「女の子はみんな夢見るマリーアントワネット」って話聞くと違和感をもつ。
小さい頃は確かにドレスに憧れたけど、読書をしないことやダンスや演劇に興じるって理解できなかった。
「錠前作りばかりに興じて、重度の真性包茎で不細工でのろま」とバカにされてもルイ16世の方が理解できた。
「ルイ16世か王妃マリーアントワネットに生まれ変わらなければなりません。しかし歴史は変えられません。」
っていわれたらルイ16世を選ぶ。
例え、王権についた時点からルイ14世からつづく財政困難と戦争への莫大な出費を減らそうと努力しても実らなかろうと、
婚前に当時の不衛生な手術に耐えて王妃に無事「初夜」を迎えさせても愛されることなく、非難の的となる浪費をやめさせようともしても無駄としても、
本を読む楽しさと自ら当時の高級なガジェットを作り出す喜びは、着飾る喜びと比べて色あせることがないと思う。