「和食」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 和食とは

2018-08-21

街にアップルストア増田来るよ留下酢魔後する富っあに知真(回文

私の街にもついにアップルストアが出来るのよ!

林田健次ばりの青い、

違う違う違う、

青いTシャツ着てハイタッチしに行こうかしらっ!

ビッグウェーブさんもいるかもしれないし!

なんてそんな話はウソだけど。

でさ

10年ぐらい前に買ったマックが壊れないので

なかなか買い替えられません!

その間に使ってきたウインドゥーズときたら

何台私の元に来ては去って行ったのかしら?ってぐらい

ちぎっては投げちぎっては投げって感じ。

今までそのつ買ってきたパソコンドミノにして並べて倒したら

きっとギネス級よ!

でもさ、

量販店にもアップルコーナーあるし、

改めてアップルストアに行く用事も無かったりするわ。

ガラス階段シンデレラごっこが出来るぐらいかしらね

でもなんかこんな話をしてたら

マックを背負って持って帰ってきたことを思い出したわ。

鴨が葱を背負ってくるを地で行く感じ、

こんな気持ちかぁってね。

うふふ。


今日朝ご飯

炊き込みご飯したので、

それと昨晩作って置いたお味噌汁和食定食を自ら演出

映えるワンプレート和食よ!

でもさ

なんでもワンプレートにしたらいいもんじゃないじゃない。

味噌汁はやっぱりお椀で飲みたいわ!

デトックスウォーター

濃いめに作った水出し緑茶ウォーラー

これももうすぐシーズンオフになるから

早めに使い切っちゃいたいわね。

鮮度のいいうちに飲み切りよ!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2018-08-15

初デートの飯屋の選び方

Twitterでは五右衛門あるやなしやみたいなことで、

盛り上がっているようだけど、

結局どこを選んだらいいんだよ!?

って答えが出ていないみたいなので、書いてみます

結論

だらだら書くので、まずは結論から

食べログで3.5以上の店を「予約」すること

ラーメンカレー、大盛り定食屋などのいわゆる「男飯」は避ける

・客単価2000円以下、1万円以上の店は避ける

もう、よくわからん!の人はこの3つだけ守れば大丈夫

今すぐ店探さなきゃって人はもうこの後読まなくていいから、

上の3つの条件にはまる店を予約してください。

で、もう少し細かく書いてみるよ。

○予約すること

初デートに限らずだけど、予約可のご飯屋さんは「必ず」予約すること。

お店に着いたら予約いっぱいで入れないで、

うろうろした結果、適当なチェーン居酒屋はいるとかが一番最悪。

仮に遊園地とかで遊び終わりの時間が見えないケースでも、

遊園地から出るタイミングで良いので、お店に電話して

「○分後に2人なんですけど、入れますか?」と確認してください。

○メインの遊びの近くのお店にすること

ご飯食べに行こうというデートじゃないケース、

例えば映画とか、遊園地とかライブとかの場合は、

主の遊び場の近く、もしくは帰り道の乗り換え駅などでご飯屋を選ぶこと。

女性男性が思っている以上に体力が少ないこと多いので、

遊び疲れた後に、遠くのご飯はとても嫌がられる。

から遠くになる場合は、タクシーで向かうことも検討すべし。


○事前にネットで調べること

スマホ持ってるんだから、行こうと思っているお店は調べること。

食べログRetty、インスタなんでもいいけど

雰囲気良さそう、美味しそう、金額大丈夫そうくらい

判断してから連れてきましょう。

何が良くて何が悪いかよーわからん!っていうなら、

とりあえず最初に書いた「食べログ3.5以上」で選べばいいよ。


相手好きな物、苦手な物は確認しよう

これも当たり前なんだけど、

「何系の料理が好き?」とか「苦手な物ある?」というのは

お店選ぶ前に確認しておくこと。

ここなら大丈夫だぞ!と思って選んだお店が

相手の苦手食材とかだったら目も当てられないでしょ。

○きたなシュらんな(安くて汚くてうまい)店は避ける

2回目からデートとかで変化球なら全然ありなんだけど、

1回目のデートせんべろ系に連れてくのは良くない。

タバコが煙いことが多いし、席もせまかったり立ち飲みだったりで、

トイレも綺麗じゃないことも多い。

不潔な場所が極めて苦手という女子一定数いるので、

まずは普通な店で様子を見ましょう。

相手日常外食の1ランク上を狙う

これは少し難しいんだけど、

相手普段友達などと言っている外食よりも1ランク上くらいが

初デートとして狙うのに、ちょうど良いかなと思う。

例えば、普段友達ファミレスに行く女子高生なら

(俺はおっさんから姪っ子連れてくとかしかないけど)

それこそ五右衛門も多分ぜんぜんアリ。

24〜5歳の新人OLさんだったら、五右衛門とかでランチ食べてるだろうから

客単価3000〜4000円くらいのビストロとか。

30代中盤のデート慣れした食べるのが好きな女性とかだったら

客単価5000〜8000円くらいのカウンター和食とか。

この辺りは、慣れになるから、今は覚えなくてもいいけど、

なんとなく頭の隅っこに置いておくといい。

の子の時は「UOKINビストロOKだったのに、

なんで今回の子ダメだったんだろう??みたいな疑問の答えだから

○2000円以下の安すぎる店、1万円以上の高すぎる店は避ける

で、最初にも書いたけど

「安すぎるけど美味しい店=きたなしゅらん系がおおい」

「高すぎる店=相手に気負いをさせたり、割り勘ならどうしようと不安を与える」

ってことなので、ファーストデートでは避けること。

ラーメン、汚い居酒屋焼肉学生街系の定食屋カレーは基本避ける

普段、俺らが一人とか男同士で食べに行くお店は

初デートでは避けたほうが無難

この手の料理洋服かに臭いつく事が多いし、

お店がうるさかったり、あまり綺麗じゃなかったりすることが多い。

もちろん予め「お肉大好き」ってヒアリングできてるなら、

焼肉はむしろ喜ばれるのでアリ。

○2軒目も調べておくこと

1軒目でせっかくいい雰囲気になったのに解散したらもったいない

もちろん1回のデートで落とすのは、まず無理なのでダメなんだけど、

ワイワイと楽しく飲み食いした後は、少し落ち着いた店で

飲み直すとぐっと良い雰囲気になるよ。

その時に、もたもたしてると格好悪いので、予め良さそうげな

バーとかパブとか探しておこう。お店は1軒目の近くで探すこと。

(遠くまで歩かせるのは女性のことを思いやってない)


デートで良いご飯屋さんを選べるかどうかは、

本当にデート成功/失敗を分けると個人的には思ってます

別におっさんマウンティングじゃないよ)

やっぱり、相手のことを思って美味しいって感じてもらえる場所

時間や労力かけて探すって一種愛情表現だと思うので。

素敵なデートができて、幸せな人が増えること祈ってます

がんばれ!初デート

anond:20180815114801

そうなんだよー。試されてる感がすごい。

さっぱりしたものが食べたい=和食 

みたいなこと言われちゃうプレッシャーかかる笑

anond:20180815113848

和食って、試されてる感じあるよね。

anond:20180815110534

カウンターがある小料理屋系でうまい店を見つけておくと捗る。あと飲めるそば屋も。

地雷が多いと感じるのは、実はチェーン店の魚介系の居酒屋創作和食居酒屋。外れるとキツイ。だが人気のある店は予約が取りにくい。

デートに行って何食べようか相談しているときに女が「和食がいい」とか言うんだけど

デート和食って何食べればいいのよ??

全然わかんないんだけど。

和食懐石と同一視する方が知識ないだしょ

だしょ?

anond:20180814190639

作れなかったという面もあると思うけど、野菜と肉を含んで和食調味料カレー食材を使い回し艦艇の上で大量に作れる料理という面が強い 当時の日本食コメ偏重栄養失調が酷かったので対策料理が色々作られた

2018-08-13

anond:20180813205255

・肉を硬くしない(肉の扱い)

・じゃがを煮崩れさせない、生煮えにしない(面取りなど包丁の扱い)

玉ねぎの形を残すがニンジンに火を通す(野菜の扱い)

・糸こんのアク抜き(調理の基礎知識の扱い)

和食のおいしい味付け(調味料出汁の扱い)

・絹さやを飾るか(盛り付けの扱い)

マジ適切だな肉じゃが検定

2018-08-06

リアル草食男子とのデート

友達の紹介で草くんと2度目のデート

店員さんを呼ぶ声が大きいものの、

その他の場面では声が小さめ。背中も丸い。ウサギかっ。

何を聞いても「増田ちゃんは何したい?何食べたい?」と聞いてくる。

「草くんは?」と聞くと、「何でも良いよ」と一言が帰ってくる。

会話の基本がオープンクエッションになっていて、答えるのが少々面倒くさい。

私は食べたいものを伝えるけど、「和食洋食どっちの気分?俺はね~」とか聞いて欲しい。

先日、3度目のデートがあった。

デートの後「僕たち、付き合うってどう?」と聞かれた。

「ぼ く た ち 、つ き あ う っ て ど う ? 」

……付き合うってどう?何が?どういう事?

僕と付き合ってください!っていう事?なんで疑問系なの?

「付き合ったら将来どういう風になるかな?」というのの略語だったりするの?何なの?

色々考えたあと、ごめんねと断った。

草食男子は全て疑問系なの?オープンクエッションなの?やめてほしい。

2018-07-30

海鮮丼のフタにたくあん

今日食べたランチについて。

会社から徒歩五分ほど。最近オープンした雰囲気で、オモテに大きめの水槽がある海鮮居酒屋風の店。

内装はどこにでもある普通大衆店といった感じ。

ランチメニューは、握り8貫、海鮮丼、天ぷら定食唐揚げ定食

どれも850円

エリア的に価格設定普通〜やや高めかな。

刺身が食べたい気分だったで海鮮丼をチョイス。

スタッフは、店主と思われる20代後半ぐらいの茶髪男性キッチンに1人

nycと書かれた黒のキャップを着用。和食のお店だよね?

他には大学生ぐらいの女性バイト店員数名。

全員カラーのロングヘアで、髪留めとかもなし。

釣りを渡してくれた子は派手めなネイルもしてたかな。

釣りを渡されるとき、手が触れないように高い位置から落とされました。おじさんは悲しい。

店名の入ったお揃いのTシャツを着用。

店員同士でずっとおしゃべりしてて、大学生ノリの延長ぽい店だなぁという印象。

肝心の海鮮丼は、赤身が一切れも乗ってなくて、米もあんまり酢が効いてない。味噌汁も具がネギしか入ってなかった。

ここまでなら、もう来る事はないなぁ。ぐらいで終わりだったんだけど、

1番気になったのが、海鮮丼のフタの上にたくあんが乗っていたこと。

丼の上に、漬け物小皿を重ねてるとかじゃなくて、フタの取っ手部分に直置き。

取っ手の丸い溝の中にたくあんがすっぽり入ってる感じ。

嫌がらせか何かか?と思って状況が飲み込めなかったんだけど、他の客にも同じように提供してた。

とりあえず食べるか。とフタを開けようと思ったけど、困った。

この状態だとフタを開けたあと、裏返して置けないので、フタの内側の湿った方を下にしてテーブルに置くことになる。

たくあんを先に回収してから、裏返して置いたとしても、たくあんが乗ってた部分がテーブルに着くことになる。

たくあんに箸をつけたくなかったので、前者にしたけど、いったい何が目的あんなことしてるんだろうか。

食べ終わったらサッサと退店したけど、店員理由を聞いておけばよかったなと後悔。写真も撮らなかったし。

理由を聞くために不味い店にまた行くのもしゃくなので、理由がわかる飲食の方いらっしゃれば教えて下さい。

anond:20180730124213

トレーズの場合は正確だから言い返せた判定だけど、適当数字を挙げただけだと

「ホンマに? その数字おかしない? おまえんち和食派なん?」みたいなツッコミをかわせなくなるぞ。

デートイタリアンより和食のほうがいい

見栄張らすに健康に良いもの食おうぜ。

2018-07-15

anond:20180715000904

いわゆる「三角食べ」だが。和食文化が衰退してるからできる人が減ってるんじゃね

2018-07-12

anond:20180711131902

パセリ味噌汁の注意点

  • パセリ感が消えたりはしないので、苦手克服などには向かない。
  • 和洋折衷の味わいになるので純和食献立には向かない。

パセリ味噌汁ポイント

2018-07-10

俺が 和食を食べれば 同じものを一緒に食べる 風景

そもそもこの考えがヤバイよね。白米食い過ぎて頭おかしくなったんだな

食パンを食べよう。

君が一切口にしない食パンを。

一緒に消費する事が前提にない為、最初から食べ切れるサイズで購入された食パンを。

それが食卓の上に乗っていて家族全員が同じものを食べている、そういう光景こそ私にとっての憧れだった。

和食を好む貴方は一切歩み寄る事がなく、買って来ても結局消費期限切れで捨ててしまう。

和食ほど手のかからずに済む食パン

食べる人は私以外に居ない。

から食パンを食べよう。いつか他の誰かと一緒に朝食を分けあえる日を夢見て。

anond:20180710105420

オーストラリアと言えば肉ちゃうんか。

レトルトピザごまかされるって、

アメリカの人が日本に来たのに、和食日本食、ラーメンとかその他を一切食べず

マック食べ続けるようなもんだろ。

2018-07-09

anond:20180709164720

化石を拾えるのは博物館に比べ物にならないくらい貴重な体験だ。でも、田舎じゃ恐竜映画絵画は観られない。

料理も同じことが言えて、烏賊が透明なままの新鮮な状態で食べれるのは田舎しか出来ないけれど、それ以外の選択肢が限られてしまう。

調理技術的には東京のほうが高いし、様々な選択ができる。(烏賊和食で食べるのか洋食で食べるのかetc.

鮮度は落ちるが世界トップクラスの水準の料理がワンサカある東京と、新鮮だけれど特定食材しかない田舎

その比較だったら東京のほうがいい暮らしが出来ると思うのです。

2018-07-05

女は「雄」を感じる男が好き

DV振るう男だったり、モラハラ男だったり

オラオラ系だったり……

結局、女って「雄」を感じる男が好きなんだよね。

ただ、丁度良い感じなのが難しい。

「お前」呼びとか、イケメンか大好きな彼氏くらいしか許せないんじゃない?

ということで、私の思う女が好きな男の行動をピックアップしてく。

(暴力ダメ絶対)

基本的に優しい

 重い荷物を持つときさりげなく持つ。

 「変わりにこっちもって」と軽いものを渡すとか。

自分の主張をしてから相手意見を聞く

 「俺は○○が良いと思うけど、お前は何が良い?」

 オープンクエッションは面倒だと思う人が多い。

 まず自分がどう思っているか伝えたうえで意見を聞こう。

 晩御飯とかもそう。最初から「何でも良い「」はダメだよ。

 和食とかジャンルを言おう。

 「俺昼飯とんかつだったから、夜はさっぱりでいいかもなー」とかね。

エッチを匂わせない

 最初の頃からエッチしたいっていうオーラ出しすぎたらドン引きする。

 第一印象普通だった場合は「あー、無理かもな」って思う。

 女は余裕のある男が好き!!

店員さんに横柄な態度は取らない

 店員さんに横柄な態度も取らないし、彼女候補にも横柄な態度は取らない。

 最初丁寧語。「タメ口でも良い?」って聞いてからやろう。

 メニューをパッと決めたり、「特にこれといって~」と言われたとき代替案が

 パッと浮かぶと良い。

【今まで会った男の中で印象的だったの】

何かをしたら罰ゲームっていうのを言われていて

私がもれなく罰ゲームだった。

そしたら「今までで犯した罪で一番重いやつは?」と言われた。

そいつの友人にはドラッグだの犯罪だの多かったみたい。ヤバイやつじゃんって思った。

でも、距離を縮めるなら「お互いの共通秘密」はあって良いと思う。

【最終的にどうすべきか】

少女漫画読みなさい。

読んだ上で、「自分キャラにあっているか」を考えること。

2018-07-03

街を囲む山々のてっぺん雪化粧ですっかり白くなっている。師走も半ばを過ぎ、世間では年末にむけて慌ただしさを増していたが、私の勤める会社のは例年になく穏やかなもので、みなのんびりと業務をこなし、そこには一年が終わりに近づくしんみりとした空気と、その前に控えたクリスマスに対する浮かれた空気が混在している。

 その日も、五時を回るころには私の業務はあらかた終わってしまい、六時の終業までの時間自分の席でもてあましていた。することがなくなるなんて、普段なら考えもよらない。たとえ休日を家で過ごすとしたってなんだかんだで忙しい。いつだって体や頭を動かしているのが当たり前で、不意に何もしていない時間が訪れると、なんだか悪いことをしているような後ろめたい気持ちを感じてしまうのだ。

 何かすることはないかな、と思い、作成した書類ファイルをもう一度点検したけれど、仕事は出てこない。

八坂さん」

 居心地悪く椅子の上に佇んでいると、同期の、そして高校時代からの知り合いでもある月島君が話しかけてきた。

コーヒーでもどう?」

 彼が差し出してくれたコーヒーを受け取る。

年末なのに暇だね。この会社潰れるのかな」

 そう言って、彼は笑った。特別整った顔立ちというわけではないけれど、逞しい体と、爽やかで人の良さそうな笑顔は、会社女の子に好感を持たれている。高校時代野球部キャプテンで、当時もそれなりに人気があった。

「そのかわり、年明けからは大変そうだけれどね」

 そう答えてから、私はコーヒーを口に含みかけ、普段とは違う香りに気が付いた。

ちょっと、これ、課長私物の、あの高いコーヒーじゃない?」

「あ、間違っちゃったかな」

 月島君はおどけてみせたが、ボタンを押すだけで出てくるコーヒーメーカーのコーヒーと、間違えようがない。

「ま、課長もたまにはこれくらい部下たちにサービスしてもいいと思うよ」

 彼は微笑しながらそう言った。

「たち?」

 辺りを見回すと、課長は丁度席を外していて、シマのみんなは一様に淹れたてのコーヒーを啜っている。部屋にはいつのまにか、コーヒーの良い香りがたちこめている。

「知らないわよ」

大丈夫だよ。課長は通ぶってるけど、違いなんかわかりゃしないんだ。こないだ、コーヒーまれインスタント持って行ったけど気が付かなかったし。ちゃん確認済み」

「用意周到なのね」

 私は遂に苦笑してしまった。

「お、いいね

「え?」

「いま笑った。やっぱり笑うとかわいいな」

気持ち悪いこと言わないでよ。びっくりするわ」

気持ち悪いっていうなよ。最近全然笑わないから、心配してたんだ」

 言葉通り、微笑を消して私をのぞき込むような目で彼は言う。

「そうなの?」

「そうさ。いつも根を詰めがちだし、ため息ばっかりついてるし。疲れてるな」

「うーん……」

「まあ、俺は笑わなくてもかわいいとは思うけど」

「もう、だからそういうのやめてって」

「なに、ただ同僚として思ったことを指摘してるだけさ」

 月島君は笑う。私は困って黙り込んでしまう。

月島さーん、仕事中に八坂さんを口説かないでください」

 向かいの席の山下さんが言うと、月島君は照れくさそうに頭をかいて、自分の席に戻って行った。

 椅子の上で、いつのまにか強ばっていた背中をほぐした。私的な会話を持ちかけられると、なんだか変に緊張してしまう。

 一人になってから課長秘蔵のブルーマウンテンを飲むと、柔らかで苦みのない味わいがコーヒー特別好きではない私にも美味しくて、ほっとため息が出た。


 仕事が終わり、買い物を済ませると、私は学校あろえを迎えにゆく。あろえと私は二人で暮らしている。何をしでかすかわからないこの妹を一人にさせるわけにもいかいから、学校が終わって、私が迎えに行くまでの時間ボランティア学生が面倒を見てくれている。

 いつも通りの時間学校に行けば、大抵あろえはすでに帰る準備をしていて、私が来るのを待っている。彼女時間にうるさくて、早すぎても遅すぎても不機嫌になる。かといって、定刻に迎えに行っても特別嬉しそうな顔をしてくれるわけでもなく、無表情に近寄って来てそっと私の手を握るだけだ。

 その日も、いつも面倒を見て貰っているその学生さんから簡単にその日の彼女についての報告を受ける。普段どおりの問題はあったけれど、特別出来事はなかったそうだ。それからいまの彼女学習状況。彼女が主に取り組んでいるのは、会話の訓練だった。

「このところ、すごい成長ですよ」

 と、その深沢という名の学生は嬉しそうに言った。

「前は、何かして欲しいものとか場所に連れて行って、触らせたりしながら単語連呼するしかなかったんですが、最近ではまず言葉だけで伝えようと試していますね。もともと彼女の中には、話したいっていう欲求自体はあるんですよ。だけれど、うまく話せないのがストレスになってたんだ。普段パニックも減ってきたんじゃないかな。なんだか全体的に大人しくなったような気がしませんか?」

 彼は去年からボランティアをしていて、私たちとの付き合いもも一年半になる。

 確かにあろえはこのところ成長していると思う。その功績の大部分は彼によるところだと、私も先生も認めざるをえない。彼はいろいろと勉強してくれているようで、新しいアイデアをたくさん出してくれる。失敗することも多いが、それ以上の成果は上げている。

 会話の進歩があまり芳しくなかったあろえに、コミュニケーションブックを導入しようと提案したのも彼だった。当初は色々と不安もあったけれど、結果としては大正解だったと思う。

「ただわからないのは、言葉自体は、結構複雑なものでも理解出来ているようなんですが、簡単なことが出来なかったりします。自分名前に反応しなかったり。いや、自分をさしてるとはわかるらしいんですが、あなた、とか、お前、みたいな言葉と同じものだと思ってるみたいで、自分から人に呼びかけるときにもたまに使ってしまます。何度教えても直らないんですよ。間違って覚えてるのかな。気をつけて呼びかければ反応してもらえるから、今のままでも実生活特別な不便はないとは思うんですけれど」

「ああ、それは……」

 気づいたのか、と思いながら、私は言葉を続けた。

「むかし、家でアロエ栽培していて、母がよく話しかけていたから、それと自分名前区別がつかないんじゃないのかしら」

「うーん、そう言うのって、あるのかな。」

「ほら、犬なんかも、そうやって名前の覚え違いするじゃないですか」

「そうですねえ……」

「でも、思い付きですから全然違う理由かもしれないですが」

 彼が考え込んでしまったので、私はそう誤魔化した。

「とにかく、調べておきます自分名前をはっきりそうと知らないなんて寂しいですからね」

「すごいぜたふびーむ、つよいぜたふびーむ、じゅうまんばりきだたふびーむ」

 歩きながら、あろえテレビコマーシャルの歌を口ずさむ。鼻歌が出るのは機嫌が良い証拠で、私も安心する。

 とても歌には聞こえないその歌に、行き交う人は露骨視線を向けてくる。私も、すっかりこんなかたちで人に注目されることに慣れてしまった。それが良いことなのか、悪いことなのか知らないけれど。

 彼女手をつなぎながら、家までの道を歩いている。あろえの足取りは、バレリーナのような独特の歩き癖が出てしまっている。つま先立ちで、ひょこひょこと頼りない。ちょっと目立ってしまうけど、別に実害はないし、私の目からするとコミカル可愛いく見える。

 歩きながら私は、深沢君に指摘されたことについて考えていた。

 あろえ自分名前を覚えていないのには、深沢君に誤魔化したのとは別の理由があると思う。

 二年前まで一緒に住んでいた母はあろえを嫌っていて、医者自閉症と診断されても何一つ学ぼうともせず、適切な教育を受けさせようともしなかった。おかしな薬を吐くほど大量に飲ませたり、狐のせいだと祈祷に連れていって棒で叩かせて、活発なあろえが二、三日大人しくなったと喜んでいたが、それはただ動けないほど弱っていただけだった。当時はそんなものかと思っていたけれど、今思うと恐ろしさにぞっとする。足を捻挫しても平気に笑っているほど痛みに鈍感なあろえが動けなくなるなんて、どれだけ殴ったのだろう。

 もちろんそれでもあろえの状況は変わらず、変わるはずもなく、すると母は絶望してしまった。自分はとんでもない不幸を背負い込んでしまったと、周囲に愚痴をこぼし自分悲劇理解させることばかりに懸命になった。

 そして暇さえあれば本人に面と向かって罵っていた。周りが咎めても、どうせ本人は馬鹿言葉なんかわかりはしないのだから、何を言ったってかまわないんだ、自分はそれくらいつらい目にあわされている、と権利を主張していた。

 そして実際、当時の彼女は今よりもずっと言葉理解していないようで、何も言ってもまるで聞こえていないように見えた。それが、母の苛立ちをいや増ししていたらしい。私が高校に通っていたころ、学校から帰ってくると、母がこんなふうに語りかけているのを聞いてしまった。

「まったく、あろえって本当に迷惑子供ね。どうしてこんな出来損ないに生まれたのかしら。お母さんは本当に、あろえのおかげでいつも恥ずかしい思いばかりするわ」

 母がにこやかな表情で口にしたその言葉意味を、あろえ理解しているようには見えなかった。彼女普段どおりの茫漠とした顔つきで、言葉を聞き流し、母がくすぐると、嬉しそうに笑い声をたてる。「ほんとに頭が悪いのね」と母を苦笑させていた。

 父親が滅多に帰らない家で、昼のほとんどをあろえと二人っきりで過ごしていた母は、こんな言葉をどれだけ語りかけたのか。とにかく、この悪意に満ちた悪戯のなか「あろえ」と言う言葉はそこにいない誰かみたいに使われて、あろえ名前自分と結びつけることが出来ないまま成長してしまったんだと思う。

 もし、その記憶がまだあろえの頭に残っているのなら、自分名前など、この先ずっと知らないでいた方が良い。調べてくれると言っていた深沢君には気の毒だし、知ったところであろえが傷つくことはないだろうけれど。

「おかえりなさい」

「ただいまでしょ」

はい

 あろえは返事をしながら自分の靴をいつもの決まった場所に慎重に置いた。それから私の脱いだブーツの場所も気に入らなかったのか、2センチほど位置を整える。

 今日晩ご飯和食きんぴらごぼうポイントだ。あろえは歯ごたえのある食べ物が好きではない。これをどうやって食べさせるか、が私の挑戦である

 テーブルに向かい合って、自分食事をしながら、彼女の食べるのを観察している。きんぴらごぼうあろえお気に入りカラフルガラス小鉢にいれてある。あろえは二度、三度、視線を投げかけるが、手にしたフォークはなかなか小鉢に伸びない。

 私は彼女小鉢からゴボウつまみ上げ、自分で食べてみせる。自分領域を侵されたあろえは、じっと私を見る。

ゴボウが美味しいよ」

 私が笑うと、あろえ小鉢視線を落とす。

「食べてみてください」

「だめです」

「あ」

 彼女はいま、ブックを開かずに自分言葉で返事が出来た。簡単言葉だけれど、私は、嬉しくなってしまって、

「よく言えました」

 思わず褒めかけて、思いとどまった。返事自体きんぴらごぼうを食べたくないというわがままな内容だったじゃない。ここで褒めてはいけない。私はしばしばあろえを甘やかしすぎると指摘されていたのを思い出した。気を引き締めて問い返す。

「なんで駄目ですか?」

「なんでだめですか」

きんぴらごぼう嫌いですか?」

ごぼうきらいですか」

 褒めた傍から反響言語が出てきてしまう。しかも、どうあってもきんぴらごぼうなど食べたくないらしい。私はがっかりして、ため息をつく。

 結局、私の試行錯誤は虚しくにんじんを半分かじっただけで彼女きんぴらには手を付けずに食事を終えてしまった。

 食後には、空になった食器を私のも含めて流しに持ってゆくのがあろえ役割だ。家のことを毎日素直に手伝うのは、同じくらいの普通の子と比べても良くできた習慣だ。難点を言えば、ときに私がまだ食べ終わって無くとも持って行ってしまうくらいだろうか。

 テーブルの上に食器がなくなると、あろえ椅子に座ってテーブルに両手の平を貼り付ける。私が食後のコーヒーを出すのを待っているのだ。どうしてだか知らないけれど、この子お菓子ジュースよりも、コーヒーブラックで飲むのが好きなのだ

 私がマグカップを並べるのが遅いと、眉間にしわをよせてブックから言葉を拾い出し、コーヒーが出てくるまでその言葉を繰り返す。

コーヒーください」

コーヒーください」

 与えると、二杯目がないことはわかっているから、時間をかけて一杯を飲み干す。

コーヒー好きなのに、ニキビとか全然出来ないね

 あろえのなめらかな肌を見ながら言ってみたが、当然のごとく反応はない。マグカップを両手で包み込むようにして、まるで試験会場の受験生のような真剣な表情でコーヒーを飲んでいる。

 寝付きが悪くなることもあるし、出来れば夜にコーヒーを与えるのは避けたいのだけれど、彼女の集中した様子を見ると、生活にそれくらいの喜びがあってもいいのかなと思ってしまう。

 こうして黙って大人しくしていると、あろえは、うらやましくなるくらい整った顔つきをしていることに気が付く。そして実際、人にもよくうらやましがられる。ただ保護者立場としては、この子にとってそれは余計な危険をまねく大きな要素になってしまっているから、手放しでは喜べない。

 これでもし健常だったら、さぞモテたろう。普通学級に通って、同級生男の子と付き合ったり別れたりしていたのかしら。そしたら私たちはどんな姉妹になれただろうか。一緒にデパートに行って流行の服をああでもないこうでもないと話しながら選んでいたかもしれない。悩み事を相談しあったり出来たかもしれない。

 他人より少し風通しの悪い世界のなかで、この子は何を考えているのだろう。いくらか話すようになったとはいえ、その内容は何が欲しいとか何がイヤだとか、そういったシンプルで具体的な事柄に限られていて、心の立ち入った部分について語られたことはない。何を考えているとか、抽象的な事柄は一度も言葉したことがない。誰も彼女の本当の気持ちはわからないし、彼女の方からからせようともしてくれない。あろえ孤独を感じないのだろうか。

 食事が終わると、入浴。あろえが湯気のたつ体をパジャマに包むのを見届けたら、次は私の番だ。お湯に肩までつかり、入浴剤の爽やかな香りを鼻腔の奥まで含み、それをため息と共にはき出すと、あろえの声が聞こえる。また、歌っているらしい。きっとテレビを見ているのだろう。

 お風呂に入っている時間が、一番癒される。この町には温泉があるのだけれど、他人が入る外風呂より、一人でリラックス出来る家のお風呂のほうが安心する。私は風邪をひきそうなくらいぬるくうめるので、外のお風呂では熱いのに我慢しなければならないのだ。

 体温に近いお湯のなかを体の力を抜いてたゆたっていると、皮膚から溶けてゆきそうだ。本当に溶けてしまったらどれだけ気持ちよいものだろうかと想像する。私であり続けることには、めんどくささが多すぎる。

 会社で、笑顔がないと言われてしまったのは少なからずショックだった。外に出ているときはそれなりに愛想良くしているつもりだったけれど、私はそんなあからさまに余裕をなくしていたのか。

 もしそうだとしたら、きっとそれは先日の母から電話が原因だと思う。

「まだ、お前はあろえの面倒を見ているの?」

 母と会話になればいつもなされる質問だ。

 父と離婚したあと、この家にはもう住みたくないと母は隣町にある実家に帰ってしまった。そして、あろえをもう育てたくないと、家を売ってそのお金でどこか施設に預けようとさえしていた。そこで、丁度大学を出て仕事をはじめていた私がここに残って引き受けることで納得させたのだ。

「当たり前じゃない。お母さんとは違うわ」

 私の返事は、つい、喧嘩を売るような口調になってしまう。

「あの子病気なのよ。あんな獣じみた子が、人間と一緒に暮らせるわけないわ」

 母は私の敵意を無視して殊更に心配感情を込めて言葉を続ける。その親らしく装った態度が一層私を苛立たせる。

病気じゃないわ、障碍よ。それに、もう暴れて血が出るほど噛みついたりすることはなくなったのよ。お母さんがいたころより、随分と良くなったんだから

「じゃあ、治るの?」

「だからあろえのは、治らないとか、るとかいものじゃないんだって……」

「やっぱり一生治らないんでしょう? お医者さんも言ってたものね。頑張るだけ無駄よ」

 そんなことない、と思うが、咄嗟に断言できないのが忌々しい。私が黙ってしまうと、母は我が意を得たりと喋り出した。

「お前は充分やったわよ。もう自分のことをやりなさい。お前はまだ若いのよ? このまま回復の目処がたたないあろえの世話をしながら、お婆ちゃんなっちゃってもいいの? 良くないでしょう? あんなのに関わって、人生台無しにすることないわよ。お前もまだ一人前になりきってないのに、良くやったわ。恥ずかしがることなんかないわよ。悪いのは私だからあなた責任を感じなくてもいいのよ。あの子はお前に感謝なんかしない。お前が死んでも泣いてはくれない。どうせ何もわからないのよ」

「そんなのは関係ない」

 私の声から張りが落ちてしまっているのが、忌々しい。 「ねえ、お母さんが悪かったわ。それはわかってるの。だから、お願いだから、お前は自分人生を……」

 母が言いかけた途中で、私は電話を切った。黙り込んだ携帯電話を見ていたら、不意に涙がこぼれて、喉からは嗚咽がもれて、止まらなかった。泣きながら、自分は何で泣いてるのだろうと思った。衝動的で自分本位な母を私は嫌いだ。その言葉に泣かされるなんて、あっていいことじゃない。

 私には、どこにも行き場なんかないし、行ってはならない。ここが私の場所なのだ。そして、それは自分で選んだことなのだ。同じ環境に生まれたのに、妹より恵まれて育ってしまった私には、妹の出来ないことをかわりにしてあげる義務がある。彼女のために私の何か割いて与えるは当たり前なんだ。そうに決まっている。私のしていることはきっと間違っていない。間違っていないはずなのに。

 自分に言い聞かせていると、くらくらと目眩がしたので、バスルームを出た。体を拭き、服を身につけ、それでもまだ不安が心を支配していて、なんだか心細く、怖い。

あろえ

 テレビを見つめるあろえの横顔に、呼びかけた。聞こえているはずなのに、反応を見せてくれない。

あろえ

 二度、三度、感情を込めて呼びかけても、やはり彼女は振り返らない。

あろえ、こっちを向いて」

 私の妹は振り返らず、上半身をゆるやかに揺らしている。

 泣きそうになった。

https://www.saibunkan.co.jp/lechocolat/soft/ka_swan/images/preswan.htm

anond:20180703161416

美しい四季折々の風景がある。水道水がそのまま飲める。電車が時刻通りにくる。国民の大半が勤勉で真面目。治安がよくて女性が真夜中に出歩いても安全サッカーワールドカップ日本人サポーターが見せたように、ゴミ拾いなどのマナーがいい。もちろん電車バスなどでのお年寄り妊婦さん、ベビーカーに対しての席譲りや気遣い共生精神がしっかり根付いてる。何より最高なのが和食。ヘルシーな食事世界中エグゼクティブから評価も高く、ミシュランガイドでは調査員がベタ誉め。アニメ漫画ゲームといったエンターテイメント世界中評価されてる。

何これ世界最高じゃん日本

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん