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はてなキーワード: 日暮とは

2019-12-20

anond:20191218231503

不正乗車の話を見て、ふとアメリカ電車に乗った時の話を思い出したので書く。

それほど昔の話でもないし、今でも何も変わっていないと思う。

アメリカには観光でいたわけではなくて、とある地方都市に在住して仕事をしていた。

ちなみに都市圏全体で何百万人も人が住んでいる全米有数の都市である

車社会であるから鉄道路線網は世界一鉄道大国である日本とは雲泥の差であるが、一応その都市では主要な路線となっている電車に乗って通勤してみたことがあった。

駅に行ってみて驚いたのは、駅員どころか、改札も何もないことである

ただ簡素プラットフォームと巨大な駐車場があるのみである

アメリカ人は、駅に車でやって来て電車に乗るのである

券売機は、恐ろしく頑丈そうな鉄の箱で、なんと料金は一律で「一日乗り放題」「半日乗り放題」「7日間乗り放題」みたいなものしかない。

アメリカ人は、(以下略

電車が来て乗りこむ。車両海外製造されたものだということでなかなか立派である

日中でもあり、治安の悪さも感じなかった。乗っているのは案外普通の人ばかりである

そうこうしているうちに電車目的地に滑り込み、下車をするのだが、この流れでお分かりいただけるだろうか?

乗車するときも下車するとき切符検査はないのである

アメリカでは、ぷらっと駅へ行って、お金を払わずに乗って、降りてなんてことも当たり前のようにできるのである

では、どうやって不正乗車を防ぐのか?

何度か乗っていて分かったのだが、稀に駅で非常に体格のいい黒人男性女性制服で乗ってくることがある。

すると、彼らはいきなり連結部の扉の前に立ち、まるで囚人検査する看守のような態度で誰も逃げられない態勢を作るのである

そして、おもむろに切符の日付の検査をしていく。

何も悪いことをしていないのに、恐ろしい気分になってくる。

ある時は、彼らが乗り込むのを察知して、男がダッシュで間一髪電車から降りたのを見かけた。

また、勘のいい方なら気付いたであろうが、一日乗り放題券なのだから切符他人に譲ってもらえばそのまま使うことができる。

ある時は、降り立った駅で浮浪者に声を掛けられ、切符を恵んでくれと頼まれた。

勿論、心優しいわたくしめは不正乗車に手を貸し、喜んで切符差し上げた。

始発の駅は、少し立派でより巨大な駐車場と、簡素建物があった。

建物の中には自動販売機があったのだが驚いたことに、黒い鉄格子の中に自動販売機が入っていた。

お金を入れる場所や、商品を選ぶボタンや、飲み物の取り出し口に隙間があり用を足すことになっている。

試しにスプライトを買ってみたが、普通に買うことが出来た。

から少し離れた駐車場の周囲には、得体のしれないその日暮らしのような人たちが常にたむろしていてとても夜は訪れることができる場所ではないなと思った。

そういったわけで、これはまさにカルチャーショックであった。

繰り返すが、これは全米有数の大都市の話である

不正乗車を防ぐ地道な取り組みを含む小さな改善を積み重ねて、今の日本の当たり前が当たり前になっているのだなあと思う次第であります

2019-12-17

ベーシックインカムが導入されればホームレスが増える

その是非はおいといて確実に、ネカフェ暮らしマクド暮らしの人が増える。収入をBIオンリーに頼る人。家賃払えず、もしくは払うのももったいなくて、その日暮らしを選択。そういう人をBIがある社会で、どう福祉サポートできるのか。

2019-11-27

anond:20191127170422

KKOって「貧乏だが、その日暮らし程度の所得はある(=よって保護制度対象にはしてもらえない)ワープア」のイメージだった

2019-11-15

昨日剃毛セックスをして、ツルツルのまま今日一日暮らしてみて。

下着の肌触りがとても心地よい。

また、トイレにいってズボンジッパーの奥からからスベスベとしたものを取り出すとき、まるで小さな男の子おしっこを介助しているみたいだ(仮性だし、粗末だから)。

そして、蒸れない。一日中スベスベのサラサラ。とても心地よく、衛生的。癖になるよ。

2019-11-14

anond:20191112222103

マッチングアプリで女遊びができる

ここに食いついて批判している奴がいるが、

俺はな、ここにものすごい共感した。

俺は30過ぎまで、半分引きこもりのその日暮らしのフリーターだった。

正社員というステータスで、やっとクレジットカードを持てたのは35の時だ。

カード最初に買ったのは衣類だよ。

ようやく小奇麗な格好ができるようになった次にやったのが、

出会い系アプリだよ。

これもウォーミングアップのようなもので、社会復帰の一環だったんだろう、今思えば。

2019-10-15

今50万もってるけどこれより全財産少ないその日暮らしなやつが圧倒的に多いんだよな

まりにもぞっとするわ

2019-09-04

貧困貧乏の違い

江戸時代、、、失業率は高い、貧乏だけど暮らしは豊か、その日暮らし、浮世絵

明治時代、、、富国強兵、豊かだけど貧乏

貧困はどこにあるのか、、、

ラスベガスのキャリコのゴーストタウンの話

本当の感動は泣かない、唖然として言葉を失う。

火垂るの墓最初唖然として、言葉を失って、泣くんだと解釈して感動する。

節子が死んだ理由は貧しくて死んだのではない。

清田はお母さんから銀行口座に7000円振り込んでいた。

十分なお金はあった。

しかし当時はお金はあっても物はなかった。

コミュニケーションがないと相談できない。

お金があるかどうかではなく、そのお金を使うことが怖くて自分をどんどん追い込んでしまう。

どう振る舞えば良いのかわからない結果、節子を死に追いやってしまう。

清田がいたのは貧困

貧しいが故に困るのはなく、貧しいとか自分弱者だとか何も知らない子供だっていう結果動きが取れないようになって視野が狭くなっている状態

貧乏とは状態

貧困とは解釈

お金がなくても生活に困らなければ貧困ではない。

しか我が家貧乏からこともがいじめられていると知った瞬間に貧困になる。

貧乏であることを気にしなければ問題は起こらないが我が子がそのせいでいじめられててそれに対して何もできなくて、心が病んでしまうことが貧困となる。

いじめセクハラも同じで本人の解釈問題である

本人は平気な顔をしていても心の中は地獄だったならばそれはいじめである

2019-08-25

パンティー春

ある春の日暮です。

唐の都洛陽の西の門の下に、ぼんやりパンティーを被つてゐる、一人の若者がありました。

若者は名はパンティー春といつて、元は金持の息子でしたが、今はパンティーを被り尽くして、体育館に並べられるほど、憐れな身分になってゐるのです。

しろその頃洛陽といへば、天下に並ぶもののない、パンティーを極めた都ですから、往来にはまだしつきりなく、パンティーを被つた人やパンティー車が通つてゐました。門一ぱいに当つてゐる、油のやうな夕日の光の中に、老人の被つた紗のパンティーや、土耳古の女の金のスキャンティーや、白馬に飾つた色糸Tバックが、絶えず流れて行く容子は、まるで画のやうな美しさです。

しかパンティー春は相変らず、門の壁に身を凭たせて、ぼんやりパンティーを被つてゐました。空には、もう細い月が、うらうらと靡いた霞の中に、まるでパンティーのクロッチかと思ふ程、かすかに白く浮んでゐるのです。

「日は暮れるし、腹は減るし、その上もうどこへ行つても、泊めてくれる所はなささうだし――こんな思ひをして生きてゐる位なら、一そパンティーを被るのをやめて食べてしまつた方がましかも知れない。」

パンティー春はひとりさつきから、こんな取りとめもないことを思ひめぐらしてゐたのです。

するとどこからやつて来たか、突然彼の前へ足を止めた、真紅ブラジリアンを被つた老人があります。それが夕日の光を浴びて、大きな影を門へ落すと、ぢつとパンティー春の顔を見ながら、

「お前は何を被つてゐるのだ。」と、横柄に言葉をかけました。

「私ですか。パンティーです。」

老人の尋ね方が急でしたから、パンティー春はさすがに眼を伏せて、思はず正直な答をしました。

「さうか。それは楽しさうだな。」

老人はしばらく何事か考へながら真紅ブラジリアンを頭に食い込ませてゐるやうでしたが、やがて、往来にさしてゐる夕日の光を指さしながら、

「ではおれが好いことを一つ教へてやらう。今この夕日の中に立つて、お前の影が地に映つたら、その頭に当る所を夜中に掘つて見るが好い。きつと車に一ぱいのパンティーが埋まつてゐる筈だから。」

「ほんたうですか。」

パンティー春は驚いて、伏せてゐた眼を挙げました。所が更に不思議なことには、あの老人はどこへ行つたか、もうあたりにはそれらしい、影も形も見当りません。その代り空の月の色は前よりもなお白くなつて、休みない往来の人通りの上には、もう気の早いパンティーが二三着ひらひら舞つてゐました。

2019-08-23

anond:20190823180134

ちょっと字下げ増田っぽい

改変してみたけどむずいね

昔は必死になって狩りにでかけたり、野菜を売ったりして汗水たらしてその日暮らしして、ロリマン熱狂していた

海と山の中間あたりに居を構えて塩を山の奴らに売ったり、山菜や木を海の奴らに売るだけでウハウハだったが

あの平成17年を境に変わってしまった

昔はよかった

みんな、狩りにでかけたり、野菜を売ったりして汗水たらしてその日暮らししてたから、

海と山の中間あたりに居を構えて塩を山の奴らに売ったり、山菜や木を海の奴らに売るだけでウハウハだったよ。

2019-08-20

収入が増えれば貯蓄できるわけではない

そこそこ給料の良い会社に勤めている。

幅があるが5年働けば年収850~600くらい。

最近後輩も含めてちょくちょく話をしていると、

貯蓄できている人はがっぽり貯蓄してるし、

してない人っは給料日を気にしてその日暮らししてるしで二極化してる。

一番すごかったやつは実家ぐらしだけど2年で700万以上貯めてた。

お前それ給料ほとんど貯蓄じゃねーかと。

事実休みの日もずっと家にいてYoutube見てるかゲームしてるからしい。

かと思えば、エース級で1本に届こうかってやつが

毎日飲み歩いてすぐタクシー使ってお金ないわーって言ってたりする。

貯蓄できるかどうかって少なくともサラリーマンにおいては収入多寡じゃねーなって思った。

2019-06-17

anond:20190617152636

ポケモンわからんけど、じゃあ夕焼けだんだんかに行こう。晴れた日の日暮れはあそこは本当に綺麗だよ。

2019-06-16

アニメオタク25年やってきたけど映画代以外払ったことない

円盤買う人の気持ちが分からない

お布施ってなんだろう

お金にめちゃくちゃ余裕があるのかな

円盤1枚のお金で1日暮らせる

日暮らせたらその分沢山アニメが見れる

ある日メンタルが壊れてお金が全く稼げなくなっても

老人になったのに年金が出なくっても

円盤1枚のお金があれば1日長く生きていける

10枚なら10日

100枚で1クール

アニメを見るためには生きていないといけない

生きていくにはお金がいる

死ぬまで絶対生きていけるだけのお金が溜まってもいないのに円盤は買えない

円盤を変える人の自信が怖い

自分お金が足りずに死んだりしないと信じられるから円盤を買えるんだろうな

アニメオタクには金持ちが多すぎる

見下してくれていいよ

貧乏人って

でもな、お前らの給料の何割が、俺たちの給料からこっそり抜かれたものなんだろうな?

言ってる意味が分からねえならそれでいいよ。

別にだってもうとりくるだろうんりろんなんて信じちゃいねから

金を奪って見下して使い捨てて蔑んで

好きにしやがれ

でもな、何かあったとき貧乏人がお前らを人間扱いして助けてくれると思うなよ

人間扱いしない奴らを人間扱いするはずがねえんだから

2019-06-11

フォロワーウザイ

前までは普通にオフ会したりして仲良くしてたりしたのに

いつ頃からかやたら変な絡みをしてくるようになった

人のツイートにいちいち突っかかってきて、説教じみた話

第1、Twitterなんだから日々の愚痴とかあんまりリアルでは言いたくないこと話してるのに

それに最初からそういう垢だと名言してるんだけどな

家族の話とかした時に突っかかって説教するの本当に意味不なんだよな

自分家族愚痴書いてるなら分かるよ?

家族から相談にあった事とか、適当に書いてることに関して説教されたって私本人じゃないし……

なんで急に親父みたいなウザ絡みしてる来るようになったの?

まだ、あなた私と同じく20代でしょ

ろくに正社員として働らかずに、職を転々としてる人に社会人の辛さの何が分かるの?

辛いならやめればいい

辛いのに働くのは滑稽だ

嫌なら辞めてニートになれ

そんなに世間簡単じゃないよ

あなたは、適当なその日暮らしでいいかも知れないけど、それじゃ嫌です

2019-06-03

金への執着

一言で片付けるならケチなんだろうけど、極力金を出さない同性友達がいる。

女同士でそれは致命的で、愛想がつきて関係を断っても忘れた頃に連絡が来てまんまと誘い出されてる。

お互い未婚のまま中年なりこちらは貯めてプチリタイ状態だが向こうはその日暮らしの借金生活

からこちらが多目に出してもいいやを繰り返していたらそれが当たり前の空気になり、あなたが使った分はあなたが出してと言ったらえらい剣幕でシャットアウトされた。

利用されてない?って周りに心配されてる時にたまたまケンカっぽくなったからそれを利用して今は避けてる。

ケチは金だけじゃない。

食べ物への執着も、物欲も凄まじい。

今回も価値観の違いにくわえ何かと負担をさせられることに疲れてしまった。

縁を切っても切ってもうまいこと誘き出されての繰り返し。

頭がよい人だから、私は敵わない。

嫌なことされても忘れちゃうから絶妙タイミングでこられると連絡の取り合いが復活する。

はっきりと縁を切る、親友ではない、そう言えば引き下がってくれるだろう。

しかし、私は欠陥人間ダメなところだらけ。

それなのに相手ダメ出しするような話しは避けたい。

世の中には距離を置く、という遠回しな言葉があるのにそれが相手には通じない。

そこを突かれているのも分かってるから今は完全拒否ではなく無視に切り替えている。

全てを嫌いになれたら簡単だけど、そうじゃないから続いちゃってる。

私が悪者にならず、心が痛まず縁を切ることができたら楽なのに。

もしくは向こうが愛想つかしてくれたらいいのに。

私が破産すれば近寄ってこなくなるのかな?

2019-05-30

投資エントリがバズっててその中でポプテピピックさんが投資やっててもうけ出てるって書いてるのみてなんかショックだった

アイコンもあるけどノーテンキにその日暮らししてる印象だったから堅実に投資やってるイメージなんかこれっぽっちもなかった

ポプテピピックさんですらやってるのにジブンはやらなくていいんだろうか、そう思ってしまった

2019-04-18

anond:20190418141557

その預金引き上げた村って無医村派遣医もいつかないとことかじゃないの

 

あとコンビニなくて個人商店だけハバを効かせてる地方とかなくもないのかもね

あとは~ う~~~ん  古い観光地で脱○のためのタンス預金最強だったとかかな!www

あとは~~~~~ 負債多すぎ地方で全員がとっぱらいでその日暮らしだった!(第一次産業だと負債なくても紙幣現物のみの経済ってとこがありそう)

あとは~~~~~~~~~~~~~~~  北の国で拉致られてた? 刑務所帰り? おれおれ詐欺多発して、銀行員に何度も尋ねて確認しないとATMつかえん??

もうわからんですわ!

 

2019-04-11

anond:20190411071749

女性が完全に男性支配下に置かれると、強い男性女性資産として囲い始める。

強い男が女を囲い、男は女のために働く必要もないのでその日暮らしになり、大多数の弱い男はただただ収奪され飢餓に苦しむ。

2019-03-26

anond:20190323215053

「いえ、、、ですから星ではなく☆です。その日を生きると書いた星ではなく、えぇまあ、その日暮らしに近いかもしれませんが。

あ、いえ、その蜩ではなくてですね、その日だけを生きるといった感じでして。

あ、いえですから、その日暮らしの星ではなくてですね、記号の星です。

いえ、希望の星ではなく記号の星です。

なんかすみません説明が下手で」

2019-02-13

anond:20190213170338

小遣い制度しかなくても、家賃光熱費保険食費貯金その他諸々必要お金をまず給与からのぞくよね

残りのお金無駄遣いしてもいいお金=小遣いだ

小遣い制度じゃなければ小遣いという縛りはなく、使える額に制限はない、なんてことはないと思う

それはいつか貯金が尽きてその日暮らしになる

そして当たり前だけど子供はい

子なし35歳で月給5000円って、月に日雇い1日だけ行くレベルやん

2019-02-05

たまに日暮りんのアナルで抜きたくなる

それだけ

2019-01-28

ブギーポップ視聴者が笑えない糞ラノベアニメ2

anond:20190128015927

 投稿可能文字数感覚として染み付いていたし、十分に注意もしていたはずだった。だがそれでも、死神のワイヤーの速度に煽られる形で、つい記事の一つが一線を超えてしまった。

 もちろん、短縮や分割をした上で投稿し直すことは可能であり、取り返しのつかないミスではない。だがどのみち、今のような記事のままでは黒帽子を退けるイメージが〝増田〟にはどうしても湧いてこなかった。一瞬とはいえ立ち止まったことで、その現状を自覚してしまったのだ。

 手の止まった〝増田〟を前に黒帽子は、今度こそ必殺の一撃を放とうとでもいうのか、妙にゆったりとした動きでワイヤーを構える。

「……………………!」

 迫りくる「死」を前にして、これまで匿名ダイアリーという修羅空間支配してきた圧倒的な異能が、限界を超えて稼働する。

 その果てで、遂に〝増田〟は起死回生の一手にたどりついた。

「!」

 打鍵音がひとつながりに聞こえるほどの神速で記事執筆し、投稿した。

『口笛を吹いて現れる黒帽子死神だけど、笑顔の素敵なJK飛び降り自殺に追い込んだ時の思い出を語るよ』

 投稿するやいなや、凄まじい大炎上が巻き起こった。100、200、300、500……みるみるうちに1000ブクマの大台を超えて炎上、すなわちバズは拡大し続けている。

 それは、たとえどんな「設定」であれ強固に定着させるのに申し分ないほど巨大な「承認」だった。

「――というわけさ。こんな形で浮かび上がることになるとは、僕も思っていなかったがね」

 澄んだボーイソプラノが〝増田〟、いや、「黒帽子の〝増田〟」の口からこぼれる。

「ほう?」

 一応は声を上げたものの、黒帽子はこの特異な状況――自分と寸分たがわぬ姿をした〝増田〟を前にしても、ほとんど驚いた様子がなかった。

 だが、これで少なくとも戦闘力に関しては互角のはずだ。仮に相討ちになったところで、〝増田〟の方は「設定」が消えるだけ。〝増田〟は勝利確信した。

「それで君は――『僕』は、どうするのかな?」

 そこで黒帽子は、なんとも奇妙な顔つきをしてみせた。笑っているような泣いているような、左右非対称の表情だった。

増田〟は、いつの間にか自分の顔も、鏡写しのように同じ表情を浮かべているのを感じた。

「もちろん、こうするのさ。なにせ自動的からね」

増田〟の意思とは無関係に口から言葉が吐き出される。そして、黒帽子の〝増田〟の右手が持ち上がり、肩の上あたりで止まった。

(……?)

「仕上げはよろしく頼むよ、『僕』」

 そう言うと黒帽子の〝増田〟は、さよならをするように右手を軽く振った。その直後、耳元で空気を切る音がしたかと思うと、

!?

 ワイヤーが〝増田〟の首にしっかりと絡んでいた。しかも、そのワイヤーは目の前の黒帽子ではなく、〝増田であるはずの黒帽子自身右手から伸びているものだった。

 なぜこんなことにと考える暇も与えず、ワイヤーは〝増田〟の首の皮を、肉を、骨を切り裂き、黒帽子自身の「設定」を破壊した。

 あまりにもあっけない「自殺」だった。

「……!?

 黒帽子の「設定」を失い混乱する〝増田〟の首に、今度は前から飛んできたワイヤーが巻き付いた。遂に「本体」を捉えられた今、もはや〝増田〟に逃げ場はない。

 黒帽子のワイヤーは、これまでのように一気に切断することはせず、しかし着実に〝増田本体の首をギリギリと締め付けていく。

「……! ……!」

「『自分』をないがしろにして、死神なんかに頼るからそうなるんだよ。お別れだ、〝増田〟君。いや、〈アノニマスダイアリー〉……」

 黒帽子が、世界の敵としての〝増田〟に名前を付けた、まさにその時、ワイヤーの圧力がとうとう限界を超え、〝増田〟という存在に決定的な傷を付ける音が鳴った。

 それが、〝増田〟の耳にした最後の音となった。



「…………うぅん?」

 土曽十口(つちそ・とぐち)は、パソコンデスクの上にだらしなくうつ伏せになっていた上半身を起こした。

 締め切っていたはずのカーテンが何かのはずみでわずかに開いており、そこから差し込む朝日に目を灼かれる。不健康生活をしている女子大生には、その爽やかな光は眩しすぎた。

 どうやら、ネットをしながらいつの間に寝落ちしていたらしい。付けっぱなしにしていたヘッドホンからは、午後から日暮れにかけて軽い夕立ちが降ったことを歌う、ハスキー男性ボーカルの声が流れている。

「んんー……痛っ?」

 しつこい眠気を振り払うように大きく伸びをしていると、首の周りに妙な痛みを感じた。

 スマホのインカメラ確認すると、寝ている時にヘッドホンコードからまったのか、首をぐるりと一周する赤い痕がついていた。それは、本来平凡な容姿のはずの十口が人混みの中でも目立って浮いてしまいそうなぐらい、はっきりとした線だった。何かの目印のようでもある。

「うわ、この痕しばらく残りそう……」

 あるいは、一生消えないのかもしれない。なぜかそんな風にも思えた。

 それから急に、2年になってからサボりがちで4年間での卒業が怪しくなっている単位のこと、入学直後に一度参加して以来まったく顔を出していないサークルのこと、この前の正月帰省しなかったせいでしつこく電話をかけてくる両親のことなどが、一度に思い出された。

――なんで突然、こんな当たり前のことばかり? たしかに、私自身の問題ではあるけど……

 そんなことを考えながらふとディスプレイに目を向けると、ブラウザには最後に開いていたらしいニュースサイトが表示されていた。見るともなくページをスクロールしていく途中、

株式会社はてな倒産

 という文字が目に入った。

「……」

『岩……海氏の来社時にお茶を出さなかった事実が明らかとなり……』

消息筋によれば、この一連の動きには二人組の犯罪者通称“ホーリィ&ゴースト”の関与があるとも……』

「…………」

 しかし、それを見てももはや十口の胸には何の想いも湧き上がってはこないのだった。いや、もともと「想い」などというものは無かったのかもしれない。

 ただ、自分がひどく無駄なことに時間を費やしていたような、途轍もない徒労感だけが泡のごとく浮かび上がったが、それもすぐに弾けて消えた。

「……よし!」

 無理やり声を出して、十口は気持ちを切り替えた。

 今までがどうであれ、これからは充実した実生活を目指して生きていけばよい。そのために必要な指針も既に示されているのだから

 すなわち、

『十分な睡眠

『適度な運動

瞑想

『1日350グラム野菜

 この4つだ。

 それらを実践すべく、まず第一歩として十口は、人生時間無駄に奪うだけの箱であるパソコンの電源を――ためらいもなく落としたのだった。

“Boogiepop Anonymous:The collapse of the HATENA Empire”closed.

2019-01-15

属性の人と三連休で眩しいデートをした

はてなポイントメッセージをもらったことがきっかけでメールをやり取りするようになり、先日闇属性の人とデートしました。

 

車で2時間ほどの駅まで迎えに来てもらい、雪の残る山道ドライブ

夕暮れに彼の地元の宿について宿のカフェご飯

宿の近くの湖畔をドライブしながら街に出ました。

 

お酒を飲まずにこの時間に話せる場所がどこにもなくて、仕方なくカラオケ

あんなにメールをやり取りしたのに、私たちは初めて会った人同士で、改めて正面に座るのがなんだか気まずい。

私は次々に曲を入れて、すごく恥ずかしかったけど、ひとりで歌って時間が経ちました。

「人前で歌うのは苦手」とはじめは聞くだけだった彼だけど、釣られてきたのかトイレへいって戻ってきたらこっそり1人で歌っているのを発見

彼もすごく恥ずかしそうだった。

そこから彼も歌い始めて、最後は一緒に歌ったりもしました。

やっとちょっと打ち解けた感じがして、うれしかったな。

 

翌朝も宿のカフェで待ち合わせ。

昨夜走った湖畔を眺める高台へ連れていってくれて、湖から海に続く水面と晴れ渡る空をみました。

快晴

 

そのあと彼は桜の木立に囲まれた近くのカフェに案内してくれたのですが、時間が早くてまだ開いていませんでした。

ちょっと残念そうな彼。

最近出来たばかりのカフェチェーンにまだいったことがない」と彼がいうので一緒にいってモーニングを食べました。

 

それから「山がきれいに見えるところがある」としばらくドライブして海へ。

海辺公園で遊ぶ子供たちを眺めながらとりとめのない話をして、浜辺に出て冬の波打ち際をみて、地元の史蹟の草原を並んで歩きました。

 

車に戻ってまたしばらくドライブ

「この道を戻るとき山がきれいに見える」といわれ、高架をくぐり抜け元来た道を戻ると雪を頂いた雄大な山の峰が正面にあらわれました。

「天気がよくてよかった」とちょっと得意げに誇らしさでにこにこしているうれしそうな彼。

 

時刻は三時過ぎ。お昼を食べずにドライブしたので、少しお腹が空いてきました。

珈琲の美味しいお店がある」と地元に昔からあるレストランへ。

彼はキャラメルモカを、私はハンバーグセットをいただきました。

地元の人はみんなここへ来る。知り合いがいるかも」と彼はちょっとそわそわ落ち着かない様子。

 

実はカフェチェーンに入ったときも、カラオケへいったときも、彼はずっとどこかで知り合いに会うんじゃないかと何度も口にしていて。

そんなに気になるところへ、なぜ私を連れて来ちゃうのかな。

 

そろそろ日暮れになり、少し寒くなって来たのでお土産屋さんで浴用タオルを買って路地に並ぶ足湯へ。

 

冷たい風に吹かれながら並んで足湯へ入っていると、向かいに座ったおばあさんがちらちらこちらを見てくる。

「今頃のこの辺の名物といえば、やっぱり蟹ですか?」と話し掛けてみた。

「そうだね、やっぱり蟹だ」とおばあさんは応じてくれて「ここは美味しいものがたくさんある。私は長崎から嫁に来たけど、あなたこちらへ来たらいいよ」と思わせぶりなことをいわれる。

 

彼の方を見れなくて、すぐに話を観光に戻して、どうでもいいのに地元温泉について根ほり葉ほり聞いてしまいました。

 

すっかり温まって、ちょっと無謀なことをしたい気持ちになって、一緒に温泉へいこうと彼にいってみた。

彼はびっくりしていたけど、すぐに近くの温泉へ連れていってくれて。

 

私は温泉めぐり趣味で、温泉慣れしている方。

彼は「人と待ち合わせして温泉に入るのは初めて」といっていて、彼のいろいろな初めてを一緒に経験できることがうれしかった。

 

二人でぽかぽかになったところで以前はてなでも話題になっていたお寿司屋さんへ。

回転寿司なんだけど、ブログ話題になっていたお店。

彼の街はお魚が新鮮なことで有名。

握りも茶碗蒸しも、カウンターのお寿司屋さんに引けを取らない美味しさでびっくり。

店内は大混雑。彼は知り合いに会うんじゃないかとまた少しそわそわしながらも次々お皿を積み上げていきました。

 

それから朝の高台へ戻って、湖畔を囲む夜景と満点の星空を見ました。

誰もいない高台は静かで、雲の流れる音や星の瞬きさえ聞こえてきそうだった。

 

彼は星座名前を調べるアプリでずいぶん長い間iPhoneの画面を眺めていて。

二人きりの車内で小さな画面を一緒に見ながら画面の中の星空と、真っ暗な夜空の本物の星空を長い間交互に確認し続けていました。

 

星空がそんなに気になるのか、気まずくてアプリに夢中なふりかのかからなくて、でも聞けなくて

 

外は暗く穏やかな月明かりで何もかもやさしいのに、心の中には鼻先に暗幕を下ろされるような闇があった。

 

宿の駐車場に着いてから、また車の中で色々な話をしました。

「『○○駅で僕と握手!』ってメールに書いていたのに握手してないよ」といったら握手してくれた。

「実は駅で両腕広げて待っていようかと思った」と笑いながらいう彼。

ウケるかと思って」

 

 

 

三日目。

 

昨日の高台で昨日と少し違う水面を眺めながら、お互いの仕事の話や趣味の話やはてなの話をしました。

 

彼も私もxevraさんが好きで、xevraさんに会いたいねと何度も話した。

生きることが辛くて考えがまとまらなかったとき、「とにかく野菜運動瞑想睡眠!」と思って乗り切ったこと。

いまもそれで結構助けられていること。

そこが私達の数少ない共通点

 

お互いに書いた増田の話、好きなブックマーカーの話、ブクマや星が集まったときのこと、なくなってしまはてなハイクのこと。

 

これもこの三日間で何度も繰り返された話題

 

idしか知らなかった人が目の前にいて、知らない山の高台で私を名前で呼んでいる。

今頃はてなでは何の話題が盛り上がっているのかな。

こんなにスマホを見ないで過ごしたのはいつ以来だろう。

 

そのあと昨日いけなかったカフェへ。インスタ映えしそうなリア充ビジュアルケーキセットを二人で頼む。

彼は数量限定パンケーキセットが売り切れでちょっとシュンとしてる。

 

ケーキを食べたら駅に出て、そろそろ予約した新幹線で帰らなければならない。

自由席から慌てなくてもいいんだけど、彼も疲れていると思うし、ちゃんと元気にさよならしたい。

 

なんてこっそり考えていたら、「昨日いけなかった見晴らしのいい公園がある。いってもいいですか」といわれた。

いいけど、いいのかな。

いいの?

 

そこからまた街を抜け、野山と木立をいくつも過ぎて、山の中腹にある運動公園へ向かいました。

助手席から眺める冬の道はまぶしいくらいで、遠くに見える焚き火の煙と掛けていく子供と枯れ草を集めて燃やす老人が絵のようだった。

 

運動公園で私達は子供たちに混じって長い長いすべり台を滑り、広々とした草原凧揚げしました。

凧揚げをしている子供をみて「凧揚げしたいな」とぼんやりひとりごとをいったら、彼が売店ゲイラカイトを買ってくれて、びっくりした。

 

凧揚げなんて子供とき以来で、どうやって飛ばすのか思い出せなかったけど、彼は「親戚の子供のために去年あげてやった」と、すぐに軽々凧を飛ばしてくれた。

 

三日間何もかも楽しかったけど、芝生の上を走りながら凧揚げしたことがとくに印象に残っています

青空に真っ白な凧糸がくっきりと伸びて、舞い上がる凧は生き物のようだった。

楽しい気持ちしかなかった。

あとのことがどうだとしても。

 

彼はどうしても私に白バラ牛乳を飲んでほしいみたいで、何件かお店を回って最後直売所へいきました。

もう新幹線が出る時間はとっくに過ぎていたけど、牛乳は美味しかったし、珈琲牛乳を飲みながら得意そうな彼はかわいかったです。

 

彼の帰り時間心配で、最寄り駅で大丈夫といいましたが、帰りも彼は2時間かけて新幹線がでる街まで送ってくれました。

 

「私達、仲良くなれるかな?」

「少なくとも僕は三日前より友達になれたと思います

赤紫の夕映えを背に稜線が黒々と横たわる山道で愛車を走らせながら彼はいった。

 

駅について駐車場の前にあったカフェ茄子と豚の生姜焼き定食を食べました。

「これで野菜がとれた」

「あとは瞑想睡眠

と二人で笑った。運動凧揚げで解消されたんじゃないかと思う。

 

並んで改札口へ向かいながら、どんな風にさよならをいえばいいのか、まもなく訪れる瞬間を思って胸が痛んだ。

でも表示板に出ていた発車時刻が迫る新幹線に助けられて、私は軽々と改札を抜けて彼に手を振った。

彼も改札の向こうで、三日前まで知らなかったやさしい笑顔で手を振ってくれた。

 

席に着いてからこだま」に乗ってしまたことに気がついた。気持ちが乱れていたことを思い知らされた気がして切なかった

 

実は私ははてなちょっとブログを書いたことがある。

ブログに書いていいですよ。僕は言及されたがりなんです」と彼はいうけど、こんなあまりにも個人的過ぎる話題はいものエントリーから浮いてしまうと思う。

それに彼と違って私ははてなで目立つ方でもない。

 

というわけで、彼が大好きな増田に書きました。

 

ちなみに恋人としては見れないとシリアスに何度も念を押されたので、彼は引き続きみんなのアイドルだし恋人募集中です。

 

残念だけど、私のおっぱいが大きくないからいけないんだと思う。

 

 

 

 

思わせぶりに切ない感じで書いておいたので、遊び人として名を馳せて欲しい。

 

嘘。ほんと真面目でいい人なのでみんなカジュアルに誘ってみてください。

今回はすっぴん黒髪でしたが、大規模オフだったら金髪女装も考えるとのことです。

vlxst1224さん、お疲れのところありがとうございました。

pixivアカウントエロゲ販売成功するように祈っています

知名度の低さが悩みらしいから誰か掘り当てて暴露してくれよ。どうしても吐かなくってさ。

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