はてなキーワード: 嬰児とは
の割にはまんの嬰児殺が多いのはなぁぜなぁぜ
望まない妊娠をさせなければいけない。
どこで起こるかわからないレイプは防ぎようがないけど、いかにも頭が軽くて(敢えてこの表現を使う)誰とでもセックスしちゃうような女の子の支援をしなければいけない。
しかし女の子にも矜恃がある。「セックス=自分の価値」だと信じ込んでる子は大人の「自分の体を大事にしな」という言葉を異様に嫌う。刺青や根性焼きに過度なピアッシング、リストカットなどの精神状態と同じように過度なセックスにのめり込む女の子や、セックスと妊娠の因果関係が本当に理解出来ない女の子、更に家庭環境などで明瞭に発語できなかったり男性に過度に萎縮してしまう女の子なんかも危ない。
嬰児殺しや虐待で「誰かに相談出来なかったのか」と絶対出てくるんだけど、相談出来ないからそういう結果になるんだよ。すぐ男の責任とか行政の怠慢とかの話になるけど、結構それ以前で躓いているところも多くて実際に関わってみると「可哀想な被害者」というより「頭が悪くてすぐ悪口言いまくる女」という面も大きい(様々な事件の被害者が皆そうというわけではない)。まともな昼職を紹介しても「だって朝起きるとか無理じゃん」「えー何か教育係のおじさんキモくて無理(おじさんが何か悪いわけではなくおじさんを言い訳に仕事がしたくない旨を伝えている)」と仕事をすぐに辞めて結局夜職に着いたりパパ活に戻ったりとしていくわけで、そういう女の子を相手にし続けるのはものすごくエネルギーがいる。そこに取り組んでいる人たちや他に様々な支援が必要な人のために動いている人は本当に偉い。
嘆くだけなら誰でも出来る。そこでどうしなくてはいけないかを考えなければならない。その結果が被害者周辺の人物への加害行為になるなら、自分がその周辺人物になったときのことを想定してほしい。そこに理解が至らないならいっそ黙っていて欲しい。無理解による差別を糾弾する側が新たな差別を生み出しているのは見るに忍びない。
もちろん女が悪いとか男が悪いとか言いたいわけではない。ただよく知りもしない人間関係に妄想で色々言いながら自分が正義ですと言う顔していろんな属性を叩きまくってる奴はろくなもんじゃない。こういう時に使うべきが「せめて人殺しの顔をしろ 」だ。
徴兵制は一つのたとえであって、例えば女性専用車両でも男性の身体労働の結果得られる財産からの剥奪であるので、身体性への侵害である。もっと言えば、保護義務が八っ制するような仕事で、治安能力に明らかに性差があるにもかかわらず同一賃金が罷り通ること自体、女性の男性の身体性への収奪である。
otoan52 "放っておけばいずれヒトに至る" じゃあ独立した個人として扱い、合意がなくなったんだから取り外しちゃえば、となる。この理屈だと着床できなかった受精卵に死体遺棄適用?論理的なフリをしても党派性バレてるぞ。
このブコメはバカすぎて眩暈がするが、この程度の党派性で物を言っている女が多すぎる。
maruX 自力で針金や編み針で中絶しようとして死ぬ女性が出たり嬰児殺が増えたり子供が不幸な環境に置かれることなど1ミリも考えずにプロライフこそ人権重視とかマジで何を言っているのだろう
その結果が女性の寿命の長さであり、自殺率の低さであり、幸福度の高さであり、公益サービスの受益率の高さである。その「女権のみ」しか見ない態度がここでは糾弾されているのである。
「本当に忙しいと思ってんなら、そういうのいいから。話ってなんだよ」
「はあ、それが……」
「……う、うう……」
俺の名は皮蒸(かわむれ)巨マラ。超超超人気マンガ原作者だ。代表作である学園カムショットストーリー「ブッカケグルイ」は累計100億部突破のメガヒットで、アニメ化・ドラマ化・映画化・ゲーム化・パチスロ化・AV化・オナホ化のグランドスラムも達成した。もちろん、一山いくらのヘボい作画担当の功績などではなく、全ては俺自身の実力によるものだ。あまり言いたくないが、これはもはや“神”の御業と呼ぶしかあるまい。
そんな神作家である俺が、俺の新神作「チトースレイヤー」を連載開始したばかりの月刊誌「多爾袞嬰児(ドルゴンエイジ)」を擁する出版社、KAMOGAWAの応接室で編集者と向かい合っている。普段ならメールや電話で済ませるか編集者の方から俺の仕事場に足を運ぶところを、わざわざ呼びつけるとは。それだけ重要な話なのだろうが面倒なことに変わりはない。
「う、ううう……」
もう一つ気に入らないのは、編集の隣に「チトースレイヤー」の作画担当である漫画家、事件愚痴(やまぐち)ヴァギが座っていることだ。事件愚痴は俺と目を合わせることを避けるように、視線をあちこちにさまよわせている。もともと、大きすぎる功名心に反して気の弱いやつだったが、ここまで落ち着きが無かっただろうか。
まあいい。さっさと要件を済ませて、おっパブで濃厚接触でもして帰ろう。
「ほかでもありません、『チトースレイヤー』のことです。……第1話のネットでの反響、ご覧になりましたか?」
「ああ、見た見た。オタクが上を下への大騒ぎで大・成・功!って感じだな」
「は、はあ……」
「ううう……」
ライトノベル(くっさいオタク向け小説)業界では現在、「チトー転生」というジャンルが異常なほど大流行している。ユーゴスラビア社会主義連邦共和国終身大統領、ヨシップ・ブロズ・チトーが異世界で生まれ変わり大活躍する、というのが基本的な構造だ。混迷する現代にカリスマ的なリーダーを求める日本と旧ユーゴ圏のオタク層から強い支持を受けている。目障りなことにコミカライズやアニメ化も絶えず、原作同様にヒットを連発している。
しかし一方で、主にネトウヨ傾向の強いオタクからはこのチトー一強の状況に「チトー主人公多すぎね?」「なんでチトー?」「ここは日本だぞ?」といった反発の声も上がっている。「チトースレイヤー」は、そこに目を付けた作品だ。
まず、人気チトー転生9作品の主人公であるチトーをモデルにした9人のチトーを、悪役として登場させる。まあ有り体にいえばパクリだな。殺人レイプ屍姦万引き盗撮オレオレ詐欺など、元ネタチトーなら絶対にやらないような安っぽい悪行を重ねて異世界を荒らし回るこのパクリチトー達を、オリジナル現地チトー主人公がカッコよくブッ殺していくという、痛快チトー転生アンチテーゼストーリーだ。
この内容なら、アンチチトーの馬鹿オタクどもから手放しの大喝采を浴びるのはもちろん、チトーファンの単細胞オタクどもが「このマンガがヒドい!」とかなんとか言って拡散してくれることも同時に期待できるという寸法だ。
「いやー、オタク様様だよな。炎上させてるつもりで勝手に宣伝に協力してくれるんだからよ」
「は、はあ……」
「なんだよその辛気臭い顔は。もともと炎上マーケティング前提の企画だったろうが。バカなオタクを煽るだけでカネを稼げる、こんな美味しい商売は無いってあんたも乗り気だったはずだよな?」
それでKAMOGAWAがオタクからの信頼を失い、他のオタク向け商品が売れなくなったところで、俺自身は痛くも痒くもない。
「う、うううううう……」
「……事件愚痴先生は、ネットでの批判に耐えられずもう限界なので、この仕事からは降りさせてもらいたいと……」
「ああ?」
「う、ううううううううう!」
なるほど、この落ち着きの無さはそういうことか。情けない。曲がりなりにも俺の神原作を任せられた漫画家が、虫ケラオタクが垂れ流すクソリプなんかでいちいち動揺しやがって。
「事件愚痴ぃ……お前みてえな陰キャ三流絵描き雑魚を拾い上げて本物の“漫画家”にしてやった恩を忘れたのか?」
「……アキッ!?」
俺の視線と言葉を正面から受けて、事件愚痴は奇妙な悲鳴を上げた。続いて、ジョロロロという水音と共にたちまち床に溢れる金色の液体。そして部屋中に広がる甘ったるい匂い。圧倒的な恐怖のフラッシュバックで括約筋がゆるんだのだろう。
「皮蒸先生!作画担当の扱いには気をつけてくださいとあれほど……!」
色めき立つ編集を適当にいなして、改めて事件愚痴の様子を観察する。
ダメだ、完全に壊れている。
漫画家としてはもはや使い物にならないだろう。俺の手足として言いなりになるよう念入りに仕込んだつもりだったが、強化し過ぎたか。
「チッ!分かった分かった。じゃあそいつは切って別の絵描きで仕切り直しだな。適当な候補をみつくろって――」
「いえ、それが……」
「なんだよ。まだ何かあんのか」
「……企画そのものを、無かったことにさせていただきたいと……」
「あ゛あ゛?」
何を、何を言ってるんだこいつは?
「……それは、何のフォローもなく完全に打ち切り、ってことでいいのかな?俺の。神作品を。1話目で?」
「は、はい……」
「ふーん……」
多爾袞嬰児に限らずマンガ編集部は、よっぽどのことが無い限り俺のような超人気作家に逆らうことなどできない。“神”の機嫌を損ねれば他誌への移籍などに留まらず、場合によっては雑誌や出版社自体を潰すことにもなりかねないからだ。
それがこうしてぬけぬけと、う、う、う、打ち切りを宣告する。つまり――「よっぽどのこと」があったのだ。
「……誰の差し金だ?」
おおかた、パクリ元商品の作者の誰かだろう。パクリ元にはKAMOGAWAから出版されている商品も多く含まれているが、それも含めて俺は事前の根回しなどを敢えて一切行わなかった。俺の神作品に少しでも余計な口出しをされるのが我慢ならなかったからだ。
作品が実際に掲載されて内容が明らかになったことで、元ネタ作者たちがガタガタ言いだすことは十分考えられた。だが、実のところそれなら何の問題ない。
こんなこともあろうかと俺は子分のラノベ作家、井頭(いがしら)ヒロブミにひそかにスパイさせることで、元ネタ作者たちの致命的なスキャンダルを既に握っていたのだ。これを使えば、奴ら三文ラノベ作家ごときはいつでも黙らせることができる。
「なあ、言ってくれよ編集さん。一体どこのどなたが俺の大事な『チトースレイヤー』に因縁を付けて来たんだい?」
圧倒的な余裕に裏打ちされた笑みさえ浮かべ、いたわるような優しい口調で俺は編集者に尋ねた。
「何て?」
「う、海腹ツブテ先生が……」
「!……海腹先生……」
俺としたことが、無意識のうちに敬称を付けていた。それほどの名前なのだ。海腹ツブテというのは。
海腹ツブテ。個人のホームページで連載していたSF小説『SOA(セガ・オブ・アメリカ)』が大人気となり、KAMOGAWAの惨劇文庫から書籍化されてデビュー。VR空間に降り立った黒衣のキリストが、右の頬と左の頬の二刀流で敵を次々に回心させていく無双ストーリーが、若年層の圧倒的な支持を得る。
アニメ化した際に小馬鹿にするつもりで原作を読んだのだが、仮想現実世界の多彩な戦闘シーンを表現するその圧倒的な描写力には、俺ほどの神作家が舌を巻いた。正直に言えば生まれて初めて、負けた、とすら思った。
作家としての振る舞いも私生活でも清廉潔白そのもので、トラブルなどは一切無い。井頭ヒロブミのやつによるストーキングでも、唯一弱みを握ることができなかった相手だ。
『SOA』の主人公はチトーではないのだが、だいたい似たような内容だからと雑に知名度優先で「チトースレイヤー」のパクり元に採用したことが仇になるとは。
「う、海腹先生が……『チトースレイヤー』がこのまま連載継続されるのであれば、全作品の版権をKAMOGAWAから引き上げたいと、そう仰られていて、それで……」
「……」
ちなみに、『SOA』は累計1000億部突破の超絶歴史的ギガヒットだ。
……クソッ!クソッ!クソッ!何で陰キャ文字書きごときが俺の上を行きやがるんだ!
俺は必死に努力して余裕ぶった笑顔を再び作ろうとしたが、それが失敗していることは自分でもよく分かった。
「……へ、へえぇえええええええええ……う、う、う、海腹センセイがねぇえええええええ……それなら、う、う、う、打ち切りっ!も、仕方ないですねぇえええええええええええええええええええええええッッッ!!!!」
神作家が真に怒りを覚えた時に発する“神気”をモロに浴びて、事件愚痴同様に編集者も人格を一瞬で破壊された。二人の足元には、体液すべてが尿と化したかのような黄金色の池が大きく広がっていく。
俺は無言で立ち上がり、聞くに耐えない虚ろな二重唱を背に応接室を後にした。破れた肉袋に用はない。
腹いせに受付嬢に腹パンしてからKAMOGAWAの社屋を出てすぐ、行きつけのおっパブへの道を歩きながら俺はスマホで電話をかけた。相手は小談書店のマンガ編集者だ。
「あ、どうも〜皮蒸で〜す(笑)いつもお世話になっとります〜(笑)いまお時間よろしいっスか?はい、はい……あのですね、ちょっとおもしろい企画が3つほどありまして〜」
自分で言うのもなんだが、俺は企画を通すのが異常に上手い。編集者に、この漫画バカ売れしそう!と思い込ませる口先にかけては、この世で誰にも負けない自信がある。いや、もちろん作品自体も実際にバカ面白いのだが。
ともかく、この企画だけは作家生命をかけて何があろうと絶対に通す。通してみせる。
「『クソ編集スレイヤー』と『クソ漫画家スレイヤー』、それから……『クソラノベ作家スレイヤー』っていうんですけどね。どれにします?」
聖職者 ⇒ 人が人の誕生コントロールするのは全部殺人だろ。避妊するなとっとと結婚しろ。ヤれば出来るのにやらなかったらもうそれは中絶と変わらんし殺人。そういう事は神様にやって貰うもんだ
中絶は殺人の人 ⇒ 胎児も生きてるしいつか人間になるやろ。中絶は殺人だろ
国 ⇒ うーん色々あるけど腹から出てこなければセーフが色々都合がええだろ。腹から出たら殺人な!人間とは女の腹から出て来たものを指す。これで決まり!解散!
嬰児殺しは殺人ではない人 ⇒ 腹から出てくるまで人間じゃねーって恣意的だろ。5歳くらいまで人間じゃなくね?なんなら10くらいまで人間じゃねーだろ。人間的判断できないし。
大体は中絶は殺人か中絶は殺人ではない当たりにいる気がする。殺すとしていわゆる殺人する時に出てくる忌避感が発生するのは多分赤ん坊からだし、そこではもう多くの人は人間だと思ってそう。
俺は中絶は殺人だけど国ラインが現実的って思ってる。でこのまず中絶が殺人って考えがそもそも性別バイアスな気がしてるんだわ。
姉貴も母さんもそんなに中絶の事重く見てなかった気がするんだよね。中絶する羽目になるとは言ってたけど逆に言えば羽目で済むというか、そんくらいに思ってた気がする
「オスは交尾相手のメスが自分の子産まないようにしてたら不快になるようになってるし、その不快感が胎児は人間って認識を強化している」
って言われたらオスの俺はそれでせやなって納得するんだけど、女は実際どんなもんなん?
「メスは産むならなるべくいい奴の五体満足な子、産んだからには育てる。ゆえに胎児の段階で選別するのに不快感は(オスより)少なく、故に胎児は人間って認識は強化されない(むしろ弱化しているかも?)」
「昨年の0.84人にはコロナの影響が反映されていない。今年、来年に反映されるはずで、来年は0.6人台に落ちると予想される」。
深刻な展望だ。しかも少子化対策の責任者がそのように見ている。大統領直属低出産高齢社会委員会の徐炯洙(ソ・ヒョンス)副委員長は2日、中央日報のインタビューで「昨年の合計特殊出生率0.84人、出生児数27万2000人は、戦争や大災害を除いてどの国も経験したことがない極めて特別で深刻な状況」と診断した。徐副委員長に新型コロナの影響と対策について尋ねた。
「今年、来年に反映される。昨年4-12月の婚姻件数は13.8%(過去最大の減少)減少した。さらに保健当局が妊婦の新型コロナワクチン接種を制限した。当事者には『妊娠するな』というメッセージとして聞こえるかもしれない。婚姻を遅らせ、出産を遅らせる」
--どう予想しているのか。
「今年の出生児は25万人以下(24万人台)、来年は20万人台序盤(22万人台)に減少するとみている。出生率は今年は0.7人台、来年は0.6人台と予想する。2015年の1.24人から7年間で半分に減りそうだ」
--その状態が続くのだろうか。
「初婚の年齢がさらに遅れれば、難妊年齢(満35歳以上)の該当者が増え、第2子の出産が急激に減少する可能性がある。先に延ばしていた結婚・出産が2023年に反騰することを期待するが、容易なことではない。うまくいけば反騰し、30万人に近づくかもしれない」
--その間、200兆ウォン(約19兆円)を投入したが、なぜこうなるのか。
「大きな誤解がある。低出産予算を出産奨励予算と理解し、効果ないからなくして出産奨励に直接的な効果がある政策に回そうという。明確に言っておきたいが、低出産予算のうちに出産奨励だけを目標にするものはほとんどない。地方自治体は出産すれば奨励金を出すが、中央政府はそのようにしていない。シンガポールにはある」
「それは間接支援予算にすぎない。住宅購入・賃貸資金貸出、公共賃貸住宅事業予算、青年就職支援と雇用安定などの予算も同じだ。こういうものが低出産予算の60%を占める。間接的、派生的にも出産奨励につながる事業なら、すべてを集めて低出産予算を膨らませた。この予算は別の政策目標があるため、出産奨励のために削減したり転用したりすることはできない。児童手当・保育料などの直接支援予算も厳密にいえば家族福祉や児童福祉予算であり、出産奨励が1次目標ではない。出産奨励をしない状況になっても家族の貧困減少のためにこうした予算は維持されなければいけない。さらに家族福祉予算(国内総生産の1.5%)も先進国の半分にもならない」
「そうだ。先進国もそうする。2022年に0-1歳嬰児手当を新設し、2025年まで月50万ウォンに増やすことにした。これでコロナの影響でさらに深刻化した状況を防ぐには十分でない。2023年の出生率反騰のため特段の対策が必要だ。出生率反騰の最後の機会といっても過言でない。それで第1子は100万ウォン、第2子は150万ウォン、第3子は200万ウォンに増やす案を予算当局と協議する。0、1歳の嬰児養育の負担を減らすことが重要だ。嬰児がいる親の不安を緩和する対策が求められる。今は十分でない。第2子を産もうとすれば、夫や親が否定的だ。こうした状況を減らそうとする配慮が必要だ。第2子、第3子はさらに手厚い支援をしなければいけない」
--選挙が続くが。
「来年の大統領選挙では(嬰児手当の拡大が)争点になるだろう。どこかでこうした公約(0、1歳の第1子に月100万ウォン)が出て、選挙のビッグイベントになるかもしれない」
--嬰児手当を2021年の出生児に給付してほしいという要求がある。
「法令を改正しなければならず、予備妥当性調査を踏まなければいけない。地方政府との協議も必要だ。こうした準備期間を勘案すれば2021年の出生児に給付するのは現実的に難しい」
--李洛淵(イ・ナギョン)民主党代表は児童手当を18歳までに延長しようと話している。
「7歳以上に児童手当を拡大することも重要だが、その年齢帯は私教育費を減らそうとする努力がもっと重要だ。まずは出産が重要であり、児童手当の拡大より初期の0、1歳嬰児期の養育負担を減らすことの方が優先順位が高い」
--何をしても効果がないため、少子化対策をあきらめようという話も出ている。
「さまざまな事情を勘案すると、韓国の適正人口は3000万人などという声もあるが、たとえ適当なラインと言っても、それが維持されるには出生率2.1人(人口代替に必要な水準)が維持されなければいけない。そこまで進む過程ですでに社会の均衡が崩れる。社会の扶養費用が急激に増えるが、その過程で我々の社会が持ちこたえることはできない。過渡期の歪曲現象を考えずに話しているのだ」
--少子化が続けば、日本のように青年の就職にはプラスになるのでは。
「雇用市場への進入についてはある程度は緩和されるかもしれない。しかし日本の例をみると、賃金総額が増えていない。1人あたりの人件費が減った。増えた雇用は高賃金の良い職場ではない。高齢化が進み、老年層が老後不安のために消費を減らし、生産が萎縮すれば、雇用にマイナスの効果が表れるだろう。出生率の低下が就職難の解消や所得の向上に有利だと速断するのは難しい」
「少子化を緩和しようとする努力も必要であり、すでに進行中の少子化に適応する政策も必要だ。2つの政策の調和と協力が重要となる。少子化に適応するには教育・産業・雇用システムの根本的な変化が必要だ。そうすれば低出生率も自ずと緩和すると信じる。過去の年間出生児童70万人、80万人時代の社会システムは最近の20万人台時代には機能しない」
「今は保健福祉部が福祉レベルで人口政策と低出生率緩和政策を担当し、企画財政部の人口政策タスクフォース(TF)が低出生率適応政策を担当している。これを統合する必要がある。人口政策を福祉部から企画財政部で移管しなければいけない。福祉部が数年間、小学生の放課後教室問題を調整できずにいる。人口政策は社会資源の配分の領域であり、社会・経済政策の領域だ。これは企画財政部がしなければいけない。企画財政部人口TFを人口政策室や局にするのがよい」
「低出生率は一気に解決するものではない。家族政策と社会・経済政策で出産に親和的な社会経済システムを築く必要があるだろう。子ども1人を育てるのを村全体が支えるように、企業と地域社会もサポートする必要がある」
--羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)ソウル市長候補や許成武(ホ・ソンム)昌原(チャンウォン)市長の主張のように1億ウォン相当の金額を支援すればよいのか。
「1億ウォン効果は立証されていない。もしこれを支援すれば、受けることができる人とそうでない人の間の分裂、対立を招くだろう。お金のためでなく別の理由で結婚するのが難しい人を傷つけることになる。こうした対策より嬰児期の養育負担を減らすのがよい」
「昨年、第21代国会に入った後、低出産特別委員会を設置する決議案を出した。その後、政争が激化し、細部構成案に合意できなかった。それがずっと続いている」
--現政権の不動産政策の失敗が新婚夫婦の住宅難を深刻にしたという指摘がある。
「その影響がないとはいえない。しかし住宅問題よりも雇用の安定が先だ。青年の雇用が解決し、定期的に所得が生じれば、住宅の問題もある程度は解決すると考える」
--文在寅(ムン・ジェイン)大統領は低出産委員会の会議を正式に開いたことはない。
「新型コロナという特殊な状況のためであるようだ。しかし昨年12月に確定した第4次低出産高齢社会計画(2021-25年)では、文大統領が首席・補佐官会議を開いて2時間以上も討論した。当初、我々の委員会が嬰児手当を新設し、3歳以上の養育手当を廃止する案を作ったが、大統領が『保育施設に通う子には全額支援しながら、家庭養育手当はなぜないのか』と指摘し、なかったことになった。大統領が低出産委員会の本会議の資料を検討し、補完事項を自筆で指示した。国務会議でも議論した。また、2月中に育児休職制度をうまく運営する企業を招請し、第4次低出産高齢社会計画宣言式をしようとしたが、新型コロナのためできなかった」