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2013-07-18

参議院議員選挙についての雑感――自民党ブラック企業

若い世代の方にとって、今回の参院選ではどういうことが話題になったでしょうか。「ブラック企業」と名指しで批判されることも多い、ワタミ渡邊美樹候補を自民党擁立したことでしょうか(ここではワタミが実際に「ブラック企業であるかどうかは問いません)。

ブラック企業」と呼ばれる企業は、労働基準法抜け道をつかい若い労働者を長時間働かせます。もちろん、低賃金で、です。そのような扱いを受けた労働者のなかには、体調を崩し、「うつ病」に近い状態になり働けなくなってしまう人もいれば、自殺をしてしまう人もいます。「ブラック企業」は、どうしてそんなひどいことをするのでしょうか。

ブラック企業」の経営者は、国内や国際の市場における競争に勝つためには、経営努力必要であるといいます。つまり、売上を増やし、売上をつくりだすために必要コストを最大限に下げるのです。際限なくコストを下げようとするとき、まっさきに削られるコスト人件費、つまり労働者賃金です。

そんなひどい低賃金長時間労働をさせられるのなら、退職すればいいじゃないかもっといい会社転職すればいいじゃないか、そうすれば「ブラック企業」などなくなってしまう、と考える方もいるかもしれません。

しかし、現代就職難の状況では、生活していくためのお金を稼ぐために、厳しい労働環境職場を選択しなければならない人々がたくさんいます。誰かが退職しても、いくらでも新しい労働者が「ブラック企業」に供給されるからこそ、「ブラック企業」のようなやり方を続けていくことができるのです。「ブラック企業」は、「お前がやめても代わりはいくらでもいるぞ」と労働者恫喝します。だから労働者労働環境改善するような声を挙げることが非常に難しくなってしまます

まり、「ブラック企業」で働く労働者には、企業の言いなりになって奴隷のように働くか、退職して厳しい求職活動を行っていくかの2択がつきつけられるのです。背に腹は代えられません。いくら低賃金でも、お金がなければ日々を生きていくことはできません。その結果、労働者自分の自由を犠牲にしてでも、ブラック労働環境で働きつづけることを余儀なくされます

さて、一部からブラック」と呼ばれる渡邊美樹候補は、こんなことを言っています。つぎの演説をみてください。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/90354

この演説のなかで彼はこう言っています

日本のこの国を立て直すとしたらですよ。確かに社会保障費、そう動かせないお金もありますしかし半分にしたらですよ。この国、立ち直るんですよ!」

国には、たしかに「経営」としての側面があります。その点では、国の運営にかかるコストを少なくすることが大事でしょう。

ワタミ渡邊美樹候補は、会社経営を合理化するように、社会保障費を縮小し、国の経営を合理化したい、と言っているのです。

社会保障費」は、働けなくなった人、病気をした人、高齢者などの生活を支えるための重要費用です。すこし前に、生活保護不正受給が問題になりましたが、実際のところ、生活保護不正受給というのは、全体のわずか1.8%にすぎません(2010年データ)。もちろん不正受給は許されるものではありませんが、専門家は、生活保護に関してはむしろ、本当に生活保護必要な人に支給できていないことが問題だと指摘しています。つまり、実際には生活保護必要なのに、生活保護が支給されていないケースが非常に多いのです。

このように考えると、渡邊美樹候補の主張に疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。

からワタミ渡邊美樹候補を批判しつつ、彼を擁立した自民党を支持するという意見を聞くことがあります

しかし、そのような立場は本当に正しいのでしょうか?

国の経営を合理化し、国際競争に勝つために労働基準法そっちのけで労働者使い捨てるいわゆる「ブラック企業」の精神は、現在景気を回復させはじめた経済政策アベノミクス)を武器に、さまざまな労働改革を行い、社会保障を引き下げ、生活することすら困難な日本に住むマイノリティを排除しようとする自民党精神と同じであるように私には思えます

いわゆる「残業代ゼロ法案」であるホワイトカラーエグゼンプションを推進したり、企業労働者解雇やすくする解雇規制緩和を推し進めようとしているのは、自民党です。安倍首相は、アベノミクスによって60万人の雇用をつくりだしたと主張していますしかし、実際に増えたのは非正規雇用が116万人であり、正社員は47万人減少しているのです。国の経営合理化によって、今後も不安定な非正規雇用を強いられる傾向は、今後どんどん高まっていくのではないでしょうか。

そのほかにも、自民党憲法を改正し、立憲主義の原則を取り壊し、これまで保障されてきた基本的人権を縮減し、自衛隊を「国防軍」として位置づけることによって、日本軍事力を明確にもつことができるようにしようとしており、その点でも多方面から批判されています

しかし、それでもなお、自民党経済政策に期待する声があります

そういう人は、おそらく次のように考えているのではないでしょうか?

―― 「国際競争のなかで日本が負けてしまったら、大変だ。うちの会社がつぶれると、自分も食えなくなる。だから自民党の多少の欠点には目をつぶって、日本をうまく経営してもらいたい。それが結局のところ、自分利益にもつながるのだ」、と。

しかし、この考えは、「うちの会社ブラックだけど、自分サビ残してでも何とかしないと、自分の職がなくなるから困る。食えないのは困るから、ここで働くしかない」という、「ブラック企業」で働くことを余儀なくされている労働者の考えとまったく同じです。

ブラック企業」やそれに近い労働環境で働く人たちは、自分のことを「社畜」などと呼んで、ブラック労働環境ネタ化して、無害化することがあります。ならば、「ブラック企業」と類似した考えによって行われる経済福祉政策を肯定する人たちは、自分のことを「国畜」と呼ぶのでしょうか。

社畜」「国畜」などとネタ化すると、本質が見えなくなります。それは、たんに「奴隷」なのです。賃金がなければ、お金がなければ生きていけないから、基本的人権は制限されてもしょうがないし、社会保障はどれだけ削られてもしょうがない、という考えは、お金という鎖につながれた奴隷以外のなにものでもありません。

無理やりの原発再稼働、ブラック企業正当化国防軍必要だという声。これらに共通するのは、恫喝ものごとを動かそうとすることです。権力者はつねに次のように言います。「原発を動かさないと経済ダメになるぞ! 労働基準法など守っていては国際競争に負けてしまうぞ! 中国韓国に侵略されるぞ! 」、と。

このように、危機に乗じて威圧的論理をつかい政治を動かそうとすることを、ナオミ・クラインは「ショック・ドクトリン」と呼んで批判しました。

もっと簡単にいえば、それは「(現在の危機に対して)いつやるの? いまでしょ! いまやらなければ、さもないとひどいことになるぞ!」という論理です。

こういう論法は非常に威勢のいいものです。たしかに、いますぐ何かをやって、変えてくれそうな気がします。しかし、その一方で、「いま」の危機がどういうものであるのか、という点は覆い隠されてしまます。たとえ国際競争に負けるからといって、過労死者をだすような労働環境正当化されるでしょうか。たとえ経済ダメになるからといって、活断層の上にある原発を動かしていいものでしょうか。

その意味で、例の「いつやるの? いまでしょ!」の人は時代の申し子というか、およそ考えうる最高の(最悪の)タイミングで出てきたわけです。

少しうがった見方をすると、ワタミ渡邊美樹候補というのは、今回の参議院選挙における自民党支持のための逆説的装置なのではないでしょうか。

まり、こういうことです。――世の中では、自民党の勢力が強いらしい。かといってその流れに単に乗るだけでは自分は「自由」ではない。しかし、ワタミ渡邊美樹候補を批判することができる私は「自由」であり、自分で「主体的に」政治についての情報を得ている。だから私は政治を「知っている」。 このように考えることができるというわけです。

要するに、「ブラック企業」といわれるワタミ情報インターネットから得て、それを批判することによって溜飲を下げ、安心して「自由な主体」として自民党を支持できるというわけです――「私は自民党にどっぷり浸かっているわけではない、批判もしている。それゆえ私が自民党を支持することは自由の証である」、と 。

しかし、そのような「自由」は本当の意味での自由でしょうか?

この参議院選挙のあと、自民党憲法改正にむけて大きく舵を取ります。彼らの改正案は、どういうものでしょうか。

その一番の特徴は、基本的人権を守ろうとする姿勢が大きく後退していることです。たとえば、自民党改憲案では、表現や集会や言論の自由は、たしかに保障されていますしかし、この自由は「公益及び公の秩序を害することを目的」とする場合には、保障されません。この規定によって、たとえば今の政府についての批判を行うことが「公益及び公の秩序を害する」と権力者が判断すれば、そのような批判は制限されてしまます政府を批判することすらできなくなってしまう可能性があるのです。

もちろん、批判する必要のないほど完璧政府であればいいでしょう。しかし、日本に生きる全員にとって「完璧政府」などというものが、はたしてありうるでしょうか。

それでも、景気の回復だけを理由に、自民党を支持することができるでしょうか?

こういう逸話があります

ある男が暴漢に拳銃をつきつけられ、「自由か死か!」と問われますふつう、死にたくはないですから、「自由」を選びますしかし、「自由か死か!」という二択を迫られたときに「自由」を選んでしまうことは、その選択を暴漢から強制されることにほかなりません。ならば、その男は、自分が自由であることを示すためには、「死」を選び、自由を放棄するしかありません。こういう逆説がいま、現実に起こっているのです。

経済政策武器に、私たちの自由を奪うような憲法改正を行うとする自民党を支持することは、自分が自由をもっていることを示すために、表現の自由も思想・信条の自由も、さらには基本的人権すら売り渡すことに他ならないのです。

実際に、いままさに私たちの「表現の自由」が制限されはじめつつあります。興味のある方は、次の記事をしっかりと読んでおきましょう。

http://kiikochan.blog136.fc2.com/?no=3113

世界歴史の至るところで、私たち私たちの「自由」を獲得するために、数多くの努力を行ってきました。その結果が、現行の憲法の「思想及び良心の自由(第19条)、表現の自由(第21条)、学問の自由(第23条)」です。こういった自由は、おそらく、あっさりと奪われてしまます。そして、こういった自由をふたたび取り戻そうとするときには、数多くの血が流れることは間違いありません。そのことは、歴史証明しています

すでに長くなってしまいました。

しかし、もう少し伝えたいことがあります

ここまで読んできてくれた方のなかには、「いや、そうは言っても外交問題などは、自民党以外にはまかせておけない」と言う方がいるかもしれません。

ところで、今の若い世代の方のインターネット上の発言をみていると、少なからぬ方が、いわゆる「2chまとめサイト」(「痛いニュース」「保守速報」「アルファルファモザイク」など)のURLSNSに貼り付け、それを情報源として政治について語っていることがよくあります中国韓国北朝鮮といった東アジア外交問題に関しては、とくにその傾向が強いように感じます

しかし、そのような「2chまとめサイト」を情報源として利用することは、とても恥ずかしいことだと私は思います

なぜなら、いわゆる「2chまとめサイト」は、その名の通り「2chで話題になったことをまとめた」ものではないからです。

この点について興味のある方は、次のURLを参照してください。

http://anond.hatelabo.jp/20130705113110

若い世代の多くの方が、「2chまとめサイト」をTV週刊誌などのマスコミから伝えられる情報とはちがった「自分で手に入れた真実情報」として受け取っていますしかし、「2chまとめサイト」は、その話題を提供するプロセスから、その記事作成に至るまで、実はごく少数の人物によって管理されているのです。

多くの「2chまとめサイト」は、嫌韓民族差別ネタを娯楽のようにパッケージ化して私たち提供しています。本当に愚かなことですが、「差別」はもっとも簡単に娯楽になるのです。差別を娯楽として提供することが一番PVを稼げるから、結果として思想的な偏向を生み出しているわけですね。

しかし、その娯楽を享受し、そのURLを嬉々として貼り、情報/娯楽として消費する行為は、まるで、いとも簡単に餌につられ、その餌に群がる昆虫のようではないでしょうか?

少し、個人的な話をさせてください。

私はたぶん2chとの出会いは早かったほう(たしか2000年)だと思います

2ch最初に見たとき、歯に衣着せぬ酷い書き込みの嵐に、「あ、これが筒井康隆が言っていた「ブラックユーモアは厳しい自己認識の手段である」ということなんだな」と思いました。そのことをよく覚えています

作家筒井康隆の作品には、さまざまな差別ネタや障害ネタが登場します。そのため、筒井は「2ch以前から一人で2chみたいなことをやっていた人」のように言われることがあります

しかし、彼の作中での差別や障害ネタは「差別を見て笑って/楽しんでしまう私のおぞましさ」を発見するための装置なのである、と筒井は語っている。私たちは、いくら「差別はいけない」と思っていても、実際に差別を目にしてしまったときに、笑ってしまう、その差別を楽しんでしまうことがあります。そういう「私」のおぞましさを発見させてくれるのが、「厳しい自己認識の手段としてのブラックユーモア」だということです。

文学価値としてはパロディよりもブラックユーモアのほうが高いとされている。なにしろ ブラックユーモアは16世紀のイギリスで発生してこのかた5世紀というスウィフト以来の伝 統を持っていて、それはすなわち死体をもてあそび、宗教冒涜し、病人をいたぶり、糞尿を 好み、身障者を笑いものにし、極端な人種差別をするというものであることはご存知のとおり である。それはまさに人間が、人間であることによって否応なしにもたされた醜さをすべて暴 き立てられ、鏡のごとく自分の醜さに対面させられ、叫ぼうがわめこうがどうしようが、それ を自らの笑いによって証明させられて認識せざるを得ないという、いわば厳しい自己認識手段 なのである。この伝統を守り、20世紀の日本などという建前社会おいて消滅させたりして はならないと孤軍奮闘してきたつもりであったが、今や世の底流はほうっておいてもブラック ユーモア指向しはじめた。「偉い人」だの「尊敬すべき人」だのといった言葉が出てきた限 りは、以後そういうことを言い出した人自身が自分の醜悪さの中にまみれてもらわねばならな い。どうやらまた何かしら倫理を作ろうとする連中がちらほらしはじめている。人間人間倫理など作れるほどの偉いものなのかどうか、自分の魂の地獄サイコダイバーとなっており ていってもらい、じっくり見てもらおうではないか。もちろんおれも一緒だ。安吾先生ではな いが、堕ちるところまで堕ちた人でないと倫理の何たるかすらわからない。

(『笑犬樓よりの眺望』http://sound.jp/kita-g/black.htm より引用)


初期の2chには、おそらく「厳しい自己認識の手段」としてのブラックユーモアがあったように思いますしかし、現代の「2chまとめサイト」は、その差別ブラックユーモアを単に娯楽として消費されるようにパッケージ化しています

こういったサイトの「情報」をもとに、政治の話をするのは、もうやめにしませんか?


最後に、映画監督想田和弘さんと、哲学者木田元さんが今回の参院選について語った言葉引用しておきます

マジでおかしいよ、自民党マジでブラック化している。 」

「僕は別に自民党に恨みがあるわけじゃないんだけどいまだに原発進めたり海外に売ったりTPP公約違反を犯してだまし討ちで進めたりトンデモ改憲案を出したり軍法会議検討したり生活保護切り崩したりワタミ会長公認したりとあまり最近ブラック過ぎて絶対投票するのはやめて欲しいと言いたい。 」

時代には勢いがあります。今ならば、ちょっと右寄りの方がかっこいいとか、そろそろ憲法改正必要だとか、昔日の日本の威光を取り戻そうとか、そういう動きですね。それらに安易同調したり、勝ち馬に乗ろうとしたりすると、とんでもないことが待っているかもしれない。… 戦前日本孤立を決定づけた国際連盟からの脱退に国民拍手喝采しました。その愚を繰り返さないように立ち止まって考え、『勢い』をチェックして、場合によっては抑えることが必要でしょうね。賢さと言い換えてもいい」

http://

2013-07-04

http://anond.hatelabo.jp/20130704114840

国際競争のある会社と無い会社に分けて考える必要があって、

前者についてはギリギリからなくもないんだけど、

後者についてはどう考えてもブラック企業のせいで労基法守ってる会社経営が悪化するだろ。

例えば日本店舗がある小売業は概ね後者と考えていいだろうし、

外食産業居酒屋後者だわな。

2013-06-18

http://anond.hatelabo.jp/20130618123116

それ以前に、どうして労働者vs経営者という馬鹿げた戦いになってるんだ?

メリットデメリット以前に

 

今の日本を見ろよ。失業率が上がって、税金が重くなって行ってる。そしてこれからどんどん、税負担が重くなっていくことが予想されている。これのどこがメリットなんだ?

労働者経営者がどんだけ上手く回ろうとも、国際競争に勝てなければ税負担が上がる。輸入はどうしても減らないからな。燃料もあれば食料もあるし、リンなんかも輸入してる。

 

労働者経営者という以前に国益全体の問題を入れてくれよ。

 

中小企業経営者大企業経営者を同列に語っていいのかもわからんし、大企業の外部に発注する権限を持ってるリーマン労働者といっていいのかどうかもわからん

2013-05-27

http://blog.esuteru.com/archives/7140063.html

TPP同人文化が不可能に?

 

いや、素直に著作権者がルールを作ってどこまでなら、同人OKかガイドラインを公表しろよでOKかと。

不明確な同人のラインは事故の原因になりつつ有る。

暗黙OKと全部NGが混ざってると 事故の元だ。

著作権者が権利開放しているものは、親告罪でなくなっても、有効だ。何の問題もない。

 

どこぞの作者みたいに全部OK

紙ならOK

当日版権のみ有効など

クリエイティブ・コモンズみたいに、定型ライセンス規約レベルを作って、一律許可しろよ。

 

曖昧規約にして同人文化花咲かせたいが、許諾権は毎回作者が持ちたい。というのは、国際社会では無理だ。

あの人はOKだが、この人はNGというのは、差別だ。

 

そろそろ、暗黙な村社会ルールではなく、公平な公示ルール時代が来るということだ。

同人必要だと思うなら、作者がルールを設けてどこまでならOKを明文化スべきだ。それがTPPということだ。国際ルールだ。

暗黙の了解では、外国人が不利すぎるだろ。そういうのは認められないよ。国際競争では。

 

もともとそんな権利など無い!というのなら、一律不許可で何の問題もないのでは?

2013-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20130417010940

インタビュー記事ってどこにある?

今週の日経ビジネスに載っているものではないよね。

  

年功序列破壊はけっこうなことだけど、それに代わる何かが生まれているのかな。

成果主義能力給?私も疑問に思う。

或いは、旧来の働き方を取りやめて、それで人生設計が成り立つのかどうか。

まともな暮らしができない人が現実にいるわけで。

それを自己責任とするのは、あまりにも無責任で乱暴な事だと思う。

実力主義的な環境を求めるのなら、併せてセーフティネットの構築が必須になるはず。

  

グローバルだの国際競争だの、そんなに大事なら日本からさっさと出て行けばいいのに。

優秀で勤勉で、日本人比で安い賃金でも働いてくれる外国人を好きなだけ雇ってください。

本当に良いものなら、日本企業でなくなってしまった企業製品でも、日本人は買ってくれるよ。きっと。

2013-01-20

やはりイジメってイジメた側がノーリスクイジメられて

イジメられた奴が沈むから

人を潰す集団として、自分が這い上がる手段として有効なんだろうな。

からイジメが無くならない。

 

そして、優秀な個人を自分たちで潰してるんだから経済が上向くわけもない。

自分たちで自分たちのリーダーを潰しておいて、競走に勝ち抜けるわけがない。

結局、早期の学校教育で、他人を潰して這い上がる。という手段を正しいことだと教えていることが

日本国際競争に勝てる強い組織ができない理由だと思う。

2013-01-15

http://anond.hatelabo.jp/20130115180449

そりゃ、その根拠となっている「日本国際競争から取り残される」ってのが、お前さんの単なる脳内妄想だしな。スタート地点から間違えてるんじゃ、まともにアドバイスもできんわ。

http://anond.hatelabo.jp/20130115180159

言語の壁がある以上難しいんじゃね?

ぶっちゃけ自分は、日本国際競争からこれ以上取り残されるのを防ぐために、

楽天みたいに日本語を捨てればいいと割と普通に思ってるけど、右翼から左翼からもウケが悪くて困る。

2012-12-16

日本クレイジーさをアメリカから学ぶべき

アメリカナイズされて帰国するドアホウが心底嫌いな俺だが、1つだけとアメリカに学ぶべきことがあるとすれば、それはクレイジーさだと常々おもっているんだ。

どういうことかというと、日本はなんでも規範的に考えすぎるんだな。その規範にしたがって「一貫性」ある行動がもとめられる。

からさ、日本人は「違反」とか「矛盾」が大嫌いなわけ。世界各国からルールを守る美しい国と評される日本だが、評価の高さ自体はそれはそれで良いとしても、

やっぱりこれって日本にとってプラスばかりじゃなくてマイナスデカいんじゃないの、どうなのそこんとこーとツッコミたくもなるわさ。

我々はてな市民の多くは科学者科学的に啓蒙された人間であるからして、懐疑主義なのだよね。だから日本の常識にも遠慮なくメスを入れていく、それがはてなスタイル

横着さって大事じゃない?分かる?でも日本人は「クレイジー」の思想がないから厳密さと横着さが相容れないとおもってる。そこに現代日本教育が社会にもたらした大きなひずみ

が見て取れるのだよね。以前整体師が不妊治療と称して性欲の出るつぼを押した猥褻珍事件があったが、アメリカ民族のるつぼなんだよな。他民族国家

からいろんな価値観が同じ壺にぎょうさんひしめていると考えたらよろしい。そんな中にいる人間が全員日本人だったらどうなる?たちまち大げんかになりますわ。

東京もあちこちの地方の人がひしめいてる点では類似するがいうて彼らほぼ同じ価値観から。一色なの。

政治でも共産党が確かな野党自称してるが、勢力としてはちと弱い。日本じゃ政治も何もかも全てが大多数VS諸少数派という構図になっちゃうわけよ。そこが気まずい。

右へならえ式の同調志向は確かに日本が誇る美徳ではあるがちと国際競争太刀打ちしようとなると柔軟性がなさ過ぎるのではないだろか?どうだろか?

そこでまずセックスよりも何よりも優先すべきはこれ、横着さ、これ。ノリと理屈は何にでもくっつくって言葉は、理屈こねたら何でも言えてしまうことを言ってるんだが、

理屈でもくっつかないものがあるのはご存じか?それは異なる価値観だよ。異なる価値観をくっつけようとすると理屈じゃない。論理に凝り固まったら夫婦げんかになるぞ、気をつけろよって

野矢刺激の「論理トレーニング」にも書いてあったろ?彼は論理をかたくなに信奉する石頭なんかではなく哲学者から論理に固まってちゃ結婚生活ばかりか哲学すらできない。

お前は結婚哲学もできない人生を選ぶのか、それって意味あんのか?ということだ。つまり、横着さというノリが必要なんだよ、セックス性器をくっつけても駄目。無駄なの。

そんなスケベなノリで人生うまくいくほど甘くはないってこと。

2012-12-02

ただ、国際競争で負けているのは必ずしも価格要因だけじゃない。って言っている人もいて。(政治家ではなくメーカー等)

でも、価格以外で勝負できないか価格を下げようとしているんじゃないか?という疑いはあって

そのケースの場合は、根本的な原因の方を直さないと逆に国際競争力は下がる気もする。

デフレというか、価格下落には2種類あって

ある地域と、ある地域価格差があって、安い地域で買ってきて高い地域で売る。これによる物価下落。

もう1つは 同一地域内で価格競争することによる物価下落。

この2つは常に分けて考えなきゃいけなくて、前者のためには最低賃金の下落は有効な対策になり、国際競争力が身につくけど

反作用として後者による膨大なデフレ圧力に発展する。

国が生活保証するという前提では

前者は地域間の価格格差がなくなれば解消するけど、後者はもともと賃金が競走に負ける原因ではないので、賃金が0になるまで競走が激化する。 (労働者賃金が下落しても国が補填するので受け入れる)

国が生活保証しない、市場に任せるという前提では

市場原理が働いて、最低賃金を設定しなくても最低価格が守られる可能性はなきにしもあらずだけど、それ以前に急激なインカムの減少で国民生活破綻する可能性を否定出来ない。

 

輸出業に限ってという方針もあるけど、何が輸出業か?という認定で利権が発生しかねないのと、並行輸入による物価下落はやはり起きる。

なので、今現在並行輸入物価下落が起きている業態に限ってとか、詳細条件をかなりつめないと難しい。

で、本当にそこまで、詳細条件を詰めきれるだけの執務能力があるかどうかは、実際に詳細条件を出してもらう以外に、判別のしようがない状況。

コレに関しては、政治的な調整能力ではなく、国際競争における国家経営能力の問題だから過去政治的な調整能力は実績にならないのが痛いね

2012-11-08

http://anond.hatelabo.jp/20121108201753

なんで労働量高い奴が労働量を減らす(休みを多く取る)と社会シュリンクするんだ?

同一単金が前提なんだから、単純に総労働量が減るだろ。

 

工場しろ何にしろ、人一人働かせるには、場所や工具福利厚生、 一人あたりの固定費ってものはある。

一人あたりの労働量が高ければ高いほど、 固定費価値は相対的に下がるんだよ。

まり競争力が上がる。

言い方を逆にすれば、群体で見た時の競争力が下がるっていってるんだから国際競争に負けて、社会シュリンクするだろ。

 

あとは、すでに書いたけど、ミッションクリティカルクリティカルパス上の作業)な作業でかつ、代替要員が十分に確保できない場合、これはクリティカル効率が下がって競争力が無くなる。

ミッションクリティカルでないか代替要員が確保できる現場なら問題ないが、この2条件が揃っている場合は、現状の社員休みは取れない。

2012-05-18

http://anond.hatelabo.jp/20120518105812

強者をさらなる強者に育てること自体は問題ないよ。

弱者さらなる弱者に落ちることは問題だけど。

この2つは似てるけど イコールじゃない。

強者がいなくなれば、国際競争に負けて、全員が落ちるだけ。もっとも、表題の人が強者なのか、既得権益を持った人なのかは、考慮の余地があると思うけど。

強者を既得権益を持った人 の意味で使っているなら、そうね、仰るとおり。

2012-05-17

http://anond.hatelabo.jp/20120517220217

事業者としては、儲かるスマートフォンを売りたい

スマホ化って、コンテンツ課金プラットフォームgoogleに奪われるからキャリアは儲からなくなるんじゃなかったか

メーカーからしてもノウハウのあるガラケーの方が品質の良いものを作れるし国際競争回避できるからラクだと思うんだが…。

スマホ化で通信料が増えても、iモードみたいな課金料は減ってるだろうし、実際どうなんだ。

MNPで数万円キャッシュバックとか無料端末とかも、はたからはライフ削りあいの泥仕合に見える。

2012-02-16

http://anond.hatelabo.jp/20120215212222

使えない奴には使えない奴なりの仕事があったんだよな。昔は。

今はそういう仕事賃金が安い外国人に全部持って行かれてしまった。

これは大企業が悪いのかと言えばそうとばかりは言えない。

賃金の高い日本人を抱えてたら国際競争に負けて潰れてしまうから

でも、安定と将来への希望がなければ少子化が進み、国が痩せていくというのは事実

ではどうすれば良かったのだろう。

日本経営者なんてアメリカ経営者に比べれば10分の1とか100分の1しか報酬をもらっていない。

アメリカでは実質0の相続税日本では最高50%まで国庫に入る。

レスが言うところの「貧しい国民を無くす」「弱者大事にする」ってのは、

具体的にどういう政策のことだと思う?

2011-07-25

中国事故処理を見て思った

あんな人命コストの安い国と、まともにコスト競争しても勝てるわけないわ。

勝てるような国になりたいとも思わないけど、あれが世界標準になったら先進国産業やれないな。

人権なんて尊重しなくても、普通に外国から投資を受けられるんだもんな。

国際競争に勝てる国になるには、あれくらいやらなきゃいけないって事か。

2011-06-13

http://anond.hatelabo.jp/20110613132540

痛手を被るのは製造業。自家発電をするにしてもコスト増は必須。

するとどうなるかというと、日本国内で製造するのは国際競争に負けてしまうという話になって

外国工場移転する。

電力より人件費の方がネックで、

すでに質を問われない工場海外移転済みなんじゃないの?

それでも残った高品質部品などは未だに日本に残っており、

日本から供給がなくなると多くの製品生産ストップするまでにシェアをあげた

 

・・・っていうのが、今回の震災で浮き彫りになったはずだよ

 

から多少コストが高くなっても品質のよい部品を作っていれば

早々簡単に他国にシェアを奪われることはない。

自然エネルギーの開発ね。まぁ日本お金持ちのうちに開発投資をするのはいいけども、

他の国は、日本が金をかけて開発した技術をタダ同然でもっていくよ。

海外工場を作って技術流出するから

すると、投資した分は、日本は回収できずに、諸外国が特をするだけっていう構図の出来上がり。

その構図は自然エネルギーでも原子力でも一緒じゃないの?

どうせ同じなら化石燃料ウランなどの特定資源に影響しないもの投資したほうが得だよ。

なにせ今後資源と食料は値上がりするからね。

全部リーマンショックが悪いけど

脱原発リスク

電力需要節電を呼びかけた程度では減りません。

大手企業に対して使用量を制限を課すことになります

痛手を被るのは製造業。自家発電をするにしてもコスト増は必須。

するとどうなるかというと、日本国内で製造するのは国際競争に負けてしまうという話になって

外国工場移転する。

そうなると次は雇用情勢の悪化に響いてくる。若者仕事にありつけなくなり、国内人材が育たない。

そんでもって、次世代での国際競争力が一層低下。

まりエネルギーの投入は雇用を含めた国全体の活力として働いているわけ。


自然エネルギーの開発ね。まぁ日本お金持ちのうちに開発投資をするのはいいけども、

他の国は、日本が金をかけて開発した技術をタダ同然でもっていくよ。

海外工場を作って技術流出するから

すると、投資した分は、日本は回収できずに、諸外国が特をするだけっていう構図の出来上がり。


脱原発にもリスクがあることはよく知っておくべきだよ。

原発リスクとどちらが大きいか、こう広い社会範囲に影響すると、リスクの試算は容易ではない。

原発推進派の事を、自分たちの利益だけを考えている奴らみたいに言う人がいるけど、はたしてどうかね。

そんなに簡単に明言しちゃっていいのかね。

庶民から税金を取るな!大企業から巻き上げろ!って叫んで、法人税ばかり上げたら

企業海外に逃げちゃって貧乏になるっていう構図は、世界各地でちょいちょい見かけるけども。

ポピュリズムって怖いね

2011-02-18

http://anond.hatelabo.jp/20110218003656

そもそも、国際競争でサバイブできるくらい優秀な若者が、

あえて現状の国内企業を選ぼうとするのか?

優秀であればあるほど、既得権益に守られた無能な経営者に見切りをつけて、

さっさと転職して外資に行っちゃうんじゃないか

上澄みはみんな海外に取られて、残りカスけが国内に残る。

プロ野球Jリーグと同じようなことが社会全体で起こるだけだ。

こんなんでどうやって日本企業が生き残るんだ。

2011-02-17

安全圏から若者国際競争を強いる老害

国内企業海外採用を増やして国内採用を減らしたり、採用条件にTOEICスコアを課すのはおそらく正しい

企業がこれから生き残っていくには、海外市場に打って出るための人材が必要なのだろう。

しかし、非常に釈然としないものを感じる。

こういう採用方針を決めた経営者は、ユニクロ楽天たいな創業社長を別にすれば、

従来の国内オンリー新卒採用で入社して、特段英語力を問われることもなく出世した人たちで、

熾烈な出世競争はあったかもしれないが、それも同じ会社の同期との競争だったに過ぎず、

世界中の人たちと能力を競って生き残ったわけではない。

海外経営プロフェッショナルCEO椅子を奪い合ったわけじゃないだろう。

それなのに、これから社会にでる若者には、平然と国際競争力を要求するわけだ。

自社の生き残りのために、というよりも、自身の保身と老後の安泰のためかもしれないが、

自分がやってない競争を平然と他者に要求して、自分は安全圏に居座るのはどういう神経なんだ?

闘技場で奴隷の殺し合いを見物するローマ市民と同じじゃないか

そもそも雇用不安定化と低賃金化で国内市場をさんざん冷え込ませた挙句

国内市場は先がないから、海外市場を重視する」ってふざけてるのか?

若者にカネを出さずに「最近の若者はろくにカネを遣わない」って言ってる馬鹿がトップにいる限り、

どんな優秀な人材を採っても宝の持ち腐れで終わるだけだ。

2011-02-10

http://anond.hatelabo.jp/20110210183118

そういう理想像を目指したんだろうけど、結局競争が激しいからそんなの無理で、残ったのは男化した女だけだったってことでしょ。

国際競争に負けることを受け入れて生活レベル下げたり(17時で閉店するコンビニとか賞味期限切れの食品普通に陳列してあるスーパーとか)、スペインたいに若年失業率50%弱とか、そういう社会を受け入れなきゃ無理だけど、みんなそんなの嫌だってことだからじゃーどうしようもないねと。

増田の言うように、無駄飯食ってるジーサンバーサンを活用するってのもアリだろうけど、それはそれで嫌だってのが現代。それに保育園利権とかで美味しい汁吸ってる人達は反発すると思う。

本質的に現代(日本)社会は将来から前借りして分不相応な豊かさを実現してるもんだと思う。みんな持続可能性なんて良く分からいから考えたくないし、考えてもどうせ自分は死ぬからどうでもいいし、そんなもん考える暇があったらせこせこ自分資産積み上げた方が個人単位ではよっぽど安全だし。そもそも人間心理学的に将来のリスク過小評価するもん。

いつか大爆発して焼け野原になるのはほぼ確実だけど、特に何も対策はされてないし、これからもされないと思う。

2011-01-21

国際競争リアルタイムストラテジー

メーカー勤務。1年目。25歳男。

10ヶ月ほど仕事してるうちに、ビジネスの話に興味が出てきた。

最近ふと、海外メーカーとの国際競争ってリアルタイムストラテジーに似てるって思ったのでネタを投下。

国ごとの税制法律 → 国家ごとに設定された生産ボーナス

中国とかでの国家上げてのバックアップ → 難易度調整でコンピュータが使う物資のチート

技術流出技術提携 → スパイ活動での研究取得 / 同盟国への青写真供与

他社より先に新技術、新製品を開発して優位性がある間にシェア拡大 → 他国より先に軍事ユニットアップグレードして、優位性がある間に領土拡大

あー、書いてたらにHoI3欲しくなってきたわ。

2010-11-17

http://anond.hatelabo.jp/20101117115201

数学の才能なんてプロ学者以外必要ないでしょ?

あり得ん。

むしろ3×5と5×3が本質的に同じものだと小学2年の段階で気付けないようなセンスの無い奴は理系に来ちゃいけないレベル。才能とかより遥かに低レベルな話。

そしてそういうまともなセンスのある奴がビジネス界に少なすぎるせいで国際競争にボロ負けしてるのが今の日本

2010-08-11

大学崩壊」の根本的な原因は、日本大学教育企業要請とかけ離れたアカデミズム偏重だからである。

企業の側も、特に文科系場合サラリーマンを長期雇用で使い回すので、特定の専門知識を持っているよりも素直で順応力の高い「便利屋」を求める。大学で何を学んだかはどうでもよく、「東大卒」の実績よりも「東大入学」の学力が大事なのだ。

だから極端に言えば、入学してからすぐに就職した方が、4年間の所得無駄にならない。入学の段階で目的は達成されるので、学生も真面目に勉強しないし、教師も真面目に教えない。何のために勉強するのか分からず、企業にも評価されない教育を4年間いやいや受ける日本大学社会的な浪費であり、学生堕落させてしまう。

しかし文科省は、いまだにアカデミズム中心で大学教育を考えている。審議会の委員も有名大学の教授ばかりだから、底辺の大学が崩壊している実態を知らないで、国際競争エリート教育の話ばかりしている。

もちろん哲学天文学のように直接役には立たない学問も必要だが、そういう分野は学生全体の1割もない。日本は一流大学でさえ世界の水準からみると遅れているので、研究水準を引き上げることは重要だが、これも全体の1割に満たない。

圧倒的多数の学生が求めているのは、もっと実用的で分かりやすい教育なのである。

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