はてなキーワード: ほろ酔いとは
会社の先輩と話してて気付いたっていうか教えられたっていうか。
うちの家系は男主義というか田舎によくある男なんだからというタイプの家なんだけど昔から「男の子でしょ」「お前は男なんだから」って言われるし、姉は女だからこんなの言われなくていいよなとか思ってた。
父方の親族も母方の親族もその傾向はあったけど、どっちかっていうと母方の方がまし。
途中で離婚して俺も姉も母方のほうに引き取られたから、そういう扱いもだいぶ減った。
姉はすげー気が強くて、あれこれ口うるさく言ってくるし、だいぶわがままな人間で俺はすげぇ苦手だった。家を出て行った時はすっきりした。
姉が家を出て行って連絡なんてほとんど取らないし、たまに用事があって家に来ることがあっても挨拶もしない。
お互いもう大人だしって過去のこと受け流すには面倒な記憶が多くて、すげぇ微妙な距離感で過ごしてる。
姉が虐待されてたっぽいって知ったのは、ついこの間のことなんだけど。
先輩とリモートで飲み会してる時にたまたま家族の話になって、それで知った。知ったって言ったところでこれを書きながら「本当に虐待なんてものがあったのか?大げさなんじゃないのか?」って気持ちの方がでかい。
俺にとってその先輩は尊敬してる人で今の職場でめちゃくちゃお世話になってる。
プライベートで遊んだりすることはなかったんだけど、リモートだしやってみるかってことでお互い飲みながら楽しく会話してた。
お互い家族の話とかして、こういうこと話したこと今までなかったし、と酒の勢いもあって愚痴半分で姉の話をしたのがきっかけだったと思う。
「俺の姉はろくでもない人間なんで、正直嫌いっすねww」みたいなノリで話してて、昔にあれこれ言われたこととか、そういうのを話してるうちに、最初は笑って聞いてた先輩が相槌打たなくなった。
ほろ酔いで先輩のそういうのに全然気付けなくて、「姉には相当八つ当たりとかされましたし、俺は姉に虐待されてたようなもんっすよww」て言った瞬間に「いや、虐待されてたのはお姉さんでしょ」って言われた。
俺の話を聞いてなかったのか?と一瞬思ったけど、冗談だと思って「いやいやww」て言ったら先輩は少し黙ってから「その話はこれ以上笑って聞けないから別の話にしよう」って言い出した。
まぁ聞いてても楽しい話じゃないだろうしってことでちょっと気まずい空気になったけどお互いに話題をかえてまた話してた。
だらだら話して空気も元に戻りはじめたころに、先輩の言ったことが気になってっていうか納得いかなくて「話戻していいですか」って聞いて許可を取ってから「姉が虐待されてたってどういうことですか?話の流れ的に俺が姉に虐待されてた側だと思うんですけど」って聞いた。
先輩はすごい悩んで「たぶん増田くんが聞いて楽しい話じゃないし」「断片的に聞いただけだから断言もできないし」とか色々しぶってた。
「先輩が感じたことを聞かせてくれればいいです」って俺が言ったらなんとか話してくれた。
■俺の愚痴「母親は何も言わないしむしろ俺に甘いんだけど、姉がうるさかった。母親が甘いから反抗期とかなかったですもん」
→先輩の意見「それはお姉さんが母親の代わりをしてたんじゃないのか。世話になった記憶はないのか」
→俺(世話になったことあるな。いやでも家族だしそんなもんだろ)
■俺の愚痴「姉は塾に行ってやっと底辺高校の俺にむかついたんですよ。自分だって同じ底辺だったくせに塾行かずに行けたからって口うるさいんですよね」
姉は俺に口うるさかった。その中でも高校受験と大学受験の時がやばかった。
俺は馬鹿で塾に行ってやっと底辺高校に行けるレベルだったんだけど、姉はその高校には塾に行かずに入ってた(滑り止めの私立にいけないっぽいから志望校落とした?みたいな話は聞いた)
→先輩の意見「お姉さんは塾に行かなかったんじゃなくて、母親に行かせて貰えなかったんじゃないのか?」
■俺の愚痴「大学受験の時も母親に「男の子なんだから大学出て」って言われたから受験しましたけど、俺は大学行く気なんてなくてわざと落ちたんですよねwwそれ姉に言ったら自分だって大学行かずに専門選んだくせにむちゃくちゃ怒られてうるせぇって思いましたww」
→先輩の意見「お姉さんは本当に大学に行かないという選択をしたのか?親に言われたり、家計のことを考えたりして行けなかったのではないのか?」
■俺の愚痴「受験費用いくらかかってると思ってんのとかって怒られましたね」
→先輩の意見「増田くんとお姉さんの年齢差でお姉さんは金額を知ってて増田くんは知らない。それはお姉さんが母親からお金の相談をされていたのではないか?親が子供に「お金がない」とか「お前にいくらかかってる」とかいうのは金銭的な虐待の一つ」
→俺(へ~虐待なんだ~。姉はバイトしだしてから家にお金入れてたな。俺はいれなかったけど)
□先輩の質問「お姉さんに守られたり、面倒見てもらったりした記憶は本当にないか。増田くんが「男なんだから」と言われて育ってるってことはお姉さんは君の知らないところで「女の子なんだから、お姉ちゃんなんだから」って言われてる可能性が高い」
→俺(八つ当たりもされまくったが、やばいときに面倒みてもらったこといっぱいある。母親がいないとき朝は早起きして弁当作ってくれたこととかある。他にもなんか、言われてみれば確かに?みたいな。いやでも俺に八つ当たりしていい理由にはならなくね?)
■俺の愚痴「姉が家出て行ってから母親とかもめっちゃ俺に姉の愚痴いいますもん。やっぱ姉はクズなんですよねww」
→先輩の意見「お姉さんがいる間は、母親はたぶん増田くんの愚痴をお姉さんに言ってた思う。だからお姉さんは君にあれしろこれしろって言ってたのではないか」
他にもいっぱい「もしかして?」と思うことはあったけど、印象に残ってるのはこんな感じ。
正直先輩の考えすぎだと思うんだけど、先輩の家もお姉さんがいて似た様な状態だったらしい。それで、お姉さんは結婚して先輩たちと離縁?したとかでもう連絡も取れないんだと。
最後にお姉さんと会ったときに今までなにも言わなかったのに、泣きながら色々暴露されて先輩も「何言ってるんだろう」ぐらいの感覚だったらしい。
時間が経って実の親にそれとなく確認したら全部本当で、(でもでもだって、とかで全部先輩を理由にされてぞっとしたらしい)俺も俺の母親の行動も自分たちと被ってどうしてもそう聞こえてしまうとのことだった。
全体的な先輩の意見は「増田くんも虐待されてる被害者の一人だけど、お姉さんも被害者だと思う」「お姉さんのことを加害者だって言うなら、置かれた状況に気付いてない増田くんも加害者だよ」って感じだった。
自分から聞かせてくださいって言ったから「わかりました」みたいな感じで話を終わらせたし、先輩とはその後も別に普通で変わりなくやってる。
でもやっぱ納得いかないんだよな。俺は悪くないし、姉が虐待されてたとか思えないし。テレビでみるようなやつとかはなかったし。
俺は悪くないだろ。姉が悪いだろ。
ショックなことがあったので書く。殴り書きかもしれない。
学生の身分で、毎月少しずつ仕事をもらってフリーランスのミュージシャンをしている。
仕事をもらう先は大抵決まっているのだけど、先日そこの社長(妻子有)に手を出されそうになった。
最初は大勢で飲んでいたが、時間が遅くなるにつれて二人きりになり、帰り際のことだった。
何度も抱きしめられて、キスされそうになったので手で押し返した。
演奏終わりの打ち上げで、お互い酔っ払っていて、向こうはフラフラと酩酊していたし、意識がはっきりしないようだった。こちらもほろ酔い気分だった。
ただ、向こうは飲むペースが明らかに早くて、何杯も注文するので、大丈夫かな?と思っていた。
こちらは酒がそんなに強くないので、ゆっくりではあるけれどワイン2杯とビールを飲んだ。酩酊はしておらず、意識はしっかりとしていた。
夜もふけたので帰ろう、としたところで向こうが徐に近寄ってきたので、(いつも別れる時は握手をしているので)握手かと思って手を差し出すとそのまま抱きしめられた。
抱きしめたまま向こうが大人しくなったので、こちらの手を向こうの背中に回してポンポン、と叩くとハッとしたようで「帰ります」と言った。
別れようとした時、急に踵を返してまた抱きしめられ、ポンポンと叩き、「帰ります」と言い、また抱きしめられたところで、明らかに向こうの顔つきが変わって、こちらの口元に目線がいったように見えたので慌てて顔を逸らし、手で押し返した。
そうしたら、本当に帰って行った。
しばらくしたら「おやすみなさい」とメッセージがスマホに送られてきたが、既読だけつけて返事はしなかった。
次の日も仕事で会う予定があったが、なんとなく会いづらかった。
しかし会わないわけにもいかないのでいざ会ってみると、向こうは何事もなかったかのように接してきたので(出来事について触れもしなかったので)、もしかしたら忘れているのかな?と思った。
けど、言葉にできない距離感というか……話をする態度や口調はそのままで、なんとなく冗談を言い合いにくい雰囲気とでも言うのか。
よくわからない感覚を持ちながら、その日は仕事を終え、家に帰った。そしてまた次の日の朝に「一昨日はごめんなさい」という旨のメッセージと、事務連絡が合わせて送られてきた。
事務連絡の返信だけして、「ごめんなさい」の部分には触れなかった。
別に忘れていてもいい。むしろ、忘れていて欲しかった。そのほうが都合がよかった。
もし忘れていれば、蒸し返さずに自分の胸中にだけ出来事についての記憶を留め、変わらぬ態度で話せるはずだった。
我らはよき友人で、よき仕事仲間のはずだった。
ただ男と女であるというだけだった。お互い人として尊敬しあって、人として好いているつもりだった。自分は。
伴侶と小さい子どもがいて、10以上も年下の女、あるいは男に手を出す(出そうとする)ことに同意できない。いくら酒が入っていようとも。
とにかく悲しくて、怒っている。
しかし嫌いになれない。
許すつもりはないが、今は関係性がかなりギクシャクしているので、今までのようにとはいかずとも、近いものに戻りたいとは思っている。
LINEとかメッセンジャーだとログが残り、あとあと何かのタイミングで目に入り思い出してしまいそうなので、電話か直接会って話そうと思っている。
幸いにも(?)、今週末、会う予定がある。
話すのが怖い。が、ここで話しておかないと、これからにとってよくない、気がする。
「おい!てめぇ喧嘩売ってんのか」
と怒鳴られた。
日陰に入り視界が元に戻ったので声の方を見ると、お笑い芸人がコントで演じるようなチンピラがいた。
「おめぇやんのか?」
これは話が通じないなと思いながら、私は逆光で目が眩んだだけだと説明した。
「はぁ?意味わかんねぇよ!なめてんのか?」
しょうがないので私は逆光に照らされる地点まで戻った。
「逃げんじゃねぇ!」
照らされた地点で私はチンピラに、
「あっちを見て」
とお願いしたが、
「はぁ?なめてんのか?」
とこちらにメンチを切るばかりなので、私がチンピラの後ろに回りこもうとすると、その動きを追従したチンピラが思惑通りの地点に立ち逆光に照らされた。
「うぉ!まぶしい!」
正直ラリってるのだろうと思っていたが、チンピラは急に落ち着い多様な態度になり「すまない」と謝罪してきた。
昨日大切な人が亡くなったと。
それから何本か飲んだ後、チンピラは「ありがとうよ」と立ち上がりふらふらと歩き始め夕暮れの住宅街に消えていった。
その商店街を久しぶりに歩き逆光に照らされた時、私はあの日のチンピラのことを思い出した。
視界が元に戻ると、こちらを気まずそうに見ている人がいた。
そう。あのチンピラだった。
チンピラは居酒屋の店先で準備をしていたようで、私を見るなり頭を下げて「お店始めたんです」と静かに笑った。
チンピラ。ではなく店長は濃い目のハイボールと秋刀魚の刺身をサービスしてくれた。
その時の笑顔もまた眩しくて、私は少し目がくらんだような気がした。
実は、俺は1年ほど前に、「イキ遅れメンヘラばばあ(当時39歳)」の標的(夫候補)にされ、きっぱり断ったため、逆恨み?され「性的加害男性」にされそうになったことがある。
事の始まりは、一昨年の夏頃。
会社のデスク周りに、不思議な違和感を感じ始めたのが発端だった。あるはずのモノが無いのだ。
それも、俺の趣味でPCモニターに貼ったシールとか、読みかけの資料に挟んだお気に入りの栞とか、妙なものが、消えて失くなっている。
記憶をたどってみると、失くなるのが火曜日の帰宅後~翌水曜日の朝出勤する前だと判明した。
けれど、失くなるのはつまらない小物ばかりなので、誰かに相談するにもできず、しばらく時間がたった。
ある日、ふと思うところがあり、さらにちょっとした遊び心も手伝って、WEBカメラを仕掛けてみることにした。
俺のフロアはwifiが飛んでるので、あとはソフトを設定すれば常時監視が可能となる。
日曜日に出勤して誰もいないフロアで設定。カメラもほぼわからないように設置できた。
そして火曜日。帰宅してから、俺のデスクを中心としたフロアの一部を映し出す映像を、酒のつまみにしてだらだらとビールを飲んでいた。
残業している奴や外出から帰社する奴、だらだらとPCいじってる奴など、のぞき見っていうのは面白いと思った。というより不思議な感じだった。
もちろん紛失問題もあり目が話せなかった。
21:00すぎ、フロア最後の社員が帰宅。フロアは真っ黒になる。
ちなみに、うちの会社は100名規模の中小で、警備員はいない。セ◯ムが遠隔で管理しているが、フロアごとのセキュリティーはない。
まっくろな画面とテレビを交互に見ながら、そろそろ寝ようかと思ったころ、フロアの電灯がついた。
ん? 女性のような格好の人影が、徐々に、俺のデスクに近づいてくる。
N美は、若い頃はそうとうの美人だったらしいが(いまでも美人ではあるが)、口は悪いし、仕事はできない上に偉そうで、性格がネジ曲がりすぎて、社内では避けられている人物。
特に事件を起こすようなこともないので、まあ、当たり障りなく接している、というのが正確かな。
ただし、社長や専務など、美人に弱い社の上層部には、えらく可愛がられている。
N美は、俺のデスクの前にくると、引き出しを上から順に開けて、楽しそうに物色してる。
は?! こいつが犯人かよ。
しかし、嫌な予感がする。
俺はある出来事から、妙になれなれしくされるようになり、できるだけN美には関わりたくないと思っていた。
そのときN美は、物色はするものの何も取らずに、画面画から去っていった。
犯人とも言い切れないN美の行動に、ホッとするやら、胸騒ぎがするやら、不思議な心境で酔いもさめていた。
なんか、拍子抜けた感じになった俺は、リアルタイムでチェックするのをやめた。
ちょっと面倒だったが録画できるようにもして、何か紛失があった場合に、あとで映像を確認することにした。
俺はその日、同僚と一緒に会社近くの居酒屋で飲んでいた。会社で唯一の飲み友達だ。他愛もない話をしながら2時間くらい飲んで、いい気分になった頃、明日も仕事だからとお開きに。
店の前で同僚と別れた俺は、会社に忘れたイヤホンを取りに戻った。
戻ると誰もいなかった。暗いフロアの俺のデスク付近だけ電灯つけて、イスに座り、引き出しに入れておいたイヤホンを取り出した。
酒の席で気になったことがあったのを思い出し、少しWEBで調べものをしようと思い、PCの電源をONにした。
ほろ酔い気分も最高潮で、PCが立ち上がるまでと、イスの背もたれを後ろに倒して、目をつむっていると、いつのまにか寝てしまっていた。
変な夢を見たような気がして、唇がぬるっとしたのに気がついて目を開けると、N美が側に立っていた。
酒を飲んで会社にいたことに気まずさを感じた俺は、ちょっと焦って「あ、どうも。すみません。寝ちゃってました」と弁解した。
するとN美もなんだか、すこし焦っているような感じで「Yさんの寝顔、可愛いから、つい、キスしちゃった」と、恥ずかしそうにしている。
は?
一気に酔いが醒めた俺は、唇の違和感の正体がわかって、手の甲で唇を拭い見てみると、口紅がついていた。
長女の生産地は7月下旬のビジネスホテルの一室。その日の夜に行われる花火大会を見るために1泊するのが便利だったのと,彼女の浴衣姿が見たかったから予約した。
それまではちゃんと避妊していたんだけど,その日の彼女は激しくて,近藤さんを着けていなかった僕はあえなく果てた。
それから3か月後,体育の日を挟んだ3連休初日,彼女と付き合って1年5カ月,いままで会ったこともなかった彼女の親父さんお袋さんに紹介されて初めてあいさつした。和やかな雰囲気だったな。
その翌日,デート帰りの車,もうすぐ彼女の家,運転する僕に彼女が「〇〇公園に寄って」と。そして,車内で見せられたエコー写真。キューピーさんというかクリオネさんというか,そんな白い影が写っていた。「4カ月目だって・・・」という彼女は涙ぐんでた。「ごめん,もっと前から分かっていたけど言い出せなかった」だって。
俺は思わず「ヤッター!!」って叫んで彼女を抱きしめた。そして「結婚しよう」と言った。キョトンとする彼女の表情は忘れられない。
それから一昨日初めて会ったの彼女の両親の元にスーツを着て舞い戻り,ぶん殴られるのを覚悟で謝罪と結婚の挨拶に行ったんだけど,親父さんもお袋さんもこっちが拍子抜けするくらい喜んでくれた。
それから1週間後,役所に婚姻届けを提出しに行き,2週間後には親せきを交えた食事会,それまで,妊娠していることを妻とともに隠れて縮こまっていた長女は,ようやく解放されたらしく妻の中でグングン成長し,あっという間に妻はどこからみても立派な妊婦さんになった。
海辺の温暖な町から,山間部の極寒の僕の町にお嫁にきて,「寒い,寒い,この寒さは妊婦に悪いから実家に帰りたい」という妻を必死になだめた冬。
やがて春がやってきてめでたく長女が誕生。
うれしくてうれしくて,立ち会った分娩室で僕はまた「ヤッター!」って叫んだ。「涙を流すお父さんはいますけど,ヤッター!って叫ぶお父さんは初めてです」と産婦人科の看護婦さんにたしなめられて,妻はちょっとふくれていた。でも妻曰く「意外と痛くない。まだいける」だって。
1歳で卒乳し,2歳ころには,自分でフォークとスプーンを持って一切こぼさず食事をしていた長女。3歳になる前にはおむつも取れて,それから今までおねしょをしたことがない。
幼稚園では4月生まれのアドバンテージで早生まれの子たちを引き連れてお姉さんの立場。マーチングで一番難しいティンプトンドラムも,お遊戯会でのあいさつも,いつも長女だった。
やがて,妹ができ,弟も2人でき,4人兄弟のお姉ちゃんになった。
長女を育ててみて,「なーんだ,子育てってめっちゃ楽やん。こんなの何人でもいけるやん。」と思った夫婦は,立て続けに4人の子どもを授かったが,楽なのは長女だけでした。あとの3人が未だに大変なことと言ったら・・・。
いつまでお父さんといっしょにお風呂に入ってくれるかな?
いつまでお父さんと一緒に寝てくれるかな?
いつまで「おとうさんと結婚する」って言ってくれるかな?
もうすぐ10歳。あと8年もすれば成人か。もう折り返してしまったんだね。
嬉しいけれど,なんだかさみしいなあ。
このまま健康で明るく元気に育ってね。
今夏公開するドラクエ映画の声優が、ビアンカ役に有村架純、フローラ役が波瑠に決まった
有村架純と波瑠逆じゃないかって意見もあったけど、自分は結構合ってると思った
有村架純は「中学聖日記」でめんどくさい女って印象があったから、ビアンカっぽいなと思った
ドラクエ5と言えば、ビアンカ・フローラどちらと結婚するか論争になるけど
まず、あそこで苦楽を共にした幼馴染のビアンカを選ばずぽっと出の金持ちフローラを選ぶお前、人間に非ず。
日が暮れて二人で宿屋に入って、主人公が「ちょっと城下町に聞き込み続けてくる」って言って出てくじゃん
ちょっと酒場に長居しすぎちゃって、部屋戻ったら暗いから、寝たかな?って思って燭台つけたらバッチリ椅子座ってこっちを見つめてくるわけですよ、ビアンカは
で、「遅かったね」ってちょっとなじるように言って、「…あんまり心配かけないで。」って呟く
そりゃね、想い人には突然10年間姿消されて、育ての親のことでも苦労して、色々不安定なんだろうね
最初のうちはそんなところも可愛いな、って思うんだろうけど、次第になんか、その無言の圧力と言うか
確かにさ、ゲマの手がかり聞き込みのついでに、オヤジさんに結構飲まされちゃったし、バニーガールのお尻も横目で見てたけどさ
まっすぐなあの青い目で「信じてるよ」みたいな感じで見つめられるとさ、
ちょっとめんどくさいな、ってなると思うんだよね
一方、フローラはほろ酔いで宿に戻ると部屋の明かりがついてて、「あ、待っててくれたのかな?」って思ったら
健気に主人の帰りを待ってるように見えて、ほっこり愛おしさが止まらないわけだけど
多分フローラは主人公が出かけてる間はのびのび過ごして、眠い時に普通に寝てます
ビアンカは心配で寝られないのに対し、フローラは元からあんまり期待してないだろうね
ビアンカは多分主人公がどうしようもなくだめ男だったとしても、「わたしが変えさせなきゃ」って思い込んで
いつまでも別れられず、男に金を渡し続ける
フローラだったら即効で主人公に見切りつけて、ほぼ浮気でアンディに乗り換えるんだろうな
こう見ると、フローラの方がいい女の気がしてきたけれど
やっぱりあそこでビアンカを選ばないのは人に非ず。
催眠アプリってのは、いつの間にかスマホにダウンロードされているアプリで、それを起動して相手に画面を見せるか、カメラでとると意のままに相手を操ることができるというエロ同人界隈で大活躍のアプリである。
土曜日の朝に起き、グラブルのガチャピンモードが10連で止まり、ムックモードも不発、せめて潤いのない人生で水着ギャルに囲まれて暮らすにはゲームしかないっていうのに神はあまりにも残酷だ。
そのいらだちをいかにもモブって感じの絵から最近男に恋をしだしたからか美少女になったイオたんのエロ画像で抜こうとpixivを起動しようとホーム画面に戻ると、そのアプリはあった。
・このアプリの画面を見せるか、写真を取ればその人物はあなたに従順になる。
・このアプリは日曜の朝が訪れると自動でアンインストールされるが効果は一生続きます。
実在したのか、という驚きと共に、素晴らしい力を得た感動で、早速誰に使おうか算段する。
期限は日曜日までだ。
まず、女友達のK子。
高校生の時、巨乳だからと下心ありありで近づいたが結局友達止まりで、趣味が漫画で話があうものだから高校生のオタクグループ数人と共に交流している。
28歳で結婚し、今でも「勇気を出していれば」と考えてしまう。
しかしよく考えたらK子ももう2児の母。Twitterでは子育てを頑張っている様子と、旦那と喧嘩をしながらも幸せな家庭を持っている事を実況している。
いい女にはいい旦那がつく。結婚相手も自分なんかが到底敵うはずもない完璧な人だ。一緒に何回か付き合いで飲んだこともあるが、その度「K子は良い人と付き合えてよかったな」と感動するほどだ。
俺にこれをぶち壊して、あまつさえそれ以上の幸せを提供できるのか、そう考えたらK子はなしだ。友人に毒牙をかけようなんて無理な話だ。
駅前に行くとファッションモデルさながらの若い女が目につく。この中の誰でもこのアプリにかかれば俺のものになる。
眼の前を征く女子高校生二人組が見える。やはり催眠アプリといえばJKと決まっている。見た所部活帰りだろうか。
カメラでとるため近づくと会話が聞こえる。
「来年は絶対にコンクール優勝しよう」「うん、うちらが引っ張っていかなきゃ。」「去年いいところまでいったの、先輩達だけの力じゃなかった事を証明しよう」「1年の子も頑張ってくれているし絶対優勝できるよ。」
何かの文化部だろうか。来年3年生になって、部活に掛ける思いが伝わってくる。
シャッターを押す、
事を躊躇う。
彼女たちは自分のド直球だ。清楚な感じの青春ガール。言うならばラブライブ!の主要人物だ。それを生身にしたような人間が目の前にいる。
彼女たちの夢と、ラブライブ!の主要人物たちの夢が重なる。彼女達に無理やり催眠アプリを使い従わせることは彼女たちの夢を壊すようなものではないか。
ラブライブ!のエロ同人でたくさん抜いたが、それはエロ同人の世界なら本編に影響を及ばさないからだ。では、この催眠アプリはどうだ。現実に「本編」と「同人」なんて境はない。
押せなかった。遠くなるJKの背中を見送りながら、人が少ない方に逃げるように走るのであった。
休日だからか親子が多い。こういう公園の親子も催眠アプリでは定番のターゲットだ。
スマホを構える…が、頭の中に浮かぶのはK子であった。彼女たちも細部はわからないがきっとK子と同じように幸せなのだろう。
昼はだめだ。夢に溢れすぎている。
夜だ。
早速、安いファッションヘルスのいる以前から目をつけていた女に予約をいれる。
個室で話をするのだからちょっとスマホを見てもらうだけでいい。簡単だ。
「ありがとうございます、M美です、今日はお願いします。」
M美は元気にハキハキと話をする。
スマホを取り出す口実を作るとM美は
という、早速「マジで?俺のデータみる?」と催眠アプリを立ち上げた画面を見せる。
…
ここからどうすればいいんだ?
2分ぐらいの沈黙が続いただろうか、「じゃぁ早速はじめてもらおうか」というと、M美は服を脱ぎだす。
無言だ。
いつもどうやってる?いや、よく考えたらこういう店を利用する時は嬢にいろいろやってもらっていたんだ。
てか、この後、連れ出せたとしてどうすればいい?
店の人に見つからず連れ出せるのか?
どうすればいい?
どうすればいい?
「あ、すみません、ちょっとウトウトしちゃったみたいで。早速はじめますね。」
と言ったところで、終わりのアラームがなる。催眠アプリを使い連れ出すからと一番短いコースにしていたのだ。
M美は「すみません、すぐしますね」といい早速はじめ、M美のペースに流されるまま5分もしないうちに果てるのだった。
店から出て、夜の街を歩く女を見て、最後のチャンスだと思い品定めをする。
しかし、夜の街に一人で歩いている女はおらず、集団か男と一緒だ。
そうか、夜の街に俺の居場所は無いんだ。
行きつけの中華料理屋により、ビールと餃子、そしてこってりラーメンを頼んで、ほろ酔い気分で帰宅。
そのまま布団に潜り込み朝まで眠るのだった。
俺は最高のチャンスを棒に振って終わった。
でもそれでよかったのかもしれない。俺のエゴの埋め合わせはいつか必ずしないといけない。
そんな事を考えながら、ガチャピンのせっかくの30連も棒に振るのだった。