はてなキーワード: 調子とは
○ご飯
朝:なし。昼:ハンバーガー。夜:にんじん、だいこん、はくさい、えのきのスープ。豆腐と納豆とだし。たまご焼き。リンゴ。ヨーグルト。間食:なし。
○調子
むきゅーはややー。お仕事は、それなりー。
サブの2DSに1世代のポケモンのVCが緑しか入ってないので今のうちに御三家入手、交換、リセットを繰り返してた。
せっかくなのでHOMEに見栄えよく並べたいと思うので、たね、1進化、2進化のそれぞれ3匹計9匹をメインROMの赤にうつした。
いや、予備2DSにバンク入れてなかったので、面倒だけどメイン3DSに移さないといけなかったんだよね。
自分はコロナ禍に長時間テレワークと運動不足で腰を痛め、MRIで調べても原因不明(非特異的腰痛)だったので、長らく腰痛治療ジプシーと化していました。
最近調子良くなってきましたので、試した項目をランク付けしていきます。
・竹踏み S
足裏が固いと神経の滑走が悪くなって腰痛に繋がるとか諸説あるようなのですが、詳しいことは分かりません。でも効きました。
大してコストがかからないので、まずはやってみるべきと思います。100均でもAmazonでも、モノはなんでもいいと思います。自分は家の中のドアの沓摺り(下枠)踏んでます。
・ストレッチ A
何が効くかは人によって違うので、自分に合うものを探しましょう。
自分が好んでやるのはジャックナイフストレッチです。ハムストリングを伸ばすと腰痛が和らぐことが多かったです。他にも大腿筋、広背筋、大腿四頭筋、大腰筋、腰方形筋が関係が深いらしいです。
「◯◯筋 ストレッチ」でYouTube検索したら色々出てきます。
腰を反らせる運動です。筋肉を伸ばすのが目的でないので、ストレッチと区別しました。
これをやると良くなるというより、やらないと悪くなるという気がします。負債のように疲労が溜まっていき、どこかで爆発するイメージ。
これも詳しくは検索してください。
・あずきのチカラ B
風呂浸かるのが一番いいけど、それができないときに重宝します。布団の上に置いて、そこに腰を乗せる形で寝っ転がって温めてました。
・鍼治療 B
効くんだけど高いです。あと戻るのも早い気がします。
・サインバルタ C
慢性痛は少しの痛みに対し脳が過剰反応してしまっているという状態らしいので、特定の抗うつ剤が効くそうです。整形外科でも処方を受けられます。
試してみたところ、自分は結構副作用が出たので早々に止めました(だるさ、食欲減退、下痢)。少量またはカット可能な錠剤で、少しずつ慣らしていくのが可能なのであればいいかもしれないです。
以上です。
整体師とか誰かにやってもらう対策は基本的に戻るのも早いので、自分に合うセルフケアを探しましょう。
腰が痛いからといって、原因もそこにあるとは限らないので、いろいろ試してみるのが吉です。
山崎まさよし52才が水戸で行った弾き語りツアーでトーク8割歌2割でお客さんから「歌わないなら帰ります」と言われるなど異様な雰囲気に包まれたという。冒頭15分のトーク。お客の女性が泣きながら「歌って下さい」と訴えたり、お客が直接ステージ前まで来て本人と話したという。この事態に対して、所属事務所が謝罪、チケットは払い戻しされるという。
謝罪したのは事務所。本人は悪いと思ってないんじゃないかな。楽しみにしていたファンにとっては最悪だ。喉の調子が悪いならそう言うだろうし。酒でも飲んでいたのか?やる気がなかったのか?スタッフも可哀想だ。本人から説明ないんか?
不倫(買春疑惑?)はアカンでしょとは思うが、まあでも正直、それらの行為そのものに関しては個人的好悪で言えば割とどうでもいいかな~というのがありのままの気持ち。
でも、こういう主義主張外の粗で反・表現の自由派を調子付かせるようなことをするのは勘弁してよという憤りはある。
投票という観点で言えば、また山田氏が選挙に出る時が来て、その時に他に競合する親オタク候補がいなかったら変わらず山田氏に投票するけど、めぼしい候補が他にいればそっちに投票するかなぁくらいのつもり。
たぶん、俺以外も以前から山田氏に投票していた人はこういうスタンスの人がけっこう多いんじゃないかな?
オタクの味方をしてくれる議員に投票するという明確な目的意識があるから私事での不品行くらいじゃ投票止めるつもりはないけど、醜聞で形勢を悪くしないような人がいるなら当然そっちの方が良いって考えの人。
それより転んでもタダでは起きないの精神で今、声を大にして言いたいのは、もし仮に上で書いた俺みたいなスタンスのオタクがたくさんいたとしたら「今、オタクの味方になってくれる議員を立てれば、自民からオタク票田をかっさらうチャンスですよ、野党さん!」ってことだな。
○ご飯
朝:なし。昼:サラダ。夜:にんじん、だいこん、はくさい、えのきのスープ。豆腐と納豆とだし。たまご焼き。リンゴ。ヨーグルト。間食:マドレーヌ。
○調子
むきゅーはややー。お仕事は、それなりー。
レベル上げをして進化を埋めたり、サブロムの緑を交換可能なところまで進めて通信進化組の図鑑を埋めたりして、捕まえた数123匹。
残りは、緑版限定種と周回が必要なポケモン(御三家やイーブイの進化系やオムナイトなど)を除くと、
オコリザル、ギャロップ、ベトベトン、ハクリュー、カイリュー。
ベトベトンは緑版だとそれなりの確率で出現するのでレベル上げよりそっちの方が効率いいかな。
特技だわ
6時間ほどでしゅーりょー
とりあえず 30ページ描く
調子がよければページ追加で
1枚2枚ってやる。
半日休憩して6日で終わる
ちゃんとあらすじ考える
連載作家ならむりっす。
てかわたし頑張れば1ヶ月5冊だせるのな。
○ご飯
朝:なし。昼:サラダ。夜:にんじん、だいこん、はくさい、えのきのスープ。豆腐と納豆とだし。たまご焼き。リンゴ。ヨーグルト。間食:フルーツケーキ。柿の種。チョコ。
○調子
むきゅーはややー。お仕事は、それなりー。
サカキ、チャンピオンロード、四天王とライバル戦を攻略して殿堂入り。
一応ポケモン図鑑150匹埋めるのが目標で、捕まえた数116匹なのでまだ遊ぶ予定だし、サブロムでもう一回周回するつもり。
今回はNPCから貰うシナリオで自然と集まるポケモンばかり使った。
エビワラーとかプテラを旅パで使ったのは初めてなので以下、手持ちポケモンの感想。
最初に博士から貰うパートナーポケモンで最初から最後までエースポジション。
フシギダネが好きで選びがちなのでゼニガメで最後まで遊んだのは初めてかも。
タケシ戦であわを覚えて挑めたし、なみのり覚えてからはサクサク敵を倒せたし、冷凍ビームで苦手な草タイプも苦にしないし、穴を掘るで電気も突破できるしで、終始強かった。
最後のワタル戦でも冷凍ビームでハクリューとカイリューを薙ぎ払ってくれて、大満足。
カメックスのデザインもこうやって旅パで付き合うと好きになった。
長いことカメックス単騎だったんだけど、タマムシで貰えるイーブイを進化させた2匹目の手持ち。
レベルの偏りが嫌だったので、中盤はずっと先頭の切込隊長的なポジション。
水と飛行という単純に種類が多いポケモンに通る電気技は使いやすかった。
他のタイプの技がないので地面には手が出ないがそこはカメックスに交代してたのも全員野球感があって楽しかった。
今回はなるべく道中のポケモンを捕獲してたので、でんじはもいい感じにそこをサポートしてくれてた。
とはいえ、技が致命的なまでになく、影分身を積んで怪力とメガトンパンチで攻撃する個性も何もあったもんじゃない構成。
素早さも低いし、ろくなタイプ一致技もないのは使いづらかった。
今回はヤマブキよりセキチクを優先して、シルフカンパニーとナツメの前に加入させた。
岩水の複合で水はカメックスと被るし、岩技は覚えないしだけど、後半大活躍してくれた。
安定の命中率と威力のなみのりに、高い急所率を誇る切り裂くに、高い素早さにで、かなり安定した活躍をしてくれた。
カメックスで良い場面も多かったのだけど、岩のノーマルへの耐性が輝く場面も多く、今回の旅で一番予想外に活躍してくれて嬉しかった。
つるぎのまいは急所あたりのときに意味ない仕様なの忘れてがっかりしたのは愛嬌かな。
加入直後に挑んだシルフカンパニーは相手トレーナーが多かったので単純に戦える手持ちポケモンが増えただけでも嬉しかった。
今回はヤマブキよりセキチクを優先して、シルフでカンパニーとナツメの前に加入させた。
技がなかった。
飛行技も岩技もろくな技がないので、空を飛ぶで時々草ポケモンを狩ってた。
加入後に虫ポケモンと戦う機会が少ないので飛行が欲しい場面がほとんどなかったのも出番が少ない理由かしら。
とはいえ、技がない仲間のエビワラーよりは岩タイプでノーマルを半減できる点や、2ターンかかるとはいえタイプ一致の高威力技の空を飛ぶがあるのはまだマシだったかも。
とはいえ、このタイミングでレベル15スタートはレベリングが間に合わず。
一応、吹雪連打で凍らせてエビワラーの影分身連打の起点にすることで、何回か活躍はした。
・まとめ
なんとなくタマムシまでカメックス単騎だったことから、シナリオでもらえるポケモンだけで遊んでみた。
水単、水岩、水氷と水ポケモンが3匹も固まってしまったけど、電気のサンダースのおかげで問題なし。
エビワラーとプテラの2匹は技の少なさに辟易したけど、こういう凸凹も最初のポケモンである赤バージョンらしさと思って楽しめた。
次はバージョン限定ポケモンなどの回収のために緑版を遊ぶか、進化で揃えないといけない子のレベル上げをするかを気分で選ぼうと思う。
嫌なこといっぱいあった場所とかその時にいた人がすごく嫌になってしまう現象、そうそうトラウマ、を今感じてる
かなり弱ってるわ自分
ドラッグストアも気晴らしスペースだったわそういや
食べ物屋も気晴らしの代表格だったが、節制もあり、家にご飯が残っていることもありで、こちらも却下
駅前のスーパーくらいなら買い物もできそうだったが激混みでやめた
消費系の気晴らしがまったくできないで今に至る
○ご飯
朝:なし。昼:サラダ。夜:鍋焼きうどん、にんじん、だいこん、はくさい、えのき、梅干し、おあげ。スクランブルエッグ。間食:柿の種。フルーツケーキ。
○調子
むきゅーはややー。お仕事は、暇。
なんか妙に眠いので今日はゲームはお休みして早寝しようと思いました。
おやすみなさい。
とか言いつつ日課はこなして、勲章交換武器の水の覚醒レベルを99にした。
光と闇も70まではいってるので、終わりが見えてきたなあ。
こないだ最後の株を売った。
初めて株を買ったのはたぶん10年ぐらい前。ブロッコリーの株価が跳ね上がったのを見てなんとなく証券口座を作った。
さっき正確な時期がわかるかもと思ってブロッコリーの株価を調べようとしたら先月上場廃止になっていた。増田のみなさま、上場廃止になった株の株価推移が見られる方法があったら教えてください。
作った当初は熱心にデイトレードをしてたけど全然儲からないしそのうち飽きた。塩漬け株が残った。
銘柄は忘れちゃったけどそのうちのひとつが変に値上がりした。それまでなんとも思ってなかったのに、値上がり始めたと知ったら矢も盾もたまらず一日中そのことばかり考える。健康診断で次の検査を待ってる間も病院の廊下で株式情報を見ていた。その期間いつも少し興奮していて、人から声をかけられるのが煩わしかった。ずっと上がり続けるチャートだけを見ていたかった。自分だけでなんでもうまくいくような、他人などどうでもいいような気持ちになった。
いけない、と思った。
このままではおかしくなる。そう思って頃合いを見てその株を売った。売却益はたぶん10万くらい。おかしくなってた期間は2ヶ月くらい。
とりあえず調子に乗っていたのは気持ちだけで特にトラブルなど起こさなかったので後からよかったと思った。
売ったら憑き物の落ちたような気持ちになって、自分は株に向いてないなと思った。
そしてこないだ
ずっと塩漬けになっていた最後の株の株価が上がっているのを見つけた。去年の今頃、買ったときの半値になってしまっていて諦めていた株だ。
よかった。これで株がやめられる。
しかしいざ売ろうとなった段階でまたおかしくなってきた。昨日四千円台だった株価は五千円台に乗り5100円台になった。すると久しぶりの株価売買で手順を忘れてあたふたしているうちに5100円を切ってしまった。昨日の四千円台よりいい価格なのに5100円を切ってしまったことが残念で残念で仕方なくなった。2ヶ月で10万円益を出したときのことを思い出した。長い間この気持ちでいてはいけないと怖くなったので機械的に売った。
この時の売買益を知りたい人はいるだろうか。1.5倍になった。10年で60万が90万。
うまく言えないけど「持っている株がフィーバーしている、自分は勝っている」という気持ちがあんなに怖いものだと知らなかった。しかし均してみると勝っているどころか世界成長には負けている。あんなに上下する気持ちのジェットコースターに乗ったのに。
岡田麿里監督の作品は見たことがなかったが、「あの花」が名作であることは知っていたし
チェンソーマンを見てMAPPAに興味を持っていたので、渾身の劇場作品であるこの作品を見に行こうと思った。
とは言えあまりヒットしている雰囲気はなく、ネットをふわっと見る限り絶賛している人はあまりおらず、
見どころはあるが問題も多い、というような感想が多数なのであまり期待はしてなかった。
鑑賞した結果、見どころはあるが問題が多すぎるのであまり乗れないな、という感想を抱いた。
絵作りは全体的に申し分なく、やりたかったこともわかるし作者の持ち味もわかるが、そこに至るまでに問題が多すぎる。
順に思い出しながら問題点を突っ込んでいく。
◾️冒頭いきなりギャグが滑っている
冒頭、中学生男子が狭いこたつに4人入ってワチャワチャと勉強しているというほのぼのシーンから幕を開ける。
4人組の中のお調子者が、こたつの中で屁をこき、大騒ぎしながら窓を開ける、というのが
中学生日記レベルのテンプレギャグであり、中年男性である自分が見てこの4人に親しみを持つことはできないな、と感じたが、
まあギャグが大事な作品ではないのでこんなものだろう。全然許容範囲である。
窓を開けると工場が爆発し世界に異変が起こる。時間が止まり、同じ1日を繰り返す田舎街に閉じ込められることになる。
異変が起こった時に、視聴者と同じ現実世界に生きていたはずの主人公たちがどのようにその異変を認識し受け入れていくか、
という過程を描くことで視聴者も状況を受け入れやすくなるものだが、この作品はいきなり違和感を突きつけてくる。
登場人物たちが異変をすでに受け入れており、諦念に塗れた奇妙な終わらない日常生活を続けているのだ。
徐々に明らかになることだが、時間が止まってから十年以上が経過していたのだ。
かなり挑戦的なストーリーテーリングだが、あまり成功しているとは言えない。
十年以上も外界と隔絶され肉体が変化せず、同じ1日を繰り返しているというのは相当な極限状況である。
田舎町とはいえ数千〜数万人はいるであろう街の人達が、そのような極限状況に置かれているようには見えない。
最初の数年は外界に出ようとしたり、ループから抜け出そうとチャレンジした人達がいて、
彼らが失敗したのを見て人々が諦めて日常を続けることにした、という経緯なのだと思う。
そのような経緯が描かれることはなく、この無茶な状況を説明するのは「自分確認票」とかいうものを人々が
毎日書かされているという設定である。演出的にもこれを毎日書いていることがかなり重要になってくる。
「いつの日か時間が再び動き出した時に、自分が変化し過ぎていると不具合が起こるかもしれないので、自分が昨日と変わっていないことを毎日確認しましょう」
ということらしいのだが、その根拠はなんとなく事情がわかっている風の言動をしている変わり者の神主がそう言ってるから、
この映画の問題点の半分ぐらいはこいつの責任であると言えるだろう。予告編を見るだけで違和感を覚えると思うが、
映画のリアリティラインにそぐわない、いかにもアニメ的なエキセントリックなキャラである。
この突飛なキャラを映画に馴染ませるために、妙にリアルな小物感を感じさせる演技が端々に入るところは面白い。
「こんな奴が現実にいたら絶対に近寄りたくないな」と思わせてくれる。
芝居がかった大仰な喋り方をした後にボソボソと独り言を言ったりするところがやばい奴感のリアリティを高めている。
最大の問題は、街の中でも変わり者として爪弾きにされていたこの男が、世界設定の根幹を握っていることである。
背後にある神道的な神秘設定の描写が非常に薄く、単なる変人の妄言が街を支配しているように見えてしまう。
小物感がリアルに強調されればされるほど、世界観が薄っぺらく見えるという問題。
こいつが単なる変人ではなく、世界の鍵を握るだけの力を持っている描写がもう少し必要だったのではないか。
十年以上自分が変わらないように毎日確認票を書かされている20代中盤の主人公たちの気持ちに感情移入するのは難しい。
街から出られないとはいえ人生経験は十数年分重ねていて、車の運転などもできるようになっているのだ。
肉体が変わらないからなのかメンタルは中学生のままで、意味もなく高い所から飛び降りたり首締めごっこをしたり、
上履きを隠したり、パンチラやブルマー姿を見て喜んだり、わざとパンツを見せてからかったり、みずみずしく痛々しい恋をしたり、
いかにも中学生な行為を続けている。どういう精神状態なのか想像がつかず、共感できない。
物語上の都合のいいところだけ成長して、中学生として見せたい部分は成長しない。随分とご都合主義の設定である。
作者の見せたい都合に引き込む演出の力量が足りていない。
女の子みたいに見える主人公。女みたいと言われるのは嫌いじゃないが男が好きなわけじゃない。
なかなか魅力的な設定だが、そこがそれ以上掘り下げられることはない。そのほかにもフェティッシュの要素がいくつも
散りばめられているがただ作者がやりたかっただけでキャラの魅力につながっていかないことは残念である。
肝試しに地味な女の子と一緒にトンネルに入ったらいきなり告白される、というシーンはこの映画で唯一笑えたシーンだったのだが、
からかわれて傷ついた女の子は心にヒビが入り、そのまま消滅してしまうという全く笑えない結末になってしまう。
実は時間が止まっているというのは神主らが仕組んだ嘘で、主人公たちは聖なる山と工場が生み出した幻だったのだ!
様々な設定の綻びも、不可解な登場人物の心理も、幻だったのなら仕方がない。すべて作者の胸先三寸である。
世界観のペラペラ感がティッシュぐらいの厚みになってしまう。絵的にも、あちこちがひび割れて今にも砕け散りそうになっている。
そこで唯一興味を繋ぎ止めてくれるのが、幻の世界で唯一実在の存在である、未来から迷い込んできた主人公たちの娘である。
濃厚なファーストキスを実の娘に偶然見られるという気まずいだけのシーンを経て、
この娘を現実界に送り返すというミッションが確定してから物語は俄かに力を取り戻し、
監督の確かな力量によって大きな盛り上がりが描かれる。
しかし、そこに至るまでのキャラと世界観の積み上げが非常に脆弱であるために、自分は置いていかれている感がしてまるで乗れなかった。
バックトゥザ・フューチャー的なカーアクションで無茶なアクションを繰り広げるものの、
まあ危なそうに見えるけど所詮は幻だし、どーにでもなるだろ・・・と思うとあんまりハラハラしない。
「幻だって生きているんだ!今を楽しんでもいいんだ!」と言われても、「・・はあ。」としか思わないのである。
最後まで出てこないので調べてみたところ、この話の原型になった、監督が以前作ろうとしていた物語に出てくる嘘つき少女と狼少女の名前らしい。
つまり睦実と五実のことを指している。監督の内部の問題でしかないので心底どうでもいい。
五実が10年間言語すら教えられずに育ったのも、「狼に育てられた少女」をやりたかった名残というだけで、設定的に特に意味はないということだけはわかった。
いや無理あるでしょその設定・・・
◾️どうすればよかったか
いやどうしようもなくね?「実は全部幻でした!」というオチに物語として説得力持たせるのは無理だよ!と最初は思ったが、
閉じ込めれた幻としての主人公たちをメタファーとして捉えるなら、共感を誘うような中学生あるある描写は抑え、
閉じ込められた違和感、脱出しようと足掻く姿を押し出した方が良かったのではないか。
「狼に育てられた少女」をやりたいのなら、五実と神機狼の関わりをもっと描くべきだった。
神機狼と佐上の関わりも、もっと神秘的に描いていれば世界観に厚みが出たと思う。
神道っぽい儀式をやるシーンが新海誠作品によくあるけど、ああいうの大事だよね。
突然失踪して終盤急に日記が発見される父親もその辺りの設定に絡められたのでは。
佐上の周囲に腰巾着みたいな面白キャラを配置して浮きすぎた佐上のクッションにするのもいいかもしれない。