はてなキーワード: 退職届とは
新卒で入った技術派遣の会社で最初に仕込まれるのはとにかく仕事のやり方です。午前9時から午後6時までの8時間をいかに効率的に働けるか。
「9時は業務の開示時刻です。それまでにはたらく準備をしましょう」
「日報? 朝はやく出社して、9時までに提出してね」
「どうして日報を9時に出したの。それじゃあ確認ができないよね」
「どうして作業用書類を片付けてるの? 定時までまだ五分あるよね」
理不尽ではないのかもしれません。学生時代とは違くって、社会ではきっとそういうものなのでしょう。
朝の6時に起きて2時間かけて通勤することも、30分前に出社することを強いるのにタイムカードは9時出社であることも。帰ったら疲れ果てて、本を読むこともゲームで遊ぶこともできなくて、自分の時間なんてないことが当たり前。
しらねえよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
8時間業務は8時間フルで働くんです、だあ? だったら仕事のための諸々全て合わせて8時間にしろや! なんで通勤の時間をこっちが人生貯金から自腹で負担しなけりゃならんのじゃい。
しかも途中で帰れないってなに? って社会の仕組みに御坂は御坂は疑問を唱えてみる。早く仕事が終わったら早く帰らせろや。明日の仕事は明日やるためにあるんだよ。急ぎでもないなら明日渡してくれ。
午後の6時に仕事が終わる(大体きっちり終わらない)。2時間かけて帰った後は、疲れ果てて親の料理を食べてお風呂に入って寝る。
そしてまた朝。
毎日、毎日、毎日、毎日。毎日毎日毎日毎日、8時間労働。8時間より多くの時間をかけて。
……とまあ、そんな新入社員の全力の恨み記事を、入社1週目のもっとナイーブだった時期に書こうと考えていました。そんな日記を書く気力すらなかったけどな。
入社1週目は朝昼晩と、食べては吐いてを繰り返して家では泣いていました。社会に慣れてない体と精神が悪かったのですが、そんな弱い人間からすれば、1日8時間労働は死んだほうがマシだと思うほどでした。なまじ、中学校を卒業すれば終わるとか誰かを殺せば救われると"逃げ"の考えを持てたいじめられた時期よりも精神的には追い詰められるのは、自分で笑えてしまうほどでした。
冒頭で人身事故だとか書きましたが自殺するつもりはありません。その前に退職届を出すくらいの自衛本能はあります。あるつもりです。ですが、どんな仕事を見つけても1日8時間+通勤の枷があると考えると吐き気がしますし、長続きさせる気力もわきません。
通勤分の給料を払えと言いたいわけではありません。それが多くの人に適用されることかは知りませんが、通勤も含めて、1日8時間労働はわたしにとって死にたくなるほど重労働だということです。
気になったので一言だけ。
退職届は(たとえ退職日が半年先だろうと)事前に出しておくものです。
丁寧にありがとうございます。
申し訳なく思う必要は確かにないかもしれないですが、今辞められると困るなど言われるとやはり心苦しいものがあります…気にし過ぎですよね…
ともかく、次に話し合う時はそのようにしたいと思います。希望した期日がきた時に退職届をちゃんと受け取ってもらえるかわからないですが…
あるホワイト企業のシミの話を、人目に付くところに備忘録程度のものを落書きしたいという欲からここに記す。
知人(以下A氏)から、A氏友人(以下B氏もしくは上司氏)の所の住み込みバイトを紹介された。
→選考が進むにつれ違和感が出てきたため、人事に交渉して入社辞退した。
→A氏とB氏に半ば脅されるような形で入社辞退を取り消して入社した。
・ある先輩(以下C氏)が引き抜かれかけていてB氏が不穏な空気を出していた。
・B氏に言われたこと(あなたは黙って私の言うことを聞いていればいいの! はい、はい と素直に聞きなさい! 質問をあなたからはしちゃダメ という旨)をC氏になんとなしに話し、どうやらB氏が私にパワハラをしていることが判明。
・帰り際にたまたま会った人事の人が「え?! X(事業所名)、初日からこの時間までやるの…」と漏らし危機感MAX
・どうやら職場内でのいざこざが有り、その影響で退職者が多く、人手不足が起きたらしいことが調査により判明。その後のしりぬぐいなんて、やってらんねぇので、入社3日にして退職を決意。あと、前日にならないと休みかどうかわからないシステムはクソ。
→辞意をB氏に伝えたところ、時間外に呼び出され説教されて、尋問のような脅され方をして辞意を撤回させられた。労基もしくは人事に突き出すことを決意した。
・他の部署と関係を持つことは業務上必要であっても禁止されていたが、人事の人が直接来る機会が有ったので、それとなく「労基法に抵触している可能性があるのがどこ」で「どのように法的にOUTらしいか」伝えた。
・B氏からのハラスメントが加速した。裁量が無いのに責任だけ降ってくるタイプのパワハラ。仕事を進めさせてもらえない系ハラスメント。
・労基もしくは人事に突き出すための資料が揃いだす。ついでに、勤務時間前後数時間の待機のプレッシャーも有り、体を壊しかけた。
・体を壊したから休みを取ったら、ガチでほかの人の勤務時間が狂うくらいの人手不足ということが判明した。ついでに、残業前提マネジメントが行われていることなども判明していった。
・人事兼コンプライアンスの所が動き、そこから事業所単位での注意を受けた。
・上司が人事に怒られたであろう日の翌日に退職勧告を受け、その日のうちに退職届を書いた。
・最終出勤日の定時後に平然と新しい仕事を追加
・最終出勤日後の出勤命令
・やめる前にB氏から
「やめた後もわからないことが有ったら聞いていい?」
と言われていたので濁していた。当然のように退職後音信不通にしたら、A氏から怒られた。
A氏「アフターサービスまでが仕事なの。あなたには、業務内容分の手当ても付けているそうよ」
私「どこまでが仕事なのか明示されていない以上、これを引き受けると、いつまでもタダ働きと言わんばかりになりかねないので引き受けられません。それから業務内容分の手当て……というのを時給=(最低賃金+100)円のアルバイトについているとは到底思えませんし、少なくとも明細上は手当てはついていませんでした」
ということで、職を紹介してくれた恩は有るものの、A氏もまとめて音信不通にした……はずだ。
ハラスメントやいじめというものは、一般論的には、被害者側がいじめだと思えばいじめらしい。
先に示したように、私は、いかんせん感情的に鈍いようで、いじめられたとていじめと辛さが対応していない。
C氏に指摘されなかったら「これがハラスメント」ということに気が付いていたかも怪しい。
そして、被害者が辛かったらOUTという定義によれば、私は、客観的にはハラスメントを受けているが、ハラスメント被害者ではないということになる。
これは「されて嫌なことはしない」というモデルの機能不全を示しているようで、将来ハラスメント加害者になってしまいそうでおそろしい。
ハラスメントの中でもせめて刑法的にOUTなやつぐらいは察知できるように頭の中に刑法インストールしておくこと、どのようなことがハラスメント呼ばわりされやすいかということを把握するために過去の事例を漁って頭に叩き込むことで、将来の私によるハラスメント加害は防げるだろう。
また、ハラスメントというものは、どうしても育ってきた文化の違いから互いの当たり前を押し付けてしまうだけでも起きかねないから、被害者への取り組みだけでなく、うっかり加害してしまうかもしれないと気が付いた人に対しての支援も有ったら良いなぁ、と感じた。
B氏は、言うなれば、中間管理職でしかないから、あんまり決定権を持っていなかったりもした。また、B氏はいわゆるブラック企業らしきところからの生え抜きであろうと推測できる発言もあった。(例「週6・毎日残業で働けるのは当たり前なのに……」)
B氏は手癖レベルで残業前提のマネジメントをしていて反感を買っていたが、これは、どう見ても、育った文化の違いに起因している。ついでに言うと、あんまり決定権も無いから、B氏はスタッフのお賃金を上げるなどは簡単にはできず、適当に歩合制を取り入れることでのモチベーション向上も見込めず、ただただHATEが溜まるという状況だった。そして、人手不足が慢性化してしまう。
部署に何かしらの固有の特性があるならば、それをうまいこと示して上層部を動かすのは中間管理職の仕事だ。しかし上層部が「何らかの固有の特性のある所への、その特性に見合った」柔軟な対応をとるという判断ができなければ詰んでしまう。それから、上層部が、適材適所の重要性や戦場にはソルジャーだけでなくヒーラーも必要というようなことをわかっていないと、残念なことになるのは致し方ない。かなしいね。
B氏しか知らない事などが多く有り、B氏ご自身も心身への負荷でしんどそうであったが、部署の性質上B氏の後任を見つけるのも難しいらしい、というただただ残念な状況だった。B氏の後任探しはB氏より更に上の人がする仕事でもありそうだし、B氏の経歴が有れば転職もムリゲーではなさそうだから、うまいことやってほしい。
労基が動かなくてもコンプラからのお怒りが発生するだけで企業レベルではなんとかなるっぽいことは、私の退職時のあれこれでわかった職場だからもう要らない。忘れたい以外の感情が無いので処分したいが、個人情報黒塗りして捨てるだけでは芸がなさすぎる。適当な空き地でも探して焚火でもすればいいのかね。
書きなぐるんで読みずらいのはご了承。
多々IT業界、というかITを名乗る人売りのブラックな面はググれば出てくるので割愛。
今の会社は2社目。
新卒で入って2年ほどの現場で仲良くなった人から声をかけられて転職。前の会社も今の会社もSESをメインとした人売り企業。
1か月以上前に話をしているのに「認めない」「契約している会社に迷惑かかる」とかほざく始末。
現職に転職する際、前職辞める際に揉めて半年ほど待ってもらった経緯はある。
その時はまだ経験がなかったから2週間で辞められる、会社規則なんて守らなくてもよかったことを知らなった。
私は今年度で退職をする。
円満退職である。しかし今とてつもない不安感と罪悪感と劣等感で頭がいっぱいだ。
退職届を出す前は絶対に辞める、辞めたらやりたいことをやるんだと意気込んでいた。それがなぜなのだろうか。今では辞めなければよかったのではないかという言葉が頭の中をぐるぐる回っている。
の二点だ。
①に関しては、介護職なため利用者対応に追われていた。支援は楽しいし好きな仕事だったが、同じくらい精神的にきつい仕事だった。いつかカッとした瞬間利用者に手を上げてしまうのではないかと不安になることも少なくなく、少し生きづらい環境だった。体にも少しずつ影響が出てしまい、逆流性食道炎になったこともあった。また、事務作業も過酷で一年前までは全く残業代がつかないというブラックぷり(現在改善されているがいつ元に戻るかわからないと言われた)。
②留学
イギリスにワーホリを使って留学をするのが夢だ。そのために仕事をしてきたといっても過言ではない。
他の人から見ればこんな理由で?となるかもしれないが一応動機はある。退職届を出すまでは本当にこの動機で満足していたのである。
ではなぜこんなにも気持ちが落ち込んでいるのだろうか。少し考えた
正確にはイギリスのワーホリビザを取得することができなかった。
辞めたことにより暫く収入が激減する。そのことへはかなり不安がある
イギリスのワーホリビザを取得できない場合、9月を期限に他国のワーホリに挑戦するつもりでいる。しかし、その9月までの間に何の仕事ができるのか?そもそも仕事がしたいのか?
④現実を目の当たりにした
お気付きの通り私はかなり計画性がない。辞める=自由 という方程式ばかりに目がいっていた。急に今まであまり良い印象を持っていなかった『無職、フリーター』が間近に迫って現実味が増してしまったのではないか。
おそらく他にもあるだろうが、なんとなく上記の理由がもやもやの原因と思われる。
少し気をぬくと、今辞めるべきじゃなかった…今後どうすれば…という気持ちでいっぱいになる。なにをしても面白く感じることができず、挙げ句の果てには夢であったワーホリでさえ本当に行きたかったの?と懐疑的になってしまっている。
今すぐに絶対動かなくてはいけないことがあるはずなのに、悪い考えばかりが頭を巡らしてしまう。どうしよう。ほんと、どうすりゃいいんだ。以前のがんばればどうにかなるよ私!みたいか考えを持っていた頃の自分になりたい。答えを自力で探すなんて状況に陥ることがあまりないから、ついはてなに投稿してしまったとさ…。
入社してから3ヶ月で、架空の会社「株式会社ニンジャイアン」を退職することになった。
退職は代表より提示され、理由は協調性がない、コミュニケーションに難点がある、など代表と合わないということだった。
2人しかいない環境なので、代表と合わなければ退職することになるのも仕方がないと思う。
本当は仕事が突然なくなることは避けたかったが、どうしようもないと思い、やむを得ず退職を受け入れることにした。
(セクハラ行為もあり、それを改善してほしいと伝えるのが難しかったという理由もある)
しかし、退職の手続きで懲戒処分をちらつかせてきたことには驚いた。
代表より退職を提示されたため会社都合の退職ではないかと伝えたところ、
「無断欠勤だ」「けん責処分にする」などのお返事をいただいた。
(退職の提示時に「翌日から出社はしなくてよい」「当月分の給料は全額支払う」と言われていたのにも関わらず、だ)
自分だけではどうしていいか分からず労働基準監督署に相談した。
幸い、労基の方がとても丁寧に対応してくださり
「きちんと給料をもらって辞めることができる」
などのアドバイスをいただくことができた。
労基の方のおかげで会社都合ではないが、失業保険の「特定受給資格者」になる退職理由で退職することができた。
ただ、セクハラ行為や脅し行為はもう二度としないほうがよいのではないかと思う。
あくまでも架空の会社の話であり、この文章は静かにインターネットの海に消えるだろう。
ここまで書いたことは妄想かもしれないが、世の中にはいろいろなことがあると勉強になった。
幸せに働く人が増えることを願っている。
タイトル通り。甘っちょろいと思う人はいるかもしれないが自分の中ではかなりキテる。
ハロワで待遇よさそうで、自分のやってた業種とほぼ同じ仕事内容の仕事を見つけてすぐ応募した。
太いおばちゃんが降りてきて、こちらの部屋へどうぞ、と促す。
どちらの椅子に腰掛ければいいのか分からなかったので尋ねたが、
との攻撃。
「・・・あ、すいません。」
と言ったはいいがそこで気付けば事なきを得たんだ。
後日採用の電話が入ったのだが、電話口の相手はあのおばちゃん。
「採用する事が決まりましたので、日程を決めたいのですが、12月1日でよかったですか?(威圧)」
「ええと、突然ですので、今やってるバイトの調整をしないといけないです。大丈夫だとはおもいますg
「それじゃこちらが困るんですよね!ちゃんと日程調整してください!(威圧)」
「明日は土曜日でしょう!?私出勤じゃないんですよ!!月曜日までにちゃんとお願いしますね!!(威圧)」
正直お金に困っていたのもあって悩む余地が無かったのがまずかった。
上のやりとり、今書き出しても正直断るべきじゃないか・・・地雷見えてるわ。
そして別の担当者の方とちょっとのやりとりをしつつ、いざ入社。
なのにまぁ例のおばちゃんは悠々自適にマイカーですよ。別にええけどさ。
んで、私服で来させられて、制服を渡されたはいいがロッカーすらないとは。
トイレで着替えて替えの制服もう1着を荷物としてひたすら持ち歩かなければならない羞恥プレイを食らった。
それは落ち度自分にもあるとは思うけど、徒歩と電車通勤なのに、人のこと考えてないなと後から思った。
んで、おばちゃんは経理なので、どうしても関わらざるを得ない。
「ここは社長と経理の部屋だから軽々しく入ってくるな!(威圧)」
「は?分からない事あるんだったら(同行してる上司に)聞いて下さい!(威圧)」(その同行してる上司がおばちゃんに聞けつったんだよ!)
俺、ここでキレる
「なんですかその言い方。分からないからあなたに聞いてるんですよ」
「そんなこと今初めて聞きました。何も教えてくれませんもの」
「あなたの方がどうなんですか?」
「あたしこの子むりー。」逃走
えーっと、控えめに言っても死ねと思う。会う度に睨んでくるし。
試用期間の内に辞めたい。正直最近胃が痛い。こんなんパワハラ以外の何なんですか?
入社して1週間経ってないのにもう俺疲れた。こいつに退職届叩き付けて即辞めてやりたい。
同僚とか社長の事なんかより、自分の事が第一だよね。変に状況知ってしまって辞めにくいと思ってしまっている節がある。
追記
>そんなわけのわからんやつが幅を利かしてる会社なんて捨てたってなんの未練もないだろ
>辞めるならもっと暴れちゃって たぶんその会社内のほかの奴もそいつには辟易してるはず
いや、この言葉は強いよ
まず言って来た方に罪悪感を抱かせることが出来る
そして、軽々しくこんなこと聞いたらこういうパターンもあるんだ、気をつけよう、と思わせることが出来るので、次の被害者がでない場合がある
かわいそうと思われるのは癪かも知れないが、その瞬間から、無自覚なイキイキママの暴虐出来る雰囲気が会社になくなる
俺の会社で別の部署で聞いた話だが、やはり同じように、子供作らないのか、子供はいいよ、などと言い続けたいきいきママがいて、その既婚小梨女性は最初はそれを笑いながら誤魔化してたんだけど、
あるとき、「もういい加減にしてください! 私産めないんです!」の一言を叫んで泣きながら会社を出て行ったらしい
いきいきママの代わりに残業も休日出勤も引き受けていたその既婚小梨女性は、後になって、すみません、感情的になって、と謝ってきたらしいが、その時点ではもう完全にいきいきママが悪になっていた
その部署のいきいきママは完全フリーライダーママだったから、職場の雰囲気は、完全に既婚小梨女性の味方
結局いきいきママか小梨女性のどちらかが部署異動することになったけど、行かされる部署が今より忙しくなる部署で、小梨女性が手を上げた
会社が成長するにつれ起きる主に人事関連で起きる問題を象徴的に表す言葉で「●人の壁」というのがあります。
その30人の壁・50人の壁を体験している社長さん側の語りは見たことがあるのですが、社員側の意見を読んだことがないなと思い、筆を取りました。
ちなみに特に結論みたいなものはありません。「ふーん」と読んでくれればと思います。
しばらく前になりますが、六本木の安い居酒屋でベンチャー社長たちと飲んでいるとひとりの社長が語り出しました。
「いまちょうど30人の壁のようなものにぶち当たっている気がするのがけれど、何がいけないのかわからない。会社は順調だし、ブラックでもないし」と。
数億の資金調達をし、界隈ではそこそこいけている感じの会社だったと思います。
自分は少し前に独立したのですが、話を聞いた時はこの社長とは別のベンチャー社員でした。30人の壁とやらで辞めたうちの一人です。
30人の壁を前に、そして真っ最中に、どういうことか起きるか、起きたかを羅列してみたいと思います。自分は辞めた側なので当たり前にマイナスなことが中心になります。
ちなみにこの壁とやらが30人で起きるのか50人で起きるのかは会社によるのですが、簡単な言葉で言うと『社長の器による』という印象です。20人で起きている場合も、50人でも平和そのものという会社もあります。
そして、ここ重要ですが、「社長はこう思ってるんだよ」「イチ従業員の君たちにはわからないだろうが」というのは当たり前ですが一切抜きでいきます。
30人の壁を見上げる者、また後方から眺める者としての一方的な意見です。
1、フラットに近かった関係性に「組織」という概念が生まれる。人事に納得のいかない社員がつまらない思いをする。(自分はこれです)
2、縁故採用だけではなく、一般採用が急激に増え、コミュニケーション不足による不協和音が発生する。
3、サービス認知の拡大により1→10のフェーズに入り、これまでヒーローとされていたゼロイチが得意なメンバーが営業チームに押され、プライドが傷つく。(自分はこれです)
4、社長ブログがパワーアップして胸焼けする。(自分はこれです)
で、この中で、2や3は社長さんたちのブログなんかでよく見かけるので(でも的外れな意見だったりするとは思う)、1についてやや深堀りし、4についてはもっと深堀りたいと思います。
まず1の組織化ですが、全員が納得する人事なんてあるはずもなく、自分はもっと良いポジションにあるべきだという(自分のような)人は、よっぽどその会社に恩義を感じていたり、給料が良かったりしない限りは俄然やる気が消滅します。そして当たり前のように「会社やめよっかな〜」と言う考えが脳裏をよぎるようになるのです。
何せここは引き抜きが横行するベンチャー界です。しかも今は大型資金調達の成功が続き、経営者たちは西にIoTプログラマーがいればウチならもっと唯一無二の開発ができるよと口説きに走り、東に死ぬまで売りまくる営業がいればビジョンと涙を垂れ流して獲得に行く、そんな時代。ライバル企業のメンバーを堂々と引き抜きにかかる猛者もいます。人材流動性の高いベンチャー界においては人事は諸刃の剣となることはいうまでもなく、「このポジションでしばらく我慢してくれよ」と言っている間によそから引き抜かれてもしょうがないのです。
自分の場合でいうと、辞めた会社では一桁台の入社で、自分の能力で会社を支えてきた自負がありました。技術の方向性と会社の事業もマッチしている。自分が開発したものが売れて、人の役に立っている様子はとても嬉しかった。みんな忙しいだろうなとひとり仕事を抱えたことも数知れず。でもベンチャーってそういうもんなんだろうなと思っていたので頑張ってました。
でも人事で自分の上に立ったのは、自分より後から入ってきた「人に仕事を渡すのが上手い人」。技術者として自分よりいい仕事をしているとは思わない。お恥ずかしながら勝手に感じていた社長との信頼関係はないものなのだと感じ、人事発令から2ヶ月で、辞めますよと(slackで笑)辛い時期を支え合った総務のメンバーに伝えました。
「情けないな、次の人事で上に行くように頑張ればいい」という、自分の大人気のなさを諌める自分も出てきて一瞬悩みましたが、その時間ももったいないと思い、すっぱり辞めることにしました。
そもそも管理職になりたいのかというとそうでもない。ただ、会社の行方には口は出したい、そんなわがままな気持ちがあることもここで気づかされました。
出した退職届はそれなりの引き止めののち受理され、いま自分は独立してひとりで仕事をしています。誰かを雇うなどは考えていません。めんどくさいので。
さて、僕のしみったれた話はこの辺にして、次に、4の社長ブログについて。
そもそも壁とか関係なく社長ブログを好まない社員も多いと思います。自分も嫌でした。
以下、社長がブログを書いている会社の社員に聞いてみた、社長ブログで「まじ勘弁」と思っていることベスト3です。(3人しか聞いてませんが。プラス自分)
1位 読んでることが前提なこと(勝手に発信して読んどけ感出すな。)
2位 すべてに感謝感謝みたいな内容(マジでやめてほしい。恥ずかしい。イタイ。 ※20代は拒絶反応)
3位 名前は出さなくても社員の誰のこと書いてるかわかる批判(自分のことだなっていう内容を書かれたあとどういう反応したらいいかわからない)
壁とどういう関係があるのかというと、やっぱり組織化すると雰囲気変わるんです。ブログもちょっとより社長っぽくなる。
辞めるまでの2ヶ月、組織ってどう変わるんだろうと思って見てたんですが、それぞれがそれぞれっぽくなるんです。
総務がめちゃくちゃ厳しくなったり。営業でそれまで自由にやっていた子がなんかパワー半減してたり、その上に行った人はキリッとしてたり。「俺通して」感出るんですよね。
それが耐えられなかったんですよね。なんか。子どもですね。自分がそこに混れなかったからかもしれませんが。
前の会社は入った時から組織ができていたからなんとも思わなかったんだと思うんですけど、みんなが窮屈そうになったのがなんか嫌で。もう自由になろうと決めました。
社長のブログはよりラブ&ピースになり、以前からあった特定の誰かを示唆する内容がより増えました。僕以外にも人事に抵抗しつつ残っている人はなんかかわいそうなくらい書かれていました。あれって、社員には言い返す場がないんですよね。ずるいよ。
いきなりですが、ネガティブな気持ち書いてたら疲れてきたのでここらで締めます。
結論はありません。では。