2011-02-17

安全圏から若者国際競争を強いる老害

国内企業海外採用を増やして国内採用を減らしたり、採用条件にTOEICスコアを課すのはおそらく正しい

企業がこれから生き残っていくには、海外市場に打って出るための人材が必要なのだろう。

しかし、非常に釈然としないものを感じる。

こういう採用方針を決めた経営者は、ユニクロ楽天たいな創業社長を別にすれば、

従来の国内オンリー新卒採用で入社して、特段英語力を問われることもなく出世した人たちで、

熾烈な出世競争はあったかもしれないが、それも同じ会社の同期との競争だったに過ぎず、

世界中の人たちと能力を競って生き残ったわけではない。

海外経営プロフェッショナルCEO椅子を奪い合ったわけじゃないだろう。

それなのに、これから社会にでる若者には、平然と国際競争力を要求するわけだ。

自社の生き残りのために、というよりも、自身の保身と老後の安泰のためかもしれないが、

自分がやってない競争を平然と他者に要求して、自分は安全圏に居座るのはどういう神経なんだ?

闘技場で奴隷の殺し合いを見物するローマ市民と同じじゃないか

そもそも雇用不安定化と低賃金化で国内市場をさんざん冷え込ませた挙句

国内市場は先がないから、海外市場を重視する」ってふざけてるのか?

若者にカネを出さずに「最近の若者はろくにカネを遣わない」って言ってる馬鹿がトップにいる限り、

どんな優秀な人材を採っても宝の持ち腐れで終わるだけだ。

  • 残念ながらもう負の連鎖は止められないと思う 資源がなく、人件費が高いこの国では 質を上げなければならない そしたら有能な外国人を雇うのはあたりまえだし 有能だったら日本人で...

  • 若者よ。虐げられていると思ったら、革命を起こせばいいんだよ。 自分の身を犠牲にして、老害を排除すればいいんだよ。

記事への反応(ブックマークコメント)

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