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はてなキーワード: 太平とは

2016-08-25

謎の宗教

菅野完さんのツイート: "不敬発言記録にちょいちょい出てくる「大日教」というのがどの宗教団体を指すのかが以前からわからなくて困っている。同じ名前の宗教は『新宗教教団・人物事典』にも出てこない。「大日然教」のことかと思ったが、あそこは戦後の立教だしなぁ。。 https://t.co/yo5ueDlPf9"

なるほどね。

最初戦後名前を引き合いにだしてるのか思ったが、グーグル先生で調べてみるとどうもそれとは違った「大日教」が存在したようだ。

同じbotつぶやきには「大日教祖杉本信者某との質疑応答とあるので、教祖名前が違うからだ。

大日然教教祖を調べると「折茂なみ」となっている)

あとは戦前の「天津教皇祖皇太神宮天津教 - Wikipedia

(現 皇祖皇太神宮天津教)が戦後の一時期は「宗教法人大日教」という名称だったのでこれかと思ったが、教祖名も違う。

とにかく、一次ソースが気になる。

んで、色々とネット上の情報だけで調べてみた結果、@hukei_botは「昭和特高弾圧史」から抜粋であることは間違いなさそうだ。

Googleブックス書籍検索)で「昭和特高弾圧史, 第 4 巻」を引き出し、書籍検索で「杉本」と検索すれば同じ内容が引っ掛かる。

現在Googleブックス著作権のある書籍は全文表示ができないから(開始当時は見えちゃった気がする)ブツ切りのような情報しか得られないのが難点。

同じく「特高外事月報」と合わせて見ると、全日教祖1942年当時60歳、起訴時東京在住、滋賀県出身大日行者、杉本金治郎というのが裁判記録らしきものから分かる。

他、この宗教の手がかり的な部分の抜粋

昭和特高弾圧史, 第 4 巻」

108 ページ

... は神去り給ひてより其の誠が大日如来包摂せられ其の如来宇宙に瀰漫せる大

自然の誠にして人類並に一切の物を創造し且永遠に之が霊的及現実支配を為たりと

称し、大日教なる教理を創説し爾後之が宣布に努め来たりたるものなる処、該教理たる

や大 ...

特高外事月報」

59 ページ

... 知得したりと構し、大日教なる教理を創説し衛後之が宣布に努め来たりたるものなる

慮、該教理たるや大日如来宇宙に瀬夏せる大 ... 四月頃道了奪が大日如来なることを

悟り大日如来信仰に韓ずると共に大日如来の霊に感應権力に別記治安維持法違反

事件 ... 三月十九日警視聴に於て検挙送局したる宗教結社大日教のも決して少とせず。

CiNiiでも引っ掛かった。

CiNii 論文 -  内務省による宗教弾圧 : 創価学会の場合を事例として

CiNii 論文 -  宗教法人法の改正をめぐる問題点 : 宗教団体に対する管理の要素の導入の有無と是非(松本保三先生退職記念号)

戦前・戦中の宗教弾圧歴史を語る上で出てくるみたいだよ。

1942年治安維持法違反大日事件として記録されている。

しかしまあ、通常のGoogle検索では引っ掛かららんのだね。

戦前・戦中期日本の言論弾圧 (年表) - Wikipedia

↑これにも出てこなくって、忘れられた宗教みたいだ(前述の竹内文書教のせいもあるだろう)

疲れたのでこれまで。

(追記)

ちょっと馬鹿なこと書いちゃったかもしれない。

大本教創価学会重要人物が獄死しているんだった。

(追記2)

↑当時60歳というのが厳しいだろう。

宗教団体法とか治安維持法について知っていたけど、ちょいちょいググってみて、改めてこのあたり軽く考えてたな、と思ったりした。

追加の情報としては

昭和特高弾圧史: 宗教人にたいする弾圧

28 ページ

明石博隆, 松浦総三 て、此の大日もその為に行を積んでゐるのである、その修行も半ば

に至ってゐから纏て太平ハ、大日が ... が昭和二、三年頃以降全宇宙に於ける最高至

本金治郎当六十年の主宰する大日如来信者集団大平山大日教」の布教内容に ...

大平山大日教」ともいう様子。「大日教」が「大日経」の意味で使われる事が多いからかな。

https://www.google.com/#tbm=bks&q=%E5%A4%A7%E5%B9%B3%E5%B1%B1%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%95%99]

2016-05-23

マスターキートン第7話 背中の裏街

この間では太一父親である大平が登場する。

この父親もいい味を出していて、この後も何度も登場することになる。

大平母親離婚して30年以上経つ。

研究所クビになり事業にも失敗し母さんとお前にも触れ横浜有楽町でどん底の生活をしていた頃あそこには生物存在のシミレーションがあった。①男引っ張り込む女大勢の女のヒモになれ女を殴り飛ばして生きている男。ただ版のために人を刺し殺す少年あゆ社会を見ていると動物界と同じだ。

醜くて気の弱いのはいじめられる。人間も同じだ。

大平の娘だと称する女から金が送られてきてその女に金を返すというのが今回のミッション

しかしこの女性自殺未遂をする。

自殺に関する死亡保険今の面積自由は通常の場合責任開始の日からその日を含めて1年以内に被保険者自殺した時のみである

かいに住んでた男のほうはしっとる質の悪い日も玲奈大勢の温度を殴りつけ本引きをしちゃう甘い晴れていた。挙句の果てに女の1人にナイフで女直にされアパートの前の外面の中で死んでいたよ。前にも言っただろう私はあの街にたくさんのことを学んだ。あそこが、私の人生背中なんだよ。

この太平の、何が正義で何が間違っていると言う事はなくただそこで起きている物事を受け入れるその姿勢と言うのは今の私にはまだ実践できないけどすげえなと思う。

2016-03-12

屁が止まらないまま外出したのだが

母親少女の組み合わせの前で気を抜いたら「ブォ」という一番気持ちのいい放屁をしてしまった。

まらないが、少女が「何かくさーい」と後ろで言った事が余計に快感を増幅した、今日も天下は太平であった。

2015-11-18

吾輩は猫である

吾輩は猫である名前はまだ無い。

どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

(中略)

「もうよそう。勝手にするがいい。がりがりはこれぎりご免蒙るよ」

と、前足も、後足も、頭も尾も自然の力に任せて抵抗しない事にした。

次第に楽になってくる。苦しいのだかありがたいのだか見当がつかない。

水の中にいるのだか、座敷の上にいるのだか、判然しない。

どこにどうしていても差支えはない。ただ楽である

否楽そのものすらも感じ得ない。日月を切り落し、天地を粉韲して不可思議太平に入る。

吾輩は死ぬ。死んでこの太平を得る。太平は死ななければ得られぬ。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏

最後まで読んで頂きありがとうございました。

http://hagex.hatenadiary.jp/entry/2015/11/18/110000

2015-09-11

きょうのわたしはラップYO!OYだぷっらはしたわのうょき(回文

ヘイ!YOYOYO

きょうのわたしはラップYO

葉っぱじゃないよラップYO

カエルじゃないよラップYO

ヘイ!YOYOYO

ぼやぼやしてると、おいてかれるぜ!

そんじゃ!行ってみようぜ!すいすいすい!

ヘイヘイ!カモン!セイ!エブリバーデー!

すいすい!すいすい!すいすい泳ぐ平泳ぎ

すいすい!すいすい!すいすいヨット太平YO!ヘイ!

すいすい!すいすい!すいすい混まない関越道

すいすい!すいすい!すいすい裏道抜けていく!

すいすい!すいすい!すいすいトンボが飛んでくYO!ヘイ!

すいすい!すいすい!すいすいアメンボ水たまり

すいすい!すいすい!すいすいなめらか万年筆

すいすい!すいすい!すいすい右から左へ聞き流す!

すいすい!すいすい!すいすい推理名探偵

すいすい!すいすい!すいすい難問解いてった!

すいすい!すいすい!すいすい美味しい水餃子

すいすい!すいすい!すいすい水耕栽培ミニトマト

すいすい!すいすい!すいすいスイス中立国

すいすい!すいすい!きょうはすいすいすいようび!

ヘイ!YO!ズーン!


今日朝ご飯チキンサラダサンド

なんか新製品みたい。

デトックスウォーター

苺とグレープフルーツ

やっぱりベリー系はパンチないかも。

うーん。

美味しいベリーデトックスウォーター探してみたいと思うわ!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2014-12-08

二〇一四年清水エスパルスシーズン終了の辞

9ヶ月にわたった戦いも、はや過去のこととなり、わが清水エスパルスは、今やその任務を果して、ここに今シーズンを終了することとなった。

しかシーズンは終了しても、そのために我らサポーターの務めや責任が、軽減するということは、決してない。

この残留で収めた成果を、永遠に生かし、さらにチームを強豪にするには、シーズン序盤、終盤の別なく、まずもってチームの主力層に対し、

重要な役目を持つ若手・ユース層が、常に万全の戦力を保持し、ひとたび事あるときは、ただちに、その危急に対応できる構えが必要である

ところで、その戦力であるが、戦力なるものはただ年俸や名声の物や数によってだけ、定まるのではなく、

これを成長させる能力すなわちサポーターの実力にも実在する。

百発百中の砲は、一門よく百発一中、いうなればスタジアムに毎節行くサポーターは年間に1度しか応援に来ないサポーター34人と対抗することが

できるのであって、この理に気づくなら、われわれサポーターは無形の実力の充実、即ちリピーターに主点を置かなければならない。

先般わがエスパルスが残留を得たのは、もちろん大榎監督の奮励によるとはいえ、一面また危機的状況下のサポーターの応援によるものであって、

それがあのような事例をもって、将来を推測するならば、たとえ戦いは終ったとはいえ、安閑としてはおれないような気がする。

考えるにクラブの一生は戦いの連続であって、その責務は優勝争いであれ、残留争いであれ、

その時々によって軽くなったり、重くなったりするものではない。スタジアム試合があれば、声を枯らして戦力を発揮するし、

試合が無いときは、チームの状況を見つめ、ひたすらその本分を尽くすことにある。

過去数ヶ月かの間、風雨と戦い、寒暑を冒し、しばしば強敵とまみえて生死の間に出入りしたことは、もちろんたいへんなことではあったが、

考えてみると、これもまた、長期の一大演習であって、これに参加し、多くの知識を啓発することができたのは、サポーターとして、

この上もない幸せであったというべく、なんで残留で苦労したなどど、いえたものであろう。

もし選手太平安心して、目前の安楽を追うならば、補強の外見がいかにりっぱであっても、それはあたかも、砂上の楼閣のようなものしかなく、

ひとたび引き抜きにあえば、たちまち崩壊してしまうであろう。まことに心すべきことである

むかしJリーグ創立当初無敵の強さを誇っていたヴェルディ川崎が、数年間は日本代表するチームであったけれども、一たびオーナーが手を引くと、

たちまちこれを失い、また近世に至っては、ジュビロ磐田太平になれ、世代交代おこたると、数人の主力の扱いにもフロントが苦しみ、

また過去様々な下位チームは資金力のあるチームから主力をねらわれても、これに立ち向うことができなかった。

目を転じて西洋史を見ると、スペインサッカー初期から存在するレアルマドリードは、毎年一人はビッグネームを獲得することで強豪チームをゆるぎない

案泰なものとしたばかりでなく、それ以後、下部組織の後進が相次いで、よくそ能力を維持し、世運の進歩におくれなかったから、今日に至るまで永く

伝統を守り、名門を伸張することができた。

考えるに、このような古今東西のいましめは、チームのあり方にもよるけれども、そもそもはサポーターが平安な時にあっても、戦いを忘れないで、

チームを愛しているか、どうかにかかり、それが自然にこのような結果を生んだのである

われ等残留後のサポーターは、深くこれ等の実例を省察し、これまでの応援の上に、残留の体験を加え、さらに将来の進歩を図って、

時勢の強豪チームにおくれないように努めなければならない。そして常にスタジアムに足を運び、ひたすら奮励し、万全の実力を充実して、

時節の到来を待つならば、おそらく、永遠に王国の大任全うすることができるであろう。

神は平素ひたすら鍛錬につとめ、戦う前に既に戦勝を約束された者に、勝利の栄冠を授けると共に、一勝に満足し、太平に安閑としている者からは、

ただちにその栄冠を取上げてしまうであろう。

昔のことわざにも「勝って兜の緒を締めよとある

出典・引用元聯合艦隊解散之辞」より

2014-03-30

http://anond.hatelabo.jp/20140330123650

温故知新

今のような「競合するハウスメーカー同士が、数社~十数社集まってモデルハウス建設し、検討客にワンストップ利便性を与える」という仕組みは、

高度成長期大阪朝日放送ABC)が積水ハウスなどと組んでスタートさせたビジネスモデル

それまではモデルハウスなんてものがなく、住宅の割賦販売の仕組みを作っていた御三家(殖産住宅相互太平住宅日本電建)が注文住宅業界リーダーだったが、

大阪発の「住宅展示場」というスキームがあまりにも斬新だったため、一気にこの方式が全国を席巻し、と同時に積水ハウスは全国メーカートップメーカーになった。

逆に御三家凋落し、今や1社も残ってない。

その影響で、ABCの子会社は今でも展示場運営大手である

住宅展示場というビジネスモデルの立ち上げに、当初からテレビ局が関与したため、「イベントテレビヒーローを呼んでくる」という風習が成立したんじゃないか、と思っている。

2013-10-14

http://anond.hatelabo.jp/20131014103424

  • どんな卑怯な手段を使ってでも相手を殺す
  • 自分弟子に相手を袋だたきにさせる
  • 戦ってもいない試合に勝ったと紙に書いて街中に貼って話題を作る

こういったものをそもそも「兵法」というのであって、

武蔵は実に真っ当な兵法家であります

また、兵法家というものは、太平の世になってもやっぱり武芸指南とかをやっているのであって、

カリスマコンサルだったのは柳生宗矩だけです。

さらに言えば「軍師」というのはまた別物で、大名の側にいて卜占や祈祷をするのが軍師です。

ちなみに、武蔵は破格の待遇熊本藩に迎えられており、武芸者連中のなかでは超勝ち組です。

武蔵を招いた細川忠利は、兵法教養化を成し遂げた柳生宗矩に師事しております

まり、「教養化した兵法」の側からこそ、哲学芸術的才能を持ち合わせた武蔵が高く評価されたわけです。

2013-05-29

http://anond.hatelabo.jp/20130529141913

公務員」で辞書を引いてみなよ。その雑な定義がそのまま載ってるから

うん、だから雑な議論でいいんだね?

君がいいならいいんだよ。

俺が困るんじゃねえもの

そんなら雑な「武士道」の援用にキーキー異議申し立てる理屈も立たなくなるだけだよ。

どうして「薄給」という文字を無視するのかね。

「高給」と「無給」しか考えつかないわけじゃあるまい。

「食うわねど」「食えない」という文字を無視して頑張るのはやめなよ。

貧乏でもプライドを高く持つべし」と言われるのは武士からこそだよ。

江戸時代の庶民たちが「貧乏でもプライドを高く持つべし」なんて思っていたか

おお、武士について無知などころか江戸っ子の見栄の文化すら知らないと。

まあお前はそれでいいや。


じゃあもっと極端な例で忠臣蔵ってあるよな。

改易で無職になった浅野家の浪人達が死んだ主君の仇討ちを命懸けでやった。

見ようによっては全くナンセンスなあれは

武士からだけ賞賛されたわけではなく、庶民にも大人気になった。

武士けが「いい忠義だ」って言ってそれ以外の階級がしらけて「アホじゃね」と反応してきたわけじゃない。

江戸時代以降、武士道っていうのは既に武士以外の階級にもある程度知られてて

部分的に好ましく受け止められたり内面化されたりもしてたわけ。これに限らないよ。

武士道が狭い身分階層の限定的な道徳だったって言うお前の話の前提から間違い。

でも現代には、貧乏な庶民すなわち生活保護受給者に、「武士ならばプライドを高く持つべし」とか言うアホがいるわけだよな。

から生活保護政策の是非と無関係

お前は無知で間違ったたとえ話ばっかりするアホタレなわけだよな。

どこから「秘匿」とかい言葉が出てくるんだし。

武士道」を一子相伝の奥義かなにかと勘違いしてるのか。

お前がそういう方向の話をしてるんだよ。

実際には秘匿されたものでも限定されたものでもなく

明治以前には庶民にまで広まって内面化されていました。

儒教朱子学だって庶民でも習えるんだからよ。


戦国時代にはもっとハイテンションだったんだよ。

太平の世でそれでは困るから、「武士道」によって牙を抜いたんだよ。

そうですね。

で、「同じ公務員だ」と喚きながら江戸の世と平成の世を同一視したがる馬鹿にも何とか言ってください。



から軍国主義に「援用」した/できたことは否定してないってばよ。

軍国主義に援用するような人間は「武士道」の体現者ではない、というだけだよ。

意味がわかりません。

「論拠を添えてね」ってもう一回教えないと駄目か?

1回で覚えろよ。


江戸時代武士公務員というのは、別に俺のオリジナルの考えというわけでもなく、ごく一般的な見方なんだが。

意味がわかりません。

「論拠を添えてね」ってもう一回教えないと駄目か?

差異部分については色々と論じつけてあげたよね。

そこに異論があるならキリキリ反論しなさい。

反論に窮して「ボクの主張は定説です」とか言い出すのは単なる知能障害の発作です。

http://anond.hatelabo.jp/20130529125847

「食い扶持を得て公務に当たってる」で現代日本公務員と同じにくくる程度の雑さでよいのなら

戦前日本を「武士道精神の発露だ」と総括する雑さを批判する資格はないよね。

公務員」で辞書を引いてみなよ。その雑な定義がそのまま載ってるから

あとなんども言うけど食わないで高楊枝しなきゃいけないってことは

そいつは食い扶持を得てないっぽいんだけどな。

どうして「薄給」という文字を無視するのかね。

「高給」と「無給」しか考えつかないわけじゃあるまい。

そもそも「高楊枝」が公務員心得の類には見えないよねえ。

どう公務員待遇と係ってるの?

貧乏でもプライドを高く持つべし」と言われるのは武士からこそだよ。

江戸時代の庶民たちが「貧乏でもプライドを高く持つべし」なんて思っていたか

でも現代には、貧乏な庶民すなわち生活保護受給者に、「武士ならばプライドを高く持つべし」とか言うアホがいるわけだよな。

「高楊枝」みたいなのって武士の間で秘匿されてた心得ですらないんだよね。

どこから「秘匿」とかい言葉が出てくるんだし。

武士道」を一子相伝の奥義かなにかと勘違いしてるのか。

ハイテンションな死生感がベースにあって

戦国時代にはもっとハイテンションだったんだよ。

太平の世でそれでは困るから、「武士道」によって牙を抜いたんだよ。

その後の近代軍の精神性のバックボーンにも(功罪ありつつ)なり得た訳です。

から軍国主義に「援用」した/できたことは否定してないってばよ。

軍国主義に援用するような人間は「武士道」の体現者ではない、というだけだよ。

こんなんを現代公務員と比定するだけでも不見識と言うか、パーですな。

江戸時代武士公務員というのは、別に俺のオリジナルの考えというわけでもなく、ごく一般的な見方なんだが。

http://anond.hatelabo.jp/20130529105725

江戸時代武士は主君ひいては幕府から食い扶持を得て公務にあたっていたわけで、

現代的に言えば公務員以外の何者でもないよね。

「食い扶持を得て公務に当たってる」で現代日本公務員と同じにくくる程度の雑さでよいのなら

戦前日本を「武士道精神の発露だ」と総括する雑さを批判する資格はないよね。

どっちかにしようよ。

あとなんども言うけど食わないで高楊枝しなきゃいけないってことは

そいつは食い扶持を得てないっぽいんだけどな。

ここではその「高楊枝」を現代生活保護受給者に求めているんだから

現代公務員が高給だろうが薄給だろうが、

生活保護受給者に求めんな」ということにしかならないよね。

「高楊枝」の是非はどうでもいいんだけど

そもそも「高楊枝」が公務員心得の類には見えないよねえ。

どう公務員待遇と係ってるの?

しろ食い詰めもんの意地や誇りの話に見えるんだけど。

それこそ公務員待遇を失ってしまった改易浪人とかね。

(ついでにいやあ、本来の役人の心得的なもの別にあって藩によっては一部は残ってるよ。)

あとさあ

「高楊枝」みたいなのって武士の間で秘匿されてた心得ですらないんだよね。

江戸時代ですら既に町民が「武士道」的な美学の一部を取り入れたり語ったり(騙ったり?)している。

そういう意味でも君の「高楊枝」理解は現実より狭い。


太平の世に餓狼のような戦国の気風がそぐわないことから

儒教ベースに作り上げられたのが「武士道」だよね。

もう平和になったんだから戦国気分は捨て、大人しく主君に忠勤しろよ、ってなもんで。

名誉を損ねたら腹切って死ね

お家に一朝事ある時は槍を取り馬を駆って主君の馬前で死ね

というハイテンションな死生感がベースにあって

家臣としての格すら戦国の世の父祖の勲功で決まってたような価値観です。

からこそ300年の太平でだいぶ錆びた後ですら維新の斬った張ったが出来、

その後の近代軍の精神性のバックボーンにも(功罪ありつつ)なり得た訳です。


こんなんを現代公務員と比定するだけでも不見識と言うか、パーですな。

http://anond.hatelabo.jp/20130529091039

武士なんて現代で言えば公務員みたいなもんじゃねえか」というどっかのおばかさんのたとえに対して

現代日本に食うに困ってる公務員なんかいねーよ」と教えてあげました。

まさか増田が知らないはずもないと思うけど、

江戸時代武士は主君ひいては幕府から食い扶持を得て公務にあたっていたわけで、

現代的に言えば公務員以外の何者でもないよね。

それで、「高楊枝」の気構えを現代公務員に求めているという話なら、

現代公務員は高給だし」という反論もできなくはないけど、

ここではその「高楊枝」を現代生活保護受給者に求めているんだから

現代公務員が高給だろうが薄給だろうが、

生活保護受給者に求めんな」ということにしかならないよね。

「べき」と言うときは論拠を添えてください。

江戸時代武士戦国時代を見据えながら帯刀して生きた人達です。

まさか増田が知らないはずもないと思うけど、

太平の世に餓狼のような戦国の気風がそぐわないことから

儒教ベースに作り上げられたのが「武士道」だよね。

もう平和になったんだから戦国気分は捨て、大人しく主君に忠勤しろよ、ってなもんで。

お前が「噛み合ってない」「筋違いだ」みたいなことをほざくから

まさか増田誤読するなんてことはないと思うけど、

いわゆる「武士道」とは、平和時代に生きる武士の心得なので、「武士道」を戦時の心得として適用しようとする連中は基本的に似非。

もしかしてこれを「武士道戦時の心得と噛み合っていないか戦時には適用できない」と読解したの?

「噛み合おうが噛み合うまいが平時のもの戦時適用しようとする時点で似非」という話だって、もちろん分かってるよね?

2012-12-09

2012-01-10

戦国大名で学ぶソーシャルネットワーク

前記事

■なぜはてな敬遠されるようになったのか

http://anond.hatelabo.jp/20120108211250

ちょっとはてブだけを貶める形になってしまったので、これはよくないな、と改めて、ネット各地で戦うコメンテーター達の特徴を、ウェブ上の争い事なんかに興味のない女子にもわかりやすく、戦国大名に例えてみたよ!

(※あくまで戦う人をツール全体で捉えたものであり、利用者個人の特徴を言い当てているものではないです。)

Twitter
上杉謙信

勢力が非常に広範かつ多岐に渡るため、一括りにすることが最も難しい国ですが、強いていうのであれば謙信タイプでしょうか。屈強な武将フォロワーという軍隊を従え、RTという名の十文字槍で取るに足らない足軽兵を駆逐していく様はまさに軍神と呼ぶに相応しく、各地での転戦の多さや、持久戦を得意とせず、短期戦で勝敗を決めるあたりも謙信型ツールといえます。当然、国民の大多数は争いを傍目に見ている農民か、無言のRTで追随する足軽や小物であり、武将クラス100人に1人も満たないということは付け加えておきます

2ちゃんねる某所
武田信玄

ネット界古豪。上杉家を「馬鹿発見器」と称し、馬鹿発見し次第、少数の精鋭部隊煽動した後、住人全員で場所を厭わず突撃する様は、まさに信玄が得意とした啄木鳥の戦法そのものターゲットにされた者は、最初は「ネット弁慶が」と油断しているものの、知らず知らずのうちに追い込まれ、気づいた時には過去の悪行を洗われ、身分バレ、職場電話、の三段撃ちで後の祭りとなります戦国最強と謳われることも多いですが、一人一人は取るに足らない雑兵なので、軍師精鋭部隊を抑えることが鍵となります

はてなブックマーク
織田信長

疑り深い性格のため、誰にでもとりあえず謀反の疑いをかけて追い込んでしまう彼らは信長タイプです。一時は天下を取るかと思われましたが、それも遠い昔の話。新しいもの好きで、策略や心理戦に長けていながら、非常に威圧的かつ冷酷であるが故、敵を多く作ってしまい、四面楚歌に。うつけを演じ続けて終わる三文役者も後を絶ちません。心ない皮肉を投げ捨ててばかりいると、仕舞いには部下に焼き討ちに遭ってしまうのが世の常というものです。

YouTubeコメント
豊臣秀吉

国内レベルの些細な小突き合いに満足するのではなく、世界舞台に闘いたい。いつまでもJリーグで満足している俺じゃない。そんな野心溢れる猛者達が集う場所です。これは天下統一を成し遂げた後、世界に目を向け、手始めに朝鮮出兵を企てた豊臣秀吉タイプと言えるでしょう。世界規模で文化宗教が入り乱れているのでやや面倒な状態になっていますが、10年前のワールドカップ審判買収をネタコリアを叩けばヨーロッパ各地から賞賛されるレベルなので、知略戦は必要ありません。英語必須です。

Yahooニュースコメント
今川義元

国内では圧倒的な勢力を誇っていながら、今ひとつ目立った武勇を残せていないその戦果は信長の噛ませ犬となった今川義元と重なるものがあります仕様上、与えられた情報のみに食いつく受け身の性質であるため、そもそも誇り高い戦闘民族とは言い難く、戦国武将に例えることも躊躇われるのですが、場合によってはストレート物言いで集団で牙を見せる気概も持ち合わせているので油断は禁物です。しかし、基本的には騎乗もできない貴族体質であるため、あまりにも鋭い逸材は埋没してしまうことが多い反面、「そう思う」「思わない」の二択の統治の安定感には光るものがあります

Facebook
藤堂高虎

とにかく流行場所に乗っかっていく浮気者。「武士たるもの七度主君を変えねば武士とは言えぬ」をモットーに、あらゆるSNSを使い倒し、寝返りを繰り返した挙げ句に争いに疲弊し、落ち着いた人間が多く集う安寧の地。人を疑わないことを是とし、終始、当たり障りのない会話といいね!笑顔お茶を濁す。揉め事などとは無縁の太平の世ではありますが、ぬるま湯の居心地が悪くなればいつでも次の主君に仕える準備はできている、節操のない集団といえるでしょう。

本日は以上になります

2011-11-01

電子出版を巡る出版社立場(続お金編)

http://anond.hatelabo.jp/20111029232710

の続きね。結構気になっている人が多いのだなと思ったので、さらに追加解説を。

最初に書いておくと、Amazonアコギだけど、ユーザーには(短期的に)歓迎される可能性が高い。

それ故に対応を間違えると、日本電子書店太刀打ちできずに壊滅するだろう、

それはAmazon世界最大級の小売りで十分利益を上げているからだ、という話。

出版社に同情的なコメントが少ないなと思ったので、

(あくまでも友人が出版社につとめていてその話を聞いた中から)さらに説明しようと思う。

迷惑かからないようにぼかして書いてあるし、版面権や絶版DRM市ヶ谷方面の話題は煩雑すぎるので割愛している。

一ツ橋出版社の全てみたいな話をするな!とか気になる人も居ると思うけれども、大枠で読んで欲しい。

(それに、これがググらずに判る人は、たぶん説明は不要で十分判ってると思うので)

最初に「経費圧縮による分は、安く出来るはずだ」というところから

取り分は、作者(10%)→出版社(60%)→取次(8%)→書店(22%)→読者

例えば講談社がOnline書店を新たに作ったとして、取り扱いの本が講談社だけなら、取次8%分は削れる。

なぜなら、取次とは「多数の出版社と多数の書店を繋ぐ役割」だから

ここで「多数の出版社と、講談社Onlineを繋ぐ役割」だと、0%ではできない。

利益ゼロにしても経費がかかるから

そして、経費が削れても、利益を上乗せする方向にいっちゃいけないって事はない。

ネットでの課金徴収、データ管理バックアップサーバ管理で、コレぐらいの値付けはしても使ってもらえるだろう」

という見込みがあってやってしまっても悪くはない。

それは「そこは消費者還元しろよ」という感情はわかるけれども、商売としては別。

元々「電子出版なら安くなるはず」と圧力のある状況で売っても、一冊あたりの利益は薄い。

倍売っても紙の出版と儲けが同じなら、敢えてやる意味が無い。

すると、その面倒なところ(他の出版社への声かけ、販売対応サーバ管理等々)を、既存出版の割合でやってくれるなら、ギリギリなくはないかな、

といくつかの出版社は考えてもおかしくない、というのが前回のお話

まずは、お金の流れの一般論として再販制度の仕組みについて触れておこう。

(矢印がお金の流れ、その逆向きが本の流れ)

判り難いので、具体例で列挙すると以下のような感じになる。

ある本を、1000円で1万部出版し、5千部売れたとする。

  1. 出版社が、作者に 1000円x10%x1万部=100万円 支払う。
  2. 取次が、出版社1000円x1万部x70%=700万円 支払う。
  3. 取次が、本屋群に 1万部 を卸す。
  4. 読者群が、すぐに 5千冊 買う。(読者群が、本屋群に 1000円x5千部=500万 支払う)
  5. 本屋群が、取次に 1000円x5千部x78%=390万円 支払う。+5千部返本する。
  6. 取次が、出版社に 5千部 返本する。
  7. 出版社が、取次に 1000円x5千部x70%=350万円 支払う。

出版の70%は作者の10%含み。本屋群の78%は、本屋の取り分の22%を引いたもの

これに月末締めの翌月払い、条件返本相殺締日とかが絡むけども、胃が痛くなるので割愛した。

……ついてきているだろうか?

差し引きで見てみよう。

  • 作者:+100万円
  • 出版:ー100万円+700万円ー350万円 = 250万円
  • 取次:ー700万円+390万円+350万円 = 40万円
  • 本屋:+500万円ー390万円 = 110万円

ほぼノーリスクで作者は100万円を手にするのに対して、本屋は頑張って110万、出版社も250万。

クリエイターに対する印税10%が低すぎると思っている人は、少しだけで良い。お金の流れを追って欲しい。

(ただ、返本率は、実際には4割程度だろう)

また、取次の集金機能にも着目して欲しい。

配本流通集金と、色々やってるのが取り次ぎだ。

さあ、管理煩雑、処理も大変、もはや本が札束に見えてくると言う悲惨な状況下の中、Amazonが提示したのが55%という数字だ。

さて、例のリーク記事のAmazonが提示した契約書とされている部分、実はあの式にはちょっとしたポイントがある。

Amazonは当月中の各本件電子書籍顧客による購入の完了につき、希望小売価格から以下に定める金額を差し引いた正味価格出版社に対して支払うものとする。

推奨フォーマット提供された本件電子書籍については、希望小売価格に[55%](100%-正味)を乗じた金額

先ほどの金額の流れを見た後だと、気がつくことがないだろうか?

そう、これは「出版社に対してAmazonが支払う金額」についての式なのだ。

具体的に見てみよう。

1500円のハードカバーを、出版社が「電子版だから、じゃあ1000円にするよ」と希望小売価格を決めたとする。

Amazon.com でのKindle版の価格から鑑みるに、おそらく、500円で売るだろう。つまり50%OFFだ。

すると、希望小売価格 1000円x55%=550円差し引いた金額、450円Amazon出版社に支払う事になる。

希望小売価格出版社が決められるが、紙の本より高くは出来ない。

そして、Amazon希望小売価格から55%を引いた額を出版社に払えば良い。

50%OFFで売れば、Amazonの儲けは、一冊あたり5%になる。

どういうことになるか、火を見るよりも明らかだろう。

Kindleが8000円、Kindle Touchが1万円ぐらいで発売されてしまったら、どうなるだろうか。

紙の本には手に取れる書き込みできる、そして所有する喜びがある。

しかし、紙の本 1500円 vs kindle本 500円 ならどちらを選ぶだろうか。

10冊買えば本体代の元がとれると思った時に、Kindleデバイスを買わない自信があるだろうか。

なぜAmazonがそんな赤字まっしぐら路線をとるのか?

Kindleデバイスを売る為だとか、ロングテールで値下げせずとも良い本から利益を回収する為だとか、色んな理由があるだろう。

でもきっとAmazonは、市場で無視できないサイズとなって十分利益が回収できるようになるまで、じっくりゆっくり粘り強く低調に成長を続けるだろう。

なぜなら、オンライン小売の巨人は、他で利益を出せば良いからだ。

そんな真似が、日本のどの出版社なら出来るだろうか。

もちろん出版社は、1500円の本を、他の電子書店には1000円で卸して、Amazonには1500円で卸すことだって出来る。

Amazonは50% OFFの750円で売るわけだ。

忘れてならないのは、Amazonは1500円x45%=675円を出版社に払うことだ。

他の電子書店は、1000円で卸された本から20%だけとって800円払うこともできる。売れればだが。

そして、Amazon対抗のためだけに他の電子書店に750円で卸したとして、電子書店側も決意の10%として675円を出版社に払っても良い。

1万冊売って75万円利益電子書店しかも様々なフォーマットデバイスも様々で、本当に継続できるだろうか。

読者が安い本を買うことは止められない。非難も当然出来ない。

安いKindle版を出さずに独自の電子書籍を出す出版社に、文句を言わないだけの理性があるだろうか。

そして、(アメリカペーパーバックがでかくて重いという理由があるにせよ)電子版が紙の本を売り上げを上回る世界で、

Amazonを無視して自己流を貫く事での機会損失を、オーナー株主は許容できるだろうか。

流石にアマゾン、(アメリカ市場からの推測でしかないが)相当にえげつないことをする。

出版社は、既存電子書店に卸してもAmazonに卸してもそう代わりはないが、消費者は安い方から買う。

そして、Amazon限界まで値引きをして売るだろう。ダンピングにならないように5%程度の利益を抑えた上で。

黒船Amazonが、日本電子書店と違う点は、既に成功したネット上の小売業である点だ。

赤字ものともせず待ち続けられるのは、アメリカ市場証明済みだ。

商売なんだからきちんと儲けてくれよ、金なら払うから経費圧縮分は利益にしてくれよ、

そう消費者が言ってくれないことは判ってる。

でも、電子書籍は安くて当たり前、デジタルなんだから薄利多売で消費者還元してくれ、

そういう意見一辺倒だと、現状ではAmazonは無視できる存在ではない。

そしてこれは、Amazonの用意したハードルを乗り越えて契約できる出版社が増えれば増えるほど、

残りの出版社には世間圧力が重くのしかかってくる。

既存制度が良いとは決して思わないが、Amazonの50%OFFは夢物語ではなくて既に見えている脅威だ。

それが現在出版社立場で、太平の眠りを覚ます蒸気船は、もうそこまで来ている。

2010-10-29

猛禽ちゃんは好まれていない

猛禽ちゃんがモテるっていうのは

「わざとらしさがバレてないから」じゃなくて

「ああいうキャラが男のストライクだから」でもなくて

「わざとらしかろうがベタかろうが積極的な方が成果が出る」っていうだけだよね。

でも女は男が馬鹿なんだって言いたがる。

その成果をねたんでる女でも真似したいとは思ってない。

なんでかって言うと猛禽ちゃんスタイル

よほど適性があるかよほどメタ自意識が薄い人間でないとやるのがツラいから。


更に問題の核心を掘り下げると、

女が積極的に男に踏み込みたいって言う時に

現状は何故か猛禽ちゃんスタイルしかモデルがないんだよね。

太平江戸剣術柳生流しかないレベル

御公儀から認知されていない、道に外れた邪剣もあるんだけど

それをやる時はよほど気をつけないと不気味なサセ子みたいになって行く。

というより周囲にそう扱われていく。認知されてない流派だから。


現状、女が恋愛や男に積極的に踏み込んで生きたいと思ったら

女も男も不気味でわざとらしいと思ってるあの猛禽ちゃんスタイルにならざるを得ない。

不幸なこと。

http://anond.hatelabo.jp/20101029165508

2010-08-27

発火性粉雪の相対的隠居

自分の内なる精神の中に幾つかの人格があるということは?

例えば尻尾

もし青色の瞳が覗きこんだ黒目にはあなたが。

例えば小指。

気体分子の中から触る衣服の発火現象は?

あたしとあなたのわたしはきみだから。

時計の長針が短針を引き抜く回数は?

細い指の先で触れる頬を貫く感触は?

窓の外に浮かんだ?

モノクロと白黒の違いは?

灰色ポリマーと自立型人間の値段は?

回る世界地球という大地が作られる確率は?

参画の星の下にある植物化石の生える荒涼な地平線。

レースの袖に紐が食い込む外套

灯りだけが付く神社の桟橋。

目の前の壁と後ろの壁に押される猫は?

見ようとする端子と映すカップの紅茶に。

太平と体制の違いに翼のない猪が駆けるこけし。

芥子のペンで鼠を近付ける酸。

箱の中と外の箱の他の猫。

碇が咽び泣く北斗七星

目の前を通過するHDD

アルミホイルで包まれたリンゴの蒲焼。

旅費の他に必要な電源。

ゲームゲームの違いに生まれたゲームは?

紅茶リンゴレモンに浮かぶ茶色の水は?

走る粉雪と溶ける花弁に七色の足が蹴り抜く背中ボタンは?

新緑の生い茂る深海と空を泳ぐ眼球の梱包材を掻き毟る音は?

泣いてる雑誌と笑ってる自分に生まれた冷凍腎臓は?

59 04 23 22 これらの中に隠れた子供は何人?

滴る銅と翡翠の爪から響いた雲の隙間が仲間を呼んだ時間と枠組みは?

縺れる瞳と犬の拳に浮かぶ水泡と破れた河の中腹に生える右眼は?

精神と肉体の間の電子的な制約とハイデッガの利率は三十だから。

太った烏帽子に烏が止まった地球の自転は?

電子レンジで砕けた音質の減少率は?

過疎化した惑星の中心の愛の言葉と柱に刻んだ白いあなたは?

見つけたくても見つかる昆虫は?

狂える落葉と平安の安息とが同定する世界

不揃いな中指が互いに世辞を認める小銭。

化学の履歴と表示される編集画面

戻る芳香と啜る病の鈍痛。

馨しく如何わしく禿あがる空の小指。

箪笥と炊飯の関係性に取れる冊子。

行間と行間に煌めくアスピリンの罪状は?

黒白の球に転がった頭と取れた眼球の相違は?

2009-12-06

http://anond.hatelabo.jp/20091206180306

何もしらないからWikipedia南沙諸島の記事を見てみた。

そのページから1995年以降を引用

1995年に米比相互防衛条約が解消されると、中華人民共和国軍の活動が活発化し、フィリピン主張の島を占領して建造物を構築した。この機会主義的行動が周辺諸国中国の軍事的膨張に対する警戒心を呼び起こしたとされる。

2004年9月に、フィリピン中華人民共和国が海底資源の共同探査で2国間合意成立。

2005年3月には、フィリピン中華人民共和国の2ヶ国に続きベトナムも加わり、探査が行われている。

2007年11月中旬中華人民共和国側が中沙諸島だけでなく、南沙、西沙の両諸島にまで行政区「三沙市」を指定したことをきっかけとして、同年12月ベトナムで「中華人民共和国覇権主義反対」などと唱える反中デモが行われた。

2008年1月中華民国台湾)が実効支配する南沙諸島最大の島である太平島に軍用空港建設完成させる。滑走路は全長1150メートル、幅30メートル。その後、中華民国総統が視察に訪れ、フィリピン政府の抗議を受けた。

2009-11-02

本当に欲しい物

・恨み言葉を言わない精神

孤独に屈しない心意気

・己の過ちを振り返り続ける気力

贖罪を続ける体力

太平

2008-12-10

漱石があまりに俺のことをよくわかってくれてるのでびっくりした

彼岸過迄夏目漱石 より抜粋。

以下の文章を、「高木」=コミュ力抜群のリア充、「僕」=福満しげゆき的非リア充 と読み替えて読んでみると、実に面白い。

太字は引用者による。

 僕が別荘へ帰って一時間経つか経たないうちに、僕の注意した門札と同じ名前の男がたちまち僕の前に現われた。田口の叔母は、高木さんですと云って叮嚀にその男を僕に紹介した。彼は見るからに肉の緊った血色の好い青年であった。年から云うと、あるいは僕より上かも知れないと思ったが、そのきびきびした顔つきを形容するには、是非共青年という文字が必要になったくらい彼は生気に充ちていた。僕はこの男を始めて見た時、これは自然が反対を比較するために、わざと二人を同じ座敷に並べて見せるのではなかろうかと疑ぐった。無論その不利益な方面を代表するのが僕なのだから、こう改たまって引き合わされるのが、僕にはただ悪い洒落としか受取られなかった。

 二人の容貌がすでに意地の好くない対照を与えた。しかし様子とか応対ぶりとかになると僕はさらにはなはだしい相違を自覚しない訳に行かなかった。僕の前にいるものは、母とか叔母とか従妹とか、皆親しみの深い血属ばかりであるのに、それらに取り捲かれている僕が、この高木に比べると、かえってどこからか客にでも来たように見えたくらい、彼は自由に遠慮なく、しかもある程度の品格を落す危険なしに己を取扱かう術を心得ていたのである。知らない人を怖れる僕に云わせると、この男は生れるや否や交際場裏に棄てられて、そのまま今日まで同じ所で人と成ったのだと評したかった。彼は十分と経たないうちに、すべての会話を僕の手から奪った。そうしてそれをことごとく一身に集めてしまった。その代り僕を除け物にしないための注意を払って、時々僕に一句か二句の言葉を与えた。それがまた生憎僕には興味の乗らない話題ばかりなので、僕はみんなを相手にする事もできず、高木一人を相手にする訳にも行かなかった。彼は田口の叔母を親しげに御母さん御母さんと呼んだ。千代子に対しては、僕と同じように、千代ちゃんという幼馴染に用いる名を、自然に命ぜられたかのごとく使った。そうして僕に、先ほど御着になった時は、ちょうど千代ちゃんとあなたの御噂をしていたところでしたと云った。

 僕は男として嫉妬の強い方か弱い方か自分にもよく解らない。競争者のない一人息子としてむしろ大事に育てられた僕は、少なくとも家庭のうちで嫉妬を起す機会を有たなかった。小学や中学自分より成績の好い生徒が幸いにしてそう無かったためか、至極太平に通り抜けたように思う。高等学校から大学へかけては、席次にさほど重きをおかないのが、一般の習慣であった上、年ごとに自分を高く見積る見識というものが加わって来るので、点数の多少は大した苦にならなかった。これらをほかにして、僕はまだ痛切な恋に落ちた経験がない。一人の女を二人で争った覚はなおさらない。自白すると僕は若い女ことに美くしい若い女に対しては、普通以上に精密な注意を払い得る男なのである。往来を歩いて綺麗な顔と綺麗な着物を見ると、雲間から明らかな日が射した時のように晴やかな心持になる。会にはその所有者になって見たいと云う考も起る。しかしその顔とその着物がどうはかなく変化し得るかをすぐ予想して、酔が去って急にぞっとする人のあさましさを覚える。僕をして執念く美くしい人に附纏わらせないものは、まさにこの酒に棄てられた淋しみの障害に過ぎない。僕はこの気分に乗り移られるたびに、若い時分が突然老人か坊主に変ったのではあるまいかと思って、非常な不愉快に陥る。が、あるいはそれがために恋の嫉妬というものを知らずにすます事が出来たかも知れない。

 僕は普通人間でありたいという希望を有っているから、嫉妬心のないのを自慢にしたくも何ともないけれども、今話したような訳で、眼の当りにこの高木という男を見るまでは、そういう名のつく感情に強く心を奪われた試がなかったのである。僕はその時高木から受けた名状しがたい不快を明らかに覚えている。そうして自分の所有でもない、また所有する気もない千代子が源因で、この嫉妬心燃え出したのだと思った時、僕はどうしても僕の嫉妬心を抑えつけなければ自分人格に対して申し訳がないような気がした。僕は存在の権利を失った嫉妬心を抱いて、誰にも見えない腹の中で苦悶し始めた。幸い千代子と百代子が日が薄くなったから海へ行くと云い出したので、高木が必ず彼らに跟いて行くに違ないと思った僕は、早く跡に一人残りたいと願った。彼らははたして高木を誘った。ところが意外にも彼は何とか言訳を拵えて容易に立とうとしなかった。僕はそれを僕に対する遠慮だろうと推察して、ますます眉を暗くした。彼らは次に僕を誘った。僕は固より応じなかった。高木の面前から一刻も早く逃れる機会は、与えられないでも手を出して奪いたいくらいに思っていたのだが、今の気分では二人と浜辺まで行く努力がすでに厭であった。母は失望したような顔をして、いっしょに行っておいでなと云った。僕は黙って遠くの海の上を眺めていた。姉妹は笑いながら立ち上った。


この小説明治の終わりに書かれたんだぜ…

俺!俺じゃないか!

  • 自分が主導権を握るとまでいわないまでも、主要メンバーだったはずの集まりに、リア充が一人入ってくるだけで主導権を奪われダンマリ。
  • 女とつきあってみたいという気にもなるが、その面倒さや、裏の顔を想像するとその気分はすっと無くなる。
  • 彼女にする気もない女子に対して、リア充アプローチしているのを見て、存在の権利のない嫉妬心燃え上がる。
  • 一人のリア充のせいで得体の知れない嫉妬心にさいなまれ、それをどうしても押さえつけなければならない気がして苦悶する。

2008-11-21

日本人宗教 ついでに主義・主張

http://anond.hatelabo.jp/20081120235822 を元に検討

これはあくまで私見なんだけれども、

日本人にとっての宗教イメージってのが

宗教押し付けや争いを生むもの

って認識になってるんだと思う。

よくも悪くも「なぁなぁ」の馴れ合いマターリと暮らしている人にとって

無用な争いの元になるものは不要であり、邪魔なものとして意識から回避されているのだと思う。

政治的な主義・主張を大々的に語るのも同様の理屈で嫌われていると考えられないだろうか?

宗教を熱心に語る(押し付ける)人たちと同レベル

政治的主張を押し出す(押し付ける)人をキモいと評価してはいないだろうか。

宗教にしろ政治にしろ、

現状に不平不満や不安がある者ほどしがみついている感はないか?

実際問題、いろんな問題があると言われるが、

大方の人間にとって世の中太平であり、

無用な変動は求めていない。

この平穏な状況を脅かす危険因子として

タブー視され、回避されるのが

安定した生活を送る者にとって不要となった

宗教であり、政治なのではないだろうか?

2007-11-17

石川啄木大好きっ子

石川啄木が好きで好きで仕方ない娘と話した。面白かった。普通に定期入れに写真とか入れて持ち歩いてる教科書に載ってたみたいな白黒写真。ちょっと話題振っただけで娘、超ハイテンション。すごいベタ惚れなので感動した。嬉しそうな娘を見ると俺も嬉しい。

俺「啄木ってあれだろ、【我泣き濡れて蟹と戯る】」

娘「そうそう!」

俺「上の句なんだっけ」

娘「浜! 浜!」

俺「ああ、【石川や 浜の真砂は尽きるとも 我泣き濡れて蟹と戯る】」

娘「殺すぞ!」

笑ったわ。で、そこから石川啄木って有名?って話しになって、俺は「いや普通石川啄木知らんだろ、名前程度で」って言ったら娘反論。啄木メジャーだと言い張り一歩も譲らない。じゃあってんで周りの奴に聞いてみた。石川啄木ってどうよ?

友「あーあれだろ、蟹の」

娘「そうそう!ほら知ってる知ってる!!!」

友「なんだっけ、蟹と」

俺「【白河の 水の清きに耐えかねて 我泣き濡れて蟹と戯る】」

娘「おまえいいかげんにしろや!」

しかし石川啄木って言えば人間の屑だ。太宰治とタメ張るくらい人間の屑だ。【太平の 眠りを覚ます上喜撰 我泣き濡れて蟹と戯る】って言うくらいだから、黒船が来ても泣きながら蟹と遊んでたんだろう。そのくらいダメだ。そこんところ娘としてはどうなのか聞いてみた。

俺「啄木って借金まみれだったよな」

娘「すっごいよね!ほんと人間の屑だよね!」

なんかのスイッチが入った。そのあと金田一京助から借金する話しなんかを延々聞かされた。どうも、ハレー彗星が来たらしい。当時は彗星の尻尾に毒があると思われてたから、彗星が通過する間は息を止めなきゃいけないってデマが飛び交ったそうである。啄木はそのためにチューブの需要がめちゃくちゃ増えると思ったんだと。で、それを仕入れて大儲けするって言い張って金田一京助から金を借りたらしい。

俺「……バカ?」

「バカ」

そりゃ泣きながら蟹と遊ぶしかなかろう。よくわからんが、娘はそういうダメなとこも含めて啄木が大好きらしい。同じ時代に生きてたらごはん食べさせてやりたいって言ってた。なんだこの女。

そうやって啄木のことばっか言ってたら、ちゃんと読んでる奴が話しに混ざってきた。そいつは啄木いまいちらしい。「【十四の春にかへる術なし】はセンチすぎるだろ」てきなことを言った。そこで娘がブチ切れですよ。おまえが啄木の何を知ってるんだと。確かに啄木は駄目だ。自意識過剰センチで人付き合いがもろくにできない人間の屑だ。でも屑にしか書けない美意識ってものもあるんだと。もう懇々とマジ語りですよ。俺ら黙って聞くしかないじゃないですか。しばらくしてからようやく許してもらって、帰り際に一握の砂を渡された。四冊あるうちの一冊らしい。

生きて動いてるヤンデレを初めて見たので面白かった、という話。

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第二回ファック文芸部杯 参加作品 (g:neo:id:xx-internet:20071203:p1)

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