はてなキーワード: 少女マンガとは
自分のベスト100選んで、「またかよ」って思われそうなタイトル抜いたらいいぐらいの数になったので書くよ。
※試し読みとかあるのはできるだけリンク貼ったよ。
・ぷらせぼくらぶ(1巻完結)
http://sol-comics.shogakukan.co.jp/solc_dtl?isbn=9784091886385
大橋博之のアシスタントをしてた奥田亜紀子のデビュー作。題材としては『桐島、部活やめるってよ』的なスクールカースト。
主人公であだ名が「毒まんじゅう」の岡ちゃんと、イケてる「向こう側」の人とのなんとも言い難い関わりを、綺麗なトーンワークで描いている。
「自分で始まり自分で終わる岡ちゃんの恋は、クライマックス以外のバリエーションが無い」という掴みから引き込まれてしまう。
・ケンガイ(3巻完結)
http://sol-comics.shogakukan.co.jp/solc_dtl?isbn=9784091847904
レンタルビデオ屋を舞台にした、フラグの全く立たないラブストーリー(仮)。
主人公で普通のイケメン・伊賀君が惚れたのは、映画を観ること以外のことに興味を持てない、バイト内で「圏外女」と言われてしまうような白川さん。
自分も映画観て勉強したり努力するんだけど、一緒に映画観てても全然いい雰囲気になる気配はなく。
好きな人に映画のチケットあげたら「伊賀くんはあたしを買収して何がしたいの?」「SEXですか?」「します?」って死んだ目で言われるの、キツすぎる。
あと、この漫画読むと映画観たくなる。(自分は『エレファント・マン』を観た)
・たまりば(2巻完結)
http://maoh.dengeki.com/tamapon/
「溜まり場」である「多摩リバー」を舞台に、女子高生・美和とアラサー会社員・ハルオの恋を描いた作品。
女子高生の「青春」をいい年こいた人間が奪っていいものか、という問いかけ。
これをヘビーに味付けすると緑のルーペ『こいのことば』になるのかなあ。
・さきくさの咲く頃(1巻完結)
http://www.poco2.jp/comic/sakikusa/
『ぼくらのへんたい』でプチブレイクしたふみふみこの、奈良に暮らす幼馴染3人の不器用な関係を描いた作品。
ビターな恋愛。ふみふみこはセリフに無駄がなくて、感情をえぐり取るのが上手い。
https://viewer.yondemill.jp/?cid=1196&u0=3
『椿荘101号室』でハマったウラモトユウコの作品。高野文子っぽいタッチのいい線を描く。
本作は女性の身体のパーツに関するオムニバスで、個人的には『キミの脚』という話が好み。
フェティシズムを刺激される。↑の試し読み読んでほしいんだけど、服を脱ぐ描写にこだわりを感じる。
ほんとにいい線だ。
http://mag.kawade.co.jp/mama/pdf/%E3%83%9E%E3%83%9E%E4%BA%BA1-1x.pdf
自分が子育て経験ないもので、端から端まで目から鱗、というか自分の想像しようのない部分を埋めてくれた。
同作者の『母がしんどい』も秀作。
・誰も懲りない(1巻完結)
https://note.mu/nakamuraching/n/n5680094105e2
『羣青』の中村珍作品。一見「理想的」な家庭の裏で何が起こっていたか。
どこまでが実話なんだろう?となるほど、表現がリアルで肉薄してくる。
ほんと誰も懲りなくてどうしようもねえな、とタイトル通りの感想。
読んだら1日は活力奪われるほど重くて苦しい。
http://www.shodensha.co.jp/sayonaragirlfriend/
(こんなちゃんとした特設サイトあるぐらいには期待作だった)
今年初めに出たばっかりの新鋭の作品。山内マリコの『ここは退屈迎えに来て』が好きな人はぜひ読んでほしい。
いわゆるファスト風土の話。
自分が地方出身都会住まいなこともあって、作品全体を覆う閉塞感のようなものにすごくシンパシーを感じた。
・宇宙を駆けるよだか(2巻続刊)
http://www.s-manga.net/omf/omf_978-4-08-845351-4.html
美人で性格もいい主人公と、ブスで性格の悪い同級生の身体が入れ替わってしまう。
設定的には松浦だるま『累―かさね―』に近いかもしれないんだけど、これを少女漫画の文脈に落とし込んだのが尊い。
「主導権は常に外見が優れた人間にある」「あんたら美形はいいわよね キレイごと並べてればそれが正義になるんだから」
http://comic.pixiv.net/works/790
BL作品。自分はノーマルなのでいわゆるイチャラブ系のBLや百合は読まないのだが、これは凄くよかった。
http://blog.livedoor.jp/aki22two/archives/1802123.html
このブログを読んでみてほしい。ちなみに百合でいうと「私の世界を構成する塵のような何か。」が好きです。
ギャグマンガ家・地下沢中也のSF作品。全ての事象を予測できるオーバーテクノロジーのコンピューターが開発され、それが人類の滅亡を予測してしまったら?という話。
こう書くと平凡な印象を受けるかもしれないけど、ストーリーテリングが秀逸なのです。
いがらしみきおの『I』といい、ギャグマンガ家の描くSFって独特の雰囲気があって好き。ただ次の巻がいつ出るか未定で、もう4、5年生殺しを食らっている。
見ての通り息切れしてきたのでこのへんで終わりますが、↓のもおススメなので興味あったら読んでみてください。
故・青山景の作品。「よいこの黙示録」が未完なのが本当に惜しい。日本は貴重な才能を失ったと本気で思う。
・まちあわせ(1巻完結)
http://kc.kodansha.co.jp/product?isbn=9784063770209
・68m(1巻完結)
http://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=9362
http://morning.moae.jp/lineup/451
ノワ―ル時代劇。道を踏み外す怖さ。
http://csvt.tank.jp/img/rtk/rtk1.html
・変身のニュース(1巻完結)
http://morning.moae.jp/lineup/376
つげ義春、華倫変の系譜に連なる宮崎夏次系のデビュー作。これが一番トガってる。
当時どのくらい有名だったのかわからないのだけど。
http://afternoon.moae.jp/lineup/187
とても切なくて、とても綺麗な話。
・男の操(1巻完結)
http://www.shogakukan.co.jp/books/09186865
妻を亡くした演歌歌手が歌い続けて、売れて、そして死ぬまで。ギャグなんだけど、最後は泣くしかない。
・名勝負数え唄(1巻完結)
http://sokuyomi.jp/product/meishoubuk_001/CO/1
・星のポン子と豆腐屋れい子(1巻完結)
http://www.moae.jp/comic/hoshinoponko
小原愼司とトニーたけざきの素晴らしいタッグ。1巻でよくまとまってるSFってだけで自分の中での評価が上がってしまう。
・透明なゆりかご(2巻続刊)
http://kc.kodansha.co.jp/product?isbn=9784063409574
仕方ないんだけど、なんかヴィレヴァンっぽいラインナップになっちゃった。
反応あってうれしい。
→訂正しました。偉そうに言ってて恥ずかしい。
・サブカル臭がキツい
→冒頭でも書いたように今回は「またかよ」系(明らかな名作であったり、こういう類の記事で頻繁に上がるもの)の作品を除いて書いたので、人によってはサブカルっぽく感じても仕方ないかもです。
『NARUTO』とか『HUNTER×HUNTER』のジャンプ系も100には入ってましたし、『ギャングキング』とかも。『プラネテス』、『惑星のさみだれ』も。
皆さんのおすすめも聞いてみたいです。『弾丸ティアドロップ』は未読でした。
寝て起きたらけっこう読まれてた。
ブコメで上がってる中だと、
http://kc.kodansha.co.jp/product?isbn=9784063806786
http://kc.kodansha.co.jp/product?isbn=9784063842906
『ネムルバカ』
『不死身ラヴァーズ』
http://kc.kodansha.co.jp/product?isbn=9784063949261
あたりは100に入ってました。
既にそこそこ有名かと思って外してました。線引きが雑でしたね。
http://anond.hatelabo.jp/20151018015453
というのがありましたけど、本当に不遇ですよね。もっと知られて然るべきだと自分も思います。
いまどきの日本映画にはマンガ原作のものが多いのは周知のとおりよね。
で、いわゆる「少女マンガ」原作のものには少しばかり男性が近寄りがたい雰囲気を醸し出してる気がするの。
『L♥DK』
『ホットロード』
『近キョリ恋愛』
『クローバー』
『アオハライド』
『娚の一生』
『ストロボ・エッジ』
『海街diary』
『ピースオブケイク』
『ヒロイン失格』
『俺物語』
『orange』
あたりかな?
wikipedia から適当に見繕ってきたんだけど、見落としがあったらごめんね。
少女マンガじゃないものもあるかもしれないし、逆に載せなかった中にも実は少女マンガってのもあるかもしれないけど、そういうのがあったら教えてね。
実写映画なだけにファンタジー的なものは少なくなってるのはしかたないにしても、
よくまあ恋愛要素が大きそうなものばかり集めたものだ、という印象を持たざるをえないと思うわけ。
『脳内ポイズンベリー』は『インサイドヘッド』ではあるんだけど結局は恋愛してたわけだし。
『ピースオブケイク』や『ヒロイン失格』は恋愛ものではあるけどおもしろかったわ。
あ、上記の作品を全部見たわけじゃないので、これは恋愛だけじゃねーぞってつっこみも歓迎よ。
そんなわけで、実写化映画ベースで見ると、少女マンガってやっぱり恋愛ものばかりってイメージは払拭できてないよね、という話をしたかったの。
師匠付きの編集さんに原稿チェックしてもらってからデビューってケースが多い。
面倒見がよい藤田和日郎のところはデビューしやすい、って話はよく聞く。
売れっ子先生であるほど、たくさんの編集さんが来るから、自分にあった人を選びやすい。
だから、東村アキコのアシスタントはもうそれだけで恵まれてるわけ。
天下のNHKに出演するような師匠の元で、好きな編集より取り見取りなわけよ。
完全時給制。未払いはなし、時間給。
だから、子供の面倒をみるのも時給が出るから喜んでやってるわけ。
そりゃ金もらって遊ぶだけなら楽だわな。
世間のお母さんみんなやりたいわ。
ほんとそれは思うね。
男の人数の方が多くて声が大きく聞こえるんじゃないかな。
ピチレモンとかセブンティーンとかの雑誌に移行するってケース多いからね。
そういえば君が学生かどうか分からないけど、私が学生の時はそういう形で交際をスタートしてみた。ハードルが低そうな女性からスタート。
ブスで、でもお嬢様で、ワガママで、寂しがり屋で拘束時間は長い、sexも男性がリードしないとまずいみたいな女性だったけど、本当にいろいろ勉強になった。彼女と付き合ったからこそ今の嫁さんの価値が即わかった。結婚して9年になるけど嫁さんには感謝してるし愛してる。
ぶっちゃけていうと、ある程度の女性は「女慣れしてる男性」じゃないと交際スタートできない。なんか矛盾してるような気もするが。生物的には一夫多妻構成をナチュラルに求めているような印象がある。
『誰か1人』『この人が最後の人』みたいな考えは捨てて、まず経験値を貯めるという方針がよいと思う。
自分がされて嫌なこと、って人それぞれだと思うんだけど、誰かと交際してるうちに「僕はこれが耐えられないんだな」ってのが分かる、というのもある(ちなみに私は拘束時間が長い、という点が耐えられなかった。が、ずっと一緒にいたい、拘束時間が長い男性というのもいるので、人それぞれではある)
残念だけど、組み合わせの問題はあると思うよ。
追記
id:angmar それが少女漫画的純情純潔イデオロギーに支配された理想主義的よい子ほど現実との落差を埋めるのに失敗するという
うーん、私自身は少女マンガも読む。BANANA FISH、彼氏彼女の事情から始まって月刊誌購入したりとか。好きだったのはヤングyou。 papa told me, ハチミツとクローバー, ベルエポックとかね。 学生の時に読んでた。でさ、そういう女性向けを読んでて思ったのは女性の理想って現実とかけ離れてる、って事。おもしろいのだが。いやまぁ男性の理想もかけ離れてるが...
という訳で早めに『女の子むけファンタジー』の文脈に慣れておく必要があるな、と思った。本当に女性の考える理想の男性像って現実の男性とは違う。という事が良く分かった。で、当時の彼女に対して漫画の中のような誠実な男性として振る舞うと、よい反応が帰ってくる(若干、中毒性が高いように思う)
というか今でもフィールヤングとか読めば中年女性の求めている理想の男性像が見えるのではないか。女性が女性向けファンタジーを現実に求めるのは害悪でしかないが、男性が女性向けファンタジーの文脈に慣れておくのはある程度、価値があるように思う。まぁ落差はあるんだけどね
今やれることって、一気に利益に還元される。ゴミステとか、アマゾンの注文とか。
そういう奴って、後回しにされガチだけど、大きなことをコツコツやるのと同じくらい価値がある。
「今やれる」という属性だけで結構価値っがあがるから、効率なんて見ずに、やるべきだわ。
あるプロジェクトをやるとして。今、この局面は何点なのか考える。
そして、次やる行動で何点になるのか考える。
今が+300点なら、今日さらに頑張れば+500点になる。逆にサボったら、-200点。つまり、想定してる間に合う進行予定より進んでればプラス評価、遅れたらマイナス評価。
これって、最近の将棋ソフトのトレンドの評価方法なんだけど、日常でも生かせるわ。
③「理解」も力だが、「早さ」も力
今まで、学習したことや技術ってのは、4回繰り返すものだと思っていた。期間をあけて復習ってのがスタンダードだと。
しかし、「その場で10回繰り返すことで、思い出すスピードを上げる」っていうテクニックを覚えた。
もちろん、4回やるのも大切なんだけど、それだと期間が開くから、計画性を持ちにくい。
しかし、その場で10回繰り返せるくらいにスピードを上げとくと、それも点数につながる。
つまり、完璧な理解はなくても、思い出せるときは一瞬で思い出せるってのも、点につながる。
女性の恋愛での精神年齢は男より10歳上らしい。確かに、今俺が少女マンガ読んだら面白かった。『ダメな私に恋してください』みたいなの面白い。
萌えキャラ(アニメの女の子)に生活感がなくなってどこで寝て、どこで生活してるかわからなくなっていく00年・10年代までの流れってむしろ、親世代が青春の時期に見てたアニメの一番めんどくさくて疲れるところを間引いて気楽に、できれば頭使わないで見たいという願望の具現化なのかもしれん…アニメのキャラって執着や女々しさ、情緒の不安定さ(成長や新庄の変化といったゆらぎも含む)を取り除いていくほど、キャラクターは生活感と社会的ジェンダーを失う代わりに、親しみやすくなるからなぁ…。人間ぽくないから会話してても疲れないというか、妄想ベースで扱いやすくなるというか…
Q それはアニメキャラに「生活感があった」時代を漠然とでも想定しているんだろうけど、どのあたりというかどういうものを指してる?
A 現実で割りと多くの悩む問題(友達・男女関係・毒親問題・個人的なコンプレックス)に対して実践できるようなヒントになるような描写や説明がある作品、もしくは悩み過ぎるあまりキャラがめんどくさい言動をして他人をうんざりさせる作品…というのが漠然とした定義ですかねぇ…。
Q それが生活感と呼べるものなのかはさておき、そのへんを描いていたのって少女マンガ原作アニメとかじゃないかなあ。
A それがこの問題を考え始めたのがZガンダムだったのです。Zガンダムでのカミーユがエマ中尉から距離を置かれる理由が、理屈っぽいモテ本である「全てはモテるためである」の自信がなくて臆病になってるから気持ち悪い男そのまんまで、とてもしっくりきたのです。その後、たまたまカードキャプターさくらを見る機会があった時にさくら周辺の男が「モテそうだけど兄フィルターかかってるから好きになれない兄」「やたらと清潔感と余裕があってモテそうな兄の友人」「自意識過剰をこじらせててモテなそうな同年代」とこれもかなり忠実な観察でして
A さくらはリーくんを気持ち悪くは思ってない(かといってそこまで好意の対象にもしてない)ので、「リーくんが考えすぎて空回りしてることが見える視聴」及びそういった男のおどおどしたさまを気持ち悪い・うまく距離が取れてない男と解釈するモテ系の本かと。たしかに、時間軸ではなく、女性向けの作品のキャラの作り方を見ると未だにある傾向なのかもしれません。最近やった女性向けのフリーゲームがキャラをジョブの属性ではなく、モテの属性(どうモテそう・キモいか)で作ってた作品も見ましたので
Q あと「兄フィルターかかってるから好きになれない兄」ってのはさくら視点?
A これらについて言及したものを2つ送ります。まず、女性向けのゲームでのキャラの作り方の発想の違いについてとZガンダム実況で毒親やモテをどこらへんが切り取っているかについて。行動ややり取りはさくら視点であり、さくらの行動を見て自分の兄妹関係やモテ本の話を分析した自分の解釈です。年の離れた妹をいじる兄は桜が嫌ってるほどモテそうもない人でなく、余裕があって、いい距離のとり方も知ってる違う系統のモテ系。さくらが嫌がるほどキツい描写もないかと。あとは昨日も書いたけど、CCの兄妹関係は、かなり自分の知ってる(田舎の同級生の兄妹とか、僕自身の家族事情)とかに沿ったもので、妹って兄がうざいとこそ思えどキモいとは思ってない場合が多い。兄に自意識過剰な作品が多い中適度な無関心というかうんざり感(嫌悪とは違う)を描けてるのはすごい
Q うーん。気になるのは、おそらくその「モテ本」というのは男性向けなのだろうけど、CCさくらのような作品での描写や人間関係を男性向け文脈でそのまま解釈できるのか、という点。
A ただ、その「全てはモテるためである」について言えば、男性に好かれてるモテ本(恋愛光学的なもの)とは逆に、上野千鶴子が帯と解説を書き、僕自身その続編を青柳美帆子さんから勧められているので、男性向けの文脈…とも言い難いところがあるので判断しかねますね…
kanose にわかな人ほど2、3作品見ただけでこういう全体の話をしたがるのはさけて通れない道なんだろうな。それにしても受け答えがまるで受け答えになって無くてすごい。相手の質問の意図自体が理解できないのか。
通読したのは以下
・謙虚
・猫耳猫
・無職
・リゼロ
・オバロ
・迷宮の王
・アルバート家
・乙女ゲームの悪役
他にもいろいろ読んだけど面白くないのは途中でギブ。
なろうにおいては転生ものが最大派閥で、上で挙げた作品群も半分以上は転生してる。
それら転生もののうち、男性向け作品と女性向け作品との違いとして、転生先あるいは転生後の目的が変わってくる。
例えば男性向けの猫耳猫はVRMMOへ転生してゲームを攻略していく、なろうにおける王道物語である。オバロも転生先はVRMMO。
無職はエセ中世ヨーロッパ風ファンタジー世界で神様を殺しに行くお話。リゼロも大体同じ。
対して女性向けの謙虚は少女マンガ内の悪役キャラに転生し自らの破滅を防ぎつつ青春を謳歌する。アルバート乙女ゲームも同じタイプで、なろう少女向けにおいてはどメジャージャンル。
本好きはエセ中世ヨーロッパ風ファンタジー世界で大好きな本を書いて読める環境を構築していく話となっている。
で、なろうで人気のタイトルには書籍化しているものも多い。上で挙げたものも大体書籍化済みで、オバロはアニメが絶賛放映中。リゼロもアニメ化決定している。
本好きも書籍化していてすでに4巻まで出ているらしい。謙虚は累計女性向けでダントツの人気だがなぜか書籍化していない。
そこで疑問に思ったのが本好きの書籍はどうやって巻数を区切ってるのかということである。
ラノベは大抵続き物だけど、どの1冊だけをとってもそれだけで読めるような作りを指向していると思う。多分書下ろしが多いから。
これが漫画になると、連載を一定ページ切り取りましたこの巻だけ読んでも意味わからないでしょ1巻から読んでね、というのが多い。
なろうは連載形式なので文庫本1冊で起承転結みたいな作りになってない。だからそのまま書籍化するとラノベのフォーマットにそぐわない。漫画の単行本になってしまう。
男性向けは大体敵がいて戦うので明らかに盛り上がる部分が存在する、そこを中心に改稿して巻を区切って出版しているんだろうと思う。
でも本好きや謙虚は最初に大まかな目的設定がされて、それに向けて多くの障害を細かく乗り越えていく話である。
本好きはどうやってこの齟齬を解消してるの。してないの?