はてなキーワード: 進化論とは
進化論に限らず、科学ってどういう法則が実際にあるのかを突き詰める学問であって何で世界がそういう風に出来ているのかを突き詰める学問ではないからな。
いつもは反ホロコースト否定論活動報告みたいな投稿してるけど、ちょっとだけ視点を変えてみようと思った。
地球平面説の広まりを知ったのは、Netflixにある「ビハインド・ザ・カーブ」を何年か前に見た時くらいからだと思う。いわゆる、トンデモ説を信じる人が昔から絶えないのは知っていたけど、まさか地球平面説を現代で信じる人がいると言うのは私にとっては衝撃的だった。科学万能の時代に生きていて、スマホには当たり前にGPSを使った地図アプリがあり、毎日の天気予報には観測衛星のデータが使われ、そんな人工衛星が宇宙ゴミになるほど衛星軌道上に存在してて、海外旅行では時差を合わせなきゃならないし、ネットを使って海外の人とリアルタイムでやりとりすればこちらは昼でもあちらさんは夜なんてよくある話――と地球が球体でないと考え始める理由が見つからないほど文明人全員が地球が球体だと知っていると思っていた。
そんなフラットアーサーたちが拒否する考え方である「地球が球体である事実」を何故、現代文明人のほとんどが受け入れているのかをアーサーたちに言わせれば、それは「NASAの陰謀」らしかった。アーサーたちは例外なく、たくさんの他の陰謀論を信じている。9.11は当然アメリカ政府の陰謀だし、人類は月へなど行ってないし、イルミナティだのロスチャイルドだのシオンの議定書だのと言ったよくある陰謀説をいくつも信じている。もちろん、ホロコーストだって連合国とユダヤ人による陰謀だ。アメリカン・アーサーのオキニの映画は『トゥールーマン・ショー』である。理屈的に言えば似たような発想である『マトリックス』にならないのは、正直、知性の問題だとしか思えないわけだが、アメリカン・アーサーの直感にピッタリなようである。(ほんの少しだがレベルが上がるとマトリックスの「白ウサギを追え」が合言葉になるQアノンになるけれど)。
どうも、それはないようである。アーサーにも色々な人がいて、積極的に「地球は平面か球体か?」を科学的に調べようとする人たちもいる。200万もする高精度ジャイロを使ったり、あるいは遠距離でレーザービームを飛ばしてカーブを調べようとしたりするのだけど、自分達で調べておいてその「球体である」と証明されたはずの実験結果を都合よく平面説の方に合わせてしまうのだからわけがわからない。私は、ネットを通じて何人かの人に聞いてみたのだけど、一様にその回答者全員が「信仰を変えさせるのは無理」との返事だった。都合の悪い様々なエビデンスは無視するか、何かが間違っているからだとか、都合よく解釈して平面説に無理やりに合わせてしまうので、どうしようもないらしい。
何故そうまでして平面説にこだわるのかを聞いてみると、直感に反するから、だけのようである。例えば、科学的に説明される「地球は赤道上で時速1700kmで回転しており、太陽の周りを時速10万8000km、太陽系自体も銀河系を時速85万kmで移動している――だなんてアンビリーバボー!」なんだそうだ。確かに、そんな速度で動いていたら人間はひとたまりもなく吹っ飛ぶ説を覆そうとすると、それらが相対速度であったりすることを「科学的に」説明しなければならなくなるので、アーサーの知性の方が早々に吹っ飛んでしまうだろう。
そんなアーサーは海外だからこそ見られる現象なのかなと思っていた。特にアメリカは、進化論を否定する人たちが大勢いることもよく知られているし、アメリカ人はアメリカこそ世界の中心だと思っている人も大勢いて、地球平面説が受け入れられやすい土壌があるから広まっているんだと普通に考えていた。しかし流石に日本は海に囲まれた島国だし、「日出る国」と呼ばれるからこその「日本」でもあるし、なんとなくイメージ的にフラットアーサーは皆無に近いと思っていたのだけど、そんなことはなかった。こんな本がとうとう日本にも。
地球平面説【フラットアース】の世界 単行本(ソフトカバー) – 2021/2/2
私が知らないだけで、昔にもあったのかもしれないが、レビュー欄を見て二度目にびっくり。一つだけ引用してみよう。
Eden Mediaというチャンネルで、CGIで宇宙を偽装している動画を見てから、フラットアースってありかもと思っていました。地球がとんでもないスピードで移動していることを、本を読むまで全く考えたことがなかったのですが、数字を見たらありえないスピードです。私はめまいがするメニエール病で苦しんだ経験があるので、考えただけでも気分が悪くなるような異常な速さの高速移動。こんなのあり得るの?と思いますが、実際に現実の地面は全然動いている気配がしません。あと重力とか引力とかが、単に仮説だったとは。とにかく自分が常識だと思っていることが、実は真実ではなかったという驚きの連続で、とても面白いです。
南極条約の不自然さがとてもよくわかりました。きっと南極条約で世界中がウソをつくことに契約したんだろうなと思います。騙されていたことに腹が立ちますが、新しい世界が見えてきたようで、なんだかすがすがしい気分。フラットアースはオカルトでもスピ系でもなくて、自然をちゃんと観察して出した結論だと思います。自分でも太陽や月を観察してみたいです。とにかく本当の世界が知りたいと思いました。
「南極条約で世界中がウソをつくことに契約した」だそうである。わたしゃ、南極条約というと、ファーストガンダムで「捕虜の扱いは南極条約に則ってくれるんだろうな?」のコズンのセリフしか思い浮かばなかったけど、そっか、南極の向こうは地球平面の縁だったもんな、アムンゼンの偉業は嘘だったんだね、――ともかく、結局そういう陰謀論で解決するんだと呆れた。
知性レベルが低いのは必要条件ではあっても、十分条件ではないとは思う。個人的に思ってるだけの話だけど、知性レベル(教育レベルであるとか元々の頭の回転の良さであるとか、特に定義があるわけではないが)が低くても、ほとんど大抵の人は自分が知らないことに対しては思考をシャットダウンする。例えば、私は歴史に非常に弱いのだけど、そうした知らない歴史の話が出てくると、普通に私は知らないだけなので話に加わることはほぼ出来ない。実際、誰もが知らないことがたくさんあるのが当たり前だし、そうした無知な世界に対しては、ほとんど大抵の人は考えること自体は無いはずである。極端な話をすれば、私の飼ってる猫のプリンが、地球が球体であるか平面であるかなど考えることがあるとは信じられない。
私たちは、そうした考える必要がなかったり、考えても知らないだけの事に対しては、普通は思考をシャットダウンするのではないのか。この話については、AIの領域の話で、「フレーム問題」ってのがあって、簡単に言うと「ありとあらゆることについて考えないと行動に移せないのであれば、そのロボットは永久に止まってしまう」というパラドクスである。私たち人間はどこかで思考をシャットダウンするからこそ行動が出来ているのである。例えば、道路交通法では自動車運転手は今から運転する自動車を最低限の点検しないことには運転してはならないはずだが、ほとんどの人が運転開始前の点検などしないはずだ。これを極端に考えて、自動車のありとあらゆる部分について点検しないと安全を保てない、などと考え出したら、一生かかってもその自動車を運転することは出来なくなるはずである。「ガソリンに異物が混入していないか」「バラして点検した後に組み付けた時に何かミスはしていないか」「何か部品に時間的な劣化はないか」等々。
一言で言えば「余計なことを考えるな!」だけの話ではあると思うのだけれど、その余計なことを考えるように仕向ける「自分の頭で考えてみろ」というアドバイスをする人がいるから困る。著名な哲学者ルードウィヒ・ヴィトゲンシュタインは「語りえざることについては沈黙すべし」と言ったが、私に言わせれば「考えても無駄なことは考えるな」と翻訳したいところである。
優生主義を考えるにあたって、進化論の適者生存のコンセプトが重要になる。
「この生き物が今ここにいるということは、この環境に適合したからだろう、いない生き物は環境に適合できずに死滅した」
という結構シンプルなものだ。別にその個体が優れているわけでも劣っているわけでもない。「生き延びたからここにいる」ということだ。
優生主義においてはこの「適者生存」のコンセプトが「優れているから生き延びた」にすり替わっている点だ。たまに創造論とかのアンチ進化論者のなかにわざわざこの優生思想を持ち出してだから進化論は間違いだという論をはる人がいるがお前も間違ってるからなとか突っ込みたくなるが閑話休題。
優れているから生き延びたのなら優れた遺伝子だけを次代に残せばもっとすごくなるんじゃね?という考えになるのだけど、そもそも生き延びる条件に優先劣後なんかないというポイントを思い切り間違えているという点で優生思想はおかしい。もっと言うなら間違っている。
優生思想を弱肉強食にまで昇華させてしまったのがナチスドイツだ。その結果虐殺行為にまで及んだわけだが、このときの優生思想、と言うよりは、食べる側に回る強者の条件、というのが政治的に決められたという点だ。科学的にではない(そもそもそんなのを決める科学はないと思うが)。
というように優生思想の問題は「何を持って優れているか」の基準がないという点だ。言う人が言うなら「単なる一左翼思想」でしか無い。
ちなみに優生思想が本当に間違っているかと言うと、ある意味正しい。競馬のサラブレッドなんかはまさにそうだろう。ただ、これは競走馬を競馬場で早く走らせるという限定された条件のもとでの優生思想なので、成立する。
単純に「優れた馬だけを残したい」といっても、優れた馬の条件は時と場合によって変わる。早く走れる競走馬、重い荷物を引っ張れる馬力のある馬、御者のコントロールをキチンと理解できる馬車馬なのか、馬という動物にすら簡単には当てはまらない。
クンニも同様
ウイルス進化論なんてのもあるがすべての変異が人間にとって好ましい変異では無い
咽頭がんになった有名人
咽頭がん
ヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされる中咽頭扁平上皮癌は予後が良好であることと関連しているが、
腫瘍のHPV感染ステータスが独立した予後因子かどうかは未だ明らかでない。
JASTRO 日本放射線腫瘍学会(医療関係者向け)| ヒトパピローマウイルスと中咽頭癌患者の生存率
https://www.jastro.or.jp/medicalpersonnel/journal/journal-club/post-30.html
単純ヘルペス脳炎(脳炎っていったらコレを疑う)
日本では年間100万人に約3.5人に発症し、50~60代に多くみられる一方、新生児や小児がかかる場合もある。
初感染時または再活性化(一度治癒し休眠しているウイルスが再度活発になること)時に発症する。その病態は発症年齢によって大きく異なる。
なお、HSVは世界的に広く浸透したウイルスで、感染経路はHSVによる口唇ヘルペスや皮疹を発症した患者の唾液や病変部との接触や、
性器ヘルペスからの性的感染や母子感染によると考えられている。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/516-herpes-encephalitis.html
母ちゃん父ちゃん兄弟姉妹や会社の上司とセックスでコミュニケーション取ると良いと思う
ウイルス進化論なんてのもあるがすべての変異が人間にとって好ましい変異では無い
ヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされる中咽頭扁平上皮癌は予後が良好であることと関連しているが、
腫瘍のHPV感染ステータスが独立した予後因子かどうかは未だ明らかでない。
https://www.jastro.or.jp/medicalpersonnel/journal/journal-club/post-30.html
日本では年間100万人に約3.5人に発症し、50~60代に多くみられる一方、新生児や小児がかかる場合もある。
初感染時または再活性化(一度治癒し休眠しているウイルスが再度活発になること)時に発症する。その病態は発症年齢によって大きく異なる。
なお、HSVは世界的に広く浸透したウイルスで、感染経路はHSVによる口唇ヘルペスや皮疹を発症した患者の唾液や病変部との接触や、
性器ヘルペスからの性的感染や母子感染によると考えられている。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/516-herpes-encephalitis.html
嗜癖性障害とは?
・正常な楽しいはずの活動が、コントロールしがたい欲求や衝動によって繰り返され、その結果、その個人や他者に対して有害となっている状態。
・嗜癖性ありとして特定されている過剰行動には、ギャンブル、摂食、性交、ポルノ、パソコン、ビデオゲーム、インターネット、エクササイズ、買い物がある。
診断基準案
1. ある種の行動(多くは非適応的、非建設的な行動)を行わずにはおれない抑えがたい衝動(craving)
2. その行動を開始し終了するまで、他の事柄は目に入らず、自らの衝動をコントロールできない(impairment of control)
3. その行動のために、それに代わる(適応的、建設的な)楽しみを無視するようになり、当該行動に関わる時間や、当該行動からの回復(行動をやめること)に時間がかかる
4. 明らかに有害な結果が生じているにもかかわらず、その行動を続ける
報酬系回路
行動嗜癖と物質依存において、同じ脳内回路の異常が指摘されており、その主なものが脳内報酬系あるいは辺縁報酬系回路(reward system)と呼ばれるものである。報酬系回路とは、食行動や性行動などの本能的行動を快感として感じることで、行動の継続を図る種の保存のための神経系であるが、生存のための本能的行動が快感追求だけの目的で行われると、快感追求の継続と反復という嗜癖や依存に強く関わる神経回路として機能する。
セックスに依存する人は人間関係を怖がる傾向が高い
調査ではオンライン・セックスや売春、人前でのセックス、複数人との同時セックスをしたことがあるかどうかを質問した。またアルコール摂取や自尊心に関する質問も行った。
この結果、セックスに依存しているとした人は、人間関係を脅威と捉え、人との付き合い方が不安定で親密になることを怖がる、あるいは避ける傾向の割合が高かった。
セックス依存ではない人たちが親密さを望ましい、あるいは価値のある関係だととらえ、また人との関係に安心感を覚え、自分のパートナーを信頼できると考えているのとは対照的だった。
そこら辺の人たちって
『人が国に合わせろ』みたいなこと真面目な顔で言うのな。ビビったわ。
国ってのは法とか制度とかそういうのね。でも、普通?っていうか民主主義的にはさ『法律や制度が人に合わせる』のが当たり前じゃないの?
法学を勉強した人とかに、聞きたいんだけど、法律って人々の考え方の変化や時代に合わせて変えるべきものなんじゃないの?
それとも法律が変えられるのは、”間違い”を見つけた時に正すためだけであってーーつまりは、「絶対的に正しい法律」みたいなのが概念的にあって、それに近づけていくために法律は変えられるってことなの?
自民党の四コマでさ、もやウィンが「進化論でいわれている通り、変化し続けるものが生き残れる」みたいな間違った進化論の解釈して炎上してたけどさ
自民党的にも、「時代に合わせてときに変化が必要」ってのはコンセンサスとれてるってことじゃん。
旧態依然の制度や法律を維持するために人間側が合わせ続けるってアホじゃない?単純にクソコストがかかるだけじゃん。
まだ「少数派は多数派にあわせろ」とかは意見としてわかるんだよ。最大多数の最大幸福を目指す功利主義でしょ。
「制度に人間が合わせろ」っていうのがもうわかんないんだよ。人間のための制度じゃないの?って。国民のための国じゃないの?って。
こんなの深読みしすぎかもしれないけど、亀田静香は「みんな天皇の子」って言ったけどあれってさ、「国民じゃなくて臣民」って言う意味で言ったんじゃないか。だとしたら意味が通るよね。国家は国民のためにあるけどさ、臣民は日本のためにあるわけじゃん。日本文化・日本の伝統・大和民族・天皇とかの総体としての、『日本🇯🇵』があってそれを守るために臣民が生きてる?みたいな世界観なんでしょ。
そりゃあ「制度に人が合わせろ」ってなるよね。強制夫婦同性の制度自体が『日本🇯🇵』なんだから、変えるなんて許せないよね。まあその不可侵の日本🇯🇵が大して古くもないのがお笑い種なんだけどさ。
これはまあ願望だけど、宮内庁には亀井静香の例の発言は否定して欲しいわ。天皇なんかただの象徴だろ。理念じゃねえだろ。俺たち国民を象徴するのが天皇であって、天皇🇯🇵を象徴するために国民が生きてる訳じゃねえもん。天皇って概念は取り扱い注意だと思うのよ。だから、そこは民主主義国家としてはっきりさせて欲しいよ。
で、まあ子供の頃からずっと疑問だったけど、あの制度を不可侵なものとして崇め奉る人たちはなんなんだろね。存在意義が不明の校則とかその手の人のせいでずっとあるよね。変わらないことがアイデンティティみたいなさ。信仰なのかね。無宗教と見せかけて案外信心深いね。
昔からこうやってたから、って古いやり方に固執し続ける老人が実権握ってたら国際競争にはついていけないよね。激動の時代だもん。運良く時代が合わせてくれたらいいけどさ(まさに神風だな)。そんなことしてたら負けるーーとか思ったけどすでに負けてんのか。あー考えるのもアホらしい。
日本で流行ったものの、流行り廃りがはげしくメキシコにもどったものの今度は
生息地がなく(ついでに流通距離がながい)ので、派遣をやめなければよかったと
後悔しています。
人間も生物である以上、強い子孫を残すために、時代に取り残された生き物と
パートナーになるというのは、進化論(そのものはよくしらない)的にもおかしいのでは?
と思います。
ダーウィンの進化論とは結果論であって、人の価値観はあまり関係ないことに注意が必要に思う
例えば、今回のようなウィルスのパンデミックが起こり、血液型がA型の人だけが生き残ったとして、
それはA型の人が新しい環境に適応していたから生き残ったのであり、
A型以外の血液型の人が「人間の価値観で考えて」能力が劣っていた、貧乏だった、怠慢だった、というわけではない
ダーウィンの進化論で、変化したものだけが生き残る、という誤った考えが広まっているが、
パンデミックの例を続けるならば、A型以外の人もこれからの世界で生き残りたければ努力してA型になれ、
と言っているようなもので、これはダーウィンの進化論を誤って解釈した経済学者が言ったことらしい
ただ、人は自ら社会を形成し、それがコンクリートジャングルのような意味合いがあって、
人為的に社会問題などのトラブルが引き起こされ、それを乗り越えることを義務付けられたりする
そして、それを乗り越えられない者を劣った者と解釈する
これはつまり、人が勝手に社会という名の自然環境を作り、人が勝手に一部の人を淘汰させる障害を作っているのである
例えば、これからの時代はプログラマーでなくてもプログラミングができなければ生き抜けない、
英語ができなければ、データ解析ができなければ、漢字が、ペン字が、学歴が、職歴が、云々、
それを乗り越えられない者は環境に適応できない愚か者だと人が勝手に決めているのである
しかし、自然が、宗教的には神がウィルスのパンデミックを引き起こせば、そんな人の価値観は関係なく、
ダーウィンはそこに突然変異や進化のメカニズムを見出しただけであり、
突然変異だってランダムのようなところがある、今のコロナの変異株のようなものである
そう、コロナも変異し、環境に適応できたものだけが生き残るレースを今も続けている
能力が低い勉強ができない怠け者の変異株は淘汰される、なんてことはないのである
つまり、ナチスの優生学みたいなのもちゃんちゃらおかしいどころか、
人間社会について考えるときにダーウィンの進化論を持ち出すのはそもそも大体は適切ではないのである
天才的な人がコロナで死んだとして、その人は劣っていたと言えるだろうか
インターネッツの片隅、ここはてな匿名ダイアリーにまで訪れるみなさんならご存知だろう。
最近ネットを騒がせている「遺伝的アルゴリズムでえっちな画像を作る」サイトを。ランダムに配置された色とりどりの「無意味な」図形から、乳房が現れ、顔が現れ、肢体が延びゆく様には目を見張るものがあった。
多くのネット民が
と驚嘆していた。
「どちらの方がえっちか」という2択は実に単純明快だ。しかし、その2択の無限の試行から導き出された解は、実に「非直感的」で我々を驚かせたのだ。
ランダムな図形と色彩という無から裸婦という有が生み出されていく様は、何か超常的なーー「神」とでもいえば良いのだろうかーーものを感じさせた。
「指数関数は人間には直感的に理解し難い概念だ」と言うが、それと同じだ。遺伝的アルゴリズムは、私たち人間には理解し難い概念なのだ。
ダーウィンが主の起源を発表したとき、多くの人が取り合わなかった。キリスト教的な神が私たち生命を作り賜うた(インテリジェント・デザイン説)という考えが広まっていたからというのもあるだろう。が、何より進化論の理解を阻んだのは進化のアルゴリズムの理解し難さだったのではなかろうか。
それは仕組みとしては難しいものではない。中学生でも聞けば成る程と頷ける概念である(とはいえ正しく理解している者は少ない)。が、そのような単純な仕組みで、ーー例えば葉っぱそっくりの蛾のような個体が出来るとは俄かに信じ難い。過去の種の起源への否定や、現代での(特にアメリカでの)進化論の否定は、進化の機構の直感との乖離に起因するのだろう。
遺伝的アルゴリズムは進化論と同じアイディアで動くアルゴリズムである。ランダムな変化と淘汰を何度も繰り返すことで、より適応度の高い解(形質、遺伝子)を割り出す。「遺伝的アルゴリズムでえっちな画像を作る」プロジェクトは、今まで接したどんな教材よりも、どんな説明よりも、本来非直感的な進化の仕組みを「直感的に」理解させてくれるものであった。それも、「えっちな画像を作りたい」人々に向けてだ。あれこそ、遊びが学びになる素晴らしい例だろう。
たった10000世代で、抽象画から裸婦が生まれるなら、波に揉まれて生まれた小さな核酸分子が、増殖し、変異し、増殖しーーーその21億年の繰り返しで人間という生き物を生み出してもなんら不思議ではない。さらに偶然生成された乳房が進化の分岐点となり、乳房遺伝子が受け継がれ続ける様などは、中々理解され難い「進化の偶然性・必然性」をあまりによく表していた。
「遺伝的アルゴリズムでえっちな画像を作る」プロジェクトは市井の人間に、進化をより身近にわかりやすく理解させたという点でも、素晴らしい意義のある取り組みであると思う。