はてなキーワード: 理不尽とは
お前の見間違いだろ、ふざけるなよ、なんで『そうしたいならそうしてもいいよ、今なら全然間に合うけど』みたいな言われ方しなきゃいけないわけ?間違えられたこと自体よりもその物言いがめちゃくちゃ苛立つ。なんで?ちゃんと読めよ。クソ腹立つ。もしかしたら視力が落ちてるのかもしれない、でもさ、自分は絶対間違ってないって思い込んで人へそんな嫌な言い方するのはどうかと思う。そんな言い方する人に『まあ視力落ちてるかもしれないし私が折れるべきか』ってこっちが下手に出た対応するわけないじゃん。あと、そんな些細なことでキレるなよって思うかもしれないけど、でも何回も理不尽なことを言われるともうキレるしかないわけ。なんなんだよ。本当に嫌。能力に尊敬する気持ちと人間性に嫌悪する気持ちは両立する。デリカシーもないから、あなたの前で趣味の話は絶対にしません、心に決めました。何言われるか分かったもんじゃない。はー。吐瀉物。
許されイケメン、またはコミュ強も最初から許されてばかりじゃない場合の方が多いからなあ。極端な例だけど、ナンパ師だってほぼフラレてその中から幾ばくかの成功を得てるわけで。今許されてる人は学生時代から何度もそういう思いして、だんだん許され力をつけてきたわけで。
いやいや学生時代から一軍いたじゃん!って思うかもしれないけど、彼らも内部ヒエラルキーに疲れつつ頑張ってもふとしたことからアイツイタくね?とか調子のってね?とか言われる綱渡りを続けてきたわけで。少なくともモテ女モテ男と言われる人たちは入学前からワックスやアイロンの使い方だの話題の振り方だの必死でやって、友達づくりも漠然とじゃなく脳みそフル回転でやってたと思うよ。そりゃ天然美男美女や愛されキャラはいるけど、それは一握りで大抵は早起きしてメイクやセットしてるし夜遅くまでラインのチェックしてる。
ちなみに自分は非モテ側で、兄弟が所謂一軍で頑張ってたのを見てた立場。子供心にあんなの自分じゃ無理だと思ってたし、今でもあれでモテない方が理不尽だとさえ、勝ち組社会人になった兄弟を見て思う。羨ましくなかったわけじゃないけど、とても兄弟にお前はいいよなちやほやされてなんて言えない。でもそれは自分が「努力が必要で努力の仕方もお手本がいたのに努力を放棄した」人間だからなのかも。最初から努力必要って教えて貰えなかったら、おかげで人生台無しだって思ってしまうのかも。
どれほど声をからしても増加の一途だった大阪の感染者数が、いよいよ医療が崩壊か、と報じられた途端に再生算数が0.996。
そうだよねー。どんなに行政が声をからしても、結局は市民一人一人の心がけでしか感染は防げない。
「まだ病院は空いてるでしょ。へーきへーき」と思っている間は決して自粛はしない。
「もう病院が溢れてる」とか「救急車が患者を運ぶまで47時間かかった」とかの報道があると、ピタリと行動を変容する。
ならもう、その時期を早めるしかないじゃないか。じゃぁ、病床を最初から減らした方がマシだわな。
東京も再生算数が全然下がらないので、このままじゃ2週間後に大阪のようになる、と思って先手で緊急事態宣言したけど、Twitterで溢れる声は「まだ病床余裕があるのになんで?」の疑問の声。
挙げ句の果てに、「うちは営業を続けます」という寄席とか、全然危機感がわかってない。
親愛なる同志たちへ、僕もできれば愛を捧ぎたかった。
東京における直前告知で効力の強い有観客催事中止の報を受け、有明で開かれるはずのイベントはなくなり、誰もいないホールに机が並ぶ異様な光景が生まれた。静かに混乱が巻き起こっている。
国や自治体がありとあらゆる娯楽や飲食を抑圧し、それでも五輪は着々と開催へと進んでいる様子は、態度があべこべであると誰しもが怒りを投げかけた。
そう言わんばかりの空気が取り巻いている。
しかし、見えない無辜の民たちの雰囲気に乗り、同じことを言ってはいけないのだ。
持っていると思い込んでいる矛が、次に向くのは私たちだからだ。
五輪が仮に中止したとして、そのあとに待つのは如何なる催行も「民が許さない」世界である。
いくら生活がかかっていようと、いくら人生唯一の潤いであろうと「五輪がやめたんだから、あなたもやめるんだ」と強く殴られるのだ。それが例え全てを否定することと同義だとしても、無辜の民はなりふり構わない。
五輪が感染対策に成功すれば、その後残された国レベルの安全な対策ガイドラインに基づきあらゆるイベントを開催出来るだろう。
もしも五輪で感染対策が失敗すれば、国かオリンピック委員会が悪者になる。その屍を踏み、さらに強固な対策をもって催行に臨む選択肢がまだ残っている。
五輪が始まる前に何かしらのイベントが対策に失敗してしまえば、五輪を待つでもなく「全てが止まる」。
どれだけ今が理不尽だろうと、従って耐えるしかない。まだ相手が見えるから耐えられる。
耐えなければ、姿の見えぬ理不尽に全てを否定される未来がやってくる。やつらには文化を殺す力がある。
そういう自分も同じかと言うだろう。
頭の片隅に書き留めておくだけでいい。
私の刃は鈍だ。
避けろと言いたいのだろう。うん。避けた先にも人が居るんだ。どうしろと?
避けようとしないオレを見て、自転車の人はあからさまに険しい表情をして…
「ちぃっ!」
大きな音で舌打ちをした。明らかに聞かせるように顔をこちらに向けて。
「はぁっ?!」
反射的に叫んだ。相手の腕を掴み
「アンタ、オレと目合ったよね?来てるの判ってて出てきたよね?悪いの間違いなくアンタだよね?
何でそっちが舌打ちすんの?何考えてんの?」
まさか逆襲されるとは思わなかったのだろう、驚いた顔をしてこちらを向いた。
女だった。目元だけ見る限り30後半くらいか。
「お前が避けるか待つかしてれば、こっちは通り過ぎられたんだよ!」
バキンッ!
女の抗弁が終わると同時にオレは女の鼻っ柱に拳を叩き込んだ。女がもんどり打ってよろめく。
倒れないな。浅かったか?
バキンッ!
二の次を待たずに横っ面にもう一発。倒れた女の髪を掴んで持ち上げ続ける。
女は虚ろな目をして答えない。腫れた左頬を抑えることもせず、鼻血を流しながら呆然としている。
イライラするなぁ。
ゴッ!
髪を引っ張り勢いを付けて電柱に叩きつけた。
「聞こえないのか、おい?」
ゴッ!ゴッ!ゴッ!
「も、もう…」
静止しようと蚊の羽ばたくような声をあげる。
「聞こえねぇよ。お前がやらかしたんだろうが。悪いことしたらどうしたら良いかもわからねぇのか?」
ゴッ!
「…もう止めて…」
あー、もう良いや。
ガシンッ。
「お、おい。いい加減にしとけよ」
静止する声がする。さっき居た男か。
「うん。悪いのはこいつだよね?アンタも混ざる?」
笑顔で振り返る。
バキンッ!
女の方は見ず振り上げた拳を顔面に振り下ろした。
「おい、お前。それ、死んでるんじゃ…」
死ねば良いような糞ほどのさばるんだ。
手元だけで明文化してもスッキリしなかったので便所の落書きすることにしました。
適正に是正するにはどうしたら良いんでしょう。
「歯向かう」っちゅうのが穏やかでないなぁ
・・・フツー、人付き合いすんの、ある程度は相手の言動に対する寛容性が要るもんなんやけどなぁ~
あと、
雇われるゆうことは、相手に奉仕して対価を貰うことなんやけど、その辺、妹さんがどう意識してるんかによるんちゃう?
(理不尽なことなんか働いてない時間よりも在るのが当たり前!なんやけどなー)←それがイヤなら独りで生きるか、自分の流儀に寄って来る人を集めるか、なんや。
軽度ではあるものの、人生初のうつ病の診断を受けて休職期間を経て会社を辞めることになった。一応復帰することができたので、振り返りも兼ねて経緯を記しておく。
私のうつ病は仕事に起因するものなので、同じように仕事で悩んでいる人や、実際にうつ病で休職している人の参考になれば幸いである。
(自分のスペックは世間一般的には高いほうだと思うので、そういう意味では参考にならない部分もあるということは前もって断っておく)
【私のスペック】
・男 30代
・旧帝大卒
・職歴:中小企業2社、大企業2社(システムエンジニア、事業会社で企画・開発などを経験)
スペックを見てもらえばわかる通り、飽きっぽい性格のためか同年代と比較して転職回数は多めだと思う。
ちなみに過去の転職理由は、年収を上げたいとか、業界を変えてみたい、という理由によるもので、今回のようなネガティブな理由によるものではなかった。
直近の会社の在籍期間は3年ほどで、過去の会社と比較すると一番長く勤めていた。
主にDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するような部署に所属しており、私はデジタルやデータ活用に関わる施策の企画・開発に携わっていた。
それなりに成果も上げて役職も上がり、2年目くらいまではまぁまぁ充実感を得ながら働くことができていたと思う。
体調、というか精神面に異常を来すようになり始めたのは3年目くらいからである。
人手不足もあったことで担当する業務領域が増え始めたことと、役職が上がったことでより厳しい成果のハードルを課されるようになったことで、だんだんと精神的につらく感じることが多くなってきた。
これまでは自分の手を動かしていればある程度うまくいっていたことが、利害関係者との調整・偉い人への根回し、といったような難しいコミュニケーションが増え始め、なかなかスムーズにことが運ばないことに不安や苛立ちを感じるようになってきた。
コロナ禍でリモートワークがメインになったこともあり、直接会話すればすぐに済むようなこともチャットを何往復する必要があったりと、そういったこともフラストレーションをためることにつながったかと思う。
次第に以下のような症状・変化がみられるようになってきた。
・本が読めない、資料も読めない(文字は入ってくるが、理解ができない)
・趣味もやらなくなった
・日曜日は翌日のことを考えて何もする気がおきない(ずっとベッドのうえ)
会議をさぼるようになると他人の仕事にも影響が出てしまうので、「これはさすがにまずい」と思ったものの、だからといって会議に出れるようになるわけでもなかったので、とりあえず上司に相談した。
最初は業務量を減らして様子を見ることにしたが、それでも自分の仕事へのモチベーション低下や、思考力の低下は改善することがなかったので、
(ちなみに「軽度」としているのは、一般的にはうつ病になると性欲や食欲の低下も見られるらしいが、私の場合はそこまでには至らなかったので「軽度」とされた)
しばらく薬物療法で仕事をしながら経過を見ることになったが、どうにも仕事に手がつかなくなってしまい(がんばって働く意義を見出せなくなり)、また妻からの勧めもあり、私から「休職したい」と申し出て休職することになった。
病院では上記のような症状を伝えただけで「うつ病」と診断されたので、要因は自分で「これではないか」と考えたものである。
(他の病院でセカンドオピニオン的なものを受けたわけではないのでなんともいえないが、患者の言動をもって「うつ病」と診断するのはあまり科学的ではないし、仮にも医者を名乗っているのにそんなんでいいのか、とは思った。本筋ではないのでここでは深入りしないが・・・)
仕事から離れて時間的・精神的な余裕ができたことで、過去の自分の心理状態を客観的に振り返ることができたのはよかった。
今冷静になって考えてみると、うつ病の直接的な要因となった業務内容(利害関係者との調整など)はリーダーやマネージャーであれば普通にやっているようなことである。
にもかかわらず、精神的に不安定な状態となってしまったのはなぜか。(自分にリーダーやマネージャーの適正がなかった、ということも考えられるが、それだと解決にまで至らないのでいったんそれは置いておく)
今までの人生でもそうであったが、私は他人の言動に惑わされることが多いように思う。つまり、「他者の領分を自分の領分にまで侵略させてしまう」といったようなことだ。
具体的には、自分のやり方を批判されたり注意されたりすると自分自身が責められているような感覚に陥ったり、他人の要求を(それが理不尽なものだとしても)突き返すことができなかったり、などがあった。
これはいわゆる認知心理学的な話で、ネットやいろんな本を読んでみたところ解決策としてはマインドフルネスだとか感情ノート(自分が感じたネガティブな感情をノートに書いてみて、あえて肯定してみるトレーニング)が多く挙げられていた。
とりあえず実践はしてみてはいるものの、今のところ効果があるのかはよくわからない。(もしいい解決策があったら教えてください)
・コントロールできないことにこだわりすぎた
上の話から派生するものかもしれないが、自分ではコントロールできないことにこだわりすぎたように思う。
結果にこだわってどう動けばいいかだんだん分からなくなっていった。結果や評価というものは結局他人が決めることで自分ではどうしようもないことだと早く気付くべきだった。
自分は自分が考える最善のプロセスを踏むしかない、とある意味開き直ることが大切だったと今は思える。
コロナという状況で外出する機会が減ったおかげもあり、読書やネットでの情報収集を通じて上記のような思索ができたのは良かったと思う。
【その後について】
これまで真面目に働いてきた反動なのか、結局半年ほど休むことになった。次第に精神的に安定もしてきて、薬の服用も少しずつ減らすことができている。
うつ病になった経緯とその要因について振り返りたかったので、その後については本筋ではないものの、一応復帰はできたという事実は伝えておく。
復職することも考えたが、さすがに休んでいる期間が長かったので戻りづらいという気持ちが勝ってしまい転職活動を始めた。
もともとキャリアを通じて積み重ねていたことが時流に沿っていたこともあり、求人もたくさんあり転職活動はほとんど苦労しなかった。(特に聞かれもしなかったし、休職していることは伏せた)
結局いくつか内定を得ることができたので、転職をすることにした。
現状より高い年収を提示してくれる企業もあったが、あまり高いハードルを設定するとまた同じことを繰り返しかねないとも思い、お断りさせていただいた。
余談だが、今回、学歴や職歴が人生におけるリスクヘッジになることを改めて痛感した。
少なくとも書類選考で落とされることはほとんどなくなるし、「いつでも転職できるし辞めてもいい」という感覚を持てるのは今後の仕事人生でもプラスになると思う。
もし学生の方でこれを読んでいる人がいたらこれが一番伝えたいことかもしれない。
以上です。
正直最後のほうは多くの人参考になるものではなかったかもしれないが、こういう人もいるんだよということで同じように悩んでいる人の参考や助けになったのならうれしいです。
元々派遣社員だったんだけど、縁があって正社員登用の話をもらえた。
ふつうの人?なら手放しで喜んだりするのかもしれないが、自分の協調性皆無な性格や能力を踏まえて、向いてる気は全然しなかった。でも、やってみないとわからないってことで、とりあえずやってみることにした。
んで、晴れて正社員になったものの、やはりというか、思い切り嫌な予感が的中した。
正社員だから当然仕事が何より最優先で、プライベートは二の次。理不尽な締切が発生しても、なんとか終わらせられるように努力をする必要がある。また、マネジメントやら何やらも任されるようになってくる。
みんなにとっては当たり前かもしれないが、こういうのが物凄く苦痛に感じる。
それで収入がどれだけ増えたかというと、年収換算で100万円くらいしか変わらない。元々生活には困ってなかったので、正社員になってただつらくなっただけで、何も良いことがない。明らかにストレスが激増しただけだ。
結婚でもするなら、ちょっと有利かもとかいうメリットもあるかもしれないが、いまのところ予定もない。
おまけに「会社員は言われたことだけやってれば良いんでしょ?」みたいなことを世間知らずの自営のババアに言わる始末。(これはまあどうでもいい)
とにかく適性がなさすぎて、苦痛でしかない。なんでみんな正社員目指したがるのか、頑張れるのか、心底不思議だ。ストレスで頭おかしくなりそうなので、逃げ出すことも真剣に考えている。
傍から見たら整合性が取れないこの2つ。でも、この2つの間には超えられない壁がある。
それは「契約」の有無だ。
政府や自治体は、プロスポーツチームとは何ら契約関係が無い。だから試合を中止・延期要請しても何も法的には問われない。一部のJリーグチームは自治体が株主になっていることもあるが、契約とは異なり、試合を中止・延期させても何ら契約違反行為は無い。だから強気に出られるし、最後の手段として競技場を強制閉鎖させる事だってできる。実際去年、Jリーグ2部の愛媛FCなどは自治体から施設の使用許可が下りずに試合延期したことがあった。
一方で、五輪に関してはスポンサー企業と政府・自治体との間に明確な契約が存在する。もちろん免責事項は契約の中にあるが、基本的には「開催中止の場合は巨額の違約金が発生」することになっている。
だから、一見ダブスタに見えるこのような五輪強行・通常スポーツイベント自粛要請という行動を政府と自治体はせざるを得ないのだ。
世の中、「なんでこんな簡単なことやってくれないんだろう?」というものはいっぱいある。例えばせっかく高い金出して新しいエアコン買っても、そのエアコンの取り付け工事の最中に「あ、こっちに設置したほうがよいかも」と気づいて設置変更を業者に要望しても通らないケース。これはエアコン販売業者と設置業者との間に委託契約の関係があり、その契約で記載されている「事前にエンドユーザーと定めた場所に設置する」という条項を破ることが出来ないからだ。いくら設置途中に出てきたエンドユーザーの要望とはいえ、その通りにやったら「事前に定めた」という部分が契約不適合(最近の民法改正で、このようなケースは瑕疵ではなく契約不適合と言う)となり、売上がもらえなくなってしまうのだ。
一見理不尽やダブスタに見える事象については、なんらかの契約関係があり、それを破ることが出来ないためと思った方が良い。ほぼ100%そのためだ。これが「大人の事情」というヤツでもある。契約破棄して知らんぷりしろという人達もいるだろうが、万が一そんなことをやったら日本は世界各国から相手にされなくなる。そうなると何が起きるかは言うまでもないだろう。
そうなんですね。
ネットのレポ見てるとピルの選択肢がありそうな人(想像ですが)もカジュアルに入れてもらってるようですし、医師からもまずピルを試してから等の話ではなく貧血じゃないと過多月経と言えないのが適用外の理由と説明されたのでそう思い込んでました。
女性に生まれつけば毎月の痛みと不快感がある程度あって当然。かなりひどければ選択肢は多いけど、そこそこひどいくらいなら毎日薬を飲むか、頓服で我慢しろっていう理不尽が通じるのかが理解できなくて。
基準に至らなくても痛みや不快感は確かにそこにあり、自分は苦しんでいるのでその気持ちを軽んじられた気がして悲しくなってそんな表現になってしまいました。不快にさせてごめんなさい。
たまにこういうのとか神がいるならなんで〜しないんだみたいなの見て、人間に理解できるようなことしかしない神様の方がおかしいんじゃないかなとは思う。
人間の想像の範囲を出ない存在は人間を超越した存在ではないだろう。
神が神である以上、良きにしろ悪しきにしろ人間にとって理不尽な存在でなければならない。
クトゥルーなんかは概ね人間に敵対的で行動原理の理解できない神々を描いたフィクションだが、善なる神がいるとしてもやはり善神なりに人間の理解の外を行くに違いないと思う。
いいものなのに。
とても面白いのに。
対価は、払われない。
いまはそれをすごく理不尽に感じるんですよね。私は。
君の言うところの”経済の原理”とは、つまりは価格を決める/決められる仕組みのことだろう?
であれば十分に働いている。
『テスラ車死亡事故、自動運転中に運転手「不在」か 』ウォール・ストリート・ジャーナル日本版(2021/4/19)https://jp.wsj.com/articles/fatal-tesla-crash-in-texas-believed-to-be-driverless-11618792045
テスラは人の命を何だと思っているのだろうか。上のニュースを目にしたとき、イーロン・マスクが「イノベーションと地球環境のための尊い犠牲となった」と考えていたとしてもまんざら不思議ではないと思った。
テスラのオートパイロットがまた事故を引き起こした。運転席にドライバーは座っていなかったとみられる。事故原因は定かではないが、ドライバーがテスラの運転支援技術『オートパイロット』を過信しすぎていたのが原因だろう。自動運転レベル2では、ドライバーはすぐ運転に復帰できるような状態でなければならないし、テスラもそのように呼びかけてはいる。
しかし、テスラがそのように呼びかけているから、レベル2はドライバーに責任があるから、100%ドライバーが悪いのかと問われれば、それは嘘。まちがってる。
たとえドライバーに責任があったとしても、それを強制、もしくは強く促すような設計をするべきである。ハンドルを握っていないと警告を出す機能はテスラにもついているが、テスラ以外の自動車メーカーは、それ以外にも仕組みを盛り込んでいる。
例えば、スバルや日産はカメラでドライバーを監視し、よそ見や居眠りを検知すると警告を出したり、自動で路肩に緊急停車する機能をつけている。今月はトヨタも似たようなシステムを一部車種に導入する。全ての車についているわけではないが、ドライバーを監視するシステムを搭載するモデルは増えていくだろう。
しかし、テスラの車にそのような設計思想は稀薄だ。数年前から、ドライバーが居眠りしているにもかかわらず車が走り続ける事件が起こっているが、それを引き起こしているのは、専らテスラの車である。運転支援技術の過信によって引き起こされる事故も、他社に比べてテスラは圧倒的に多い。このような事実を考えると、ハンドルを握っていなかったら警告する機能さえ、きちんと動いているのかすら怪しい。
「レベル2なんだからドライバーの責任。テスラは何も悪くない」
しかし、たとえドライバーに責任があったとしても、テスラの甘ったるい設計思想が事故を引き起こし、人の命を奪っていることは紛れもない事実である。オートパイロットに対するユーザーの誤解や、ドライバーにレベル2相応の振る舞いを強制する機能が貧弱であることは、数年前から分かっていたはずだ。しかし、一切の改善を怠ったことにより、死ななくて済んだはずの人たちが死んでいる。
車が奪うのはドライバーの命だけではない。テスラとは全く無関係な人や、テスラのやり方に全く賛同しない人たちの命をも、理不尽に奪いかねないものである。何千人という交通事故犠牲者の数からしたら、オートパイロットの犠牲者の数なんて大したことないかもしれない。しかし、一企業の怠慢によって人の命が奪われているということは、社会的に重大な問題だ。
なぜ、「空飛ぶタイヤ」の時のような非難からテスラが逃れられているのか、僕は不思議でならない。
レベル2の運転支援技術に『オートパイロット』などという紛らわしい名前をつけ、誤解を招く誇大広告を打ち、ドライバーが問題ある使い方をしてもほったらかし。そして、事故が起きたら後出しジャンケンのように「レベル2なんでドライバーはちゃんと運転できる姿勢じゃないとダメですよ」と言い張る。技術者倫理として、企業倫理として、こんなことは受け入れられうるだろうか。
そして、これを肯定するということは、「法的に責任がないのならば、人がバンバン死んでも問題ない」ということを認めることにほかならない。
少なくとも俺は、こんな野蛮で憎たらしいアイデアは、死んでも認めたくない。