はてなキーワード: アフリカとは
ビヨンセやリアーナやニッキー・ミナージュなどなどのブラックセレブの肌ホワイトニングやブリーチ
肌が白いことはよいこと信仰でアフリカじゃ健康被害も出ていてWHOも警告出してた
やっと水銀や水銀誘導体、コルチゾン(ステロイドホルモンの一種)等が含まれる美白製品が皮膚がん発生の恐れがあるとして規制されるようになりましたが、安全対策に乗り出したのは、アフリカの一部の国のみ。
モザンビークは化粧品や食品など安全対策の分野でもかなり遅れています。
世界保健機関(WHO)の報告ではアフリカで美白に最も熱心なのはナイジェリアの女性で、77%が美白化粧品を使っているのだとか。2位からトーゴ59%、南アフリカ35%、マリ25%と続きます。
一体アフリカ全土で何千、何百万人の人が有害物質の含まれた美白化粧品の副作用を知らずに今日も丹念に顔や身体にクリームを塗り込んでいることやら・・・。
ファンファン福岡:【アフリカの美白ブーム】白くなりたがる人たち。
そもそもブラックセレブはマイケル・ジャクソンじゃないけど「有色人種として扱われるのがイヤ」的なことは
赤ちゃん研究でも、まだ言語を持たない赤ん坊が自分と同じ人種を優遇するってやってたぜ
- 赤ちゃんは公平さを好むが、自分たちがより利益を得る場合には、公平さはそれほど重要視しない
- 白人乳幼児40名に研究者2名がおもちゃを配った。1名はおもちゃを公平に、もう1名は不公平に分配した。
その結果、70%の乳幼児はおもちゃを公平に分けた研究者をより好んだ- 実験対象にアジア人と白人の乳幼児を混ぜ、その中の何人かの白人乳幼児に、より多くおもちゃを配るという実験をした。
その結果、前の実験結果とは異なり、白人の乳幼児は「自分たち」をひいきする「不公平な」研究者をより好んだ[Frontiers in Psychology] I“I pick you”: the impact of fairness and race on infants’ selection of social partners
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2014.00093/full
これ見て思い出したんだけど、ずっとタイトルがわからない演劇漫画がある。
90年代、高校の頃授業中に友人から借りて読んだ記憶だけなんだけど、
ネット上で三浦春馬が命を絶ったことに関して、いろんな意見を眺めていたけれど、そのなかに「どうしてこんなに恵まれているのに死んだのか」という意見が結構あって、私のトラウマが呼び起こされてしまった
10代の頃、メンタルが追い込まれ苦しんでいる時に大人に相談したら「あなたは十分恵まれているよ」という趣旨の答えが返ってきた。
でも、そんなことを言われても、私の心は一切晴れなかったし、私の苦しみを理解してもらえないという孤独感が増す一方だった。
私が苦しいと言うと親は「それは甘え。アフリカの子供からすればお前は恵まれている」となんの気休めにもならないありきたりな事を言ってくる。ここは日本なのに。
そういうことが続くと、誰かに悩みを相談する気力が無くなってしまう。今の私は誰かに悩みを相談することがどうしてもできない。10代の悩みなんて大人にとってはちっぽけだったのかもしれないけど、学校に馴染めなくて辞めてしまったことで「社会のレール」から外れたことは10代の私にとって恐ろしすぎた。他の人が努力もせずに出来ていることが自分には出来ないなんて、自分はなんて劣っている人間なのだろうと落ち込んだ。
私みたいな人間でさえ、「恵まれてるのに悩むな」と言われる経験があったのだから、きっと彼もそういう事を言われた経験はあるんじゃないのかな。勝手な憶測で物を言うのはよくないけど。
だって、容姿端麗で性格も良くておそらく金持ちで地位も名誉もあって…他人から見ればそんなに完璧で恵まれているのに「辛い」とかありえないんだけど?なんて思われてしまうんじゃないのかな。
他者にとって羨ましいと思われる環境であればあるほど、きっと苦しさを共感してもらえなくなりそうだなと思う。どの環境にだって悩みは絶対にあるのに、表面上のスペックだけで人生の豊かさを決めつけてしまう人間は想像力がなさすぎるよ。
清水富美加の謎の出家、今から思うとああいう形であろうとも逃げ出せたのは良い事だったのかもなと思ってしまう。三浦春馬もどんな形でもいいから、今の環境から逃げ出してしまえばよかったのに…。勝手なことを後から色々言ったって無駄なのにね。虚しい。
アメリカだとM&Aのため、グローバル金融、軍事など世界中の情報を集めている。
もっと小さい事例だと、コロナだったらジョンズ・ホプキンズ大学が世界中の情報を集めている。(主要メンバーは5人らしい)
政治に関する情報は日本にも入ってくるが、アメリカ以外の企業情報はほとんど入ってこない。
スウェーデンのコロナ戦略の話は入ってくるが、どういった企業が有名かなどは話題に上らない。
数字データを使ったとして、人口やら経済成長など、日本と比較するためのグラフで議論はされるが、そこから掘り下げた話まではいかない。
黒船来航といった形(深セン凄いなど)でしか興味が持たれないため、
どちらでもないね。
北米・南米・東南アジア・中央アジア・南アジア・東欧・西欧・アフリカと見て回ったが、産業の発展と政策はあまり関係なかったな。
だいたい、45歳以上人口が、45歳未満の0.8倍以上に増えたら停滞し始める感覚。
日本の地方行くと、この比率が2倍以上、離島や過疎地だと10倍以上なところもあって、もう処置ないのよ。
観光、地方交付税やふるさと寄付は、若い東京から年老いた地方への仕送りみたいなもんだ。
絶対人口数という市場の厚みや、天然資源の欠乏による国民の緊張感の維持、というのを産業成長の鍵に挙げる人も多いが、
こういうのに胡座かいてると、なぜかどの国も子どもの数が減るのよ・・・
韓国・シンガポール・中国(特に東北地方)とか見てると、強烈に女性が子どもを産まなくなってる。
影響が顕わになるまで十数年かかるが、そのうち日本にみたいになるだろうね。
俺アンチポリコレ派オタクだけどさ、ポリコレ派ってほんとバカだよね。
俺の周囲のアンチポリコレなオタクも、別に女は差別しろとかトランスはけしからんとか黒人は画面に映るなとか思ってないんだよな。
だから、「ハリウッドで完全オリジナル新作やります! 主役は女4人!」とか、「今度の映画ではトランスの人を主役に抜擢しました!」とか、「アフリカを舞台にした歴史ファンタジー大作です!」とかなら、別に燃えないわけよ。だってそれに反対する理由なんてよほどの差別主義者じゃない限りはないもの。『ブラックパンサー』に文句言ってる日本のオタクほとんどいなかったでしょ?
なのに、「過去の名作をリブートします! 主人公は男4人組から女4人組に変えました!」とか、「シスがトランス役やってるのはけしからんので圧力かけて引き摺り下ろしました!」とか、「ヨーロッパっぽいファンタジー世界だけど特に脈絡なく黒人出します!」とかやってるから、はぁ?????? って言われるわけで。
お前そんなん、差別主義者だけじゃなく作品ファンからも異議が出て当然だろ……
なのに、彼らは「異議を唱えている人=差別主義者」だという等式のまま、異議を唱えてる人全員に殴りかかってくるのね。そんなことしてたら敵が増えるだけだってなんでわかんないのかな。バカなのかな。バカなんだろうな。
おまけにさ、あいつら多様性とか言ってるけどさ、想定してるのはアメリカ的な人種構成に基づく多様性で、思い描いてるのもアメリカ的に人種の特徴がはっきり描き分けられる多様性演出なんだよな。「多様性」観が一様すぎる。
アメリカでは人口の1割以上が黒人だけど、日本では外国籍って人口の3%未満で、しかもその「外国籍」で一番多いのは中国人、次が韓国人。こいつら見た目で日本人と区別つかん。3位以下もベトナム人とフィリピン人とブラジル人、つまりアジア人とアジア人と日系人だよな。日本は見た目クリソツなアジア人だらけの国で白人・黒人は超マイノリティ、ってのを根本的に理解してないんじゃね。
もうさ、この人種構成を見ただけでさ、アメリカのような「パッと見でわかる人種的多様性」なんて日本にないってわかるべきじゃん。日本人・中国人・韓国人が大多数(この3民族を合わせたらほぼ99%に近いのでは)を占めている国で、10人中1人が黒人の国みたいな見た目でわかる多様さなんてありえないって理解してしかるべきじゃん。
なのにさ、日本に来て平然と「東京の街を歩いてみたが多様性に欠けるように見える」とかいうリポートしちゃうジャーナリストがいるわけよ。お前、頭湧いてんのか? ちゃんと耳を澄ませて東京の街を歩けば日常的に中国人や韓国人とすれ違ってるのがわかるわけだけど、お前にはその区別がつかんのか? そもそも駅で日本語と中国語と韓国語の放送してるの聞こえてるのか? っていう。まあどうせあいつらは日中韓が入り混じって歩いてることに気づきすらしてないんだろうけどな。
で、そういう社会で生み出された少女漫画風の表現が「白人に見える」とかケチつけてるわけよ。「白人だらけに見える! もっとrepresentationを!」とか真顔で呼びかけてた声優もいたけど、えーと、日本のアニメにはアジア人ばっかり出てくるんだが……日本における中東系の人口比なんて微々たるものなわけだが……っていうかあんたら中東系も石油王のファッションしてない限り我々の目にはヨーロッパ人と変わらん見た目なのだが……イスラエル系アメリカ人がアジア生まれアジア育ちのアジア人に向けて「アニメは白人だらけ」ってケチつけてるの悪い冗談としか思えないけどでも悲しいことに事実なのよね。
(このアホ発言したRyan Colt Levyって声優の顔写真見てみ。普通の日本人に見せたら「白人」って言うと思う。ちなみにそのケチつけてた声優が声をあててたのは『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』と『魔入りました!入間くん』なんだけど、まさかこいつイタリアを舞台にしたアニメを見てアニメは白人だらけって騒いでたのか? アホすぎない?)
世界はどこもアメリカみたいなものだと勘違いしてアメリカみたいな描写をしろと言ってくる連中が本質的に多様性を理解してるわけねーじゃん、っていう。
日本のオタクってこういう、日本の文脈をまったく考慮せずにアメリカ基準で多様性を押し付けてくる「リベラル派」とか、そいつらにかぶれた意識高い系洋画洋ドラファンの連中にトランプ以前からウンザリしてるわけ。
で、最近だと「文化の盗用」とかいうクソ理論で、和服を着たり日本語のタトゥー入れたりしたセレブが燃やされてるでしょ。彼ら彼女らが日本のものを身にまとうことを非難されることで日本の日本人がどれだけ屈辱を感じているかなんて、魂がホワイトウォッシュされた連中にはどうせわからないんだろうけどね。バナナのこと意識高い系アジア系アメリカ人って言うのやめてやれよ。
そして『ラブライブ!サンシャイン』のポスター騒動、火をつけたアカウントが「多様性を認め☀️寄り添い🌏支え合う🌟」とか名乗ってたわけで、まあ多様性とかわざわざ声高に言う連中の言う「多様性」観がどれだけ画一的で多様性を欠くものであるかっていうのが再確認されたと思っていいんじゃないですかね。
こういうことの積み重なりによって、ポリティカル・コレクトネスがどうとか多様性がどうとかいう意識高い系フレーズが順当に「過激派のイチャモン」と見做されるようになり、その支持者も「ヤバいやつらだ」と思われ警戒されるようになっていったわけです。よかったですね、あなたたちの行動は我々の意識を順調にアップデートしていますよ! 主にウイルス対策機能の面で!
で、本題に戻るとさ、ポリティカル・コレクトネスだの多様性だのって、リベラリズムの本質になんも変わりないよね。
再分配の強化、公教育の充実、社会的自由の拡大、表現の自由の擁護、同性婚や選択的夫婦別姓の実現、これら現代的自由主義の主要なアジェンダはポリコレやら多様性やらがなくたって十分に唱えられるお題目だと思わない?
俺もリベラル派オタクだぜ。一緒にリベラル派オタクをやっていこうよ。刑法175条の廃止とか、リベラル派とオタクが矛盾せず成り立つ論点はいっぱいあるはずだと思うけどね。
眠れないので私が今までに見た夢の話をします。
某バンドのメンバーが握手会を開催するということで、会場へ向かった。
サイン会の前にメンバーのラジオに出演することになっており、楽屋で挨拶した際にサインを貰った。
ラジオは一緒に出演した別のアーティストさんがフォローしてくれたので上手くいった。優しかった。
握手会は、ギターさんは普通にファンと握手していたがボーカルさんは和定食を食べていた。
スタッフが「お触り禁止でーす!」と叫んでいた。握手は出来なかった。
最終的に貰ったサインが手違いでアフリカへ送られたところで目が覚めた。
その店はかなり広くて、何でもあった。ただ欲しかったグッズは売ってなかった。
と思ったが偽物で、側にいた弟達も悔しがっていた。
最奥には大浴場があり、服を脱いで入ったら他のお客さんに頭を掴まれて水の中へ押しつけられた。
水の中では魚が泳いでいた。ドクターフィッシュだ!と私は喜んだ。
全体的に不気味な雰囲気だった。
私は新幹線に乗っていた。
しばらくすると周りがザワザワし始めた。
話を聞くと、どうやらグリーン車に某バンドのメンバーが乗っているとの事。
周りの乗客達はひと目見ようと走っていったが、
私はプライベートだし…と思いそのまま座っていた。
新幹線を降りた後でTVの企画で交流OKだったということを聞かされた。とても悔しかった。
空港内の喫茶店に出没すると聞いて、次こそはと店で張り込んだ。
メンバーは来なかった。
以上です。
また夢を見たら追加したいと思います。
寝たい。
トランスレイシャル>自分の人種に違和感を感じる人たち
例えば、3世代全て白人でどう見ても白人なのに白人であることに違和感を感じて黒人のように振る舞う人のこと
Netflixとかでみれるよ。『レイチェル 黒人と名乗った女性』ね
レイチェルの件はともかく、「当人の見た目」と「遺伝的な人種が異なってしまう」という現実は発生する
■白人を祖先に持たない黒人カップルにアルビノではない金髪碧眼の赤ちゃん
https://www.legit.ng/1090594-black-couple-birth-a-white-baby.html
■「自分は白人だ」という思い込みが検査で覆された人々は、どんな反応を示すのか?
https://courrier.jp/news/archives/115565/
> 価格の低下もあって、興味本位で遺伝子検査を受ける人が米国では増えている。
>「ヨーロッパ系米国人」と自己認識していた14万8789人中、約3.5%にあたる5200人ほどに、1%以上アフリカ系の血が入っていることが明らかになった。これはつまり、「6世代以内の先祖に黒人がいる」ということだ。
だからといって、特定の人種に見えるように外見(身体)改造しましょうってなると「ええ〜?」ってならん?
それともむしろ、有色人種的な特徴が出た場合は肌ホワイトニングやブリーチを推奨する派かな?(ビヨンセやリアーナやニッキー・ミナージュのように)
あるいは有色人種の特徴は無いのはおかしいと日サロやメイクや薬剤で色を付ける?(レイチェル・ドレンザルのように)
もちろん、健康に重大な影響が無く当人の気が済んで晴れやかに過ごせるのなら、どうぞご自由にとは思うけど
○○人種はこうあるべきみたいなさ
性別も同じことだぞ
きかんしゃトーマスに夢中。
よく言われるアンパンマンにはまったくの不感症。
ディズニーアニメもおおむね好感触だが、やっぱりトーマスにはかなわない。
最近のトーマス、いろいろ配慮してるのか、男の子と女の子は半々だし、アフリカからきた女の子は丸鼻に厚い唇だし、中国の女の子は細目でアジア人顔。
いろいろ考えると、昔ながらの2Dアニメこそ、アニメの文脈を理解出来ないと楽しめないのかもしれない。
単に目が大きく、鼻が小さくではない。
あの顔は怒ってる、あの顔は嬉しい、そういう記号的な解釈が出来る様にならないと、楽しめない。
人形劇に興奮できるのに、2Dアニメは駄目なのは、やっぱりそういうことなのかと。
各パーツの誇張はしてても、動きに誇張はあっても、原型がちゃんとある。
とかなんとかいろいろ書いてみたが、1歳児、魔女の宅急便には大興奮。
途中で奇声をあげたり、びっくりして走って逃げたり、そしてそのたびテレビの前にもどり、結局2時間みやがった。
パヤオは異才。
「バッタ博士」として有名な前野ウルド浩太郎博士の論文に対して、その内容の再現性が取れないという問題があるということを下記の一連のツイートで知りました。
https://twitter.com/n0rr/status/1277918852987285505
”ラボメンが捏造したときに、PIが責任を取る方法がひとつ示された。”
と、ツイート主の @n0rr さんは述べており、筆頭著者である前野博士がデータを捏造して論文を書いたのではと暗に示唆しています。
いったい何が起こっているのだろうと思ったので、詳しく調べてみました。
結論から言うと、「前野博士の実験結果には再現性がある可能性が高い」と個人的には思います。
どうやら、前野博士と田中博士が研究していたバッタ(Schistocerca gregaria)は、「メス成虫が”混み”を感じると、産卵する卵のサイズが変わり、その卵から産まれる幼虫の体の色も変わる」という性質を持っているようで、その”混み”の感受に必要な器官や、卵や幼虫の形質に影響を与えるに十分な”混み”の期間、などが先行研究によって明らかにされていたようです(Maeno et Tanaka 2008やMaeno et Tanaka 2012など, 以下「先行研究論文群」)。”混み”を感受すると、その卵は大きくなり、黒い幼虫が生まれるとされています。この黒い幼虫が成長すると凶悪な群性相になって作物を食い荒らします。
ところが昨年、先行研究で述べられているような条件では卵や幼虫の形質に影響が見られない(つまり先行研究の再現性が取れない)と告発している Nishide and Tanaka 2019 (以下「告発論文」)が出されました。
告発論文の責任著者の田中博士は、先行研究論文群の責任著者です。自らが「過去の自分達の研究結果が信用できない!」という論文を出すなんて極めて異例。いったいどういうことなのでしょう?
自らそのような告発論文を出すという事は、「他の著者が何か良からぬこと(データの捏造など)をした」ということを発信し、誤った言説を正したいという事なのでしょうか。
そんなことを思いながら、関連ツイートを眺めていると、下記のツイートを見つけました。
https://twitter.com/Cyclommatism/status/1278151055830732801
”2011・2012年の科研費の実績報告書では、きちんと結果を再現できているように読めます”(@Cyclommatism さん)
え?予想した展開と違うぞ…と思いつつ、田中博士の科研費実績報告書(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-23380038/)を見てみると…
”孤独相(単独飼育)メス成虫が混み合いの影響(大きく、黒化した艀化幼虫を生産)を受けるには、1日3時間以上の光条件下で混み合いにさらされることが必要であることがわかった。”(2011 年度 実績報告書)
”サバクトビバッタの成虫が混み合い刺激を感受し、それを子世代に伝達する現象を確認した。また、それらの感受期は産卵前4日であると見なしていたが、産卵6日前までの刺激もわずかであるが、影響することが分かった。そこで4日ではなく6日間刺激を与えたほうが、反応が確実に現れることがわかった。”(2012 年度 実績報告書)
と書かれており、確かに先行研究をおおむね再現できているかのような記述があります。
しかし、一方で2013 年度の報告書では下記のように書かれています。
”小さな卵を産む孤独相メスに6日間(感受期間は4日)複数のオスを加え混み合いを与えたところ、反応率が低いうえ、生産された卵サイズが以前(Maeno, 2011; Maeno & Tanaka, 2012)の結果と比べ、大きくならなかった。”(2013 年度 実績報告書)
2012年の報告書までは「孤独相のメスに6日間混み合い刺激を与えると反応が確実に現れる」という結果が、2013年の報告書では「孤独相のメスに6日間混み合い刺激を与えても反応率が低い」となっています。
つまり(私の理解が正しければ、ですが)、2012年度までは前野博士の論文の実験結果の再現性がとれていて、2013年からは再現できなくなっているように思えます。
前野博士が田中博士の研究室から去ってアフリカに渡ったのが2010年度末ですので、2011年度や2012年度の報告書に書かれているデータに前野博士の実験データは含まれないと考えるのが自然でしょう。
(もしも含まれるのだとしたら、田中博士が「過去のデータをあたかもその年に得られたデータであるがごとく報告している」という問題行動をしているということになります)
つまり、データの再現性に関して、田中博士の主張は途中で変遷しているといってよいかと思います。
さらに、前野博士は2020年になって、「実験結果を再現できた」という論文を発表しています。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0022191019303713
この論文を読んでみると、実験は総勢11名の人間が、実験者、調整役、測定役、解析役というそれぞれ異なる役割で実験に参加し、互いに他のステップには干渉しないし結果も知らない(例えば、測定役は自身が測定しているサンプルがどのような処理を受けたものかわからないし、次にどう解析されるかもわからない)という非常に厳密な条件で行われています。そのうえで先行研究の実験結果が再現されています。
これだけ多くの人が関わると、データを捏造するのは無理ではないでしょうか。
(謝辞に名前が挙げられている方と思しき方による、当時のことに言及したと思われるツイートも見つけました https://twitter.com/kobakaz_jp/status/1278151260743495680, @kobakaz_jp さん)
以上のことから、前野博士による実験データは「再現性がある」と個人的には感じます。
むしろ、実績報告書の中で実験結果の記述を変遷させている田中博士の方の主張は無理筋なのではないでしょうか。
生物を相手にした実験では、ささいな条件の違いで結果が異なることがあると聞きます。
恐らく今回の事態も、そのような違いに起因して先行研究の結果が再現できなかったのではないかなと想像します。
参考文献
Maeno, K., & Tanaka, S. (2008). Maternal effects on progeny size, number and body color in the desert locust, Schistocerca gregaria: density-and reproductive cycle-dependent variation. Journal of Insect Physiology, 54(6), 1072-1080.
Maeno, K., & Tanaka, S. (2012). Adult female desert locusts require contact chemicals and light for progeny gregarization. Physiological entomology, 37(2), 109-118.
Nishide, Y., & Tanaka, S. (2019). Re-examination of the maternal control of progeny size and body color in the desert locust Schistocerca gregaria: Differences from previous conclusions. Journal of insect physiology, 114, 145-157.
Maeno, K. O. (2019). Comments/arguments to: Re-examination of the maternal control of progeny size and body color in the desert locust Schistocerca gregaria: Differences from previous conclusions (by Yudai Nishide and Seiji Tanaka-2019-Journal of Insect Physiology xx, xxx). Journal of insect physiology, 114, 158.
Maeno, K. O., Piou, C., & Ghaout, S. (2020). The desert locust, Schistocerca gregaria, plastically manipulates egg size by regulating both egg numbers and production rate according to population density. Journal of Insect Physiology, 122, 104020.
アメリカの黒人差別問題は基本的にアメリカの歴史背景から起きたアメリカ独自のもの。アメリカに「在日朝鮮人差別」や「部落差別」がないのと同じように日本に「黒人差別」はない。
アメリカでは奴隷解放宣言後にも有名なタルサの黒人虐殺事件を含め、欧州系人がアフリカ系人を多く殺してきた。アフリカ系人は怒り抗議し人権運動をし、権利は向上しているが、今も警官による殺害は多い。だから差別に対する抗議運動が続いている。
アメリカは現代世界を支配する唯一最大の帝国だから、アメリカの抗議デモの怒りの声はあっという間に世界に波及する。黒人デモを腐す人がよく「こっちはどうなんだ」と例に出す香港デモの怒りの声が波及するよりそりゃ早い。