「穿った」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 穿ったとは

2024-03-31

大学教員という仕事待遇やらなんやらであまり利点の多い仕事ではなくなった時代

大学教員女性を増やそう!ってなるのはなんか穿った味方すると

大変だったり待遇的に劣ったりする仕事を女にやらせようって動きなのかもって危機感を覚えてしまうんだよな

アファーマティブアクションってそれで本当にいいのだろうか

2024-02-04

そろそろバレンタインデーと仲直りするべきか

もうすぐバレンタインだけど、バレンタインデーを長年憎んできた。

まだ若かった頃、同じ職場でお互いに初対面の時から大好きでもうすぐ付き合うんだろうなという仲の人がいたんだけど、バレンタインデーが原因で次第に疎遠になってしまった。それからずっとバレンタインが憎い。

結論を言えば、私は渡したかったんだけど渡せなかった。彼は貰いたかったけど貰えなかった。

料理には定評があったので、口の中でほどけるビスケット生地チョコレートサンドしたお菓子手作りして用意したのをしっかり覚えている。

バレンタイン当日、ものすごく彼は機嫌が悪かった。仕事で上手くいかないことがあったからだ。「一瞬でも時間いただけませんか?」と伺いを立てたけど、うるさいそれどころじゃない!で渡せなかった。

渡せなかった菓子は半分自分で食べた。(美味かった。)残りは同性の幼馴染に「バレンタインから作ったの。食べて。」と差し上げた。美味かったとのこと。美味かったからこそ憎い。

翌日彼はけろっとしていて、私の近くで私に聞かせるように私のほうをしっかり見ながら他の人に「チョコ大好きなんだよね~」と話していて、私はむっとしてしまった。代替チョコレートを用意することなど容易であっただろうが、それはしたくないと思ってしまった。私にはこの人を支えるには未熟なのかもしれないと自信を失くしていた。機嫌が悪かったのはシビア世界に生きているからこそだし、人間そういうこともあるよねと思っていた。

それからメールを送ればメールのやりとりがあったけど、お互いに職場を離れ(お互いに離職はこの一件が原因では無い)疎遠になった。お互いに素直になれなかったのだ。

ほどなくして私は好きじゃない人と結婚した。結果、離婚した。

彼と出会って、私も彼みたいに何かがしたいとずっと思っていたので勉強してライセンスを取った。

数年前にたまたま思いもよらないところで、彼のインタビュー記事を目にする機会があった。正直痛みを伴うのであまり直視したくなかったんだけど、勇気を出して見てみたら仕事もうまくいってそうだったし幸せそうだったので良かった。昔「オレもっと大きな案件をやりたいんだよね」と言っていた彼に「膨大な量こなしている得意なやつがあるじゃない」と言った思い出があったんだけど、よくこなしている得意なやつのほうを専門にしていて、それも少しうれしかった。良かったね。

でもバレンタインの痛みは消えない。専ら私にとってのバレンタインデーは老若男女からチョコを貰う日だ。

そして私もすっかり歳を取り、40を目前に控えている。恋だの愛だのいう元気も無くなってしまった。そもそも私は人のことを好きになりづらい上に、残念ながらこの年齢になってくると売れ残り中年から自分でもいける!みたいな距離感バグってる人とかまとわりついてきて鬱陶しいことこの上ない。

しか10ヶ月ほど前にうっかり人のことを好きになってしまった。バレンタインが憎くなったきっかけの人の時と状況が似通っている。同じ職場じゃないけど。初対面でお互いに好きになっている気がする…。なんとなくお互いにお互いのことが好きなことがわかっているけど、次の段階に進めていない…。

相手は年下な上に、女の子なら黙っていても寄ってくるだろう要素しかない。どんなボーナスステージだ!?と困惑する私。年上も対象ですアピールをしておきながら最終的には若い子を選ぶタイプじゃないのかとか穿った目で見る自分もいたんだけど。気が多いタイプではないのは確実そうだ。お互いに慎重になっているのがわかる。でもただ今の状態を続けているだけでは、いつか誰かに搔っ攫われて後悔しそうな気がする。

あと、あまり関係ないけど、遠くない未来職場上司が今どき絶滅危惧種仲人おじさんに変形しそうな予感がしている。仲人おじさんの子分(苦手なタイプ)とペアリングさせられそうで怖い。私のこういう勘はよく当たるのだ。

そんなこんなで今年はバレンタインをやりたいと思ってしまっている。憎い憎いバレンタインの奴を今年は利用してやったらどうなんだろうと。(若くないか手作りはしない。)

チョコレート差し上げたところで、物事がどうこうなるものではないというのは分かっているんだけど、後悔はしたくない。ちゃんと渡せたらバレンタインデー許せるのかな。

2024-01-14

最近感じるTRPGの超個人的人間関係あれそれ

これは界隈全体に向けてとかではなく本当に超個人的に感じている、自分が身を置いているTRPGコミュニティーに対する愚痴吐露しているだけなので、あしからず

自分TRPG特にクトゥルフ神話TRPG(略称CoC)を嗜んでおり、特に仲のいい人とほぼ固定で卓を囲むいわゆる身内と遊ぶスタイルプレイしている。固定と言ってもコミュニティ内での固定であり、ある程度のメンバー変わりなどはある。

その中でも特に付き合いが長い人が2人がいるのだが、その2人がまあ愚痴対象なのである。ここではAさんとBさんと表記させてもらう。

Aさんとは創作きっかけで出会った仲で、もう6~7年ほどの付き合いになる。お互いの趣味も合う気兼ねなく付き合える友人だ。

BさんはそんなAさんから紹介されて知り合った人で、Bさんとも知り合ってかれこれ4年はたつ。気さくな人で、気軽に話せる人だ。

さて、そんな友人2人に対して何が不満なのか。簡単に言ってしまえば、2人だけの世界に入って除け者にされているように感じてしまうことだ。

なぜそのように感じてしまっているのか、理由は幾つかある。

まず、AさんとBさんは多く同卓しているのに、私との同卓は少なく、話に入り込める隙がない点だ。これは、日程なども絡んでくるため仕方がないかもしれないが、私とも、行こうと約束しているシナリオがあるのに、先に他の卓に行く予定が決まってしまって、なかなかKP探しや日程調整にまでこぎつけないのだ。しかも、じゃあ空いてる時に誘おうと思っても、どんどん卓予定が立っていて割り込める隙がない。これじゃ同卓できないのも仕方ないというものだ。

次は、上に関連することでもあるのだが、Bさんが毎回卓に誘うのがAさんだけで、私は全く誘われないのである。まあ、わかるのだ。一緒に行きたい人はいる。だが、Bさんは何をするにもAさんの名前を出し必ずだすため、2PLシナリオならABさん、他に人数が必要なら+で他の方のようになる。それならその時に私も入れてと言えばいいのだが、もうBさんがこの人とこの人と行くと決めていて、声をかけても入れない。私も個別でAさんやBさんを誘うことがあるが、その場合は必ずと言っていいほど、片方も一緒にいる。

これで、もやもやしない方が無理ではなかろうか。BさんがSNSメッセージツールなどで「このシナリオ行きたい、Aさん!」と声をかけるのを見るた度に、不満感というか、扱いの差を感じてドラミング不可避なのだ

なによりBさんは、自分の通過したシナリオにAさんを同じHOで連れていきたがるのだ。そうして、そのHOしかからない秘匿の話を2人だけでし始める。通過後は確かに見れるかもしれないが、その間2人だけで盛りあがって相方自分の心はどんどんと冷めていくのを感じてしまう。自分と同じ体験をして欲しい、楽しんで欲しいと思っているだけなのだろうが、あまりにも続くとこっちも穿った考えでことを眺めてしまう。

他にも、Bさんを2PLに誘ったら、「いま色々シナリオ手を繋いでて管理しきれないから保留で」と言われたことがあるのだが、そのすぐ後にSNSで「これいこうよAさん!」と声をかけるのを見た事があり、シンプルに傷ついた。

もう多分遠回しな拒否なんだろうなと思ってそれ以来Bさんを2PLに誘うのはやめている。

AさんBさんと同卓するの、必ずと言っていいほどBさんはAさんにしか話題を振らない。これはKPをするもきもそうで、私のPCについてなにか言及することはかなり少ない。

それどころか日常の会話もAさんにしか話を振らない。

ここまでくると私の性格が捻じ曲がっていて、普通に拒否したいだけなのかもとも感じているし、そんな不満があるならブロックしろよという話なのだが、私は2人と遊ぶのは好きだし、友人関係は続けていきたい、何より共通の知り合いが多すぎる問題もある。

正直どうしようも無いので、愚痴を吐き出したかっただけだ。まあ、誰にもみられず流れていくだろう。

2024-01-01

anond:20240101005438

いや本人やら関係者やらが増田なんかに張るわけないだろ

俺はただのファンというかファンですら無いそういやチャンネル登録してたな程度の田舎人間だよ

まあ広告ブロックしてるからこの動画収益化されてるのかどうかはしらんけど

新年ネタ動画の紹介ですら穿った目で叩いてくるのかよ

ちなみにテキストサイトなんて侍魂の頃からリアルタイムで読んでるネットネタ記事ガチ勢だぞ

僕秩とかも好きだったな

ARuFa比較的新しいけど俺は一目置いてるぜ

2023-12-27

anond:20231227172355

お前のような穿ったやつは一生辞められねーよ、断言する

だが禁煙成功するまではもう二度と増田に来るな

これで煙草増田、この二大人生の浪費趣味のどっちか片方は辞められるんだから前進だろ

ホレ行けハヨ行け戻ってくるなよ

2023-12-04

臭いガチャゲー観で草

この手のヤツはどんなモバイルゲーでもガチャがあればソシャゲと呼んでくだらないと決めつけてくるんよな

まだゲームは何でもファミコンと呼ぶ親の方が悪意がない分マシやぞ

買い切り至上主義者は今のゲーム市場の5割がモバイル、8割がライブサービス型なのを直視してないんよな

そんだけホット領域から一口ガチャ有りと言っても全体の課金形態ゲーム性との結びつき方も急速に良くなってるの想像できんのかな?

ガチャと言っても拝金主義みたいなえげつないしょーもないガチャ仕様のやつはもう売れないんだよ

上位のやつなんかトータル700億円以上かけて作ってるのもあるし、据え置きの大作超えるくらいスゲー作り込みで

欧米企業主催する主要なアワードでもガチャ有りゲーが評価されノミネートされてる例がいくつもある

まりガチャ機能があるからと言って、ガチャが楽しさの大半を占めてる「ガチャゲー」みたいに捉える印象はもうズレてきてるし

昔のソシャゲばりの射幸性は薄まって、ガチャもどきのワクワク感だけ残して健全化されつつあん

しろ買い切りDLC販売方式よりも、ユーザーモチベを維持しつつ中身で勝負する世界になってるから進歩的

ユーザーが今でも自嘲的にガチャゲーとか言うかもしれないが、それを真に受けてたら老害まっしぐら

中身は昔と比べ物にならんほどゲームになってんだよ

バトルパス流行しだした初期はまだゲーム設計ミスマッチモバイルゲーが多かったが

今はバトルパスや月額課金という任意サブスクリソース課金ベースにした育成レベルデザインになってる

そうしたサブスク課金副産物で回すガチャキャラプールは「着実に」充実する作りになってんのよ

こうした課金スキーム微妙な変化によって、昔のようにガチャ課金主体で一部の廃課金者によって買い支えられる

胡散臭いエセゲームビジネスを脱却できる道筋が立ち、ロールモデルとなるタイトルも出てきたのが最近モバイルゲームの質が向上した要因

まあそれに引っ張られて開発費もやべーくらい高騰してるわけだがそれは置いといて

これによってモバグレベルソシャゲどころか、パズドラ白猫時代みたいなインフレ前提のゲーム設計も新作においては珍しくなった

まあ日本市場特殊で古臭い設計のやつも上位にしぶとく残ってるんだけど、それは日本人ソシャゲ常識に過剰適応してるせい

特殊市場日本では未だにガチャ確率を緩くする事を好み、つまりランダム性・射幸性を高めてバラマキする(必要があるほどインフレ課金煽りがキツい)作品ユーザーが歓迎してしまう部分があるけど

グローバル成功してるガチャありゲーム真逆で、確率は極めて低くして、ほぼ確定の排出ポイントしか出ないようにするかわりに

ガチャ機能に費やした石が無駄にならないような、実質的な配布システムが好まれから、バトルパスと合わせたコツコツプレイが報われるゲーマー好みの設計になる

臭いガチャゲーだと無課金や微課金じゃ数ヶ月かけて溜め込まないと天井にはまるで届かないくらい高い天井だったせいで

運による格差が致命的になるし、引くタイミングが「人権キャラ」みたいなインフレ加速の環境チェンジャーを皆が狙うから、手持ちや戦略がみんな同じになるしでゲー無感が強かった

そういうゲーム面でみたときのしょーもなさに対しても進歩してて改善が働いてるし、そういう作りに反発するプレイヤーから圧力も高くなった

このへんの微妙な変化は長年モバイルを含むマルチプラットフォームF2Pタイトルを追ってる人じゃないと凄さ分からんだろうが

「周回してガチャ引くだけのゲーム」という揶揄ものすごく局所的に見ればそう解釈できる部分があるとはいえ

全体としてはコンシューマよりコンシューマらしいゲーム体験の上にそれが乗っかってる場合すらあり、馬鹿にできん

だいたいそういう穿った目で見れば買い切りコンシューマだってやってることは反復作業と言い張れる

一括りにF2Pゲーを馬鹿にするやつは俺がぷち転がしていくゾ

だいたい、まあ一部のプラットフォームなら試用や返金が充実してるとはいえ、中身が分からんもんに先に金を払うというシステム

通用する時代じゃなくなってることは誰でも分かるだろうし10年前の増田ですら未来のあらゆるコンテンツ基本無料主体ってことは予見してた

モダンアップデートされたガチャ機能を含むF2Pモデルこそが万人にとって柔軟に付き合える優れたゲームを生む土壌になるんだよ

ガチャありゲーを作ってる中にも、いや中にこそ、本物の素晴らしいクリエイター魂が宿ってるってことをいつか理解らせてやるぜ

カニだと思ってたものカニカマになってて、カニカマだと思ってたのがカニになってた事にあとから気づいても発狂するなよ頼むから

しらんけどな

anond:20231204094422

anond:20231204092444

2023-11-02

俺は弱者男性だが、それがどうした?お前らの人生文句があるなら自分で変えろよ

俺は弱者男性だ。こう言うと「どうせ自称でしょ?」などと穿った目で見る輩も出てくるだろう。実際、日本年収中央値から見れば高年収の者が「弱者」を名乗っている時点で自慢気で腹立たしいのである

俺がこれから書くことは「嘘松」ではない。俺のありママの状況を話そうと思う。

俺の情報は以下である

ほら、お前がなんと言おうと、俺は弱者男性だというわけだ。

ここからが肝心だが、俺は人生において何も困ってないし、何ならかなり幸せに生きているということだ。

どっかの国の自称サイエンティストが「お金の余裕こそが心の余裕である」と馬鹿たことを言っていたが、少なくともそれは俺には当てはまらねぇな。

「少ないものに満足する。身近な善行を行う。そうすれば幸せになれる」というのが俺の論だ。

ミニマリストと言えばそうかもしれないが、どちらかというと、思い出を大切にしている。

今思えばガキの頃に感謝するべき人たちがたくさんいた。水泳を辞めたときも、初めてのバイトを辞めたときも、高校卒業したときも、俺程度の人間に色紙をくれた人たちがいた。

そういう思い出に浸るだけで、世界は優しい人たちで溢れていると思うのである

俺はかなり共感性欠如のADHD的なところがあり、様々な人たちに迷惑をかけてしまった。いじめをされたこともしたこともあった。

だが、それも神が善性を試していると思えば、試練に思えてくるし、試練ならば見栄や虚飾を張る必要はないと思うのである

生きている。それだけで神からの贈り物である日本に生まれたという幸運にも感謝しているし、今の両親の元で生まれたことも感謝している。

他人と張り合ったり、差別したりする人々を見て、「地獄とは他人である」という言葉を思い出す。

俺は弱者男性だけど、幸せなのである

2023-09-21

カフカの書いた小説って基本的意味不明一般人は素直に読んでつまんねってなるんだけど

「いやこれは〇〇の比喩で~ここは内面の〇〇で~社会的に〇〇で~」っていう評論家好みのイカニモ穿った解釈ができて

一般人はそれを聞いてはえ~名作なんすね~ってなってるだけだよね

2023-08-20

[]8月19日

ご飯

朝:なし。昼:玉ねぎ炒め。焼きそば。夜:だし豆腐納豆ピーマンシメジ玉ねぎスープ魚肉ソーセージブルーベリーヨーグルト。間食:オーザック。豆菓子ハチミツ味のポテチばかうけ。(お菓子食べ過ぎ)

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

お菓子食べすぎた上にご飯ちゃんと食べちゃった。

まあ休日だし許して欲しい。いや内臓休日概念はないし、許してくれないのだけれど。

Dear My Abyss

・はじめに

陰気で友達が少ない女子高生スバルと、その数少ない友人で正反対な陽気な性格ミスカの友情と断言しがたい歪な関係が、お人形さんの様と評される美少女転校生ルウの登場で変化していく様を楽しむノベルゲーム

だけでなく、混沌蔓延ってきて日常侵略するホラー要素もあるのだけど、そちらは元ネタありきの展開が多くそういうものとしてふんわりとしか理解できる読んだので感想特にないためこの一行以降はふれないことにする。

学校という閉じた人間関係と、思春期らしい自己の有りように悩む様とが、ある場面では丁寧に、別の場面では幻想的に描かれていて、この二点が文量の多くを占めている。

甘い恋愛的なイチャイチャする読んでいて楽しい気分になるシーンよりも、関係性に悩み他人を気遣うがあまり自傷的に自己言及を繰り返す辛くて悲しいエピソードが多め。

そんなこと一人で考えても答えは出ないし一生悩んだり楽観的になったりを繰り返すしかないよ、と大人になった今でこそ思うものの、自己他者関係性の有り様を悩む様は読んでていて共感する場面が多かった。

そんな辛い中でも食事のシーンは彼女達の悩みも何処へやらで舌鼓を打ってくれるので、夕飯の時間が待ち遠しくなったりもした。

献身的ミスカと自己中心的なスバル関係性が辛い

陽気で友人が多く、テストの成績こそ悪いもの教師からの覚えもよく、容姿可愛いと褒められ、前向きで良い子なミスカ。

そんなミスカはスバルのために一生懸命に色々と尽くす。

しかし、スバルの方はミスから向けられる好意を素直に受け止めない。

それどころか、些細な表現物言いをどんどん悪意を膨らませてしまスバル生き方は苦しそうだった。

ミスカの一人称と、スバル一人称を行き来することになるのだけれど、二人はすれ違い続ける。

ミスカは衒いがあるわけでなく、本当にただの根明で、楽しいことが好きなだけの普通の子

ところがスバルはどこからでも悪意を見つけ、彼女好意を受け取ろうとしない。

この関係値の噛み合わなさは読んでいて本当に辛かった。

ミスカが友情でなく恋愛としても惹かれていて、その理由スバルの言う悪意のあるものでないにも関わらず、それが本当に一切伝わらない。

誕生日ケーキをご馳走するという、善意100しか考えられない行為ですら、スバル穿ったもの見方をし、ミスから気持ちを真っ直ぐ受け止めない。

ペットボトルの回し飲みでミスカが間接キスにドキドキするも、スバルは喉が渇いたとしか思っていないシーンなんかは、もう読んでて可哀想だった。

空回りするミスカの好意が、物語的な意味でも何も前進させないのも読んでいてしんどかった。

献身的スバルに尽くすミスカと、自分内面世界のことでいっぱいなスバルのすれ違い。

スバルが素直になれば、開幕5分でハッピーエンドまっしぐらなぐらい、ミスカの好きは真っ直ぐで一貫してるのがもどかしい

そして何よりスバルの素直な気持ちミスカではなく、転校生のルウに向けられてしまう。

無垢なルウと素直なスバル可哀想ミス

そんな端的に言ってしまうと性格が悪いスバルが、海外から転校してきたルウと交流することで変わっていく。

ルウは箸の使い方を知らず、麻婆豆腐唐揚げメロンパンを食べたことがない程に無垢存在

危うげというわけではなく思慮深いのだが、学校という枠組みからは大きく外れたような物言いもする。

そんな無垢さがスバルの悪意増幅センサー回避するのか、ミスから好意を悪意に変換し距離を置こうとしていたのとは対象的に、ルウとはドンドン距離を詰める。

ミスカの好意一方的ものだったのに対して、スバル好意はルウに受け止められ、スバルとルウはドンドン関係を深めていく。

ルウの方も、スバルのことを深く知りたい、会話したいと甘えるように距離を詰める。

繋ぎデート、夕飯を一緒に作るなどの高校生らしいそれもあれば、添い寝過激スキンシップなどもあり、CERO Cとしてはそれなりに攻めたシーンも。

ルウとスバルイチャイチャすればイチャイチャするほどに、ミスカは空回り続ける。

こうなっても客観的にはミスカはオカシイことをするわけではなく、ひたすらに良い子なのが可哀想さが増す。

ミスカは僕が先に好きになったのにと反転するでもなく、転校生の面倒を見れるスバルの成長を喜ぶ良い子なのだ

スバル精神世界

では、なぜスバルはこのような歪な性格になってしまったのか。

ミスから好意は悪意に変換するのに、ルウから好意はそのまま受け止めるのか。

ということは、スバル精神世界幻想的に描くシーンで抽象的に描かれる。

まだ人権概念が無く子供を産むことだけが女性価値であった時代を生きていたとある女性エピソード他人がおらず四季の移ろいをただ楽しむだけの世界などの、夢のエピソードと共にスバル内面ゆっくりと掘り起こされていく。

一人で無限牛乳果実を食べ続ける生活示唆するスバル本音は、納得できるところもあったが、だからと言ってミスカの可哀想な空回りが救われるわけではない。

ここが本作の賛否別れる大きな箇所だろう。

スバルにはスバルなりの理由があるとはいえミスカの気持ちはどうにもならないのは、正直僕はあまり好みではなかった。

あんなにも根っからスバルのことが好きで純粋にそのために良いことだけをして来たミスカが、フラれるとか、恋愛対象として見れないとかじゃなく、嫌われるのは、辛い。

ただこのミスカの好意の空回りの先が知りたい気持ちの牽引力は凄く、楽しいとか面白いではない、マイナス方面感情で読ませる物語はよく出来ていた。

・さいごに

スバルを好きだけど見向きもされないミスカの空回りと、スバルとルウのイチャイチャという三角形の一辺が欠けた歪な関係に着目して感想を書いた。

ミスカの一人称ではスバルのことが大好きで一生懸命善意で良いことをする前向きさが、

スバル一人称ではことごとく空回りし、

ルウの無垢さに惚れていく展開は、辛いけど読み進める手が止まらなかった。

ミステリやコメディといったわかりやすハッピーエンドが好きなので、好みとは大きく異なっていたが、終わってみるとコレはコレで好きな作品だった。

2023-08-06

弱者男性パブリックイメージが「Vtuberアイドルウェザーニュースが好き」なのに違和感がある

弱者男性理由はどうあれそれらのコンテンツ応援しているような、言ってしまえば一種純粋さ、無邪気さを持っているとされているのが意外に感じる。

自分の中の弱者男性イメージって闇金ウシジマくんフリーターくん編に出てた宇津井みたいな、低スペックな上で全てを穿った目で見て冷笑して賢ぶってるような奴なんだけど、逆にVやアイドルウェザーニュースを無邪気に楽しめる上で更に低スペックからこその弱者男性ということなのかな?

2023-08-02

仕事の褒めは「自分役職/立場」に対しての褒め言葉しか感じられず、あらゆる非難は「自分能力/性格」に対してのものに感じてしま

いわゆる「中抜きおじさん」系の仕事をしています謙遜自虐ネット的なシニカルへの媚びを込めた自己紹介にはなりますが。

中抜きおじさん」なので自分が直接手を動かして実作業をすることはまずありません。

やるのは他の会社に実作業をふることと、発注元や上司に向けた資料作成ばかりです。

業務が無事完了しても「ここは俺がやったんだよな~~~」と思う部分は全くありません。

なので「あの仕事に関わっていたんですか~~~凄いですね~~~」と言われても全く響きません。

だって自分がしたのは業務発注交通整理だけで、最終的に自分が手を動かして何かをやったという実感はないのですから

反対に「あの仕事ってここが駄目だったですよね~~~」と言われると自分責任を猛烈に感じてしまます

もっと早く発注をかけられていれば工期にもう少し余裕があっただろうにとか、この仕事はあっちの会社やらせた方が効率的だっただろうなとか、そういったことが頭をよぎります

クオリティコントロールにおいても、自分ビビらずに毅然とした態度で接していれば曖昧にせずに済んだ部分が数多くあったはずだと頭を過ぎることばかりです。

何より辛いのは実際に「まだ終わってないのか」「もっと上手くやれたんじゃないのか」「コミュニケーション不足だろうが」という非難を受けることです。

なまじっか自分の手元にはいくつかの選択肢があったわけですから、その中で他の道を選んでいればというタラレバが頭の中でずっとグルグルしてしまう。

その癖して「今回はよかった」「流石ですね」と言われたときには、「単に今回は予算があっただけだよ」「結局褒められているのはウチの会社ネームバリューや人脈でしょ?」としか感じ取れない。

仕事をすればするほどネガティブ感情が溜まっていくのに、プラス感情は全く蓄積されない。

足りない分の精神力日常生活の中で少しずつ回復する分から吸い取られていくので、仕事をすればするほどにただただ衰弱していく。

もう仕事なんて全くやりたくない。

頑張って仕事をするほど仕事を増やされてドンドン心が痛めつけられ、仕事をしなければ結局仕事上の失敗が積み重なって心が押し潰されていく。

辛い。

仕事を通して「俺って今回に限ってはよくやったよな~~」ぐらいのことを感じたい。

この仕事をしていると他人に何を言われても「結局お前は俺が管理している財布の中身にしか興味がないんだろ?」「ハンコを押してくれればあとはどうだっていんだろ?」という気持ちばかり湧いてくる。

持ち上げられようが貶められようが、予算承認をこっちから引き出すための権謀術数に過ぎないんだろうなと穿った気持ちしか考えられない。

もう何もかもが嫌だ。

自分の手を動かして出来たものを眺めて自己満足に浸れるような仕事をしてみたかった。

そう思って入ったはずの業界だったのに、気づいたら右から左ものを流すだけの仕事をしている。

何も面白くない。

俺のやっていることは電話交換手と何も変わらない。

それが本当に単純作業で脳を殺して働けばいいだけなら耐えられたかも知れない。

実際には複雑なパズルだったり間違い探しだったりをいくつも繰り返した果てに、やってきた仕事をほぼ丸投げするだけの仕事をしては、存在もしない満点を基準罵声を浴びている。

そもそも元請けが直に作業者に発注していればよかっただけじゃないかという憤りと、もしもそうなったら自分たちは仕事を失うのだなという焦燥感と、そもそもそれでいいじゃねえかという逆ギレがいつだって入り混じっている。

仕事が辛すぎる。

転職したいが、この仕事を通してなにか能力が身についたとは全く思えないし、そもそももうこの業界でもこの業態でも働きたくない中で、どうやって他所に逃げれば良いのかもロクに思いつかない。

なんだかもう世の中が全部嫌だ。

どの仕事をやっていても、結局自分性格だと同じように感じるのだろうか。

実際に手を動かして仕事をした所で「元請けが取ってきた仕事を単にやっているだけのロボットしかない」と感じ、それでいて「俺がもっと細部を煮詰めていればもっと良いものが出来たはずなのに」と悩んでいたのだろうか。

そしてどこまでいっても褒められた時は単にその立場のものが持つ機能への称賛だとしか思えず、ネガティブ言葉自分に多くの責任があったと感じて落ち込むのだろうか。

どうすればいいんだ……。

もしかしてこれが鬱病なのか?

2023-06-10

劇場版美女と野獣を観た時の印象

アニメ版は見ておらず、映画館にて美女と野獣を観た時に思ったこと。

超絶個人の感想ですが、美女と野獣ってラブロマンスというよりも、「女の幸せ結婚!」ってメッセージガンガン発せられたように感じたのよね。

ベルがその時代女性とは違って視野を広げたい!と言っているのに、結局やそれをせず野獣と心を通わせて結ばれるんだもの

ベル気持ちに噓偽りはないと思うが、「女の幸せは1に結婚、2に結婚!」って言われたように感じたわ。

ベルがあちこち旅をするとか、野獣と一緒に世界を回るならここまでは思わなかったな。

大分穿った目を見ているのは自覚ありますが、今日日よく自立心を捨て去る選択作品をやるなぁと思った次第です。

2023-05-05

映画ポリコレ云々の前にオタクが鑑賞という行為が出来ていない疑惑

マリオ映画評論家と観客の評価乖離してるのはポリコレの強行のせいだ普通の人はポリコレうんざりなんだ増田もそうなんだが、そもそも映画やその他のエンタメ作品の鑑賞自体が出来ているのか?という疑問が湧くのだ。

https://anond.hatelabo.jp/20230504221408

 

この映画は反ポリコレだ!だからヒットしたんだ!ポリコレが無いか評論家の評点が低いんだ!っていう意見が一か月くらい前からネットで湧きあがってるんだが、それに対して全然そうじゃねぇってツッコミ多数という状態になっている。

そんな状態で「オタクは女とポリコレ攻撃されている」という投稿をすると無条件で持ち上げられるはてなにそのままの認識をぶっこんだら賛同されると考えたんだろう。そしてその通りになっている。

だがこのオタクの反ポリコレブームというのはかなり変なのだ。「ポリコレ的なものを無理くりに見つけ出して批判する」というゲームになっているのだ。

そしてポリコレ要素が「見つかった」ものは棄損されスポイルされたものであるからまらない、と結論される。インフルエンサーの雑な扇動と飯のタネになってるのではないか

 

例えば、聖闘士星矢のネトフリ新作ではアンドロメダ瞬が女になると伝えられて、それがポリコレだ!と糾弾されるわけだ。

でも原作でもアンドロメダ瞬は中性的ななりで、何故か股間に防具が無くてレオタードみたいなのむき出し、なのに股間もっこりがない。

なので二次創作やおいジャンルでは瞬は女役というかもっとはっきり言うとメス役で他の男に犯される役が専らだった。

因みにやおい腐女子と呼ばれるジャンル70年代末に遡るが、それが大きくなって市場化する起爆剤になったのが80年代聖闘士星矢二次創作だった(あとキャプテン翼)。

これって非常に反ポリコレでしょ。

そして四半世紀経ってリメイクするに当たり、公式の方が腐女子に合わせてきた訳だ。これがポリコレかっ!?逆だろう。

からこういう大してオタクでもない増田も知っている文脈を知らないかポリコレという「真理」が見えちゃうというケースである

 

それから鑑賞が出来ていない疑惑だが、数年前に100日後に死ぬワニってマンガがあったのはご存じかと思う。

変な広告屋に抱かれたせいで101日後にコンテンツとして爆死してしまった訳だが、この4コマ漫画最終回は凝ったもので、ワニの死が直接描写されず、雑誌なら見開き(WEBなので大判だが)に桜が散るというコマで死が暗喩されていた。

これ自体特別表現ではない。

だが、作者のTwitterには「僕の解釈」を開陳するレス殺到したのだ。「このバイクに乗っているのは誰々で、そのキャラが死んじゃった」等という様々な「解釈」が殺到した。

まりはあれだけ簡単暗喩表現が分からない人は結構いるという事と、そういう人にとってはネットで見る物知り達の「自分流の穿った解釈」は単純理解と同レベルであり、単純理解不能だった時は僕の解釈をしてもいいと思われているという事だ。

これはゲームリプレイ動画に付くコメントでも同じで、洋ゲーちょっと洒落表現では必ず「僕の解釈」のコメントが付いている。

エンタメだって楽しむにはちょっとした教養必要だろう。

そういう人がネットの反ポリコレ言説に触れて、ちょっと難しい表現に当たった時、それは「ポリコレのせい」に見えるのではないか

 

元増田場合は「映画評論」というものを知らないのでは?という疑念が湧く。映画評論家は「これはポリコレ的に×、これはLGBTが出るから加点」という風にやる連中だと思ってないか

一般的に人気はあるけど評論家の点数は低いという時、多いのは「全体的に面白いけど平板から」というケースが多い。「大人子供も楽しめますね」ってやつだ。

例を挙げよう。

同じ3Dアニメで「カーズ」ってアニメがある。車を擬人化した映画だ。

この中で古い車キャラ主人公若い車にドリフトを教えるシーンがある。嘗ての街道レーサーみたいなジジイ車なんだな。

そしてレース中にスピンした主人公車がそのまま逆ハン切って大ドリフトに移行するというシーンがある。その時、実況解説してるジジイ車はたまらずに身を乗り出す。

こういう「刺さる」シーン「光るシーン」を平板子供アニメに入れ込むと評論家評価は上がるのだ。

更に今ではこの刺さるシーンのせいでネットミーム化していつまでも残り、続編への呼び水になったりもする。

評論家は他の映画も見て鑑賞してるのだ。

この評価乖離が起きたのってロッテトマトとかだろう?新聞キッズ欄の「お勧め度」じゃないんだろう?新聞キッズ欄の「お勧め度」なら平板ポリコレ安全な方が点数は高くなるがそれ以外なら逆だ。

 

これ書いてる増田の好きな映画ジャンルというのは虐殺暴力理不尽同性愛フェチといったもので、あんまりポリコレが力持ちすぎると困る。

映画パフューム』のAmazonレビューに「無実の人が死刑になっていやな気分になった」とコメントされているのを見て笑ってしまった。同映画では連続殺人を犯した主人公香水の魔力によって大衆を魅了し、死刑を免れる。司法は法的辻褄の為に代わりに世話人の家の一人を犯人でっち上げ処刑して主人公は放免めでたしめでたしとなるのだ。この理不尽は当然観客を反徳でいやな気持にする為に入れられている。

けれどネットオタクが論う「ポリコレ浸食」は見るからトンチンカンなのだ一般的な鑑賞、読解と評論が出来ずに飛びついているというケースばかりなのだ

作品の出来に関連する論争的なポリコレ」の周囲にインフルエンサの養分が分厚く堆積してそれを突いている感じなのだ

2023-02-28

ジャニ喜多川を知らない子供たち

私はジャニーズ喜多川が亡くなってからジャニーズにハマった、新規ジャニオタだ。

以前は、嵐の個人名すらあやふやだったくらい、ジャニーズに興味がなかったにも関わらず、

今はタキニ(滝沢秀明お気に入り)のオタクをしている。

  

そんな『ジャニーさんを知らない』オタクの私が、2023年1月帝国劇場で上演されたJOHNNYS' Worldという舞台観劇した。

  

舞台の幕が上がった瞬間、私は驚愕した。

ステージ上に巨大なジャニー氏の肖像画があったからだ。

演出の一部を担当した堂本光一氏のインスタにアップされている肖像画画像を見れば、

肖像画いかに巨大かが分かるだろう。

https://www.instagram.com/p/CoZjCbzLbQq/?utm_source=ig_web_copy_link

  

私はこの肖像画を見て、間違えてカルト宗教イベントに来てしまったのかと錯覚した。

同時に、ジャニー氏については「少年性的加害をしていた人」と認識しているので、

そういう人の肖像画を見せられる事に対して、正直不快感を覚えた。

興味本位で、内容についてあまり知らないのに一般発売のチケットを取った事を後悔した。

  

このJOHNNYS' Worldという作品の大きなテーマの一つは『ジャニーさんの遺志を次世代継承すること』だ。

ジャニー氏と交流が深かったJr.ジャニー氏を知らない世代Jr.へ、ジャニーズイズムを伝える場面が多い。

劇中ではジャニー氏の言葉引用した歌も披露される。

また、昨年はジャニーズ伝説という初代ジャニーズと若き日のジャニ―氏を描いた舞台観劇したのだが、

こちらもジャニー氏の功績を称える内容になっていた。

  

ジャニー氏と交流のあるジャニーズは、デビュー組だろうとJr,だろうと、

「あの時ジャニーさんが~」と存命だった頃の思い出を楽しそうに語る。

それも、自発的に。

ジャニーズJr.の一部のメンバーYouTubeに日替わりで出演しているのだが、

ちょっとしたきっかけがあれば、聞いてもいないのに存命だった頃の笑える話や感動する話を喋るのだ。

  

JOHNNYS' Worldやジャニーズ伝説YouTube雑誌取材などで、喜々としてジャニー氏との思い出を語る彼らにとって、

ジャニ喜多川という存在は、きっと尊敬に値する人間なのだろう。

彼に見出された事を誇るジャニーズ大勢いる。

  

ただ私はジャニー氏に全く馴染みがなく、一部報道で出ていたような性加害を行った人、という印象しかない。

から、私にはジャニー氏を称えるばかりの『ジャニーズ事務所』という組織は不気味に見える。

ジャニー氏の有名な言葉で「子供大人になれるけど大人は決して子供には戻れない」という言葉があるのだが、

どうしても穿った解釈をしてしまうのも仕方ないだろう。

  

死人に口なしであり、死者を貶めるような意見を述べる事については気が引けるものの、

そういった行為があったのは事実だ。

最高裁でも事実認定がされているし、この件についてBBC番組放送される。

  

ジャニーズ事務所タレント自体は好きだけれど、

どうしても、ジャニーズという組織の全体の意識や成り立ちには嫌悪感を抱かずにはいられない。

  

しかし、私の推しは年内でグループ全員ジャニーズ事務所を退所する。

彼らはタキニと呼ばれる通り、滝沢秀明氏が見出し存在だ。

新規なので推測の域を出ないが)ジャニー氏とは殆ど交流が無かった者ばかりだろう。

少なくとも、彼らがジャニー氏との思い出を語っている場面を見た事がない。

推しが晴れて退所するので、もうジャニーズ事務所という業深き事務所所属しているタレントファンをしている自分

という罪について向き合わなくて済むのだ。

本当に良かった。

退所日についてのアナウンスは現時点ではないが、可及的速やかに退所してくれる事を願う。

  

推しが退所したからといってオタクとしての罪が何ら赦される訳ではないのに、

勝手にもそう願ってしまうのだ。

2023-01-14

anond:20230113210644

男のショタコンガチやばい男の娘萌え界隈はまだいい。ガチムチ萌えぽっちゃり界隈はなんかもうすごい。みんなエロいものが大好きで本職ゲイの人すらいる。好きなものを隠さない強さがある。(disってんじゃないよ 褒めてるよ)

なんかすごい穿った目で見てそう。後半につれてショタコンじゃないようなジャンルばっかじゃん。

まぁ俺が男のショタコンからお応えしよう

二次元においてはショタマジで貧乳女と変わらん

違うのは性別が男であるので女性作家比較的多くなるという便宜上メリットがある(BLモノを読むのは女性の性の表現を読みたいから)

2022-12-23

日記反省

呪術廻戦という漫画が好きだった。キャラクターが魅力的で話の展開が読めず先が気になり、毎週月曜日は0時になると同時にまず電子ジャンプをひらいた。

同時に呪術廻戦が嫌いだった。話の勢いは好きだけど戦闘理屈がよくわからなかったり、作者と好みが合わなかったり、作者の常識自分非常識だったり、違いを面白く感じることのできないタイプ感覚のズレが気味悪かった。

好きに理由はいらないが、嫌いになると嫌な部分を並べ立てたくなるのは何故だろうか。その時期は寝付きが酷く虫の居所が悪かったのもあった。以前からモヤモヤを抱えていた私は自分の嫌いな部分を足りない頭で可能な限り言語化してワードに書き並べた。

でも学校課題にも使う自分ドキュメントフォルダーに「呪術廻戦の嫌いなところ」というタイトルファイルが入っているのがなんとなく嫌で、それなりに長く書いたので消すのももったいなくて、迷った末に匿名ダイアリー投稿した。投稿したのは2回目でよくわかっておらず、5chみたいに便所の落書きとして使えば良いのかなと思っていた。

投稿してから数分様子を見ていたら「文句言いながら読んでんじゃねーよw」と一つだけコメントが付いて、少し嬉しくなってそのまま寝付いた。

それからしばらく経って、ふとさきほど匿名ダイアリーのぞく自分日記にしては多すぎる反応があって驚いた。皆が様々に日記の内容を批評している。体感だと同意意見と反対の意見が5:1くらいの割合で、それでも少ない方の批判意見に恐縮してしまった。いくつか身に覚えのある指摘を受けた。

まず、自分ハンターハンター比較しながら呪術廻戦のことをけなしていたが、「手の内を晒すという縛り」を批判したいがために文中で「ハンターハンタ-の誓約と制約には納得できるけど呪術廻戦の縛りには納得できない」という事を述べた。正直、自分でもここはあまり良い説明では無いなと思っていて、呪術廻戦の縛りを批判したいがあまりに過剰にハンターハンターを持ち上げてしまっていた。誓約と制約も正直よくわからないところはあるとわかっていながら直さなかったのはひとえに自分意見協調たかたからだ。無駄に取り繕おうとして浅はかさを晒ししまった。ただ、ハンターハンタ-の方が設定面で優れているのは間違いないと思う。自分の書き方、切り取り方が悪かっただけ。

また、自分最初に「以下自分が置いてきぼりにされたと感じたよくわからない部分を書いていくけど、自分は頭が悪くてそのせいで楽しめてない可能性もあるので、むしろ納得いく説明できる人がいたら誰か説明して欲しい。」と書いたけれど、これは全くの嘘では無く頭が良くないのも本当だが、心情としては9割方ただの予防線で作者の説明や設定が悪いと思っていた。それでも「自分客観的視点を一応持っていますよ」と冷静さをアピールしたくてこの文章を書いたのだ。本旨は「作者の感覚や設定はなんかおかしい気がする」という事なのに本当に余計な文を添えてしまった。タイトルに「呪術廻戦の嫌いなところ」なんてかいている時点で作品の内容を批判する気満々なのはわかって貰えていたと思うが、だからこそこの予防線は本当にいらなかった。

今改めてみたら、批判とかではないが、呪術廻戦と似た系譜ジョジョについてどう思うかというコメントがあって、途中までしか読んでいないが少し考えてみた。というか別にジョジョに限らずこういう唐突理屈っぽさを持ち出すバトル漫画はたくさんあって、自分の中ではトリコとか幽遊白書なんかも特にそういう感じの強い作品というイメージがある。盛り上がるときも納得できないときもあるけれど、基本的にはノリで楽しめる。ジョジョは画風も台詞回しもネームセンス独創性にあふれている(と少なくとも自分は思う)ので納得できるときはもちろん良いし、多少よくわからない部分があっても、これもジョジョの味かもなとなんとなくスルーできていた。

じゃあなぜ呪術廻戦だけはここまで引っかかるのかというと、ハンターハンタ-のベストバウトと重ねて納得感を求めてしまっていたからだと思う。ハンターハンタ-に唐突感のある要素が全くないとは言わない。考えてみるとヒソカ対クロロ人間の頭部とボウリング玉の重さを紹介していたのは違和感を感じたし、理屈とか論理だけで評価するなら初期のハンター試験編とかも後出しとんちで乗り切っているように感じる部分はある(そのとんち自体面白かったりもするが)。しかし、そもそもハンターハンタ自体、色んなオマージュはあれどそれまでの作品には類を見ない個性のある漫画だと思うのでノリでも楽しめるというのがまずある。そしてゲンスルー戦とかドッジボールとかみたいに作品内で説明された要素、伏線を上手く組み合わせて納得の行く形で格上を打倒する展開もみごとでクロロ共闘説みたいな考察が出る所も個人的にはめちゃくちゃ熱いし納得感がある。こういうバトルの印象から自分としてはハンターハンター論理的な頭脳戦という認識が強くある。

呪術には呪術個性があるとは思うが同時にハンターハンタ-と酷似する部分も多々あり、それが自分にとってはオマージュで済ませられる範囲を超えていて、呪術廻戦を読むとハンターハンターがちらついてノリで楽しむことを忘れてついつい頭脳戦としての理屈の正しさ、納得感を求めすぎてしまうんだと思う。それに加えて作者との感覚のズレもあり、つい穿った目で見ようとしていた所もある。自分評価している呪術廻戦の面白さは理屈以外の部分なのにふと理屈を求めてしまうのは悪癖だと思う。

ただ、私は大筋として間違ったことは言ってなかったと思う。というかそもそも普段の考えをなんとなく言葉にして吐き出しただけだから間違いとか正しいとかで判断するようなものでも無い。自分がそう思ったと言うだけの話だ。呪術廻戦は無駄に複雑でわかりにくい所があると思うし、そういう設定面や感覚のズレが苦手でそれ以外の部分に関しては本当に好きだということも変わらない。

でも所々に見られる自分気持ち悪さはコメントが無ければ気づかなかったし、インターネット自分意見晒して良かったと思った。自分気持ち固執して意見を取り繕うのはやめた方が良いと気づいた。それに自分の考えを言語化するのは結構しかった。匿名ダイアリーに書くのはこれで三回目であり、珍しく同じ媒体日記が3日分続いた。という感じで前向きに捉え、反省だけ残して黒歴史の部分は忘れ去ろうと思う。

2022-12-20

anond:20221220185102

捻くれ切った趣味嗜好の赴くままに、酷いNTR穿ったNTRを重ね、巡り巡って元の女を抱いている

2022-07-03

パリピ孔明最終回を観た。増田みたいだなと思った。

どんな内容だったか簡単説明すると、人気を出すためには何より知名度重要っていう話。

これ、音楽に限らず創作物全般に言えることだけど、増田も同じだなぁって思ってしまった。

増田話題になる投稿って、狙ってる感強いのが多いよね。

話題になった投稿の内容をよくよく読むと内容自体はそれほどでも…っていうのが大半で、

ブクマ大量についてるのは話題になって注目を集めたからで、結局は多くの人の目に付いた結果なんだなと。

増田ってさ、ブクマ一定数つけば話題エントリ入りするじゃん?

そうなると多くの人の目に付き、結果的ブクマが伸び易くなる。

から言ってしまえば話題エントリ入りしたもの勝ちみたいなところがあって、だから増田複数人でやってると強い。

たまに政治的なこととか、穿った考えの投稿ブクマ大量についてることあるでしょ?

あいうのって、数人が協力してまずホットエントリ入りさせれば多くの人に目に付くようになるから自然と伸び易くなる。

から増田って匿名性だから多種多様意見が知れていいよね!」と思っていても、実際には恣意的思想人為的に見せられ、押し付けられている。

なんてこともあるから注意が必要だよ。

ここは匿名性ならではのやらせというか、やりやすさがあるんだと思う。

で、パリピ孔明の話に戻ると、バズらせ狙いの投稿増田でも結局はバズるから意味はなくとも耽美文章や純朴でも心を揺さぶるような投稿は目立たないんじゃないかっていう話。

自分の好きを表現するより、注目第一投稿ばかりが持ち上げられる点では、増田も同じだよね。

2022-02-22

橋の上から見た川は雪に覆われ、乱反射する日の光は無数の粒となってきらめいている。その上を通っていった何かの足跡が、蛇行しながら切れ目なく続いている。キタキツネか犬が夜明け前に現れ、またどこかへ去っていったのだろう。

こんなところにオメガラーメンはあるのか。

麻布十番の店はシャッターが閉まっていた。貼り紙も何もなかった。あの味は永遠にこの地上から失われてしまったのか。喪失感にさいなまれ続けるよりは、かすかな希望にでもすがって失われたものを追い求めた方がよい。とは思っていた、が。

噂だけを頼りにやってきた土地。雪原。夏の間は田んぼか畑なのだろう。トタン屋根木造の物置か家かわからないものがまばらに建っているほかは何も見当たらない。道路は山に向かって真っ直ぐ伸びているが、車は通らない。雪で段差のわからない歩道を歩く人もいない。

雪を踏みしだく自分足音以外に音のない世界。冷気が頬にひりつく。マスクを顔からはがすと、自分の呼気で湿った内側からすぐに凍り付いて固くなる。

茶色スズキアルト。路肩に止まって。テールランプの点滅。道から少し離れたところに、髪を後ろにまとめたロングコートの人が、こちらに背を向けてしゃがんでいる。近づいていっても動く気配はない。

すみません

「あ、すみませんちょっと待って」

その女性は立ち上がりざまにスカートパンツをたくしあげてからこちらを向いた。足元の雪には、黄色い尿が深く穿ったばかりの穴があいていた。

すみません、このへんにラーメン屋って」

「ありますけど、歩くとちょっと遠いですよ」

「どれくらい……」

「10km?」

「……」

「今行くところなので……乗ります?」

「すいません」

車は山に近づき、周囲が針葉樹林に変わり始めたあたりで脇道に入ると、木造小屋の前で停まる。小屋の壁からは黒ずんだL字型の煙突が出て細い煙が立ち上る。ガラス引き戸を開けて女性が入っていく。

「ばあちゃん、お客さん!」

小屋の中心には大型のストーブがあり、中は暑いほどだ。小さなカウンターの向かいは小上がりになっていて、樹脂製の天板を金属で縁取りした座卓が置いてある。

カウンター席に座ると、毛糸チョッキを着た老婦人が現れ、こちらを一瞥してから、車を運転してきた女性の方を訝しげに見る。

「お客さんだよ!」

「あら。いらっしゃいませ」

「すいません、オメガラーメンありますか」

「あ?」

「オ メ ガ ラー メン!」

はいオメガいっちょう」

油っぽい台の上のテレビがつく。また誰かの車がコンビニに突っ込んだらしい。店内に半分以上めりこんだ車体。散乱するガラス片。

さっき乗せてくれた人は店主の孫かなにかなのだろうか。割り箸の束を出してきて補充したり、カウンターをふきんがけしたりする。戸が開いて、海老色のジャンパーにニッカズボン姿の二人連れが入ってくると、いらっしゃいませええと声をかける。二人連れは小上がりに座る。孫は注文を取りに行く。

味噌大盛ー オメガ大盛ー」

店主は寸胴鍋からアルマイトのひしゃくで黒い液体をすくい取り、丼に注ぐ。湯気が立ち昇る。

出てきたラーメン東京でよくあるオメガ系のラーメンとは少し違っていて、輪切りのネギと肉厚のチャーシューが大量に載っていた。黒いスープは今まで食べたオメガ系のどのスープよりも熱く、油の層が表面を完全に覆っていた。北国にありがちな昔懐かしい醬油ラーメンに、どことなスパイシーな風味が混じっていた。チャーシュートロトロに柔らかく、甘辛く仕上がっていた。

食事を終えて店を出ると、外は吹雪いていた。地面から吹き上がる粉雪。前を向くと顔に雪が吹きつけて歩けないので、うつむいて頭を前に突き出すようにして進んだ。歩けば、市街行きのバス停があるだろう。歩き続けることができれば。

背中の方からクラクションの音。振り返ればヘッドライトに照らされて。茶色アルトの窓が開く。もの問たげに見つめてくる目。

すみません。行きも帰りも」

バス夕方まで来ないから、駅まで行った方がいいですよ。この吹雪だし」

ワイパーはひとときも停まらずにフロントガラスの雪を掻き落とし続けるが、数メートル先は真白で何も見えない。何の番組かわからないラジオの音がかすかに聞こえる。

「次の列車は二時半だから、待合室にいるといいですよ」

ありがとうございます

車はすぐに白の中へ飲み込まれる。

辺り一面真白で、何も見えない。風はさらに強まり、歩き回ろうとするとなぎ倒されそうになる。もう一度辺りを見回す。駅らしいものは見当たらない。白。白。白。食後の身体の火照りはすでに取れて、雪の冷たさをじかに感じ始めた。

2021-09-30

オセロどっちがどっちかは分かるんだけど」

頭の中に声が響く。

占い師に傾倒してたのどっちだったっけってのはピンとこないのよ」

そもそもね、クワバタオハラのどっちかだったような気がしなくもない」

「オハラといえばスカーレット・オハラだけど微妙にカッコつかないよなオハラの部分が」

頭の中に愚にもつかない無数の呟きが木霊する。しかし、脳はそれを遮断できず、与えられたすべての情報解釈し続ける。

「それって五条悟の必殺技と同じ仕組みじゃん」

精神世界で、声のもとを、声の主と思わしきモヤの首根っこを押さえる。指の隙間を風が吹き抜け、モヤは霧散する。

依然として声は降り止まず、精神世界にまで暗雲が立ち込める。やがて雷雨となり、雷は私の脳天から爪先までを穿った

私は目が覚め、関連したすべてのシナプスは完全に繋がり、二人の芸能人を /(くわ|し)ばたりえ/ で表すことができるという知見を得た。

柴田理恵あくま漢字表記なので自然言語処理的には役立たないことに気がつくまで、私は自分が何だったかも思い出せなかった。俺は、少なくとも女芸人ではない。今はそれで十分だろう。

2021-09-07

差別は良くない!」と常日頃叫びながらも差別感情意識させる記事

大谷翔平応援してるので、「今日打席はどうだったのか!?」と気になり、ヤフーで結果の記事最近よく読むんだ。

だけどこれがなかなかに酷い。

というのも、ヒットがないと大抵『ボール判定の球を見逃して三振!』という記事ばかりで、確かに動画確認するとボール判定をストライクにしてる。

記事の続きではボール判定に対する苦情を綴り、あたか大谷にだけ厳しい判定をしているような描写をしている。

しかしその後、実際の試合を観戦してみると大谷に限らず誤審はあったし、大谷登板している時にはこうした誤審に助けられていることさえあった。そのくせ、登板したときには誤審のことには全く触れないし、全体を通してみれば誤審もけっこうあるのにも関わらず記事の中では全体の誤審については全く触れず。

ただ『大谷、また誤審三振!』と煽るように書き、差別的ものがあるのではないか?と暗に示すような内容。

客観的に見れば差別的なところはないのにもかかわらず、穿った書き方で差別的見方提供しようとする現代コタツ記事ってどうなのよ?

なんだか、「モラルなんて置き捨てて、こうした差別意識喚起させるような記事の方がPV多いんだよ!」っていうのを見せ付けられているような気さえする…

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん