はてなキーワード: タフガイとは
タフガイって知ってる?というのと察して
私は傷付いたことがないんですよね。
「傷付く」って中学生ぐらいの頃に少女漫画とか女性向けコンテンツによく出てくるのを見て「これなんなんやろう?」と思ってました。
なんやそれうざったい。気に食わないことあって拗ねとるだけやん。
と思っていました。
いや今でもそう思っています。
「傷付く」っていったいなに?
私も中学生時代なんか人並みにいじめられたり頭おかしい教師と激突したりもしましたが
「傷付」いたことなんかないんですよね。
ムカついたことは沢山あるけど。
みんなに聞きたいのは
本当に「傷付」いてるの?ってことなんです。
陶器かよ。
いや泥沼のベトナム戦争に放り込まれて一週間もベトコンにおびえながらジャングルをさまよったり
爆弾で吹っ飛ばされた戦友のはらわたかき集めて脚を探したりしてたら
それはなんか後遺症とか出るのかもしれない。
でもさあ、普通の社会の人間同士のやり取りで「傷付いた」ってなんなの?
リアルで「傷付いた」とか言ってる奴って、少女漫画の恋愛をリアルの恋愛で生かそうとしてるのと同じぐらい痛いでしょ
なんか傷付いたらすごい人生全体にデバフがかかることになってるんですよ。
いやそれ自分でそうやってるだけじゃん。
自分で自己憐憫して浸ってそういう方向に自分で向かってるんじゃん。
「傷付いた」っていうののほとんどは単にむかついただけだと思う。
むかついたら一旦そのむかつきに正当性はあるのか、相手と立場ひっくり返したりして考える。
それでもむかついてるならやりかえせよ。
私はなんか電車で結構おっさんに絡まれる方で2年に1回ぐらい強めのトラブル起きてるんだけど
相手がどれぐらいの気持ちでやってきたかに関わらず本気で「殺すぞ」の勢いで瞬発で行くからね。
まあ身体も大きんだけどさ。小さくても負けることは無いと思うね。
顔中汗かいてブツブツ言いながら逃げていくおっさん、走って逃げていくおっさん、いろいろ見てきたし
ほんとに深夜で人通りが無かった時には口から血をボトボト出させてたやったこともあるね。(そのへんは今後の人生で2度と通らんからいいやと思ったし。)
でもそのあとは全く引きずらないし、傷付いたことなんかない。
そんなこと言って自分を縛ってどんどん人生を暗い方に自分で持ってってるんでしょ。
まあそういうことをする余裕がある人なんだろうなとも思うけど。
なんも余裕なくて必死に生きてる奴は傷付いたーとか言ってられんし。
ただムカついたりビビったりするだけ。
>でもそのあとは全く引きずらないし、傷付いたことなんかない。
それにしては詳細に覚えてるし、それをわざわざ書くのはむしろ引きずってるように見える。
なんで覚えてるかって、印象的だからだよ!
私は結構暴力的な事件に巻き込まれる方ですが、それでもエキサイトした体験は一件一件印象には残ります。
ていうか、
「何人も〆てやった」「相手はおっさん」「一度口から血がどばーって出るほどしばいたことも」
程度の記述は言うほど詳細か?
人を〆ながらきみは傷付いていたんだよ!って言われても、それどんな奴なの。
やっぱり「傷付く」って言葉を擁護する人間は少女漫画文化にやられてる気がする。
厄介イケメンてだいたい人間としてめっちゃ悪質だと思うんだが、彼は傷付いてるの!的に免罪されるの謎すぎるよな。
髪の白い悪質イケメンじゃなく髪の黒い真人間イケメンのほうにしとけと。
自慢じゃないけどわりと円満でゆるくて裕福な家庭に育ったんだ。
ていうかさ「傷付いた」の内容物、コンテンツはなんやねん、ほんとはそんなんないやろ、という申し立てをしてる人間に対して
「君は幼少期に傷付いたのではないか?」って質問は日本語噛み合ってなくないか?
「傷付いたとはこれこれこういうことなんだ、だから君のご指摘は当たらない。」
という風に、傷付くってことの説明をまずせーよ。
あんたの無茶な理論で行くと、印象的な思い出は全部「傷付」いてたことになっちゃう。
でも「傷付く」ってそれぐらいガバガバであいまいな言葉なんだよね。
使ってる奴らもよく考えてないでしょ絶対。
今から書くこと全部外れてて欲しいんだけど
とか言いながらこんな雑な心理分析もどきでなんとか煽ろうと顔真っ赤にして頑張っちゃってるじゃん?
要するにあんたは私にムカついたわけよ。
簡単に言えば「こいつなんかエラそう」っていう反発だし、
もうちょい深く言えば「定義不明コンテンツ不明な言葉を振り回してる自分の日頃の無考えを指摘されてカチンと来た」わけ。
これは単に「ムカついてる」んだと思う、私は。
でもあんたの理論だとすべて「傷付」いてることになるんだっけ?
増田を書くのは傷付いてるからで、おっさんを〆てるときも傷付いてたと。
それに対してめっちゃ煽ろうと頑張るあんたは私が傷付けてしまった被害者なのだと。
世の中傷だらけすぎかと。アホかと。
そんななんでも全部「傷付」いてることになるんなら、
「ムカついてる」よりはるかに乱暴で大雑把な概念じゃない?「傷付く」って。
sds-page 感情が無い設定のキャラ、だいたい感情がある 増田
2020/09/08
人の話聞いとるんか。
感情がないなんてどっこにも主張してないだろ。
「傷付く」ってなんなんですか?「ムカつく」とか「ビビる」じゃないんですか?と言ってる。
私は情緒は豊かな方だしなめてきたおっさんにムカついてカッとなって〆たことは何度もあると供述もしてる。
pptppc2 傷ついたことがない増田 VS ギザギザハートの子守歌に出てくる触るものみな傷つけた奴 VS ダークライ
2020/09/08
けどあんなん要は「やなことあってイライラしてて弱いやつ狙って当り散らしてる」ってだけじゃん
イケメンだから許されてるけどきたねえおっさんがやってたらどうなの
alpha_zero alpha_zero 幼少期にこういった繊細な概念を学ぶ機会がなく、まとめて「ウザい」「ムカつく」等の大雑把な表現しか出会わないと自分の感情が理解できなくなり、キレやすくなるケースがあると児童心理の本で読んだことあるなぁ
2020/09/08
お前らと私とどっちが思考が細やかかをフェアに見比べてほしいわけ。
脳が粗雑だと難しいだろうけど。
何でもかんでも「傷付いた―」に放り込む人間と
「いや、それはムカついただけ。それはビビっただけ。
傷付いたってなんだ?ほんとにそんなのあるのか?」って懐疑を提示する人間と。
今回の文はつまり「傷付いたーとか言ってるやつは雑に生きてるせいで頭悪いんちゃうか?」と疑ってるんです。
「俺はお前らよりタフガイ」ではなく「私はお前らよりは頭いい」と言ってるんです。
反論は大歓迎だけど、ちゃんと問題文読解したうえで反撃してほしいな。
それは貴方の傲慢と人生経験の不足です。他人の心の中は文字通り想像を絶する程わからない。貴方には嘘としか思えないクソみたいな理由で人は傷ついたり自殺したりします。他人の心中を嘘と断定できる訳が無いのです
うんだからそれはただのアホでしょ。
傷付いたーって深刻ぶっみたせいで始まっとるでしょ。
「ムカついたから自殺します」ならこれただのアホやんけって気付いて自殺しなくてすむでしょ。
あと「じゃあムカつくってなんだよ」という質問が結構あるから答えると、要するに怒りですよね。
怒りってなんなのか、「自分の思う通りでない」ってことです。
例えば女に告白したのにフラれてムカついた。
思う通りでなかったことへの瞬間的反応です。
でもフラれる可能性なんて当然あったのになんでムカついてんだ?と。
そこを掘り下げると、
もしくはなんかうぬぼれてたんだなとか、
もしくは告白しながら実は相手の女のこと見下してるとこあったんだなとか、
客観的に見れるでしょ。
そしたらこのムカつきは単に自分でやってるだけじゃんてなって終わりでしょ。
これを「フラれて傷付いた」にしたら大変で、自己陶酔したまま逆恨みで相手をストーカーしたり悪口言ったり刺したり、自分が死んだり、大変でしょ?
ムカついてる自分を平易にムカついたんだねって認める人と、
大袈裟に傷付いたーって言い出す人と、
どっちが人に迷惑かけず自分の人生を無駄に暗くしない人間ですか。
みたいに一生懸命煽ってる奴、
要するにこんな話でムカつくーとかムカついたーとかを「傷付いた」扱いしえ頑張ってるわけで、
私の懐疑である「単にムカついただけのことを大袈裟かつよくわからん感じにするために「傷付いたー」って言ってない?」はますます当たりなんじゃない?
そういう攻撃性や「ムカつく」という感情の背後、識閾下には深い悲しみがあることが多い。怒りはあくまで第二感情。その悲しみが意識されれば無駄に少女漫画に切れるというようなことも多分なくなる。
逆だと思うな。
怒り、「思い通りでないこと」に対する不満が全てで、悲しいって言うのは怒りの亜種だよね。
身内が死んでなく人は「ずっといてほしかったのにいなくなった」っていう現実に不満で泣いてるわけ。
ていうか感情を意識してないのは、そういうことをきちんと分析して考えることがなく「傷付いた」ですませる雑な人達の方では。
思考が雑な人の特徴は明瞭で、語彙が雑。あと辛抱して読む力がない。これは怠惰なのではなくてやろうとしても出来ない。
この文にしたってどの辺で少女漫画にキレてるのよ。
ちゃんとした読解力や洞察力ある人ならむしろ「こいつ相当少女漫画好きやろ」と気付く。
少女漫画というのは精神的快楽をすごい突き詰めて分析して再構築する勝負なのであんな面白いものはなかなかないし頭のよい人間が読むに足るコンテンツだから。
少女漫画の文法や約束を現実にそのまま適用しようとするのは毒されててキチガイじみてるからやめろと言うだけ。少女漫画自体は卑下してないだろ。
mozukuyummy 勝てると思ったおっさんに反撃されて血ぃドボドボにされたら傷つくのではないかな?
2020/09/08 リスト
それはどうだろうなー
ていうか反撃しとるのはこっちだし
ただああいうことって色んな状況を想定しながらその瞬間に全力で行くわけ
後から傷付いたとかゴニョゴニョいうならその瞬間に全力でやってみなとは思ってる
やっていくうちに慣れてくるし慣れてるからこその緩みとかも出たりする
勝つか負けるかじゃないんだよ
汗流して逃げてったおっさんも口から血がドボドボ出たおっさんもその体験をどうとらえるかは
別に毎回必ずやり返せとか言ってるんじゃなくてちゃんとやれと言いたいわけ
ムカついたけど考えたら自分にそんなに理はないなってときはやるべきではないしさ
そういうことをちゃんと考えずに全部「傷付いたー」
瞬間に全力で当たらずに後からぐずぐずぐずぐ「傷付いた―」
それは雑に生きてるだけじゃない?
「傷付いたー」って言ってるだけの人間がなんで自分をなんかとても繊細でよく考えてるかのように思い込めるのかがわからんのよね
「熟考したけどそんなんないやろ」って言葉を尽くして疑問を提起する人間が、
傷付いたとは何なのか説明もできないのになんでも傷付いたー処理のやつより粗雑って
そんなことあるか?
konikko 関係ないけど過去の暴力行為をペラペラ喋る奴はマジキチ認定されるからリアルでは言わないように気をつけてな!まともな奴は去ってマジキチとペテン師に取り囲まれるぞ。
2020/09/08
ak248 傷ついたと言ってまわる若い女はうざいのはよくわかる。アイツらは地雷。同時に静かに黙って色々なところで涙を流して悲しむ人がいるのも事実。人の心は自分にも他人にも正確にはわからない。
2020/09/08
それどっちも等しくアホちゃう?って思う
imash 傷心:悲しく思うこと
悲しいって要するに思い通りにならんて泣いてるだけで
大したこっちゃないよね
2020/09/08
むしろ傷付いた傷付いたっていうのを中学生ぐらいで学んで盛んに言うようになるじゃん?それやるのが好きな奴はさ
そんで大人になってもまだおんなじことをやってるんなら、
「本当にこのやり方は自分の人生を豊かにしてるか」って一度真剣に検討した方がいいと思うんだけどね
同じでしょ
たとえばはてなとかでよく見る、痴漢のおっさんのことずっと恨んでる女
曖昧な「傷付いた」よりずっと精度が高くて対処しやすく分解できてると思うけどなこれ
unigame 傷ついたことなくて増田よかったじゃん。そんないい人生歩んでる上に他人の事嘘つき呼ばわりして傷つけるとかマジ許せんな。お前それ新型コロナかかってないからって「新型コロナとかいうデマ」言う奴と同レベルやぞ
だから傷付けてるんじゃなくて怒らせてるんでしょ
ムカつく―!ってなってるだけやん
違うんならムカついてるのと傷付いてるのが厳然と違うってことを説明してみなよ
違わんからろくに反論も出来ずにムカつく――っ!キーーーーっ!ってなってるんでしょ
以前、某ブログで「コンサル男の9割は金持ってるモラハラですよ」というエントリがあったけど、自分の個人的観測範囲からしても、コンサルに限らず、今活躍している「強い人」は、往々にして「人としての優しさ」を忘れてしまった人ばかりという感じである。
恐らく、強くなる過程で「優しさなんて勝つためには余計なもの」という結論に思い至ったか、或いは元々そういう思考の持ち主が生き残ったかのどちらかだろう。
電通の一件に限らず、過労自殺とかは、そういう強い人の影響下にある中で、最も弱い人がやられた結果だろうと、事件が起きるたびに暗澹たる気持ちにさせられる。
使い古された名言に
「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」
なんてセリフがあるけど、その言葉を借りるなら、世のタフガイの8割方は人でなしと言っていい。
そうはいっても「生きていく資格がないとか言われて死ぬ奴がどこにいるんだよバーカバーカ」という話ではあるが。
それに、今の世の中「強いけど冷酷な人」の需要は一定数あれど、「優しいけど弱い人」の需要なんて多分ない。
そもそも、優しさを保ったまま強くなるなんて物凄いストレスになりそうだし、ぶっちゃけ超難しそうというか、どうやったら実現できるんだ?とさえ思う。
だったら、もたつく人やノリの悪い人を見下し、あっさり切り捨ててのし上がり、溜飲を下げるほうが簡単な気がしてきて悩ましい。
以上、大して強くも優しくもない、面倒な奴が愚痴ってみた。
中村さんの言い方はわかりにくいけど、一応考えてることはまともっぽい。…問題はこういうめんどくさい案件にさわってしまったことか。どっちについてもいちいち噛み付きそうなアホがいる案件だけに直接のコメントは損…という印象はあるかな
会うとまとも△面と向かって人におかしい言える人がそんなにいない○…オフ会で「思ったより良い人そう」と言われたことを書く人がいるけど、みんながみんなネットの中にいる時みたいに「あいつキチガイだろ」という言い方はできないだけだと思ってる(つ∀-)
実際にパクリなのかどうかと言われるとパクリではないよね。似せたとかなんとか言われるならともかく、パクリという言い方をしちゃったことが引くに引けなくなっちゃった原因じゃない?
深夜食堂とかワカコ飯的なジャンルのものじゃん…。女くどき飯とは別物だし、パクリと言っちゃうのもちょっとなぁ…。
あんまり言いたくないけど、パクられるほど女くどき飯ってそんなにブームしたの?いや、経験豊富キャラの峰なゆかさんですらぐるなびに6回分しかネタを書いてないようなモノをそこら編の人がパクれるほど敷居の低いお題なの?もっと言うと、峰なゆかは本当にキャラ通りその手のネタを持ってるの?本人はGTOと比較してますが、タイトルとあらすじ(コンセプト)がGTOほど奇抜だったり、パクリようがないものを扱ってるかというとそれは違いますよね…。○○飯も女の子がごはん食べる系のマンガも別にありふれたテーマですし。女が飯食うマンガよりも男が飯食ってぼやくマンガのほうが最近は少ないから孤独のグルメのほうが女くどき飯よりもずっと大きな発明だと思ってる。(いや、みんなそう思ってるから商業化した時の展開が全然違ったわけで…)
そもそも論を言うと、パクリパクリと言う時と「簡単にパクれるもの」を扱ってると思われるから損だよなぁ…。参入障壁があるもの、技術が必要なものはパクられたところで勝てるし、そもそもパクること自体が難しいからね…。まして、安価版も必要になる製造業や食料ならともかく創作物の下位互換はゴミ。いやさ、うちなんて誰もやってないことをやろうとしてるのは川崎のスポット紹介ぐらいで、フリゲも時事ネタも躁うつ病体験記も全部先発・後発ともにいますよ…。ただ、その人らに勝てばいいし、パクられたとて足を引っ張られたことにこそなれど、その人はコピーなんだから負けることはないんだよなぁ。
だいたい愛着を持たれてる作品ならファンが「○○と似てる」「○○のパクリ」「○○の影響を受けている作品」「まるで○○さんみたいなことを言う」と言うんですよ。オリジナリティってそういうものだということがわからない人の発言を見るとなんかしんどい
僕もはてなブックマークでは「失言王」扱いですが、彼女もなかなかすごいようだ…面白そうだからじっくり見ていこう
この定義で行くと「貧乳好き・バカっぽいところがかわいい・一途で盲目な乙女さがかわいい・背が低い女性が棚の上のものが取れなくて背伸びするのがかわいい」辺りもロリコンに入りますなぁ…恐ろしい恐ろしい
完全に別概念ですな/今、「あなたがモテないのはあなたが(女の子から見て)気持ち悪いからです」と断言する本を選んでるんだが、気持ち悪いの基準がこんだけ論理破綻してる女性とはちょっと関わりたくないなぁ…
モテ本を読んで僕が「この本は目的を成し遂げるためには正しいけど、目的を成し遂げた先にあるのは本質論や客観性がない地獄のような世界だ」と途方に暮れてる様子をそっくりそのまま言葉にしたのが「峰なゆかさんの定義するロリコン」なんだよなぁ…。男も男で主観的な人いるが主観への依存度が違う
テレビゲームから囲碁・将棋みたいなボードゲーム、あるいはもっと広義な理数系科目全般でも良いんだけど、基本的に男のほうが数量化・客観的なルールのあるゲームが得意なんですよ。だから優れてるとは言わないけど、少なくともルールとプレイの関係がキッチリしてるからわかりやすいよね…だが、悲しいかな。人は童貞として生まれてくるし、性欲があって、メンツがあって、承認されたいから童貞をこじらせる卒業もしたくなるものなんだよ…(ただ言いたかっただけ)
だから、女性的な「(何をしたとか、スペックがどうこうよりもまずは、)キモチ悪い」が基準になってるものは理由が説明しにくいし、それがルールの基準になったら、それを攻略するための対策や傾向を見つけるのが大変なんだよね…。そこに対する恐ろしさを男で気づいてる人がどんだけいるかという話。
しかも、なゆかさんとかフェミがかった人って「女性の主観的な価値観で動いてる部分」を問題視もしなきゃ、ヘタすると主観を正当化するためのゲームとしてしか論理を使おうとしないところがあるからこわいなぁ〜って思ってるわけ。男にもそういう人はいるし、男でもそういう人なら嫌いだけどさ。
僕のフェミ嫌いはフェミを突き詰めていった時に出てくる「主観的な感情を果たすためなら言葉もジェンダーも態度も何もかもを相手を叩く道具に使っていいし、ダブルスタンダードになってもいい」と思ってる一部のクズに対する反感なんだよね…僕の人生には女性の、特にフェミが多いんよ。傾向的に。この話、おしまい。なんかズルズルと体が自分の意図しない方に引きずられていくのを感じるからやめる
範囲攻撃を範囲攻撃で返すようで恐縮なんだけど、なんで元AV女優の作家と元AV監督の作家の人気がある人達は両成敗で読者をバカだ臆病だロリコンだ全身無印・全身ユニクロだと簡単に罵り倒せるし、言葉もすごくざっくりしてるくせにドヤ顔なの?あの界隈は「俺様正しい」でできてるの?と困惑してる。はあちゅうとか古市みたいにイメージ戦略を大事にする人はライトな信者とディープな信者と媒体を分けてネタを提供するようにしてるからなぁ…。誰も彼もやなゆかさんみたくノーガードで戦えるタフガイ(?)じゃないのよ。少し前は戦わない人・ホンネを言わない人は信用できなかったけど、本当に伸びてる人はホンネを言うところをゾーニングしてるだけで言ってないわけじゃない。そういう人の方がアンチがいてもリア充っぽく見えるんだよね。まぁ、主にはあちゅうと古市のことですけどねw
嫌いな相手はなんでもkanoseか本物川界隈かフェミ界隈に入れて区別なく叩く雑な話しか出来ないのに自分ではあたまいいと思ってるのが気の毒
サイコキラーの心理分析チーム(FBIの行動分析課)を扱った題材だから、
そういうのが嫌いな人は無理だけど、毎回毎回こうきたかっていう事件の幅があってあんま飽きない。
キャラクターが魅力的だから、暗い題材だけど、なんか見てられる。
こいつの前にギデオンっていう超しぶいやつがいたんだけど、こんな殺人ドラマにもう出とうない!
ってギデオンの役者がやめちゃった後は、こいつがチームの長老ポジション。
アラブ系の顔してるのが踊りだしそうですごく最初は戸惑ったけど、こいつと殺人犯の心理戦は手に汗握る。
・デレクモーガン(男)
ただの脳筋野郎かと思いきや、意外と空気読めるし頭の回転も速いし情に熱い奴。
・アーロンホッチナー(男)
チームリーダー。いつもしぶい顔をしてるので、眉毛と目の間がすごく狭い。
途中の展開がヘビーすぎて、こいつ絶対立ち直れんでしょって思ったら
不死鳥の如くチームリーダーに舞い戻ってきた。ある意味一番タフガイ
イケメンで天才という高スペック。このチームはこいつの頭脳に大分依存してるんじゃねえのかって
くらいの知識の量や記憶力分析力を持っているが、一番の若手で若干空気が読めないので、扱いが雑。
頭のおかしい犯罪者から慕われたり、監禁されて薬中になりかけるという危険な目に合う不運な奴
・エミリープレンティス
前任者も好きだったけど、こいつは性格がさっぱりしてて個人的に好き。
凄惨な現場にいるのに「あらあら」ってな感じだ。基本的に感情がこもってない
喋り方だが、意外と冷静に周囲に気を配れる縁の下の力持ち。
・ジェニフアージャロウ
とにかく可愛い。美人。チームの花。気配りに長けているし可愛いし仕事ができる。
出産をしてから子どもの事件にさらに敏感になり冷静な判断ができてない感は否めない。
ちょい役だったはずなのにその可愛さにあまりに人気がでてチームに加わったラッキーガール。
元天才ハッカー。リード同様、チームはかなり彼女の情報処理能力に依存してる。
大阪のおばちゃん並にド派手でよく喋る明るい彼女だが、犯罪被害者のためのボランティアをこっそり
タイトル通りゾンビの出てくるコメディ映画で、アメリカではヒットした。日本では、どうなのかな?
でもこれ、面白いんだよ。ゾンビ映画だが基本そんなに怖くない(だってコメディだしね)ので、映画好きで観れる人は観てほしい。
さてここから本題なんだけど、映画の中盤当たりでこの増田の事を思い出させるシーンがあったのでその事について書きたい。
当然、内容に触れるから、これから観るからネタばれはダメとか言う人は読まないで。
この「ゾンビランド」は上に述べたようにコメディ映画なんだけど、アメリカのコメディ映画のパターンの一つで、主人公はダメダメルーザータイプの人間に設定されている。
つまり非モテですよ。大学生、あるいはそれ以上の年齢設定になっているが、全然女の子にモテた事がない、家ではずっとテレビゲームをやっている非モテ青年。
別に見た目キモオタなわけじゃなく、演じている俳優さんも普通の顔立ちだが、映画の中では頼りない、情けない、モテナイ雰囲気を漂わせている。
そんな主人公がゾンビの増殖して人間社会が崩壊した後のアメリカでマッチョタフガイ一人と、二人の姉妹に出合い成長するという予想通りの物語なんだけど、この姉妹が詐欺師姉妹で、主人公とマッチョは何度か騙されるんだが、一緒に旅をするうちに主人公と姉の方が良い関係になりそうになる。
夜、二人っきりで酒を飲みながら話しているうちに、昔話をするようになる。
非モテの主人公でかつアメリカの話だから学生時代のうちに男女間でのイベントがいくつもあるわけで、そういうイベントで主人公が女の子達に相手にされなかったと言う話をすると、姉が怒り、主人公にその時の苦しみを償ってやると言って、主人公とチークダンスをはじめ、主人公はついにファーストキスをする一歩手前にまでいくが...
もちろん、ファーストキスにはならない。こういうオタ系主人公のコメディは基本成長物語なので、女の子と結ばれるのは最後の最後、試練を乗り越えた後になる。
なのでそれは当然なんだが(そして最後に結ばれるのも当然)、俺がこのシーンにとても強く惹かれてしまった。
それはこの姉が主人公の痛みをはっきりと認識し、そしてそれを今、償ってやる、と言葉にしたからだ。
同様のシチュエーションの映画は一杯あったし、最終的に非モテの主人公が女性に認められ受け容れられるのは娯楽映画として当然なんだが、その主人公達のかつての苦しみを女性が理解・共感し、それを償い・癒すと明言したことってあったなか?
この事をしつこく書いているが、それはこのシーンで一時期増田に出没していた「30過ぎてからモテても仕方ない」の非モテ達の事を思い出したからだ。
個人的には30からでも40からでもモテルならありがたいじゃないかと思うのだけど、俺も非モテなのでその感覚が全く分からないというわけじゃない。
彼らは30過ぎてから来る女は金や社会的地位の為によってくるだけで虚しいし、かつて持ちたくても持てなかった経験は今更どうにもならない、という。
そりゃ確かに10代の頃の彼女との経験など今更どうにもならないだろう。
しかし真剣にそれをいまになって求めるなら、それは愚かというものだ。
かつての非モテも、もう当時の痛みが風化して笑い話に出来るものいるだろう(俺は一応こっち)。
だが、まだ痛みを感じ、あるいははっきり覚えているものには、痛みがなかったかのような対応は傷口に塩を塗るようなもので納得できないこともあるだろう。
そして俺も当時の痛みがまったく疼かないわけじゃない。
もちろんそういった非モテの10代の時の痛みを与えた女性達と30過ぎてから知り合う女性達は別人なわけで仕方がないんだけど、人間の心はそんなに簡単じゃないよな、とは思う。
そういう頑なな非モテ達の心を癒すためには、この映画で描かれたようなシチュエーションが必要なんだろう。
だけど現実にはそうはなかなかならない。理解されず、そして償ってももらえるわけはない。
別人の女性達に償ってくれとか言ってしまったら、まさにアホかといわれるだけだろう。
だから傷は消える事はない。ただ傷がふさがり、痛まなくなるだけだ。醜い傷跡を残して。
激しい喉の乾きで突然目が覚める。枕もとの煙草とライターをまぶたも開けずに手に取りカサカサに乾きあれ果てた、割れ果てた、唇にくわえ火を付ける、ここまで3秒だ。
ふた息ほど肺に送り込み喉の乾きが最高調を迎えてから立ち上がり、冷蔵庫の中のうんと冷えたコカ・コーラの缶を開け、流し込むように飲む。
ようやく意識がはっきりと戻ってから今が朝か夜かを確認する。僕は起きた時はここまでしないと喋ることも考えることもままならない。起き抜けの煙草と飲み物、ここまでが見物。この2つで僕はやっと僕という存在になる。察するに今は夕方、だいたい4時といったところか。部屋の中を見回してもいつもと変わった様子は見られない。脱ぎ散らかされた服、いつもどうりだ。汚くて狭い部屋。その通りだ。僕の部屋を末期症状と呼んだのは誰だっけか、そろそろ掃除のしどきかもしれないな。
とりとめのないことをそこまで考えたところで、僕は自分が泣いていたことに気づいた。いや、正確にいうとさっきまで泣いていたのだ。足元に転がった鏡に顔を写し、見ると目の下に涙が乾いた跡がある。それは、とても妙なことだった。なぜなら泣かなきゃならない理由がない、思い当たらない、仮に嫌な夢や怖い夢。憶えないよね?見ていたとしてもそれは妙なことに分類される。僕は眠れば必ずといっていいほど夢を見、またそれをことごとく覚えているという割合特異な人間なのだ。特別何もなくても、何はなくとも、何かの拍子に涙がこぼれることがあるのだろうか。窓の外では子供の声がする。今、何時?汝、そういえば僕は寝る前、何をしていたんだっけ。
僕は、なんで泣いていたんだろう。僕は何してたんだろう。ねぇ。
TRACK2
何年前?5年前。
僕は浪人生だった。とある大手の美術の予備校に通っていて、それなりに志を抱いてもいた。一体、僕の志って何だろう?愛称は「ダル夫」、同時にそういう悩みを抱え始める年でもあったのだが、最初、風向きはすっかり僕にあるような気がし、そして何かが僕の思うとうりに、旗幟、動きはじめるそんな気がしてもいたのだ。単純に浮かれていたといってもいいのかもな。
その年、僕が夏の捕獲に成功したのは5月ごろだった。
「何してるの?」
「昼寝しようと思って」
「あ、そうなの」
あたりさわりのない会話の中でもとびきりあたりさわりのない、言葉を交した。裃から下。僕は臆病な割にはずうずうしい人間なので、誰もいない屋上のベンチの彼女の隣に座った。これから寝ようとしてる時に、よくしらない男に隣に座られることがどのくらい嫌なことかなんて気に、考えたこともないし、考えてもよく分からないし。なので考えないけどどういう訳か彼女は眠った。
時計は2時を回り僕の居る建物の廻りでは人がせわしなくぐるぐると回る、その証拠にたくさんの音を巻散らていた。カサカサと葉擦れの音。聞こえ出すと。彼女の少し茶色い髪もさわさわとなびきだすのです。とたん、工事現場の騒音も人びとの喧騒も、不思議と遠のき、何も、聞こえなくなってしまった。僕はなんとなく彼女の髪を撫でた。訳もないけれど。
僕は何も確かなことは分からなかったけれど、ショートカットの彼女の髪の暖かさと連動。この世界に、やがて、ほどなく、やってくる季節のことをそっと教えてくれた。
僕は鉛筆をカッターナイフで削る。これは僕にとってとても落ち着く行為なのだ。何故か。別に僕が文明の利器を忌み嫌い、しつこくアナログにこだわっているというわけでもなく、純粋に絵を描くためには、そのためには、字を書くときに比べ長い芯を必要とするだけの話だ。
どういうわけか、というわけで。僕は鉛筆をカッターナイフで削っていた。全部で30本くらいは削ったんじゃないだろうか。この時は時間潰しのつもりで筆入れの中の鉛筆という鉛筆を削ってしまおうと思っていたので、だので、むやみに使うあてのない鉛筆を中心に削っていた。
僕の座っていた場所、もう人の通ることのなくなったアトリエの前の廊下。普通はこの時間はアトリエの中で一生懸命になっているものなのだが僕はそこにいた。ふとした拍子にドアが開き、見覚えのある髪の色が目に飛び込んで。時、綻んで。
「描かないの?」
その髪を知っている。
驚いたことに、僕は隣に座る彼女の名前さえ知らない。驚愕に値。なのにこうしてもう随分と話をしている。
彼女も自分の鉛筆を削っているが、並んでこんなことをしているのは、なかなかどうして変なものだ。僕はもう指が痛い。意味あんのか、だいだい。
「カッテぇなこれ」
「貸して、こういうのは…ほら」
と、その髪。
「うまいね」
鉛筆の木の部分を大きく削り取り芯を露出させた。彼女にそう言うと少し得意そうだった。6Hの鉛筆ともなると、異様に固く、尖らすのにも苦労するのだ。
「ねぇ、ご飯食べないの?」
「うん。俺はあんまり減ってないからいいや。食べたら?」
「…わたしもいいや。お昼ご飯とかっていつも食べないから」
「そう」なんて言っていいか分からなかったからそう答えた。
僕も彼女も結局絵なんて描きやしなかった。なんだか知んないが、かったるくなってしまったのだろう。
その何日か後。僕達は1度だけデートした。
TRACK3
J子さんの髪の色には変化、少し変わった。どのへんが?あそこのへんが。あ、そこらへんか。
彼女は僕よりも歳がひとつ上で。その上でそのせいも有るのか無いのかそれは分からないけれど、ときおりお姉さんぽい態度をとろうとした。しかしながら、彼女は僕と同じ年度に卒業している。留年したからだ。入院したからだ。とにもかくにも、彼女は何となく僕に世話を焼いてくれてるようだった。
彼女の作ってきてくれたお弁当を一緒にたべながら、僕は彼女に好意を感じたが、それははっきりした形をとる様なものではなかったし、言わなければいけないのであろう一言が僕にはどうしても言えなかったのだ。あるいは彼女はただ親切だっただけなのかもしれないのだし。シット。
何月だったか忘れたがとりあえずは冬のとても寒い日だ。ラッシュアワー時よりはいくらかは空いた、電車から降りてきた僕はそう急がずに改札をくぐり、彼女の姿を探す。姿を捕捉。細かい位置まで指定しなかったのに、彼女はきちんと分かりやすい場所にたった今定刻どうりに立っていたわけだ。
「ごめんね。待たせちゃった?」
「ううん。そんなに待ってないよ、さっき来たから」
「来たね」
「来たよ」
僕はそう答えて微妙な顔つきをした。
なぜ僕達がこの朝などに待ち合わせをしたのか。といういきさつはこうだ。前後するが戻る。
この頃僕の足は予備校から大分遠のいていて、ほっといてたまに行く程度になっていたのだが、たまたまクラスの奴(ボケ)が僕のことを学校に連れて来いと彼女にちょこっとほのめかした。軽い冗談ぐらいにしか僕は考えいなかったのだが、帰りがけ彼女はこう言った。
「何時にする?」
僕は驚く。
「早目に着くようにしよっか、そしたらいい席取れるし。わたし達来るのとても遅いでしょ。だから、変な場所でばっか描いてるから、やる気にならないんだよ。8時じゃ早いか、8時15分は?早すぎる?」
早過ぎるし、展開早過ぎるし。早く過ぎるシーン。
「がんばるよ」
彼女の乗る電車はもうすぐホームに入ってくる。それを知らせるアナウンス。
アーッ、アーッ。…イエスッ、プラットフォーム、ナンバシックス、まもなく打診。
「ちゃんと来るんだよ。いい」
アーッ、アーッ。ンンッ。…イエスッ、プラットフォーム、ナンバシックス、まもなく打診。答えはアイ、シー。
ネクスト・デイ、という呈。
2日目の待ち合わせも同じ時間・場所で行われた。まるで口の中にドライアイスでも入ってるかのように白い息がもわもわと凝固せず出る。当たり前のような話、僕はそんなもの食べたくない。けど、でも。あたりの人という人の口からも同じように白い煙が出ても、誰ももうドライアイスなんか食い飽きたとは言わないので、僕も不平不満を口からは出さなかった。出したのはまさに白い煙だった。
腰の絞られた濃いグレーのピーコートのポケットに手をつっこみ、眠い頭と当惑する気持ちをこさえ、彼女を迎え、姿を残さねぇ。そんな背が高くないというよりは小柄と言ったら正しいくらいなのに、彼女はロング丈のコートが意外に似合った。
と彼女と翳す手。
「そりゃね」
と僕。
言葉少なにそう歩き出す。
「こうやってお互い待ち合わせればきちんと行けそうだね。こういう風にしてればわたしも行くしかないしね」
「俺だって早く起きないわけにはいかないもんなぁ。7時くらいに起きてんだよ俺」
「えらいじゃん」
初めからそうだったけど僕達は相変わらず言葉少なだった。けれど、淡々としているというわけではないのだけど、大はしゃぎするふうでもない。笑いはしても、腹を抱えてゲラゲラと笑うなんてことはなかったようなという記憶で。19才になったばかりの僕と20歳の少女、差異があると、「サイ」が変わるの。そう彼女は20才になっているにも関わらずその印象は少女のままだった。その2人がこんなにも、まるでうっすらと積もった雪の上を静かに歩くように言葉を交すことは、僕にある風景を描かせた。
描く、書くと。
その風景とはこうだ。
(ムーボン、ムーブ、オン。見えるか、聞こえるか。始まるぞ、濃そうな妄想のシーン。)
陽の光がとても弱々しく感じられる。風が強いせいか肌寒い、ここは何処だろう?
見慣れた風景と感じるのはきっと有るものがすべて決まりきっているせいなのだろう。僕はここが何処か分かった。学校、おそらく高校だ。びゅうびゅうと風が空想の怪物の呼吸みたいに聞こえるので僕は心細くなりフェンスにしがみつく。その僕の指を固く食い込ませた金網の向こうに彼女が見える。小さくしか見えないが僕の知っている彼女は僕だけが学校と分かり得るぐらいの小ささで建つ建物と僕の中間に立っている。なぜか僕も彼女も制服を着ている。バサバサと髪が巻き上げられ服の皺がとたんに生命を持ったように暴れる、風が僕達の世界の全て、有体から思念体、一切合財何もかもを飲み込もうとしているみたいだった。
「 」
僕は胸が潰れそうになって必死に彼女の名を呼んだけど全てかき消されてしまい、届かない。すると、髪を服を草を巻き上げる耳を裂く風の音、一切の音という音を彼女が遠ざからせてくれた。
あたりにはもう心配する事なんて何もないのだ。
けど、けれど、何で彼女はまだ思いがけず不幸に命中してしまったような悲しい顔をしているのだろう。
(ちょっと調子が悪いのか、そうか。なら、鬱蒼など晴らそうか。そのスイッチを押せ、行くぜ。)
リブート。
その後。
僕は何度か彼女の悩み事のような話に付き合ったことがある。そのたびに快方にむかったように思われた彼女も、それはしばらくするとまたがくんと調子を落とす。こういうふうに言うと冷たいかも知れないけど、そういうのはどうにもこうにも本人次第だ。何とかしたいが、したいが、悲しいけどどうしようもなく本人次第だ。SPみたいに、彼女にへばりついて、いつ降ってくるか分からない災いの流星群から守ってやることもできないし、だいたい、彼女が望むかどうかも不明じゃ現実的じゃないじゃない。
というわけで僕はただ見ていた。
その日も彼女は複雑な表情。僕はと言えば相変わらずも怪訝な顔。それらには触れられずに帰りの道を僕は彼女と歩いた。
「ご飯食べていく?真直ぐ帰る?」
「お腹も減ったんだけどそれよかコーラが異常に飲みてぇよ。どっかに自販機ないかな?」
下がる血糖値、命の危機。
「ここら辺ないね」
仕方がないので彼女の知っている店へ向かった。彼女の指差す先は目的の店の電飾で、その店はばっちりコーラが飲めたのだ。
「行く?」2本目のマールボロに火をつけながら僕は尋ねる。
食事を済ませた僕達は向かい、駅構内へ降りていく地階からは長い。長いエスカレーターに乗っていると改めて僕は彼女の横顔が視界に。そしてきっと僕には何もできないだろうなと思ったのだ。何故そんなことをこんなときに思わなければいけないのかさっぱりだが、僕はその顔を愛いと感じた。ウイ。
またホームへ電車が入って来た。けたたましいブレーキ音とまるで抜けた魂、知性の感じられない雑踏のミックスジュース、もう嫌気がさす、ミキサーから出す、一息で飲みほしてしまいたい、彼女の声が途切れる前に。耳を澄ましたが池袋駅でははっきりと聞こえない。もし今が初夏だったら。その奇跡の力ならば。
「 」
「え?」
僕は憂う。
何であの時みたいに必要なものだけ、必要な声だけ、それだけを抽出してくれないんだ。僕には必要な世界があって、そんなこと勿論はなから分かってる、多分そんなに重要なことは言ってないんだろう?僕はそんなこと勿論分かっているけれど、彼女の表情はそうは見えないし、多分そうじゃない。なんだか胸が詰まりそうだ、僕の傍、彼女の顔が無理やり笑ったみたいに見えた。胸が潰れそうだ。
「バイバイ」
電車が行ってしまったあとには言葉を遮るものは邪魔も何もない。だけどきっと遅かったんだとは思う。彼女は誰かに救いを求めたかったのだろうし、あのいやらしいノイズがかき消したのは、彼女のなんとなく悲しげな顔に含まれた聞かなきゃいけない一言だったかも知れないのに。そしたら途切れないのに。
「ふぅ…」
僕はため息をひとつついてみた。人とすれ違う。
あくまでも推測だ、多分僕の考えすぎなんだろう。
でも、僕に何かができたんだろうか。何だろうか。見当つかない、それは分からない。
ねぇ、笑ってよ。
止めてぇよ。
TRACK4
「なぁ、花火大会行かねぇ?俺の友達の女の子も来るんだけどさ」
昼ご飯時で人の多い通路に,5・6人もかたまり地べたに腰を下ろし、カップラーメンOR出来合いの弁当、貧相な食事を僕らは済ました。それぞれ煙草を吸ったりジュースを飲んだりと全身からやる気を排出していた。
「あ、俺行きてぇ。女の子来るんでしょ。何人来んの?」
「多分3人くらいは来るんじゃねぇの。行かない?」その場の全員に振るのは主催。良い返事下さい、と同意求め。
「行く行く」
「女かぁ女かぁ」
「俺は無理だな、無理無理」
めいめい自分なりの反応を示し、僕はデニム地のベルボトムのパンツで灰に汚れた手を拭きながら尋ねた。
「そんでその花火はいつよ?」
それは皆が知りたい重要な事だ。
「今日」
結局一緒に行ったのは僕だけだったとか。
僕が挨拶をすると2人の女の子も同じ要領で続けた。1人はショートカット、割合奇麗な娘。もう1人はロングのパーマの表情の豊かな娘。有体に言えばそういう子。僕はニコニコ。
「良かったね、ちょうど人数あって」
僕がそう言うと彼はあまり同意はしなかった。聞いた話によると田舎に恋人がいるとのことだ。そうは言っても毎日モチーフとにらめっこしていて大分クサッていたところなのだ、遠くの恋人は恋人じゃない。4人は電車で目的地へ向かった。話をしながら。
目的地がもう目の前という頃まで近づくと、僕とロングの娘はすっかり仲良くなった。いざそうなると最初に感じたファースト・インプレッションも変わり、「ケバイ」も「チャーミング」に変わろうというものだ。僕はそういうところが調子良いようだ。
「次の駅で降りるよ」彼の指示で僕達は降りた。
僕にとっては見知らぬ街で、駅から出たとたんに潮の香りで、満ちるような海辺の街に降り立つとダウン。僕はロングの仲良くなった彼女と並んで、先導する友達の後をついていった。途中、道で擦れ違うのは真っ黒に日焼けしたサーファー風の男女ばかりで、
「サーファーしかいないのか?もしかして」
と、誰に言うともなしに言うと、
「なんか、あたし達だけ格好が違うよね、みんなショートパンツにビーサンとかなのに」
「俺なんかめちゃくちゃ浮いてるんじゃない。Tシャツ小せぇしパンツの裾開いてるし」
「そしたら、あたしも浮いてる。だって格好似てるじゃない」
そんなことを話しているうちに波の音のするところまで来てしまった。多分、僕は相当うかれていたんだろうと思う。だって波の音がする。潮の香りもする。僕のような人間にとって、海という所は、そう簡単にほいほい来れる場所ではないので、しかもそれが、もう目の前とあっては高揚せずにいられるものか。浜辺に降りるには多少なりとも道なき道を行かねばならぬもので、僕達も慣例に従い膝丈くらいの草を踏み倒して進んだ。16ホールの編み上げブーツは砂利だろうと草だろうと蹴散らして行ける。爪先にスチール入りの頼れるタフガイは彼女の履いていたサボ状のサンダルとは違い、あちらはどう見てもタウン用なのでそれが理由かどうかは知らないのだけれど、結果、我々一行の中で彼女は遅れぎみだった。
「ほら」
差し出す手、手出して、握り返して、そのまま固く封印。
僕の手を握る彼女の手の平は汗でじっとりにじんでいた。
花火なんてない。いらない。
クラスメイトの彼は相当がっくりきたらしくご機嫌斜めでショートの娘の相手すら放棄している。その娘にも悪いんだけど、本当に悪いんだけど、僕とロングの彼女は楽しんでいた。途中で買ってきたビールを開けひとしきり、
「ちょっと海の方いってみない?」
と彼女は言った。
僕達は軽く走りだす。別に急ぐこともないのだけど何故か足早に。渚は玉砂利を転がした様な音だけをたて、波が僕の足の下にあるものを掴もうかと、否かといった感じで近ずいたり遠のいたりする。
「わ」
ふいに勢いのある波が靴のソールを濡らす。
「靴脱いで足だけ入っちゃおうかな」
「いいね、そうしようか」
紐を解いてブーツをほうり投げ、サンダルを脱ぎ捨てるとジーンズの裾を捲り上げて。ちょっと悪いことをするみたいな顔をちらと僕に見せて。確信犯の顔、隠し得ぬと、一歩、また一歩と沖の方角へ歩を寄せると、いともあっさりと捲った裾が波に晒され、「ひゃぁ」と背中を撫でられた様な声を彼女は発した。うかれた僕達にピークがやってきて水をかけたりする行為をとらせ、あろうことか渚を走らせた。ここで擬音、もしくは無音、体だけはムーブ・オン。手をしっかりと繋いで。はぐれないように。
そのとき、彼女の悲鳴が聞こえた。知らないうちに波がさっきよりも満ちて僕達の靴が波にさらわれかけた。僕は悪の魔王からお姫さまを救出する、まるでブロンドの王子。白馬にまたがり魔の手ののびる靴たちをひどく格好良く助け出すのだ。彼女は、幸せに暮らしましたとさめでたしめでたし、といった顔をして笑った。 一番最後に僕も何も特別なことはないようなフリをして、そして笑った。
二人は幸せに暮らしましたとさ、めでたし、めでたし。
TRACK5
話はそう簡単じゃない。人生は長く複雑である。というのがまさに一般論だぜ。
僕は中央線に乗っている。僕の用事はパーマをかけたロングのあの娘に海で借りたハンカチを返しに行くと言う至極下らないものだが。だがもちろん、世の若者が往々にしてそうであるかは僕の知ったところではないんだけど、僕の用事がそれだけであるはずがない、僕は彼女に会わなくてはいけない。いや、会うべきだ。
待ち合わせ場所のファーストフード店で、コーラを飲みながら過ごすこと数分。彼女はやってきた。奇麗な茶色のタートルネック、サマーニットにジーンズという出で立ちに画材道具の入ったトートバッグを抱えて。気持ちの良い笑顔と一緒に駆け寄ってくる。本当ならばハンカチなんてここで渡せば用事はそこでフィニッシュなのだが、あいにくと僕はおみやげを持参していたのでそういうわけにもいかないのだ。おみやげの名称は下心っていうんだけど。そこら中で見かけんだろ?
彼女、FMの部屋は一般的なワンルームから比べると少し広めで、あまり物がないせいか当時僕が住んでいた部屋とどっこいぐらいの、な、はずなのにもっと広く感じた。備え付けのキッチンの小さな開け放した窓からは小気味良いまな板を叩く野菜を切る音が空へと帰り、その間、僕はただ彼女の後ろ姿を眺めていた。
手慣れているとは言い難いものがあった。が、毎日自炊しているというのもままんざら嘘ではなさそうではあった。借りたハンカチを返すだけで手料理が食べられるなんて僕は全然知らなかったけれど、割とメジャーな潮流に乗った、そんな不問律らしいとの噂は聞いた。女の子からは何はなくとも、必ずハンカチを借りることを是非おすすめしたい。
出てきた料理は手の混んだ代物ではなかったがそれだけになかなか感動的でもあった。味よりもむしろこの事実、リアリティが僕を満腹にさせる。その後、僕たちはマットレスの様な寝床でごろごろと転がり、何を話すでもなくうだうだ雑談していただけなのだが、僕が帰るためにはそろそろ私鉄の電車の時間が近ずいてきていた。ここで。僕はけっこうな勇気とカロリーを消費しなくてはならない。
「あ、もしかしたらうちの方へ行く私鉄がもう間に合わないかもしんない。やばいな、多分今からじゃ終わっちゃうかも」
本当にもう正気の沙汰ではない、この白々しさといったら。真っ白だよ。
「どうしよう」
こんな風に反応を伺うのももう最悪だ。
「…いいよ。泊まっていっても」
まさに、まさに。嘘をつくのは大変な作業である。でも無理も道理も通った。押しの一手、おっしゃる意味が分かりません。
TRACK6
僕と僕との会話。
『気分はどうだい?』
「ああ、すこぶる良いね。まるで風が僕に吹いているみたいだね、別に強がりじゃないよ。だって、そうだろう?もはや何の憂いもない」
『そう?』
「そうだよ。見ててみなよ、きっとうまくいくから。そういつまでも同じことは繰り返されないさ、アンラッキーだなんて言わせないね、君にもだよ」
『別に運は悪くないよ』
「立ち位置の問題なんだよ。僕はここなら平気さ。大丈夫。ノープロブレムだね」
『そうなの?』
「そうさ。僕も捨てたもんじゃないだろ?」
『どうだろう?』
暗転、という呈。
TRACK7
同じ布団の中、僕も彼女も眠れていない。大分個人的な話へと突入し、立ち入った空気が男と女を意識させる。いや、意識せずにはいられない。話の途中で彼女はごく自然に寝返りをうち、肩を下にして僕の方を向いた体制をとった。その鮮やかさに感心する。明鏡止水、拳法の極意。きっと僕の寝返りはとてつもなくみっともないんだろうから。
向かい合った体制の均衡がふいに破られ無我夢中できつく抱き合う、が、彼女は僕の足を自分の股にきちんとはさんだ形に。一枚上手だ。僕は自分のイニシアティブの存在をないがしろにするわけにはいかないのであえて言わせてもらうが、僕達は破ってはいけない沈黙を破るように同時にキスをした。同じ心音、同じタイミングってことだ。正確なところは僕が気づいたときにはすでに彼女の舌は僕の喉内に潜りこもうという意気込みであったがとりあえずそういうことだ。そこから彼女の前の彼氏の話が始まる。
長いので省略。
「うん」
曖昧に、何も言うまい。このスタンスはとても便利だ、いつも僕を助けてくれるのだ。言うべきことなんか在りはしないんだから。たかだか、僕らの歳などでは。
「あたし、けっこううまいよ」
「前の彼氏より大きい、してあげよっか?」
と舌舐めずり。
返事はあとまわしにして僕はマウントポジションを取り返す、そして彼女のくりんくりんとうねるライオンのたてがみみたいな髪の毛を見つめていた。彼女はしっかりと現実を見つめている、だけど僕に見つめられるのはその髪ぐらいのものだ。ひどくうつろなまま彼女の服に手をかけひとつひとつボタンを外しにかかり、ワン、トゥー、スリーで3つまではずしたところで彼女がブラジャーをつけてないという当然のことが分かったが、かまわず全部はずした。ワン、トゥー、スリーで出るのは鳩ばかりとは限った話じゃなく、ハッとする。乳房だったからね。
でも僕はぜんぜんダメだった。
うん、とも、ううん、とも言えなくなってしまった僕に腕をまわし、そんな僕をよそに、
「なんか、あたし、したくなっちゃった」
「あたし、したいよ。しない?」
もはや疑いようもなくなってしまった。セックス。
「よそうよ」
10秒経過、残り20秒。10秒。5秒。持ち時間は無常にも、少なくなる。こんなときには異常に早くだ。
オーケーと気軽に言えたらどんなにか楽だったか知れない。軽く堕落へ踏み込む覚悟もできていたはずだ、なのに、僕はダメだった。ぜんぜんダメだった。一体何の為だった?
胸の内、頭を抱え。イエス、ノー、オー、ノー。いや、不能なんだよ。
特に書くことはないです。匿名でなきゃ書けないようなことを孕んでもいないです。日常的に抑圧されてるといえばされていますが、吐き出さなくてはならないほど僕を圧迫してもいません。誰しもがするような我慢を受け入れて生きているわけです。耐えなくてはいけなくて耐えていること。あるっちゃあるんでしょうが、思いつきません。あ、一つありました。ネットでホットな他者とのコミュニケーション問題。
友人が煩わしいと思うことが多々あります。ほぼ毎日あります。でも側にいないとなると寂しくなります。心を開いていないんでしょう。いつからこんな性格になってしまったのか気になっています。中学2年生の頃はそれほどでもなかったと記憶しています。ピークは高校1年生くらいでしょうか。暗いのかヘラヘラしているのかはっきりしない、まさしく蝙蝠のような人間だった気がします。今は少し、世の中に蔓延るつながりとか関係とかいったものや、いろいろな感情とか、経験とかに揉まれ削られくすぐられて、丸くはなってきたように思います。そこには、一人の女性が大きく関わっているように確信しています。現在進行形で、僕の心を乱し、安定させ、変容させています。彼女とどうにか親密になりたくて、メールなんかをして、つながりを深めようと画策してみていますが、さすがに小手先で自らを偽っているうちはその目的は果たされそうにない気がしています。小手先で自らを偽る。つまるところ言葉遊びです。
口先でどうにかしようとしています。僕は彼女に限らず、ほぼ全ての周囲に対し口先で何かを及ぼそうとしています。言葉を発するときは責任が伴います。ですが、それは相手をしっかり見据えた上で、相手に向かって発した場合においてです。相手を見ません。私は相手を見ません。ある種のキャラクターに対して語りかけます。ある種の決まった型を適用して言葉を発します。私をがんじがらめにするテレビと漫画とネットです。もちろん僕が軟弱であり自らの経験が不足しているがゆえに、他者の経験を流用して生きようとしてしまうのでしょう。僕の弱さは、恐怖することでしょう。恐怖に恐怖してしまうことです。恐るべきものに敏感なのです。畏怖すべきものの気配が僕を縛ります。
例えば未来。勝手に流れる時間に有無言わさずして流された先に、僕は、過去に知ってしまった恐怖の味を思い出すのです。想像するだけでよみがえる畏怖、というのには、抗うすべを持ちません。行動のみが表現してくれる「結果」に、おっかなびっくり手を伸ばすけど、やめてしまう。僕の弱さとは、そのような肥大化した想像と、そこからずるりずるりと引きずり出されてくる過去の畏怖、そしてそれらを恐れるやけに貧弱な心、なのでしょう。僕はこれからやらなくてはなりません。想像の破壊、過去との対立、現在を生きる貧弱な僕との切磋琢磨。これらをなしえて、やっとこさ、僕は楽しみを楽しめ、友人と馬鹿をし、あの女性、いや女子と、今を生きられるのでしょう。
でも、ふと、僕はここまでの軌跡をぶち壊したくなりました。率直に言いましょう。僕は幸せだし、変わらない自分というのも面白いし、ついでにオナ禁十日目です。身悶えするような女の子の画像、下さい。僕が匿名に期待するのはアドバイスでも慰めでもない。わずかばかりのブックマークとエロ画像だ。我ながらおこがましい。VIPでやれってなもんだ。でもホントのこと言うと悲しくて仕方がない!もう嘘つきでいたくはない!正直さをどこにおいてきちまったんだ!どうかタフガイな増田、正直な心を僕に下さい!