はてなキーワード: ソファとは
今年から住んでるアパートの隣室には乳児を連れた夫婦が住んでいて
引越しの挨拶に行った時に向こうから子供の声がうるさかったらごめんなさいと言われた
ある程度覚悟はしていたけど結果的にはほとんど気にならなかった
日中泣き声が聞こえてもしばらくしたら泣き止むし夜中泣き声が聞こえると
おそらく旦那が子供を外につれていったり、車に乗せたりしてるっぽかった
そういうがんばりを目の当たりにしているということもあるけど
で、こないだ映画館に行った時にロビーでギャンギャン泣いている4、5歳の子供がいて
「も〜うるさい~」という声がして、その方向を見たら
ソファに深く座ってスマホから目線を離さない不機嫌そうな女がいて
まさかこいつじゃないないだろうと子供とその女をロビー中が動向を見ていた
一向に泣き止む気配もなければますます声量が上がっていくのを見かねて
女が立ち上がってその子供に近づいて腕を持って
「ホントいい加減にしなさいよ!」と言って脱臼するんじゃないかと思うほど力強く
一回も周りと目を合わせなかったのが印象的だった
泣き出す前にどういうやりとりがあったかは見ていないし
何か仕方ないような事情があったのかもしれないし
夜寝る時間もなくて疲弊してまともな思考ができなくなってるのかもしれないけど
「お客さん、それ虐待ですよ」とは言えない訳で
京医科大が女子が不利になるように点数を操作した件で、男性を優遇するのが合理的だ、と東京医科大を擁護する意見があるけれど、違和感があったのでメモ。
婦人科や産科や乳腺外科は、どうしても女医を希望する患者さんが多い。救急の現場でも女医が有利なことは多い。例えば、若い女性の腹痛の鑑別として、異所性妊娠や骨盤内感染症が挙がるわけだが、これらの可能性を吟味するには、セクシャルヒストリーを聞いたり婦人科的診察をしたりする必要がある。「女性をみたら妊娠と思え」という格言がある通り。ちなみに男性の医者だとやりにくいことは想像していただけるだろうと思う。(男性の医者がやる場合には、必ず女性の看護師に同席してもらう必要がある。)
もちろん男性特有の泌尿器系の問題では男性医師が有利な局面はあるのだが(ただし泌尿器科にも女医は求められている。。。尿もれの治療とか)、件数的には女性にしか起こらない病気のほうが男性のより多い。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/08/05/kiji/20180805s00041000201000c.html
「重たい人の股関節脱臼を背負えるかって言ったら、女性は無理なんです」という西川医師の発言に対して。
医者は持久力が必要なことは多いけど、筋力はあまり必要ない。(別にそこで勝負する仕事ではない。)整形外科の手術で、麻酔をかけられて脱力した足を持つのは確かに辛いのだが、正直それも初期研修医の仕事で、執刀や第一助手をする年度になれば関係のない話。(正直、いくら足をもたせても外科医としての腕が向上するわけじゃないので、下っ端にしかやらせない。)正直、他に筋力がなくて困る場面は思い浮かばないので、あえて男の筋力が必要な場面を抜き出してきたのだと思う。力仕事は看護師や介護士のほうがずっと多い。
https://news.yahoo.co.jp/byline/enokieisuke/20180805-00092038/
研修医がローテーションするようなある程度規模の大きい病院(大学病院とか)では、主治医は経験年数をかなり積んだ(そしてそれほど若くはない)医師で、下に担当医などの名称で後期・初期研修医がつく、という体制になっている。夜間の急変に駆けつけるのは担当医か、またはその日のオンコール(当番)であり、きほん主治医ではない。医師は医師法で診療した患者についてはその日のうちにカルテを書くことが義務付けられているので、カルテを読めばそこそこ状況はわかる。
それなりに経験年数を積んだ、30半ばとか40越えとかの主治医が、入院患者に24時間張り付いているという体制の病院はかなり稀だと思う。学会や研修に出るためにも、交代制は必要なわけだし。
看護師は労働環境が悪いとすぐ職場を移るので三交代制など労働環境の是正が進んできたんだけど、医者って担当患者のことを考えたり、レールから外れた場合のキャリア形成が不安だったりして、極悪な職場環境でもやめられなくて、そのせいでブラックな体質が変わりにくい状態でここまできてしまったんだよね。だから女性を公然と切り捨てる発言が許容されたりするんだけれども。上の世代と話すと、過労死ラインを大幅に超えるような労働であっても、そういう働き方に耐えられず体を壊したりうつ病になったりする人間はそもそも適性がないんだ、という発言を聞いて怖くなるようなことも多い。実際、研修医でうつになる人は多いし、医局のソファで居眠りしていると思ったらくも膜下出血を起こして死んでいた、というような話もちょいちょい聞く。
でも、さすがにあまりにブラックな職場だと評判が広まって人が来なくなったり、上の人間の意識もだんだん変わってきているので。これから変わっていくんだろうとは思う。今の制度だと医師がやること多すぎなんだよね。。。もうちょっとコメディカルにはいろいろできる力があると思うし、権限増やしていいと思うんですよ。医療が破綻するか、医師が人間性を失うまで働くか二択ではないと思う。
家庭内で兄が妹をレイプしたことを第三者が知って警察に通報したとして、
近親婚がOKなら「二人は結婚を前提とした真剣な交際をしていた。レイプに見えたのはちょっと喧嘩しただけorそういうプレイだった」
という身内を前科者にしたくない家族の口裏合わせを破るのが難しくなる。
妹自身も、経済力や健康状態が実家を出て自立するには厳しい感じで、両親に口裏合わせを強制されているならなおさら。
「まあ、婚約者同士の喧嘩のようなものなら、民事不介入で……最近は近親カップル絡みをうかつに事件化すると性的少数者の弾圧だ、のような批判も来ますからね……」
と腰が引けてしまいそう。
それほど極端な想定では無いと思うけど、どうかな?
司法が動きにくくなるだけなく、近親レイプの件数自体も増えるかもね。
学校から帰るなり制服のスカートを脱いでソファの上でスマホを弄りながらゴロゴロしている妹(16)の姿を毎日見せつけられているお兄ちゃんが、
役所で手続きしたら連動して銀行口座とかパスポートくらいは自動変更してほしい。
メイン(肉・魚)サブ(ひじきとか作り置きもある)スープ(みそ汁とかコーンスープ)というシンプルな感じで作っている。
最初はそんくらい余裕だろー料理は好きだし、飲食店の厨房でバイトした経験もあるし!洗い物や掃除は彼女がしてくれるし!と思ってた時期が俺にもありました。
でも、体力的な事より、今日帰ってからしないといけない事として料理という仕事が残っているという感覚が疲れる。
帰ったら、だらっとして風呂はいってビールと焼きそばでも食って寝たい。
でも彼女が帰ってくるから、ご飯も炊かないといけない(彼女は冷凍ごはんは好きじゃないらしい)し、傷みそうな食材はなんとか合うように調理しないといけない。
思ったより金がかかる。
共働きだし、贅沢さえしなければ余裕だろうと思っていたけれど、家電とか新居とか、将来子供もほしいし、新婚旅行なんかしてる場合じゃない。
確かに維持費がかかりすぎだし、世帯年収としては贅沢かもしれない。
でもつらい。
ダブルベッドで俺は寝れない人だった事に、ダブルベッドを使い始めてから気づいた。
1日2日なら寝れる。でも、なぜか1週間のうち2日くらいは眠りの浅い日がある。
そういう時は夜中の3時くらいに起きてしまって、ソファで寝直そうかなと思うけれど、彼女が起きた時に変な雰囲気になるのも嫌で、仕方なく目をつむって瞑想している。
自室に持ち込まなければ誰が何を見てもいいというルールを設けている
タブレットの中にはHDDレコーダーと連動するアプリが入っており、
視聴がバッティングした際、タブレットでテレビを見るのが通例となっていた
今朝起きてリビングに行くと
声をかけると飛び跳ねるように驚き、絵に描いたように動揺しつつ
「お母さんはお姉ちゃんと髪切りに行ったよ」
と聞いてもいない事をペラペラと喋る様子見ながら
「そっかーお母さんとお姉ちゃんは髪切りにいったのかー
お父さんは起きてノドが乾いたから台所に水を飲みに行こうかなー」と
あと処理の時間を与えることにした
そして俺は水を飲みながらこのあとどういう立ち回りが最適解なのか考えた
一、エロサイトの場合息子の為にもスルーしてあげたいがタブレットに履歴が残り、
お母さんとお姉ちゃんに遅かれ早かれバレるので
タブレットのシークレットモードの存在を知らせなければならない。
二、真面目に考えた時、万が一エロサイトでなく犯罪的なことや脅迫的なことをしてる/されていないとは限らないので
その場合は尚の事お父さんが味方だと伝えた上で何を見ていたか把握しなければならない
話を切り出すタイミングを見計らっていると、
息子は自室に行ってしまい、聞き出すタイミングを逸してしまった
ただし、タブレットは置いたままだったので
息子が何を見ていたかを探る事ができたのだが、
起動していたアプリもこれといって懸念しているような事に使えるものはないように見えた
もしや、小3にして履歴を見られてはならないという発想が既にあり、
私が水を飲んでいる間に履歴を消していたという可能性が新たに浮上したのだった
その後妻と娘が帰ってきて何事もなく息子共々お昼ごはんを食べた
心なしか目を合わせてくれないようにも見えた
私は考えた
お母さんと娘の前では件の話は息子の為にもしたくない
午後は娘と息子をプールに連れていくので
夜、息子と風呂に入る時以外は二人きりになれないのでそこで聞き出そうと
そして夜
ついに息子と対峙する時が来た
息子「うん」
俺「今日さ」
息子「うん」
俺「朝さ」
息子「…」
息子「…」
俺「何に使ってもいいタブレットだから何見ててもいいんだけど」
息子「…」
俺「見られて困るような事にも使ってもいいと思ってて」
息子「…」
俺「ただお父さんにだけでいいから教えてほしいなって」
息子「…」
息子「…」
俺「〇〇が困ってるようなことがあったら助けたいしさ」
息子「…」
息子「えっわかるの」
俺「うん」
息子「そうなんだ…」
息子「…」
俺「慌ててたしなんか困ってんのかなって」
息子「…困ってはない」
息子「テレビ見てただけだし」
俺「あーテレビ?」
俺「なんのテレビ?」
息子「……アニメ」
俺「なんのアニメ?」
息子「プリキュア」
俺「うん」
息子「…」
俺「…あっプリキュア見てたんだ」
息子「HUGっと!プリキュア」
俺「HUGっと!プリキュア」
息子「…」
息子「男が見てたら恥ずかしい」
俺「それは…そうなの?」
息子「学校で言われた」
俺「恥ずかしくないと思うけど」
息子「お父さんはそうかもしれない」
俺「お父さんはそうなの?」
息子「うん」
俺「そうなんだ…」
これは由々しき事態だと考えている
思っている以上に自分の足枷になる事を経験上俺は知っているからだ
前述した理由を下に妻に訴え、子どもたち自身の判断ができるように切ってきたのだ
面倒だし結果後悔する時が来るかもしれないけど俺はそうやって育てられたかった
そこで今は俺は考えている
どうすれば息子にリビングのテレビで家族と一緒にプリキュアを見れるようになれるかを
来週の朝家族全員で見ようとも思っているが、
プリキュアのみ自室にタブレットを持ち込むことを許可しようとも考えているが、
隠れて見るという事で余計に後ろめたさを感じるようになってしまうのも嫌だ
こういう気の利かせが一番うっとおしいっていうのもありそうだし
どうしよう
そんなクッソどーでもいいトリビアが、なんでかアタシの頭に引っ掛かり続ける。
○
「お客さん、意味分かんないよ」
あきらかにくたびれたふうのサラリーマン。下からのぞく息子のよそおいも、割と似たり寄ったりだ。
まーた面倒くさい客だよ、オーナーもいいかげん、どんだけアタシを廃品処理に回すのが好きなんだ。
ずんどこやかましいダンスミュージュクが、アタシの脳天をゆっさゆっさと揺さぶってくる。
きっと揺さぶられすぎて、あの頃のアタシは脳しんとうにでもなってたんだろう。
「それがキック?」
「そう。まぁ床を足で踏み鳴らすみたいだし、キック。そいつが1分間に128回。ダンスミュージックって、これより速くも、遅くもない」
「へー。で?」
もう全然興味わかない。けど、奴はそのまま続けてくる。
「人間の心臓って、だいたいこの半分、1分間に64回打つらしい。つまり、ダンスミュージックって、割と人体のテンポにぴったりなんだよ」
へー。
ほー。
「だからさ、」
客が、ぐい、とアタシに顔を近づける。
「してみてくんねえ? このテンポで、手こき」
「はあ?」
変な声上げちゃいましたよね、思わずね。
いや、やらせろ、って言ってくる客に比べたら、むしろ楽でいいんだけどさ。
○
音に合わせて、シュッ、シュッ、シュッ、シュ。
○
ピンサロがどういう所か、ってのの説明から、一応しといた方がいいかな。
腰ぐらいの高さの仕切りで区切られた、二メートル四方くらいの空間。立ち上がれば、割と隣のペアのプレイもまる見えだし、会話の内容もまる聞こえだったりする。スペースの中はソファみたいな床なことが多いかな。他のお店じゃ畳だったこともあった。そこでいい年こいたオッサンが、女にこかれてアヘアヘ言う感じの場所。
まぁ、こんなとこに関わったら一発で男のこと嫌いになるの請け合いだよね。控え室の話題だって、いちばん盛り上がるのは客の悪口だしさ。
さて、アタシが掴まされた変な客。
奴のチンコはなかなかの難物で、一気に元気になったりはしない。けど、手の中で、ゆっくりと固く、太くはなってきた。
サイズそのものは、それ程インパクトがあるわけじゃない。けど、言われたことが意味不明すぎたせいで、あのチンコは結構今でもすぐに思い出せる。
「俺さー、小学生の頃、悟っちゃってさ」
「何を?」
興味があるわけじゃない。ただ、返事しなきゃ間が持たない。だから、とりあえず返す。
「チンコってさ、単純な刺激でイクんだよ」
「あー、イクねー。楽させてもらってます」
「何? そんな速い奴いんの?」
「速いのは速いよー。ほっといても勝手に興奮してくるし」
「そっかー、羨ましいわ」
チンコをしごくと、だいたいの奴は声を出したりする。まーなんて言うか、白々しい。
なにせ、こちとら感じるフリのプロですからね。申し訳ないけど、お前たちの演技にゃ敏感ですよ。
ただ、あの時の奴ときたら、もうビクともしない。演じるつもりもない。
ずんどこ響くキック? に合わせて上下させるアタシのテンポに、むしろ合いの手を入れてくる。
「いやさ、イケよいいから。めんどくせーな」
「やだよ。なんでお前らのルーチンに付き合ってやんなきゃいけねえんだ。金払ってんだから、楽しませろよ」
「知らねーよ」
あんまりにも失礼すぎて、けどこっちがお仕事ぶん投げる必要もない感じで、なんつーか、楽だった。その意味じゃ、相性がよかったのかもしれない。
「で? 単純な刺激がなんだって?」
話が途切れかけたときには、前の話題を掘り起こすに限る。おう、ってやけに偉そうに、そいつが鼻を鳴らす。
「セックスの快感ってよ。生殖行為への理由づけなんだと思うわけよ。つまり、メスの子宮に、どうオスに射精させるか、こそが重要なわけだ。そのために、どう効率的にチンコをイかせるか、のためのメカニズムが、オスとメスとの間で組み立てられた」
「ちげーよ。そう言う本能的なあれこれをぶっ飛ばすのが、おもしれーって話だ」
「いやよく分かんない。つーかフェラじゃなくていいの?」
「アレ気持ちいいって思ったことないんだよ。どう考えても手のほうが器用だろ」
「えー。みんなすぐくわえてって言ってくるよ」
「そりゃ支配欲だろ。所詮チンコなんか汚ねえしな。そいつわざわざくわえさすとか、相手屈服させたみてえな感じじゃん。でもあんたらって、金が入るからくわえるだけだろ? それって全然屈服じゃねー。むしろ、よくそんなポーズに快感覚えるよなーって思う」
なんてことを言ってる内に、奴のチンコがすっかり固くなる。
あーこれ、語ることでできあがってく奴か。
いいんだけどさ、聞いて擦っててだけしてりゃオッケーなんだし。
「だから、気付きましたよね。俺は選ばれしオナニーエリートなんです」
さすがに噴く。
「ちょ、何それ。不意打ちすぎるんだけど」
「いやもう、今までのお話のまとめよ。男ってさ、本来はチンコしごくだけでイケる訳じゃん。なのに、なんで女体が必要なのか、相手が必要なのか、って話ですよ。それって大概が支配欲とか所有欲とかなんじゃねーかと思うわけ」
うっかり、うなずきそうになった。
面倒くせー客の殆どは、アタシのことを買い取った、みたいな態度で迫ってくる。今の時間は俺のものだ、だから好きにさせろ、だからやらせろ。
知らねーよ。お前はレンタルしたエロDVDを傷つけたり割ったりして返却すんのかよ。何回か言いかけたし、っつーか出禁待ったなしの奴には、むしろ直で言い放ったりもしてた。
まぁ、「金払ってんだから楽しませろ」ってのはこいつも言ってきたけど、少なくとも、アタシの粘膜への危害はない分、ずっとマシだ。
「で、女を知る前にオナニーの快楽を知った俺は、その支配欲から切り離され、こうしてあんたの前にチンコを晒して代理オナニーをして頂いてるわけです」
言いながら、時々ぴく、って跳ねる。感じちゃいるらしかった。
「つーかさ、それならそれこそ家でこいてた方がよくね? わざわざこんなとこで他人にさせるのって、時間も金も無駄な気がするけど」
テンポに合わせて擦る内、何となくツボみたいなのが分かってくる。スピード、握る強さ、角度。そのなかで、相手の反応が特に大きい奴を探り当てる。「おぅっ」とか洩れるのを聞けば、ちょっとした達成感を覚えないでもない。
「それがいいんじゃねーの。思い通りになるオナニーばっかじゃつまんねーんだよ。いい? ダンスってのはビートに乗ることだ。つまり調和だ。そして俺とアンタは今、ビートに乗って弾んでる。いや、弾ませてもらってる、か」
「え? なに? アタシ今、アンタとダンスしてんの?」
「そういうこと」
「えー、キモ」
食い気味のツッコミじゃあったが、あくまで笑顔でのもの。言われて、こっちもだんだんノリノリになってくる。
やがて音楽がブレイクに差し掛かる。キックがドンっ、ドンっ、から、ドンドンドンドン、さらにドドドドドドドってだんだん速くなっていく、あれだ。ちらりと客の顔を見たら頷いてきた。
よっしゃ、やったりますよ。キックに合わせて手こきも二倍速、四倍速。
そしてブレイクしたところで、発射!
○
「すげぇ、飛んだよ。久々に見た」
「だろ? この日の為にしばらくオナ禁してたしな」
チンコにつく精液を丁寧にふき取り、次いで自分の手をふく。マットにとんだ精液は、その次。
「いやいや、アタシそんな楽しくなかったんだけど」
「嘘だろ!?」
「なんで今さら嘘言わなきゃいけないのさ」
あからさまにショック受けた風でいたのが、ちょっと面白かった。ちくしょうなんだよお前、来る時よりつやつやしやがってさ。こっちは一仕事終えるたびに割とげんなりなんですけど。
「なんてね。まぁ、アンタについてはちょっと面白かったよ。ちょっと待っててね、片付けしてくるから」
○
手ふきとかウーロン茶の入ったグラスだとかを持って、いったん控室に戻る。
時間中、アイツはぜんぜんこっちに触れてくることもなかった。
だいたいの場合、べっとべとの手で触られまくるわけだし、タオルで全身ふかなきゃいけないんだけど、あの時は全然その必要無し。ただまぁフロアって、裸でいても大丈夫なように暖房は掛かってるから、じっとりと汗ばみはしてる。そこは気持ち悪いので、さすがにふいておく。
「ねえ、なんかすっげー盛り上がってなかった?」
隣のブースにいた子が聞いてきた。
「いやー、全然そう言うんじゃなかった。つーか怖かったよ。意味わかんねーんだもん」
「うっそ。の割になんか楽しそうだけど」
「んー、楽しかった、のかな? どうなんだろ」
けど、まいっか。
○
“話はよくわかんなかったけど、
オナニーバトルなら受けて立つ!
再挑戦、待ってるよ”
○
「お待たせ。要るかどうかわかんなかったけど、はいこれ、名刺」
「お、ありがと……って俺が挑戦者なのかよ」
「そりゃそうでしょ。だって発射したじゃん。アンタの負け」
そんなこと話しながら、入り口まで向かった。
だいたいは手を繋いで向かうんだけど、ここでもやっぱり、触れてこない。何なんだこいつ、潔癖なのかな。潔癖のくせにこんな店に来るとか頭おかしいのかな。そんなことを、ちらっと考えた。
「いや、帰って寝る」
「マジで? アタシも寝たいんだけどー」
「じゃ、アンタの分も寝とくよ」
「ふざけんな」
そんなこと言いながらのお別れだったんだが、最後の最後、突然そいつはキスしてきやがった。
しかも舌入り。びっくりしたけど、悔しい事に、これがまたうまい。
「じゃ、またな」
ドアが閉まるまで手を振り、見送る。
○
まぁ、こうやって今も話せるんだもんね。
インパクトはやっぱりあったよ。
けどそいつ、結局二回目はなかった。
○
嫁が朝食食べるのか聞いてきて、一応いるって返事したけど、何度か起こされたけど起きれなかった
しばらくしていい匂いがして、ああ腹減ったなあと時間見たら昼だった
リビング行ったら嫁と子供がオムライス食べてて、俺も食べようとしたら作ってないって言われた
なんか食べるものある?て聞いたら朝食残してるって
なんで家族がオムライス食べてるのに冷えた食パンと目玉焼き食べなきゃなんねーんだよ
イライラして食う気なくしてソファでゴロゴロして、嫁から話しかけられても生返事してたら嫁もイライラしだした
昼食終わったら嫁たちは昼寝始めて、俺は今日も飲みの約束があったから夜から出かけるつもりだったけど、家にいてもつまんないから早めに出た
夕方嫁からラインで「洗濯物自分の分だけ取らないでよ。全部取り込んでよ」てきた
気に入ってる服が干してあったから服と靴下だけ取ったのがムカついたらしい
俺が不穏な空気の原因なのはわかってるんだけど、嫁ももう少し優しくしてほしい
どうせ作るならオムライス俺の分も作ってくれたらいいのに
今から帰るけど嫁に会いたくないわ