「つん」を含む日記 RSS

はてなキーワード: つんとは

2021-07-19

anond:20210719160706

もうどうしようもないだろう

オリパラが過ぎ去るのをひたすら待つしかない

ダチョウみたいに砂に頭だけ突っ込んで嵐が過ぎ去るのを待つん

anond:20110719200949

10進法で表記しているか10-1=9の倍数についてその理論が成り立つんだよ。

N進法で表記するとN-1の倍数について同じことが言える。

オブラートにつつんで羨ましく思う。

インスタ見て他人人生羨ましく思ったりするが、その後、「お前その生活一週間してみたいか?」と自問自答したらどっちでもよくなる事が多々。

2021-07-18

anond:20210718204736

いや、それをしてたら納得してたのかって話だよ、

 

結局、増田の憤りは「クリエティティがないくせに、クリエイター気取ってるところ」にあるんだからカバーと言ってたとしても 苛立つんだろうなと思った。

オリンピック無観客にしろって絶対スポーツを分かってないでしょ

スポーツっていうのは選手の吐いた息を観客が吸い、

観客の吐いた息を選手が吸うことで成り立つんだよ

無観客の五輪なんてスポーツ大会じゃない

パワフルプロ野球ウマ娘のようなテレビゲーム大会と一緒だ

推しがいつ処女を失ったのか気になる

中学生アイドルになって今もアイドルだが二十代半ば

流石に処女ってことはないだろう

どこで出会った男とどうやってセックスしたんだろうか

俺は前世でどんな徳をつんだらその男になれたんだろうか

俺も推し処女を貪りたい人生だった

2021-07-16

兵庫県知事選

保守分裂ではあるけど、まぁ維新自民(現状維持)かって話ですよな

井戸はまぁアレなところもあったし素晴らしいとは決して思わんが、概ね堅実っつーか大きな失政とかはなかったように思う

で、大阪見てても維新は論外だと思うんだが、県民維新を選ぶんなら自業自得ってヤツで、痛い目見せられてもしゃーないくらいには思ってる

どっちに転んでも諦観しかねーわな

ワイは期日前で共産知事が生まれ可能性に賭けたやで

票が割れ維新が勝つんじゃとも思ったけど、共産に割られて負けるならそもそも勝ち目ねーって!

2021-07-15

小山田圭吾の件

小山田圭吾障害を持つ子が生まれ同級生うんこ食わされて人前でオナニーさせられて初めてスタートラインに立つんだろうな

まあ世の中そんなに都合良く(悪く?)いかないんだけど

バス停の列が超長い列になってしま

いつも朝に乗るバス停

バス停は一つなのだが、来るバス高校行きと工業団地行きの2種類ある。

から、列は高校行きと工業団地行きで二列になるのが望ましい。

しかし時々それを知らない団地組が、高校生の後ろに並ぶことがある。

すると、後から来た団地組もその後ろに並ぶので、超長い一列になってしまう。

多分、100人くらい並んでる。

イベントかと思うくらいの長蛇の列だ。

俺はこれを防ぎたいので、早めに家を出て、率先して団地組の先頭として、高校生の隣に立つ。

しかし、不安なのだ

俺の後ろに誰も並ばなかったら・・・

俺だけ一人ぽつんと変なところに立ってることになる。

今日、それが起きた。

ふと不安になって後ろを振り返ると、俺の後ろに誰も並んでいない。

できたのは、1人と99人の列。

列?俺は1人だから、列ではない。

単に列から離れた変なやつ。

冷や汗が出てきた。

しばらくして、高校バスが来た。高校生がぞろぞろと乗り込んでいく。

すると、高校生がいなくなった途端、残った団地組の全員が、俺の後ろに並び始めた。

なんだこれ、さっきまで敵だった人間がいきなり味方になったようだ。

俺の中で「工業団地のみんなが仲間に加わった!」のメッセージ流れる

ドラクエで仲間になった時のメロディが鳴り響く。

そして団地行きのバスが来て、俺を先頭にバスへ乗り込んでいく。

完全にドラクエの動き。

俺は恐怖に打ち勝ち、勇者となったのだ。

・・・しかし、もうこんな思いは嫌だから

明日からは遅く家を出ることにする。

そして、団地組の先頭に立っている奴を、心の中で讃えようと思う。

あなたこそ、本物の勇者だと。

2021-07-13

コロナ禍明けないでくれ頼む

飲み屋で楽しく談笑してる自分と同世代グループを見るのがつらい。

コロナのおかげでしばらく視界に入らずに済んでたのがこのところもうこりゃ待ってられませんわムード蔓延し元の世界に戻りつつあるのを感じる。

そんな楽しそうにジョッキを傾けないでくれ、こんな暑い日に軒先で楽しそうにしないでくれ、どうやったらそこに入れるのか教えてくれ


あの赤提灯の軒先にいるグループはどこからきてどこで出会ったんだろうか

横を通るたびに「関係性と出会ったきっかけが頭上に出るAIメガネ早く出せ」と思いながら凝視してしまう、不審者ですまん

なんか、仕事関係にしてはあまりに朗らかだし、かといって社会人サークルみたいにちょっと気合が入った感じでもない、もちろんナンパのようながっついた感じにも見えない、なんだろう、年季のようななにか、利害のない空気感というか。

なまじこれまで人並みには人間関係を構築できてきたからか、出会きっかけさえ掴めればそこに自分も入れるんじゃないかと思ってしまう、でもそのきっかけがまるで見つからない

まあつまり学生時代環境という下駄履いてただけだったんだろうけど

いっそメンサリア充(死語)バージョンよろしく選ばれし空気感を持つ者だけが入れるコミュニティみたいなもんがあるんならまだ諦めもつくんだが、いやつかないな

社会人になってから友達作りといえば社会人サークルがよく例に挙がるが上京してすぐに「20代中心☆友達作り飲み会」なるものに申し込みはしてみたものの、会場に着くとどう見ても40代オーバーの男女が2人だけぽつん所在なさげに座っており、受付に確認すると「20代"中心"ですので…」と説明され律儀に参加費だけ支払い、逃げ帰ってからその存在を信用できていない

あとアプリで同性の友達探してみたけど2人中2人マルチだったので諦めた。

SNSmixiが廃れてから自分も廃れた。

足跡何回かつけあってメッセージでどこに興味を持ったか伝えて満を持してマイミク申請をするあのめんどくささが好きだった。

Twitterってタイミングゲーというか大縄跳びのときトラウマを思い出させる。

特に趣味もこれといってない、ミーハーなので広く薄く(浅くにさえ到達しない程度)知識はあるが、その界隈に興味ない人<自分<<<<<<<<ちゃん趣味な人って感じの立ち位置しかない。

多分コミュニティに属せてないと熱が続かないんだろうと思う。でもそのコミュニティに入れるほどの熱量が(このあとループ

仕事が早めに終わっても金夜が来ても特に予定もやりたいこともない自分にぞっとする

これがあとうん十年かよ

誰か助けてくれ

anond:20210713144111

というか、ショタコンしろロリコンしろ、それってロリショタではない視聴者は「対象にならない」って宣言にもなりうると思うけど

一部のガチで頭おかしオタク以外は本気でロリショタと付き合えるなんて思っていないから、ロリコンショタコン自称している人も仮に現実恋愛するとしたら、ならなんだかんだ言っても大人同士で付き合うモノだと思っているよ。

逆にそうじゃないと、「オレとロリコンショタコンからwwww」がガチ犯罪宣言になってしまう。

そういう割り切りがあるからオタク間の自称変態宣言は笑い話として成り立つんだよ。

電車女子高生乳首を肘でつんつんした思い出

降りるタイミングでいい位置乳房がきたんですね。肘の前に。こんでたので人混みに合わせてさりげなく右肘を引いて振動させてみました。

「え、ちょ、や。んっ、んっ!」

って声出したあとえらい目でにらまれました。

気づかないふりで階段登って終了

喘ぎ声って演技じゃなくても出るんですねえ。

2021-07-12

パソコン使えないと退屈すぎるんだが

つべ動画垂れ流しながらループヒーローしたり、小説読み上げしながらループヒーローしたりできない

スマホ文字入力カスでかったるすぎる

から小説書いて暇つぶしとかすらやってられない。動画再生しながらゲームも動かんし(機能はあるが、画面小さくてプレイできたものじゃないか事実上動いてないのと同じな。こんくらい補足説明書かなくてもわかるだろ?脳なしかよてめぇは)

そもそもMAC適当再起動しただけでなんで12時間以上も何か(何をとか画面に表示されてないかわからん)インストールしてるんだ。何これ

残り一分未満になってからもう3時間以上経つんだがこれ動いてんの?

こんなもん?

そもそもインストールしてるの?カタリナ?

カタリナは既に入ってるはずなんだけど、何をインストールしてるの?

インストールしてるかくらい画面に表示しようなアップルさん

あと一分未満に3時間以上なのね。44分は12時間以上。

パソコン動かないと暇すぎる〜

たちけてくれ〜

anond:20210711184538 anond:20210711185558

夢見過ぎ。そもそも貼ったリンク高学歴じゃんっていう見ろや

なお、日本学者医者どもはニュースで取り上げられるレベル論文科学読み物で取り上げられるレベル論文に目を通していない、

海外学会見解/動向/共有を無視どころか、 日本国内学会見解/共有とすらも一致してない発言繰り返してる(anond:20210125115242)のであげきれない

本当、国際学会や著名な学術誌で是非ともそれやってみて欲しいと常々思ってるわ

直球でネトウヨ大学教授もいるし(例: 東大最年少准教授、藝大、音大)

 

ちなみに後世に名を残す偉大なエンジニアだけど、どうしようもない人の例
イアン・マードック(Ian Murdoc)

5:13pm: 俺は今夜自殺する…話すことがたくさんあるんだ、介入はしないでくれ、彼らに一緒に死んで欲しいとは思わないでくれ

5:14pm: 後でブログを見て欲しい http://ianmurdock.com

5:17pm: https://t.co/I1CSCJErWf

5:20pm: 後でブログもっと書く予定だ。でも隣の家をノックしただけで警察に殴られたんだ…彼らは俺を病院送りにした

5:20pm: その後も何回も殴られた

5:21pm: 「警察暴力をふるった」事への保釈金は$25,000だった

5:22pm: 後でもっと詳しく書く。警察はいまだにカメラが無かった。これを止めるために私はちょっとだけ地位を利用するつもりだ。

(※警察が好き勝手に殴るためにカメラを置かないのはよくあるらしい)

5:23pm: 「俺たちは警察だ。俺たちはいつでも勝つんだよ」

5:25pm: 私のキャリアは終わってしまった。もうすぐ逝こうと思う。

5:27pm: 私はある程度成功したビジネスマンでニガーではない、自殺は注目されるかもしれない

5:30pm: 今日はまだ自殺しない。まずはこれをすべて書き上げ、警察蛮行自由の国に知らしめる

5:34pm: 誰かが私のところへ警察に何をされたのか聞きに来てくれたらとても嬉しい

5:35pm: 彼らは私を二回殴ってバッテリー代として$25000を課した

5:36pm: 病院に行かなければいけない

5:36pm: 彼らは家までついてきた

5:36pm: そして彼らは私を家の外に引きずり出して更に殴った

5:37pm: 私は意見を変えなければならなかった

5:37pm: 彼らはそこから家まで追ってきたんだ

5:38pm: 私はカメラは無いのかと訪ねた

5:38pm: 答えはnoだった

5:45pm: 警察抵抗して出来たアザの写真を上げようか?

5:45pm: 小便で床に文字を書く事以外何も教えずに独房に押し込めるのはどこだ?

5:48pm: 私の経験を書き上げることで警察虐待を防ぐことになり再び同じことを聞かなくなるといいのだが

6:00pm: @jacksormwriterは私に死んで欲しがっている

6:06pm: ブログに私のケースを書こう…誰かがhacker newsかに投稿してくれたら感謝する

6:31pm: (1/2) 私の残りの人生警察職権乱用と戦うことに費やす俺は白人で去年は一億四千万稼いだんだ

6:33pm: (2/2) 彼らは無教養で、自分のための力にしか興味が無い。助けになってくれる人は連絡をくれ imurdock@imurdock.com -ian

6:41pm: 警察は無教養邪悪サディスティックだ。奴らを信じるな。

6:42pm: 残りの人生警察と闘う…奴らは友達ではない、決して信じるな。

6:49pm: 友に聞いている、なんだって賢い教育を受けた奴が警察になんかなるんだ

7:03pm: 「俺たちは警察だ, 俺達がやりたいことはなんでも出来る」

7:08pm: これは女性警察官が私のパンツを下ろした後の事だった…もしあなたレイプされた女性でなければこれはレイプとは思われないかもしれないが。

7:12pm: 俺は白人だ。たくさん稼いでたくさん税金を払った。でも彼らの虐待は同じくやってくる。一線を超えるな!!

 

 

警察トラブルになった理由:隣の家にレイプ目的で侵入通報された模様

 

ちなみに騒ぎを起こしたのは三度目で

一度目(2015年1月頃)は酔ってその隣家敷地内に侵入

二度目(2015年8月頃)も同じく酔って、その時は別の家の庭に半裸で侵入し、

その家の奥さんに「俺とfXXXしろ」と迫った模様

その時、裁判所から、年内に転居するよう命令が出ていたらしい

 

三度目で、しか裁判所命令に従ってもいないようだったので、警察マークしていたらしい

またそのフォロワー12月始めに自宅に行った際、弁護士とも口論していた、と

 

 

Debian開発者自殺直前のツイートヤバい話題 

https://fox.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1451721467/

2021-07-11

anond:20210710171633

政治力云々はプロ野球と同レベル(1万人以下)なのに中止勧告がされた場合に成り立つんであって、派手に観客を入れようとしておいて政治力が~って無理があるでしょ。

制限時速ギリギリで走ってる「上級国民」に対して、制限時速の3倍以上のスピードを出した一般人が捕まるのはその一般人上級国民じゃなかったからではないわけで。

 

ただオリンピックについては増田理論なら東京都民に限って可、はできるわけだよね?

少なくとも「頑張ってるのはアスリートだけじゃない」ってオーナーが言った楽天は無観客にするべきだと思うわ

2021-07-10

anond:20210710194331

よ、だけを改行して置き去りにすることでぽつんと残されたすずめの可愛さが表現された名文

IT世紀末羅生門

 ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨雲レーダーを見ていた。

 広い門の下には、この男のほか誰もいない。ただ所々ペンキの剥げた、大きな円柱にドローンが一機突き刺さっている。

羅生門朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみを待つSIerプログラマーがもう二三人はありそうなものである

それが、この男のほかには誰もいない。

 何故かと云うと、この二三年、京都には地震とかDDoS攻撃とかEMPとかドローン攻撃とか云う災がつづいて起こった。

そこで洛中さびれ方は一通りではない。旧記によると、サーバーEVを打ち砕いて、その貴金属が使われたり充電池がそのままだったりする金属の塊を建築資材として売っていたと云う事である

 洛中がその始末であるから羅生門の修理などは元より誰も捨てて顧る者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にして、

営業職が棲む、意地悪な顧客が棲む。とうとうしまいには、引き取り手のないSEを、この門へ持って来て棄てて行くと云う習慣さえ出来た。

そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪がってこの門の近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである

 その代わりまたドローンがどこからか、たくさん集まって来た。昼間見ると、そのドローンが何機となく輪を描いて、高い電波塔のまわりを

ブンブン言いながら飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けであかくなる時には、それがゴマをまいたようにハッキリ見えた。

 ドローンはもちろん、門の上にいるSEをせっつきに来るのである。_______もっと今日はあまり仕事がないのか一機も見えない。

ただ、所々崩れかかった、そうしてその崩れ目に長い草はえた石段の上に、墜落したドローンの残骸が落ちているのが見える。

 下人は七段ある石段の一番上の段に、何日も洗っていないスーツの尻を据えて、右の頬に出来た大きな人面瘡を気にしながら、ぼんやり雨のふるのを眺めていた。

 作者はさっき「下人が雨雲レーダーを見ていた」と書いた。しかし、下人は雨雲がどうでも格別どうしようと云う事はない。ふだんなら、

もちろん会社へ帰る可き筈である。ところがその会社からは、四五日前に暇を出された。前にも書いたように、当時京都の町は一通り

ならず衰微していた。今この下人が永年、使われていた会社から暇を出されたのも、実はこの衰微の小さな余波にほかならない。

 だから「下人が雨雲レーダーを見ていた」と云うよりも「雨に降りこめられた下人が、行き所がなくて途方にくれていた」と云うほうが適当である。その上、今日の空模様も少なからず、この平安朝の下人のSentimentalismに影響した。

 申の刻下がり(16時以後)からふり出した雨は、いまだに上がるけしきがない。そこで下人は、何をおいても差当り明日暮らしをどうにかしようとして____云わばどうにもならない事を、どうにかしようとして、とりとめもない考えを辿りながら、さっきから朱雀大路にふる雨の音を聞くともなく聞いていたのである

 雨は、羅生門をつつんで、遠くからざあっと云う音をあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると門の屋根が、斜に突き出した甍の先に、重たくうす暗い雲を支えている。

 どうにもならない事をどうにかするためには、手段を選んでいる遑(いとま)はない。選んでいれば、高架の下か道端のベンチの上で、餓死するばかりである。選ばないとすれば____下人の考えは、何度も同じ道を低徊(ていかい)した挙げ句に、やっとこの局所へ逢着(ほうちゃく)した。しかしこの「すれば」は、いつまで経っても結局「すれば」であった。下人は手段を選ばないという事を肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、その後に来る可き「転売屋になるほかに仕方がない」と云う事を、積極的肯定するだけの勇気が出ずにいたのである

 下人は、大きなくしゃみをして、それから大儀そうに立ち上がった。夕冷えのする京都は、もうカイロが欲しいほどの寒さである。風は門の柱という柱の間を、夕闇と共に遠慮なく吹き抜ける。円柱に突き刺さっていたドローンも、もうどこかへ吹き飛ばされてしまった。

 下人は頸(くび)を縮めながら、カッターシャツに重ねたヨレヨレのジャケットの肩を高くして門のまわりを見まわした。雨風の患(うれえ)のない、人目にかかる惧(おそれ)のない、一晩楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも夜を明かそうと思ったかである

 すると、幸い門の上の楼へ上る、幅の狭い、点検用の梯子が眼についた。上なら、人がいたにしてもどうせ疲れ果てて寝ているSEばかりである。下人はそこで、腰にさげた特殊警棒が伸びないように気をつけながら、便所サンダルはいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。

 それから、何分かの後である羅生門の楼の上へ出る、幅の狭い梯子の中段に、一人の男が猫のように身を縮めて、息を殺しながら上の様子を窺っていた。楼の上からさす白色光が、かすかにその男の右の頬をぬらしている。短い髭の中に、赤く膿を持った人面瘡のある頬である。下人は初めから、この上にいる者は寝ているSEとばかり高を括っていた。それが、梯子を二三段上って見ると、上では誰かがスマホライトをとぼして、しかもその灯りをそこここと動かしているらしい。これはその濁った、白い光が隅々に蜘蛛の巣をかけた天井裏に揺れながら映ったので、すぐにそれと知れたのである。この雨の夜に、この羅生門の上で灯をともしているからは、どうせただの者ではない。

 下人はヤモリのように足音をぬすんで、やっと急な梯子を一番上の段まで這うようにして上りつめた。そうして体をできるだけ平らにしながら、頸をできるだけ前へ出して、恐る恐る楼の中を覗いて見た。

 見ると楼の内には、噂に聞いていた通り何人かのSE無造作に寝ているが、ライトの光の及ぶ範囲が思ったより狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら知れるのは、その中に手ぶらの者とPCを持っている者があるという事である。もちろん、中には女も男もまじっているらしい。そうして、そのSEは皆、それがかつて労働意欲燃えていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土をこねて造った人形のように、口を開けたり手を延ばしたりして、死んだように床にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの高くなっている部分に、ぼんやりした光をうけて、低くなっている部分の影を一層暗くしながら、永久に唖(おし)の如く黙っていた。

 下人は、それらのSEの様子に思わず眼を覆った。しかしその手は、次の瞬間にはもう眼を覆うことを忘れていた。ある強い感情が、ほとんどことごとく男の視界を奪ってしまたからだ。

 下人の眼は、その時はじめてそのSEの中にうずくまっている人間を見た。桧皮色のジャージを着た、背の低い、痩せた、白髪頭の猿のような老婆である。その老婆は、右の手にライトを灯したスマホを持って、そのSEの一人のPCを覗き込むように眺めていた。腕に抱いている所を見ると、多分ノートパソコンであろう。

 下人は、六分の恐怖と四分の好奇心に動かされて、暫時は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記の記者の語を借りれば、「えぐいって」と感じたのである。すると老婆は精密ドライバーを取り出して、それから今まで眺めていたノートパソコンに手をかけると、ちょうど猿の親が猿の子シラミをとるように、そのノートパソコンを分解しはじめた。かなり手慣れているらしい。

 電子部品が一個ずつ抜けるのに従って、下人の心からは、恐怖が少しずつ消えていった。そうして、それと同時に、この老婆に対する激しい憎悪が少しずつ動いて来た。____いや、この老婆に対すると云っては語弊があるかも知れない。むしろ、あらゆる悪に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。この時、誰かがこの下人にさっき門の下でこの男が考えていた、餓死をするか転売屋になるかと云う問題を改めて持ち出したら、おそらく下人は何の未練もなく、餓死を選んだ事であろう。それほどこの男の悪を憎む心は、指数関数的に勢いよく燃え上がり出していたのである

 下人には、なぜ老婆がSEノートパソコンを分解するかわからなかった。従って、合理的には、それを悪である一方的に決めることが出来なかった。しかし下人にとっては、この雨の夜に、この羅生門の上で、SE自前のノートパソコンを分解すると云う事が、それだけで既に許すべからざる悪であった。勿論、下人は、さっきまで自分転売屋になる気でいた事なぞは、とうに忘れていたのである

 そこで下人は、両足に力を入れて、いきなり梯子から上へ飛び上がった。そうして特殊警棒に手をかけながら、大股に老婆の前へ歩み寄った。老婆はマイコン自作した監視カメラで、事前に下人の動きを見ていたのだが、想定外の行動に飛び上がった。

「どこ行くんじゃワレ!」

 下人は、老婆が寝ているSEにつまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行く手を塞いで、こう罵った。老婆は、それでも下人をつきのけて行こうとする。下人はまた、それを行かすまいとして、押し戻す。二人はSEの浅い寝息の中で、しばらく無言のまま、つかみ合った。しか勝敗は初めから分かっている。下人はとうとう老婆の腕をつかんで、無理にそこへねじ倒した。ちょうどケンタッキーフライドチキンの骨のような腕である

「何しとったんじゃ!云え。云わんとこれやど」

 下人は老婆をつき放すと、いきなり特殊警棒を伸ばして、黒くて硬くて長いものをその眼の前へつきつけた。けれども、老婆は黙っている。両手をわなわな震わせて、肩で息を切りながら、眼を、眼球がまぶたの外へ出そうになるほど見開いて、唖のように執拗(しゅうね)く黙っている。これを見ると、下人は初めて明白にこの老婆の生殺与奪の権自分が握っていると云う事を意識した。そしてこの意識は、今まで煮え滾っていた憎悪の心を、いつの間にか冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、ある仕事をしてそれが納期に間に合った時の、安らかな得意と満足があるばかりである。そこで下人は、老婆を見下しながら、少し声を和らげてこう云った。

「ワシはマッポでもSECOMでもない。今し方この門の下を通りかかった暇なヤツや。せやからお前に縄かけてどうこうしようっちゅう事もない。ただ、今時分この門の上で何をしとったんか、それをワシに話しさえすればええんや

 すると老婆は、見開いていた眼を一層大きくして、じっとその下人の顔を見守った。まぶたの赤くなった二階幹事長のような、鋭い眼で見たのであるそれから皺でほとんど鼻と一つになった唇を、何か物でも噛んでいるように動かした。細い喉で、尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉からカエルの鳴くような声が、喘ぎ喘ぎ、下人の耳へ伝わって来た。

「このパソコンCPUを抜いてな、型番とコア数を偽装してな、転売しようと思うたのじゃ」

 下人は、老婆の答が存外平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷ややかな侮蔑とともに心の中へ入って来た。するとその気色が先方へも通じたのであろう。老婆は片手にまだ抜き取ったCPUを(素手で)持ったなり、蟇(ひき)のつぶやくような声で、口ごもりながらこんな事を云った。

「なるほどな。SEからPCを奪うという事は、何ぼう悪いことかも知れぬ。じゃが、ここにいるSE達は皆、そのくらいな事をされてもいい人間ばかりだぞよ。現にわしが今、CPUを奪った女などはな、コメントも無いし改行もない滅茶苦茶なコードを、仕様通りに動けばよいと言って書いておったわ。それもよ、この女の書くコードは早いし安いし仕様通りに動くと云うて、ケチ経営者どもが買っていたそうな。ワシは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば餓死をするのじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事をよく知っているこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ」

 老婆は大体こんな意味の事を云った。CPUを盗られた女は、よほど疲れているのかこんな騒ぎでもノートパソコンを抱いたまま、全く起きる気配がない。

 下人は、特殊警棒を畳んで、その柄を左の手で握りながら、冷然としてこの話を聞いていた。勿論、右の手では、赤く頬に膿を持った大きな人面瘡を気にしながら、聞いているのであるしかし、これを聞いている中に、下人の心にはある勇気が生まれて来た。それはさっき門の下で、この男には欠けていた勇気である。そうして、またさっきこの門の上へ上ってこの老婆を捕まえた時の勇気とは、全然、反対な方向へ動こうとする勇気である。下人は、餓死をするか転売屋になるかに迷わなかったばかりではない。その時のこの男の心持ちから云えば、餓死などという事は、ほとんど考える事さえ出来ないほど、意識の外へ追い出されていた。

「ほーん、そうか」

 老婆の話が終わると、下人は嘲るような声で念を押した。そうして、一足前へ出ると、不意に右の手を人面から離して、老婆の襟上をつかみながら、噛み付くようにこう云った。

「ほな、ワシが転売をしようと恨むまいな。ワシもそうしなければ、餓死をする体なのだ

 下人はすばやく、老婆からCPUを奪い取った。それから、足にしがみつこうとする老婆をジャイアントスイングで投げ飛ばした。梯子の口までは、僅かに五歩を数えるばかりである。下人は剥ぎ取ったCPUを胸ポケットに入れ、床に置いてあった老婆の精密ドライバーセットも手に持ってまたたく間に稲妻のごとく急な梯子を夜の底へとかけ降りた。

 しばらく死んだように倒れていた老婆が体を起こしたのは、それから間もなくの事である。老婆はつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだライトがついているスマホの光を頼りに、梯子の口まで這って行った。そうして、そこから短い白髪をさかさまにして、門の下を覗き込んだ。外には、ただ黒洞々たる夜があるばかりである

 下人は、既に、雨を冒して、京都の町へ"仕入れ"を働きに急ぎつつあった。

Webデザイナーきてくれ

沖縄県浦添市HP刷新されたんだが、すこぶる評判が悪い。

これ。

https://www.city.urasoe.lg.jp/

旧ページがこれ。

https://web.archive.org/web/20210624230957/http://www.city.urasoe.lg.jp/

情報量が大幅に減った

とにかく無駄なスペースが増えた。

旧ページは画面上部でコロナ関係トピック5個とカテゴリ5個,英語中国語アクセシビリティ用の色変更がひとめで視認できた。(FullHDのPCで見た場合

新ページは海の画像で9割を占めてる。言語選択は右上の小さなアイコンになった。

新着情報わずか3件。

3件。

なぜか市民ツイート的なものが表示される。

新着情報と同じ面積で。いらねえ。なんの役に立つんだ。

バナー類が軒並み極小化

画像自体サイズは旧と同じく幅1000pxのままなのに200pxぐらいに小さく表示している。

コロナ総合ページですら。

フォントちっちゃい

ちっちゃい。スペースはあまりまくっているのに。

検索フォームがページの中段にある

なんでそこなんだ。

内容がダブってる

トップページおすすめされるのがこの3つ。整理しろよ。

マスタード安次嶺

何の脈略もなくこのページが。

パンくずリストが無いからどこの部署のページかもわからない。

https://www.city.urasoe.lg.jp/article?articleId=609e86d63d59ae2434c0025d

最近流行なのか?

情報を減らして広大なスペースを置くスッカスカのスタイル,やけに流行ってるけど使いにくくない?

市長は優秀だぞ。念のため。

2021-07-09

anond:20210709125134

それ言うなら女性男子像は極めて女性的なものが多くて、女性男性に女になれと要求しているように見える、なんて論が成立しちゃうわけだが。

女性の中の理想的男性って、古くは宝塚に求められる。劇中の男役がやる理想的男子像に関してはあんスマートで大胆で清潔な精神性を持った男なんていねーよという感想を多くの男は持つんじゃないか。俺が子供の頃は聖闘士星矢流行ったんだけど、あれは女子人気もうまく取り込んだんだよね。そこで人気だったキャラ主人公星矢ではなくキグナス氷河とか龍星座の紫龍とかいわゆるシュッとした線の細いイケメン。あとはネビュラチェーンのあの子とか次点で人気という。男人気は圧倒的にフェニックス一輝とかジェミニのサガ、ある意味最強のムウなど。

ここ見たらわかるけど不屈の闘志を持った男らしいキャラを消費してる女子なんぞ一人もいなかったよ。そしてそれを個人的咎める気もしない。女の子性癖ってああなんだな程度で今でも微笑ましく見ている。美少年探偵団も可愛かったしね、美脚の彼とか。

2021-07-07

母親が反ワクチンだけどワクチンを打ちに行く

ああ、もうすぐ7月8日になってしまう。

7月8日、その日は1回目のワクチンの予約日だ。

増田カテゴリー的には「健康若者」だ。高齢でもなければ基礎疾患があるわけでもない。医療職でもない。

従ってワクチン接種の優先度は最底辺。何ヶ月も先だろうと思ってた。

ところが職場接種の対象者になった自分は、ある日突然予約の権利を得ることになった。

結果として60代の両親よりも先に打てることになってしまったのである。そしてそれが明日だ。

自分都内に行ったり、秋口にどうしても遠出しなければならない用事を控えていた事もあり、この突然のワクチン接種チャンスの到来は朗報中の朗報だった。

普通に自治体のものを待っていたら、秋口の遠出には少なくとも”2回目の接種後、2週間”状態に持ち込むのには間に合わないだろう。

自分にとってこれほど幸運なことはなかった。

ただ一つ心配があるとしたら、タイトルにある通り母親が反ワクチンであるという事である普段から西洋医学政府への不信感が強いタイプだった。

簡単に言うと、病院から貰う薬より疑似科学的な民間療法の方が効いていると確実に信じてるような人である。それでいて陰謀論である

流石にワクチンを打つことで5Gに接続するとは思っていないらしいが、ワクチン・5Gそれぞれの普及は政府の恐ろしい陰謀だと思っているようである

お陰様で、子供の頃は病院にかからせてもらえなかったりもした。特に西洋医学的な薬は飲んではいけないと言われ、飲むことが出来たのは漢方だけだった。

漢方体質改善には向いているが、今日出ている熱が1時間後に下がるようなものではない。用途が違うからだ。長く苦しい思いをした。

そういうようなことが色々あったが、古い家の跡継ぎとして生まれ自分には「毒親からは離れろ」という選択肢はなかった。

母親物理的な決別が出来なかったから、精神的な距離を保ち続けた。生活必要な最低限の話以外はしなかった。ここ数年雑談というものをした記憶はないし、応じる気もなかった。

自分とて、現代医学100%信用している訳ではない。それでも現在の状況を見て総合的に打つべきだと判断しただけである

ワクチンを打ちに行けるようになった」と父に話すと、良かったこれで少しだけ安心だな、と笑ってくれた。

それを聞いていたのか父伝いに話が言ったのか知らないが、母親自分ワクチンを打ちに行くことを知っていたらしい。

ワクチン、打つんだって。」

ある日静かに聞いてきた。確かに母親は前にワクチンつのなんて……と自分に言ったかもしれない。

自分無視をした。答えはYESしかないし、会話に乗ったら交渉糾弾のどちらかが始まってしまうと思ったからだ。

自分はもうお前には従わない。というメッセージがこんなにはっきりと示されてしまうんだなと思った。

それでも母親に従うことと自分の命を天秤にかけるまでもなく、明日ワクチンを打ちに行く。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん