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2020-05-02

メトロポリタン美術館のよさ

かつて親の金ニューヨーク旅行した時、みんなのうたの「メトロポリタン美術館」の聖地巡礼としてメトロポリタン美術館に行った

お目当てはあの「大好きな絵の中に閉じ込められた」の絵(エドガー・ドガ『踊りのレッスン』)だったけど、他にもいろいろすごくてそこは霞んでしまった

まず入館料のシステム面白かった 最近普通になったというニュースを見た気がするが、俺が行った段階では払いたい額を払うってシステムだった とはいえ目安の金額は書いてあるし、俺もさすがに1ドルだけ払って入る勇気はなかったかちゃん学生料金の12ドルくらいを払って入った

館内はマジでメチャクチャデカくて、一つの展示品に5秒とかしかかけなくても全部見て回ったら2時間くらいはかかるんじゃなかろうか

特筆すべきは美術館って名前の割に展示品の幅が広いこと 絵、彫刻陶芸品に加えて鎧兜、剣、民芸品、家具食器、はては神殿再現なんかもあって本当になんでもある

なかでも感動したのは巨大なベッドがある部屋の展示 近代くらいの雰囲気家具が並べられたひと部屋があって、そこに梯子がないと登れない大きさのベッドが鎮座している いったいあれがなんだったのかはよくわかっていないが、とにかくインパクトがあった

武具の類も充実していて、ゲームで見るようなフルプレートアーマーとかヴァイキングの剣とか馬鎧とか日本刀とか、中二心をくすぐるものが大量 いかにもアメリカ人ぽいオッさんが刀の写真をとるのを妻っぽい人が見守ってて良かった

もちろん絵画もすごくて、ゴッホとかの絵がその辺にゴロゴロしてる 俺は美術素養がないけど、さすがにあれだけ物量があるといいなと思う絵もそれなりにあって楽しめた 知識があれば本当に楽しいだろう

メトロポリタン美術館は最高 また行きたい

2020-04-23

anond:20200423110612

いからさっさと返せVSもう借りに来るなってこと?

働かないためにまた借りにくるのなら今だけ返してもしょうがないって話だろうな

ゴッホの弟にでもきいてやってくれ

2020-04-16

ねえねえ~、みんな来月とかどうやって過ごす~?

あたしわね、うんとね、もう家賃が払えなそうだわごっほごおおほゴッホゴッホビンセントバンゴホゴッホ!

2020-04-10

公園も人が少なくなってきたが最近気になった人たち。

咳ごんごんおじさん→ゴッホゴッホォ!と激しく咳き込んだあとなんちゃって!と笑う。周囲ドン引き

うさぎを連れて来る人→うさぎが犬に匂い嗅がれても気にしないから見ていて心配になる。それ、うさちゃんにとってストレスなのでは…?

おもちゃの犬2匹と散歩してるおじさん→小型犬と思ってよく見るとおもちゃ。しばらくしたらバッグにしまいベンチでぼーっとしていた。

成田空港税関で別室に連れて行かれるとどうなるか

オランダから成田直行便で帰ってきたときだった。

ワイはその時32歳で、28歳の女子アムステルダムスパスパ喫煙しながら年を越した。

キマった状態で行くゴッホ美術館は格別だった。

直行便だったので11時間以上のフライトでだったけど疲れもなく、

荷物取って税関に行き、そこでなんて声かけられたか忘れちゃったけど、

「あちらの方でお話をお伺いしたく」みたいな優しい感じだった。

僕は、机と対面に置かれた椅子がある個室に連れてかれて、

奥側の椅子に座らされても、まだ「麻薬密輸容疑の取り調べ」と気付かなかった。

ちなみに僕は、バックパッカーではないけど、香港中国タイカンボジアに住んだり、

ヨーロッパアメリカも行く、旅慣れてるとは違うけど、国内行くのも海外行くのも違いない感じ。

女子とは別々の部屋で個別に取り調べされたんだけど、

それも最後最後に気付いた。まあ日本成田に帰ってきてるんだから

一人でも家には帰れるし。その時何を思っていたかと言えば、

何も思ってなかった。親が死んだとか、隣りに座ってた外国人について聞きたいとか、

自分ことなら知ってるけど、それ以外の自分の知らないことで呼ばれてると思ってた。

んで、狭い部屋部4、5人の男性職員が居たかな。正面の椅子に座る干高圧的な眼鏡のおじさん。

と、僕の横に若いお兄さん。

荷物見せて下さい」

「どうぞー」

「財布もいいですか」

「どうぞー」

財布は若いお兄さんが調べたのだけど、風俗店の割引券を見つけられたのがちょっと恥ずかしかった。

「じゃあ、あの、服脱いでもらえますか」

「ええ」

ズボンも」

「はあ」

その後、旅行最中はどうしてたか聞かれて、

ホテルに泊まって買い物して、コーヒーショップスパスパするお店ね)に3、4回行きました。と答えて。

まあ、自分は持ち込んでないこと知ってるからのほほんとしてたけど、

突然眼鏡おじさんが声を張って

「もう、ちゃんと白黒はっきりさせましょう!」

「はあ」

レントゲンを撮ります!いいですか!?

はい

このときもまだ何のレントゲン撮影かピンと来てなくて、

レントゲン撮影して、白黒のフィルムを白く光るのに張り付けて、

ロートルのお医者さんが「これは便がつまってますね」とか説明して。

その時は女子も居たかな。ここぐらいで(あー飲み込んで密輸かー。そんなことするわけないじゃん!!)とムカついたくらい。

もしかして、確たる証拠も無いかレントゲン撮影強制できなくて、

でも僕の同意を得なければ飲み込んでるかもしれない麻薬を見つけられないしで、

そこで「ン拒否するゥ」人も居るんだろうけど、拒否する理由が無いので。

それから眼鏡おじさんの態度喋り方が一変したのであった。

それまで取り調べ的な口調と態度で言葉数少なく真摯仕事に向かう表情(眉間にシワ寄せたり怒って怖いのではない)だったけど、

途端に優しく申し訳なさそうな口調になって、僕が聞いてもないのに。

「私も若いときに妻と旅行に行って、花が綺麗でしたねー」みたいな世間話をし始めて。

外国でする分にはいいんですけど、国内ではダメですからねえ」「はいはい」。

荷物に犬が反応して、着いたときからマークしてたそうだ。

若いお兄さんは「僕は最初から何もしてないと思ってました。だって色々調べてるときにも、

全然普通でしたもん」とか言ってきたから、「でも知らないうちに鞄に入ってるかも、とかは考えました」って言ったらなんか

周りが「ざわっ」として、「いや、自分も知らなくて、かけらが落ちて入ってることもあるかもとか」と説明

最後は「ご協力頂きありがとうございました!」と頭を下げられるようだったけど、

それはみんな知ってる正しく普通職務だし、恐縮することじゃ無いと思うけど、

そうゆう対応をすることで面倒を回避できるからならかな。

ここで「俺は悪いことしてなかったじゃないか委託もない腹を探られて、

人を疑ってことは云々」と怒り出す人も居るんだろうな。

自分にやましいことがあるから怒って誤魔化すのはあるけど、

自分は潔白だと知ってて、相手がそれを調べて潔白だと結論出したのに、

そこから怒る人の感情、分からない。

京成線にのって帰るときオランダで買ったパイプ没収されましたよ!

使用なら良いけど、使ってちょっとカスが付いてるからって!」って怒ってた。

身に覚えがあるなら必死に頑張るべきだけど、

ないなら協力しましょう。

2020-04-07

新型コロナウィルス 感染体験記まとめ

感染された方の体験談を集めてみます

国内 手記

これで「軽症」と言うのか。新型コロナ感染入院中、渡辺一誠さんの手記
https://forbesjapan.com/articles/detail/33415

基本的に個室に一人の状態で、そこから出られません。

  

部屋の中にトイレシャワーもついているので、基本的な洗面用具。

それと、バスタオルタオル比較的多めに。

  

洗濯できる回数も限られていて、出している間何もなくなってしまうので。

  

食事制限などはありませんので、好きなもの差し入れてもらうのは、何処の病院でもできると思います

(友人の病院は、ガラス越しの面会ができるみたいで、これも病院設備次第かな)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)記録 - ぱんだ日記
https://dokokano-panda.hatenablog.com/entry/2020/04/04/193043

38度付近の熱と全身のだるさ、筋肉痛や関節痛に似たような不快感特に下半身に多くあらわれました。 このタイミングで一緒に暮らしている母と妹にも同じ症状が出ます家族全員一気にダウン。

自分場合発熱が強くなってからとにかく異常なほどお腹が空くようになりました。薬のせいで食べると気持ち悪くはなるんですが、それでも空腹感がずっと続く。

また、新型コロナの初期症状として、味覚・嗅覚が感じにくくなるという例が言われていますが、自分場合はそういうことはなく、むしろ塩分についてはきつく感じるほど味はしっかりと感じられました。

続・ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)記録(入院確定編) - ぱんだ日記
https://dokokano-panda.hatenablog.com/entry/2020/04/06/222629

  • 08:30-09:00の間に民間救急業者が自宅付近まで迎えにくること。
  • 到着したら電話があるので、乗り込んで欲しいとのこと。
  • 同じ病院入院予定の同乗者がいること。
  • 10:00-11:00くらいには病院について、診察が受けられるだろうこと。
  • 入院費については公費持ちとなるので、特に出費はないこと。

国外 手記

0403「NY感染体験記(未確定)」
https://note.com/qantasmz/n/na170878156cc

たとえば、匂いがしなくなってからすぐに、3/21あたりに、妻が洗面所ハンドソープを新しいものに変えたのだが、私はそのハンドソープをずっと無臭だと思っていた。3/26の夜中に、「なんかハンドソープ匂いがした!」というメモが書き記されていて、つまり1週間くらい、匂いを感じることができない状態が続いた。

ヨーロッパコロナ感染して入院した話
http://nyanyannyan.hatenablog.com/entry/2020/04/05/233420

隣のおっさんと話しながら飯を食う。

モロッコベルギー人のおっさんで熱と咳が10日続いてここ3日は眠れなかったそうだ。

奥さんポーランド人クリスチャン自分ムスリムだけど問題はない、というのも我々の信じている聖典は3つあってそのうちのゴッホゴッホエッホ!!」と話の最中に急にむせ始めそのままどこかへ連れて行かれた。

おっさんは帰ってきた頃にはすっかり寝ていた。

国内 報道

「寝ているのもつらい」コロナ感染の60代男性
https://www.nikkansports.com/general/news/202003170000991.html

国外 報道

新型コロナ重症患者の訴え「本当に痛い。互いに距離をとって敬意を払い、感染者の1人にならないで」
https://times.abema.tv/posts/7048559

肺の中でウイルスとの戦いが……新型ウイルスから回復した3人の体験談
https://www.bbc.com/japanese/52131569

「どんなリスクも冒さないで」重症化した人達の訴え
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000180713.html

2020-03-26

リアルタイムしか愛されない社会への苛立ち。

情報のことだ。ネット情報

リアルタイムでバズらなかった情報、例えばブログ記事などが、日数が経ってからバズる、ということは先ずない。

いつでも新鮮な情報以外は、めったに過去記事などバズらない。

そして、あまり人の目に触れず、そうした記事ネットの中で眠りにつく。

言いたいのは、注目を浴びるというチャンスに恵まれないと、愛してくれないということ。

どどどどどー、ってTwitterなんかでインフルエンサーに捕まって拡散されていく情報

インフルエンサーに把握されずに見捨てられていく情報

この違いは、もちろんその情報の質の高さは、確度としてはインフルエンサーの広めたものは質の高さは確からいであろう

でも、見捨てられられ・気づかれなかったものは、ネットバズることはおそらくほぼ永久にない。

ゴッホが死後評価されたようなことは、ネットではあり得ないのである

「だから、何だ?」って?

私が言いたいのは、私も愛されたいというだけだ。

2020-03-20

anond:20200320221808

写実的で上等な筆致だからって、売れる漫画絵画とは限らないよね...。例えば、ピカソとかゴッホの絵とかの評価って、どうなってんだろうね。

2020-03-08

ゴッホが描いた絵と言いながら偽物だったら確実にアウトだけど

ゴッホが使った絵の具とか座った椅子とかだったらどうだろう。

2020-02-25

嘘増

さっき帰りの電車ゴッホゴッホやってる奴いたわ

他人迷惑考えろよ邪魔だし油クセーんだよ

2020-01-26

anond:20200125150540

ゴッホ

俺も美術知識皆無で付き添いで

行ったけど思ってたより楽しめたわ。

時代ライバルや仲間からの影響を咀嚼して、

どんどん自分の血肉にしてく感じとか。

後期のあのゴツゴツ、ボコボコとした

感じとか出版物じゃ絶対に感じられないしね。

2020-01-25

anond:20200125103007

自分で絵を描くようになると、美術鑑賞の際に「描く側としての目線」が入るようになって面白味が増すんじゃないかな。この画家のこのテクニックいいなあ、自分でも使ってみよう…ということもできる。

自分も絵を描く人間だが先日ゴッホ展に行った際は「うわぁ、ゴッホってデッサン下手だし線が汚いなあ…」「よくこれで画家になろうと思ったな…」と思いつつ、なぜ彼が「天才画家」と呼ばれるに至ったのかを時系列体感することができ、大変面白かった。

2020-01-23

anond:20200123165048

芸術家ってゴッホ狩野派しかいないじゃん

世界で立った二人しかいないんだからほかの人も立候補したほうがいい

anond:20200123003936

ゴッホ人生を目の当たりしたら元増田のような哀れみの気持ちはそりゃあでてくるだろう

2020-01-08

anond:20200108235022

宮沢賢治ゴッホだって生前は全く評価されなかったんだし、君の作品も君の死後にすごく高く評価されるかもしれないからがんばって!!

2019-11-20

人間やめます

ゴッホひまわりなんて、人間やめてなければ描けない。

芸術は、人間が、ヒトデナシの才能を、自分はそうではないという柵の中(外?)から覗き見るものだ。

先天的理由、薬物、事故etc

自らヒトデナシになる場合人間としては評価されず、後世に残る何かすらも評価されない可能性があることを受け入れなければならない。

あなたは美とこの先の人生を天秤にかけますか?

人間は、もしかしたら、あなたの何かを評価するかもしれない。

2019-11-19

anond:20191119152737

目の見えない人に、ゴッホの絵が好きか聞いたり、

耳の聞こえない人に、どの協奏曲が好きか聞くようなものだと思われているんだろ。

2019-10-16

失恋腕時計

失恋をした。誕生日に貰ったピンクゴールド腕時計は、わたしにはちょっと釣り合いに大人すぎたのかもしれない。

あなたにとって腕時計とは?という問いをご存知だろうか。合コンとかで使うような、お遊びの心理テストだ。

いたことがない人はちょっと考えてみてほしい。

行動の指針?必要不可欠なモノ?それともアクセサリー

……この問いに対する答えは、そのまま「あなたにとって恋人とは?」の答えに置き換えられます、というのがこの心理テストだ。

話は変わるが、わたしにはずっと恋人がいなかった。イコール年齢の21歳だった。大変。ついでに高校ときからずっと腕時計も持っていなかった。恋人も、腕時計も、ぼんやり欲しいなあとは思いつつも、それを得るための努力をしなかった。たぶんそれは、「まだ必要でないもの」だったのだ、わたしにとって。

それがなんの因果か、夢みたいな恋をして、突然奇跡が降ってきて、わたしピンクゴールドの華奢な腕時計を手にした。

人の輪の中心にいて、きらきらして、それでいてわたしに笑いかけてくれるような人だった。優先順位をつけるのが下手で、馬鹿で優しい人。はしっこで憧れを丁寧に育てていたら、突然全部を掬いとって恋人にしてくれた。なにがなんだかわからなくて、全部がチカチカ眩しくて、冗談でなく直視もままならなかった。

そんなキャパオーバーのしあわせにあっぷあっぷする日々から、少しだけ上手に泳げるようになると、見えることが増えてきた。たべものをまずいっていうこと、ゴッホひまわりを知らないこと、環境に恵まれてなお人生はずっと楽しくないと言い切ってしまうこと。そういうしようもないかなしいことがチクチクした。誰もが嫌がることじゃない、わたしだったから嫌だと感じてしまたこと。

そうしていくつもすれちがってしまった結末は冒頭のとおりだ。

誰も悪くないけれど、こうなることは避けられなかっただろうという確かな予感があった。

まだ、好きだけど、君がわたしを好きじゃないならもういいよ。素敵な経験ありがとう、たのしかったよ、なんて軽やかに強がって笑って、模範解答みたいなお別れをして、家に帰って少し泣いた。ああ、好きだったなあ、たぶん今もちょっとわたし、夢みたいな恋をした。なんて。

そうしてピンクゴールド腕時計を外して、軽い左手首をさする。この腕はこんなに自由だったか。こんなに、さみしかたか

腕時計が欲しくなった。もっとかわいくてときめくような、子供っぽくていいか自分の好きな時計が。わたしにとって腕時計が、「ないと落ち着かないもの」になっていた。或いは、「いまほしいもの」かもしれない。いずれにせよ、このさみしさを持て余して「まだ必要でないもの」だなんて思えなかった。

彼の彼女になれる人は、きっとしあわせだけれど、わたしがもうそうなりたいとは思わない。腕時計は、ピンクゴールドでなくたっていい。わたしは、わたし腕時計を探そうと思う。はやく買いに行こう。ついでに合コンにでもいこうかな。

価値観の変化を、こうも感じることがあるとは思わなかった。まとまりがないけれど、この腕時計に感じたメタファーわたし失恋の整理を兼ねて言語化たかった。だけ。です。ありがとう

あーあ、好きだったなあ。

2019-10-12

anond:20191012201048

結局、そこんところに大衆理解できるようなまともな答えを出したアート関係者はいいからな

アート最先端歴史的に見ても、常に大衆には理解が得られなかった

だが、時代が進んで今では立派なアートと認められている!

これは非常によく聞くアート擁護派の主張で、

まあアート界隈のポリティカルコレクトと言っても良いが、

そもそも、なんで最先端アートを公金で保護してあげないといけないの?

というと誰も答えられない

ついでに、確かにピカソとかゴッホとか発表当時は大衆理解されなかった芸術家はいっぱいいるけど、

その陰には、当時も今も箸にも棒にもかからないからない3流アーティストが山のようにいるわけだが、

そういう人にはお金出してあげなきゃならんのなんで?という問題にも答えられない

アート界隈は結局、いまだにクレメントグリーンバーグ爺さんとかに頼らなきゃ自己弁護もできないバカの集まりで、

大衆理解できないことを隠れ蓑に、公金せしめて遊んでる永遠モラトリアムのガキの集まりなんだよ

anond:20191012193532

アートなんて昔からそんなもんじゃん。

金持ちに気に入られてなんぼ。

大衆に対してやるにしてもラッセンくらい商魂たくましい奴が生き残る。

芸術的な才能だけで商才を兼ね備えていない奴はゴッホのように死ぬ

アートに関するよくある勘違い

表現不自由騒動きっかけなのか、最近アート」に関する勘違いを頻繁に耳にする。

とりあえずポリティカルなことや特定展覧会人物の動向は抜きに、アートに対して人々が抱いている勘違い淡々と正してみる。

文章が読めない人向けに繰り返すが、別に表現不自由展」など特定展覧会作品の是非について語っているわけではなく、人々が抱く「アート芸術」に対する先入観について語っている。


自費でやれ?

基本的に、人間芸術で食っていけないという前提がある。

前史時代から現代に至るまで、金銭作品発表場所など、なんらかの「補助」なしで歴史に刻まれ芸術作品芸術はいない。

「補助」は大まかに分ければパトロン系、政府系に大別されると思う。

パトロン

バッハミケランジェロボッティチェリレオナルド・ダ・ヴィンチ…今も知られる芸術家のほとんどは貴族王族庇護のもとにあった。特に有名なのはメディチ家。かなりの数の美術作品メディチ家庇護のもと、もしくは依頼で作られている。

モーツァルトのようにフリー音楽家に転身した例もあるにはあるが、彼ですら転身後、晩年は困窮していた。それどころか、主な収入源はやはり貴族などに委嘱されて作った楽曲によるものだそうだ。

現代だと、欧米では自らの作品を売り込んでファンドを得る、ほとんどビジネスマンみたいなアーティストが多い。ビシッとしたスーツに身を包み、自らの作品に新たな価値付けをして売り込む姿は、ベンチャー起業家のそれと変わらない。

政府

こちらは王政封建制より後の政治体制下の芸術に対する補助。大まかに分けると、プロパガンダ芸術と、政治思想のない(あるいは薄い)経済的補助がある。

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政治思想とは一定距離を置いた経済的補助で、一番大規模かつ有名なのはアメリカが1930〜40年代に行った「連邦美術計画」だ。ニューディール政策の一環として、政府が数千人から1万人単位アーティストを雇い、パブリックアート制作などをさせるというぶっ飛んだ規模の政策である

因みに「連邦美術計画」の効果は凄まじいもので、その後巨匠と呼ばれることになるようなアーティストを多数輩出し(ポロックベン・シャーンなど)、抽象表現主義などのアメリカ発の芸術運動バンバン興った。

それまでヨーロッパ中心だったアートシーンは、この時代前後を境にアメリカに移ることになった。さらに因むと、未だにアートシーンの中心はアメリカである。その市場規模は、世界アート市場の5割弱を占め、日本円にするとおよそ3~4兆円。しかも年々拡大し続けている(参考までに、日本美術市場は2,000億円強 / 中国は1.5兆円弱)。

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一方、プロパガンダ芸術で有名なのはソ連ナチスなど。政府意向政治思想に沿った作品を、政府が補助して制作させるというもの。作られた作品政府思想を広める宣伝ツールとして使われることが多い。

上述した政治思想とは一定距離を置いた経済的補助とは違い、題材やテーマなどは厳密に決められており、メディチ家などのパトロンの元での芸術活動に少し近いかもしれない。

ただ、これらの政府体制下で作られたプロパガンダ芸術は、今のところ芸術としてはあまり評価はされていない。

あくま個人的見解だが、プロパガンダ芸術はその性質大衆向けにならざるを得なく、どうしても前時代的なものになってしまうのが要因かと思われる。 ※ グラフィックデザインなど、一部評価されている分野もある。

なお、これらの国では、現代アート前衛芸術は「退廃芸術」として弾圧対象となっていたことも言及しておく。弾圧されたアーティストアメリカ渡り祖国に残ったアーティストを横目に名声を得たという例はかなり多い。


政治色をもつ作品芸術ではない ?

上述のようにプロパガンダ芸術にあまり価値が見出されていない現状を考えると、一見正しい意見に思える。

だが「20世紀代表する作品の一つ」とまで言われる、ピカソの「ゲルニカ」をはじめ、政治的なアティテュードを有する芸術作品は意外と多い。

現代であれば例えばバンクシーは思いっき政治的な作品で知られるが、今やアートシーンにはなくてはならない存在だ。

文学音楽映画だって政治的な意味合いが強い作品はたくさんある。

政治色をもつ作品アートじゃない」という言説は、「ジョン・レノンの"イマジン"は政治的なメッセージがあるから音楽じゃない」と言ってるのに等しいのだ。


大衆に受け入れられないもの芸術ではない?

しろ現在享受されている芸術作品で、大衆向けに作られたものはあまり多くはない。

バッハミケランジェロボッティチェリレオナルド・ダ・ヴィンチなどに代表されるような近代以前の巨匠たちは、先述の通り貴族王族むけに作品を作っていた。そもそも一般大衆向けの芸術ではない。

時代大衆向け芸術だと、例えば音楽では吟遊詩人酒場で歌うリュート曲とかがあるが、現代でも聞かれているかといえばNOである。もちろん、歌舞伎ケルト音楽など、現代まで残っている大衆芸術もあるにはあるが、近代以前の大衆芸術ほとんどは淘汰されている。

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現在大衆に受け入れられるアーティストでいえば、おばちゃんが大好きなモネは発表当時ヘタクソだの何だの批判されまくったし、今や知らない者はいないゴッホはご存知の通り作品が1枚も売れないまま精神を病んで死んだ。ストラヴィンスキージョン・ケージなどは、初演で暴動間際になったこだってある。

これらの例から、むしろ後世に残る作品は、同時代に生きた大衆感覚からはかけ離れていたことが分かる。でも、モネは今や企画展花形だし、ストラヴィンスキーバレエ曲の定番だし、ゴッホの絵を見ては「俺の方がうまい」とか宣うおっさん美術館の風物詩だ。どの分野に関してもそうだが、専門性が高くなればなるほど、大衆感覚はあてにならなくなる。自分感覚と相容れない現代美術作品を「こんなの芸術じゃない」と一蹴することは自由だが、それらの作品は100年後にはもしかしたら現代におけるモネのように広く受け入れられているかもしれないのだ。

かつて相対性理論が発表当時「完全に理解できるのは世界で数人しかいない」と言われていたのに、(専攻科にもよるが)現在では大学で習うのと似ている。これまでの価値観をひっくり返すような価値のあるものは、常人には理解できず、時間をかけて少しずつ受け入れられていくものなのだ

グリーンバーグ論文

この問題については、未だ現代美術に大きな影響を与えているグリーンバーグという美術評論家のおっさんが書いた「アヴァンギャルドキッチュ」っていう論文が分かりやすい。

この論文は、日本語訳もされているし、原文はインターネットでも読めるが、大衆感覚芸術作品価値乖離について論じている。要するに、「大衆迎合し消費される美術」と「前衛的な美術」ならば、後者の方が価値があるっていう内容だ。

80年前の論文なのだが、芸術分野では未だに影響力が大きい教科書の一つ。とても短く、すぐ読み終わるので、興味があればぜひ読んでみてほしい。


不快作品公序良俗に反する作品芸術ではない?

作品の題材として「裸の女性」というのは時代を問わずポピュラーだが、19世紀までは神話聖書出来事以外で裸体を描くことは不道徳とされた。端的にいえば、不快であり、公序良俗に反するとされた。

実際、マネによって描かれた「草上の昼食」や、裸体の売春婦を描いたとされる「オランピア」は発表当時大問題になった。「現実女性の裸を描くなんて、淫猥である不道徳まりない!下品メスゴリラを描きやがって!こんなのはアートではない!」というわけだ。

しかし、どちらの作品も今やマネ代表作。オルセー美術館に収蔵されていて、後の時代芸術からオマージュ対象とされるような絵画として扱われている。

一例を取り上げただけだが、時代を問わず同じような現象枚挙に遑がない。


写真みたいに写実的に描けている作品は素晴らしい?

簡単にいえば、写真実用化された時に「じゃあ写真でいいじゃん」ってなった。「写真絵画は違う」という考えに立脚し、ある時点でそれぞれ全く別の路線を歩むことにしたのだ。

で、モネみたいに空気感を描く作家や、セザンヌピカソみたいに多視点的にものを捉えて一枚の絵に表現する作家が登場した。これらの手法写真では(簡単には)表現できない。要は「写真じゃなくて、絵画からこそできる表現」というものが重視されていくようになった。

そして「じゃあ絵画価値ってどこにあるの?本質って何?」って突き詰めていった結果、「絵の具じゃね?」という話になり登場したのがポロックなどの抽象表現主義。「コンセプトじゃね?」という話になり登場したのがコンセプチュアル・アート特に後者現代美術への影響は色濃い。

もちろん、写真のようにリアル作品価値がないわけじゃなく、スーパーリアリズムのような動きもあった。ただ、20世紀以降のほとんどの芸術家は、「写真みたいにリアルであるかどうかとは別の土俵表現をしていることは知っておいてほしい。アーティストにとって「写真みたいリアルですごい」というのは必ずしも褒め言葉ではないのだ。


終わり

分かりやすさを第一に書いたので、表現が正確ではないところもあるし、時代的に前後したり乖離していたりもするが、だいたいこんな感じ。

文章中でも少し触れたが、アメリカ中国欧州比較すると日本美術市場はかなりちっぽけだ。国内アートがよりよく理解され、シーンが活性化することは、大きなマネーが動く「市場」を生み出すことにも繋がる。先述の「連邦美術計画」などは、政府美術に注ぎ込んだ「補助」に対して、「年間3兆円強のマネーが動く市場」という計り知れないくらい大きい対価をもたらした。アートにはそんな力があるし、前衛を受け入れる懐を自ら作り出したからこそ、現在アメリカ立ち位置がある。兆規模の市場から得られる税収は、控えめに言ってもバカにできないはずだ。

アートの受容と活性化は、普段アートに触れない人にも価値がある。少しでもみんなのアートに対する誤解が解けることを願ってやまない。

2019-10-11

日本ってジャポニスム過大評価しすぎ

今回のゴッホ展でも「ゴッホ浮世絵を参考にしてた!日本はすごい!」って論調を相変わらずなぞっているけど、歴史から見たら中国趣味シノワズリ)の方が明らかに西洋世界に影響与えてる。

シノワズリの方がジャポニスムより早いし、流行ってた期間が長いからね。貴族中国陶器集めて、中国風の別宅を作ったりして。

それに比べたらジャポニスムなんて最後最後浮世絵ちょっと流行ったくらいでしかない。

そして、ジャポニスムを持ち上げるやつらは、ほとんどすべてシノワズリをなかった扱いしているのが気持ち悪い。グロテスクナショナリズムだよね。

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