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はてなキーワード: 図書館とは

2024-05-11

anond:20240511074417

いうて一人あたりの図書館利用数は東京が1位だからマウント取られるのもしゃーないか

やっぱり司書の質が都会と田舎では違うし

2024-05-10

図書館を使うメリットって「金が節約できる」だけだよな

金さえあれば土地を買いまくってクソでかい書庫を作って、本の管理司書メイドを雇えばいいだけ。

結局の所、図書館なんて金のない貧乏人が金を出しあって作る巨大な学級文庫しかない。

anond:20240510181009

三大図書館というとアレクサンドリア、ペルガモン、ケルススでいいのか?

anond:20240510210843

スーパー脈絡もなく野菜と肉を買って創作料理

図書館特に知識もない本を借りて十ページだけ読んで返却してレビュー投稿

・各牛乳・各お酢の組み合わせでカッテージチーズを作って評価

好きなの選んでいいぞ

しまったな. あの部屋から 出せそうなものを取ってこなかった. 取り忘れた. がっくり.

図書館に 立ち寄らなきゃ.... カバン物 いっぱい つめこめない.

女子枠なんかクソくらえ 現役旧帝理工系女子より

旧帝大工学部機械B4女子

東工大やら京大、軒並み女子枠の設置が相次いでいる。Twitterではもっぱら「バカな女に下駄をはかせるな」と盛り上がってるが、自分は別の視点から女子枠に大反対。女子枠なんてクソくらえ。

争点は大学入試ではなくその後のキャリア。いわゆるメーカーにいくか、どうするか、大変なやんでいる。

プロフィール

自分地方公立進学校→旧帝工学部機械B4。INTJ。つきあって3年の彼氏がいる。(ここではとりあえずこの人と結婚する前提で話がすすんでます

(1)メーカー就職する場合

弊専攻機械には大量の推薦もあり、多くの人が推薦を使ってトヨタダイキンやパナに就職。けど、女子メーカー技術職?それが幸せとは到底思えない。

子供をもうけるとなった場合産休育休は必須妊娠したら、大切なプロジェクト重要ポジションには就かせてもらえないだろうね、男は産休取らないから、そっちに任せるのが合理的。育休からかえってきたら、後輩が上司になっていたりして。復職後も保育園からの呼び出し、小学校の参観などで有給をすり減らせて育児上司は全員おじさん、同期もほぼ男。みんな子供の世話は奥さんがやってくれるもんね、迎えにいかなくていいんだ。それを60歳まで?いくら安定性のあるメーカー勤務でも幸せとは思えない。

男は10頑張ればよいところを、女は20頑張らなければ同じ土俵に立てない。メーカー就職することは、その壁を確認しにいく作業にすぎない。

(2)文系就職する場合

こっちは就活のもの問題

就活の早期化で、就活は3回生の春からが基本になってきてる。院生修士で修了する場合修士1年で就活開始。正気か?同研究室の1つ上の先輩を見ている限りは到底無理。大学院の大量の講義を受けながら実験・成果報告。仕送りだけではまったく暮らせないのでアルバイト必須。その時間で大量のESWebテストを受けてインターンに行き、私立文系学生と対等に戦えるのか。いずれにしてもいばらの道である

(3)キャリアあきらめ、子供を産むと同時に退職専業主婦orパート

中高6年を学業に費やし、大学6年間のレポート実験卒論を乗り越えて、主婦努力をみずから無碍にするようなまねはしたくない。

いまの彼氏結婚した場合旦那メーカー自分パート。同じ大学を出て、同じように勉強して、旦那年収1000万、自分レジ打ちで100万。うつ病になりそうだ

(1)~(3)のいずれも、「頑張ればいいじゃないか」といえばその通りだ。男に負けないよう2倍がんばれば済むし、私立文系と対等に戦うために睡眠時間を削ってESをかけばいい。自分気持ちに蓋をしてレジ打ちもできる。ただ、男はそこの心配がいらないじゃないか自分が男だったら、迷わず大学推薦で就活してメーカー就職する。心底うらやましい。

勉強して高学歴になったのが間違いだったのか。がんばって勉強して、がんばって就職しても、旦那海外駐在がきまったらどうなる?地方転勤には帯同するのか?生まれ子供身体障害があったら?小学生不登校になったらどうする?

高卒でこどもを産んで専業主婦をしている地元の友人がうらやましい。高学歴になってみえたのは女の頑張れる限界妊娠しなくても親になれる性別に囲まれて働くことの難しさ。そんなもの見えないほうがよっぽど幸せである

高校では男ばかりの物理の授業を受け、男ばかりの入試を受けた自分を、少し誇らしく思っていた時期もある。自分は男勝りだと。物理数学が好きで、よくできる自分は特異なものだと。なんなら、数3と物理を捨てて看護系に進む同級生を少し下に見ていた。

蓋を開ければ一切その気持ち払拭された。医療系に進んだ彼女たちが正解で、こっちは不正解理工系女子理工系の中で「普通」に入ることは断じてできない。

大学入学したあと感じたのは、「女」であることは常に異質であり、常に異性としてまなざされることは苦しいということ。高校までは男性を苦手と感じたことなどなく、何なら男のほうが話しやすいと思っていた自分でさえ、教室に入るのが苦しくなり、不登校になりかけた。最低限の授業だけ行き、あとは家で寝ている生活キャンパスも男ばかりだから食堂図書館いかなくなった。実験で同じ班になった男に、「〇〇さんですよね?昨日△△で見かけました」と声をかけられる。こっちとしてはお前誰?レベルなのに。正直気分が悪い。

これを就職してもずっと続けるのか?40年間?とんでもない。

理工系女子枠?リケジョ優遇?クソくらえ。こんな苦しみを味わう場所に女をふやすべきでない。入試が少しラクになる程度のエサで女を釣るな。高学歴女の最適解は文系進学もしくは医療系。間違っても理工系で男と対等にやれるなんて思ってはいけない。「親」になるために身を捧げる側は、捧げない側に混ざって対等に戦うことはできない。

旦那専業主夫をしてもらえばいいじゃないかという声も聞こえてきそうだが、そのつもりはさらさらない。自分が苦労して大学に入って勉強したのと同じように、彼氏努力している。自分専業主婦になりたくないからこそ、彼氏専業主夫を求めるのは筋が通らない。

いまのところ自分理系院卒の肩書を捨てて、関西ローカル中小文系企業就職するか、行政書士などの資格をとることを考えている。

anond:20240510160101

女に対して優しくなくなるって話がなんで全ての福祉の話に広がってるんだろう 別に弱男だって図書館警察を使わなくても税金は払うだろう 女に優しくされない弱男は女に優しくしないってだけの話をしてるだろ元増田

そろそろ おコメでも炊きますか? 図書館に 行くか? toilet?

2024-05-09

参考にフェミの本を読んでやっぱフェミニズムは頭の悪いブスを慰める思想なんだなと再確認した

SNS上で暴れているフェミを見ているとフェミってバカモテない欲求不満ブスしかいなくて面白いなって思ってたんだけど

暇つぶしフェミの本でも読むかって気になったので実際に読んでみた

読んだ本は割とレビューの数が多くて平均点も高かったからそれなりに読める本を期待したのに

本当にゴミクズみたいな文章で、図書館で借りたからまだ許せるが、金払ってこれ読んでるやつの気がしれない内容だった

フェミ文章って最初結論があって次に論拠のチェリーピッキングがあって、私の気持ちを書いて最後に内輪のシュプレヒコールで終わるパターンばっかなのな

普通は論証とか検証とかやって結論を出すもんだけど、そういうの一切ないの、びっくりしちゃった

例えば資本主義というテーマ文章書かせたら

まともな文章なら、資本主義定義があり、資本主義の状況確認があり、資本主義に賛成/反対の意見を整理して、最後に著者の意見表明という流れになるじゃん

ところがフェミ文章って、まず資本主義はクソという結論がくるの。部外者からしたらなんでクソなの?って疑問が当然湧き上がるのだが、

そういうの説明は全くない、〇〇はクソであることは自明であり、自明でないのはお前が女性差別主義のクソ野郎から知識が足りていないのだ。がまずフェミ本を読む時に前提知識として知っておくべきことな

資本主義はクソである、現に資本主義によって女性が苦しんでいる事例がある、私も資本主義によって社会の中で辛い体験をした、私たち資本主義を打倒するために頑張っていこうね!、これがフェミ本の文章

こういうのがテーマを変えて延々と続くの、これはもう一種様式美幼児アンパンマンを見て、バイキンマンが悪さをしてアンパンマンがやっつけるという毎回同じパターンの話で喜んでるのと同じ

フェミニズムとは頭の悪いブスのための子供向けエンターテイメント一種なのである

傭兵

報道特集の古い映像見る機会があってその中に傭兵特集みたいなのがあった

ビルマ(現ミャンマー)で反政府活動する少数民族の中に日本人が一人だけいて

戦国武将の子孫でフランス外人部隊出身傭兵って紹介されてた

そこでは砲兵隊の軍事教官とか言ってたのに、砂嚢積まれた陣地内を一人走り

回って立ち止まってライフル狙撃、また移動しては狙撃って繰り返してた

最後に「当たった、当たった」とか言っててまるでゲーム

本人は雇い主は言えないって言ってたけど、記者は背後に日本の某財団がいて

資源目的じゃないかみたいなこと言ってた

でも、あそこって平和財団だよねってなった


追記 2024-05-09 08:53

変なレス来るけど、図書館に保存されてる映像資料から

2024-05-08

anond:20240508123322

図書館の大魔術師超人Xはまあアニメ化されるだろうなと

天幕ジャードゥーガル出版社的にちょい厳しそう?

教室で1人なのを気にして、図書室に逃げ込むような子供だった。誰も俺のことなんか見てないのに。

そしたら管理事務員さんと仲良くなって、その流れで読書部(たまにこれから置く本の選書したり、ビブリオバトルしたりする)になった。

図書館の掃除とかポップ作りとかはやったけど、しょせん本に逃げてる奴だったからさ。全然楽しくなかった。

しろ本読むの好きじゃないし。

未だに本読めないことを後ろめたく感じている。

オタクからアニメゲームは好きだし、ひとの感想二次創作を漁るのは大好きなんだよ。

ただ読書だけはできない。どうしてもスマホユーチューブ見てしまう。

部活の友人たちのことは好きだったけど、すごく黒歴史なんだよな。

あいつらと違って創作物とか、なにか生み出す力もないし。

小説を書こうとしたこともあったけど短すぎておもんなかったな。これはみんな通るよね?

ただ活字に慣れた方がいいだろうからネットばかりせず新聞くらいはちゃんと読みたいな……。

2024-05-06

anond:20240506235023

うちの近所はそうなってないし、そうすることの合理性にはかなり疑問があるな。

返却を委縮されて一生延滞されるより、遅れても気軽に返してもらった方が図書館はいいわけだし

anond:20240506234321

延滞したやつは返却ポスト使わずに直接カウンターに来いよはどこの図書館共通だと思う。多分入れるところに思いっきり書いてあるんじゃないかな。

anond:20240506233641

延滞したら手渡しするというルールなもんなの?

図書館側も別にそういうルールじゃないなら、手渡しされてコミュニケーション発生する方が面倒だろ

anond:20240506233641

図書館の延滞したって別に延滞料あるわけじゃなし

受付で返そうが返却口で返そうがそんな違いあるか?

まあすいませんくらい言ったほうがいいかもだけど

気持ちくらいの違いじゃね

延滞した本を返却口から返すやつとは仲良くなれない(二十代)

まだ図書館開いてるのにシレッと返却口に入れて、注意されないまま逃げようとするその精神。人として幻滅する。

延滞したら必ず受付まで持って行き直接渡す。司書の人にはイヤな顔の一つもされるがしょうがない、自分のやったことなんだから自分のやったことに対する責任(と言うのも大げさだけど)くらい取れるようになっとくべきでは?

当人は上手くやりおおせたぐらいに思ってるのだろう。用意されたシステム合理的に用いて、自らの要求を満たし、誰にも迷惑をかけていない。どこに咎められる余地があるのか?

システムが許せば全ては許されると思ったが最後、人は堕ちるところまで堕ちる。そこにあるのはあくま選択肢に過ぎない。それらから何を掴むか、それに色濃く人間性が表れる。正解はない。しか不正解はある(と思う)。

「人としての規範」みたいなものがあまり語られなくなったのは残念だ。誰もが「利己」と「手段しか謳っていない気がする。だからそんなことをするのに疑問も持たなくなるのではないか?人が人を見るときAIでも動物でもなく「人」を見るとき、やはりその精神性は外せない問題になってくると思う。

さなことだが、でもやっぱり「人」にとっては大きな問題だと思う。ふと目にした知人の行動を思いながら。

オタク好きな物はいくらでも金を使うというのは幻想ではないか

以前Twitterオタクはこんなに経済を回している、と言う広告か何かの文面が賛否を呼んでいた。

自分個人お金を使っているのが偉くてアイデンティティである、と言う価値観には懐疑的だがそういう考えをあえて否定する気はあまりない。

ただオタクかそうでないかに関わらずオタク金持ち好きな物に湯水のように金を使っているか金が無くても身の周りの物を削って『推し』に投資していると思っている人が大半な気がする。

勿論そういう方もいるのだろうが世の中なるべく安くコンテンツを楽しもうとする倹約オタクもいるだろうし自分がそうだ。

自分漫画ゲーム守備範囲だが小学生の頃から好きな漫画ブックオフで揃え新刊はほぼ買ったことが無い。

最近では基本は無料漫画アプリで読みブックオフの110円棚で集めた本をメルカリに売り格安漫画を読んでいる。

活字本も読むがほぼ全て図書館で賄い無ければリクエスト中古で買うとき買い取り価格リセールバリュー意識して買う。

一番好きなゲームも最新のNintendoSwitchを最近まで買っておらず去年ようやく貯金して有機ELモデルを買った。

それまでは3DSプレイステーション3我が家の最新機種でメイン機種は中古ソフトが安く揃うスーパーファミコンプレイステーション2だった。

もちろん実機プレイである

ハードオフジャンクコーナーに足繁く通い110円で良ゲーを揃え遊び終わったときリセールバリューまで考えて買い物する。

漫画ゲームも楽しんだ後元手を最低でも半分以上回収するためリセールバリューを考え買う。

ダウンロード版は売却できないのでほぼ買わない。

漫画は110円棚に並んだ日がその本の発売日だと思っている。

このような事を書くとお金持ちの方々から作者やメーカー利益を訴えられそうだが作者やメーカーだけでなくユーザーにも生活があるのである

新作が出なくなったら旧作を遊び尽くせばいいじゃない。

もちろん富裕層オタクの方々は全力で経済を回して欲しい。

ただダウンロード版を買わず現物を買い堪能した後は安く中古に流して欲しい。

anond:20240506114913

都内図書館巡りをしてたとき台東区図書館ホームレスの多さにビビった記憶があるけど、今は改善されてるんだろうか……

2024-05-03

金を使えば大抵のことができるといいますしかし私の願いは叶いません。私の願いは、人間乳児を間近で見たいのです。動物園水族館図書館喫茶店保育園乳児院どこに行っても間近で乳児を見ることができません。金を払いたいと申し上げました。しかし叶いませんでした。見せてもらえませんでした。隠されてしまいました。

金とは虚しいものです。

anond:20240503095519

その理屈で言うなら、少なくとも向こう三代は遊んで暮らせるくらいの資産持ち以外が文化に触れる必要はなさそうだね。労働階級がまともに働いても子供を残すことは難しい今の日本じゃ家庭での文化継続的継承なんて無理なんだから。じゃあもう文化とか資産持ちだけで転がしてればいいんじゃない博物館図書館美術館資産持ちだけで支えてやれよ。

[]サラリーマンこわい話

数年前転職してきた(具体的な年数は記載しない。「a few years」の数年前)上司が飛んだ。もちろん形式上は通常の手続きでの自主退職だけど、引き継ぎなども特になくクロージングもなく「いなくなった」。

私もサラリーマン人生いから、今まで「鳴り物入り」の同僚や上司が来て、淡々と去っていくのを見てきた。中でも今回の「飛び」は印象深かったから、個人場所特定されない話として残しておこうと思った。

上司は本とその中に書いてある理論が好きだった。

推薦図書を全員にメールで送ってきた。結局ほとんど誰も読まなかったらしいけど、私は「上司の推薦図書=実質義務」だと思っているから、アマゾン中古本と図書館で借りることで一冊(アマゾンでも高かった)除いて全部読んだら「本が好きらしいので」と5冊持ってきて結局「義務」が私だけ5冊増えた。想像つくとは思うけど結局「読まなかった人へのペナルティ」も「読んだ人へのアドバンテージ」も特に無かった。もちろんそのあたりも最初から想定していたので特段の感慨はない。

感想?「何冊かは『読む』本じゃないよね」ということ。

仕組みやシステムを構築する時、困ったり抜けを確認するために該当箇所に当たってチェックする本だなというのが感想

就任後一ヶ月くらいで、私を呼んで分析用のデータ作成を指示してきた。

もちろんこちらも誠実に対処すべく質問をする。

網羅すべき内容は?」「全部」

「どのくらいの期間で?」「できるだけ早く。3日位で」

これを聞いた瞬間に感じた。

(ああ この方自分で読んでそして我々に推奨してきた本の中身を理解してない)と。

推奨図書のうち一冊には「なんでもそうだけど 内容を明確にして対処するのが一番大事だよね」的な書物があったんだけどな、ついでに自分仕事人生の中で「全部」と言われたデータが役に立った例は古今東西あった例はないな…と思いながらデータを取りまとめる。

想像通り3日で作ったデータは死蔵品と化して、最後まで日の目を見ることはなかった。

推薦図書の中に「全てのデータを取得してアウトプットして活用する」的な本もあった。

だけど上司アウトプット資料殆どたことがない。強いて言うなら文字位置がガタガタなPowerPoint位と画像貼り付けノートとして使われてたEXCELくらいかな。

データ使いこなすと言うならまずはMicrosoft Officeを使いこなしてほしいかな、と思っていたけど流石に直接そう話すわけにもいかなかった。

そんな中で上司招集課題案件対応するための会議が始まる。

予感はしていたのだけど「ここ(現業)は◯◯が低迷し…」から始まった瞬間、皆の顔が微妙に歪むのを観察していた。私も現職で数社経験しているから身にしみて知っているのだけど、私が努めてきたどこの職場でも「課題問題もある。それは皆わかってる。でも別に好きでそうなってるわけじゃないし誰かがサボってそうなってるわけでもない」。そこまでの経緯や体制など色々な原因が横たわっているからそこを改善しないとどうにもならない。それをさも「怠惰」が原因であるかのように話をしてもどのプレイヤーも得をしない。

予想はつくと思うけど、その後も会議はたくさん招集された。だけど上司から出てくるのは「課題」「問題」「事象」。いや、上司に求められているのはその3つに横たわる「原因」を分析する能力なんだ。それら3つはもう全員が理解してる。だからすぐに「会議を開くこと。そして上司の話を聞くこと」が会議目的と化した。そして上司目的語が大きかった。業務遂行するうえで、顧客のどの層を想定するかは割と大事ポイントなのだけど、常に上司の口からは「お客さん」というワードけが出てきた。それとなく傷つけないように目的語を会議中に修正した事は何回かあったけど結局最後まで変わらなかったな。

私の嫌な予感は的中し、上司の話を聞き流す人が着実に増えていった。

その結果どうなったか上司コミュニケーションの機会そのもの自分で減らしていった。立場上忠実(にならざるを得ない)直属の部下のみを招集しての会議のみがやたらと増えた。直属の部下は上司との会議のすぐ後に他部署との会議自分業務を抱えて辛そうだった。そのなかで上司はいつも5時になるとすぐログアウト。そして退社するのがルーティンになっていた。

いかいか、は別として、現職の経営層は管理職に「プレイングマネージャーであることを望む傾向が強い。仮にプレイングマネージャーでなかったとしても、課題問題もあるわけだから暇な訳が無い、だからポジション募集して貴方が来たんでしょう?と思うのはごく当たり前のこと。だからイマイチ何をしているのかわからないが毎日定時で退社する上司」が現職の職場で目立ち始めるのに時間はかからなかった。

私の現職の部署はやや職場位置特殊で、本社の中枢部分に数人のデスクがあり、分館みたいな所で私を含む大部分のスタッフが働いている。

そんな中で、上司は分館の会議室に脇目もふらず直行して会議だけ行い(内容は少し聞こえてくるのだけど、何かが決まっている雰囲気はあまり感じられなかった)会議が終わるととてつもない速さで分館からいなくなり、分館スタッフと話す事は殆どなくなった。

コミュニケーションを嫌がる(怖がる、かもしれない。少なくとも私にはそう見えた)ものからメールの返信もいつも一行から三行位。「ふわっとした」疑問形で返されることも多かったから、メール案件上司が介入した結果結論に到達せずに途中で止まってしまう事が多かった。

承認書類も途中で止まるようになった。上司承認が止まるものから業務案件も滞る。その中で招集された会議上司承認待ち案件について「あの案件が停滞しているのは何故?」という発言が当の上司から出てくるというギャグみたいな状況に数度直面した。

外部業者コンサルも好きだった。

でも両方とも魔法使いじゃない。外部業者コンサルと打ち合わせを行うと、初回で外部業者必要しているデータそもそも持ち合わせていないことがわかり数回の打ち合わせで大半が立ち消えとなり、事前検証や打ち合わせの時間分の工数が消える結果となった。

それでもいくつかの案件稟議通過した。

おそらくは経営陣側が「上司の力量に一旦は任せてみよう」という判断になったのだと想像している。その一方でこうも思った「後日経営陣は確実に費用対効果確認してくるだろう。まあ私が問われるわけじゃないからいいけど…」。

良くなかった。

私の対応分野は「問題課題解決」や「業務の仕組み再構築」。

基本的には与えられた条件の中で新たな費用を発生させないことを前提としているが、どうしても少額の費用最近はサブスク的な月1000〜2000円とかの定期支払いが多い)が必要になる時があるが、そういう少額費用の決済が恐ろしく渋くなった。どれだけ費用対効果説明する資料を作っても駄目。

その中で「稟議通過したこの件だけど、まだまだ足りないかもっともっと金を使うぞぉ」的な資料を見つけてしまいため息しか出なかったのをよく覚えている。

結局はこの稟議案件数件が致命傷になったようだ。

会社数字でのリターンを求めてくる。でも部下とのコミュニケーション同様「ふわっとした」説明しかできなかったらしい。資料を作って見せるスキルもないからすっかり経営からマーク」されたらしい。

その結果、上司が分館に来て誰とも目を合わさなテーブルデスクではなく)で黙々とノートPCと向かい合って「何か」をして、5時になると姿を消す姿を連日目にするようになった。

から退職の話を聞いても何も驚かなかった。

だけど一つだけやっておきたいことがあった。

着任後半年くらいしてから現業未来像をどうするか」でブレーン・ストーミング会議を行いたいと言われてメンバー招集されたことがある。

結局はブレーン・ストーミングでもなんでもなかった。

役員が”将来像”は『A』になると言っているから、皆『A』にするための方策を考えて」だった。

私は基本的官僚スタッフなので、方向性として示された事をいかに実現させるかに頭を絞るのが職務だと捉えている。だがこの件は看過しているとまずいと考えて話をさせてもらった。「『A』はできない訳ではないのですが、会社体制対応のものを変える必要があり現職の状況には沿っていないと考えます。恐らくなのですが『B』という考え方があり…」とホワイトボードを使って説明した。参加者全員が納得してくれ、上司も「まあいいでしょう」と話をして次の会議予定を設定した。

次の会議になった途端、上司が『A』の話をし始めた。私から「先日お話した『B』の話は役員にしていただけましたか?」と話したところ「役員は『A』と言っているから」の一点張り。結局この将来像は、微妙にどうなっているかからない状態になっていた。

上司退職が決まって10日後位のこと。この”将来像”とは別案件で当の役員が来ることになった。別案件とは書いたが、この別案件の作り込み方は”将来像”によって180度に近いくらい作り込みが変わってくる。私もそれで悩んで色々な絵図面を散々描いては直し、を繰り返してきた。

私が事前に”将来像”について役員に直接確認する必要があるよねという話をしていたので、自ずと役員を前にその話題に流れていくことになった。

役員笑顔で話してくれた”将来像”は…

『B』だった。

私が話した内容とほとんど一致していた。

誤解しないでほしいのは、別に自分の自慢をしたいわけじゃないということ。

何故このような意思疎通の不全が起きたかということだ。

少しだけ捕捉すると『A』は「0か1か」の案で、『B』は「濃淡をつける」案。

外部の方からするとどっちも似たようなものに見えるのだが、実際は業務の作り込みから顧客への応対からシステムから何もかもが違ってくる。

恐らくなのだが、役員が『B』で話したのを、上司忖度して「役員の期待?に応えるためにはもっと厳しくしないと!『A』じゃないといけないだろう」と脳内変換したのではないかと推測している。

念の為だけど上司を責める気はまったくない。誤認や勝手忖度は初めての案件場合よくあること。問題はそこからどう修正するかであり、それを可能にするのがコミュニケーションだと思っている。

その会議には退職間近の上司も参加していてほとんど何も喋らなかったが、役員が『B』を笑顔で話している時に上司をちらりと見たところ、ずっと下を向いていた。

会議後、役員は次の会議に向かった。そして上司はそっと席を立った。その時、他部署の方が「◯年前にさっきの話を聞いていればこんなに時間からなかったのに…」と言っていたのが全てを表していたと思う。

その日から10日間、上司ほとんど別館のテーブルノートPCをおいて「何か」を見ていた。手は殆ど動いていない。誰かと会話する時間は一日10分程度。それでも定例の直属部下とのミーティングは開催されるし、案件会議には一応「出た」。そしてほとんど何も喋らなかった。

外部業者ほとんど実現可能性のない案件相談から次の打ち合わせの打診がメールで入ってくると「◯◯が設定します」の一行メールで返信が入ってくる。当該◯◯さんに「どう進めます?」と聞くと「話聞いてそれで終わりだねー」と「せやな」で返すしか無い見解いただき安心した。つまり上司が片っ端から声をかけてきた外部業者コンサルトのルートはほぼすべてがクローズされるという結果となった。

そして、上司最後に二回だけ話す機会があった。

一つは大きめのプロジェクト案件で私が話した内容。

実は十数年前現業転職したときから気になっていた。

やっと手が出るようになったのだが、他部署に関わることのため話の持って行き方をずっと考えていた。何とかうまく「敵に回さないよう」話ができた後、上司からしかけてきて「やっぱりダメだよね◯◯部署。ところでXXのデータには当たってみた?」

‥いや違うんだと。◯◯が怠惰でやっていないのではなく、現職の業務体制で手が出ていないだけでそこに「悪」存在しないんだと。そして私がやるべきなのは問題提起と提案まで。実務は◯◯に依頼しなくてはならないから、私がXXに当たる意義はほぼないんだと。何より私はただ一件の話をしているのではなく、背後に眠る数百件の類似ケースとその検証に手を回せない体制改善しようとしているんだと。

純粋な親切心でそこまで言おうかなと迷ったが、意味も意義も無いのでやめた。

もう一回は最後最後

退職1時間前に退職事由説明した長いメールが届いた。

退職メールではなく、普段から自分の口と文章資料経営陣とも部下ともコミュニケーションを怠らず「わかってもらう」努力を欠かさなければ結果が変わったかも…)と思いながら返信。

返信した30分後位に挨拶に来た。

聞いてみたところ、メールを出してすぐログアウトしたので返信は見ていないとのこと。

なので私の画面で返信をお見せした。

私の返信を要約すると「理論大事。だけど現実リンクさせないと殆ど無駄打ちに終わる」「コミュニケーション不在はやばい」となる。できるだけ親切に描いたつもりだった。

上司から感想はなかった。「頑張ってください」の一言だけだった。

私も想定内だったので「ありがとうございます」と挨拶した。話を聞く限り返信を返したのは私だけのようだ。

恐ろしいのはここから

上司が退室して10分後には「なんの支障もなく回る活発な職場」「上司がかつて通した稟議案件は(経営陣が追加コストを嫌気して)廃止になるかもしれないから準備をしておこう、と話すスタッフたち」の姿が。

…そう、最初からそんな人は「いなかった」んだよ。という扱い。

程度の問題ではあると思うんだけど、人間には承認欲求というごく当たり前の感情があるはず。これが怖くない人はいないと思う。

そのために何をすればいいか、という自戒も込めてここに残しておく。

https://anond.hatelabo.jp/20240502110846

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