスオーディオストラップ、等々、もろもろ合わせて最終的に総額60万以上かかった。半年かけて海外を貧乏旅行したときの旅費を軽く超えててさすがに草生えた。


 2017年末になってもVR市場は未だ揺籃期の様相を呈している。キラーコンテンツとなりそうなゲームはちらほら出始めているものの、起動直後の「おお! VRすごい!」からその後が続かないものが多い。

 そんな中で僕がハマったのはQuiVrという弓ゲーだった。ゲーム中で何度も繰り返す矢を放つ感触がとにかく素晴らしく、現時点で250時間プレイしている。まだアーリーアクセスだけど、毎週コンスタントアップデートが続けられていて、次々と新しい要素が追加されていくのも飽きない理由だと思う。でもその分バグが多く、プレイしていてだんだん腹が立ってきたので、Discordに乗り込んでバグ報告しまくっていたら、いつまにかベータテストに参加するようになっていて、いまではランキング上位プレイヤーのひとりになっている。

 Rec Roomもおすすめしておきたい。ユーザーコミュニティがとても活発なソーシャル系VRゲームで、RedditDiscordを覗くと、運営とユーザーが一丸となって、いいゲームにしていこう、いい場にしていこうと努力している様子がうかがえる。そのおかげか、マナーの悪いプレイヤーが非常に少ない。ハラスメント行為等はほぼ皆無と言ってよく、Fワードを使っている人さえあまり見かけないほどだ。ゲーム自体も、チーム戦のペインボールレーザータグ、協力プレイアクションRPGゲーム等、無料とは思えないほどのクオリティの高さなので、VR機器を持っている人はぜひやってみて欲しい。

 そしてそのRec Roomよりさらにコミュニティが活発なのがVRChatだ。もはや活発という次元を超えてカオスと言っていい。半年前に初めてログインしたときは10~20人くらいのユーザーがHub(ログイン直後のワールド)で適当にダベっていて、他のワールドにはまったく人がいない、みたいな閑散とした状況だったのだけど、今月初旬に同時ログイン数が1000人を超え、Discordオンラインメンバー数は2000人を超えた。現在は同時ログイン数3000人を超し、Discordオンラインメンバー数は4000人を超すような状況だ。どうも有名なYoutuberや、Twitchの有名生主といったインフルエンサーが最近こぞってVRChatを取り上げているようで、この爆発的なコミュニティ拡大はまだ収まる気配がない。デスクトップモードがあるので参加するだけならVR機器が不要だというのも大きいか。

 Rec Roomとは違いVRChatはコミュニケーション主体のソーシャル系VRゲームだ。ミニゲームは前者に比べて見劣りするものの、ユーザーカスタムアバターワールドが自作・公開可能で、これが海外のオタクたちの創作意欲を刺激したのか、黎明期ニコ動を彷彿させる盛り上がりを見せている。こういった事情によるためか、もしくは別の何かが彼らをひきつけたのか、実際のところはわからないが、VRChatのユーザーはほとんどが日本のアニメフリーク・漫画フリークだ。ユーザーカスタムアバターはそれらに影響を受けたものが多く、美少女キャラロボットモンスターが目の前を行き交う様は、まるで攻殻機動隊電脳空間のようだ。とはいえ現状では4chan的な文脈そのままの著作権ガン無視状態なので、前述の爆発的なコミュニティ拡大にともなって近いうちに問題になることが予想される。なんとかソフトランディングして欲しい。

 しかしこの未来感すさまじい仮想現実の世界にいると、なぜか昔のインターネットを思い出す。特にテレホーダイ時代の2ちゃんねるのことを。夜の11時を過ぎると一気に人が集まり、どこの誰とも知らない人たちと一晩中バカ騒ぎをして、朝になるとネット全体が静まり返っていた、あの懐かしきオールインターネット。VRChatをやっているとあの頃の記憶が蘇ってくる。ドイツ人ドイツ語を教えてもらったり、サウジアラビア人にアラビア語を教えてもらったり、台湾人に3Dマーカーペンで中国語を書いてもらって「おおー、漢字の意味なんとなくわかるー!」とか感動したり。そんな多種多様国籍・人種の人たちとアニメについて語り合ったり、アニソンをみんなで大合唱したり。MMDナイトクラブというワールドでMMDモデルダンスが見られるのだけど、ステージ上で踊る初音ミクを囲んで、みんなで一晩中踊り明かしたりもした。マジでなんなんだこのカオスな空間は。しかしこれだ。これがインターネットなのだ夜明け前の静けさと、どこか熱に浮かされたような興奮。それらが齟齬なく同居する、この奇妙な感覚。久しく忘れていたこの感覚を、強烈に思い出す。

 でもいちばん印象深かったのはラノベ朗読会だ。ある日、いつものように適当に外国人たちとダベっていると「いまからショーが始まるから来ない?」と誘われた。開かれた転送ゲートをくぐってみると、その先は100人以上収容できる劇場のワールドで、さまざまなアバターの人たちが観客席に座っていた。舞台上の主催者とおぼしき人は「みなさんお好きな席にご着席ください。いまから『転生したらスライムだった件』の朗読を行います」とか言っている。え、どういうこと? と思う間もなくショーが始まる。やたら渋い声で、VRならではの身振り手振りも混じえて、感情表現豊かに読み上げられていく、まだアニメ化すらされていない日本のラノベ(正確にはウェブ連載版の英訳版)。ああ本当に世界は広いんだと思った。自分の知らないことなんて星の数ほどあって、そのすべてを知ることは絶対にできないんだと、少し胸が苦しくなった。


 と、最近はVRの世界にどっぷりだったのだけど、遊んでばかりいたわけではなく勉強もしていた。特に英語だ。いままでリーディングリスニングについてはそれなりにできていたのだけど、文法力がないのでライティングスピーキングに関しては壊滅的だった。しかしVRを始めてから英語圏コミュニティ英文を書いたり、VRゲーム内で英語を話したりする場面が増えてきたので、文法を基礎からじっくりとやり直した。二十代の頃に文法をみっちりやったときは死にそうになるくらいしんどかったけど、今回はそうでもなかった。やはり目的があると吸収力が段違いだ。そのおかげか、ライティングに関しては文法間違いがかなり減ったように思われる。スピーキングはいまでもだいぶあやしいけど。客観的かつ機械的な判断が欲しいので、来月久しぶりにTOEICを受ける予定だ。10年前に受けたときのスコアは680だったけど、今回の目標は800に設定している。2年後くらいには900を目指したい。ここまで英語力を上げておけば、大学受験の際にかなりのアドバンテージになるはずである

 あとはやはり数学だ。英語の勉強が一段落したら、数Iの復習から始めて、数IIへ進む。僕が受験しようとしているのは文系(経済学部)なので必要ないかもしれないけど、余裕があれば数IIIに関してもどんなものかくらいは頭に入れておきたい。前回の勉強のときに、数学は小さな理解と小さな納得を積み重ねていくしかないということが身にしみてわかったので、この科目に関してはじっくり腰を据え、時間をかけて少しずつ勉強していくつもりだ。

 国語に関しては受験前に赤本で少し対策すればいけそうなので、あまり心配はしていない。その他の科目は最悪捨ててもいいけど、時間があれば知識を少しずつ補填していこうと思う。

 こんなやり方で本当に大学に行けるのかはわからない。すべてが手探りだ。たとえ行けたとしてもその先のことはわからない。この歳で「大学を目指している」なんて言うと、先のキャリアを見据えてのことなんだろうと勘違いされることが多いけど、僕の場合、本当に何も考えていない。大学で政治や経済を学んで自分が何をしたいのかなんてまったくわからないし、それが金になるとも思えない。卒業したあと食い扶持が稼げなくて野垂れ死ぬかもしれない。その可能性は決して低くない。以前と比べれば多少はマシになったように思えても、やっぱり基本的に僕はバカなんだと思う。

 でも同時に、それでいいとも思う。行動に理由なんていらないのだ、と。行動の理由なんて事前にいくら用意したところで、たいていの場合、それは建前やこじつけでしかなく、本当のところは後になってからしかわからない。ミネルバフクロウなのだ。後になってからしかわからないなら、後になってから知ればいい。いまは行動するだけでいい。そう思う。


 先日、久しぶりにKindleのストアページを見てみたら、あの24万字の本へのレビューが1件増えていた。

 やっぱり僕はこれでいい。こうして増田で誰に宛てるでもなく近況報告をしたり、Steamに長文レビューを投稿したり。誰が読んでいるかもわからなくて、でもたまに反応があったりして、それが少しくすぐったくて。

 特別なことなんて何も起きなくていい。夢も希望もなくていい。

 人生に物語は要らない。

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