はてなキーワード: 通貨とは
信用不安や、通貨の流動性の不足が原因で実体経済が停滞している場合に
通貨が足りない時に、流動性をあげたりするのは、実体経済が好転するけど
そもそもIMFが持ってる基金や各国の拠出金がドル建てメインなわけで、ドルが死んだらどうにもならんです。
日本クラスでもどうにもならんのは一緒かもしれませんが、日本救済なら「弾が足りなくて無理ー」という物量の問題ですが、
余裕でありえるけど、
問題は、「アメリカさん死んだらやばいやんけ、皆で支えないかんやんけ、恐慌マジ勘弁やで」
日本とEUが本気出して(それこそ、国内に回す資金すら捨てる覚悟で)吸収すればなんとかなるんちゃう?とは思う。
アメリカがベッコベコにされて新秩序の構成に入るんだろうけど、この場合アメリカは国債の無効を宣言する気がするし、
そもそもアメリカは農本国+エネルギーそこそこ自給できる+基幹技術わりと持ってるって国なので、
世界中からギャースカ言われつつも半ば鎖国みたいな形にして立ち直ってくるかもしんない。
なにせ軍備も強いので、潰れた企業みたいに切り売り清算がされる可能性は低いと思う。
IMFのプログラムも受け入れるくらいならちゃぶ台ひっくり返すのは確実。
実際、ウクライナとか何度も破綻してるけどこんな感じのフェイズで蘇ってる。まぁ、アメリカほどの超大国にそのケースが適応できるかはわからんけど。
ロシアだってついこないだ「債務払えんやで、すまんやで」で破綻カマしてるしね。
世界的には、中国とアメリカという巨大な市場が一気に収縮するため大恐慌不可避。
尚、ハシリューの「米国債売りたい」は飼い犬が「近いうちに飼い主をかみ殺したい」みたいな発言なので
よくぞ言ったと思う。ちなみに、日本は榊が「アジアで通貨基金作るんやで(IMFなんていらんかったんや!)」みたいなのを
企んで米国マジギレさせた前科もある。アメリカのスーパーパワーも色んな下支えが前提ってことだよね。日本はわりと重要。
なんにせよ、確実なのはアメリカっていうスーパーパワーが倒れるせいで
世界各地で色んなものがアンコントローラブルになって、恐慌とともになんかもう色々大変なことになる。
そして、新しい秩序へと段階的に移行していく形になるのかな。
個人的に、やるんなら俺が若いうちにやってくれとは思う。
でも、多分大混乱よりは「米国債なんとかそこそこ回収できた…」って感じの、恐慌+アメリカの勢力減衰+中国死亡
の一番おもしろくないパターンじゃないかな。その機に乗じてロシアが大暴れでもしない限り、「世界的に庶民が苦しくなりました」で終わる気がする。
中国は別にアメリカのために米国債を買い支えてるわけではないけど
市場に吐き出された米国債をどっかが吸収して、アメリカの影響力が落ちるのは確実。
最悪アメリカのデフォルトまでいくかな?って気もするけど、どっかで米国債もお買い得価格に落ち着いて均衡するんじゃないかな。
日本は、中国が死ぬのはわりとうれしい。日本産の商品の競争力が上がるから。
ただ、アメリカに「買い支えろコラ」って言われて大分金使う羽目になると思う。
最悪、アメリカがロシアに頭下げて買ってもらうパターンもあるかも。
中国は高価格に見合う高付加価値製品の製造に成功すれば生き残れるかもしれないけど、
たぶんムリゲー。笑うのはロシアかな。
言うまでもないことだけど、世界は繋がってるので恐慌は普通に起きる。
どの程度のモノになるかはやってみないとわからんちん。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090302
2009-03-02 官から民へ 質問回答編
今の20代の人口は1533万人です。10年後の20代の人口は1243万人です。20年後の20代の人口は1143万人です。これの意味することはなんでしょう?
今1533億円税収があるとすれば、20年後には1143億円しかないということです。人数が減るんだから当然そうなるでしょ。それとも20年後、今よりすごく一人あたりが稼ぐようになっていると思います??
皆さんの会社の売り上げが、今1533万円あるとすれば、20年後には1143万円しかないということです。人口が減るんだから売れる住宅、車、テレビ、携帯電話、ビール、弁当、チョコの数も当然減るでしょ?
売り上げがそれだけ減るということは給与が同様に減るということです。だって企業の売り上げが減るのに、企業の経費(給与)が同率で減らないわけはないですよね。
それとも人口がこんなに減っても今より皆がすごく物を買うようになるので売り上げは減りませんか?20年後の給与が今と同じレベルを維持できたりする理由ってありますかね??
なお上記の人口の数字は「確定数字」です。今から少子化対策を打っても、それで変わるのはこの後の数字です。20年後の20代人口はもう変化しません。(それを変えたいなら移民政策しか解はありません。)
国の収入や支出が25%減るということは、医療費が25%増え、年金は25%減り、生活保護も25%減額され、国公立の小中学校を含む学校の授業料は25%高くなるってことです。生活レベルがそれだけ落ちる、ということです。また、給与が25%減れば、貧困家庭が相当増えるでしょう。
加えて上記は「国の産業の競争力が変わらない場合」の話です。なぜなら上で書いているのは「人口要因による変化」だけだからです。
でも、人口は減っても後の条件は保てるでしょうか?日本は次の20年も今までと同じ国際競争力が保てると思いますか?少なくとも国際比較において、日本人の学力はがた落ちです。世界の中での英語力のレベルも悲惨なレベルです。これでどうやって今までと同じレベルを保てるのでしょう??
もしも、人口減少に加えて、今は国際競争力のある企業の没落が始まれば、そして、円という通貨の没落(円安)が始まれば、もっともっと日本の生活は惨めなものになるでしょう。エネルギーのない日本では、円が安くなれば石油が必要なすべてのもの(輸送が必要なすべてのもの)は値上がりします。上記で書いたような、給与や福祉サービスが減ったとしても、そういったものの値段はあがるのです。
ホームレスが街に溢れ、通勤や通学の途中で何人もゴミ箱をあさっている人の隣を過ぎて歩く世の中になります。子供の物乞いも現れるかもしれません。あちこちで引ったくりや強盗が頻発し、孤独死や餓死する人が近所にも増えるかも。親とおじおばを含め7人くらいの介護を担当する「ひとりっこ」が介護疲れで逃げ出したり虐待を始めたり、ということが日常茶飯事になるかもしれません。病気でも治療を受けられるのは一部の金持ちだけ、かもしれません。
とか、考えればいくらでも悪いイメージは膨らませることができますが、暗くなるのでもうやめましょう。
この国の先行きをもうちょっと長期的に考えることができ、今何が必要なのかを理解し、現実的で根本的な手を打つ必要があると思う人が増えてくれることを祈ります。なお鳩山さんちは大金持ちですから、文化財や芸術のほうが大事なのはよくわかります。あの家はひ孫の代まで政治家であり、そのまた何代も先まで経済的には全く困らないでしょう。
それではね!
人口減少を食い止めるためには、移民はやむ無しというスタンス。
そんなChikirin氏も、流石に労働力が足りないから移民という経団連にはドン引き。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20080517
経団連って、ホントに笑える。地方議員や道路族と同じくらいやることがわかりやすい。ストレートなんだよね。子供みたいだ。
あれがほしい、これがほしいと自分が欲しいものを、周りを頓着せずに主張する。なんの捻りも建前もない。
そんじゃあね!
なぜって?
それは俺がコードを書き始めて数年経ったあの時、所詮俺の仕事は糞データをCRUDすることだけだと気付いちまったからだ。
何の独創性も無い営業日報、環境破壊と資源の浪費の象徴である発注データ、それをこねくり回す会計データ。
まったくもって全部糞だ。
そんな糞をデータベースにCRUDする、そんなコードを書く俺も糞だ。
いやデータベースなんてものがそもそも肥溜めなんだ、究極の糞溜めだ。
もう臭いまくって臭いまくって、あまりの臭いの酷さにみんな麻痺してる。
お前の「いいね」なんて誰も求めていないし、そんな糞データを登録するコードなんて誰も書きたくないんだ。
文明や科学の発展が、無条件に人類の成功と幸せだと信じて疑わない、その糞頭から生み出される腐った常識こそ疑ってかかるべきなんだ。
無秩序に溢れ返る無機質な糞製品の山の頂に立って足元をよく見てみればいい、如何にその場所が情動的で不安定で居心地が悪いかに気付くだろう。
世界はもっと根本的で潜在的で本質的な価値を求め、見つけ、引き出し、利用し、真の対価を支払い、相応の謝意を持つべきなんだ。
コストダウンが競争力の源泉なんて、まったくもって死の行進にしか見えない馬鹿げたことだと気付くべきなんだ。
お前が軽んじ無視し遺棄したその価値は、必ずお前の首を絞めに戻って来るだろう、その審判の日にどれほど後悔し、改めることを一万回誓っても手遅れで時間を戻すことはできないんだ。
世界はもっと独創的で個性的で多様性に富み多幸的で、富みは薄く広く遍く遍在するべきなんだ。
糞コードを書く代償で得られる糞通貨に頼らなくてはならないなんて、あまりに悲劇的で嘆かわしいことに気付くべきなんだ。
糞製品を詐欺の様に売りつける片棒を担がなければならないことに、もっと宇宙的な罪悪感を持つべきなんだ。
お疲れ様でした。
返金祭りで騒動を起こしたソーシャルゲームのサポートセンターとのやりとりがあまりにも酷いので、吐き出させて下さい。
何かと話題を振りまいたゲームですが、ユーザーありきのサービスであるはずがユーザー無視の最悪のサポート対応です。
※ソシャゲーに興味ない方は、あまり面白いものではないです。スルー推奨。※
以下に、ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト(以下当アプリ)のサポート担当とのやりとりを記します。
今回ドラクエの名を冠したソーシャルゲームということでかなりの期待と
今までのドラクエへのお布施という意味も込め、当アプリ、金のロトガチャに 15,000円近く課金しました。
ところが、2月に虚偽表示による返金騒動があり、私もアップルストアに返金依頼をしましたが、
アプリの運営事業者から保障がすでに成された、との理由で返金を断られました。
実際に、当アプリWEBサイトの告知で、アプリ内通貨であるジェムでの保障があったとアナウンスがありましたが、
私のiPhone5 (当時ios 6 → 現在7.1) では、アプリのタイトル画面から次の画面に遷移する際に、
「通信に失敗しました」というエラーが延々と出て次の画面に進めない現象があり、ジェムの受け取りが確認できていませんでした。
以下、私と「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」運営事務局サポート担当者(以下サ)のやりとりです。
私:今回の虚偽表示を受け、アップルストアに返金を希望したが、運営事業者と直接やりとりをしてくれとのことで断られた。返金を希望します。
5.6 返金不可 法令により認められる場合を除き、ユーザーは未使用のバーチャルコインについて返金を受けることができないものとします。
上記より、返金はできません。
私:返金できないのは理解した。しかし「通信に失敗しました」とエラーがでて保障のジェムの確認ができない。
私:アプリを再インストールして、コードを入れて引継ぎをしたが、「通信に失敗しました」のエラーは変わらない。
そもそもこのエラーの原因はなんですか?
私:(アプリのインストールもできて、引継ぎもできて、アプリ内の更新ダウンロードまでできるのに、起動の時だけ「通信に失敗した」というのはおかしいだろ。)
サ:引継ぎコードを発行しました。再インストールして、コードを入れて下さい。
私:前回も同じことをして状況は改善されませんでしたが、今回実行すると治る保障はあるのですか?
そもそもエラーの原因も説明せずに、再インストールしろとは乱暴ではないのか?
サ:アプリをバージョンアップしましたので、改善されているかもしれないので再インストールして、引継ぎコードを入れて下さい。
私:アプリを再インストールして、コードを入れて引継ぎをしたが、「通信に失敗しました」のエラーは変わらない。
サ:OSバージョンが推奨環境を満たしていないことを確認いたしました。
つきましては、大変お手数ですがOSのバージョンを更新していただき、再度データ引き継ぎをお試しいただけますでしょうか。
私:いい加減な回答をしないで下さい。以前連絡した条件で、推奨環境を満たしているでしょう。
どうしてここまで滅茶苦茶な回答ができるんですか!ひどすぎます。こちらからのメール見てますか?
サ:ご連絡いただきました事象に関しましてお手数おかけしますが
私:(もはや再インストールの作業も、引継ぎコードの入力も、このやりとりもめんどくさい・・・)
今後どのように続けていかれるかは分かりませんが問題に対して原因を追求するような、
上記のやりとりも最終的に私からのメールを以って「問題は解決した」と考えているのかと思うと、大変腹立たしいです。
サポートセンターでありながらユーザーから提示された問題を解決もせず、ただマニュアル的に受け答えしているだけです。
また、終わるにしても、普通の会社のサポートセンターならば、ましてや自社が起こした問題ならば、ユーザーから「もういい」と連絡があったとしても、
原因調査しますので、もうしばらくお待ちいただけないか、とか、どうにもならない場合は、お力になれず申し訳ございませんでした、
このやりとりから私が感じた事は、どこの国の誰がやっているのか分からないような受け応えをサポートセンターが行っている現実は、
運営事業者の根底の考え方がユーザーを大切にしていない、ということに他なりません。
このようなものが長く続くとは思えないし、また、続いてほしくもないです。
私はこのアプリをおすすめしません。これからも色々な問題を起こすでしょう。
これからゲームを始めようと思われている方は思いとどまって頂き、現在プレイされている方は、運営事業者は
ユーザーのことなどこれっぽっちも思っていないことをご理解頂ければ、幸いです。
現在の仮想通貨の流通量は以下の通りで、上位3つはBitcoin、Ripple、Litecoinに
なっている。
BitcoinとRippleは根本の仕組みが違う。Litecoinは採掘のアルゴリズムが違うだけで、
http://thebridge.jp/2013/05/the-rise-of-virtual-currency-a-look-at-bitcoin-and-ripple
今まではどの仮想通貨も日本円では購入できないため、海外送金などが必要で、その手数料が
かかっていた。取引が簡単になるはずの仮想通貨の準備に手間がかかるという本末転倒な状況だった。
最近、この仮想通貨2番手のRippleが日本円で簡単に買えるようになった。
RippleはBitcoinと違って安定した通貨のため、投機目的には適さないかもしれないが、
取引の手数料がかからないので、小額でも値が上がれば利益がする。
(個人的には、長い目で見て寝かせておきたいと思うが。ちなみに、先週は一時値が上がったので、
10万円元手で2万円ぐらいプラスになった。プラス分は日本円で引き落とし。)
RippleはWCGプロジェクトに参加することで入手できるので、他の仮想通貨より入手が簡単なのも
よい。
https://secure.worldcommunitygrid.org/index.jsp?language=ja_JP
経済学部生でもないのに、学部教養でかじった程度の経済学の知識で書いてしまいました。
間違っていることも多いと思います。ごめんなさい。
さらっと書いてるけど、好きで調べたりしている人以外には、こういうのがとてもわかりにくいと思う。
自分自身がそうだったからだ。だから簡単に説明してみようと思う。
この証明書を裏付けるのは金の価値。みんなが、「金は高価だ」と思っていて、食べ物や服や家具や機械とか、あるいはおねーさんと酒のんでおしゃべりする権利とかと交換してもいいと考えている。でも、金そのものを持ち歩くのはいろいろと面倒だしあぶない(財布の中に入れておくとすり減ったりする)から、金庫屋が金を預かり、かわりに「金と交換できる券」発行している。それをみんなが金の代わりに使っている。
これはむずかしい。
なんでかというと、この場合の紙の券は、なにか具体的なモノと交換できる証明書ではないから。
とすると、それは一体なんなのか?簡単化した単純な例で考えてみる。
まず登場するのは、超できる男として有名な出来山さん。この出来山さんがお店を出すことになった。お店を出すには仕入れが必要になる。しかし、裸一貫の出来山さん、仕入品の代わりに提供できるものがまだない。そこで、出来山さんは業者の人にこう言う。「この店がうまくいったら、色をつけてお礼するから、まずは仕入品を納入して欲しい」。仕入れ業者の人は「出来山さんは超できる奴。多分、出来山さんのお店は繁盛するに違いない。まだなにもない出来山さんだけど、そこに納入すれば、後々いい商売になるだろう」と考える。そこで、仕入れ業者は、まず出来山さんのお店に品を納入する。出来山さんは、お店の将来の売上から、仕入れ業者に色をつけて返す約束をする。
出来山さんは、その仕入品を使って自分の商品を魅力的なものにするために色々な努力をする。そして、商品の売上から、仕入れ業者に、前借りしたものよりも多くを返す。そうすると、仕入れ業者は「出来山さんと商売しているとこっちも儲かるな」ということになって、もっと大きな商売をさせるために、仕入れ品をもっと納入するようになったりする。
さて、ここで、出来山さんを日本政府(あるいは中央政府)、仕入れ業者を日本銀行(あるいは中央銀行)と考えてみる。
出来山さん(日本政府)の商品というのは日本経済そのもので、出来山さんの手にする売上は日本経済からくるアガリ(税金)だ。仕入れ業者は、出来山さんの商品(日本経済)が魅力的(活発で生産的)だと見込んで、紙幣を「発行」して出来山さんに貸しつける。つまり、相手がリターン(利子)を返してくれるだろうという「信用」によって紙幣=マネーが生まれる(creating money)。だから、不換紙幣のマネーというのは、兌換紙幣のマネーと違って、モノとは交換できないけれども、より大きなリターンを返してくれるだろうという信用を形にした「信用紙幣」ということになる。
普通、通貨は国単位、経済体単位で流通している。例えば、日本なら1万円券や1千円券の日本銀行券、あるいは、造幣局が発行する100円硬貨なんかが流通しているし、アメリカならドル紙幣が流通している。だから、この信用紙幣の「信用」は何に対する信用なのかというと、その通貨が流通している経済体そのものが活発で成長する、あるいは(すくなくとも規模を維持して)その他の経済体に対して影響力を持つことへの信用だ。例えば、「(日本円を使ってモノを交換している)日本経済がドボンしないだろう」とか「日本円で買える日本の商品が欲しい」とみんなが思っている(日本経済を信用している)限り、日本円はその価値を保つ。
日本円が日本経済の信用を元手にしているということは、逆に言うと、「日本経済はもうダメや!」とか「日本に欲しい物なんかあらへん!」みたいにみんなが思い始める(信用を失う)と、日本円の価値が暴落して流通できなくなってしまう(ハイパーインフレで紙幣が紙くず)。そうすると、日本なのに、みんな日本円を使わなくなってしまい、米ドルなどの外国通貨が流通するようになったりする。そうなったケースが、アルゼンチンなど。
至極単純化したけれども、不換紙幣=信用紙幣、の仕組みは大雑把に言ってこういう感じのものだ。
日本銀行は、自分で紙幣を発行していろんな人に貸し付けている。日本政府はその中のひとりだ。
だから、なにも、日本政府だけが日本銀行が発行するマネーを市中(日本経済)に流しこむパイプ役なわけではない。そこには色々複雑な仕組みがある(らしい)。例えば、日本銀行は、自分が発行したマネーで不動産なんかにも投資したりする。つまり、直接、市中にマネーをぶっこむこともできる。でも、それはあまり勧められることではないとされている。なぜなら、自由にマネーを発行できる日本銀行は、理屈の上では、市中の商品をいくらでも買いあげることが出来る。すると、どんなジャンクな品物や詐欺まがいの商品でも、日本銀行に売りつければ商売になってしまうことになる。ジャンクな品物や詐欺まがいの商品が売れる経済というのは、まったく健康的じゃない。言い方は悪いけれど、そんなのは闇経済と同じことだ。
「日本銀行がなんでも買ってくれるから、適当な商品使ってぼろ儲けしてやれ」「日本銀行がなんとかしてくれるから、いくらでも借金してやれ」なんていうのが、いわゆる「モラルハザード」というやつだ。
少し話がずれたけれど、ここで、わかりやすくするために、日本政府の借金は全部日本銀行が引き受けているとしてしまおう。その額およそ1000兆円。そして、日本政府は借金を返したら、再借金はしないと仮定してみる。すると、どうなるか?
日本経済には、すでに発行済の日本銀行券=マネーが出回っている。そこから日本政府はアガリ(税金)をとり、そこから日本銀行に借金を返して、借用書(国債証書)を取り戻す。つまり、日本政府が日本銀行に借金返済しきってしまうということは、日本経済から1000兆円のマネーを吸い上げて、日本銀行に収めてしまうということになる。マネーはみんなの交換を活発にするものだから(物々交換は、自分の欲しい物と相手の欲しい物がうまく噛み合わないと成立しなかったり、いろいろと面倒くさいのだ)、マネーが減った分だけ、みんなの交換は不活発になる。交換が不活発になるということは、在庫が余ってしまったり、あるいは欲しい物が手に入らなかったりするということだ。
マネーがないと交換が不活発になるということを、また簡単化した例で考えてみよう。あなたはお腹が減っていて、定食屋に入りたい。マネーがないのだから、あなたは、例えば皿洗いなんかの仕事と定食を交換して欲しいけれど、皿洗いの仕事をする人はたくさんいて、定食屋の洗い場ではすでに定食目当ての人が働いていたりする。あなたは機械を直すのが得意だから機械を直しましょうと定食屋のオヤジに言うのだが、定食屋には壊れた機械がない。だから、やっぱり定食を食べられない。
ここにマネーがあったとするとどうなるか。あなたは機械を直して欲しい人を探して、その人の機械を直してあげるかわりにマネーをもらう。そのマネーをもって、定食屋に行き、定食とマネーを交換してもらう。機械を直して欲しい人、お腹の減ったあなた、マネーが欲しい定食屋のオヤジ、と3人ともハッピーになれる。つまり、在庫が余る(あなたの機械を直す能力が活かされない)ことや、欲しい物が手に入らない(あなたが定食を食べられない)ということがなくなる。さらには、それぞれが得意なことをすることで、とても効率よく仕事ができるし、みんなが効率よく欲しい物を手に入れることができる。つまり、それぞれの能力が最大限生かす機会が生まれるということにもなるのだ。マネーすごいぜ!
そういうわけで、必ずしも、国の借金を減らせばそれでいいというわけではない。それは、日本経済の中に流通するマネーを減らしてしまう=交換が不活発になってしまう→日本経済の信用がなくなってしまう、ということにもつながりかねないからだ。
もちろん、「日本政府は、もう借金の利子を払うこともできない」といった具合に日本国債の信用が失くなってしまうと、これはこれでまた大変なことになる。なぜかというと、そうなれば日本国債を買う人がいなくなってしまうからだ。日本国債を買う人がいなくなってしまうと、日本政府の予算が減ってしまう。つまり、公的サービスが減ってしまう。警官や検察や裁判官が減ると、治安が悪くなって、インチキ詐欺師が蔓延り、経済の健全性が失われてしまうかもしれない。そうすれば、日本経済がダメ経済になってしまって大混乱、交換が不活発になってみんなが貧しくなってしまうかもしれない。あるいは、小中高の学校や大学の運営ができなくなって、将来のビル・ゲイツやスティーブ・ジョブスやマーク・ザッカーバーグになりかねない若い人達が、ただの非正規雇用ワープアになってしまうかもしれない。これも、日本経済にとって大きな痛手になる。
つまり、まず第一には日本経済が元気なことが大事だし、第二には「日本経済は元気だな!」とみんなに思ってもらうことが大事だし、第三には「日本経済は元気ないな」と思われないことが大事だ。国の借金は、こういうことのバランスを考慮しながら、考えることが必要なのだと思う。
じゃあ、そのバランスはどうやれば取れるの?ということになるのだが、それが簡単に分かることなら、経済学者の議論なんかは存在しないんだろう。
おわり。
わたしが、経済学の講義で学んだことは、「アニマルスピリッツ」を持った方が未来は明るい(らしい)ということです。
簡単に言うと、みんなが「やってみりゃいーじゃーん」(楽観的)で「やってやろーじゃーん」(能動的)で「なんか、よくなるかんじじゃねー」(希望的)な方が、雰囲気=景気は明るい。そして、楽観的で能動的であるためには「(ダメだったとしても)そのうちなんとかなるだろう!」というやつも必要なのだと。
お金が出回っていることはとても有用なことだから、お金を稼ぐことはむしろいいことです。自分にとってだけじゃなく、みんなにとってもいいこと。でも、稼いだお金を貯めこんで使わない守銭奴のような人はお金を回さない人だから悪い人です。自分ばっかり稼ぎすぎて、他の人に稼がせなさ過ぎるのも悪いこと。それはまるで、ヘビー級のボクサーが、モスキート級に混ざってチャンピオンになっても、全然つまらないのと同じ。そんな気がしました。
みんなが気持ちよくお金を稼げて、気前よくお金を使えるような経済や社会にするにはどうすればいいのかを考えることが、当面のわたしの課題です。
まとめサイト無いのかな。
ビットコイン=通常の通貨紙幣と違って、実際の現物が無い架空のコイン。いわば、ポイントが行き来するようなもん。
SUICAポイントやEDYポイントみたいなもんだと思う。それが、世界中で行き来する点で、SUICAやEDYと違ってただけ、てことだと思う(日本式フェリカが採用されていたら、こんな事にはならなかったんじゃないかと個人的に思ったり)。
話題になったのは、「世界共通通貨」という概念でとらえられたから。このビットコインという構想自体、斎藤とかいう日本人らしき名前の研究者が書いた論文で、でも、その斎藤という研究者は実在しないとかなんとか。
破綻したのは、構築したシステムが糞だったからという話。一度、A→Bへコインを移動しようとし、でも途中で止めた、と「移動キャンセル」をする仕組みのところにセキュリティホールがあったらしい。そこの穴をつつかれて、大量にコインが流出したとかしないとか。
その穴の内容を聞くに、2010年頃に有名になったセキュリティホールだし、2000年前から指摘されてた問題だったぽい。要するに、素人が金銭に絡むシステムを構築してたんじゃないか、というイメージを受けた。
しかし、警察に被害届を出していないのは、実は会社ぐるみの犯罪が行われていたんじゃないか、という噂も出回っている。
以上、てっきとーーー
ビットコインが通貨として使われるには価格変動を抑える必要がある。価格変動を抑える一番の方法は先物取引を行うことだが、現在のビットコインには第三者の仲介なしに先物取引を行う仕組みがない。そのため、Mt.GOXのように仲介機関のリスクを抱え続けることになる。
これに対する方策はシステムとして先物取引を実装することである。これは決済の手続きを変更することにより実施することができる。このシステムでは金やドルと連動する金融商品(ETF)を発行する。このETFを通貨の代わりに送金し合う。
このETFの価値は有志たちにより保証される。有志には保証金をシステムに提供することでなることができる。有志は仮想通貨のデフレ分を利益として受け取る代わりに、インフレ分を保証金で補う。ETFに投資する有志がいなくなるか、仮想通貨全体の価値が0にならない限りETFの価値は保証される。
「複製」というのがコインの複製なら、「誰から誰に幾ら渡した」という記録を皆が持っているので嘘がつけないようになってる。この記録自体に改竄できないような「お墨付き」を与えるのが「採掘」と言われている計算。もちろん理論上は、勝手な記録を自分で作って自分でお墨付きを与えてそれを世界にばらまけばコインを自分のものにできるけれど、「お墨付き」を与えるのに膨大な計算が必要で、世界中のビットコイン利用者が正常な記録に対する計算をやっているので、それよりも速く計算するだけのコンピュータを持ってないと出し抜けない。
「複製」というのが、ビットコインと同じ仕組みを使った、別の独自の仮想通貨(ビットコインと直接のやりとりはできない)を作る、ということならできるし、既にある。プログラムは公開されてるんだから誰でも作れる。でも、通貨っていうのは皆がそれを通貨だと認めてくれないと使えないわけで、既に利用者がたくさんいるビットコインと、ぽっと出てきたコピーシステムのどっちを使いたいかって話になるわな。ビットコインのシステムに何か大きな改良を加えたシステムが出てきて、皆そっちがいいと思ったら乗り換えが起きるかもしれないけれど。
とにかく、仮想通貨なんてものはこの世に存在しないと思うしビットコインは通貨であるという認識ではいるけど…これには何かしらの理想があったのかな?元締めはいない。造幣はみんなで、というところに何か不思議なものを感じるわけで。
換金所が一カ所だけ停止した事もあってすっかりキャズム(死語)越える直前までやってきたビットコイン。調べれば調べるほどおもしろい。
とにかく000.1でも入手出来れば増やす事は出来そうなので方法を探ってみたら手っ取り早いのが「採掘をする」と言う方法。つまり自分のコンピューターで製造する事が出来るのだ。P2Pの技術を使っているため元締めなどはいない。ただただ通貨使用者の自由意志に則って成り立っていて「紙幣なんかより複製するの難しい。っていうか出来ない」という、ほのぼのとしたユートピアな感覚はちょっと面白いなと思った。
ビットコインが出回る総量というのは決まっているので年々採掘の数量は減ってきているのだとか。
例えば2年間ぶっ通しで(24時間フル稼働)スーパーコンピューターを稼働しても25BTCほどが関の山ではないか?と言うのが一般的な論。これは真面目に働いた方がよほどいい。電気代などなどバカにならないのだから。
しかしこんな事、どうして始めるんだろうか?
これから先、ビットコインの総量が出尽くしたとき。どうなるんだろう?
複製出来ないという事は特定も簡単だという事である。ビットコインというものがどういうプログラムで出来ているか知っている人ってのは開発者くらいなんじゃないだろうか?でなければ幾らでも何でも出来る。