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はてなキーワード: ビッグブラザーとは

2019-10-30

anond:20191029133051

エロさの基準が人それぞれである以上、行き着く先は「男性向けも女性向けもめんどいから全部規制!」になるだろうな

万人が納得する審判を下してくれる唯一絶対神でもいれば話は別だが

ビッグブラザーに見守ってもらうか?

2019-03-18

世の中が難しすぎるので社会がまともではなくなる

たとえば、社会保障費用ヤバい年金ヤバいというのはわかっているが、じゃあ市井の人間としてどうしたらいいのかわからない。

消費税上げられるのは嫌だが、かといって社会保障が崩れるのも困る。

気付いたら消費税はどんどん上がっているが、躾けられた犬のように従うほかない。

少子高齢化子供を産むくらいしかできることがないが、それ自体がまずハードモード現代だ。

沖縄基地問題東京都民にとって辺野古移設に賛成か反対かと聞かれたら、

そもそも辺野古移設に(沖縄基地があること自体にも)正当性はないと感じるが、じゃあ日本のどこに置くのかと聞かれたら

よくわからないので、現状維持に賛成してしまう。

Googleが、Facebookが、Appleあなたデータを集めて商売をしていますよ。ビッグブラザーになりえますよと言われると

怖いなぁと思うのだが、いまさらこの手のサービスを使わずに生きるのは、冷蔵庫洗濯機がない時代に戻るように感じる。

じゃあ、どうしたらいいのかと聞かれるとよくわからないので、使い続けるほかない。

はてぶを見ていたら、セックス同意がどうのこうのという議論を見かけた。

なるほど、同意を取りましょうというのは正しい、しか同意を取ろうとする行為自体がまた別の問題を生み出すのだそうだ。

どちらの言い分もわかるが、とにかく面倒な世の中になったと思う。

しゃらくせぇとけちらしたくなるが、そのようなカタルシスが別の問題を生み出すことは容易に想像がつく。

私ができるのは、そういう面倒なことを言わないパートナーとうまく出会うことだが、それもまたハードモードだ。

複雑化し、簡単YES/NOで答えられない問題ばかりが山積する世の中では、すぐに思考停止に陥る。

そもそも生きるので大変なのに、そんないっぱいのこと考えられない。

自分思考停止がまた社会を悪くするのに片棒を担いでいることはわかるが、それはオレだけのせいなのか?

2019-01-10

結局バーチャルさんって何だったの?

ばあちゃるではないよね

ビッグブラザー的な何かが背後にあるのか?

オムニバスに見せかけて大きなストーリーに繋がって行くというのか?

それとも視聴者の俺たちがむしろ向こうからすればバーチャルさんなのか?

2018-07-13

anond:20180713173510

 いや待て、そもそも俺はトラバトラバ元のトラバ元のトラバを書いていないし書いた覚えがない。俺はトラバ元の文章を読んで不意に、きまぐれに「もし自分の頭がおかしいのだとしたら、おれは自分の頭がおかしいことをどのように認知すればいいのか」と思って、あのトラバあてにトラバを書いただけだ。つまり、俺が書いたトラバトラバ元のトラバ元を見返し、「このトラバ元のトラバ元を書いたやつは頭がおかしい」と考えたとしても、それはトラバ元のトラバ元になりすましトラバを書いた俺が頭がおかしいことの証明には成りえんのだ。

しかし、俺がトラバトラバ元のトラバ元のトラバを書いていない、すなわちトラバトラバ元のトラバ元のトラバ書き手が別人であるということは、はてな匿名ダイアリーにおけるビッグブラザーたるはてな以外には知りえないし証明し得ないから、俺のトラバトラバ元のトラバ元のトラバトラバトラバを書いた俺がトラバトラバ元のトラバ元のトラバを書いた人間と同一人物であるしか見なしようがない状態にあるわけだ。

するとだ。もし俺の頭がおかしくないのだとすれば、俺が説明材料としようとしていたこと……俺の頭がおかし可能性についてみずから言及し、少なくとも俺は俺の頭がおかし可能性について考察出来る程度の一定論理性をその身に有していることになるし、俺は「俺は頭がおかし可能性を有しているが、頭がおかし可能性を有しているという事実を自ら導き出し、俺自身意思によってそれを承認出来る程度には、頭がおかしくなっていない」と言えるかもしれない、という状況が、根本的に変質してきてしまうんだ。

 俺は俺が書いたトラバトラバ元のトラバ元および俺が書いたトラバトラバ元の会話上に、言うなれば「“トラバ元のトラバ元”と“トラバ元”という2つの人格しか通常認め得ない領域」に入ってしまったがために、意図せず俺は俺の人格としての固有性の一切が認識されない空間の内部へと、割り込んでしまった――俺が俺としての人格承認されない空間に割り込んでしまったのだ。さらに言えば、それがために、俺は自ら“俺固有の理性”というもの放棄してしまったのだ。そして、俺が“俺固有の理性”を放棄してしまったがために、俺が考える「俺の頭がおかしくないことの説明」は一切の意味を持たなくなってしまった。それは仮に「俺は頭がおかしくなっていない」という絶対的事実を俺が有していたとしても、“俺固有の理性”が承認されない空間では、「自分のことを自分ではないと言っている頭のおかしいやつ」にしかならないし、“トラバ元のトラバ元”と“トラバ元のトラバ元のトラバトラバを書いた俺”とがそれぞれ別個の人格を持った人間であるという認識他者に強いたところでそれは証明し得ない事象に対する「自分はこのように感じられるからそういうことにする」という相対主義理屈……「私はあれがシカクに見えるが、お前があれはマルであるというのならマルであるということにしてもいいし、そういう解釈をすることもできる」という話にしかならない、ということだ。だから、“俺固有の理性”のゆらぎが収束することはなく、どちらにしても「俺が頭がおかしくないことの説明」は何の意味もなさないわけだ。

しかしながら、ここまで考えたところでなんだか俺はよくわからなくなってきた。俺がトラバ元のトラバ元とトラバ元の二人格しか承認し得ない空間に割り込んで俺固有の理性を放棄してしまったところまではいい。しかし、俺が俺が書いたと認識している今俺がトラバを書いているトラバトラバ元にお前がトラバを返したということは、つまり俺は“俺固有の理性”をお前に知覚されたこと、承認されたことにほかならないのではないか

だとするならば、今俺がトラバを書いているトラバを書いたお前に「お前は頭がおかしい」という返信を俺が送られたのならばだ。お前が俺のトラバに対して送ったその文言が持つ意味に反して、「“俺固有の理性”の復活」を意味するのではないのか? ――だって、“俺固有の理性”を喪失させた今俺が書いているトラバ元のトラバ元のトラバ元のトラバ元の人間は、このトラバを受け取っていないわけなんだからトラバ元のトラバ元のトラバ元のトラバ元の人物と、このトラバとこのトラバトラバ元のトラバ元を書いた俺という人格は、俺の現状の認知上でははっきりと区別できる状態になっている。俺が有している「俺自身認知への疑義とその疑義承認」が意味を持つことになるのではないか

まったく、頭がこんがらがってきた。そもそも今俺が書いているトラバトラバ元のお前は誰だ? そもそもお前こそ、お前が確かな認知の上に事物を適格に知覚し遠隔的に今俺が書いているトラバトラバ元のトラバ元のトラバ元のトラバ元のやつとトラバ元のトラバ元のトラバ元のやつそしてトラバ元のトラバ元たる俺という複数人格が並びたつトラバに参画し発覚している事実をもとに正確に論駁しているのだといった顔をした不明確な人間――あるいは新たな“自分固有の理性”の喪失者ではないのか? お前は自らの手で喪失していた俺固有の理性を復活させたしまたそのことでこれまで前提となっていた諸条件をほとんどまったく打ち壊してしまったのだ。お前がトラバを送ったことでお前が踏まえていた諸トラバの均衡がまったく崩れてしまったのだ。そしてそうなった現在の時点におけるお前のトラバは全く意味を成さないし承認に値しない。俺はお前が俺に付けたトラバを退けるぞ。俺がお前の意見承認するのは、お前がお前が崩した諸トラバの諸条件をお前の理でもって再び正してからだ。さあ、お前の番だ


こ の ま す だ は ね た で す ほ ん き に し な い で く だ さ い

2018-07-07

死刑反対論

私は死刑反対論者だ。

しかし、他の人が言うような人権云々を訴えるつもりは毛頭無い。

単に犯罪者に罪を償わせる観点から言えば、終身刑こそが死刑以上に重く、適切な刑罰であると考えているからだ。

そもそも死刑が最も重い刑罰だと言う世間認識理解できない。

人間死んだらそれまでだ。死ねばただ肉塊が残るのみである

刑の執行は長くても数時間からないだろう。それで犯罪者自身の罪は消える。

いや、道徳的には消えないのだろうけれど。

死んでしまった以上、犯罪者にそれ以上の刑罰を求めることも与える事も出来ない。

死刑はその人の命をもって罪を償う行為である

言ってしまえば、それで終わりなのだ

どんな重罪を犯したところで、犯罪者の命一つを差し出せばそれで終わりなのだ

果たしてそれで良いのだろうか。私は違うと思う。

話を戻そう、私は終身刑こそが最も重い刑罰だと考える。

自由を絶たれ、希望を絶たれ、日々惨めさを噛み締めながら、ただ老いて行くだけの人生を送らせる事こそ重犯罪者必要過程ではないだろうか。

ジョージ・オーウェル1984ウィンストンスミス最期想像して欲しい。

なぜウィンストンは反逆の事実を持って即処刑されなかったのか。

それは心が屈していなかったかである

反逆心を抱えたまま処刑することの無意味さを、

己の罪を認め、悔い改めながら死を受け入れることにこそ意味があることをビッグブラザー理解していた。

今日オセアニアでは人々はニュースピークダブルシンクを通じ認識操作されるため、禁止命令をされる前に、すでに党の理想どおりの考えを持ってしまっている。

党の考えに反した者も、最終的には「自由意思」で屈服し、心から党を愛し、党に逆らったことを心から後悔しながら処刑される。

https://ja.wikipedia.org/wiki/1984年_(小説)#ダブルシンク/


人類にとって死は究極の逃避行なのだ。重犯罪者にしてみれば尚更である

それをみすみす彼らに差し出す事は、彼らを苦しみから解放する事は、

果たして正しい選択なのだろうか。

犯罪を犯した犯罪者死刑にでもなれば世間はさぞかし溜飲が下がる事だろう。

世間の溜飲を下げる目的であれば、それがショーであるならば、私も死刑は正しい選択だと考えている。

しかし、罪を償わせることを目的にしているのであれば、死刑不適切刑罰であると言わざるを得ない。

犯罪者は、死刑によって、

自らの罪を悔い改める前に、自らの命と引き換えに、自らの罪から逃避できてしまう。

いや、我々が逃避させてしまっている。

今、再び死刑制度が注目を集める今だからこそ考えるべきだ。

我々の凝り固まった思考を捨てなければ、喜ぶのは彼らである

2017-11-30

anond:20171130024141

下のレスですでにソースは書いているけど?

反論するのは結構だが、議論を追ってからにして欲しい

https://anond.hatelabo.jp/20171129205233

Wikipediaを見ると、

会談では、日韓政府が今後国連など国際社会の場で、慰安婦問題を巡って双方とも非難し合うのを控えることも申し合わせが行われた

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E5%95%8F%E9%A1%8C%E6%97%A5%E9%9F%93%E5%90%88%E6%84%8F

とあるけど、「アメリカにある韓国人慰安婦像日本に対する国際的非難に当たらないんですか?」という話になる

(だから、なぜアメリカ人慰安婦問題を訴える理由というのは、「日韓両国ビッグブラザーであるアメリカに直訴して、問題蒸し返しいから」の様にしか思えないんだけど)

2017-11-29

anond:20171129204338

たとえば日本にもホロコースト記念館はある。

それは、日本がまだアメリカによる占領下に近いからでしょう

トランプ横田基地から来日したのもそういうメッセージだろうし)

 

像を建てたことが蒸し返しになるかどうかっていうのは感情的問題で、

良し悪しはともかく合意に反すると言うのはおかしいし、敵意を見出しすぎだと思う。

Wikipediaを見ると、

会談では、日韓政府が今後国連など国際社会の場で、慰安婦問題を巡って双方とも非難し合うのを控えることも申し合わせが行われた

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E5%95%8F%E9%A1%8C%E6%97%A5%E9%9F%93%E5%90%88%E6%84%8F

とあるけど、「アメリカにある韓国人慰安婦像日本に対する国際的非難に当たらないんですか?」という話になる

(だから、なぜアメリカ人慰安婦問題を訴える理由というのは、「日韓両国ビッグブラザーであるアメリカに直訴して、問題蒸し返しいから」の様にしか思えないんだけど)

2017-10-15

anond:20171015200656

ビッグブラザーに忠実な人間1984でどうだったかを考えろ。

彼らは幸せだっただろ?信者に進んでなる事で永遠幸せが得られるんだよ、理解しろ低能WWCDに参加しろ

2017-10-14

anond:20171014151751

ちゃんと読んだ?

前提として「ビッグブラザーの指示の元、あらゆるもの生産が上がり続けて、皆の生活はどんどん良くなってる」事になってるだろ

主人公もそうなっているように見せかける為に資料改ざんするのが仕事になってる。

1984世界も、資料や外面だけから見れば素晴らしい世界に粉飾されてんだよ。

2017-09-06

anond:20170906142429

昨日夜に病院に行った

症状も紙に書いた

時間について

いつもの宇宙論機械論

ビッグブラザーAIについて考えていた

ビッグブラザー的な妄想だった

誰がビッグブラザーなんだろうって妄想した

AI設計者がビッグブラザーなのかなって

2017-07-22

https://anond.hatelabo.jp/20170722230151

AIが正しいって言ったら信じる奴がいるってことにディストピアの片鱗を感じる

ビッグブラザーに会えるまであと少しだぞ

2017-05-28

松本人志とか高須とかってさ

一生懸命金稼いだんだけど使い道がわからず、遊んで暮らす事にも引け目を感じるから

なんか政治とか語っとけば国の為に貢献してる気になるっていう、

一生懸命働く人は偉い→金を稼いだ人はさらに偉い→金を私的に使う人はダメ→それなりの地位にある人は国の為に滅私奉公しなければいけない→国の為にお金を使う人が正義

という、神の見えざる手によって仕組まれミームなんではないか、と思い始めた。

っということは、一生懸命働くってことをアプリオリに良しとするのは結局は全体の意思なんであって、それを自負するというのは完全に思考停止に陥ったビッグブラザー万歳とか言ってるあの人達と何が変わらないんだろうか。

2017-05-23

[]国連特別報告者ケナタッチ氏の批判に関する日本の質疑と英国での質疑の違いよ

国会ウォッチャーです。

 衆院本会議で、共謀罪法案が通過する予定です。これについては、もうどうしようもないけれど、明日の参院法務委員会での審議入りは、阻止しないといけません。何度も言いますが、基本的に反対派にはノーチャンスなので、できるだけ先延ばしして、情勢の変化を待つしかないわけです。大体審議入り時点で30時間とか抜かしてたのに、審議入りに同意したことが一番の失策だったなと思うので、山井和則さんは反省して欲しい。審議入り時点が一番抵抗しやすかったわけでね。参院農林委員会桜井充議員のもあとで起こすかもしれませんが、まずは法務委員会から。

参院法務委員会の仁比聡平議員質疑

 仁比さん、めちゃくちゃ怒ってましたね。普段は温厚な方ですが。

仁比

「略)ジョセフ・ケナタッチ国連特別報告者が、安倍総理大臣に送付した書簡がありますが、大問題になっていますが、大臣としては、どのように検討されたのですか」

金田勝年

5月18日、先週金曜日ですが、国連人権理事会プライバシー権利特別報告者が、日本政府に対する書簡におきまして、えープライバシー権利特別報告者が、日本政府に対する書簡におきまして、現在国会で審議中のテロ等準備罪法案につきまして、懸念を表明されたことは承知をしておりますしかしながら、書簡の中で記載されております、懸念や指摘事項の多くは、本法案の内容や、国際的組織犯罪防止条約の義務等につきまして、必ずしも十分な理解の無い中で、記載されていると見受けられると理解しております。えー(菅とと共通カンペを読み出して急にスムーズになる)、直接説明する機会が得られる無く、公開書簡一方的に発出されたこと、そして同書簡の内容が著しくバランスを欠き、不適切な内容であることにつきましては、外務当局において、強く抗議をしたものと承知しておりますそもそも国連は、国連安保理決議や同種の会議において、繰り返し表明しておりますとおり、わが国を含む、残された数少ない未締結国に対しまして、国際組織犯罪防止条約の一刻も早い締結を求めている、プライバシーの、プライバシー権利特別報告者は、独立した個人資格で、人権状況の調査、報告を行う立場にあり、その勧告等は国連の立場を反映するものではないものと考えております。申し上げるまでも無く、テロ等準備罪は国際的組織犯罪防止条約を締結するに伴って、必要なものとして新設するものであるところ、二つございます。一つは、対象となる団体を明文で組織的犯罪集団に限定することにより、一般会社団体労働組合などが適用対象とならない、そう明確にした点、それからもう一つの点は、したがって、こういう考えのものと、本法案は、プライバシー権利を含め、およそ人権を不当に制約するものではないことは明らかである、と関係省庁と調整しておりますし、同時に外務当局において強く抗議をしたものと承知をしております。以上であります。」

仁比

「なるほど、と自民党は言ってますが、驚くべき国際社会に対する不遜な態度じゃないですか。このケナタッチさんは個人、ということを、官房長官もえらく強調されていましたが、人権理事会の決議に基づいて、プライバシーに関する権利に関する特別報告者としての任務に基づく照会でしょ。これ、さまざまな、国際人権国際法に関して、こうしたやりとりが行われることありますけども、この4項目情報提供を求められていますが、情報提供をするべきものではないんですか」

金田

「ご質問の、プライバシーに関する特別報告者の指摘に関しては、その書簡の中身を精査をいたしまして、外交ルートを通じて、しかるべき回答をするものと承知をしております。」

仁比

しかるべき回答って、求められている情報提供をするのが、日本政府の務めであって、法務省はそこに関わって、実際にさっき大臣少しおっしゃりはじめたけども。だから私は国際社会について、国連にそれを言ったらどうですかといってるんです。情報提供をしっかりやるというのが政府の立場でしょ、それをね、書簡が届いた、いきなり不適切だ、抗議するっていう、国連人権理事会に対して極めて不誠実な態度だと私は思うんですが、大臣そういう認識は無いんですか。」

金田

「(国連対応は外務省だけど、聞かれたからあえて答弁しただけだもん、とおっしゃる)」

仁比

特別報告者から、わが国官房長官に対する反論が出ております大臣ご存知なのかどうか知りませんけども、

”私が日本政府から受け取った強い抗議は、ただ怒りの言葉が並べられているだけで、まったく中身のあるものではありませんでした。その抗議は、私の書簡実質的な内容について、ひとつの点においても反論するものではありませんでした。私は安倍晋三内閣総理大臣にあてた書簡に書いた、すべての単語ピリオドコンマに至るまで、維持し続けます日本政府がこのような手段で行動し、これだけ拙速に、深刻な欠陥のある法案を、押し通すことを正当化することは絶対にできません。今こそ日本政府は、立ち止まって内省を深め、よりよい方法で物事をなすことができることに気づくべきなのです。私が書簡にてアウトラインをお示ししたすべての保護措置を導入するために、必要な時間をかけて、世界基準民主主義国家としての道に、歩を進めるべきときです(つまり今は世界基準民主主義国家ではないと)”

 このような反論が出されるほど、今の日本政府の対応は極めて不誠実。言い方を変えますと、国内で、異論反論を、数の力で封殺する、国際社会の、人道法にのっとった、指摘に対しても、こうやていわば感情的に反発する、これ異論を封じて、何がなんでもって言う安倍政権に対する、この書簡は痛烈な批判だと思うんですけども、大臣いかがですか。」

金田

「ただいまご指摘の報道があることは承知しております日本政府として正式反論を受けたわけではないことから、コメント差し控えさせていただく。いずれにしても先ほどから申しておりますように、特別報告者からの指摘に対しては、外交ルートを通じまして、しかるべく回答をしていくものと承知をしております。」

仁比

「(この批判をうけている法案の責任者あんたで、あんたの答弁の内容がダメだって言われてんだぜという仁比議員)」

外交はうまくやっている安倍政権はさすがだにゃあ。

ケナタッチ氏は日本だけに意見をしているわけじゃない(イギリスの例)

 twitterとかはてぶとかを眺めていると、内政干渉だ、日本だけ甘く見やがってまた国連は、みたいな痛い主張をされている方がたがおられますが、国連人権理事会は、日本も批准している国際人権規約に基づき定められた組織です。また条約は国内法に優越ますので、当然日本の国内法に関して意見、勧告をする立場です。ケナタッチ氏は2015年国連人権理事会において初めて任命されたプライバシー担当の特別報告者です。特別報告者は、独立した個人資格とされていますが、この意味は、国連無関係の人、ということではなく、人権理事会の指示を受けずに行動できる、という意味です。特別報告者には国連人権理事会だけでなく、総会にもレポートを提出する権限があります。彼はもともとデジタルプライバシー専門家のようで、EUで活動していたため。就任早々イギリスインターネット監視法(Investigatory Powers Bill)に対して意見を出しています。これはほんとうにクソみたいな法律ですが、イギリスマンチェスターのテロのような事態が頻発していますので、昨年12月に、2年近い議論の末、成立したものです。これは、端から端までクソみたいな法律だと私は思いますが、以下のリンクにあるような意見を提示しています。まぁ簡単に言うと、くそみそに言ってるわけです。ガーディアンインタビューには、オーウェルよりもひどいとか、冗談想像するよりもはるかに上を行っていて驚愕したみたいなことを言っています

http://www.ohchr.org/EN/Issues/Privacy/SR/Pages/AnnualReports.aspx

 当初案の概要を言うと、イギリス国内で行われるインターネット通信の全てを監視する権限警察に与える、警察監視する組織は無い。また英国内で活動するコミュニティプロバイダーのEnd to End encryption (E2EE)を禁止する、という法律でした。修正してもクソみたいな法律ですが、一応修正案では、警察活動が適正であるかどうかを監視する独立のコミッティーが設けられること、E2EEの禁止はしないが、英国内のサービスプロバイダーは復号する技術を確保すること、英国外の会社はこの義務を負わない、というところまでは修正されました。この修正を主導したのは、労働党と第4会派の自由民主党です。普通の国では、一応数で決まるにしても、絶対原案通り通さなければならないなんていうこだわりはなく、ごくごく当たり前に野党の指摘事項に対して、与党協議して法案を修正していくのです。昔元民主党の嶋聡さんがカナダだかドイツだかの議員と話したときに、「えっ野党なのに法案修正に参加するんですか」と驚いて聞いたところ、「国会議員が法案の修正をしないなら何をするんだい?」といわれたというエピソードを話されていましたが、まぁそういうことでしょう。(委員会質疑を通して公開で修正していく議会と、非公開の党同士の協議だけで修正して、委員会疑義に答えないわが国の議会の違いがわからない方がいらっしゃるようです。)

 そしてイギリス議会ディベートとりまめにも、ケナタッチ氏の指摘事項は取り上げられています

http://services.parliament.uk/bills/2015-16/investigatorypowers/documents.html

https://www.publications.parliament.uk/pa/cm201516/cmpublic/investigatorypowers/Memo/IPB36.htm

https://www.publications.parliament.uk/pa/cm201516/cmpublic/investigatorypowers/160324/am/160324s01.htm

 またこの法案に関しては、プライバシー担当だけでなく、表現の自由担当などからも同様のSerious concernsが示されていますが、英国が「極めて不適切だ!」なんて怒ったりはしてないですよ。

以下は英国下院での質疑です。質疑者はジョアンナ・チェリースコットランド国民党議員です。答弁者はデヴィッドアンダーソン、この法案に関する政府の専門委員です。

チェリー

「三番目に、法案の合法性についてお聞きします国連特別報告者が、この法案に懸念を表明し、この法案には、EU法、または英国に課されているEU人権に関する条約のオブリゲーションにこたえていないのではないかとしています。彼は特に、このような権限が、一見して、欧州司法裁判所のSchremsの判例に、または欧州人権裁判所のザカロフの判例が示したベンチマークに反していると提言しています。このレポートをご覧になりましたか。」

アンダーソン

「見ました」

チェリー

「彼の指摘にあなたはどのような見解をお持ちですか」

アンダーソン

「彼はヨーロッパ法あるいは国際法が要求しうる一つの側面についての見解をかなり拡大しておられると思いました。私は、それが唯一の見解であるとは思っておりませんし、250人の優秀な弁護士サインを添えて、ガーディアンにも送ったところです。(このコメントはまず第一にガーディアンの一面インタビューで示されて、そののち年次報告書で挙げられた。)

 例をお示ししてよろしいでしょうか。ハンガリー事件で1月に示された欧州人権裁判所判例では、”大規模なコミュニケーション監視は、差し迫った事件兆候に対しては容認されうる”としております。これは(議論が)進んでいるところであると思います。また、このような権限に対しては、適切な法的なセーフガードが必要であることを示唆しているだけであろうことは、賢明な方には同意していただけると思います

 私は欧州裁判所の中でも現在つの見解があるものと承知しています。私はその点で、特別報告者に同意しないわけでありまして、また250人の弁護士の方も、この法案に賛成する立場を明らかにされております。もちろん、もっと判例クリアになっていくと思われますが、夏ごろまでに、ルクセンブルグデービスワトソンの件が結審すると思われますので、それを待ちたいと思います現在のところ、私はこのような例(大量監視)に対する判例は明確になっていないものと考えております。」

チェリー

「ではあなたの見解では、司法判断は、拮抗した二つの潜在的な議論の方向性があって、我々はそのシチュエーションを詳しくは存じませんが、デービスワトソンの司法判断が今年後半に出れば、よりよい方向性が示されるかもしれないということでしょうか」

アンダーソン

「またストラスブールビッグブラザーウォッチアンドリバティの件もございます。この件は結審がいつかは私は知りませんが、少なくとも、基本的に二つの見解があるということでございます。(この、反対意見がある、ということを認められないのがわが国の与党)一つは、大規模なコンテンツへのアクセスは、たとえ機械によるものであっても間違っていて、非常に強力な規律に従った場合でも、人々のプライベート生活に実際に、最小限の介入することも許されない、という見解。またもう一つは、より実践的な、これは程度の問題であって、どうしても必要な場合には、その場合に応じて必要な程度のプライベートへの介入をすることは仕方ない、とする見解です。」

チェリー

個人的情報について簡単に伺いたいと思います。それが可能であれ、不可能であれ、医療に関する情報のような英国市民が一人ひとりもっている情報についても、大量監視によって収集される危険性はありますか。」

アンダーソン

「私は法的にはそれは排除されていないと考えています。どちらにせよ、それが正当化されるかどうかは、第一に、国務大臣サインをしたかという点、第二に裁判所がそれを認めたかどうかという点に依存すると考えております。(一般人監視対象にはならないわけであります。と安倍、金田ならいうところですね)」

チェリー

現在の法案で、この大量監視対象には、子供も含まれ可能性があるという理解でよろしいですか」

アンダーソン

「くりかえしますが、法的にはその可能性は排除されておりません。(わが国でしたら、子供監視対象になることは考えられないわけでありますというところだね)」

チェリー

「では、このような内国安全テロリズムに関する調査が、子供対象にして行われるなどということは到底正当化できないということには同意していただけますか」

アンダーソン

データセットの対象の件に関しては、私の所掌するところではないので、お答えは差し控えさせていただきます個人情報用途につきましては、私が知る限り、情報局コミッショナーのほうで数年間保管され、そのレビューを受けることとなっていると承知しております。彼に聞くのが適切であると思います。」

んで、いちおうケナタッチ氏も、2017年報告書で、とてもではないが、完璧ではないが、監視委員会の設置など、最低限の修正がされたことは歓迎したい、というような報告をしていますよ。おそらく、次回の報告書で、日本は名指しで批判されると思いますが、わが国の官房長官はじめの面々はカエルの面にしょんべんで、いっさい気にされないと思いますがね。

 あと、大事な点ですが、日本を除いた全ての先進国は、個人通報制度留保していないので、共謀罪に限らず、国の法律により、国際人権規約に反する扱いを受けた場合には、国連に直接、個人通報することができます。日本が各国が持っている共謀罪を導入するとされている今回の法案に対して、ケナタッチ氏は、裁判所ほとんどチェック機能果たしていないという現在の司法制度の問題点を指摘していましたが、人権理事会そもそも個人通報制度の窓口ですから、この点についても日本には厳しく当たってくると思いますよ。

追記:これによって、イギリスの野党はすごいって言いたいわけではないので、そこはもにょるわけですが。特に、この法案に対する労働党の腰砕けっぷりはひどいもんで、テロが頻発する内情を勘案して、おおっぴらに反対することができずに、アンディ・バーナムあたりが、労働党のクセに、積極的に法案通過に協力してるのはもうなんだか終わってるなぁとは思っているわけです。

 ちなみにこの法律の成立によって、英国で行われる全てのインターネット通信の記録が残されることになり、イギリス事業者大臣裁判所の求めに応じて全ての暗号を復号する義務を負うようになります。つまり、ある個人のAさんがインターネットで何を買ったか、何を検索したか、どんなSNS発信をしたか、全てのログを取って、必要に応じて解析する、という立て付けの法律ですので、まぁオーウェルよりひどい、という意見も当然でしょうが、ここで言いたかったのはあくまで、国連特別報告者にコメントされたからって英国政府は抗議なんてしてないってことと、最低限英国政府は、法案が何をするのかについてはごまかさずに正面から示している、という、この2点です。労働党が「確かな野党」的ポジションにいる、ということが言いたいわけではないわけ。まぁ本当に最低限の修正だけはしたんだろうけどね。

2017-05-04

「こんな時間に誰か来たようだ」←忙しいアピールうざい

そんなこといちいち報告しなくていいか

ネットに書く暇あるなら別に忙しくもないはずだし

さっさとその誰かさん相手してから書き直せばいいだろうに

あと「○○(ほぼほぼ飲食物)吹いた」とか言うのも「おまえが口に入れてるもの興味ねーから」と突っ込みたくなる

こういうノイズがなければインターネットもっと整然とするだろうな

日本人にはSNSとかで一挙一動を全世界に公開したがるセルフビッグブラザーが多すぎる

2015-12-18

日本にも24時間以内にヘイトスピーチを削除みたいな善きビッグブラザーみたいなシステムがあればネトウヨも死んでネットも少しは平和になるだろうに

2015-12-17

ドナルド・トランプアメリカ人から支持を集めている」という誤解について

ドナルド・トランプ|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

 というわけで、恐らくほとんどの政治家トランプ発言を受けて、「これで、トランプは支持を失う」と予想したと思いますが、逆に支持率が上がってしまったというのが、現在アメリカの「現実」というわけです。

  厳密に書くと、「共和党支持者」における支持率が上昇したわけですが、いずれにせよ以前のように「多民族多文化共生」「人種サラダボウル」といった価値観が、本家本元のアメリカですら受け入れられなくなりつつあるのかも知れません。



アホか。何が「アメリカの「現実」だ。「本家本元のアメリカですら〜」だ。いくらなんでも分析小学生レベル

ドナルド・トランプ共和党内でなぜ圧倒的に支持されているのかというと、「共和党内部の候補者争い」にステ全振りしてるからだ。

トランプ以外の他の共和党候補者候補者指名後の本選挙を睨んでいる。

共和党内部の白人至上主義者たちの票をいくら集めたところで、移民国家アメリカ大統領選挙じゃ勝てない。

大統領選とは、あたりまえだけど、「共和党」+「民主党」+「その他」で行われるものからだ。

この「その他」の部分が重要で、大統領選事実上、「共和党にも民主党にも属さな浮動票をどれだけ集められるか」にかかっているといってもいい。

なので、共和党だろうと民主党だろうと「浮動票」集めに必死で互いに気を使っているんだけど、トランプ全然そんなこと考えずに全力で共和党の支持だけを求めにいってる。

そのための手段が「メキシコ万里の長城をつくれ」などの過激差別主義発言だ。

こんなことはまず他の共和党候補者には言えない。浮動票を持つ人々が見れば「なんだこのバカは」と一発で失望するのは明らかだ。

しかし、トランプ浮動票など無視する。

他の候補者にはできないラジカルな発言をすればするほど共和党員は「トランプさんは正直でおもしろい」と考え、他の候補者を「うわっつらだけの臆病者」とみなすようになる。

開き直って差別的発言をやるやつが「正直もの気持ちがいい」と支持を集める現象日本でもありますね。

しかし、それでは大統領選に勝てない。

たぶん、他の共和党候補者からみたら荒らしみたいなものだろう。

自分たち必死大統領選挙選のために政治的ギリギリ正しい線を守るのに苦労しているのに、トランプはそれを根本から否定して、票をぶんどっていく。

トランプは後先なんて考えていない。元々、大統領選放棄常習犯だ。今回ももしかしたら候補者指名直前になって「やーめた」と言い出すかもしれない。

しかも、トランプのせいで本来なら出せてたはずの「正統な」(トランプの基盤は元来共和党にない)候補者を本選に指名できなくなるのだから共和党にとってこんな迷惑な話はない。

トランプ共和党蜜月みたいにみなすのは間違いで、むしろ彼らは不倶戴天の敵なのだ

2014-04-04

ビッグブラザー亡き後の世界

宇野常寛『リトル・ピープルの時代幻冬舎2011の続きを野木の行き帰りに読み続ける。「リトル・ピープル」とは「ビッグブラザー」と対で使われ、その意味大きな物語に対する小さな物語とかなり近い。その意味ではビッグブラザーモダニズムの真理を体現し、リトル・ピープルはモダニズム解体後の小さな物語を紡ぐ個々人ということになる。

と聞けばお決まりポストモダニズム論かと思うがそうではない。著者は村上春樹を80%称賛しながら、この対概念村上の中でどのように扱われているか分析する。それによれば、村上はお決まりポストモダニズム論に読者を引きずり込むのではなく、ビッグブラザーが壊死した後にリトル・ピープルの紡ぐ小さな神話に引き込まれることこそが最も危険なことである警鐘を鳴らしていると解説する。

そしてその小さな神話の実例としてあがるのがオオムなのである。そして大きな物語から安易デタッチメントではなくコミットメントというメッセージを発するのだが、ではそのコミットメントとは何か?

これが最も難しい。小さな神話が厭世的なカルト物語であるのならコミットメントとは社会的公共的な何かへの取り組みということになるのかもしれない。そして恐らく現代はそう言う方向へ流れている。3.11はそれに拍車をかけていると言えるだろう。しかし、ここで、はたとショックドクトリンの議論を思い出す。社会的コミットメントであればそれは全てが正しいことなのかと言えばそれはそう簡単に肯定できることでもない。ここにも様々なリトル・ピープルが潜在し目に見えない邪悪ものが潜んでいると僕には思えるのである。リトル・ピープルの時代とはそうした小さな邪悪との闘いの社会であり、それ故にビッグブラザー時代よりはるかリテラシーが求められるのだと思う。

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