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はてなキーワード: ドラマとは

2024-02-03

anond:20240131200952

同意ですね。原作脚本の行き違いの話しと、原作者が死んでしまった問題は別件。

ブログを読む限り原作者は、ドラマ違和感を感じた視聴者に事の経緯を説明たかっただけで、批判たかったわけではないんだと思う。

それをそう解釈されないで日テレ脚本家をバッシングするきっかけを作ってしまった事に気を病んで死んでしまった。

問題点は正確に解釈されないで「ひどい話だ」という話にして感情をぶつけたがる人が大量にいるという点。

人が死んでしまっているのだから本来ならSNS等の使い方の問題点をもっと言及しなければならない件なはず。

anond:20240203104124

世の中の大半の人は、脚本ドラマという成果物製作過程の良い悪いの話は問題にしておらず、

インスタでの脚本家のスシロー皿ペロ並みの奇行について意見感情を述べているだけだから

増田元増田(anond:20240202193616)はそれがどうしても理解できない、もしくは、世の中よくしたいパッションで溢れていて無視しがちなんだよな

 

世の大半の人は、政治厨でもなければ、メディアミックスが期待されるIP持ってるわけでもありませんので、そこは正直どーでもいい

もちろん、自分が好きな作家作品メディア化については除くけどね

 

しかし、『大切なのは原作であって、原作者の方はあまり関係いかな』『最近原作者はこだわりが強い』とか

なかなか常人じゃできない新たなスシロー皿ペロネタ日本シナリオ作家協会は投げ入れてくれたよね

著作権法20条の規定を遵守し>が理解ができない特別な困難を持っているか

既得権益TV傲慢に染まりきった人たちなのでしょうね。まさに腐敗の象徴TVに連なるものっすな

 

 

そこに検索バーがあるじゃろ?魚拓で見れます

魚拓より

最後脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、

過去にも経験したことのない事態困惑しましたが、残念な

がら急きょ協力という形で関わることになりました

魚拓より

最終回についてコメントDMをたくさんいただきました。まず繰り返しになりますが、私が脚本を書いたのは1〜8話で、最終的に9・10話を書いたのは原作者です。誤解なきようお願いします。

 

(中略・気になるなら魚拓見て)

 

脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。この苦い経験を次へ生かし、これからもがんばっていかねばと自分に言い聞かせています

 

どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように。

魚拓より

(『個人的にはあり得ないと思っています。どんな経緯があろうとです』という同業者のリプに対して)

はい脚本家として生きるすべての人に関わることだと思います

 

 

そこに検索バーがあるじゃろ?どんなコメント脚本家が『いいね❤️』をつけていたか魚拓で見れますよ。脚本家・文業者奇行

脚本

○○さんの一ファンとして悔しいです。🥺

1〜8話で変化、成長していった登場人物たちが、9、

10 でほぼ初期状態に戻ってしまった感じでした。

お見合い相手に断るシーンが無く、○○さんならちゃ

んと描くだろうなと思いながら観ました。

あかりの踊りも少しづつよくなってなかったけ?と

か、2年経ったのにスーパー記号的に使ってるだけ

で、その時間経過も描けてなかったですね。。

重ねてきた登場人物たちの厚みが最後に薄くなってし

まったのが残念でした。😢

私もこの事、胸に刻んでおきます

脚本

個人的にあり得ないと思っています。どんな経緯が

あろうとです。わたしもいろいろ考えさせられまし

た。ともあれ素敵な作品をたくさんおつかれさ

までした!良いお年を迎えてください

 

(これに対して『はい脚本家として生きるすべての人に関わることだと思います。』と該当脚本家はリプ)

文業の人

はじめまして。毎週楽しみにしてました。

最終回に向かって、急に世界観テンポも変

わったので不思議でした💦そして、えっ、

ここでふんわり終わり?と。

でも訳がわかりました。

そして、私も物書きの1人として尊厳を傷つ

けられたお気持ち、お察しします。

素性不明

脚本素人に変更していたなんて初めて知っ

て驚きました。素人でも書けるものなのか

な?誰かが手を入れたりして現場も混乱した

のでは?

 

他にもドン引きコメントいいね❤️推してるのが確認できるので気になるなら魚拓見ようね

 

 

この脚本家のSNSでの奇行プロデューサー及び日テレはどうしたか

まさか放置、通常の企業ではあり得ませんよな

 

その上、日テレ公式垢で最終回批判コメントに『いいね👍』を付けて回ってしま

まぁ批判コメント書いた人の良心に訴えるとか、すべてのコメントに『いいね👍』をつける運用だった可能性もワンチャンありますけど、

最終回肯定的ポジティブコメントに『いいね👍』をけっこう付け漏らしてたみたいで、SNSではこえぇぇぇぇって言われてますわね

https://x.com/twmybwb1zh8y8zl/status/1752317299493830688?s=61

 

どう考えてもSNS運用チームと連携取らなかったの悪手でしたわね

(今はゴタついてるから奇行を黙らせたり、手動なんだか自動ウエイトタイムがあるなんだかわからないけど『いいね』の運用変えるべきだった)

そこに来てあのコメントでしょ?

 

既得権益TV業界登場人物でまともな人は殆どいない。腐敗の象徴

anond:20240203062305

こういう人だからこそ「解説」のある「ドラマ」なんかにしてストーリーを見たいのね、ふ~ん

anond:20240202193616

しょうもな

テレビプロデューサー原作なんかどうでもよくて、視聴率が取れればいいだけ

出版社原作本が売れなきゃ売上にはつながらない ドラマ宣伝しかない

こいつらは目的意識優先順位が違うんだよ やり方以前の問題

自分マンガ読むのでマンガを先に知ってるパターンが圧倒的に多い

マンガ読んでからアニメ見てもドラマ見ても何か違うし展開遅くてだるい、とはなから見ないことがほとんどだなあ

マンガドラマ見てから原作マンガ読んだものってあるかな

エヴァとか宮崎駿とかはそうか

アニメからマンガに戻って読むと、それはそれで何か違う、ってなって案外読まない気がする

映画からコミカライズされた作品は、思ったほどの違和感なく普通に読んでる気がするなあ

古い小説原作としたマンガから、元の小説読むのは、大抵の場合面倒くさくてそもそも試そうとしない

けど、たまにどうしてもマンガの続きが気になって、小説だと無料で読めるからと手を出して、めっちゃ面白い、みたいなことはある

これはマジレスなんですけど

やりたい放題やってたそして今もやりたいというTVマンの熱い魂を感じさせる

平成少年ダン並みに昭和エアプで時代考証めちゃくちゃで差別オンパレード

クドカンの『不適切にもほどがある!』が悪い意味話題になっていないということは

やっぱTVは終わったのだと思います

 

別にメリケン韓国ドラマ恋愛バラエティ(笑)などのリアリティショーが高尚とは言いませんけど、

どう考えても終わったのだと思います

 

あとナチス大学教授がしれっと復活しているのもほんとスゲーーーーなって

 

社会人種ではなく知能で分断されている

anond:20240203093740

anond:20240203083910

よしながふみは、よしながふみもそのファンもアレだからずっと大嫌い

ほんと、よしながふみってヤベーファンばっか飼ってるよな

ドラマ化されたからとかそういう問題では無いと思う

よしながふみツイートしてるヤツがAIどうたら児童ポルノどうたらとかやってるし

いやほんとマジでファンアーティストの鏡

つーかキョロ充でもねー限りアーティスト価値観共感を覚えるからこそ推すわけで似るのは道理よね

 

よしながふみの具体的な一例としてコー○コーナー

ぶっちゃけワイもコー○コーナーの味付け好きくないんだが、それを表明するTPO特に媒体は考えような?みたいな

ケーキってどんな時に食べるものなか知っていればとてもできない。徹子さんみたいな昭和お姫様で極めて傲慢

 

まぁそれはそれとして増田のアンサーになりそうなの置いておきます

> 二ノ宮氏は「『原作者には会いたくない』っていうのを見た。うん知ってる。だから問題が起きるんだって…。そういう方は、お好きにどうぞって案件だけ探せばいいのではないかな。

面倒が嫌なのはお互い様だしね。すぐ消すけど」と率直な心境をポスト

>  

>  連続して投稿「お部屋探しと一緒。北向きで大家がうるさいからやめようとか、ペット禁止からやめようとか。DIYオッケーな物件もあるだろうし。私もドアぐらい変えてもいいよ、とかあるし。でも何も言わないで変えたら怒るかもだよ」と指摘した。

>  

>  続けて「こっちも何軒も持ってる物件の中で、あれはもう建て替えレベルでオッケーだってあるので、普通に話してほしい。ある人は私と目を合わせ『この括りつけのくそダサいテーブル捨てて違うのにしたい』って言ってきて、笑いながらオッケーしたり。却下もあるけど。(例えです)」とつづった。

 

  

宣言通り消してるので東スポリンク貼っておきます

https://news.yahoo.co.jp/articles/ac9a9c9264990adc1af3c9463671fea504d2aaaf

コメントタイミングは運が良かったと思うなら

芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます2023年10月期の日曜ドラマセクシー田中さん』につきまして日本テレビ映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作である芦原さんのご意見いただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。本作品制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております

このコメント最初の一文以外はSNS騒動を受けて用意していたんじゃないかと疑っている。

仮にそうだった場合は、コメントを出さなくて良かった、というか、タイミング前後逆じゃなくて良かったと、バチクソ安心してる人がいるんじゃないか

(バチクソ安心できる想像力があれば、このコメントは出てないともいえるが、コメントに直接関わっていない関係者とか。)

会社損益基準にするのは一定理解する。

なので、今回の件のSNS対応が(最悪の事態にまだなってなかったとして)どうなる可能性があったのかを、リスク管理観点で明らかにしてほしい。

コメントのような公式コメントを出す可能性があったのなら、0点ではなく、マイナス1億点だったことを突きつけられたよね?

anond:20240203090436

原作権利を持ってて、ドラマ化なり映画化なりアニメ化なりの許可を出してる人

まり原作

原作者との契約次第だけど、原作者とのコミュニケーション無しにメディア展開できると考える事自体間違ってる

ドラマ化してたか原作に興味持ったんだけど

ラジエーションハウス読んだら、開始数ページで

職場で女の先輩が別の同僚の乳揉んでてゲンナリ

西洋骨董洋菓子店読んだら、開始数ページで男のケツにチンコ突っ込んでどうこうって長ゼリフ出てきてドン引き

 

原作改変を否定する人はこういうのもそのまま出せって言うの?

anond:20240203074924

良い漫画だけどそのままドラマ化は難しいよね。なぜ原作クオリティドラマに求めるのにドラマ化を許してしまったのか。

anond:20240203044530

実家で見た光景からだろ

ドラマみててもその光景からなにも読み取れないなら見ても無駄なのでは?

日本シナリオ作家協会月刊誌告発された野沢尚の件について

坂の上の雲脚本家だ。

誰か知らない人もいるだろうけどコナンのベイカー街の亡霊の脚本家といえば良いだろうか。

あれもまぁまぁ原作と違う部分があって結構な叩かれ方したんだが、でも作品自体評価があった。

脚色もオリジナルドラマも手がけたヒットメーカーだった。

彼は自死している。

なぜ自死したのかは分からない。

ただ彼の脚本家人生はずっと順風満帆だったわけではない。

ここで詳しくは本人のWikipedia誘導するのが適切だと思うのだが、シナリオ作家協会で出す月刊誌告発がなされたことがある。

>重政隆文による人物

以下を読んで貰えればと思う。

>「自分の描きたいことを描いた脚本他人によってズタズタにされた例と、まったく関与していない人物脚本に名を連ねる例。その二つの例をともに経験した脚本家野沢尚だ」

詳細がページに記載されている。

原作者」としての脚本家立場について昔から何も変わっていないことがわかるだろう。彼がどれだけ戦い続けたかも大体だが想像できる。

それに今の若い人は2000年代以前に活躍した人がネット誹謗中傷に悩んだことを想像できていないのかもしれないが、この頃から起きているのに依然苦しみは繰り返されていることも分かる。

今回、芦原妃名子氏の場合は自らの説明があったからこそ世間に騒がれるものになったが、映像業界はどれだけの創造者の心を蝕んでいるのか。

業界も変わらなければいけないし、映像を見るファンもまた変わらなければいけないのだろう。

原作うんぬんの話

ここへきて漫画原作ドラマに関して#metooみたいな状況だけど

小説原作ドラマではああいトラブル個人的には記憶にない

なんでなのかな

漫画家より小説家の編集者のほうがちゃんとしてそうっていうイメージはあるけども


自分音楽ファンなので、カバーリミックスサンプリング文化のことを考える

TV観なくなったし、ネット配信あってもTVドラマ観ないしで大事作品とはいえ命掛けてしまうには小さな世界に思ってしま

anond:20240203004550

プロ翻訳家を集めて子供向けの簡単小説を訳させたら、十人十色の訳文が出てくると思います

外国語日本語にはそれぐらい大きなギャップがあって、その深い谷間に橋をかけようとすればクリエティティーは隠しようもなく現れてしまます

私には専門外ですが、漫画ドラマ世界の間にも同じような深い谷間があるのでしょう

その谷間に橋を掛けることに挑むか、背を向けて自分の色を見せることを選ぶかは、クリエティティーの有無ではなくエゴの置き場所で決まることだと思います

海猿の件でフジともめていた頃の佐藤秀峰を、ネット民は叩いてたよね

2010年ごろだっけ?

あのころはまだテレビ権威が残っていて

テレビネットも両方みてるやつらが多くてさ

から俺らの好きな海猿を殺そうとする問題児佐藤秀峰みたいな扱いだったよね

今でいうなら松本人志の性加害問題で、松本海猿フジテレビって感じかな

世間は、問題はなんとなく気付いているけど、好きなやつも結構いてまだ擁護するやつが残ってる感じ

そんなフジに声を上げる佐藤秀峰ってけっこうめんどくさいやつだね、おとなしく原作提供してりゃいいのに

みたいな感じだった


あれからずいぶん時がたった

ようやく原作者を大事しましょうみたいな雰囲気になったなと感じる

しかネット意見なんて、どっちに愛着があるかどうかで決まるところあるから

松本人志みたいにまだ人気があると「まっちゃんがんばれ」、サッカーだと「伊東純也がんばれ」みたいな感じになる

たとえば橋本環奈松本人志レイプされたというはなしだったら、人気バトルになって橋本環奈可哀想松本人志クズだ!みたいな空気になったかもね

今は、「無名な女が生意気にも松本人志にたてつきやがった」みたいな話だから、人気バトル的に無名女性は不利だよね

同じ事が当時、フジテレビ佐藤秀峰の間で起き、佐藤秀峰が叩かれていたわけだ。


あとアニメもそうだよね

よつばとアニメ化しないのはあずまきよひこアニメ嫌いだからかいう噂が立ったときアニメオタクが作者を叩いていたよね

2010年~2015年ごろかな

ネットの連中ってほんとどっちが好きかで意見が変わる

今回はたまたまドラマだし、脚本家がなんか性格悪そうだし、原作者が自殺たか原作者びいきしてるけど

ぜんぜん逆パターン場合もあると思う

そう考えると今も昔も同じことなのかもしれない

anond:20240202193616

原作改編がどこまで許されるかは原作者が決めるべきこと。

メディアごとに特性が違うからといって、それぞれの特性に合わせる必要特にない。

セクシー田中さん原作者とのコンセンサスを得ないままどっちつかずのスタンス

ドラマを作ろうとしてトラブルになったのではなく、

原作者とのコンセンサスを得なかったせいでトラブルになった。

「変換業」は自我を出すな

広い意味で何かを何かに変換する業務って、自我自分我欲を出すべきじゃないと思ってる。

海外小説日本小説に変換する、翻訳家

原作漫画ドラマ用のプロットに変換する、脚本家

要求仕様アプリに変換する、プログラマー

たまにイースターエッグとか言って仕様にないビックリ機能を入れてくる人いるけど、やめてね、って注意してる。

変換する業務をしてるなら、変換マシーンに徹して下さい。

それが不満なら、自分オリジナルコンテンツ勝負して。

2024-02-02

anond:20240201225255

ドラマ版のほうが先行してるからコミックス派の人たちにとってはネタバレになってしまうということなのかね

anond:20240202174127

近年見た中だとセスタス

ピックアップの仕方が酷くて、歴史ドラマの要素をまるっと削除、ただのボクシングアニメに。

こういう作品の壊し方もあるのかと逆に感心した。

Bang Dream! It's MyGO!!!!!』から数ヶ月でバンド箱推し沼に落ちつつある

バンドリ、正確にはBang Dream!プロジェクトは、ガールズバンドを題材にブシロードが展開するメディアミックスコンテンツだ。

とこのあたりはチャキチャキ行きたいのであとは各自調べてください。

スマホゲーを中核にしつつ、アニメ化とか音楽かいろいろあるわけだが、一番のキモリアルバンドということになると思われる。

文字通りというか何というか、リアルバンドであるキャラクター担当する声優さんたちが楽器練習してバンドを組んでライブをするという、そういう感じだ。

この流れの中で、昨年リアルバンド活動開始とともにテレビアニメシリーズBang Dream! It's MyGO!!!!!』が放映されたのがMyGO!!!!!(以下マイゴ)というバンドである

It's MyGO』については、もう全員見ているであろうから話の大筋は割愛する。平たく言えば「気まずい『けいおん!』」である

ともかく、今にして思えばこのテレビシリーズが始まりだった。バンドリのアニメシリーズ自体は以前にも3シーズンばかり放送されており、目を通してはいた。が、ハマるということはなかった。「ふーん、いいじゃん。」と渋谷凛程度のテンションで受け流していた。

ところが今度の『It's MyGO』は違った。端的に言えば、わかる。これに尽きる。劇中で次から次へと起こるいざこざは、バンド経験者であれば、馴染み深いとまでは言わなくとも身に覚えのあることばかりだ。そもそもバンドマンなんて人格問題を抱えた人間の方が多い。それが群れてひとつ目的に向かおうというのだから、揉めるこじれるは必然と言える。現実には、結束バンド放課後ティータイムのように円満関係バンドのほうが珍しいはずだ。

そして何より、バンドは終わる。99.9%のバンドは、とくに売れることもなく、ライブ成功させる(何を成功とするかは難しいが)こともなく終わる。マイゴだって一度は最悪の形で終わりを迎える。だがそこからだ。大きく話題になった10話のライブ回。「終わったバンド」の先を描くファンタジー。泣いた。泣き散らかした。なんというか、過去の私が救われたような思いがしたのだ。『ラ・ラ・ランド』のクライマックスのようだった。

It's MyGO』の放送終了後である

youtubeのマイゴチャンネル情報をチェックするようになった。新規楽曲MVチャンネル上で公開されていたのがきっかであるアニメ終わったのに新曲出るんだ、と思ったのを憶えている。

そうやって過去楽曲MVまで漁っているうちに、画面端に目が留まった。

話が逸れるようだが、ここでインターネットのコツについて書く。youtubeの関連動画を見るな。というのがそれである。猫動画を見ていたら関連動画ハムスターの共食い動画が現れたことがあった。関連動画を見ていいことなんてひとつもないのである。私が数ヶ月前の自分に何かアドバイスできるなら、youtubeの関連動画を見るな、と必ず言うだろう。

というわけだから、実際には見たわけである

同じバンドプロジェクトの別バンドの、リアルライブ映像だった。RAISE A SUILEN。以下、RAS

音楽的には全く好みでなかった。マイゴがクリーンヒットするくらいだから、私が好きなのは直球のギターロックなのであるアジカンとかイースタンユースとかアンディモリとか、そういうバンドなのである

RAS音楽は、好みと全く違った。が、好みでないがゆえに、俯瞰分析的に見られた。そして思った。演奏力、ヤバい

特にドラム。全員巧いが、特にドラム。叩くマスキング役夏芽氏のドラムは、完全にパワータイプであるビスケット・オリバとか花山薫とか好きな人なら多分好きである。四つ打ちのシンプルリズム我慢ならんとばかりに無限フィルが入ってくる。打点がよほどいいところを抜いているのか、バンドとしては重心低めの音像にも関わらず、ドラムの音が小気味いいほど抜けてくる。かつ重さもある。そして常に笑顔普通あんドラムを叩いていれば虚無顔か仁王顔になってしまうと思うのだが、めちゃくちゃ抜けのいい笑顔で叩いている。怖い。あと髪型がかっこいい。東京リベンジャーズに出てきそうな髪型である。怖い。

しばらくはRASにハマり、ブックオフオンラインアルバムを買った。当然、特典ブルーレイ付の初回盤である

ここで、バンドシリーズCD特殊形態について少し説明しておく必要がある。CDには、たいてい【通常盤】とブルーレイ付の【初回盤】が存在している。なんだ普通じゃんと思われるかもしれないが、特殊なのは、このブルーレイの方が「本体であるという点だ。ブルーレイには、基本的バンドライブ公演が一公演まるごと収録されている。そのブルーレイの分、通常盤と初回盤の間には価格差がある。たとえば、シングル盤だとCDのみの通常盤では1,760円(税込)。これに対してブルーレイ付の初回盤は7,810円(税込)である。これがアルバムになると、付属ブルーレイは二公演ぶん二枚となり、価格通常盤3,520円(税込)に対して初回盤11,000円(税込)となる。この価格差が、ブルーレイが「本体であると書く理由である

MyGOのアルバムを購入した時点では、ブルーレイ本体であるということを見抜けていなかったため、私は通常盤を購入してしまっている。今では、中古盤を漁る際でも、必ず初回盤を狙うようにしている。

それはさておきRASである付属ライブブルーレイ二枚を鑑賞して、参ってしまった。ドラム音源よりライブのほうが三十倍かっこいいではないか

といったところで、脱線脱線を重ねることにはなるが、バンドリとプロメンバー、ということについて少し書く。

バンドリにおいてキャラクターを演じる声優さん演奏するのがリアルバンドであると先に書いた。掘り下げると、このあたりは少し込み入った事情がある。RASについていえば、はじめはバンドプロジェクト専属バックバンドとして組まれものであり、ドラムベースギターというバンドの核を成すパートを受け持つメンバーはもともとスタジオミュージシャンとして活躍されていたようである。いわば演奏プロ演奏うまいのは当たり前と言ったら失礼になるが、むべなるかな、である

このあたりの事情について、もうひとつ、注目すべきことがある。こうした、スタジオミュージシャン出身メンバーも、自身担当パートキャラクターに声をあてるのである。私としては、ここのところをとても面白いと感じている。彼女らは演奏プロであるが、声優としては(はじめの時点では)アマチュアである。翻って、本業声優メンバーについて考えると、彼女らは声優プロであるが、演奏についてはアマチュアである。この交差が面白い声優メンバー演奏技術の向上と、ミュージシャンメンバー演技力の向上。後者についてはスマホゲームアニメシリーズでよく確認することができる。再三触れているRASの夏芽氏などは、もはやキャラクターとしても堂に入ったものである

RASライブ映像にどっぷりと浸かった私は、気付けば他のバンドライブ映像アーカイブを掘って追うようになっていた。

見ていて、面白いことに気づく。バンドリのリアルバンドでは、技術的な要点はリズム体に置かれているということである

一応のシリーズの顔であるPoppin Partyで全体の演奏リードするのはバンドマン上がりのベーシスト西本であるベースをかなり低めに構えた独特のフォームで激しいパフォーマンス披露して客席を強烈に煽る姿は、演じるキャラクターとのギャップに少し笑ってしまう。

Poppin Partyと対になるRoseliaでその役を担うのはドラムの櫻川氏だ。ツーバスを主軸にした手数の多いド派手なスタイルで、バンド全体を牽引する。最初見て「この人もスタジオミュージシャン出身なのかな」と思っていたら普通声優さんだったので、少し引いた。

バンドというものは、リズム体さえしっかりしていればそれなりに聴けるものになる。そういう点を押さえた上で、どのバンドにおいてもリズム体には力を入れるディレクションを行っているのではないだろうか。

という流れで、もっとも後に触れたリアルバンド、Morfonica(以下モニカ)の話をする。

モニカについては、番外編除くアニメシリーズには未登場だったのもあり、ここに至るまで知らずにいたバンドであった。

ライブ映像をまず見ての感想は、なんだかちぐはぐなバンドである

特徴となるバイオリンバイオリンについては恥ずかしながら知識がなく、技術的なことの細部については分からない。ただ、だからこそ、バイオリニストAyasa氏が凄まじく巧い、ということは分かる。いや、モニカライブ映像を見れば、誰もがそう思うはずである。どんな素人でも分かる凄さである。それぐらいに並外れている。パート的にはリードギター役割を担い聴かせる激しい演奏は、間違いなくこのバンドの華であろう。ミラ・ジョボヴィッチか?と言いたくなるようなビジュアルも含め、強烈な引きを持ったスタープレイヤーである

それにドラム。叩くmika氏は夏芽氏とは別ベクトルの超絶ドラマーである。繊細でテクニカルタイプで、刃牙では烈海王が好きだという人などは恐らくピンとくる音なのではないだろうか。mika氏のプレイにあって、ことにスネアにおけるニュアンス付けは卓抜している。スネアロールの中でのアクセント位置付け、クレッシェンドタッチ自在であり、音だけ聴けば口径も材質も違うスネアが四つも五つも並んでいるのかと錯覚するほどであるスタンダードスクエアリズムの中に三連系や五連符のフィルさりげなく滑り込ませるようなプレイも多く、いわゆる「うたう」タイプドラムとして実に聴きどころが多い。

やはりというか、この二名はもともとプロミュージシャンであったようだ。演奏彼女らが引っ張っていく形になるが、ライブ映像の印象は、ギターボーカルベースはそこに必死についていっているというものだった。演奏がよれたり躓いたりするのを見て失礼ながら「本当に演奏しているんだなあ」と改めて感じた、とそんなような演奏である

プロジェクト内の他バンドに比べてやけにこなれていないこのバンドに、なぜだか興味が湧いた。

youtubeバンドチャンネルを掘っていて見つけたのが、モニカ活動初期ドキュメンタリーシリーズ、「Morfonical」であるバンドの結成から練習、はじめてのイベント出演、単独ライブまでを追う。これが順風満帆はいかないスターである。初ライブではライブの開始時にイヤモニにトラブルギター直田氏は自らの音が聴こえない状態一曲目を演奏していたようである。これは目隠しをして絵を描かされるに等しい。演奏に慣れない中、いきなりの大舞台でそれなのだから、恐ろしすぎる。トラウマになってもおかしくない。そんなこともあって、この初ライブメンバーにとって悔いの残るものになったようだ。ことに悔し涙を流すベース西尾氏と、「自分が全体を見る立場なのにメンバー不安に気づいてやれなかった」と語るmika氏が印象に残った。それを経ての猛練習と、続く単独ライブ。そこにはドラマがあった。そうした物語込みで見ながら、モニカに対する印象は変わっていった。当時、ギター直田氏とベース西尾氏は「モニラジ」としてyoutubeラジオ放送しており、これのライブ前後の回、及びにAyasa氏とmika氏のゲスト回にて、ライブにかかる心境を詳しく語っている。

この頃、私はバンドプロジェクトの中心となるスマホゲームガールズバンドパーティ』にも手を出し始めていた。マイゴのストーリーイベントが公開され、アニメシリーズの先の物語が語られ始めたためである。このゲーム内ではモニカストーリーも詳しく語られることになるのだが、これを語り始めるとまた際限なくなってしまうので、詳しくは触れない。ただ感じたのは、モニカストーリーは、バンドリにおける特殊物語構造──キャラクターたちの物語リアルバンド物語の交差──を強く推し進めたものだということであるミュージシャンであるAyasa氏とmika氏のキャラクターを演じるという意味での成長、声優である藤氏、直田氏、西尾氏のミュージシャンとしての成長、これが交差しモニカという存在の強度を増していく──そういう物語である。少なくとも私にはそのように感じられた。

エンターテインメントを止めない!~バンドリ! コロナ禍の軌跡~』という特番youtubeバンドチャンネルにて全編視聴することができる。

特に2021年から22年にかけては、ライブの規模縮小、イベントキャンセルなどかなり活動制限されたようである

最近になって、コロナ禍を経ての直近のライブ映像が幾つかアップされている。その中でモニカの最新のライブも見ることができた。

実によくまとまった演奏であった。声優組のパフォーマンスは見違えて堂々とし、演奏ミスほとんどない。ミュージシャン組のふたりの音もより自由にのびのびと奏でられていた。

そこまでにあった物語を思って、すこし涙した。

CD初回盤付属ライブ映像もそれなりの数を見てしまって、あとは実際に見るしかいかなと思い始めている。

場の雰囲気を思うと、怖くもあるが、なんだか楽しみでもある。

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