はてなキーワード: デカダンスとは
少し長くなるが議論を聞く余地がありそうな書きぶりだったのでよかったら読んでほしい。
私は高校生までこの方と同じような状況と考えだった。
何時間もやる連中の気が知れない。
映画が好き。
私の兄は子供の頃からゲームが大好きな人だった。兄弟のお年玉を共有財産として使ってしまう人で、私が無欲だったのをいいことに私のお年玉を自分のお年玉と合算してゲームを買ってしまう人だった。
(いま思えば兄への不信感はこの時から始まり以後数十年続いているのだけどそれはまた別の話)
自分はそれこそゲームなんてまるでなんの興味も関心もなかったし、シューティングゲームだのRPGだの、そういったゲームを兄が夢中になってやるのを、冷めた目で見ていた。
ためしにやってみなよと言われていくつかやってみたものの、ぷよぷよはどうしても半魚人に勝てないし、星のカービィはかわいいキャラクターの動きを見るのは楽しいが見てるとボタンがうまく押せないし、
ファイナルファンタジーはお話があったので兄がプレイしているのを後ろで読むのは好きだったが戦闘やレベル上げが始まるとくそ面白くなくて見なくなり、そうなるといつの間にかシナリオが進んでいて結局話についていけなかった。やるにはやるが面白いと思ったことがなく、ゲームをクリアする達成感なんて得られたことはなかった。
とにかく、ゲームは男の子が好きなもの。女子によさはわからない。そういう割りきりをしていた。
初めて自主的にゲームを買ったのは高校生の頃だった。新聞の一面広告。
クーロンズゲートというゲームだった。主人公らしきサラリーマンの実写の顔部分がライターかなにかであぶってあり、焼けて穴が開いている。
1997年2月27日の新聞。クーロンズゲートが明日発売されるという全面広告がある pic.twitter.com/hDwVHpxADp— ぴざろぼ (@pizarobot) June 2, 2013
写真の背景になっている香港、特に九龍城塞のこともこのとき初めて知った。
それまで自分は新しくてきれいな場所やモノが好きだった。おさがりのカバンや勉強机は嫌いだったし小汚い祖母の家は嫌いだった。
建物も街も新しいほうがいい。
だけどそのゲームのデザインは「臭くて異臭を放つグロテスクで暗く汚い街」を全面に見せていた。いわゆるデカダンスとかそういう美学と初めて会ったのがこのゲームだった。
汚い街でもゲームなら歩ける。
今思えば、サラリーマンの顔が焼け落ちていたのも主人公はあくまでプレイヤーといいたくてそう言ったデザインだったんだろう。実際ゲームは主人公の姿かたちの明言は一切なく、始終一人称視点で進むものだった。
ぞわぞわした気持ちで、気が付いたら予約購入していた。よくわからないものに高校生が一万円弱の出費(初回特装版)。どんな話なんだろう、これはどこだろう、とにかくこれが何なのか知りたかった。
どうやらこのゲームをするのにプレイステーションが必要らしかった。
当時は人気商品でなかなか入荷しなかった。
ゲームソフトはその後たしかすぐ手元に届いた気がするが、プレステ本体を手に入れるのにはそれから半年前後かかった気がする。
この値段ですといわれたものを言い値で買うのは初めての経験だった。
本は中古屋で買っていたし、映画はなるべく安くなる日を選んでいた、バイトもしていない高校生が万単位のものをポンポンと。今思えばケチの私が、異常だった。あれはなんだったんだろう?
今思えば妙な突き動かされ方だった。
実際初めてプレイしたゲームにはいろいろ苦労したが、私はそのゲームを何とか一年半かけてクリアした。
世の中ではこのゲームを香港返還前にプレイし終わるのが目標みたいに騒がれていたが、コントローラーを握るのがほとんど始めてみたいな私には無理な相談だ。とにかく自分のペースでやった。
なぜこんなに時間がかかったのかというと、それは主に敵の出るダンジョンが怖かったからだ。
よくyoutubeにホラーゲーム実況チャンネルが軒を連ねているが、見るのとやるのでは怖さが違う。自分でやりたくない人が実況動画を見るのだなと思った。
ひたすら人気のないダンジョンをたった一人だけで、進む怖さ。
私はその時はゲームをプレイしているわけではなく、そこに、本当に、自分が風水師として香港を歩き回っていたように感じた。
クエストをこなすと人に感謝された。たまには、「余計なことを」と感謝されなかった。
高校生が実感したことのない大義と任務と達成感がそこにあった。中毒になった。
新しい街に踏み込むと、探索にわくわくした。
やり始めて数時間は町並みに圧倒されつづけ、その後数時間は不気味なキャラクターたちのセリフに魅了され、シナリオが半分も進んだころには再びぞわぞわした得体の知れなさに震えた。
これはもしかしてマスターピースともいえるとんでもない名作を手にしたのではないか?という興奮だった。
実際には、世間の評価は厳しく、「一部のマニアックなものが好きな人にカルト的人気を誇った」作品という扱いだったが。
あとから調べれば調べるほど、台詞や要素がすべてオカルト的、文学的、歴史的な裏打ちがあり、ゲームの攻略本には荒俣宏が何ページもコメンタリーを載せていた。
今のゲーム業界で当たり前になっているオープンワールド(自分で自由に散策できる世界)がはやるのはこういうことなんだろうと思う。
画面の向こうの世界へは肉体の隔たりがあるはずなのだが、脳は単純で勘違いをする、ここにいると。
ゲームをクリアした後も、あの世界、あの自分の立場や仲間たちが恋しくて「香港に帰りたい」と何度か思った。
実際、啓徳空港が閉鎖するとニュースで聞いて、いてもたってもいられなくなり、初めてバイトをして、一人で旅行会社を見つけて香港へ行った。
写真を、フィルムで15本とって帰った。現像に出すと全部で三万はした。
これでしばらくはホームシックにならずに済むかも、とすら思った。
高校生活は退屈で何にも覚えていないが、香港で孤独に活躍し世界を守ったことは覚えている。
少なくとも、私は、ゲームは疑似体験そのものの楽しさだと思っている。
ゲームメイカーが作った世界でもう一つの自分の可能性を体験する。
風水師の自分、どこかの国の王族である自分、アンドロイドの自分、人間以外の何かである自分……。
PS4のCMのコピーが「できないことができるって最高だ」だったんだけど、これを見たときニヤリとしてしまった。
わかるわかる。そういうゲームをやった後って、夢の中でも飛び始めるんだよね。自分がね。
「デトロイト」をすると、何度も人の命を自分が預かるシチュエーションに陥る。
選択肢を求められると、自分がどんな人間なのかを考えさせられる。そしてその結果を見ることができる……。
不思議なのはゲームと分かっていても、人を犠牲にしたり殺す選択肢を選ぶときは心が痛むことだ。
「ファイナルファンタジー15」をしたときは突然できた「昔からの友達」と、一緒にキャンプして初めて訪れる街を散策して、楽しかった。
「CALL of DUTY4:MODERN WARFARE」でうまく敵を倒したとき上官から「beautiful!」と褒められて本気で照れてしまった。
誰かの選択を客観視して、共感したり、理解しようとしたりする。
ゲームが映画と違うとすれば、映画は途中で寝落ちしたとき、しょせん他人の人生だから目が覚めた時にすでに登場人物は決断し、エンドロールが流れているが
ゲームは起きたときまだ問題は目の前にあり、「さあどうする」と選択を迫ってくることだ。
自分が一体どんな決断をしてどんな装備を選んで進んだかを、ほかの人と話したり、ほかの人のプレイ実況動画を見ることで比較して楽しむ遊びも残されている。
「デトロイト」や今度発売される「デス・ストランディング」はCG技術の向上でほとんど実写と見まがうばかりだ。
一本の映画を見ている気分になるし、プレイするとうっかり自己体験と混同しかけるほどだ。
デトロイトをプレイしたときは私はしばらく現実に戻ってくるのに苦労した。
登場人物に実際の俳優がモデルにされることもあるし、シナリオを映画の脚本家が手掛けることも今では珍しくもない。
俳優にとっても映画とゲームの内容は変わらなくなってきているのかもしれない。
『DEATH STRANDING』TGS2019 ノーカット プレイ映像 (9月14日のステージイベントより) https://youtu.be/D10J89jgZHc
シューティングやRPG、アクションその他のジャンルに関しては省かせてもらったが、
そちらが好きな方の意見も読みたいのでぜひ誰か書いてほしい。
モンスターハンターなどヒット作だと、会社で別部署の初対面の人と突然ゲーム仲間になれたこともある。
就業終わり応接室や居酒屋で同じゲームをプレイする共有体験は本や映画以外ではスポーツ位しか思い浮かばない。
eスポーツというくらいだから、スポーツに近いのかもしれない。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0187779
70歳を超えた父が最近どうも物忘れが激しいのでマインクラフトをプレゼントした。
モノ作りが好きな父には、モンハン(狩り)より、木を切って家を作るようなゲームが好きだろうと踏んだからだ。
予測は大当たりで、父は寝食を忘れてはまってしまい、母が食事で読んでもなかなか来ないといって、ゲームを与えた私が変わりに怒られてしまった。
半年後に実家に戻ったら、父はゲームの中でそれはそれはでかい光輝くピラミッドを作っていて肝が冷えた。
自分の墓かよ。
大正ロマンは悪いのか?
https://togetter.com/li/1264601
こんなん公式がポリシーも知識もなく出したり引っ込めたりするから、さも「大正浪漫」が悪いみたいにみえとる案件やんけ。大正浪漫に何の問題もありません、と毅然と対応すればすむ話でアホらしいわ。
明治末から儲けていたのは財閥や成金であって、彼らは西洋に追随する貴族趣味の文化を謳歌してた。一方、「大正浪漫」は、生活の苦しみを味わいつつ社会の矛盾に目覚めた大衆であり庶民の文化や。政府の弾圧を受けながらも海外の文化、思想、自由主義や民主主義にあこがれ革命を夢見た人々。文学の世界で言えば浪漫派の中核にいた与謝野晶子は「君死に給ふことなかれ」という反戦詩を書き、石川啄木は「地図の上 朝鮮国に 黒々と 墨をぬりつつ 秋風を聴く」と詠んで韓国併合を行った政府の方針を憂い、現代人が直面する社会の矛盾や苦しみを「時代閉塞の現状」という評論にまとめた。これのどこが問題なんや? 「ご意見ありがとうございます。しかしながら、私たちが『大正ロマン』に込めた願いは以上のようなものですのでご理解いただければ幸いです。」と返せばそれでいい話や。引っ込めるからむしろ「やっぱ疚しいんや」と向こうが思いよったやろ。ふざけんなや。
大正浪漫から連想されるのは、帝国主義や財閥の下で苦しむ庶民が上からでなく自分たちの手で文化を生み、自由を謳歌しようとした時代とその文化なんや。そして、震災を経て、社会に絶望した連中のうち、純粋な連中は国家社会主義に走り、不純な連中は帝国主義を推し進めようとした。その結果、気が付いたら止めようとしてもどちらにも止められへんチキンレースとしての日本の暴走が始まったわけや。その直前の時代を代表する大正ロマンは、近代日本民衆のはかない目覚めの象徴やで。国家にぶんなぐられてすぐまた眠ってしもたけど、そのとき少しだけ日本人は「自由」を信じた。そういう文化が大正ロマンなんや。アナーキズム、女性解放、米騒動、ストライキ、自由恋愛、デカダンス、海外留学、魂を解放する芸術……そういうもんがないまぜになった文化、それが大正ロマンなんや。
せやからな、たとえばイギリス人がヴィクトリア朝の文化風俗をファッションとしてもてはやしてたら、インド人怒る、これは(余計なお世話でそんな暇なインド人おるんかと思うが)一応理解できなくはないよ。西部劇やその時代を称揚したら、ネイティブアメリカン怒る、配慮した方がええ、これも一応分かる。それらは、いずれも征服や迫害とその文化がダイレクトにつながっとるからな。しかし、日韓併合と大正ロマンはそうではない、むしろ反対や。そういうことを無視して味噌も糞も一緒にすんな。何より、大正ロマンに対してごく適当な理解をした連中が、今度は手のひら返してしたり顔で「大正ロマンはやっぱ帝国主義でダメですよ」とか言い出すのは耐え難い。お前らの知ってる「大正ロマン」てだいたいサクラ大戦やろボケ。そんなんで何か語んな。ほんまやっとれんわ。
ダス! イスト! デア! トロプフェン! デス! アルラウネ!
アイネ! クライネ! ナハト! フランケンシュタイン!
イッヒ! リーベ! ナツィオナル! ソシアリスティッシェあわわわわわ! この辺で。
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“幻想芸術集団 Les Miroirs(レ・ミロワール)” という豪快な源氏名を名乗っているが、つまりは都内の小劇団だ。
んーむ、どういうことなんだろ、また芝居を観に来てしまった。
これまでの人生で演劇なんて片手の指にあまるくらいしか行ったことないのに。
ひょんなことから、とある小劇団の芝居に行ったのが先月。
劇場でダバっと大量のフライヤー(チラシ)を渡されるので、眺めているうちに妙に気になって今回はこの劇団の演目『アルラウネの滴り -改訂版-』を観に行ってきた。
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観劇後の印象がなかなか良くて、それで妙に語りたくなったので記録の意味でレビューを残しておくことにする。
当方、舞台観劇はズブの素人なので、マニアから見たら噴飯モノの印象がバンバン飛び出すことと思われるが、そこはヌルく見逃してほしい。
あと、上演も終わっていることだし、ネタバレ上等で書くので、そこは4649!
それでは、行ってみよー!
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■全体として
先入観が無かったといえばウソになるわけで。
幻想芸術集団という大迎なプレフィックス。
おフランス語の劇団名でミロワール(鏡たち)というのは、つまりキャスト達のことだろう。
豪奢な近世ヨーロッパ風衣装。
中央には男装の麗人。
「これはきっと、『ベルばら』風にお嬢様たちがキラッキラにやりたいことだけをやりたおした豪華絢爛、欧州絵巻だろうな」と。
それで、「どれ、どれだけ背中とオシリが痒くなるか、いっちょ見てやろう」くらいの気持ちで足を運んだのだが。
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これが。
開始10分で背筋を伸ばして、
脳を総動員して、
つまりは本気でストーリーを追いかけることになった。
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近世ドイツを舞台にしたバリバリに骨太なサスペンス/スリラーになってる。
そりゃそうだよな。
単なるキラキラ少女漫画ワールドだけで、旗揚げから10年以上も劇団が存続できるワケないもんな。
幻想的な要素は “アルラウネ(マンドラゴラ)の美女を集めた娼館” というキー・ガジェット一点のみ。
あとは細部まできっちりと整合したダークなクライムストーリーで。
(このへん、『スリーピー・ホロウ』(ティム・バートン)に通じるものがあるな。
あれも超現実はデュラハン(首無し騎士)の一点だけで、あとはストレートな推理モノだった)
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そして、今さらながら。
自分がなんで演劇を面白いと感じるか、分かった。
右から左から、見ても見ても、どこまで見ても情報量が尽きることがない。
これはフレームで切り取られた映画にはない楽しみであって。
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この舞台にしても。
ブリンケン伯爵が実に俗物らしくロゼマリー嬢を相手に大笑しているときに、うしろでフローラが嫌悪感をまる出しにしていたり。
カスパルが客前で気取った口上を並べているときに、後ろでオリヴィアとペトラがクスクス笑っていたり。
ふとカスパルが来歴をほのめかすときに、バックでアルマがアラベスクをキメていたり。
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どこに視線を固定しても、漏れる情報がある。
これが脳にすごい負担がかかる。
決して不快ではない負担が。
これが自分的な芝居の楽しみだと、劇場を出るときに気がついた。
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作劇について、もうちょっと書くと。
衣装がキラッキラなのは舞台が娼家だからであって、ここを誤解していた。
実際の登場人物はというと、全員が第三身分。
それも、ドラマにしやすい貧民でもなければブルジョアでもなく、中間層の知識人というのがニクい。
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そしてデカダンス。
スパイス程度の頽廃なんてもんじゃない。超頽廃。超デカダンス。
なにせ純愛がまったく出てこない。
娼館。
仮面夫婦。
父を求めて得られなかった少年は長じて若いツバメ(愛人)となる。
例外はアルマとカスパルの気持ちが通じるところ、それにヘタレ青年が主人公に想いを寄せるところだが、どちらも一方通行に近い。
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さらに設定考証がすげぇ。
神聖ローマ帝国時代のバイエルンの片隅にある架空の歓楽街、というか売春窟を中心に時代と風俗をガチガチに作り込んである。
おそらく、俺の気が付かないところもガチガチだろう。
唯一、気になったのは
「あれ、ドイツ語圏ならネーデルランドじゃなくてニーダーランドじゃね?」
ってところくらいで、これも観客のアタマへの入りやすさを選択した結果だろう。
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うん。正直に言うと、作り込みすぎじゃね? っていうところもあった。
具体的に言うと、ダイアログが文語中心で、若干だけど苦しい。
当方、語彙力にはそこそこ自信があるオッサンだが、それでも、
「じい(侍医)」とか、
「せんていこう(選帝侯)」とか、
会話をトレースして理解するのにアタマを総動員する必要があった。
かと言ってなぁ。
そこを「侍医」→「お付きの医者」とか、「選帝侯」→「偉大なる領主さま」とか言いかえるとテイストがどんどんボヤけるしなぁ。
時代のフレーバーとして、いたしかたなしか。
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ほかにも上に書いた「若いツバメ」とか、娼館ではロウソクがタイムチャージに使われていたりとか。
ともかく文学的で含みのある表現を多用していて、ターゲット年齢が高いか、あるいはマニアックな層か、ともあれコレくらいのレベルが普通なのかな?
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あと、要求水準の高い批判をすると。
“階級社会の不条理に対する怒り” というのを冒頭に打ち出した割には、通底するというほど通底していない。
21世紀の今から見て付け足した感じ。
フレーム全体の仇役としてエーヴェルス先生を立てて、カール殿下の誅殺を5分のエピローグとしてサラっと流したので余計にそんな感じがする。
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もう1つ細かいことを言うと、カスパルとエーヴェルス先生がクライマックスに対峙するまでハチあわせしないのは、苦しくないか?
それを言うのはヤボというものか。
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ま、ともかく。
全体として、チケット代以上に大いに楽しみ、没入し、満足した。
見て損はなかった。
ほかの演目については保証しかねるけど、再演のときには是非とも足を運んでみてください。(繰り返すけど、俺は関係者じゃないよ)
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以下は、キャストと演出について
※普段は「役者は顔じゃない」というのがポリシーなんだけど、ここまでビジュアルにこだわった劇団と演目に対しては、しゃーない、キャストのビジュアルについても言及させてもらいます。あしからずぅ。
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■男優3人
劇団と演目を全体として俯瞰すれば。
耽美で退廃的なテイスト。
きらびやかな衣装と意匠。
おそらく女性中心の運営で女性中心の企画立案で女性中心のキャスティングをしている集団だと推察するけど。
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自分にウソはつけない。正直に言う。
観劇後の印象は男優三人組が大部分かっさらって行った。
全員が客演。
おそらく、3人が3人とも、キャスティング担当者が選びに選んで一本釣りで連れてきたのだろう、と、思う。
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エーヴェルス先生の狂気、
フランツの怯懦と勇気、
ブリンケン伯爵の俗物さ。
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多分それは、つまりこういうことだろう。
女性陣、主人公2トップをふくめ、大部分のキャラクターは何らかの葛藤や二面性を抱えていて、心理に微妙な綾があるのに対して、男性陣3人は完全にバイプレイヤーとしてストーリーの進行装置以上のキャラクターが割り振られていない。
あとはそれを渾身のパワーで演じれば良いだけで、結果としてものすごい強烈でシンプルな印象をこっちに叩きつけてくることになる。
これが観劇初心者の俺みたいな人種にはビンビン来るのよ。
ある意味、三者三様にヨゴレで良い役をもらってるとも言えるわけで。
こればっかりは、しょうがない。
こういう観客もいるということで、ひとつ。
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■高山タツヤ(エーヴェルス先生)
いやしかし、悪役ってオイシイよな。
自分的には今回の演目でこの人がNo.1。
最初はシャーロック・ホームズ的な近代合理精神の尖兵として事件に切り込んでいくのかと思いきや。
途中からどんどんマッドサイエンティストの素顔が出てきて、終盤すべての黒幕という正体が明らかになって、最後はムスカ大佐みたいに天誅がくだる。
宣伝スチルでは “生に倦み疲れた貴族” みたいな立ち位置かなーと思っていたら、もっとパワフルだった。
理性的で狂人、策謀家で紳士、もうテンコ盛り。
唯一の難としては、演技とキャラクター作りが設定より若干、若く感じた。
そのせいでカスパルとの対比が弱い。
しかし、それにしても、実験体のときにカスパル13歳、エーヴェルス24歳。
最後に対峙した時点でカスパル31歳、エーヴェルス42歳か。
これまた描写の難しい年齢差を持ってきたな、とは思う。
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■谷英樹(フランツ)
普段は剣戟主体のアクション俳優さんらしい。もったいない(と言ったら失礼か)。
ねぇねぇ、性格俳優やりましょーよ。
できますって絶対。実際できてたし。
高い鼻筋、シュッとした輪郭ともあいまって、ヨーロッパのダメダメ青年を完全に演じきっていた。
迷い、失敗し、バカにされ、それでもフローラへの思い一徹。
というか、この劇中、唯一の未熟者役で、これは配役としてよいポジション。
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■杉山洋介(ブリンケン伯爵)
たぶん、この人はただの色ボケ爺ぃじゃないよ。
宮廷の権謀術数、
複雑な典礼プロトコルの知悉、
家門の切り盛り。
そういったシンドイ大事や雑事を乗り越えて、やっとこさトレッフェン通りで馴染みの嬢を片手に思いっきりハジけているところに腹上死。
涙を禁じえません。
そういう想像が働くところが、杉山氏のキャラクター作りのなせる技かと。
いや、たんなる家門だよりのアーパー伯爵っていう設定かもしれないけどさ。
ともかく、そんな感じがした。
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ストーリーも半ばを過ぎたところで、ハタと気がついた。
「カスパル、フローラが客から評価をもぎとってくるフォワードだとしたら、オリヴィア、ペトラ役のこの2人が失点を防ぐディフェンダーなのね」
アルラウネだけじゃない、葬儀の席のゴシップ婦人、伯爵家の侍女と、早着替えをしながら、縦横無尽に八面六臂。
よほどの高能力者じゃないと、こうはいかない。
逆に言えば。
ストーリーのスケールに比してジャスト10人という少数精鋭のセッションで。
もしもこの2人が「私たちモブよ、モブよ、モブなのよ~」と手を抜いたり段取りが悪かったりしたら?
それこそ目も当てられないほど悲惨なことになるのは想像できる。
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この芝居を観た人がいたら聞きたいのだが。
ストーリー展開のつなぎが悪かったところがあったか?
会話のリズムと展開がギクシャクしたところがあったか?
状況の説明が足りないと感じたところがあったか?
少なくとも、俺にとっては無かった。
これ全部、彼女たちの仕事であって。
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こうも言える。
「観客を40人と仮定して、80個の目玉とその批評眼の猛攻を、2時間近くの上演中、ゼロ失点でしのぎきった」と。
しかも、それだけじゃない。
「それじゃ、ここはカスパルを見ていよう」と視線を切ったままにしておくと、いつの間にか “弱気なオリヴィア” と “地味に辛辣なペトラ” がシャドーストライカーとしてヌッっと認知の前景に割り込んでくるから油断がならない。
専属キャストがスポットを浴びて歌い踊る後ろで、 “舞台成立請負人” として劇団を渡り歩くって、ックーッ! シビれるっすねぇ(想像のしすぎか)。
特にオリヴィア役の武川さんはホームチーム無しのフリーランサー。
次にどこで会えるかもわからないという、この西部劇カウボーイ感。
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■マリコ(伯爵夫人クロリス)
夫に先立たれ、あとは家門を守る化石となりつつある中、若いツバメとともにふと訪れた春。
でも心の底では彼が自分を利用しているだけと気がついていて、寂しさがつのる人生の晩秋。
っていうメロドラマ的挿入話を、たった1人でゴリゴリ成立させてしまった。
オフショットを見たら、周囲に負けず劣らずの美人さんなのに、哀切よろめき婦人にサクッと変身するあたり、地味にスゴいよ、この人。
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■中村ナツ子(ロゼマリー)
加東大介(『用心棒』)といい、中村梅雀(『八代将軍吉宗』)といい、馬鹿キャラってオイシイよな。
と、思いつつ、可愛い子チャンで馬鹿キャラってのは失敗例が山ほどあるワケで。
美人馬鹿キャラ、厳密に言うと “短慮と衝動、それに浅知恵で状況を悪化させるキャラ” っていうのは、全世界のホラー/パニック映画ファンが怒りまくってることからも分かるとおり劇薬であって、書くのも演るのも本当に難しくて大変で。
(フィクションで最近の成功例だと、『デスノート』の弥海砂とか。自分の中では『ウォーターシップダウンのうさぎたち』のネルシルタとか)
その中でも彼女ロゼマリーの配役と演技は大成功と言っていい。
シナリオ、人物造形、演技の巧みさ、3つが合体して、ストーリーを停滞どころかグイグイ展開させる存在として実に効いている。
アルラウネたちが、それぞれどこか華美な中にもダークさを感じさせる装いの中、ひとり明るい髪色でキャるるンッとしたバービー人形のような出で立ちも良い。
彼女を舞台で見るのは実はこれが初めてではなくて、かなりの美形なことは知っていたけど、作りようによっては、なんというか、 “こういう美人” にもなるのか、と今さら驚く。
(彼女の第一印象については、
https://anond.hatelabo.jp/20170925212923
の中村ナツ子の項を参照のこと)
というあたりで。
最後に。
あー、業務連絡、業務連絡。中村さん、編集者やってみる気はありませんか? 原稿ライティングができてAdobe製品が使える最強のマルチ編集者になれますよ。その気になったら、いつでも当方に声をかけてください。
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■麻生ウラ(アルマ)
うー、うーうーうー。モゴモゴ、わかった、言う。
えー、強烈な声優声なのは、演出上の要請か、それともそれ以外の発声メソッドを持っていないのか。前者だと信じたい。
さて。
最古参のアルラウネ、そしてカスパルの右腕として気持ちを交わし、動き、嘆き、そして踊る。
ちょうどキャプテン・ハーロックにおけるミーメみたいな立ち位置。
キレイどころ揃いのキャストの中でもアタマ1つ抜けているビジュアルとダンスを買われての登板か。
(「ビジュアル充実で演技とダンスが良いなら文句ねーだろ」という方は、この項の2行目を参照のこと)
休眠状態の彼女のポーズを見て、開場のときに舞台においてあったオブジェの意味がやっとわかった。
それにしても。
とんでもなく整ったマスク。
スレンダーで柔軟な身体は恐ろしく妖艶に動く。
世を忍ぶ仮の姿はバンドヴォーカル兼ヨガ・インストラクターとのこと。
ドュフフフフ、オジサンに勤務先教えてくれないかなぁ。
(この6行、後でカット)
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■乃々雅ゆう(フローラ)
アイライナー(と、おそらくカラコン)を差し引いても深い情熱的な眼、意志の強そうな頬からおとがいのライン。
なんというか、豪華欧州絵巻を演るために生まれてきたような。
実際、ブルボン王朝の末席にいて、ベラスケスが肖像を描いてそうだ。
その意味では、この劇団の申し子みたいな雰囲気。
立ち上げからのメンバーかと思った。
そのくらいピッタリの所属先を見つけたと言えるんじゃなかろうか。
宣材写真を見たときはもっと毒のある雰囲気で、「ふむ、このヒトが超々々毒婦をやったら面白そうだ」と思って劇場に行ったんだけど。
なんというか、キャラクターもご本人も想像より瑞々しい感じの人だった。
“運命と戦うヒロイン” という、もう本人の雰囲気そのままの役回りを手堅く好演。
娼館の女主人のときはもっと毒々しくても良かった気がする。
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■朝霞ルイ(カスパル)
どんなに声のトーンを落としても客席まで声が届いていたのは彼女だけだった。
ベテランの風格。
打ち棄てられた実験体児がどこでどうやって成長すれば、こんな艶やかでピカレスクなトリックスターに育つのか、そこを見てみたかった気もするが、そこを書いたらタダでさえ2時間ちかくある上演時間がさらに伸びるので、いたしかたなし。
この俳優さん、眉頭にいい感じに険が出ていて、男装の麗人からリアル美丈夫への過渡期にある感じがする。
男役としては、これからが一番いい時期なんじゃなかろうか。
カスパルがどんな人物かというと。
ん。
待てよ……整理すると!
.
1)娼館の影のNo.1として女主人をウラからあやつり、朗々と艶やかな口上を述べるトリックスターで、
2)火災その他のカタストロフから巧みにサバイバルし、言葉巧みに未亡人の情夫におさまる冷徹ピカレスクで、
3)非人道的な実験の結果として対アルラウネ耐性を有する厨二病キャラで、
4)それでいて不幸な幼少期から、どこかはりつめた脆さを感じさせ、
(それは例えて言うならば、ラインハルト・V・ローエングラム的な)
5)そして、こころ疲れた時には情を交わす女アルマが影に寄り添い。
.
なんてこったい! 男装女子の演りたいこと、全部入りじゃねーか!
どうなってるんだ朝霞さん! アナタの配役が一番オイシイよ!
観劇前はフローラとカスパルが互いのカウンターパートをつとめるセッティングかと思ったら、終わってみれば伯爵から先生からアルラウネ達からフローラから、もうもう全員が彼との関係性を軸に話が展開するという、まさにザ・主人公・オブ・ザ・主人公!
しかし考えてみれば、そのぶん舞台上でも舞台裏でも負荷は並大抵では無かったはずで、本当にご苦労さまでした。
良かったっす。
.
■a-m.Lully
あの役がオイシイ、この役がオイシイ、と書いていて気が付いたが、
全者全様にオイシイ役ばかり。
調べたら当然のごとく、当て書き脚本だった。
この辺が座付き作家、というか作家が率いる劇団の最っ高のアドバンテージだよなぁ。
と、同時に。
「このストーリー、映像化してもイケるんじゃね?
というか、ヨーロッパあたりに売り込んでもいいんじゃね?」
と思ったのだが。
脚本、キャスト、演出のケミストリー(化学反応)による名演と脚本単体のポテンシャルの見分けがつくほど、俺は観劇に強いわけではないので、この印象は保留しておく。
.
■大道具・セット
背景と大道具がすごい。なんてったって “何もない” んだから。
物理的に必要な長椅子が脇においてあるだけ。
これ、大英断だと思う。
.
メインの舞台となるのは近世ヨーロッパの娼館で。
自分がイメージできるのは『ジェヴォーダンの獣』(クリストフ・ガンズ)くらいだけど、あれを雰囲気だけでも匂わせるには1千万円あっても足りない。
その後の場面展開を考えたら、そこはバッサリ切り落として、そのかわり衣装と装飾品にガッツリとリソース(金と時間と手間)をかける。
少なくとも自分はそう思った。
.
で、板の上には何もない代わりに、ステージ背面全体を三分割して並んだ3つのセル(部屋)。
ライティング次第で中のキャストを浮かび上がらせて、複数のストーリーラインを同時に進行できる空間なんだけど、これが実に効いてる。
回想、視点の移動、娼館の部屋それぞれ。もう大活躍。
.
白眉はエーヴェルス先生が娼館に潜入するシーン。
ライティングを目まぐるしく切り替えて、それこそ『ミッション・インポッシブル』か『オーシャンズ11』かっていう高速カットバックを実現している。
(いや実際、照明さんは胃に穴が空いたんじゃなかろうか?)
実を言うとアタマのスミでは「それをやりたいなら映画でやったら?」と思わないでも無かったけど、映像作品と舞台の良いとこ取りをした意図は買うし、実際、効果的だった。
.
と、同時に。
こうも思った。
「ああ、そういうことか。エイゼンシュテイン以降の変革は舞台にも及んで、自分はいま変革後の作品を見てるのね」と。
MTV以降、ライブコンサートに巨大モニターが導入されて各種フレーミングが可能になったように、舞台も律儀に単一フレーム(場の一致)なんて守ってる場合じゃないよね。
.
■最後に、気がついたこと、気になったことをまとめて
・会場の音響が悪すぎ!
卓かアンプが、どこかでバチバチに歪んでる。
せっかく古典派の交響曲でストイックなまでにかためた選曲が台無し。
.
・キャパ、狭すぎ!
ねえねえ、次はもっと大きい小屋でやりましょーよ。
大丈夫。大丈夫だって。
連日満員でエクストラシート用意するくらいなんだから。
.
・ハッキリとした開演ベルが欲しかったところ。
カスパルがおもむろに登場してアルラウネのオブジェを撤去して暗転ってのは、演出としてどうかと思った
.
・プログラムの誤植。
コーヒー愛飲の習慣のところ、 “嫌遠” は “嫌厭” の間違い。
.
・余談だけど、今回の上演『改訂版』の前の上演回をみんな『祈念』と呼んでいる。
理由を調べようと思ったけど、まーいーか。
.
・キャスティングの軽重に関係なく、みんな多かれ少なかれセリフが飛んだり、噛んだりしていた。
最終日の最終回、疲労のピーク。
ステージハイっていったって、限度があるわね。
その中でもディフェンダー2人(武川、小川)は、自分が見る限り
挙動とセリフに一切のミスがなかったことを記録しておく。
.
.
……んー、こんな感じか。
.
ともかく、まとめとして言うならば。
幻想芸術集団レ・ミロワールの『アルラウネの滴り -改訂版-』良かったっす。
http://1se.sakura.ne.jp/lightnovel/2012_01-06/index.html で0票のやつを見たかったついでにまとめた。
6票 | 六畳間の侵略者!? 9 |
2票 | 僕の妹は漢字が読める4 |
2票 | 俺のリアルとネトゲがラブコメに侵蝕され始めてヤバイ3 |
1票 | 吼える魔竜の捕喰作法 |
1票 | 六畳間の侵略者!?10 |
0票 | ひきこもりの彼女は神なのです。4 |
0票 | 百花繚乱 巻ノ拾 |
0票 | 俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 3 |
0票 | らぶバト! 2 反逆のサムライ乙女! |
0票 | 俺は天剣を掲げ/僕は飛竜と征く2 |
0票 | オレと彼女の絶対領域3 |
0票 | 僕の妹は漢字が読める3 |
0票 | 魔王学校に俺だけ勇者!? 五時間めっ☆ |
0票 | 俺のリアルとネトゲがラブコメに侵蝕され始めてヤバイ2 |
0票 | ヤツの眼鏡は伊達じゃない |
0票 | アウトスタンディング ―常識ハズレな奴ら― |
0票 | 僕はやっぱり気づかない4 |
0票 | 白銀竜王のクレイドルIV |
0票 | 前略。ねこと天使と同居はじめました。 五匹目 |
0票 | はぐれ勇者の鬼畜美学VIII |
0票 | シンマと世界と嫁フラグ ~びっくりするほどハーレムです~ |
0票 | 私のために創りなさい! |
0票 | 前門の魔女っ子(オタク?)、後門の守護霊さま(やっぱり役立たず) |
0票 | 俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 4 |
0票 | 突然騎士になってムフフな俺がいる7 |
0票 | ありすさんと正義くんは無関係ですか? 3 |
0票 | ひきこもりの彼女は神なのです。5 |
0票 | らぶバト! 3 鬼っ娘ぼでーがーど覚醒! |
0票 | タタリ・ブレイカー弑子 |
0票 | オレと彼女の絶対領域4 |
0票 | 百花繚乱 巻ノ拾壱 |
0票 | 魔王学校に俺だけ勇者!? 六時間めっ☆ |
0票 | 俺は天剣を掲げ/僕は飛竜と征く3 |
0票 | 白銀竜王のクレイドルV |
0票 | 僕はやっぱり気づかない5 |
0票 | 吼える魔竜の捕喰作法2 |
0票 | 月花の歌姫と魔技の王 |
0票 | 悪に堕ちたら美少女まみれで大勝利!! |
7票 | サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA |
6票 | サイハテの救世主 PAPER I:破壊者 |
6票 | 子ひつじは迷わない 騒ぐひつじが5ひき |
5票 | 問題児たちが異世界から来るそうですよ? 十三番目の太陽を撃て |
4票 | 丘ルトロジック4 風景男のデカダンス |
3票 | ベイビー、グッドモーニング |
2票 | クロス×レガリア 吸血姫の護りかた |
1票 | アリス・イン・ゴシックランドIII 吸血機ドラキュラ |
1票 | レンタルマギカ 死線の魔法使いたち |
1票 | それがるうるの支配魔術 Game4:ロックドルーム・ゴッデス |
1票 | 薔薇のマリア 17.この痛みを抱えたまま僕らはいつまで |
1票 | ここから脱出たければ恋しあえっ1 |
1票 | 僕の魔剣が、うるさい件について3 |
1票 | STEINS;GATE3 境界面上のシュタインズ・ゲート:Rebirth |
0票 | R-15 カメラ少女の純愛スランプ!? |
0票 | ワールドエンド・ヴァルキリー3 「あなたとずっと一緒にいたい」女神は祈った |
0票 | 地球の切り札 (3)地球の未来は任されました。 |
0票 | レイセン File4:サマーウォー |
0票 | 墜落世界のハイダイバー4 |
0票 | 大奥のサクラ 現代大奥女学院まるにっ! |
0票 | カレイドメイズ4 眠れる玉座と夢みる未来予測 |
0票 | 僕の魔剣が、うるさい件について2 |
0票 | 俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している |
0票 | 放課後は無敵ですが、何か? 戦う少女の、群雄割拠 |
0票 | クロス×レガリア 嵐の王、来たる |
0票 | ミスマルカ興国物語X |
0票 | 俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している2 |
0票 | 大奥のサクラ 現代大奥女学院まるさんっ! |
2票 | アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者2 |
1票 | スクール・デモクラシー! 1 |
1票 | 彼女がフラグをおられたら こんな女子ばかりの体育祭に出られるか、僕は二人三脚に出させてもらう |
1票 | 生徒会探偵キリカ2 |
0票 | アニメ化企画進行中(仮)!? |
0票 | ちょこプリ! 1.巨人になった日 |
0票 | 魔法使い、でした1 |
0票 | 神童機操DT-O phase01 |
0票 | この素晴らしく不幸で幸せな世界と僕と! |
0票 | デッドエンドラプソディ |
0票 | 好敵手オンリーワン1 |
0票 | 小夜音はあくまで小悪魔です!? 1 |
0票 | いけめん彼女1 ~学校一のイケメンに告白された俺~ |
0票 | ちょこプリ! 2.勇者になった日 |
0票 | 魔法使いなら味噌を喰え! 2 |
0票 | まお×にん! 1 |
0票 | 雨乞い部っ! 1 |
0票 | 魔法使い、でした。2 |
0票 | セクシャル・ハンター・ライオット2 |
0票 | 神童機操DT-O phase02 |
0票 | アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者3 |
0票 | 小夜音はあくまで小悪魔です!? 2 |
0票 | アニメ化企画進行中(腐)!? |
0票 | 好敵手オンリーワン2 |
0票 | スクール・デモクラシー! 2 |
11票 | 魔法少女育成計画 |
2票 | オカルトリック |
2票 | しずまれ! 俺の左腕 |
1票 | ランジーン×コード tale.5 パラダイス・ロスト 2nd |
1票 | モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)(3) |
0票 | 僕と姉妹と幽霊の秘密 |
0票 | ランジーン×コード tale.4 パラダイス・ロスト 1st |
0票 | 暴走少女と妄想少年6 毎日が大騒ぎ! |
9票 | 龍盤七朝 DRAGONBUSTER 02 |
9票 | 楽聖少女 |
4票 | エスケヱプ・スピヰド |
4票 | ブラック・ブレット3 炎による世界の破滅 |
4票 | ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン |
3票 | ソードアート・オンライン9 アリシゼーション・ビギニング |
3票 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない(10) |
3票 | ゴールデンタイム外伝 二次元くんスペシャル |
2票 | VS!! ―正義の味方を倒すには― |
2票 | あなたの街の都市伝鬼! |
2票 | はたらく魔王さま! 4 |
2票 | アイドライジング!(4) |
2票 | ミニッツ ~一分間の絶対時間~ |
2票 | さくら荘のペットな彼女7 |
2票 | 天使の3P! |
2票 | はたらく魔王さま! 5 |
1票 | あなたが踏むまで泣くのをやめない!! |
1票 | 烙印の紋章X 竜の雌伏を風は嘆いて |
1票 | よめせんっ! 5 |
1票 | @HOME(2) 妹といちゃいちゃしたらダメですか? |
1票 | 乙女ゲーの攻略対象になりました…。 |
1票 | 明日から俺らがやってきた |
1票 | 勇者には勝てない |
1票 | 6 ―ゼクス― |
1票 | なれる! SE6 楽々実践?サイドビジネス |
1票 | 新約 とある魔術の禁書目録(4) |
1票 | 三井澄花と四角い悪魔2 |
1票 | 9S<ナインエス>XI true side |
1票 | ゴールデンタイム4 裏腹なる don't look back |
1票 | バニッシュ・ドロップス! 家出中アイドルをフォローしますか? |
1票 | アクセル・ワールド11 ―超硬の狼― |
1票 | ベッドルームで召し上がれ |
1票 | 僕と彼女のゲーム戦争3 |
1票 | 乙女ゲーの攻略対象になりました…。2 |
1票 | ギフテッドII |
1票 | ヘヴィーオブジェクト 第三世代への道 |
1票 | ストライク・ザ・ブラッド4 蒼き魔女の迷宮 |
1票 | 特異領域の特異点2 非科学的な神の証明 |
1票 | エスケヱプ・スピヰド弐 |
0票 | 楠木統十郎の災難な日々(2) 史上最悪のバカンス |
0票 | 金は彼女の回りもの |
0票 | レトロゲームマスター渋沢2 |
0票 | トカゲの王II ―復讐のパーソナリティ(上)― |
0票 | ようこそ、フェアリーズ・インへ! |
0票 | 人見知り部は健全です2 |
0票 | 乃木坂春香の秘密(15) |
0票 | 回る回る運命の輪回る2 ―ビター・スイート・ビター― |
0票 | 嫁にしろと迫る幼馴染みのために××してみた(2) |
0票 | シロクロネクロIII |
0票 | カミオロシ弐 ~人形供養の儀~ |
0票 | ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー |
0票 | ストライク・ザ・ブラッド3 天使炎上 |
0票 | 夜のちょうちょと同居計画! 3 |
0票 | アトリウムの恋人3 |
0票 | ロウきゅーぶ! (10) |
0票 | スイート☆ライン4 ユニット結成編 |
0票 | シースルー!?(2) |
0票 | 彼女はつっこまれるのが好き! 6 |
0票 | れでぃ×ばと!(13) |
0票 | 死想図書館のリヴル・ブランシェV |
0票 | 花×華(5) |
0票 | オズのダイヤ使い |
0票 | アンチリテラルの数秘術師5 |
0票 | 俺ミーツリトルデビル! 3 ひと夏のフェニックス |
0票 | 魔王のしもべがあらわれた! |
0票 | アンダーランド・ドッグス |
0票 | ご主人様は山猫姫9 帝国崩壊編 |
0票 | 魔王なあの娘と村人A(3) ~ロボ娘は今日も空を飛べない~ |
0票 | 竜と勇者と可愛げのない私6 |
0票 | 魔法科高校の劣等生(5) 夏休み編+1 |
0票 | 探偵失格2 真神原伏ノ殉教殺人 |
0票 | シュガーシスター 1/2 |
0票 | イヤになるほどヒミコなヤンキー2 |
0票 | ライアー・ライセンス2 |
0票 | ようこそ、フェアリーズ・インへ! 2 |
0票 | いるか寮の少女たちは恋できない |
0票 | ちびとも! |
0票 | 小悪魔ちゃんとMP0の少年 |
0票 | レトロゲームマスター渋沢3 |
0票 | インテリビレッジの座敷童 |
0票 | らぶなどーる! |
0票 | チェンライ・エクスプレス |
0票 | デュラララ!!×11 |
0票 | 断章のグリムXVII 白雪姫・下 |
0票 | 煉獄姫 五幕 |
0票 | デュアル・イレイザー |
0票 | 白奈さん、おいしくいただいちゃいます2 |
0票 | ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー2 |
0票 | メグとセロンVII 婚約者は突然に |
0票 | 楽園島からの脱出 |
0票 | トカゲの王III ―復讐のパーソナリティ(下)― |
0票 | あなたの街の都市伝鬼! 2 |
0票 | スイート☆ライン5 メモリアル卒業編 |
0票 | 筋肉の神マッスル |
0票 | 烙印の紋章XI あかつきの空を竜は翔ける (上) |
0票 | ハレルヤ・ヴァンプ |
0票 | 朝岡ひよりのドキドキカルテ |
0票 | きみのぱんつを守りたい! |
5票 | のうりん3 |
3票 | 異能バトルは日常系の中で |
2票 | 這いよれ! ニャル子さん9 |
1票 | 断罪のイクシード5 ―相剋の摩天楼― |
1票 | 魔法の材料ございます9 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚 |
1票 | 織田信奈の野望8 |
1票 | 木崎くんと呼ばないで! |
0票 | 眠らない魔王とクロノのセカイ |
0票 | ライトノベルの楽しい書き方10 |
0票 | あやかしマニアックス! 2 |
0票 | 彼と人喰いの日常2 |
0票 | 優等生以上、フリョー未満な俺ら。2 |
0票 | 小手鞠荘は末期です。……詳しく。3 |
0票 | 声優のたまごが俺の彼女だったようです。2 ~カラダだけの関係!? 浮気の中身は大事です~ |
0票 | ゆうれいなんか見えない! 6 |
0票 | お前のご奉仕はその程度か? 3 |
0票 | 魔法世界は女ばかりで、俺がパパ!? 2 |
0票 | ブラパン! |
0票 | 俺はまだ恋に落ちていない2 |
0票 | 双子と幼なじみの四人殺し2 |
0票 | おまえは私の聖剣です。 |
0票 | 神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード |
0票 | EX! 14 |
0票 | EX! 15 |
0票 | あやかしマニアックス! 3 |
0票 | 彼と人喰いの日常3 |
0票 | 彼女の恋が放してくれない! 俺たちは手錠で繋がっているだけの健全な友達です。 |
0票 | 優等生以上、フリョー未満な俺ら。3 |
0票 | アリス×アカデミィ ―彼女のついたウソ― |
0票 | ありす×ユニバース ―キャプテンはJK― |
0票 | ふぁみまっ! 6 |
0票 | あるいは現在進行形の黒歴史7 ―中二天使が俺の嫁?― |
0票 | 反抗期の妹を魔王の力で支配してみた。 |
0票 | 眠らない魔王とクロノのセカイ2 |
0票 | うちの居候が世界を掌握している! |
0票 | お前のご奉仕はその程度か? 4 |
0票 | 妹は僕に手を出すなっ! |
7票 | やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(4) |
5票 | ボンクラーズ、ドントクライ |
5票 | 羽月莉音の帝国10 |
4票 | 森の魔獣に花束を |
4票 | 飛べない蝶と空の鯱 ~たゆたう島の郵便箱~ |
2票 | 人生 |
2票 | うちの魔女しりませんか? 3 |
2票 | 猫にはなれないご職業 |
2票 | 空知らぬ虹の解放区 |
2票 | 俺、ツインテールになります。 |
1票 | 人生 第2章 |
1票 | 女子高生店長のコンビニは楽しくない2 |
1票 | こわれた人々 |
1票 | ささみさん@がんばらない8 |
0票 | ケモノガリ4 |
0票 | 競泳戦隊ミズギーズ |
0票 | 魔王が家賃を払ってくれない2 |
0票 | 寄生彼女サナ(2) |
0票 | ドラゴンライズ2 反逆者と竜の嘘 |
0票 | 昼も夜も、両手に悪女2 |
0票 | RIGHT∞LIGHT2 いじわるな占い師のちいさなワガママ |
0票 | GJ部(9) |
0票 | 女子モテな妹と受難な俺(4) |
0票 | 魔王っぽいの!(2) |
0票 | GJ部中等部(1) |
0票 | 競泳戦隊ミズギーズ2 |
0票 | されど罪人は竜と踊る(11) Waiting Here to Stop the Noisy Heart |
0票 | 魔王が家賃を払ってくれない3 |
0票 | ドラゴンライズ3 王宮と竜の嘘 |
0票 | RIGHT∞LIGHT 3 朝焼けに飛ぶ三羽の鶫 |
4票 | パンツブレイカーG |
1票 | 死にたくなければ××! 脱ぐのは絶対にイヤ! |
1票 | 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件2 |
1票 | 千の魔剣と盾の乙女7 |
1票 | きゃんでぃっど 乙女とカメラと地獄突き |
0票 | まほねーず☆とらいあんぐる |
0票 | 10歳の保健体育4 |
0票 | 鈍感な僕と鋭い彼女 |
0票 | この家に勇者様もしくは救世主さまはいらっしゃいませんか?! 1 |
0票 | この家に勇者様もしくは救世主さまはいらっしゃいませんか?! 2 |
0票 | 誰よりも優しいあなたのために |
0票 | 前略 嫁当たりました。2 |
0票 | XIII番の魔符詠姫 |
0票 | だから少女はおもいでをたべる |
0票 | JSが俺を取り合って大変なことになっています |
0票 | 千の魔剣と盾の乙女6 |
0票 | 淫魔に狙われた俺のDTが危険なんだが |
0票 | 魔導書が暴れて困ってます。2 ま、どうにかしましょ |
0票 | 覚えてないけど、キミが好き |
0票 | クーデレな彼女とキスがしたい2 |
0票 | あくまでも、妹が欲しいんです。 |
0票 | 憧れのあの娘が突然迫ってくるんだが、どうしたらいい? |
0票 | 死神のキョウ6 |
0票 | 前略 嫁当たりました。3 |
0票 | 八丈島と、魔女の夏 |
0票 | 魔導書が暴れて困ってます。3 まあ、どうにかなるでしょう |
0票 | 異世界の魔法使いがうちに居候中です!? |
0票 | JSが俺を取り合って大変なことになっています2 |
0票 | XIII番の魔符詠姫2 |
6票 | 蒼穹のカルマ8 |
4票 | スカイ・ワールド |
3票 | BIG-4 2.ククク……ついに勇者が現れたか。ってぼくの妹じゃねーか!? |
2票 | 生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録10 |
2票 | 消えちゃえばいいのに |
1票 | いもうとコンプレックス! ―IC― |
1票 | 勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 |
1票 | 棺姫のチャイカIV |
1票 | おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! 2 |
1票 | ハイスクールD×D 12 補習授業のヒーローズ |
0票 | ff3 ―フェアリー・ファイル― |
0票 | GENEZ-7 ジーンズ |
0票 | 聖戦のレギオス3 終わりなき夜光群 |
0票 | ハイスクールD×D11 進級試験とウロボロス |
0票 | 絶対服従カノジョ。 1.いいか、魔眼はつかうなよ? |
0票 | ライジン×ライジン RISING×RYDEEN |
0票 | 変態先輩と俺と彼女2 |
0票 | 大伝説の勇者の伝説11 ニンゲン総代 |
0票 | H+P(11) ―ひめぱら― |
0票 | 姫狐の召使い |
0票 | 紅のトリニティ5 |
0票 | 鳩子さんとラブコメ |
0票 | 本日の騎士ミロク10 |
0票 | だから僕は、Hができない。6 死神と海水浴 |
0票 | キミが誘う境界線3 殺したいほど愛してる |
0票 | 双界のアトモスフィア |
0票 | グロリアスハーツ |
0票 | フルメタル・パニック! アナザー3 |
0票 | 氷結鏡界のエデン9 限界決戦―アマリリス・コーラス― |
0票 | デート・ア・ライブ4 五河シスター |
0票 | 期間限定いもうと。1 |
0票 | おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! 3 |
0票 | ヘルカム! 4 誰が為に地獄は微笑む? |
0票 | 神さまのいない日曜日VII |
0票 | 鋼殻のレギオス20 デザイア・リポート |
0票 | いつか天魔の黒ウサギ10 校庭で笑う魔女 |
0票 | カナクのキセキ4 |
0票 | 勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。2 |
0票 | ルースターズ 1.魔法銃とアルフライラの秘宝 |
0票 | だから僕は、Hができない。7 死神とパンツ |
0票 | ライジン×ライジン2 RISING×RYDEEN |
0票 | これはゾンビですか? 10 はい、ラブリーでチャーミングだけどあたしは |
0票 | 東京レイヴンズ7 _DARKNESS_EMERGE_ |
0票 | 生徒会の図鑑 碧陽学園生徒会活動記録 |
0票 | いもうとコンプレックス! ―IC2― |
0票 | 絶対服従カノジョ。 2.いいか、俺の布団には入ってくるなよ? |
0票 | これはゾンビですか? 10 はい、ラブリーでチャーミングだけどあたしは |
0票 | 黒の夜刀神 2.地下迷宮を彷徨う蒐集家 |
0票 | 対魔導学園35試験小隊 1.英雄召喚 |
0票 | RPG W(・∀・)RLD 11 ―ろーぷれ・わーるど― |
0票 | 魔法戦士リウイ ファーラムの剣 魔法の国の魔法戦士 |
0票 | 真伝勇伝・革命編 堕ちた黒い勇者の伝説7 |
0票 | H+P(12) ―ひめぱら― |
0票 | 姫狐の召使い2 |
0票 | 不完全神性機関イリス2 100億の時めぐる聖女 |
0票 | ルースターズ 2.トロンプ・ルイユと幻獣の歌姫 |
0票 | 鳩子さんとラブコメ2 |
0票 | デーゲンメイデン 1.台場、両断 |
0票 | シークレット・ハニー 1.船橋から愛をこめて |
0票 | 乱☆恋5 婚約者は16人!? |
0票 | おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! 4 |
0票 | 変態先輩と俺と彼女3 |
4票 | 魔弾の王と戦姫4 |
4票 | 僕は友達が少ない(8) |
3票 | Tとパンツとイイ話2 |
2票 | 黒のストライカ5 |
2票 | ノーゲーム・ノーライフ ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです |
1票 | いもうとがかり2 |
1票 | そんな遊びはいけません! ~君がいると風紀が乱れる~ |
1票 | 変態王子と笑わない猫。5 |
1票 | 豚は飛んでもただの豚? 2 |
1票 | しゅらばら! 5 |
0票 | ツノありっ! 4 日高は△△を忘れる!? |
0票 | まよチキ! 10 |
0票 | ミカヅチ5 |
0票 | 無気力勇者と知りたがり魔王 |
0票 | 神聖魔法は漆黒の漆原さん |
0票 | あおはるっ! |
0票 | 正捕手の篠原さん2 |
0票 | 星刻の竜騎士VII |
0票 | 精霊使いの剣舞6 追憶の闇精霊 |
0票 | つきツキ! 6 |
0票 | 初体験にオススメな彼女3 |
0票 | お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ5 |
0票 | しゅらばら! 4 |
0票 | キミはぼっちじゃない! 2 |
0票 | ふぉっくすている? 6本目 |
0票 | おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その7 |
0票 | 俺が彼女に迫られて、妹が怒ってる? |
0票 | あまとう! 2 試験によくでる七瀬甘るり |
0票 | 彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。4 |
0票 | そんな遊びはいけません! 2 ~混浴すると風紀が乱れる~ |
0票 | あそびにいくヨ! 15 あねうえとにかくけっこんしやう! |
0票 | あおはるっ! 2 |
0票 | 魔法戦争II |
0票 | この部室は帰宅しない部が占拠しました。4 |
0票 | この中に1人、妹がいる! 6 |
0票 | 聖剣の刀鍛冶12 |
0票 | 101番目の百物語6 |
0票 | 四人の魔女とエメラルドのキス2 |
0票 | まよチキ! 11 |
0票 | 星刻の竜騎士VIII |
0票 | 機巧少女は傷つかない8 Facing "Lady Justice" |
0票 | 俺は彼女の犬になる! 3 |
0票 | オトコを見せてよ倉田くん! 7 |
0票 | 無気力勇者と知りたがり魔王2 |
0票 | おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その8 |
0票 | 正捕手の篠原さん3 |
0票 | 剣神の継承者 |
0票 | 緋弾のアリアXII 狼狗に降る雪 |
0票 | 精霊使いの剣舞7 最強の剣舞姫 |
0票 | お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ6 |
0票 | つきツキ! 7 |
0票 | 神聖魔法は漆黒の漆原さん2 |
0票 | あまとう! 3 七瀬甘るりは不在につき |
0票 | キミはぼっちじゃない! 3 |
0票 | そんな遊びはいけません! 3 パンツがないと風紀が乱れる |
0票 | 初体験にオススメな彼女4 |
0票 | オーバーイメージ2 |
0票 | この中に1人、妹がいる! 7 |
0票 | 詠う少女の創楽譜4 |
ルサンチマン道徳とは、奴隷道徳だとか弱者道徳とも呼ばれているもの。以下、ルサンチマン道徳について色々引用。
簡単に言えばルサンチマン道徳は、同情などといった、弱者や、抑え付けられてきた者や、落ちこぼれや知恵遅れの人達が、現実から逃げデカダンスに陥り、人類は皆平等であるべきと考え続け、苦の無い妄想の世界で高みに立って現実を否定して、楽になりたいという願望の元から成り立っています。
「弱者」の奴隷道徳は、「あいつは敵、迫害者だ」だから「あいつはわるい」ゆえに「あいつと対立するわれわれは正しい」という憎悪、他者の否定から悪をモデル化し、その否定、反対者として善をモデル化するとして、後者の善の基礎にある怨恨感情をルサンチマンと呼ぶ。そこから奴隷道徳の善は、否定の意志、憎悪を常に隠し持っているため、抑圧的、欺瞞的、病的だとして批判するのである。
奴隷道徳とはキリスト教の考えの事であり、ニーチェに言わせると「汝の敵を愛せ」と言うのは非健康的なひねくれた考えだそうです。
その理由は、理想的なキリスト教徒が敵に復讐しないのは愛故ではなく無力故だからです。復讐したくてもできない悔しさを「自分は愛溢れる人間で、敵に対しても寛容な心を持ち下らない復讐などしない。ああ自分はなんて立派な人物なのだろう。」と思い込む事によりごまかしているに過ぎないというのです。要するに態度が美しくてもその人の心まで美しいとは限らないのです。
弱さを嘘でごまかして手柄に変えよう
返報をしない無力さは『善さ』に変えられ、臆病な卑劣さは『謙虚』に変えられ、憎む相手に対する服従は『恭順』(詳しく言えば、この服従の命令者だとやつらが言っている者に対する恭順、――奴らはこれを神と呼んでいます。)に変えられます。弱者の事勿れ主義、弱者が十分に持っている臆病さそのもの、…、それがここでは『忍耐』という立派な名前になります。そしてこれがどうやら徳そのものをさえ意味しているようです。『復讐することができない』が『復讐をしたくない』の意味になり、おそらくは寛恕をさえも意味するのです。その上、『敵への愛』を説き――そしてそれを説きながら汗だくになっています。(p50)
「我々は悪人とは別なものに、すなわち善人になろうではないか。そしてその善人とは、暴圧を加えないもの、何人をも傷つけないもの、攻撃しないもの、変法しないもの、復讐を神にゆだねるもの、我々のように隠居している者、あらゆる邪悪を避け、およそ人生に求むるところ少ない者の媚いであって、我々と同じく、辛抱強いもの、謙遜な者、公正な者の事だ」といって自らなだめる時、この言葉が冷静に、かつ先入見にとらわれることなしに聴かれたとしても、それは本当は、「我々弱者はなんと言っても弱いのだ、我々は我々の力に余ることは何一つしないから善人なのだ」というより以上の意味は持っていない。(p48)