はてなキーワード: 知事とは
何かに似てるなーと考えていたんだけど、某宗教団体の輸血拒否問題だった。
文明が発達した原題において、女性は不浄だから土俵には上がってはならないとかいっている人たちの考えは宗教のそれに近い。
ということは、外からその考えがおかしいとか言っても全然響かないわけで。
とはいえ人命に関わることは対応してほしいのだから、相撲関係者(協会の人、力士、行司)が土俵上で倒れても女性はノータッチで、それ以外の人は上がっても良いというルールにするのが落とし所なのではないか。命に別状があるかどうかという判断基準よりはまだ外から判定できる気がする。
或いは「土俵上での女性による蘇生拒否マーク」を貼ってもらうとより分かりやすい。
なんか言葉足らずですまん。
と考えてる。
倒れたときの様子を放送していたのをテレビで見たけど、女性は土俵から降りてくださいのアナウンスがあったときに、周りの人達も「今そんなこと言ってる場合じゃないだろ!」とたしなめる空気が弱いように思った。
皆さんは、長期欠席からの復帰を望む中3生に「学校に行くな」と指導することができますか。
この辛さが分かりますか?
温厚すぎる性格が災いしたのか、イジメが原因によって、一時期、学校にいけない状態に。だから、内申点は著しく低いものでした。
でもこの子、勉強がすごくできる。塾で受ける模試で、偏差値70オーバー。将来の夢は大きく科学者。
中学2年生の時、地元の難関校、都立国立高校の文化祭で見たクラス演劇に感動。
「地元で最難関の都立国立高校に進学したい。そこでもう一度、リセットして再出発をしたい。」
今までだったら、このような生徒であっても、都立の進学校に行くことができました。
それは、特別選考枠といって、募集定員の1割を「内申点を見ないで当日の筆記試験の得点だけで決める」という枠があったからです。
この枠のおかげで、学力はあるけれども、病気、ケガ、イジメ……様々な事情で学校に通えない時期があった中3生の多くが救われてきました。
不登校でオール1の内申しか付かなかった生徒が、都立最難関の西高校に合格したという例は伝説として語り継がれています。
もう何年も前の話だけれども、この実話が、どれだけ多くの生徒達に勇気と希望を与えてくれたことか。
私立中学校の数が日本一多い東京都。さまざまな事情から外部の高校受験を希望する生徒も東京にはたくさんいます。
そういう生徒は、外部受験の意向を学校に伝えると、嫌がらせのように内申点を大きく下げられたりすることがあります。
残念なことですけれども、事実です。
それが、舛添知事の時に、突然に廃止された。理由は、「入試制度が複雑になりすぎる」「あってもなくても同じ」とかだったと思います。
この制度がなくなった今、東京都内の多くの生徒達が本当に困っています。
東京都には、本当に様々な生徒がいるのだ。内申点がなくても、卓越した能力を持つ中学生がたくさんいます。
ある生徒は唖然とし、廃止を知らなかった人の中には、泣き出す親子もいました。
東京都教育委員会に電話をしてみました。困っている生徒がいるのだと。
反応はこうです。「現行の制度ではこうなので、仕方がない。」と。
では、救う手はあるのか。一つだけあります。
たとえ中学校に復帰できる状態になっても、絶対に復帰しないということです。
なぜかというと、1度でも学校に行ってしまうと、その時点で、学校の内申点が付いてしまいます。
内申点がついた時点で、終わりです。もうあなたは、学力相応の都立高校へ進学はできません。
1度も学校に行かなければ、内申点は付きません。判定不能です。こうなれば、高校側は内申点を除外して合否判定をしてくれます。
舛添前知事が特別選考枠を廃止した結果、今、東京都内では、実力相応の都立高校への進学を希望する生徒に、
「中学校は絶対に登校するな。1度でも登校すると、都立高校へ進学できなくなるぞ。」
中学校に行きたいよね。復帰の意欲もあるもんね。
でもね。ダメなんだ。君は勉強ができる。だから、都立の進学校へ行って、たくさん勉強して、大学へ進学してほしい。
君が中学校に1度でも通った瞬間に、内申点が付いて、君の進学への道はすべて閉ざされるんだ。
ごめんね。ごめんね。
本当にひどい制度です。
そして、その制度を、都民ファーストの会、公明党、小池都知事は未だに継続しています。
みなさん、ぜひこの現状をぜひ拡散してください。広く知ってください。
小池都知事、都民ファーストの会の皆様、都議会公明党、自民党、共産党、だれでも構いません。
この状況が早急に変えられることを願います。
HPVワクチンが叩かれて接種中止になったのって丁度その頃(2013年)やん。
増田に限った事ではないが、外国で日本の典型的報道と違った報道がなされた場合に
「ガイジンは日本語読めないから正しい情報を知らないに違いない!」と決めつける人って「ガイジン」を相当馬鹿にしているんだろうか。
なのだが、ワクチンどうこうと関係なく村中氏に関するモヤ感が拭えない
たとえば受賞インタビューで
”A daughter of the governor of Tokyo, a director of NHK, the public broadcast station in Japan, and a close friend of the victims’ organization, was keen on finding out where I lived and who my family members were. My family and I received threatening messages.”
都知事の娘のNHKディレクターから脅迫を受けたと言っているのだが、小池都知事には娘はいない
過去の都知事だと猪瀬氏の娘はNHKに勤めているという噂はある
https://plaza.rakuten.co.jp/yasushinori/diary/201312200001/
ただ猪瀬氏が知事だったのは2012年末から2014年3月まで、相当前の話だ
また池田医師が法的な脅しをかけているように書いているが、「捏造」については村中氏ら自身が「マウス実験が科学的に稚拙だという評価を言っているだけだ」と事実上「捏造」との主張を撤回している
http://d.hatena.ne.jp/shimizulaw/20170215/1487150271
英語だと読まれないと思っているのか、日本語の壁を利用していいかげんなことを言っているのではないか
村中氏については過去にも疑問が出ていたが、安易に乗っかるととんでもないところに連れて行かれそうな危うさがある
https://anond.hatelabo.jp/20160622195905
https://anond.hatelabo.jp/20160624124427
なんとなくだが、某O女史に似たソーシャルクライマーの匂いが拭えない
杞憂ならよいのだが
タイトル通り。
10年ほど前に愛知で数年間暮らした経験から、日本で一番病んでる地域は愛知(特に名古屋)だと思って生きていたが、
相模原の事件や座間の事件があり、前から愛知に似ていてやばいと思っていた神奈川も相当やばいな、神奈川の方が病んでるのか? と思いかけていたが
教師が生徒と性交に及んだというニュース、しかも1人ではなく複数人がロリコン行為で逮捕されているのを見て、やはりこっちの方が病んでいたか…と。
・愛知
・神奈川
・大阪
・京都
・香川
愛知→日本で一番病んでいる。劣等感の塊の田舎。何もない、文化も名物も有名人も何もないのに地理的な要因と経済的な要因で五大都市に入れられてしまった、ただの田舎。
東京・大阪・福岡・北海道・沖縄 などの他の都市に負ける、トヨタがあるだけのただの田舎だが、それを受け入れられない模様。
トヨタがあるというプライドとトヨタ以外に何もないという劣等感が、病んでいる原因。変質的な事件が多い。
見栄っ張りなのにケチ、田舎で車社会(だから車のマナーが悪い)、学歴や見た目や年収といった目で見てはっきりとわかることでしか、人を判断できない。
劣等感が強く、大阪・福岡などの他の大都市と張り合う。勝てるわけがないのに。劣等感が強いゆえ、ディスられることに過剰に反応する。なので腫れ物扱い。痛々しい。
他の都市に負けているという劣等感をごまかすために、名古屋以外の市町村を見下す。名古屋の人間は名古屋が一番、愛知が一番だと思いこむことで、精神の安定をはかっている、痛々しい。
都会の嫌なところ(人口密度が高い、競争意識が強いなど)と田舎の嫌なところ(排他的、車のマナーが悪い、男尊女卑、保守的など)の両方を兼ね備えた地域としては日本一かも。
日本で一番、痛々しい、病んでいる、暮らしにくい、嫌われているという点では、誇ってよいのでは?
香川→上に書いた、愛知の特徴と一致する部分が多い。人口39位という田舎ながら、人口密度11位という、田舎なのに都会並の人口密度という点が、病んだ地域となった原因か。
車のマナーの悪さは日本一だと思う。香川から出てこないで欲しい。県外にいても、度々、香川ナンバーの車に危険な目に遭わされる。もう一度言う、香川から出てくるな。出てくるなら外のマナーに合わせろ。
面積の狭さ「日本一」といったプライドと四国の田舎にすぎないという劣等感から、おかしくなっていると推測。愛知もそうだが、下手にプライドがあると劣等感をこじらせる。
トヨタだとか、面積の狭さだとかがなければ、ただの田舎に過ぎないのに、優越感を感じられる部分があるせいで、しかしそれ以外に何もないという劣等感を強く感じ、病む。
名古屋の人間が名古屋以外の愛知県を見下すように、香川の人間は香川以外の四国を見下す。
それゆえ、香川以外の四国の人間からは嫌われている、こちらは競うつもりがないのに、勝手に「香川の方が優れている」アピールをしてくるから。
勝手に言ってろ。そのアピールや、うどん県といったアピール、ディスられると過剰反応する劣等感の強さが痛々しいと思われていることに、気付け。香川から出てくるな。
神奈川→深く関わったことはないが、神奈川出身の人で狂った人を見たことはない。(愛知出身や香川出身ほど狂った人間には出会っていない)
ただそれは、外に出てくる選択をした人間としか関わっていないからで、神奈川から出ない選択をした人間は、愛知や香川の人間と同じぐらい狂っているのかもしれない。
マツコが、「横浜嫌い」を訴えているように、神奈川も調べれば調べるほど病む要素は多いのだと感じる。
東京への劣等感(横浜の人間が劣等感の解消のために横浜以外の神奈川県を見下す(名古屋や香川と同じ…)、出身地を聞かれたら「神奈川」ではなく「横浜」と答えるほど横浜市民のプライドは高いが
東京には勝てないので、プライドの分だけ劣等感が強くなる)、米軍基地、日雇い労働者が多い地域など、一般的に病んでいると認識されている愛知や大阪以上の問題要素を抱えていると思う。
それゆえの、相模原の事件であったり、座間の事件であったりするのだろうが、横浜の人間は自分たちには関係ないと思っているんだろうな…。このまま、神奈川には深く関わらずに一生を終えたい。
大阪→ネットなどで日本一の嫌われものとされているが、実際に嫌われているのは名古屋や横浜の人間だと思う。大阪が「嫌いな都道府県1位」などに選ばれるのは、言っても過剰反応しないから。
大阪の人間は神奈川や愛知の人間ほど劣等感が強くないので(実際、東京の次の大都市だし)、外野にディスられたところで、流せる。
ただ、神奈川や愛知ほど病んでいないにしても、クセは強い。在日朝鮮人問題や、日本一のドヤ街など、病む要素は十分にある。橋下徹が知事になるぐらいだから。
関西の他の都道府県からも、全国的にも、嫌われ者であるが、実際に東京に次ぐ大都市であるから、大阪の人たちはある程度のディスも有名税として仕方ないと思っているのでは。
変な人間、クセの強い人間の多さは、愛知や神奈川と同じぐらい。特に、大阪が一番だとは思わない。
京都→観光地としては好きだが、階級社会の名残である洛内・洛外の差別など、京都でしか通用しない常識を未だにやっている、特殊な地域。
特殊すぎて他の地域と同列に語れない。ただ、京都に生まれなくてよかったな、と思いますが…。イジメの多さは日本一、だとか…。そりゃ、出身地での差別が当たり前の地域なら、そうなるわ。
ベスト5ほどではないが、軽く病んでいて関わりたくない→滋賀・三重・岐阜・千葉や埼玉(など東京周辺で東京へのコンプレックスが強い地域)・広島・岡山・富山 など。
病んでいる地域の近くであったり、中都市のなかでプライドが高い地域(広島や岡山)が入ってくる。プライドの高さは劣等感に繋がる…。
そう言う意味では、なにもない田舎は平和。四国(香川以外)や九州は平和な地域が多い。長野・静岡も中部地方のなかでは病んでいない方なので、嫌いではない。
大都市のなかでは、福岡や北海道が劣等感が強くないので、好き。沖縄も好きだが、本土の人との間には距離がある、歴史的経緯や基地問題などがあり、仕方ないことだが…。
出身地などの自分ではどうしようもない属性で差別してはいけない、という社会的合意があるから、この地域が病んでいる・やばいなどと表立って語られないのであろうが、そういった態度をとりながらも
沖縄・北海道に対しては、特別扱いをして特別な地域として扱うのが、日本社会の欺瞞だと感じる。
全ての住民がここに書いた特徴に当てはまるとは言わないが、そういった、病んだ人間が多い地域(地域性ゆえに劣等感が強くなったり暮らす上でのストレスが大きい地域)というのは、確実に存在する。
大多数の人間は、見て見ぬふりをしているだけ。
小池百合子が、失敗した
小池百合子よりは上手いことやれた
けど、大阪都構想が住民投票で否決されて維新の会は存在意義を失った
今の維新の会は民進党以上の選挙互助会だ、希望の党よりは少しはましだが
その前に河村たかしという男がいた
いやいまでも名古屋にいるのだが
今から思うと小池百合子の時と似たような感じで出馬したような記憶がある
んで結局選挙にゃ勝った
んでも結局名古屋意外じゃ勝てなかった
なんだか懐かしい気持ちになるなぁ
そんくらい当時の河村たかしには勢いがあった
でも
総理大臣にはなれねぇだろうな
ねぇ
河村さん
あんた選挙だなんだが上手く行ったら国政に転身する気だったの見え見えだったよ
ね
だから国政選挙じゃ投票しなかったよ、減税日本にも未来の党にも
ずっといなよ
俺は今度転勤になった
ど田舎に飛ばされるよ
ずぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーとさ
横田:前原代表が昨日(28日)発言した「(希望の党に)公認申請をすれば、排除されない」ということについて。小池知事・代表は、安保・改憲で一致する人のみを公認すると。前原代表を騙したのでしょうか。共謀して「リベラル派大量虐殺、公認拒否」(を企てた)とも言われているのですが。
小池知事(=代表):前原代表がどういう発言をしたのか、承知をいたしていませんが、『排除されない』ということはございませんで、排除いたします。取捨(選択)というか、絞らせていただきます。
別に記者の言葉を借りたとか、釣られたとかではないよね、このやり取りを見ると。
(政治家が「相手に釣られて言ってしまった」なんて言ったらそれはそれで笑い物だが)
ちょっと解説しとく。書いてみたら日産を擁護する論調になったけどまあいいや。
■おまえ誰だよ
少なくとも、今回の検査問題と商品の品質には関連がない。「完成検査」と「品質」をごっちゃにしている論調が散見されるので、そこを修正したく増田を書いている。
いま話題の「完成検査」は、安全に走るための最低基準をクリアしているかどうかを判定する工程であるが、現在の技術水準でこの基準を下回る車両が発生することはゼロに等しい(10/22追記:だから完成検査がなくても良い、にはならない)。「品質」は、承前の完成検査をクリアした上で、さらにその上の次元の、塗装が綺麗とか、耐久性が高いとか、ドアとボディの隙間が何ミリ以下だとか、そういう各社の独自基準の話。
例えばブレーキ検査。できたての車両を、ローラー台という地面がくるくるまわる台に載せて、車両を擬似的に走らせる。ブレーキペダルの踏む量と、減速具合(負の加速度)が既定どおりに相関していれば完成検査合格、ということになる。で、このブレーキの踏む量と減速具合はどちらもコンピュータが計測していて、自動的に判定が出る。認定検査員だろうと、補助検査員だろうと、ネコが踏んでいたとしても、判定にゆらぎは出ない。検査はコンピュータが判定しますということを国交省に届け出て、国交省もOKを出している。
■じゃあ何が問題なの
10月18日の出荷停止の前と後ろで問題を2つにわける必要がある。
■まず、前の問題。
既報の通り、検査は各企業で所定の講習を受けた認定検査員がやらないといけないということになっている。この検査員は国家資格の自動車整備士と違い、社内認定制度にすぎない。で、この制度のいい加減なところは、認定検査員になるための難易度が企業でかなりばらつきがあることだ。個人的予想だが、日産はこの認定検査員になるための講習の難易度が無駄に高く、検査員の確保に苦労していたのではないか。そうでなければ日産だけで問題が起きた背景の説明にならない。この予想が正しければ、日産の自爆ということになる。
翻って。せっかく苦労して取得した認定検査員の資格でも、やることはブレーキを踏む、ハンドルを回す、それだけだ。判定はコンピューターが下す。じゃあ何のための認定検査員制度なのか、ということになるが、正直私にはわからない。だから、この制度のない海外向け日産車については今日も問題なく出荷されている。
上記の事情を知るジャーナリストは、日産ではなく本制度に批判の矛先を向けていた。国交省もその自覚があり、問題の早期収束を狙っていたと思われる。
■後の問題
しかし、10/18の「その後も認定検査員以外が完成検査に紛れてました」は承前の「100%大丈夫です」という会見に対する裏切りになってしまった。
超トップダウン型経営の日産で、なぜ最高経営者の指示が徹底されなかったのか?社長は会見で「課長と係長のコミュニケーションのギャップが原因」と言っていたが、その人的ミスが本質ではなく、そのミスを呼ぶ物理的or人員配置的な要因が存在していたと推測する。報道されている内容を整理すると、こうだ。
一般に車両は、「プレス→溶接→塗装→内装→エンジン組み付け→検査」の順に進んでいく。当然、完成検査は最後の検査工程で行われていると思うだろう。しかし、生産効率を極限まで引き上げた結果、検査工程の一部が、各工程の間に挟まって飛び地状態になることがある。この飛び地の部分の対策が漏れていたということらしい。これは国交省も気がついていなかったために、問題の表面化が遅れる要因になった。実際のラインは「完成検査」で定められた項目以外にも、多数の社内基準の「品質検査」が入り込み「完成検査」と「品質検査」は複雑なまだら状態になっている。このうち「完成検査」は「認定検査員」が実行しないとアウト(でも海外向けならセーフ)、ということになる。マインスイーパかよ!
なので、現場の社員が確信犯的に完成検査を蔑ろにしていたわけではなく、
社員「えーと、エアコンスイッチの検査OK・・・と、じゃあ次はウインカーのスイッチっと・・・」
国交省「あ、いまおまえウインカーのスイッチ触ったな!ここは検査ラインじゃないけど、実はそれ完成検査の一部で、おまえは違反の幇助をしている!」
社員「ナ ナンダッテー!! Ω ΩΩ」
という感じなんだと予想する。初手で工場を止めてでも飛び地になった検査ラインの調査と集約をすべきだったし、経営陣は問題の大きさを見誤った。
*繰り返しになるが、それで検査ラインを集約し認定検査員を揃えたところで検査精度は集約前と変わらない。
■じゃあどうしたらいいの?
うーん、どうしたらいいんでしょうね。。。
某知事の「安心」と「安全」は違うんです!に通ずるものを感じている。
■10/21追記
誰も幸せにしないガラパゴスな制度の問題を指摘してきたので、翻って日産を擁護する論調に聞こえるが、この論理展開ではなぜ日産"だけ"で問題がおきたのかの説明ができない。既に個人的推測は書いたものの、真相はわからない。第三者調査の結果待ち。
■10/22追記
私が推論した検査員養成について、日経テクノロジーオンラインに言及がある。10/23までは無料閲覧できる。
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/122200045/102000180/?P=2
養成期間は2ヶ月。私の知る限りでは長いほうに入る。だだ、それをもって日産で問題が起きた(日産以外で問題が起きなかった)原因とするには論拠が乏しい。