はてなキーワード: 中絶とは
http://anond.hatelabo.jp/20150612155424
まあまあそう煽んなって。
正直、これもひとつの問題解決だとは思うけど、なるべくなら人を殺さずして幸せになりたいじゃんか。
それでしか安定した幸せを望めない局面なんていくらでもあるわな。
>看護師なら卒後に系列病院で働けば返済免除って奨学金もあるから、そういうのと合わせて取ったのかな。
>でもそういう所だと入るにもそこそこ勉強出来ないと入れないんじゃね。
知らんかもしれんけど、偏差値低い病院系列の看護学校こそ、そういう福利厚生ばっちりなわけよ。
卒業後の進路として、看護師の間では人気なさすぎるから、奨学金を餌に労働力確保したいという。
受験ちょっと手伝ったけど、勉強はほんとにできない子だった。英国の成績はやばかった。
県の看護学校ぜんぶ落ちて、最後の最後にひっかかった学校に行った。
もうひとり食い詰め中年の看護学校受験を手伝ったことあるけど、コミュ力重視なので学力じゃなくてそこで落ちてた。
国立病院機構看護師の友人いわく、今、大病院でも新卒(っていうか最終学年の研修看護師)の半分以上はover30だってさ。
現在公開中の映画「ビリギャル」は、もともとstorys.jpというサイトに投稿された話だそうです。話題作で評判も高いということで、映画好きの僕も早速見に行きました。率直な感想は、全く感動することもなく、途中何度もつまらなすぎてしんどかったです。
改めて、storys.jpというサイトに投稿された元の話を読んでみました。まずタイトルを見て、合格体験記の1つと分かりました。ただ、いくつか「?」もありました。
とりあえず、読んでみました。
「いきなり志望校を決めるんだ。でも、目標を最初に設定するのは重要かな」
「1年半で67万人以上をごぼう抜き?う~ん、僕だったら、まず志望校の過去問見てみるけど。それから、単に合格に求められる一定水準の学力を身に付けるためにこつこつ受験勉強するんじゃないかな。そんな数字のこと考えるかな?慶應って67万人も受験してたっけ?」
冒頭から立て続けに疑問がわいてくる。大学受験の話なのに色々と長い。要は大変だったってだけでしょ。とりあえず、最後まで読むことにしよう。
すぐに、ひっかかった。
“普通の人間は、変な先入観というか、中途半端な小賢しさというか、まぁ一言で言えば頭悪いんですけど・・・”
彼女が素直だったということを説明する冒頭。「普通の人間って頭悪いんだ。へえー」
→「塾に来たのは高2の夏じゃなかったっけ。高3の10月、受験直前に来たの?」
→「何で、妹が小6で書いた地図が出てくるの?彼女の話じゃないじゃん」
“「一度死んだらいいよ」と、真顔で答えておきました。”
→「校長先生から人間のクズだと言われたても、キラキラと輝くダイヤモンドの原石にしか見えなかたのに、そういうこと言う?」
“彼女には、「学校の勉強はみんなのための授業。だから、君は君の勉強をしなさい」と指示しました。”“学校の授業って、「学校側の都合でプログラムが作られている」訳なので、それに合わせるのもおかしな話です。”
→「僕がおかしいんだろうか。塾の先生の発言が根本的に間違っているとしか思えなかった」
とりあえず読み終わった。なんかすごくあっさりしてるな、と思いました。要は、勉強頑張って大学受かりました、ということ。何も特別なことじゃないし、だから、特に感動とかありませんでした。今まで遊んでたから高い目標を設定した分だけ苦労したっていう自己責任の話でしょ。普通にこつこつ真面目に頑張っている受験生の方が僕には感動的に思えるけど、どうなんだろう。
サイトで他の人の話も読みました。“殿堂入り”って銘打っているのがまず面白かったです。前提知識なく読んでみました。
①5年でハイリスク妊娠、中絶、離婚、再婚、出産を経験した私が伝えたい4つの事
→う~ん、大変な妊娠だったんだな。ただ、周りでも聞く話だな。伝えたいことの初めの2つは、ハイリスク妊娠に関わることだけど、言われなくても分かることかな。3つ目は他人に伝えることじゃないでしょ。4つ目は、ニュースに対するただの個人的感想になってるんじゃ。
あと、ところどころ赤文字だったり会話形式にしているけど、深刻な話が何だか軽く見える気がしました。
②急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ
→急に旦那さんが死ぬことになり、実際お亡くなりになって大変だと思う。普通なら気が動転してしまいそうだけど、ここまで冷静に事細かく覚えていて書き記せるのはすごいなと思ってしまった。
ただ、死という深刻な話を扱う中で、会話形式の本人と旦那に使ってる写真と会話内容が少しふざけてるのかと思えてしまったのが残念でした。あと、言葉づかいが少し幼稚に見えました。
この話も、ところどころ太字にしていたり色文字にしていたり、読みやすく工夫しているんだろうけど、なぜか言葉使いと併せて軽く見えてしまいました。
だけど、本人曰く、暗く嫌な話で、今思い出しても涙が出てくるのに、清々しいくらいさばさばと書いているのは感心しました。(笑)の多用とか。僕だったら、悲しくてこんな風にライトなタッチで書けません。
③あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。
→タイトルにあるカタカナ3文字で、僕が決して触れることのない世界だと分からせてくれて良かったです。
ただ、根本的に僕は受け付けない話でした。
人生を教わる相手が間違っているし、教わっている内容は人生じゃない。
“充実感のある仕事”。そんなこと、言われなくても分かってる。それに、言ってる人間が間違っている。説得力が微塵もない。よく真に受けれたなと感心しました。
この人、何の仕事してるんだろ。詳しく書いてくれたらいいのに。
④電車に轢かれて脚を丸ごと一本切断したサラリーマンが、半年後義足で職場復帰した話
→今週の読んでよかったランキングというのがあり、その1位も読んでみました。
どうして電車に轢かれたのか、何で書いていないのかが良く分かりませんでした。事故などで障害になり、それを克服することは素晴らしいことだと思います。けれど、もしもこの人がお酒に酔って転落した、などというのであれば、悪いけど、自業自得でしょ。ちょっと違うんじゃないかな。なぜか24時間テレビを思い出しました。
○総じての感想
確かに1つ1つのストーリ自体は一見して“感動的”に映りました。けれど、なぜだろう、書き手と読み手、そして双方を含めたサイト全体が、結果としてその感動を軽く扱ってしまっている気がしました。タイトルや文中で使われるカラーの文字や太字などが話しを誇張気味に書いているように見せて、途中の会話形式の使用や、まるで決められた設定のように最後に教訓めいたまとめを必ず書いているところ。何よりも、話の中の重要な事実の背景が省略されていたり説明不足だったりするところが読んでいて不思議でした。冷静に読んで色々と考えてしまう僕が変なのかもしれません。もっと軽い気持ちで読むと軽い感動が味わえるのかもしれません。そう思いました。
思いつくままに書いてるから長い。
相手から告白され、付き合いはしたがそいつは相手を「好きになる」定義を持ちあわせてなかった。
きっと、なんとなくだったに違いない。
相手は幼稚園の頃の同級生。小・中は相手が親の離婚の為引越して離れていたが
高校は通学方面が同じだった為、偶然にも顔を合わせることになる。
交際期間は、周りの目が恥ずかしかったのか、そいつは周りでは友達と同じように接し
人前で、手も繋ぐこともキスすることも恥ずかしがる童貞を拗らせた奴だった。
童貞じゃなくなれば、恥ずかしい事とかなくなると思っていたそいつは
脱童貞はしたが、結果として余計拗らせて、結果一年で交際期間は終わった。
大学では、そいつは大学でネトゲ・ゲーセン三昧で暮らしていた。
ある時、Yahooのチャットを利用していた頃、一人の女性とゲームの話をして意気投合して仲良くなっていた。
その女性はレイヤーだったので、今度イベントに来ないかとそいつを誘い
そのイベントの会場で女性と一緒に行動していたレイヤーの女の子を紹介された。
その女の子とも仲良くなり、メールアドレスと番号を交換して、後にMSNメッセンジャーで
その女の子と話すようになった。
ある時、恋愛相談を持ちかけられた。
相談の内容は
「彼氏が、いつも遊びに誘っても断られる」
とごくありふれた内容だった。
結果的にはその彼氏は二股をしていたわけだったが、その相談がきっかけでそいつは女の子を好きになり、初めて「異性を好きにる」が理解できた。
女の子とそいつはまるで兄妹みたいに見えるらしく女の子も交際中はそいつを兄の様に慕っていた。
別れを切り出したのは相手から、別れる前後には二股期間もあったらしい。
そいつはどうしても、どうしても別れたくなかったし、なりふり構わず関係を修復しようと説得したが、ダメだった。
あるYahooのチャット系で、ヤンデレというか所謂痛い女の子がいた。
自分の事を好き?と聞いてきて、好きと言わせなければ、色々自傷行為に走ってその行為を実況するような子がいて、適当にあしらっていた。
そのやりとりを女の子は見てしまい、結果分かれるきっかけとなった。(らしい)
そいつはどうしても初恋が忘れられない辛さもあり、地元を離れた。
そして、そいつは夏休みを利用して地元に帰省して、女の子と会った。
女の子の外見はさほど変わってはいなかったが、髪は明るく茶色に染めていた。
気づいたら喫煙するようになっていた(そいつも大学の頃から喫煙はしていた)
夜まで話してて、女の子の部屋に一泊した。
一緒に寝た。
そいつは色々悲しくなった。
なんとかしたいと思ったんだろう。
でも、女の子は悲しそうに笑って首を横に振った。
また1年くらいから女の子から連絡がきていたが、様子がおかしかった。
なんというか、文面が病んでいた。
色々悲しくなったそいつは、もう一切連絡をするのを止めた。
(そいつはその時期、交際相手ができた)
そいつは声をかけたがったが、迷っていた。
4年前みたいに病んでいる感じはないし、写真も付き合っていた頃のような笑顔があった。
その日には返事は帰ってこなかったが、一週間後、連絡が返ってきた。
そいつは心の中でとても安心していた。返事の内容が付き合ってた頃の元気な文面になっていた。
ただ、そいつはまだ女の子に心残りと心配があった。まだ初恋が終わっていなかったんだろう。
そいつは内心衝撃を受けていた。
「今の自分があるのも、こうやって幸せになれたのもあの時があったから。今度会う時は子供も見せるからね。」
そいつは本音を女の子に話した。連絡を断っていたが、ずっと心配していたこと、今でもずっと心残りがあった事を。
「終わりよければ全て良しだし、今でもあなたのことは慕ってるよ。ホントの兄みたいに」
って話なだけ。
落ちも何もない。
#追記
かぎかっこ けしてみた
http://anond.hatelabo.jp/20150128232843
「実害がない近親結婚」というブコメに対して、ハプスブルク家を例に劣性遺伝の発生率が高くなることを挙げてるけど、
障害が発生する可能性が高ければ結婚したり子を持つべきではない、という考え方ってそもそも妥当なのか?
高齢妊娠も障害発生率を高めるけど、他人に対して「一定年齢以上の人は妊娠するべきじゃない」と公言するのが正しいとは思えない。
羊水検査で障害リスクがあることをわかってて出産する人もいるし、そういう人に対して中絶を強要するべきでもない。
http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20141225/1419531038
http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20141227/p1
2002年のアニメ挙げてみましょうか。
「キングゲイナー」「おジャ魔女どれみドッカーン!」「シスタープリンセスRePure」「灰羽連盟」「最終兵器彼女」「まほろまてぃっく」「東京ミュウミュウ」「朝霧の巫女」「アベノ橋魔法☆商店街」「あずまんが大王」「ラーゼフォン」
上に挙げられた作品の六・七割がたは見ていたので、当時の深夜アニメ(一部朝アニメも入ってるけど)が持っていた独特の「濃さ」みたいなものは、何となく分かる。
翻って十年そこらで、深夜アニメを取り巻く環境が激変したことも。
でも、自分はそれを前向きに捉えているのだが。
てか普通に良いことじゃね?
だからこっちも鼻息荒くとか、理論武装()するみたいに身構えることなく、世間話や何気ない日常会話でもするみたいなノリで気さくに話しかけられる。
その流れでごくごくライトに語り合うだけで楽しいもんだし、それだけで「ここまで何とか生きてきて本当に良かった」と心底思うけどね。
自分より若い人間がより幸せになる方が世の中絶対良くなるし、何よりアニメが好きというだけで偏見を持たれるとか、今振り返れば絶対おかしいだろって空気が変わったのを実感するだけで、自分のことのように幸せな気分になる。
「お前らはそれでいいんだ、自由にやれ、行く道はきっと楽しいから」と思いながら話している。
そんな自分からしてみると、「オタクが融解した」のではなく「オタク文化が世間一般と融和した」という見方になるというか、そういう見方しかできない。
少なくともアニメが「俺らだけのモノ」だった時代はメリットよりもデメリットのほうが遥かに大きかったわけで、あんな状態が今の今まで続いていたら・・・想像すらしたくない。
むしろ問題なのは、特に90年代に中高大学時代を「非オタ」あるいは「一般人」として過ごした、まさに自分と同年代の人ら(30代後半がメインボリュームかな)の、未だに強いアニメに対する拒絶反応だろう。
依然として「興味ない」「理解できない」ゆえの嫌悪感を抱いている人間が少なくない。
まあ深夜アニメは今も昔も10代・20代がコアターゲットなので、その年齢で興味を持てなかったらずっとそのままだろうから、普通に予想できたことではあるけど(2006年のハルヒ放映の時点でアラサーだった彼らが認識を改める可能性は非常に低かった)。
http://b.hatena.ne.jp/aienstein/20141204#bookmark-235211246
aienstein これを「社内期待の有能女性社員が大当たりの事業を手がけた直後に妊娠!社内はガックリ」と置き換えると、松たか子GJという感つよい。
おい一般人に置き換えてみるという意味では前半一緒かよと思ったが後半でハァ?GJ??
そこは「うわぁこんなタイミングで妊娠って避妊失敗か?何よりガックリしてるのは本人だろうな後悔しなければいいけどな」だろ。
つーか「仕事で大事な時に妊娠してしまいましたどうしましょう」なんて女の妊娠相談のテンプレの一つやん最早カビ生えまくってるわ。
産む機械脳はそんなもん目にも入れないんだろうけど。
勿論本人は仕事なんてどーでも良くて妊娠して心の底から喜んでる可能性もゼロじゃないけど
本当にそうであると確証できる何かが無い限り少なくとも手放しでGJなんて到底言えんわ。
あー子供欲しがってた程度じゃ確証にも何にもならんからな。それでも「何でよりによってこんなタイミングで…!」ってのはあるあるだからな。
好きというか、性行為に依存している友人がいる。元々鬱病を患っていた彼女は、恋愛関係のいざこざを経験し、私がレズAVのタチの爪の長さについて文句を言っている間に、寂しさを紛らわすためネットで出会った人と寝る女性にジョブチェンジしたのだった。
かかりつけの心療内科の医者にセックス依存症をどうにかしたいと相談したらしいが、解決の手段はなく、性行為をすればするほど鬱が酷くなる。辛い……死にたい……。
というのを、彼女いない歴=歳のレズの私に打ち明けてくるのである。
こちとら巨乳で美人なOL(おっとり癒し系あらあらうふふ)なお姉さんに襲われ、処女を奪われることを想像して「あーー、セックスしたあい」と毎日ムンムンしてるのに、どうしろっていうんだろう。
「辛いね」と同感しているように見せかけて(なにも……わからない……)と言っている自分がいる。
まぁ単純に愚痴が言いたいだけなんだろう。私は「辛いね……」「あなた悪くないよ……」「その気持ちわかる……」と言い続ければいい。平日の深夜二時に死にたいメッセージを送ってこられると、さすがに文句のひとつも言いたくなるが。
私、処女でレズだけど、お互い同意して避妊もするなら、いくらでもすりゃいいじゃんと思う。若いんだし。恋人もいないならさ。
避妊しても子供ができる可能性が……は、分かる。いっそ、中絶バッチこい性行為はスポーツだ! ぐらいに思えたら幸せなんだろうけど。中間の考えあたりが一番辛いんだろうなあ。
女性に対してなんつーか、魅力を感じないじゃないけど。
26歳になると、そういうのは娘的な?そりゃそうだよな、本来人間って40くらいで死んでて、子供だって15までには作ってたみたいな感じで。
そう考えると、26歳って11歳くらいの子供がいる歳だったわけだ昔なら。
子供のころの初恋って男は少なくとも一目ぼれとか多いらしいけど。
そういうのまったくないな。相当かわいい女とやっても、セックスしても飽きちゃう。
この娘、相当かわいいんだろうなーって思うけど、かわいいという実感も無い。
じゃあ同年代っつーと、それもなんか関わりたくない他人っていうか。
仕事とか、社会生活の中で絡むのならお互い迷惑かけないように機械的な付き合い程度にしとこうね、みたいな。
逆に、30代、40代の女性はすんげー好き。ある程度リミットすぎちゃって、性に豊満っていうか。
つか、30代が本当に魅力ある。一目ぼれしたりするかわいさとかじゃないんだけど、セックスで抱擁してくれるみたいな。
いわゆるマザコン的な感じも多少はあるかもだが、そういうんじゃなく、本当に、女の魅力ってこんな感じだよなーって素直に思う。
デザイン重視の高い家具より、使い古されたビンテージ物の味っていうか。
バツ一子持ちとかだと、そういう人生の深み的なものとやってる感じがある。
あるいは言葉悪いけど、病気持ちで苦労してたり、あるいは産後デブって鬱屈してる。
なんつーか、段地妻的な?
色気とかはまったく感じないんだけど、やってて楽しい。
乗り物にたとえるのはおかしいかもだけど、昔乗ってた自転車とか昔はいてた靴とかの安心感がある。
あとなんだろ、他の男に相手されてないんだろうな、っていう女をもてあましてる感じっつーか。
廃墟の魅力っつーかな。
そうだ、廃墟探索に近いかもしれないwいろいろとその場所のこと考えながら浸れるみたいな。
面倒くさくないのもいいよね。もう生活おちついちゃって、恋だの結婚だの出産リミットだのみたいな縛りがないっつーか。
仮に妊娠しても当たり前に中絶しますみたいな、わりきりのよさみたいなそういうあきらめみたいな。
で、なんつーか、そっち行っちゃって、いわゆる一目ぼれとかなくなっちゃったっつーか、感覚的にももうないと思う。余りにもさめてる。
相変わらず父は自分の仕事がいかにうまくいっているか、お金の心配をしなくていいかを語り(実際には事業の借金まみれなので現実から目をそらしたいのだと思う)、母は父の愚痴をこぼしつつ私がかすがいだと話していた。
私もいい年なので自分を理由に別れないと言われてもうれしくはなく、むしろ母は母の幸せを追求すればいいと思いつつ、まぁ実際に別れる気などないのも理解できるので、親孝行と思い相槌を打ちながら聞いた。愚痴がやんだころに母に産んでくれてありがとう、と伝えた。
母は流産を繰り返しており子どもはあきらめかけていたこと、妊娠を気づく前に転倒したけれど私が無事に産まれてきてくれてよかったと過度に感情的になりながら語り、産まれてきたときの感動をうったえた。「産まれてきてくれてありがとうー!」と思ったそうだ。
正直ちょっと過剰で、この人私を愛しているのか、娘を愛している自分に酔っているのかわかんないな、と苦笑した。母は前者だと思い込んでるけどね。
私は今妊娠していて、もうすぐ産まれるのだけど、なんだかまだ実感がわかない。初期は出血が多く切迫流産となったので、もし流産したときのために過度に期待しないように心がけていたからかもしれない。「流れてますね」と言われてもショックを受けないよう、常に気を張っていた。
妊娠がわかって夫が私に触れなくなったことも、結婚式の準備をしていたのに、妊娠がわかり延期になったこと(もしかしたら中止)も、「赤ちゃんがいなければ…」と思うきっかけになったかもしれない。
難関資格に受かったので、年齢的に転職するなら今かもと準備を始めていたのに、妊娠をきっかけにそんなのどこへやら、むしろ切迫流産で仕事を長期休むことになったのでキャリアプランがよくわからなくなってしまったのも、「赤ちゃんがいなければ…」と思うきっかけかもしれない。
それでも心拍を確認できたとき、手足が動いてるのを見たときには嬉しくて診察台で涙を浮かべた。胎動を感じたときにはふよふよと動くおなかに触れて笑ってしまった。
夫と大げんかして離婚と中絶を真剣に考えた後、やっぱり産みたいとも思った。たとえ夫と別れることになったとしても、産もうと思った。
私は自分が出産したときに「産まれてきてくれてありがとうー!」とは思えないだろうし、猿かエイリアンのような赤子の顔をかわいいとは思えない気がしている。産んだ後も泣き続ける子どもにイラつくかもしれない。
もしかしたら手を上げることもあるかもしれない。
それでも私なりの愛し方で、子どもを愛するのだと思う。それが子どもに伝わるのかはわからないけれど。
そのとき夫が隣にいて、支えてくれたらいいなと思いつつ、夫の好物をつくっている今の私は、不満を抱えながらも幸せなのかもしれない。
○谷口弥三郎君 私は問題が余程違いますが、人口政策の確立をこの際特に希望したいと存じておるのでございます。(「自由討議はそういうことを言うて貰わねばならん」と呼ぶ者あり)
我が國の人口の状況は、皆さん御承知の通りに、実に飽和状態になつておるのでございます。即ち國土の関係から申しましても、この戰争のために、敗戰の結果、四割三分強の國土をなくしておるのでございます。從つて只今のところでは、國土におきまして耕地面積が僅かに六百万町歩しかないのでありますから、これに生存するのには六千万ぐらいの人口でなければ、なかなか食糧問題その他に困難をいたして來るのでございます。それに拘わらず、昨年度のごときは、出生におきましては二百七十一万、死亡におきましては百七十五万というのでありますから、自然増加が百五十六万余になつておるのでございます。從つて現在におきましては、八千万人目を超えておるのでございますが、この状況で参りますというと、八千万どころか、昭和二十七年頃には、すでに八千七八百万というような状況になつて來るのでございます。これをこのままにして置きますというと、今後食糧問題その他について非常な困難がやつて参ると思いますが、これに対しまして、第二國会におきまして優生保護法というのができました。あれのお蔭によりまして、不良な分子の出生の断種手術によつて或る程度少くすることができると思いますが、これは余程うまく行きました場合に、僅か一年に五万人ぐらいの出産を防ぐ程度にしかならんのでございます。尚不良な分子に対しまして、又母性保護という立場からいたしまして、合法的に或る程度人工妊娠中絶を許すことになりましたが、これにおきましても実際の人口調節は我々の思うように多数には上つて参らんのであります。それで是非今後受胎の調節をやらなければならんと存じておるのであります。受胎の調節は併しこれは、やり方によりますと、現在方々で行われておるようなことをやりましたら、優秀な階級のみに行われて不良な階級には全然顧みられぬ。言い換えれば国民素質の低下がずんずん起つて來ると存じますのでございます。それで今後の人口対策といたしましては、或る程度のいわゆる不良な分子とか、経済的に無能力な者とかいうような方面に……この方面の者をよく調べて見ますというと、日本に約六百万人ぐらいの人々がおられるように思うのでございます。六百万人と申しますと、それは特にそれに適合する者でございまして、年齢から申しますと十七八歳以後五十歳ぐらいの婦人でございます。而もその方々はいわゆる生活能力に非常に困つておる、貧困で多産な者でありますとか、病弱な者でありますとか、或いは子供を持ちましてから間もない方々であるとかいうような方々をずつと調べて見ると、約六百万人ぐらいの人口になるのでございます。その六百万人の方々に受胎調節をいたしますというと、一年に約八十万人ぐらいの出生を低下することができるのであります。それには方法が特に必要でありまして、これに対しましては、例えば現在の助産婦に一定度の講習をいたしまして、そうしてそういう方々をずつと訪問いたしまして、勧告いたしまして、そうして受胎調節をやるように勧めるのでございます。そうしますと、助産婦は現在六万人ぐらいおりますけれども、そういう講習をしてから後の助産婦と申しますのは約四万人ぐらいになるのでございます。言い換えれば一人が百五十人ぐらいづつを担当いたしまして、そうして十分な受胎調節をいたしますというと、そうすると不良の或いは困つた家庭の出生を低下することができますので、即ち現在の八千万人口を先ずそのままに喰い止めることができると存じておるのであります。尤もこの方法は、或いは未婚者とか未亡人の方には、これは道徳的頽廃防止の関係上、絶対に行わないようにいたしたいと思います。又精神病の患者とか癩の患者とか申しますのは、これはいわゆる断種手術を行なつて、この方面の方には入つて來ないのであります。この方面に入る階級は前にも申しましたように、六百万人の或る程度の人のみに行なつて見たい。又この方法によりまして人口の急激な増加を防ぎますと共に、國民素質の低下を防ぐのが目的でございますが、その方法については新聞、雑誌、ラジオなどではこれは到底……そういうものを使うと却つて或る優秀な階級、特に子供を持つて貰いたいと思われるような階級の者に惡用される危險がございますので、これは是非とも或る一種の特別な指導者を作つて行わせたならば、必ず目的を達し得るだろうと思うのでございます。即ち今後の我が國の人口対策は量よりも質に重きを置かんければならんと思つておるのでございます。現在各地におきまして、或る方面から頻りとバース・コントロールをやるようにという示唆があるとかいうような話も聞きますが、これは非常に私共の考えでは危險であると思つておるのでございます。即ち前に述べましたような優秀な階級に行われる危險がございますので、不良の階級にこの方法を採ること、即ち国家は一日も早くこの対策をやつて頂きたい、政府は是非これを採用して、大いに速かにこの方面に十分な施策を行なつて頂きたいと思いまして、実はここに自由討議の時間を拜借いたしまして、私の平素考えておることを申上げ、皆さんの御賛同を得て、大いにこれが実施を一目も早く進めたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
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