はてなキーワード: 初夜とは
母は仏壇の花が萎れてきたらスーパーの花で補充するぐらいには信心深いが、
オレは帰省中に母に頼まれたら水を変える程度、
驚いた。
「◯◯家嬰児」と書かれた項が、年月日付きで4つもあった。
一人目は、兄と姉が生まれた間。
兄は間違いなく婚礼初夜で仕込まれ、姉の誕生日はその1年10ヶ月後。
オレは姉の二歳半下だが、オレが生まれる前に二人。
さらにオレが生まれた翌年に一人。
憔悴した母がポロッと口に出した。
母からは、かつて父は薄給で暮らしが大変だったことを何度も聞かされたが、
年老いた母に今さらそんなことを尋ねて苦しめるつもりは毛頭ないが、
兄に何か知ってるか、聞いてしまうかもしれん。
http://anond.hatelabo.jp/20140601161827
追記
「嬰児」と書いてあったように思う。
4件ともそれらしい戒名もあった。
出生届は提出されていないはず。戸籍に記載がないので。
追記の追記
「嬰児」の使い方が間違ってる!とドヤ顔のブコメがやたらと目につくが、
「オレが生まれた前後に親が記したことを、オレがここに書いている」、
という文脈が読めてない輩が多いようだ。
オレも記憶に頼って書いているところはあるが、
少なくとも「水子」とは記されていなかったのは確かだし、
戸籍に記載がないのも間違いない。
戒名もちゃんとついているということは
id:gazi4 記憶違いだったらアレだけど、位の高い戒名を貰うために「嬰児」にする風習があったとかあったような気がする。
この辺りが真相ではないか。
昨今では未成年とセックスしてどうたらこうたらというニュースが流れていますが、
この度僕は、昨日16歳を迎えた高校1年生と結婚することと相成りました。
ご両親も当然説得済みで、挨拶に行くときは僕も全国ネットに顔が載ってしまうのではとひやひやしていましたが、
無事認めて頂きました。
最初はキレられましたしロリコンと罵られましたし警察沙汰になりかけましたが、
誠実(セックスはしている)にお付き合いさせて頂いていること、今後彼女を幸せにするための予定について、また、貯金額をざっくり伝えたところ、
しぶしぶ認めて頂きました。
先月まではご両親もあまり僕にいい印象を抱いておりませんでしたし、まだ高校生なのに時期尚早なのではないかと思っていたようですが、
お金の力の為せる業か、今ではまぁ仲良くして頂いております。(彼女の学費も僕が負担すると伝えたことが大きいかもしれません)
このように公に言えることとなって大変喜ばしいです。
どうぞみなさんご自由に通報なさってください。
偉大なる先増田様
http://anond.hatelabo.jp/20130927161054
まだ、相手のことをそんなに知らない頃は、お互いに、そういう経験ぐらいあるだろう程度に考えていた。
付き合い始めて、しばらくして、お互いに経験がないと知った。
自分は童貞で、今すぐにでもしたかったけれど、ひとまず彼女の考えを尊重することにした。
そこからは、ひたすら、エッチしたい童貞男のアホさで、一足飛びに結婚へ向けて突き進んだのだけど関係ないので省略。
ようやく迎えた新婚初夜は、いろいろと苦労したけれど、まあなんとか良い思い出になった。
彼女の痛みもあって、お互いに肉体的な満足というところまではいかなかったけれど、精神的には満ち足りた気がした。
新婚生活が始まって、最初は、自分たちだけで試行錯誤していたのだけれど、あまりにもそっち方面に初心者すぎるのでAmazonで有名な女医さんの本を買ってみた。
とても勉強になったけど、知識よりも役に立ったのは、この本を介して彼女とコミュニケーションがとれたこと。
セックスだけに限らないけれど、相手に自分の気持ちを率直に伝えたり、相手の話に耳を傾けたりするのは大切なんだなと自覚した。
ケンカもよくするけれど、仲直りのエッチはなんだかいつもすごく激しく気持ちよい。仲直りエッチ、おすすめです。
二人の拙すぎるセックスの、気持ちいいレベルが、少しづつ、少しづつ上がっていくのが楽しかった。
そして、最近、結婚から2年たって初めて彼女がセックスでイッた。
時間かかったけど、童貞と処女でもなんとかなるもんだね、と二人で笑った。
今、振り返って思うのは、自分は独身の頃、サルのようにいろんなエロメディアに耽溺してきたけれど、そういったもので得た知識の大半は役に立たないってこと。
多少なりとも意味があるとすれば、そういうエロ妄想をエネルギーにして、経験が無いなりに彼女をリードするという側面ぐらい。
一番大切なのは、自分の頭の中のエロ妄想を相手に押し付けて気持よくなろうとしちゃダメで、目の前にいる相手の反応を第一に考えるということ。
人に誘われて風立ちぬを見た。
宮崎映画は子供のころはよく見たけど最近はあんまり見てなくて、金曜ロードショーも飛び飛び、劇場で見たのは千と千尋くらいで、
全般的になんとなくストーリーはわかるけど思い入れは無いって感じ。
周りの感想はみんな褒めてて、いい映画だって言うから知り合いに好きじゃないとか言えない。
つーかそもそも否定意見も前記のとおり宮崎映画に詳しくないから語るほどのあれがない。
っていうか単にこじらせてるだけの逆張りなんじゃないかって気もする。
最初の感想は漠然とずるいっ思った。あとこれを好きになれない自分はだめだって思った。
ぼやーっとしててなんでそう思ったかは最初よくわかんなかった。
庵野の声のせいなのか、そういう演出なのかどうかは知らないけど堀越二郎という人間が普通の人にしか見えない。
にもかかわらず主人公は周りの人に褒められる、惚れられる、トントン拍子で話が進んでいく。
マイナスの描写を一切されないで、ひたすらプラスの描写しかしない。っていうか演出としてわざとマイナスなことを書かないようにしてるのが見える。
たとえば初めて自分で作った飛行機が落ちるという唯一の挫折シーンでも、
飛行機がうまく飛びました!→気がつくと避暑地に→飛行機が落ちた回想
っていう風に、一番いいところで落とすとショックが大きいからワンクッションおいて描写してる。
このシーンで、あ、この映画は戦争の汚いところも、技術者としての苦悩も書かない気だなって思った。
いや、それはそれでいいんだけど、でも堀越二郎という人間が凡人にしか見えないから、二郎をほめるシーンがすべて白々しく見える。
凡人だったら辿るはずの汚い道を全部見ないで、美しいものだけ見て、やりたい事やって、それは天才だけに許された特権だろ。お前凡人なのになんで天才扱いでそれやってんだよ。
ずるいずるいずるい。
どのシーン、どのキャラみても悪いシーンがない。
ヒロインが二郎さんともっと長く一緒にいるために私孤独なサナトリウムにも耐えるわ!っサナトリウムに行って、
何十分か後にやっぱり飽きて戻ってきて、いちゃいちゃしだしてもなんか良いことに書かれてる。
周りに反対もされるけど結局みんな認めて、でもやっぱヒロイン死ぬけどなんか素敵なことしてる風な扱い。
友人も嫌なとこがまるでなくて、ほんとに良いやつとしか描写されない。ホモっぽいくらい良いやつ。
上司も一瞬嫌なやつに描くけど結局二郎を褒める以外のことをしない。
自主研究会のシーンなんかではわざわざ褒めるシーンを入れる。
ストーリーの一貫性なんか気にしないでとにかく、ひたすらだけ素敵だけが書かれていく。
んでふと気がついた。あ、これは単なる萌えアニメとかの類なのか。
イタリアとドイツと日本の飛行機だぜー全部個性があって違うんだぜ?最高だぜ?かっこいいだぜ?そいつの極めつけがゼロ戦だぜ。やっぱゼロ戦かっこいいぜ。
ヒロインは外国文学をたしなむお嬢様で、若いころに運命的な出会いをした仲で、美人で病弱で、しかも結婚初夜は自分から誘ってくるんだぜ?ひゅー。
あぁ、なんだ、僕が勝手にこじらせて切れてるだけか。サブカル気取ってるから素直に良いっていえないのか。
そらみんな面白かったって言うよね。娯楽映画だもんね。娯楽映画を面白いって言うのは当たり前じゃないか。
そうです。
コンドームも同じく、避妊はすべて正しくないことしてる気がするよ。
ピルに限らずです。
ピルは体感では何も変わらないけど、やっぱり精神的には避妊なんだろな、てことです。
ピル周辺の話題のツリーだし、ピルに限定した書き方してしまいました。
まあ、うちも2人生まれたら、慎重になるかもしれないし、嫁も子育てに追われて拒むようになるかもしれないし、先のことはわからんわ。
現時点では前に書いたような考えだけどね。
生でやっても、そこまで快感が増すわけじゃないよね。
むしろほぼ変わらない。
新婚初夜で、なんか肩すかしな感じだった。
ただ、精神的にはすごく満たされるんよねー。
顔は普通
もちろん童貞
むしろ付き合った人数二桁でしょと言われる。
周りからはチャラいと思われている。
けど童貞
けどセックスはしなかった。
なんでだろう。
自分なりに考えた結果
やっぱり妥協ができないのかなと思う。
この21年間セックスしようと思えばできそうな出来事は何回かあった。
けどその直前に、自分はほんとうにこの子で脱童貞していいのかなと頭をよぎるんだよね。
もっと可愛い子で脱童貞できるんじゃねーか。こんな子が初体験でいいのだろうか。
とか思ってたら、どうしてもセックスまでできなかった。
そして、21歳になってしまった。
山奥の温泉地で父親と二人暮らしってだけで売春婦扱いなのが分からない。
エアリスが花売りというのも良く分からない。花売りが売春婦なら、世の中の花売りは売春婦なのか?
隠語であろうと直接も間接すらも描写がないのに売春婦扱いは酷い。
フローラの悪口言うのは気が引ける思いだけど、正直ビアンカとフローラならアンディが好きで密会繰り返してるフローラの方が怪しいんだけどね。
ビアンカのようにアルカパ(サンタローズ?)の初夜イベントがあるわけでもないし、粛々としてるから処女だっていうフローラ儲の安直な発想自体が異常。
その異常さはルート的にも公式でも嫁認定されてるビアンカを貶めるかのように上述の売春婦扱いに繋がるんだと思う。
公式嫁である以上、非処女であるとか売春婦であるとかを公式が認めるとも思えないしね。
ザックスと付き合ってたから非処女であるという誤解があるけど、実際アドベントチルドレン以外では片思いで終わってる、とする描写がゴンガガ及びデートイベントでされている。そのため、ザックスに関して、付き合ってた可能性はあれど非処女かどうかの信憑性は極めて低い。まあ、本人の普段の言動で大体分かると思うけど。
エアリスはある意味、ティファが正規ヒロインであるため退場させられた。元々復活予定があったエアリスだが、容量の関係で削られたと坂口が言っていたという話がある。そのため、没イベントとなったある特定地域で彼女専用の台詞が存在する。つまりエアリスは犠牲になったのだ、ティファのお膳立ての犠牲にな。売春婦説も恐らくこの辺りから出てきたんだろうね。カプ厨の策略ともいうが。
性能のいいコンドームが「安価」に「どこでも」手に入るようになったのなんてここ30年ほどで、
それ以前は手に入れるまでのハードルが高くてそんなに普及してなかったからね。
今じゃ考えられないが、80年代前半くらいまでは買い物はほとんど個人商店で買ってた。コンドームも個人商店の薬局でないと手に入らなかったり(生理用品なんかも。エロ本は個人商店の本屋で買うしかないから、わざわざ遠くの本屋まで買いに行ったりとか)。
それもコンドームというもの自体が性能が上がって安価になった80年代とかの話で。戦後何十年の間、コンドームなんてものは製品として未完成だったし。穴が開く危険とか普通に高かった。ゴムは今じゃ考えられないほど分厚かった。
そんな状況で女性はおいそれとセックスはできなかったんだよ。常に妊娠と隣り合わせだから。
そこでセックスしないということを神聖化する価値観を女性側からも作ったって側面がある。
子供作ってもいい状況=結婚後でないと怖くてセックスなんてできんかった。だから新婚初夜=本当の初夜であることは普通だった。
コンドームは初期のキャッチフレーズ通り、「家族計画」のためのものだった。今じゃこのフレーズも忘れられているが。
当時(終戦後から80年代前半くらいまで)はむしろ人口増加に悩んでいて、ポンポン子供作られると色々困るから、ある種の「政策」としてコンドームを「明るい家族計画」のツールとして広めさせた。当時は5人兄弟6人兄弟当たり前だった。
ところが、90年代のコンビニの普及とともに性能が進化したコンドームが匿名的に気軽に安価に買えるようになり、しかもそれから数年後、携帯電話の爆発的な普及によって状況は激変する。
本来、女性って言うのは「オスをとっかえひっかえ吟味して、最終的にいいオスを1匹手に入れたい」という欲望をもっていて、コンドームの普及がそれを可能にした。解放されたと言ってもいい。
それ以前は男女は「付き合わない」のが普通であって、「付き合う」という言葉は「結婚を前提として、本来は許されないはずの交際(付き合い)をする」という意味だった。
「彼氏」「彼女」という言葉には「おおっぴらに言えないあの人」という意味が含まれていた。
コンドームの普及とともに性的に解放された若者たちは、単に「ある程度の独占契約のもと、セックスもOKな遊び仲間」という意味を「付き合う」という言葉に込め、また単に「恋人」という意味のみを「彼氏」「彼女」という言葉に含めた。
それはとにかく役に立ってるんだと、成長なんだと。
ならば散々相手をとっかえひっかえ「経験」した現代人は、さぞかし数世代前の人たちに比べて人格的にお優れになっているんでしょうね。圧倒的に。
しかし実際のところ、経験論が生まれた動機は「オスをとっかえひっかえ吟味して、最終的にいいオスを1匹手に入れたい」という欲望」を正当化するために過ぎない。
が、それは言い換えれば、コンドームが普及していなかった頃、「生涯ただ1人の好きな人にだけ捧げる」という神聖化のもと、単に結婚しない妊娠を怖がっていたに過ぎないということの裏返しであり、表裏一体なんだ。
どちらも「状況において最適化した行動」をとっている。コンドームがなければ簡単にやらせないのは理にかなっているし、コンドームがあれば相手をとっかえひっかえ吟味するのも理にかなっている。
女性は何も変わっていない。状況が変わっているだけなんだ。女性の言葉を真に受けてはいけない。女性の言葉は常に言葉以外の意味しか持っていない。
逆に言えば、それさえわかっていればコントロールはできる。簡単にはできないかもしれないが、不可能ではない。
じゃあわかってるよね。社会のどういう状況に手をつければいいか。そう。禁止(もしくは異常に高い税金をかける)すればいい。コン、ド、、、を、、。
処女厨との出会いはかんなぎ騒動、あまりのキモさに言葉を無くした。
その後恐いもの見たさでつい関連スレを覗いてしまい、アイドルが同級生の傘に入れてもらっていたから、CDを叩き割る、写真集を破く、エロゲ会社に怪文書を送る等々の奇行を見て、心底気持ち悪いとガクブルした。
当時私は処女だった、若い頃をデブ眼鏡モサなキモオタとして過ごしていたせいで、男と縁と言うと虐められる時くらい、萌えで青春を消費し、大人になってもいい年こいて男と話すと緊張する女になってしまい、ますます喪女街道を突き進んでいた。
まぁ処女厨が欲望を向ける、可愛らしくてお嬢様で黒髪で清楚で若くて、モテまくって彼もいたけど、決して体を許さなかったけど、自分には体を許す処女とは関係のない処女だ、それでも処女厨の異常な幼稚さ嫉妬深さ粘着性攻撃性男性優位な思想は気持ち悪かった。
その後生活改善をして、20キロ減量し、仕事の関係でおしゃれと化粧を頑張り、人並みの容姿は手に入れ、アラサーで結婚。
優しくて不器用で気が利かない、一緒に居ても緊張しない何となく安心感がある人だった。
彼が私に惚れたきっかけは容姿だったそうなので、キモオタのままなら惚れられてなかっただろう。
彼も理系童貞だった、女性に緊張する様子で、私も男を誘うなどできないため、処女童貞でバージンロードを歩いた、ファーストキスすら結婚式と言う驚きの夫婦だ。
初夜にさすがに教えずにするのは怖いと思い「初めてなので…」「僕もそうです…」とお互いカミングアウト。
彼も私も入れ方も解らないので激痛で入らない、その後1カ月ほど入れられず毎晩疲労困憊で失敗し続けたので、結婚前にやろうとしなくて良かったと思う。
結婚して数年たった、最近彼がモーオタの過去持ちだと判明した、ゴマキファンだったらしい。
「処女と結婚ってどう思う?」と聞いてみると「男としてステータスがあると言うか内心自慢と言うか」とか言っている。
彼はここで気の利いた言葉を言えん男なのでいつもなら気にしない、ゴマキだってモー娘だって別に嫌いじゃないので構わん。
http://anond.hatelabo.jp/20111223010012
勝手ながら一人ではないと励まされていました。
この場を借りてお礼を申し上げます。
以下便所の落書き。
やらせない女は負け。
単純に、「セックスしたい男(彼氏)にセックスしたくない女(自分)とセックスできる女(お店の子)を選ばせたら、後者を選んだ。選ばれなかった自分涙目www」という話。
でもやっぱり無理だなんかきたないよきみ。
「風俗から帰ってくるの待とうかと思ったけど、私に対するデリカシーないし性病うつったらどうすんのふじこふじこ」という話。
で、私の話。
クリスマス前に戻ってきた娘はまるで腫物のようwwwケーキうまいwwwwチキン最高wwwww
で、心の広い素晴らしい友人がぼろぼろの私に付き合ってくれたのですが、
ざっくり斬られました。「処女をダシに使うんじゃない」と。
「結婚してくれなきゃ処女あげないぞ星」ってただの取引、脅しじゃんと。
目からうろこでした。
あと性行為に夢を見すぎでした。そんな今どき「みんな初夜に初めてしたいはず☆」って、みんななわけあるかと。
結局、私が性行為へのもろもろのハードルを下げられず、彼氏とは別れました。
ただ本番していないってだけなので(ほかのこと頑張ったんだけど駄目でしたー)、中途半端な処女もどきだけが残りましたとさ。
元彼の話。
「本当に風俗行くつもりはなかった。ただ俺の本当の気持ちを知ってほしかっただけ」
「あの日はA男(共通の知人)のところにいた。飲みすぎて寝過ごして帰りが翌朝になっただけ」
A男「昨夜は一緒にいた。本当に(元彼)は(元増)のこと好きだから嫌わないでやって」
「本当にごめん。クリスマスだってプレゼントと某ホテル用意してた」
元彼の中だと、
私「行かないで! 私頑張るから」
元彼「某ホテルとってあるんだ」
私「嬉しい!抱いて!」
となるはずだったらしい。
お前いくつだよ! 社会人だろ!
いらぬ噂によると、もう彼には新しい子ができたのこと
本当幸せになってください。そして二度とこっちくんな。
私はまだしばらくひきずってます。
まだ好きなんだよー大っ嫌いだけど。
匿名であってもこんな事を書くのは恥ずかしいが、自分にとってとても大きな事件だったし、
はてな匿名ダイアリーは恥ずかしい文章ばかりだし、何より思いを外に吐き出したいので書く。
何人分かインターネット上で検索してみたら一人の元同級生のブログが見付かった。
それでも確かに中学生当時の可愛い顔を成長させた様な可愛いらしさが有った。
その人は家柄と経歴と育ちがまず凄い。祖父の代から家族全員が音楽好きで、女子高出身で音大の大学院を出て、
普段はフルート奏者だが男子校でのフルート講師や絵のモデルをやっている。
しかも一日12時間フルートの練習をこなす事もあり、人柄もキャピキャピした派手さが無く
犬好きで犬を見かけるとつい撫でてしまう、というぶりっ子と言われかねない可愛らしさを自然体で有している。
家の写真やフルートを有したり音大の大学院に進む点からは富裕層である事が伺える。
『何だよこの化物じみた完成度。誰が作者の漫画の登場人物なんだよ。男子生徒はこの先生に絶対惚れるだろ』
と突っ込みを入れたくなる。
正に物語に出てくる様なお嬢様そのもので、ブログを読み進めていく内に俺はうっかり惚れてしまった。
中学校時代は可愛い女子生徒だな程度にしか思っていなかったのだが、
まさかこんなに漫画みたいな人だとは、俺が今になってこんな形で惚れる事になるとは思いも寄らなかった。
ブログを読んで情報を得てはその人が自分の彼女になった妄想をする様になった。
街に出ても、今擦れ違ったのはあの人かも、公園に行けばあの人に会えるかも、と想ったり、
今迄していた自分が金持ちに成る妄想にその人を嫁として組み込んで、
嫉妬したり相思相愛になったり盲目的に恋したり離婚したり死に別れたりと
危ない。このままじゃいずれ現実と妄想の区別が付かなくなって本当にストーカーになりかねない、
■ところが今日、その人のブログを久し振りに見たら入籍の報告が書いてあった。
妄想の源泉が尽きてしまった。それも一番起きて欲しくなかった抗い様の無いはっきりした形で。
絵に描いた餅が破れた。砂絵が掻き消された気分だ。
あまりに早過ぎる。せめて後半年位は僅かな希望を、夢に浸らせて欲しかった。
可愛い子なんだから彼氏が居ても不思議ではないなと思っていたのだがそれでも悔しい。
まさかこんな事がという信じられない気持ちだ。残念だし間違いであって欲しいと思う。
なんでよりにもよって俺が好きになったこの人なんだと。
ブログに2~3度書かれた結婚への憧れも彼氏を前提にしたものだったのか。
300本近くの記事に彼氏を匂わせる文章は一つも無かったから、単なる遠い憧れとして捉えているのだと思っていた。
■これからはどうしよう。こんな事実を知ってしまっては妄想を楽しむ気も起きない。
俺も使い始めようかと考えていたがその必要も無くなってしまった。
何をどうしよう。心の宛て所を見失ってしまった。
その人の名前で検索すると検索結果の一番に入籍の報告が出ていて心が痛い。「いいよ、もう知ってるから出さないでよ」と思ってしまう。
結婚相談所の広告も見る度に入籍の話を思い出して憎い。地震後に彼氏との結婚を考える女性が増えた、という報道も今思い返せば憎い。
地震さえなければ入籍なんか無かったのか、一縷の望みが消えなかったのか、と考えてしまう。
ただ、その結婚相手が自分以外の中学校の同級生でなかったのは微かな救いだった。
若しそうだとしたら折角の機会を無駄にしたという理由で後悔はより強くなっていたから、そうでないのは良かった。
よくよく考えれば、漫画に出て来る様なしっかりした人なんだから婚期を無為に伸ばしたりせずちゃんと人生設計を立てて
職業柄いつもドレスを着ているし結婚式への参加も多いが、ウェディングドレスに新鮮味を感じたりするんだろうか。俺が着せてあげたかった。
もうすぐ誕生日だが、実家で過ごす最後の誕生日になるかも知れないから彼氏や家族と何か特別なお祝いをするんだろうか。
何故か一度書かれた同い年の従姉妹の結婚式についての記事が消されている。
ブログは個人的な日記ではなくファンの閲覧を前提しており、記事も仕事絡みが大半で私的な内容は少ない。
固定ファンが記事のほぼ全てにコメントを付けているしつまらないコメントであれ返信も細目に行い欠かしていない。
どう考えても一般人ではなく小さなアイドルとしてのブログだと言った方が正しい。
俺は『立派な元同級生』に惚れたつもりだったが、その実単に『アイドル』に惚れてしまっていたのだろうか。
いやしかし、ブログという文字情報や仕事としての振る舞いを理由に惚れるのも含めて恋愛と呼ぶ気もする。
■俺の記憶に有るあの人の声と笑顔を独り占めさせて貰えるのも、
何か小さな冗談を言い合ったりふざけてじゃれあったり愛だ好きだを語ったり
二人の人生について悩み合ったり頼ったりする相手、『人生の伴侶』も決して俺ではなく彼氏なんだろう。
俺には何の相談も無しに大切な事を決定し、どんどん幸せになっていき、勝手に自分の人生を生きて満喫するんだろう。
俺はといえば、これからも何か有る度にこの人の事を思い出してブログを読んでみては、
旦那との日常や妊娠、出産、子供の成長話やこの人自身の立身出世振りにやきもきして自分で自分を苦しめるんだろうか。
そういえば、俺の誕生日に書かれたブログ記事には当たり前だが何も特別な事は書かれていなかった。こんな事がいちいち空しい。
嫌われたり疎まれても構わないからこの思いの一片でもあの人に伝わって欲しい。
今日ブログを全部読み終わったらあの人の家の凡その位置が分かってしまった。
中学校の同級生だから同じ学区の範囲内に住んでいるのは当たり前だが、憧れの人がこんな近くに住んでいたとは思っていなかった。
グーグルストリートビューで自宅写真を探すが見付からなかった。
久し振りに大きな地震が起きた。あの人もこの地震に揺られたのだろうか。
同じ体験が出来たと思うとこんな事でも嬉しいが、こういう共通体験を話し合う機会は一生無いのだと思うと虚ろな気分になる。
あの人の自宅が在りそうだと目星をつけた所を周る。いよいよストーカーの様になってしまっているが、
この辺りには別の理由で一度来てみようと思っていたのでそれを自分への言い訳にする。
それにしても、あの人は果たしてこんな所に住んでいたのか。
あの人と同じ体験を僅かでも積み重ねられてより理解を深められた事は何となく嬉しいが、
市内にこんな所が在ったのか、という驚きの方があの人への興味を上回ってしまう。
あの人の誕生日だ。今日も自宅の在りそうな周辺を周るが、全く見付けられない事もあって公園で遊んでいる方が楽しい。
あちこちに普段しない遠出をした事も働いてか、漸く最近になってあの人への思いが薄くなってきた。
恋人が居ないという事は妄想上の恋人であっても寂しいが、やっと恋人の妄想をする以前の状態を思い出してきた。
もう『他人』なのだから普通に適当に幸せになればいいんじゃないか、という他人事な投げ遣りな気持ちであの人の事を考えたりする。
あの人のブログの更新分を読むと、入籍した前後に既に引っ越していたらしい。
自宅の近所をうろついて擦れ違う事が出来れば、一目見る事が出来れば、と思っていたがブログを読み終わるのが遅過ぎた。
もう完全に機を逃した。一生擦れ違いもしないだろう。
結婚式は今日行われるらしい。何の問題すら無く順調に準備が進んでいる。
俺と彼女の無縁っぷりに改めて感心するばかり。俺の悩みは何の障害にもならずにスイスイ自分の道を進んで行っている。
俺の存在に気付いてもらうにはもう超自然的な何かに祈る他無いな。
妄想の中のあの人は俺の子供を二人産んでいつまでも若々しいままでよく俺を叱ってくれた筈だが、
そんな昔の出来事を思い返して現実と比較してどうのこうの考えると、馬鹿らしい上に自分が辛い。
数年内には子供が産まれるのだろう。彼氏の名字を冠した子供が。俺の知らないどこかの土地で幸せな子育てをするんだろう。
その頃にはもう未練なんて無くなっているだろうが、自分が置いて行かれている気持ちを味わう様な気がする。
もう結婚式を終えて初夜を迎えたんだろうか。二人で裸で抱き合ったまま寝たんだろうか。我乍ら気持ち悪いがつい考えてしまう。
もう名字も変わっている筈だ。妄想しようにもあの人の名前すら不明になってしまった。
次の22日は『いい夫婦の日』だ。実際いい夫婦になるんだろう。
次のクリスマスはやっぱり仕事なんだろうか。それとも新しい家族の為に休むのだろうか。
消し切れない雑多な思いを書き出す事で何とか解消したい。
13時頃あの人の自宅が隣に在るらしい公園に行くと、真っ赤な晴れ着姿の女と袴姿の男がカメラマンに撮影されていた。
まさかあの人なのか、と思って顔を確認するとあの人よりも若い20代前半の全然違う顔の女性だった。
あの人と擦れ違える可能性は無くなった訳だし、もうこの公園に来るのは暫く止めよう。
あの人は大阪で結婚式を挙げて今は海外で新婚旅行中らしい。結婚式の写真を見るととても様になっていて嫉妬も何も湧かない。
ブーケも投げたらしい。本当に出来の良い人だ。
「女の子はみんな夢見るマリーアントワネット」って話聞くと違和感をもつ。
小さい頃は確かにドレスに憧れたけど、読書をしないことやダンスや演劇に興じるって理解できなかった。
「錠前作りばかりに興じて、重度の真性包茎で不細工でのろま」とバカにされてもルイ16世の方が理解できた。
「ルイ16世か王妃マリーアントワネットに生まれ変わらなければなりません。しかし歴史は変えられません。」
っていわれたらルイ16世を選ぶ。
例え、王権についた時点からルイ14世からつづく財政困難と戦争への莫大な出費を減らそうと努力しても実らなかろうと、
婚前に当時の不衛生な手術に耐えて王妃に無事「初夜」を迎えさせても愛されることなく、非難の的となる浪費をやめさせようともしても無駄としても、
本を読む楽しさと自ら当時の高級なガジェットを作り出す喜びは、着飾る喜びと比べて色あせることがないと思う。