はてなキーワード: 救急とは
未分化胃癌(所謂スキルス胃がん)のことを言っているのでござますな?
確かに、スキルス胃がんは「バリウムの方が見つけやすい」と言われることもありますな
しかし、あくまで「見つけやすい」だけであり、確定診断にはやはり内視鏡的検査が必要なのでございますな
また所謂スキルス胃がんもそのほとんどがピロリ菌や胃炎により萎縮した胃粘膜の一部から発生しているという事実にも注意が必要でございますな
非常に若いピロリ菌陰性の方がスキルス胃がんに襲われる闘病記事や番組は散見されますが、実際には通常医師人生で一度も巡り合うことがないと言っても過言ではないほど少ないケースなのですな
内視鏡を専門にしている人間(消化器内視鏡専門医を持っていても出身が救急であったり小中規模の総合病院を転々とし専門的なトレーニングを長期間受けていない例もあるので注意)ならば胃カメラ中は些細なびらんでもよーくよーく観察し必要ならば生検を行ったり半年後や一年後の胃カメラを強く推奨して経過観察するのでございますな
あまり大きな声では言えませんが、被爆リスクなどさまざまなファクターを考慮した結果として、萎縮していない胃粘膜から突然発生し急速に進行する超絶稀な胃がんを心配してバリウムを受けることはお勧めできないのですな
補足
画質の点から上部内視鏡は鎮静剤を使用してでも経鼻ではなく経口で行うのがおすすめですな
逆に大腸カメラは引き抜くカメラと反対の腸壁をよく観察したりするためにも、力を入れたり息を合わせる必要があるので鎮静剤を使わないことをすすめますな
その友人とはサシで会うほど仲は良くないけど学生時代からの友人で、SNSは繋がっていて同窓会とかクラス会で会うしDMとかもたまにするくらい。
学生の頃からやや構ってちゃんなところがあったけど嫌われ者ではなかった。
その友人が数年前から病みだして自殺未遂を繰り返すようになった。もう5回くらい。
毎回SNSで自殺を仄めかして音信不通になって、なんだかんだ救急搬送されて一命をとりとめて、経緯をSNSに長文で投稿している。
その投稿も、またやっちゃって精神病院に入院させられて看護師の対応が気に食わなかったからブチギレて暴れてまた未遂した!とかで本当にしょうもない。何度も自殺未遂するようなやつは医療従事者から冷たくされるのも当然だろって思うし医療従事者にも申し訳ない。
2回目くらいまでは音信不通になった時本気で心配してDMして共通の友人にも声掛けて安否確認をしたり、その友人が助かったあとにDMが来て泣くほど安心して、死にたい気持ちはわかるけど思い詰めるなとかそれっぽいことを送って引き止めてた。
でも何度引き止めても自殺未遂を繰り返されて、こんなに心配してるのに全然自分の言葉が届かなくて、もうそんなに死にたいなら死ねば?って思ってしまう。
父は無関心で母は過干渉。それが嫌で幼少期はいつも同居している祖母の部屋で過ごした。
結婚を機に家を出たが、近所なので毎週末に自分の子供達(祖母からだとひ孫 5歳と0歳)を見せに行っていた。
祖母は難聴ではあるが認知症もなく、自分で買い物に行き、自分で料理をするなど生活は自立していた。
夏の初めに脚がむくみ寝たきりではないが歩くのが困難になった。そんな中で第2子の100日祝いを祖母と両親でやった3日後、朝起きてこないので父親が確認しに行くと、意識がないため救急車を呼んだ。
脳梗塞のためそのままSCUに緊急入院となり、さらに発症から7時間以上経過したので半身麻痺となった。
かかりつけ医からはガン全身転移であり、今年の末まで持つかどうか、というとことを以前から聞かされていた。
入院当日の様子は両親から、唸り声をあげて目は僅かに開く程度だと聞いていた。
入院翌日に面会に行くと半身麻痺のせいか、顔が変わり過ぎていて思わずベッドの名前を確認した。
祖母は閉眼しており難聴のため呼びかけにも反応がない。感染対策で面会時間が短く先日の100日祝いの時にみんなで撮った写真を置いて帰ろうとすると目が開いた。
顔面麻痺のため「あうあう」しか言えないが、幼い子供達の写真をスマホで見せると嬉しそうに「あうあ」と名前を呼んだように聞こえた。
それを見てたら涙がでてきて、滲んだ目で祖母に目をやると心配そうにこちらを見ていた。
帰り際にこちらを見て「あうあうあ」と言ったが自分にはそれが普段から祖母がよく言ってた「ありがとな」に聞こえた。
以降も週に何度か面会したが開眼していても視線は合わず、唸りながら呼吸をしているだけでそれが無機的でありとても不安になった。
急性期病院から緩和病院に転院してからは毎日病院に行った。転院後すぐに浮腫や呻吟は軽減してきて視線は合ったように思えるが、移動しても視線はそちらを見たままで、わかっていたのかよくわからない。
病院に行こうとすると5歳の長男が「僕も行きたい」と、子供は行けないと言うと「大きいばあばに会いたい」とか泣きながら言うもんで、なぜか病院に向かう車中で一人泣いた。
転院5日目から目が開かなくなり、7日目未明に死んだ。救急搬送から約1か月のことだった。
コロナで人数制限のため両親のみ病院に行き、朝方に両親が帰ってきたと妻と話していると、長男が駆け寄り「大きいばあば帰ってきたの!?」なんて聞いてくるもんで、「もう帰ってこないよ」と自分で言って泣きそうになったから顔洗って誤魔化した。
葬儀の際は辛く祖母の顔を見たくなくて、出棺前の花入も後ろからただ眺めていた。火葬場で骨上げして骨壷の蓋を閉めようとしたその時、長男が「バイバイ大きいばあば」とか言うもんで我慢してた涙がでてきた。
5歳の長男の言葉が刺さるのは、体裁ばかり気にしてる自分が言えないことをド直球で叩き込んでくるからだと後から思った。代弁してくれてありがとう息子よ。そしてさよならバアちゃん。
ここ数年で「独身だったから詰んだ」瞬間がいくつかあったのでご紹介。
数年前のコロナ禍中に40度近い高熱を出した。職場に連絡すると「発熱外来でコロナの検査を受けるように」との指示。病院までは10キロほど。病院に連絡すると、「公共交通機関は使わないでください」「電車、バス、タクシーはダメ」「自家用車でお越しください」
車は持っていたものの、目眩がひどく視界がグニャグニャするためとても運転は無理。同僚に頼むとその人も濃厚接触者になり欠勤になるのでそれも無理。10キロ、2時間くらいかけて歩いていきました。外の気温は35度くらいなのに寒くて死ぬかと思った。
病院に着いたら院内に入れず「お車でお待ちください」。車がない旨を伝えたら、予想外だったらしく簡易テントに案内された。35度超の野外を寒いと感じた私ですら暑く感じたけど、一体何度だったんだろう。
幸いコロナは陰性だったので帰りはタクシーでかえったが、陽性だったら帰り道で死んでたかもしれない。
・救急車
ある夜、急に全身の痙攣に見舞われた。手足から始まり、顔面の皮膚まで震えだして息がしづらくなりこれはヤバいと「救急相談」みたいなのに電話。救急車を呼んでくださいとのことだったので119番し、着の身着のまま遠くの病院に運ばれた。その後処置が終わって帰ってよいと言われたのは深夜3時。「ご家族に迎えに来てもらってください」
いや、無理だが?
タクシーは朝7時まで営業しておらず、救急の待合室で寝巻きのまま待つこと4時間。病院への万単位の支払いの次は万単位のタクシーの支払い。泣いた。
彼女がガチで騙し抜かれていたのか、わかっていて不倫したかは定かではない
ただ結婚するつもりはあったようで、報道がなければハネムーン旅行に行く予定だった
禍福は糾える縄の如しとはよくいったもので、自殺未遂が結果的にAさんの命を救う
櫻井がAさんに対して送ったLINE「お胸もくれるんか?」が歪んだ形で再現されたようで恐ろしい
別れと共に櫻井が奪い取ったみたいだ
櫻井はもう禊が終わったムードだが、一方でAさんは激動の中にいる
子宮の病気などは性交由来もあるが乳がんは別に櫻井のせいではなく責任もないが、失ったものがAさんの方だけ多すぎる
総括が欲しいのワイだけ?
ワイも駆けつけていいならボランティア行きたいんだよ
楽しそうだしさ
じゃあ今回の出来事を総括した上で、次回災害起きたときはどうやって人やモノのコントロールするのか決めておいて欲しいじゃん
例えば、まず人命なのは明らかだから、災害から3日までは自衛隊、救急、消防、何かしらの災害対策組織以外一切のボランティアや物資支援をしちゃいけないとかさ
メディアが被災地に行って顰蹙買うって昔からのあるあるだから、メディアやジャーナリストの被災地入りを事前の許可制にするとか
色々ルール作り出来るはずじゃん
それをそろそろやってくれたらいいのになって思わん?
お前ら頭良いんでしょ?文句ばっかり言ってないで対案出しな?
アイボンで洗い流そうとしてもだめ
まばたきするのも痛いので救急相談に電話しても「もう先生帰っちゃったから」で全滅
一晩たったらまぶたが腫れ上がって目を開けることができない
近所の眼科、日曜はどこも休診
どうすればいいの? もう一日痛みに耐えるしかないの?
■ 主張
■ 主題
避難生活の癒やし能力の向上のために部分的に大麻が利用できるブースを用意してみてはどうか
ただし、陶酔成分が多すぎる状態では先日のグミ配布事件のような別の事故を誘発するため、
極力薄めのモノ限定にしたい。
■ 内容
避難生活は端的に言って虚無と向き合っているという現実がある。
人は根源的な虚無と向き合えないがために「陶酔」を利用しようとするが
実際に酒に殺されるのだ。
*1「自宅が全壊し、体育館へ避難した。避難所では酒を飲む人は多く、「飲ましたろか」という人もいた。」
「ビルの屋上に上り、飛び降りようとした。そやけど、下見たらびびってしもて。生きることも、死ぬことも、酒をやめることもでけへんかった」
*2「「酒乱タイプの人は、ほかの住民から苦情が出たりして、行政も把握しやすい。しかし、いわゆる『静かなアルコール』の人は見つけにくい」。
亡くなる前日も買い物にやって来て、「こんな所おれんわ。帰りたい」とこぼした。「帰る所あるの」と聞くと、「ないけど帰りたい」と答えた。それが最後。」
さて。
2023年12月6日「大麻草から製造された医薬品の施用等」が可能となった。
我々は合法的に大麻を利用することが条件付きではあるが可能なのだ。
避難所、避難生活から酒を如何に減らし、陶酔を増やすことができるか、
つまるところ避難所の癒やしの能力を底上げするには大麻の利用もよいのではないか
避難生活は健康とは程遠いという現状を鑑み、適応範囲を模索するというのは
■ キャッチーな要約
使い古された人類の言い訳「明日があるさ」「諦めたらそこで試合終了だよ」が
どうしろって言うんだ!
一服やって!
お昼寝をみんなでしたほうがいいよ!
■ 予想される反論
お前が吸いたいだけだろ
ー> はい。そうですがなにか^^。
ー> 通常の生活だとそうだろうね!その幸せな生活が保たれた状態だと無縁のほうがいいかもね。
依存症になったらどうするんだよ
ー> 一理ある。だが酒よりはマシ。
長期間吸い続けると離脱症になって不眠症とかになるエビデンスがあるよね
ー> よく知ってるね。でも大体たかだか7日くらいだよ。酒の離脱はやべえよ。
ー> 一理ある。だが酒よりは、マシ。そういう状態だとすまんが酒で誘発されたとおもって諦めてくれ。
ー> そうなんだよ。別に無理にやらなくてもよくね。
なんでそんなリスクを増加させることをしたいんだ?
ー> 避難所のアルコール問題は深刻なのです。アルコールのニーズの代わりに大麻をあてがうという発想。
現代の大麻って陶酔成分が大量に含まれすぎててジャンキーじゃないと救急搬送されるんじゃね?
ー> ^^(サイパン製のHHCH高濃度グミとかチョコとかそんな変なもん持ってくんな)
ー> その場で吸えるように適当に設備を固定にすればいいんじゃね
ー> 罹災証明書をつかえばいいんじゃね
お前はいいことを言う!
ー> 阿諛追従の輩め。どこがいいのかその所きちんとコメントしなさい。
■ エビデンスなど
長期化する避難所でアルコール依存症割合が増加することが東日本大震災の事後経過でも明らかになっている
*3「震災で家族や仕事を失い、不安な気持ちを酒で紛らしている」
*4「酒、酒、酒…。頭も体も酒に支配された。震災で命が助かったことを喜ぶべきなのに」
*5「過度のストレスを解消するために酒に頼った」
*1 (7)役員の日々|震災2年目|阪神・淡路大震災|連載・特集|神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/02/rensai/199609/0005574843.shtml
*2 (2)ある素顔|震災2年目|阪神・淡路大震災|連載・特集|神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/02/rensai/199609/0005574848.shtml
*3【図解・社会】東日本大震災1年・東北会病院のアルコール依存症患者の割合(2012年3月5日)
https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_jishin-higashinihon20120305j-04-w420
*4 神戸新聞NEXT|連載・特集|阪神・淡路大震災|震災26年目|被災、アルコール依存症… どん底から再起の男性、断酒会で立ち直り支援
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/26/202101/0013988816.shtml
こういうとネトウヨ!といわれそうなのでまず言っておくが、政府批判を辞めろ、とか言うわけじゃない。
なんで辞めるのかっていったら、もう不毛な議論にしかなっていないから。
メリットデメリット両方あって、「こっちがいい!」「こっちが悪い!」とか正直決められないんよ。
山本太郎の現地入りも政治家が主導できるみたいなメリットはあるけど、外部の人間が自分から要救助者になりに行くようなもの(特に山本は松葉杖や車いすが必要だった)で、余震で転んでケガ悪化して…というデメリットがある。
「個人のボランティアを控えろ」も、人が来なくて渋滞しないからその分自衛隊・救急・警察など救助のフェーズで必要なリソースを速やかに奥能登へ送れる、ただしデメリットとして避難所での支援は遅れる。
ヘリや自衛隊もありったけぶち込めばたくさんの人が早く助かるメリットがあるけど、陸の孤島になりやすい奥能登の特性を考えるとかえって遅れたり、救助を急いだ結果ヘリが墜落して二次被害になるデメリットがある。
これだけメリットデメリットがあるから、こっちがいいんだー!とか言ってられないんよ。
挙句の果てには「政府や石川県は原発事故を隠している!だから来るなと言ったんだ!」だとか「渋滞はデマ!政府の初動が遅かったことをごまかすために、渋滞を言い訳にしたんだ!」という陰謀論まで流す始末。
渋滞云々、「一分一秒も無駄にできないのに、このタイミングで来られて事故られたらマジでシャレにならないから来ないで」と言う話なのにねぇ。
よく言えば政治に熱心な方々、悪く言えば場をひっかきまわしたい奴、とにかく特定の政党をこき下ろしたい奴、そういう奴の言うことを信じて拡散しちゃう奴。
こいつらが暴れまわっていてもう見ていられない。
被害が落ち着いたら、今回の対応の検証も必要だけど、正直これも不毛になりそうなんだよなぁ…
だって現状見てたら「俺の考えが絶対正しい」バトルにしかならないだろ。
「もっと救援をぶちこんでればみんな救われた!!!」「いいや!むしろ混乱が起こり、救えるものも救えなくなっていた!」って具合にな。
飛行機事故ペット問題で「人命よりペットを優先する奴はアホ、基地外」みたいな声が相当大きくなってて、実際それは正しくはあるんだけども、いざ自分が当事者になった時の事を考えるとあまり声高に叫ばない方がいいんじゃないと自分は思ってる。
1/2の飛行機事故では旅客機側の人員は全員生存、貨物室および客室に残された貨物および動物は全滅、という結果にたまたまなった訳だけども「脱出時には何も持たないでください」というアナウンスにもかかわらず、リュックを持って出た人/小さめのポシェットやハンドバッグを持って出た人/動転したのか何なのか書籍とペットボトルを持って出てしまった人など様々な人がいたようだ。
元CAの漫画家さんによればそれらの持ち出しは全てアウトで、ポシェットやウエストポーチやカバンはもちろんズボンの尻ポケットなどに入れるのもNG、腹部に巻く/隠すのもNG、持って出られるのは背中や尻など脱出用の滑り台と摩擦の起きない部分のポケットにしまわれた小物だけ(これも多く入れていると出すように言われる)だそうだ。
しかしいくら命には替えられないとはいえ、身分証や保険証を入れた財布、スマホ、家の鍵などは最低限持ち出したいという人が大半だろう。自分のせいでスロープが破損するリスクが生じるとして、じゃあそれを燃え盛る飛行機に全て置いて逃げるのが正しい、『他の人も同じようにしてくれるかどうかわからない、』わかっていてそれをできる人がどれほどいるだろう。
強いこだわりの特性を持つ人が機内にいて、無理に手放させたら大パニックを起こしてしまう物を持っていたとしたら。重い持病を抱えていて、毎日の服用が必須な常備薬をカバンに入れている人がいたとしたら。替えも取り返しもつかない貴重な何かを持っている人がいたとしたら。想像をすればキリがない。
1/1の能登半島地震では道路がそこかしこで寸断されて交通網が壊滅状態となり、被災者の支援には自治体や自衛隊、国から依頼を受けて支援物資を運びにきた企業、救急や消防などの支援および救護の妨げになるので、不要不急の移動は控えるべきと言われている。実際にこれもその通りで大渋滞が起きているという。ボランティア精神を履き違えた頭お花畑どもは死ぬべきだと血気盛んなネット世論は大騒ぎしている。
しかし現実には能登に住む家族や親族のために物資を満載して車を走らせた個人が数多くいただろう。「あなたの車が能登に住む他の皆さんに支援物資を行き渡らなくさせ、助かる命を助からなくさせているのですよ」と誰かに言われたらその通りなのだろう。それでも彼らは承知で大事な人のもとへ向かったはずだ。生きている自分の家族を1秒でも早く飢えや寒さや不自由から救いたくて、その他の被災者の生命を削る選択をしたはずだ。
本当に人命が大事なら、能登にいる被災家族のことは自治体にまかせ、数日の不自由は耐えてもらうのが能登の被災者全体にとって正しいはずだ。じゃあ今苦しんでいる家族を前に何もせず家で耐えているのが正しい、『他の人も同じようにしてくれるかどうかわからない、』わかっていてそれをできる人がどれほどいるだろう。
震災や事故に限らなくてもそういうことが世の中にたくさんある。
人命が大事と言われていても、他人の人命より自分の何かをこっそりと優先してしまうずるさや愚かさがおそらく全ての人間にある。無論私にもある。私は物をどこにしまったかすぐに忘れてしまうので、遠出の時はウエストポーチを身につけている。中に保険証もマイナンバーカードも家の鍵も財布もスマホも全部入っていて、そのポーチを全部捨てろと言われたら自分が誰かも証明できなくなる。だから「最低限財布とスマホと鍵を持って脱出するにはどうしたらいいか」を必死でググっていた。夏場そうなったらどうしたらいいか途方に暮れていた。
そういう自分の愚かさを前に「命が一番大事に決まっているだろう」と他人を指差して非難する勇気は持てない。いつか自分もそうやって他人に指を差される日が来ると思うから。
ペットの命も助けて欲しかったという人、最低限の荷物だけは持って出るのを許して欲しいという人、老親を助けない訳にいかなかったという人、その全員に自分と同じエゴを見て「明日は我が身だ」と思っている。
地震当日はかなり揺れたが、家の中も特に壊れるものもなく、家族も無事だった。
1月2日に病院からトリアージ要員として出勤できる人は出勤してほしいとメールがきていた。
メールに気づくのが遅れて昼過ぎに病院に行ったが、看護師、医師、事務職員と30人程度は集まっていただろうか。
ストレッチャーが何台も用意されていて受け入れ準備は万端といった感じだった。
しかしみんなヒマそうにしている。
転院依頼は来ていて、名前、年齢などの情報は届いており、入院する病棟・担当する科も決まっていたが、いつ来るかがわからない。私が行くまでに数台救急車は来たらしいが、あとは全然来ない。
その後ももう数台救急車が来ただけで、17時に一旦解散になった。
ただその日に転院してくるのは決定しているらしく、担当する患者が来たら連絡するので待機していてほしいと病院幹部の人が言っていた。
1月3日、4日も同じような感じで転院依頼は昼間に来ているが、患者が到着するのは夜中という感じだった。
やはり交通状況がかなり悪いらしく搬送に時間もかかるし、どれくらいでつくかも読めないらしい。
夜勤帯に大量の患者が入院するので病棟スタッフも疲弊してきている。
震災に関係ない救急患者も入院するし、通常なら能登の病院に行くような救急患者も入院するので入院患者が増えている。延期できる予定入院は延期してもらっているが負担がかなり大きい。