はてなキーワード: やおいとは
もう10年以上の付き合いがある友人たちとで誕プレ交換をした。
皆がおしゃれな雑貨やおいしそうなお菓子を持ってきた中で、一人のアラサー喪女が持ってきたものがひどかった。
何に使えばいいのか、さっぱり。
「あ〜〜〜こりゃウケ狙いだな」と思った。そして非常に呆れた。
酒の席で「あっはっは、何これ!」と笑いあえるのだろう。
でも今の年齢でウケ狙いでそんな用途不明のものを渡されても、正直処分にも困る。
そして「ああこいつは、これを受け取った相手が嬉しいと思うんだな」などと、気配りができない人間だなと嫌でも相手を下げたくなる。
そういうプレゼントチョイスが、結局のところ独身とか喪女とか不安定な雇用に繋がるんじゃないの?などと、人間性にすら発展して考えたくなってしまう。
ツイッターでとある女のアカウント作成直後からフォローしている。そいつは成人済み円光女だ。タイミングが合ったんで会うことにした。
車迎え必須の場所指定から始まり、そこに着いたら場所の写真を送れ、車を教えろなどと細かい。冷やかしが多かったんだろうと好意的に解釈していた。
女はアリな範疇の見た目だった。これで円女としての最低限のマナーが伴っていれば当たりである。
外れだった。
「今日スッピンだけどいいよね? 円で一々化粧したくないし」 いやまあ構わんが、どしょっぱなから余計な一言かましてくんじゃねえよ。
「あんた何でそんな敬語なの? これ円だよ?」 いや円だろうが何だろうが初対面の相手に最低限の丁寧語使って何か悪いのか。
カシャッ(スマホ撮影音) ファッ!? 「あースクショだから。うざい奴は全部スクショ保存して晒せるようにしてんの」 いやおい、もし本当だとしてもスマホ触んな。
「あんた経験人数何人? 円とか風俗以外で。 えっ一応そんだけいるの」 童貞かどうか確認したかったのか知らんが、なんだその不躾すぎる質問は。
「電気は全部消して。円するような男の顔とか見たくないから」 どうしてわざわざ後半の余計なことを言うんだ。正直さとかいらねえよ。
「キスとかクンニとかNGなんで」 おいコラ、事前のDMやり取りでそこはOK確認しただろ。嘘つくんじゃねえよ。
「時間かかると嫌だから生で入れて? 盛り上がってきたらゴムつけてくれればいいから」 バカ野郎、病気と妊娠が怖いだろ。フェラもこっちから断ってるのに何で生入れOKなんだよ。
一応言っておくが特に値切りもせず言い値で払ったし、送迎したし、相手のNGを強要もせず、自分で言うのも何だが見た目と円やってるというそもそもの点を除いて良心的な部類だったはずだ。
それにそういう態度なんだから、あーこいつ初心者だな。すぐ客に困るだろうなって思った。やっぱ上手くやってる奴は良い客をすごく大事にして固定化する努力をするから。
もちろんこっちはもう会う気ねえんだけど、ツイッターの観測だけは続けてた。案の定、最近、すげえ客に困ってるようだ。バカだねえ。俺含め、最初の頃にごく普通に会ってくれた人を大事にしなかっただろ。
円でも生き残るのはけっこう大変だぜ。まあ頑張ってね。
元増田の書き方は苛烈すぎだと思うけど、もう10年くらい前?に数字の名前の人が「BL/やおいは性的に傷つけいたたもののための娯楽」(かなりうろ覚え)とかなんとか言っておきながら、割とフランクに男性向けの娯楽をコミケから追い出せ! と声高に言っていたので、単純に美少年同士がイチャイチャしてるのが好きなだけなんだろうな。男性向けの娯楽は性的に傷ついても健全であるべきとか思ってるんだろうな。と当時は激しい憤りに駆られたりした。
BLややおいのファンは「私は美青年同士の恋愛やセックスが好きなんです」という表明だけで良いと思う。オタクが変なふうに捻くれた自意識を持ち続けることがBL/やおいというジャンルの存続につながるのなら、ずっと茨の道で険しいですなあ。同性愛への偏見がなくなるとジャンル自体の存続も怪しいでしょうなあ。
最近になって二次創作の良さを知り、デレマス二次創作同人誌を買いだした人間からひとことふたこと。
わたしがその二次創作同人誌(以下同人誌と表記)を買ったのは、アニメなどからしか見られない、うかがい知れない高垣楓さんの、アナスタシアの、新田美波の「こうであってほしい」という願望が描かれていること(ギャグを含めて)、同人誌を手に入れることで、いつでもそのキャクターを身近に感じられるから、ということだった。それらの作品に、どれほど心慰められたかわからない(かめれおん先生ありがとう)。
こういう二次創作ものを描く側も、同様の理由から作品化しているものと信じている。だから、そういったリスペクトを感じられない二次創作は、消えてなくなっても構わない。特に18禁物の場合、ただただ劣情に訴えるような二次創作は今すぐ消えていい。たとえわたしが、その作品を見たいとしても、やはり消えてなくなれ。それが、二次創作という遊びとコミュニティのルールだと思う。
二次創作で18禁を描く場合(特にデレマスのようなキャラクターものの場合。昨今のやおいものやBLものはわからない)、そのどこにリスペクトがあるのかを探るのはかなり難しいし、書き手もまた「こうであってほしい」という思い以上の熱量と決意が必須であるはずだ。そう信じている。
以上の「前提」を踏まえたうえで、公式側は、その手の「原作レイプ」と思われる作品の作者に対してバンバン抗議し「この二次創作は認めない」と広く公表したら良いと思う。もちろんそれで「前提」なき者たちの手は緩むことはないだろうが、少なくとも安易な二次創作は抑えられるかも知れないし、そんな愛なき同人誌を買う側もそれがアンモラルである、という印象を持つようにはなるのではないか。
何より、今さら当たり前のことを書くが、「前提」があろうがなかろうが、公式が認めない、ロイヤリティーも払わない二次創作は原則すべてアウトである。それを黙認しているのは、法に訴えても見合わない、また多くのクリエイターが二次創作、同人誌から生み出されているからである。
なので、この方の心情をわたしは全面的に支持し肯定する。重箱の隅をつつくようなコメントを書く奴は、この苦さに少しは思いを馳せるべきだ。この苦い思いをわかった上で、ただキャクターへの「愛」だけが、オリジナルへの「愛」だけが、すぐれた二次創作の源泉となるべきだ。もちろんそんな「愛」をもって明確な線引など出来ない。それでもなお、二次創作者もその買い手側も、そのラインを常に問い続けながら描き、問い続けながら購入すべきである。
You may say I'm a dreamer. But I'm not the only one. I hope someday you'll join us and the world will live as one.
と思ったのでマジレスしてみる
(同じ男性同性愛がテーマでも、主に男性同性愛者を対象とした「ゲイ向け作品」はBLとは言わない)
かつては商業の一次創作作品のみに使われており、それまでこのジャンルを指すのに使われていた「JUNE」が特定の雑誌名のため
他の出版社が使うわけにはいかないので商業的に作り出された用語。
腐女子:同人二次創作のうち男性キャラ同士を同性愛と見立てた作品(かつては「やおい」と言われたが、今は「BL」が主に使われる)を好む女性のこと。
彼女たちが、原作では同性愛関係ではない男性キャラ同士の関係を同性愛と妄想する自分らを「腐ってる」と自虐したのが始まり。
なので当初は二次創作同人者のみが使っていた言葉で、商業の一次作品(「JUNE」や「BL」)のみを好む女性は指さなかった。今ではごた混ぜだが。
(2ch801板で作られた用語とか言ってるブコメがあるが、実際は801板どころか2chが出来る前から同人界で使われていたのは確か)
『日本会議の研究』を読んで、ミソジニーとオタクについて考える
http://bokukoui.exblog.jp/25428275/
このブクマを見ると、腐女子を無視しておたくを語るなという意見がちらほらあるが、
腐女子も女のミソジニーを抱えているものが多いという見解を述べておく。
そもそも夢女子と違い、やおい・BLは徹底的に自分という女の存在を消す。
モブの女が出てきただけでも「閲覧注意」だ。
昔は見た目に自信がもてず、しかし真面目な子が女おたくと言われたものだ。
彼女たちが、幼い頃から親のミソジニーをうけついで「いい子」に育ち、
思春期で異性と奔放に遊ぶことなく、やおいにはまり、頭のなかで奔放に遊ぶ。
そもそも私としては、ブスがブスであることを気にして身を小さくすることさえミソジニーだと思う。
くったくのない環境で育った、例えば帰国子女の女などは、自分が太っていようが、
目が小さかろうが、明るくくったくのないタイプが多いと思うのは気のせいだろうか。
びっくりするほど自尊心が低い女は多い。
せめて頭の中では自分を消して楽しみたい。
あまつさえ「やべぇほも!」「ほもがうつる」などと性差別に鈍感であることは、
ちなみに腐フェミとか自称しているよくツイッターで見かける自称フェミニストどもだが、
長らくウォッチしていると、時々彼女らは過去の自分の名誉男性っぷりを告白することがある。
過去に強くミソジニーを内面化し、ある時フェミニズムに目覚め、過去を悔い、
その恥ずかしさからさらに他人から性差別を感じ取ると徹底的に攻撃するというわけだ。
今までと同じようにすべてのコンテンツを楽しみたいのに性差別に気づいてしまって苦しいから
目覚めてしまった系のたちの悪さといったらない。
私は中学くらいまではやおいが嫌いなオタク女だったわ、それでアニパロコミックスとかファンロードとか読んでオタク友達に誘われて同人誌即売会にいってオリジナル本や便箋を買って、友達数人とよろずコピー本などを作り細々と楽しくしていた所に、高河ゆんとかクランプとか尾崎南とかの直撃が来て、図書館に終わりのないラブソングなどかあり吉田秋生表紙にまんまと釣られて衝撃を受け、古本屋で間違って買ってしまったメイドイン星矢に謎の萌えを感じて、雁須磨子のスラダン本とかまおまりをのパトレイバー本辺りの同人誌でじょじょに抵抗が消えていき今に至る
萌えジャンルは漁って、たまにオリジナルも買う程度だけどファイアーエムブレムの時にはおがきちかとか熱心に男女も買っていたけど今は何だか恥ずかしくて見ないから完全に腐
今さらおそ松さん見たんだけど…おそまつさんの顔がウケる要因みたいに分析してた連中はやおい力が低いなぁ〜と思いました。ジャニーズが好きだったり、獄都事変が好きだったり、ヘタリアが好きだったりするのを見たら女の子の趣味わかるじゃんって感じのアニメです…はい。
僕個人的な経験と言うか腐女子やスイーツを観測した結果から言うと、腐女子って男への愛が割と「お母さん型(淫夢が分かる人なら「観賞植物ニキ型」の方がわかりやすい)」で、スイーツってどちらかと言うと「悲劇のヒロイン型(イケメンに騙されても、酷い目にあってものろけられる人)」だと思うわけ
で、腐女子の場合に関して言えば、男がイケメンである必要すらないし、自分が愛される必要もないんよ…。なんつったらいいの?兄弟とかチームメイトとか、仲の良い数人が悪ふざけやバカ話に興じてるところを、隣の部屋の壁の穴から覗いていたい人達というか、お茶しながら眺めてたいお母さんポジっす!
平たく言えば、俺の個人的な意見としてジャニーズの中でもグループ仲がいいヤツや、メンバーが多いグループを好むタイプの人は腐女子と性質的には近いと思うの。
逆にイケメン好きかイケメンに騙されたい(イケメンのすることなら自分でバイアスをかけまくって許しちゃう)系は少人数のグループを好む
どっちもその局地はホストに引っかかりやすいとは思います。ただ、どっちかというと腐女子は…貧乏くじを引くグループ(オタサーの姫、バンドマンの彼女)に入っちゃうタイプで、スイーツがホストぐるいしそうなイメージ
なんか、腐女子がV6のしゅうがくりょこうのパロネタ動画作る理由をおそ松くんでわかった気がしてきた。男は情報が欲しくてテレビ見るけど、女の子は男同士でバカなことしてるのを見たくてテレビ見る人(こっちが腐女子的)と、イケメンが見たくてテレビ見る人(こっちがスイーツ敵)がいるから
ちなみに、テレビと主婦に親和性があり、吉本的なテレビが一時期人気だったのは、アレは潜在的に腐女子的な好みの人(男同士のバカ騒ぎを見るのが好きな人)とテレビのマッチングだと思う。ちなみに、韓国ドラマとか福山雅治とかは腐女子的な系統ではなく、スイーツ的な系統。
よく、男の中でコンテンツオタクな人が「女が趣味に関わってくる・投票力を持つとその主観がつまらなくなる」なんて言うけど、アレは要するに見たいものが情報の精度や創作物としての完成度ではなく、「雰囲気」で判断してるからだと思うんだよなぁ…。特に腐女子寄りな人は
すごーくマーケティング的なわかりやすさで言えば、女性の中でも腐女子的な趣味とスイーツ的な趣味の人の分かれ目は「お笑い芸人達のバカトークを楽しめるかどうか」だと思うの。スイーツはイケメンじゃないとNGだからダメで、腐女子的な人は空間とか雰囲気重視だから、面白かったら不細工も下品も可
まぁ、面白いのは腐女子的な人がテレビのバカトークノリを楽しむ人種でありながら、いざ実際に付き合うとなるとそういうのに入れない孤独な人を選ぶって所。保護欲をそそるのか、集団ではなく個として認識してみてしまうかなのかは謎だけど、なんとなく腐女子の彼氏って友達多そうなイメージない
これがスイーツとの根本的な違いで、スイーツの場合は騙されようが酷いやつだろうがイケメンに恋するんだけど、腐女子って社交的でみんなとバカ騒ぎしてる奴に恋するかというと案外そうでもない。ヘタしたら社交的な人を怖がるんじゃないかな?
ただ、腐女子とスイーツという基軸で語ってきたけど「両方である女性」というのもいるからなぁ…こうなると本当に「無類の男好き」で、イケメンでもダメンズでも孤独な人でも許せちゃうと言うか、もうはたから見ててバカなんじゃないかと思うほど彼氏を甘やかす女の子になるからなぁ…壮絶ですよ
逆に腐女子でもスイーツでもない、どっちの性質を持たない「本当に男みたいに計算高くて理屈っぽい女」というカテゴリも僕はあると思ってる。ただ、そういう人って僕は嫌いだし、僕も彼女らに嫌われてるからお会いしたことも深くしゃべったこともないんだよなぁ…だから、仮説でしかない
この話書こうかな…。ただ、どうまとめたら反感を買わないか、いい感じに使えるかがわかんないんだよなぁ〜
メルマガ大先生はブサイクで下品な自分にも優しくしてくれる腐女子というイメージを着々と固めつつあるようです。逆にスイーツは自分を見下してるという被害者意識からこき下ろしまくっててめっちゃおもしろい。
腐女子だし、腐女子の友達もたくさんいるけど、「滾る」とか「勃つ」とか「嫁犯したい」とか下品な言葉で盛り上がっていてもお互いに話す事がないのが、「BLでオナニーするか」問題だ。
「BLなんて女のためのエロ本/AVみたいなモンでしょ?」なんて外野から言われると、「いや、BLはやおい(山なしオチなし意味なし)なんて言われるけど、今のBLは商業でも同人でもちゃんとストーリーやキャラクターが緻密に作れられている物も多いし、キスだけで終わるような甘酸っぱい物もあるし、最近は『匂わせ系BL』なんていうふんわりしたジャンルもあって大した行為も起きずに終わったりもするし、別に腐女子はBLをエロ目的で読んでいる訳ではないし、読んでいる時につねにエロい気持ちになっている訳でもない。ましてやオナニーするために読んでいる訳でもない」と猛烈に反論するんだけど、同人でも商業でも、本当に山もなくてオチもなくて意味もなくてエロしかないBLは死ぬほどある。
ただ、オナニーにまで至る女子はそこまでいなくて、それらをちょっとドキドキしながら読む程度の腐女子がおそらく大多数な気もする。男性の「抜く」ほどに切実な性的欲求を持っている女子はそんなにいないと思う。
私の場合、買う時点でもう「オカズにできる」BLと「オカズにできない」BLは明確に分かれている。18禁の同人誌はもうそういう用途に使える、自分の性癖に合ったのしか買っていない。商業だと、前者はもう電子書籍で買う事が多い。買うのが恥ずかしいと言うより、そういう用の場合、スマホで読める方が便利だからだ。電子で連載してから単行本化という流れも最近増えているけれど、そういうBLはエロが多い「オカズにできる」物が多い気がするので、似たような腐女子は多いのではないだろうか。だが、一方で電子のほうが性器などの「消し」の基準が厳しかったりするので、紙の方が良いこともある。
ただ、18禁の同人誌も商業BLも、必ず「オカズにできる」ように作られているかというとそうではないと思う。もちろん完全に山なしオチなし意味なしの物はあるけれど、あくまで男同士の心の通い合いの結果としてエロも書かれる、そこにきゅんとする、という物は多い。私は男ではないしエロ本やAVも見ないので、これは更に想像だけど、エロ本/AVの場合、すべて「オカズにできる」前提で作られているんですよね? でも、BLの場合18禁だとしても、「オカズにできない」でいいし、それでも支持されたりもする。あと、私はそうじゃないけど、18禁でもないし濡れ場もない、キス止まりのBLのほうが「オカズにできる」という人もいるのかも知れない。
コミケが終わった。エロマンガをいっぱい見た。ラブライブのエロマンガ、どうしようもないことなんだけど、男役がいないのにエロマンガにしようとしてキャラクターをAV女優にするしかなかったんだろう。デレマスなら武内Pが大暴れしてたので、まだなんとなく作品世界との地続きを感じられたし、ちゃんと「やおい」なのだが、ラブライブはもう世界線の違いしか見えなくて、結局のところキャラクターセカイにむりくり妄想をいれこむ「やおい力」を感じられなかった。そういう意味では彼女たちは守られたんだろう。ラブライバーはああいうエロマンガ、読むんかな? とは疑問だけど。
美少女動物園系だと男優がいないし、ゆるゆり、きんモザだともう百合展開しかない。でも男を入れたい。となるともうAV女優化するしかない。それは仕方ないとして、男優をきたないおっさんにするのはなぜなんだろう。だらしない体つきのおっさんが汚い顔で致してるのをみて、なにか納得できるんだろうか。AV女優にするならせめてちゃんときれいな男優と絡ませればいいのに、ほとんどが汚いおっさんなのは、なんとかして女優を汚したいのだろうか。汚れるところをみたいということか。俺はみたくないなぁ。「あー、それそれ、本編じゃぜったい見られないけど、絡んでるよね絶対」ってのがみたいんだけど、AV女優になった穂乃果やらがみたいわけじゃないんだよなー。
……というのもあるのだよ。
女性が主体的に男性をいたぶったり、酷い目に合わして性的に満足を得る、女性向けの娯楽ってアングラすぎるのか全然見かけなかったんだよね。
稀にある女性官能作家の作品もだいたい男性向け雑誌に載ってるもの。
極普通の若い女性の手に入れられるもので、欲求を満たせるものは、JUNEなどの耽美ものややおい同人誌(当時は「二次創作」なんて言葉ない)くらい。
結果的に一番SM成分が強い作品を楽に手に入られるBLに走ってしまった。
異性愛物の中にたまーに見かけるようになったのって、女性のエロ方面の娯楽が重視され始めて、レディコミが売れて、一般的になっていってからじゃなかろうか。
今はほんと良い時代になったよねえ。
今でも作品数自体は少ないとはいえ、堂々と後ろめたい気分なしにネットでも通販でも読めるんだもん。
しかも、男性向けM男物にも綺麗な絵柄で、しかも逆転してM男が攻めに転じる展開なし挿入なしも見れるようになったし。
こういうタイトルにすると、私がBLに対して「こんな同性愛はリアリティがない!」とかいう内容を書くんじゃないかって思われそうだけど、別にそういう話じゃない。
BLが創作上にしかないもので、実際に存在しているゲイ事情(同性愛事情)とは違うことはわかっているし、BLに限らず、百合にだってリアリティを求めようとは思わない。大体、そんなものをいちいち求めるようだったら、ストレスがたまりすぎてとっくの昔に腐女子なんてやめていると思う。
自分が同性愛者であることと、男性同士の同性愛を扱うBLを好むことが無関係だとは思わないけど、同性愛だから共感して興味を持ったわけでもない。共感するんだったらむしろ、百合の方に共感していたと思う。
なんでこんなことを書いているのかって言うと、今日のニュースで、渋谷区が同性結婚(結婚とは違うけどそれに準じた法律?条例?というようなのを見た)を認めたというのをやっていたからだ。
やっていたと言っても、私はTwitterに流れていた話を見ただけで、ちゃんと調べた訳じゃないから、なにか違っているところがあったら申し訳ない。
とあるオンラインゲームで(伏せたいわけではなくて忘れてしまった)同性結婚ができるという仕様が明かされたときも、腐女子の人は(ってまとめてしまうと怒られそうなので腐女子の人の一部ってことです)「やったー!推しカプ結婚できる!」って喜んでいた。
とあるゲームでは同性結婚結婚が海外版でしか出来ないことを知って、「海外は進んでいる」「日本はケチ」なんてことを言っていたりもした。
私は、そういうのはなんか違う気がする。
悪いことだとは思わないけど、そういうものじゃないと思う。
これは、うまく言えないけど。
私はさっき、BLと現実のゲイは違うって言ったし、BLにおける同性愛の感覚が本物と違うことにはなんとも思わないし、そう言うものだと思う。
ただ、それ故に、同性愛とBLは乖離していると思ってる人は多い。自分の身の回りに、同性愛者がいるなんて思ってないんだと思う。BLはファンタジーだから。
でも、実際、割合から考えてみたら、私みたいな人も少なくはないんじゃないかなって思う。
私は自分がそうであることを明かしてないから、そういうことで自分が傷ついても仕方ないと思ってる。
でも、多分なんか納得いかないからここにこんなことをだらだらと書き込みに来てしまった。
幸せそうなBLを見て、「実際は同性愛はうまくいかないに決まってるのに」とか、「普通家族に反対されるよね」とか、そういう、ファンタジーであるBLに、なぜか「リアル」を持ち込もうとする人は少なくない。
趣味や趣向を否定するつもりはないから、いくら胸くそ悪いBLを賛美していても気にすることはないんだけど、作品という枠を離れて同性愛の話をされると、それが同性愛を否定する話だと、私はとてもやるせない気持ちになる。
それも、言っている方は本当に何気なく言うことがほとんどで、やっぱり「普通はそういう意識なんだな」という気持ちが強くなるばかりだ。
よく、カップリング戦争のときに最終結論として「ホモにしてる時点で捏造」ってやつ、あれもホントは嫌だ。裏を返せば、「同性愛は普通じゃない、普通に考えて作中のキャラクターはテヘロ」って言ってるように聞こえる。
考えすぎで、言ってる方はそんな細かいこと思ってないんだって思ってるけど、それでも気になるものは気になってしまう。
腐女子ばかりがそうじゃないって言うことはわかっていても、そもそも腐女子でなければ日常的に同性愛の話をする人は少ないから、あまり聞くこともないんだと思うけど、やっぱりやるせない思いは募る。
あとは余談になるけど、腐女子はすぐにホモって言葉を使う。BLややおいという言葉がもう死後だって言うこともあるだろうし、そういう粗暴な言葉をさらっと言った方がかっこいい、恥ずかしくない、っていう文化なんだと思う。
でも、ホモって侮蔑語って聞いたし、そう思うとあんまり使うものじゃないと思う。腐女子は絶対に、自分が浴びせられることがない侮蔑語を使い続けているし、それを「侮蔑語だよ」なんて言っても、自治厨うざいってなるだけだ。
私も、周りにあわせて使ってしまうこともある。
腐女子でいるっていうのはそう言うことだ。
私はこれからも周りに同性愛者であることは教えないし、教えないのにそう言うことで傷ついてるって文句を言うつもりもない。
じゃあ、なんでこんなことを書きにきたのかはわからない。
なんとなく、同じようなことを考えてる人を見つけてみたいと思ったのかもしれないし、誰かにこういうこともあるんだってことを気づいてほしかったのかもしれない。
これを書くことで何かが変わるとも思っていない。
多分、大多数は(腐女子の人もそうでない人も)私が腐女子をやめれば解決するのにって思うと思う。
腐女子の人の中には口うるさくてウザいなって思う人も居ると思う。
でも、そう言う風に冷淡でいられるのは、この話が自分とは関係ない話だからだ。
同性愛っていうものは絶対に自分とは重ならないファンタジーだから、簡単に無視できる。
私はそれが悪いことだとは思わないし、それが普通だと思う。
そんなことを考えた1日だった。