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はてなキーワード: 権力とは

2021-08-24

anond:20210824120353

こいつネトウヨ憎さが増しすぎて、あいつらが権力持ってると思い始めてるぞ

anond:20210824115250

逮捕して裁判してないのは、政権権力が止めてるから、って確信はどっからくるのか。

 

もっと単純に、明確な違法行為証拠が無いだけじゃねーのか。

逮捕したところで起訴には至りませんでした、とかなるだろ。 

 

既に、小沢で同じことをもうやってる。

都がパラリンピックの子ども観戦にこだわるのは、それが権力であり支配表現からですね。

若者支配しきれずにコロナ感染者が増える、ならば子ども支配しているということを、表現しないといけない。

権力存在確認しないといけないか必死なんですわ。

2021-08-23

anond:20210823152342

結果的議論に勝てばそれが勝ったことになるんだけど

匿名権力がない奴がブツブツつぶやいてもね

https://togetter.com/li/1763695

フジロック勝手に鍵カッコつきの「リベラル」のイメージをくっつけて

フジロック推しのいつもの界隈の皆さん」なる仮想的を攻撃しているのが滑稽過ぎる。

音楽なんて元から商業的なもの権力追従だろうし、フジロックのような大きなイベント特にそうだろ。

まあ、『君が代』をそんなところで歌うな!と文句を言うタイプウヨがいないのはちょっと疑問ではあるが。

大規模な商業イベントでの国家詠唱って寧ろ右翼こそ文句を言うべきでは。

anond:20210823141056

このご時世権力なんていらないっしょ。

とりあえず安定した給料適当時間潰せる趣味がありゃ文句ねぇわ。

anond:20210823141001

そうやって国民小馬鹿にするからいつまで経っても何の権力を握れないんだぜ

2021-08-22

権力を持ったら命令することが仕事だ。

命令とは相手がやりたがらないことを無理やりやらせることだ。

上記思想を持つ人間権力を持った場合、「とりあえずビール」のノリで「とりあえずパワハラ」をする。

青葉信二が最先端医療で救われることからわかる「命は平等じゃない」

anond:20210822005944

為政者が「大岡裁き」を庶民に誇示するイベントは、一般人のベッドより重要な事なんだな

凶悪なことを徹底的にやれば権力に貢献する偉大な犯罪者として最優先治療される

ホームレス生活保護受給者殺害しても妊婦が助かるわけではないからな

anond:20210822022621

神風自爆戦士を生贄にしても大日本帝国戦争勝利できなかったように、

神様に命を捧げたら目の前の状況が改善すると思ったら大間違い

だが、為政者権力者自民信者ネトウヨは、権力の誇示のために犠牲者が出ると価値がある人が救われるかの如く話をすり替え

折坂氏の分断発言について

一般企業国民に多くの責任を負わせ、必要のない分断を加速させる構造を作った今の政府に対して、改めて憤りを感じます

https://news.yahoo.co.jp/articles/664e6c0f49294e584ae90c3ce23a0bb0331f40fc

多分パンデミック下だったらどういう行政でも差はあれど厳しいことには変わりないのに何故こう言い切った? という声がすこし見られましたが、あさっての方向とはいえこう言い出すことについてはまあ不思議な部分はないのではと思ったので書き留める。

なんで不思議じゃないと思ったかというと、以前津田大介フジロック会場でのトークセッションで「音楽はもともと反抗するための云々」とか言ってたのを思い出したから。そうだわそういえばフジロック周辺は割とまだ反権力の色が残るロックカルチャーだったな…と。

折坂個人思想も参照しないといけないが、フジロックとしてとらえたときに「フェスは開きたい」「権力に媚びない(抗う)」の2点が含まれていることがフジロック側としても外野側としてもややこしい…変な言い方かもしれないが、当事者含め全員にとってフジロックが厄ネタな印象を受ける。

政府側…というか経済も回したいよねという市民含めた派閥については「策定したガイドライン運用してCOCOAや見守りサービス活用してイベントを開く」考えがあるので、正直オリパラフジ成功して感染者数を参加者のうちの数パーセントにとどめられれば上々(小さい数字であるほど、現在東京通勤風景程度であれば生活や娯楽が保証できる)なので、反権力とはいえちゃんとやれよ」程度の心持ちでいる。

一方フジロック側には五輪めっちゃ起こってた野田洋次郎をはじめ、抗体検査だったり参加者結局飲み会する事件など、YouTube配信へのポジティブ反応とは裏腹にやらかしちゃってるわけで…。これは政権もだろうし党派にかかわらず他ライブ業者や見本市、コミケを含めた即売会フリマ関係者もまあ発言は避けるまでも怒ってるだろうな…

仮にRIJFが開かれてたら、あっちはまだチケット転売防止策に奔走したメンバーとの関わりが多く多少は行政寄りなので(だからおとなしく中止したんだろうが)フジロックの開催の是非を論じるときにややこしくなる部分は減らせたんだと思う。

書き終わって蛇足だらけだなと思うけれど、まあフジロックは「開きたいけど言うこと聞くつもりはない」部分があって、コロナ論点にすると政府への攻め手がないので「分断」という論点を使ったんじゃないか……という考えなんだけどどうっすかね

2021-08-21

平井大恫喝問題デジタル庁の伊藤穰一登用問題はつながっている

当初は鳴り物入りで立ち上げられたデジタル庁が、今や「干したる庁」などと嘲られ、国民や同庁の原動力となるはずだったITエンジニアからの期待を惨めにも失墜させるきっかけとなった平井大臣によるNECへの恫喝発言問題だが、それを受けて「疑惑を晴らす」として始められたオリパラアプリ発注プロセスに対する調査結果が公表された。


内容については東京新聞の記事問題点の概要がまとまっているし、7月初旬の時点で日経クロステック報告書の内容に繋がる記事を書いている。ではなぜ、平井大臣にとってこの調査が「疑惑を晴らす」ことになるかと言えば、和泉首相補佐官らが、デジタル行政を仕切る自分に断り無く進めた不透明プロジェクトを俺が止めてやった」という意識があるからだろう。先月末に、その辺りの詳細を新潮が報じている。


かに、この辺りの事情を勘案すると、平井大臣の言っていることに決して理がないわけではない。では、平井大臣の恫喝は不公正な調達に対する適切な苦言だったのか?そうはならないだろう。オリパラアプリの受注金額NTT が圧倒的だった(73億円中の45億円)のに、自分自分NTT から繰り返し接待を受けているからって、そこを問題にせずに NEC槍玉に挙げて排除したり、挙げ句自分と親しい会社ねじ込もうとするのは道理に合わない。そもそも公正であるべき行政責任者が、民間に対して「見せしめを作る」などと言いながら権力を振りかざすような態度を取ること自体がありえない。結局、これは政府内での「デジタル利権」を巡る醜い争いに過ぎない。

ところで、この新潮記事を今から見返すと面白い点があって、それはデジタル監(デジタル庁の事務方トップ)の任命問題言及していることなんだよね。どうも、7月くらいまではこの件で槍玉に上がった神成淳司氏が有力候補だったらしい。つまり平井大臣としては「政敵」が推している人物ということになる。それが、オリパラアプリ問題を受けて辞退した。これが7月20日頃の出来事

「確かに最高幹部のひとりとして神成さんの名前は挙がっていました。和泉首相補佐官官僚トップ杉田和博官房副長官が推薦していたんです。ただ、日本インターネットの父と言われ、内閣官房参与IT分野のアドバイスをする慶應大学村井純教授は反対していました。そうこうするうち、7月20日前後のことですが、神成さん本人から辞退の申し出がありました。週刊新潮NECと共同研究を行っていることなどが報じられたので、幹部就任すれば辞任に追い込まれ可能性もあります。自ら傷つく前に辞退したのでしょう。それにしても、“疑惑”の渦中にある人を幹部に据えようとするとは、和泉さんや杉田さんは何を考えているのやら」


その3週間後の8月5日デジタル監に伊藤穰一氏を据えるという話が出てきた。


結局、ご存知の通りこの話は撤回されることになった。その原因である、いわゆる「エプスタイン問題」については文春の記事が詳しいので繰り返さないが、一方で、同様の内容を報じた新潮記事に以下のように書かれている。

「今回の人選については、デジタル改革担当大臣平井卓也氏が進めてきました。菅首相肝いり政策ですから力が入っており、平井氏も意中の人がいたようですが、何人かにフラれて伊藤さんにお鉢が回ってきたといいます

デジタル庁次官候補の伊藤穣一氏、「性犯罪者から資金提供はさすがにマズイ」と人事問題化に (2021/08/10)


結局、政敵の送り込んだ人物排除して、自分肝いり人物重要ポストに据えようと企んだものの、行政責任者としての基本的な適正すら見抜けずに失敗した(そもそも、もっぱら投資家から資金調達を得意としている人物デジタル庁の何をやらせようとしていたんだろう)。この人たちは、本当に何をやっているんだろうか。ため息しか出ない。

ドクターX3シーズンまで見た

いやーこのドラマおもろいわ。みんななんで見ないんだろう

海老原さんちゅき♡

GTOとかでも教頭とか好きだったんだよなぁ

なんだろう小悪党っていうほどの悪でもなく、強固なヴィジョン持ってるわけでもないくせに中途半端権力固執してて、

なのに空気読めなくて権力いまいちコミットできてない感じとか

ちょうどいい無能感。完全な無能ってわけじゃないんだけど、不器用な感じが人間味あっていいよね

でもここ一番のタイミングでなんか人間の心を滲ませてくる憎めないやつ

無能であるが故に出世してるところとか、いいよね

ちょっとカイジっぽさもあるよな。カイジほどのクズ人間じゃないけど

こういうキャラ好きだわ

チェンジアンドチャレンジ

anond:20210821080139 anond:20210821102916 anond:20210822013656 anond:20210907093210

墨田区パラリンピックお断りしました

「区内の全症例を把握しているのは保健所ですから重症リスクがあって、比較的反応のよさそうな若い患者さんに抗体カクテル療法を受けていただいています

お金があろうが権力を握っていようが関係ない。公正に重症化しやすい方を見つけて、区の病床に入っていただく。

いよいよ病床が足りなくなった場合に備えて、酸素濃縮装置を確保して、24時間対応医師が往診し、ステロイド剤も在宅で投与していただく態勢をとっています

 ↓

パラ指定病院組織委の重症者受け入れ要請断る 「コロナ対応優先
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f103db73e6a1378d0280dd7cee159124156b23f

 

東京都墨東病院救命救急センター=東京都墨田区

 

 24日に開幕する東京パラリンピックで、競技会場で大会関係者に傷病者が出た場合に受け入れる「指定病院」の都立墨東病院墨田区)が、救急重症者を受け入れてほしいとの要請を断っていた。新型コロナウイルス感染症感染爆発で、医療が逼迫(ひっぱく)していることが理由という。ほかの複数病院にも同様の動きがある。

 

 病院によると、墨東病院パラリンピック "選手を除く大会関係者" に傷病者が出た際、通常診療範囲内で受け入れる協定大会組織委員会と結んでいる。

 

 これとは別に組織委は12日、墨東病院救命救急センターに対し、競技会場で重度のけが人や病人が出た際、救急搬送を受け入れるように協力を要請した。しかし、感染症指定医療機関であることからコロナ対応を優先するために断ったという。

 

 浜辺祐一救命救急センター部長救命救急センター本来、突発、不測の重症患者に備えるものであり、予定された行事バックアップをするものではない。災害モードコロナ対処すべきだと言われている時期に、こうした協力を約束することはあり得ない。大会直前の要請は、組織自体大会安全に開催できないと思っていることの反映ではないか。開催の是非を早急に議論するべきだ」と話している。

anond:20210821075736

>「政権担当能力のある自民党」の議員の皆さんは何やってんのよ?

 

墨田区運営しました

 

 

 墨田区のスゴさ


 

 墨田区は、50代のワクチン接種率が65・1%、40代が58・3%と他区を大きく引き離す。さらに自宅療養の割合が増えている現段階においては、自宅療養者への医師+看護師訪問診療オンライン健康観察、軽症で重症リスクの高い患者への抗体カクテル療法、区独自の優先病床20床を活用した中等症患者治療回復後の自宅への下り搬送と、「地域完結型」のコロナ戦略を打ち立てている。

 

 人口27万人の墨田区では、都立墨東記念病院(765床) が感染症指定病院として重症、中等症の患者を引き受けている。そのほかは同愛記念病院(403床)と200床以下の小さな病院が幾つかあるだけで大学病院はなく、町場の診療所が地域医療担い手だ。けっして医療資源が豊かとはいえない墨田区が、どうして先駆的なシステムを築けたのか。

   

じつは、墨田区の独行の始まりは、厚生労働省専門家会議(現・コロナ対策分科会)がPCR検査抑制していた昨春にさかのぼる。連日、墨田区保健所には区民から「熱があるので検査をしてほしい」と電話が入った。

 

 大多数の自治体キャパティ不足を理由検査を断っていたが、新任の保健所長、西塚至氏は「必要検査はすべてやろう」と職員鼓舞。自前の検査施設を立ち上げ、保健所医師自ら検体を採取した。西塚氏は、PCR検査の拡大に踏み切った医学的背景を、こう語る。

 

 「新型コロナ感染症では感染者に症状が出る前からウイルスが体外に出ており、かつ症状の強い人ほど多くのウイルスを体外に出すわけでもない。SARS(重症急性呼吸器症候群)やインフルエンザのように、発熱した人から感染源をたどっていくことはできないということを、武漢からチャーター帰国便の感染者や、横浜に入ったクルーズ船の感染者を数多く診療した墨東病院医師から聞いていました。従来の常識通用しない。無症状の人までPCR検査を広げないと感染者を特定できないとわかったのです」

 

 墨田区は、保健所に最新鋭の検査機器を導入し、民間検査会社を誘致して検査キャパを拡大。クラスターが発生すれば「ローラー作戦」と呼ぶ大規模検査実施し、陽性者を隔離する。

 

 その一方で、西塚氏は区内の医師会、診療所と病院責任者が参加するウェブ会議を立ち上げ、行政医療機関との連携を図った。

 

 昨年暮れから今年初めにかけての第三波では、ウェブ会議病院間の情報を共有し、回復した高齢患者地域の七つの病院が受け入れる「下り搬送のしくみを機能させる。墨東病院回復した患者は、次々と地域病院に送られ、病床の逼迫が解消された。

 

 

 保健所を大増員


 

 こうした積み重ねの先に、第五波の現役世代対応型の医療システムが構築されている。西塚氏は、その基本的な考え方を、こう説く。

 

 「公衆衛生(パブリックヘルス)を担う保健所役割は、インテリジェンス(情報分析)とロジスティクス(兵站)です。住民の心と体の健康を守るために地域に何が足りないか資源はどれぐらいあるか分析し、先を読んで人やモノを調達する。検査能力が足りなければ自分でつくればいい。住民ニーズは高いのです」

 当初、10人だった墨田区保健所マンパワーは、人材派遣会社から保健師(看護師)や区役所の他の部署から応援を含めて約100人に拡大している。西塚氏らは、今年5月、第四波で医療崩壊に見舞われた神戸市から医師を招いてウェブ会議で話を聞き、明日はわが身と病床の拡充に乗り出した。

 もともと墨田区には四つの入院重点医療機関」があり、そのなかの一つに区独自運用できるコロナ病床を13床確保していた。軽症者用の病床だったが、この墨田区優先枠を一挙に60床ちかくまで拡張するよう病院要請した。

 病院側は、これに応じ、7月初旬から墨田区優先病床が稼働する。さらに60床のうちの30床を中等症対応グレードアップ。そのうち20床が墨田区優先の中等症病床とされた。酸素投与やステロイドが使えるようにして8月上旬から中等症患者を受け入れている。

 

 

 オンライン診療軌道に乗った


 

 並行して、自宅療養者への医師訪問看護ステーション看護師の往診、オンライン診療による見守りを軌道に乗せた。8月6日時点で、墨田区には自宅療養413人、入院60人、宿泊療養126人の感染者がいる。全体の約7割が自宅療養だ。西塚氏は、自宅療養と墨田区優先病床の連携について、こう語る。

 「今回の波は、若くて軽症の患者さんが多いのですが、頭が痛い、お腹が痛い、薬が効かない、食べられないという自覚症状で重症だと思い、病院に行く、救急車を呼ぶ。つまり患者さんの不安が病床逼迫の大きな要因の一つなのです。その不安を減らし、安心の灯をどれだけ見せられるかが勝負です。だから往診やオンライン診療でひんぱんに連絡を取って、軽症の説明をし、治療をして落ち着いていただく。

 

 そして、もしも症状が悪化して中等症になったら、区の優先病床に入っていただく。ただ、この病床は区民共有の医療資源ですから回復したら休日でも夜間でも、退院していただき、ベッドを空けて、次の方が入れるようにする。10日間の療養期間中であれば民間救急車で自宅までお送りします。

 

 できるだけ軽症のうちに重症化の芽を摘む。そのために抗体カクテル療法も行っています

 

 海外治験入院・死亡リスクが約70%減らせるという抗体カクテル療法、まれインフュージョンリアクション(急性輸液反応)というアナフィラキシーショックに似た副反応も起きることから、国は登録した医療機関への入院で、発症から7日以内などの条件をつけて使用を認めている。

 

 墨田区では四つの入院重点医療機関が登録。軽症でも抗体カクテル療法の条件に合う人がいれば、区の優先病床で実施する。同愛記念病院では、7月下旬から8月10日までに16人の患者抗体カクテル療法の点滴治療を受けている。

 

 「区内の全症例を把握しているのは保健所ですから重症リスクがあって、比較的反応のよさそうな若い患者さんに抗体カクテル療法を受けていただいていますお金があろうが権力を握っていようが関係ない。公正に重症化しやすい方を見つけて、区の病床に入っていただく。いよいよ病床が足りなくなった場合に備えて、酸素濃縮装置を確保して、24時間対応医師が往診し、ステロイド剤も在宅で投与していただく態勢をとっています

  

 

東京都では「自宅療養者のフォロー」も崩壊…そのウラで際立つ「墨田区の凄まじい戦略

https://news.yahoo.co.jp/articles/9594f7c90d5b5d23d30b78a39d30079fbe345497?page=2

2021-08-20

[] 無症状の人までPCR検査を行い、「下り搬送」「WEB診療」を築いた墨田区

墨田区行政としてまとも過ぎて草生える

というか他国地域医療のために地域病院・小規模病院(いわゆる町医者)の「グループ化」を行って実現できているのに

常識的に考えて日本だけ出来ないわけがないんだよな

結局、『やる気』と『政治手腕』と『科学無視しない』、この3つだけに集約される話だ

 

 

 墨田区のスゴさ


 

 墨田区は、50代のワクチン接種率が65・1%、40代が58・3%と他区を大きく引き離す。さらに自宅療養の割合が増えている現段階においては、自宅療養者への医師+看護師訪問診療オンライン健康観察、軽症で重症リスクの高い患者への抗体カクテル療法、区独自の優先病床20床を活用した中等症患者治療回復後の自宅への下り搬送と、「地域完結型」のコロナ戦略を打ち立てている。

 

 人口27万人の墨田区では、都立墨東記念病院(765床) が感染症指定病院として重症、中等症の患者を引き受けている。そのほかは同愛記念病院(403床)と200床以下の小さな病院が幾つかあるだけで大学病院はなく、町場の診療所が地域医療担い手だ。けっして医療資源が豊かとはいえない墨田区が、どうして先駆的なシステムを築けたのか。

   

じつは、墨田区の独行の始まりは、厚生労働省専門家会議(現・コロナ対策分科会)がPCR検査抑制していた昨春にさかのぼる。連日、墨田区保健所には区民から「熱があるので検査をしてほしい」と電話が入った。

 

 大多数の自治体キャパティ不足を理由検査を断っていたが、新任の保健所長、西塚至氏は「必要検査はすべてやろう」と職員鼓舞。自前の検査施設を立ち上げ、保健所医師自ら検体を採取した。西塚氏は、PCR検査の拡大に踏み切った医学的背景を、こう語る。

 

 「新型コロナ感染症では感染者に症状が出る前からウイルスが体外に出ており、かつ症状の強い人ほど多くのウイルスを体外に出すわけでもない。SARS(重症急性呼吸器症候群)やインフルエンザのように、発熱した人から感染源をたどっていくことはできないということを、武漢からチャーター帰国便の感染者や、横浜に入ったクルーズ船の感染者を数多く診療した墨東病院医師から聞いていました。従来の常識通用しない。無症状の人までPCR検査を広げないと感染者を特定できないとわかったのです」

 

 墨田区は、保健所に最新鋭の検査機器を導入し、民間検査会社を誘致して検査キャパを拡大。クラスターが発生すれば「ローラー作戦」と呼ぶ大規模検査実施し、陽性者を隔離する。

 

 その一方で、西塚氏は区内の医師会、診療所と病院責任者が参加するウェブ会議を立ち上げ、行政医療機関との連携を図った。

 

 昨年暮れから今年初めにかけての第三波では、ウェブ会議病院間の情報を共有し、回復した高齢患者地域の七つの病院が受け入れる「下り搬送のしくみを機能させる。墨東病院回復した患者は、次々と地域病院に送られ、病床の逼迫が解消された。

 

 

 保健所を大増員


 

 こうした積み重ねの先に、第五波の現役世代対応型の医療システムが構築されている。西塚氏は、その基本的な考え方を、こう説く。

 

 「公衆衛生(パブリックヘルス)を担う保健所役割は、インテリジェンス(情報分析)とロジスティクス(兵站)です。住民の心と体の健康を守るために地域に何が足りないか資源はどれぐらいあるか分析し、先を読んで人やモノを調達する。検査能力が足りなければ自分でつくればいい。住民ニーズは高いのです」

 当初、10人だった墨田区保健所マンパワーは、人材派遣会社から保健師(看護師)や区役所の他の部署から応援を含めて約100人に拡大している。西塚氏らは、今年5月、第四波で医療崩壊に見舞われた神戸市から医師を招いてウェブ会議で話を聞き、明日はわが身と病床の拡充に乗り出した。

 もともと墨田区には四つの入院重点医療機関」があり、そのなかの一つに区独自運用できるコロナ病床を13床確保していた。軽症者用の病床だったが、この墨田区優先枠を一挙に60床ちかくまで拡張するよう病院要請した。

 病院側は、これに応じ、7月初旬から墨田区優先病床が稼働する。さらに60床のうちの30床を中等症対応グレードアップ。そのうち20床が墨田区優先の中等症病床とされた。酸素投与やステロイドが使えるようにして8月上旬から中等症患者を受け入れている。

 

 

 オンライン診療軌道に乗った


 

 並行して、自宅療養者への医師訪問看護ステーション看護師の往診、オンライン診療による見守りを軌道に乗せた。8月6日時点で、墨田区には自宅療養413人、入院60人、宿泊療養126人の感染者がいる。全体の約7割が自宅療養だ。西塚氏は、自宅療養と墨田区優先病床の連携について、こう語る。

 「今回の波は、若くて軽症の患者さんが多いのですが、頭が痛い、お腹が痛い、薬が効かない、食べられないという自覚症状で重症だと思い、病院に行く、救急車を呼ぶ。つまり患者さんの不安が病床逼迫の大きな要因の一つなのです。その不安を減らし、安心の灯をどれだけ見せられるかが勝負です。だから往診やオンライン診療でひんぱんに連絡を取って、軽症の説明をし、治療をして落ち着いていただく。

 

 そして、もしも症状が悪化して中等症になったら、区の優先病床に入っていただく。ただ、この病床は区民共有の医療資源ですから回復したら休日でも夜間でも、退院していただき、ベッドを空けて、次の方が入れるようにする。10日間の療養期間中であれば民間救急車で自宅までお送りします。

 

 できるだけ軽症のうちに重症化の芽を摘む。そのために抗体カクテル療法も行っています

 

 海外治験入院・死亡リスクが約70%減らせるという抗体カクテル療法、まれインフュージョンリアクション(急性輸液反応)というアナフィラキシーショックに似た副反応も起きることから、国は登録した医療機関への入院で、発症から7日以内などの条件をつけて使用を認めている。

 

 墨田区では四つの入院重点医療機関が登録。軽症でも抗体カクテル療法の条件に合う人がいれば、区の優先病床で実施する。同愛記念病院では、7月下旬から8月10日までに16人の患者抗体カクテル療法の点滴治療を受けている。

 

 「区内の全症例を把握しているのは保健所ですから重症リスクがあって、比較的反応のよさそうな若い患者さんに抗体カクテル療法を受けていただいていますお金があろうが権力を握っていようが関係ない。公正に重症化しやすい方を見つけて、区の病床に入っていただく。いよいよ病床が足りなくなった場合に備えて、酸素濃縮装置を確保して、24時間対応医師が往診し、ステロイド剤も在宅で投与していただく態勢をとっています

  

 

東京都では「自宅療養者のフォロー」も崩壊…そのウラで際立つ「墨田区の凄まじい戦略

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/86141?imp=0

https://www.nhk.or.jp/covid19-shogen/story/story18/450375.html

 

参考になりましたか

anond:20210824225348 anond:20210825095319 anond:20210911175403

弱きを助け強きを挫く

ってなんやねん

こいつ意味わからんすぎやろって思ってたら「弱い者を救い、"横暴な者"をこらしめる」って意味だったんだな

「強き」をただ単純に権力があるとか喧嘩が強いってだけの意味だと思ってた

自分の学がなかった

2021-08-19

政治家必要資質の一つに「信頼出来る人かどうか見極められる」ってのがあると思っている。つまりはその人が言ってる事が正しいかどうかある程度見極められる一定知識や、いちいち人を一人一人見極めていたらコストがかさむので信頼出来る人を低コストで繋がれること、つまりは人脈があるかどうかである

政治家ってのは選挙等で当選すれば国民やら市民代表として一定権力を与えられる訳でそれを正しく使ってもらわないといけない。一定権力を与えたからには各分野で正しい判断を下してよりよい社会を構築してもらわねばならないのである

しかし、個人には限界があり例えば感染症自然災害経済文化IT・その他諸々の知識大学論文が書けるレベルで持ち合わせるのは個人では不可能である。そう、個人では不可能なのだが三人寄れば文殊の知恵ということわざがあるように人は集まって知恵を出し合う事が可能である。なので、各分野で深い知識を持つ人から知識を頂いてそれに従って正しい判断をするのが代表者として期待される行動であろう。

ここで前述の「信頼出来る人かどうか見極められる」が出来ないとどうなるのか。代表者には一定権力が与えられる、これを狙う連中が居る。国民市民全体の利益無視して利益誘導を狙う連中である。これらを排除できず言ったことを信用してしまうと国民市民が得るはずだった利益がこいつらに吸い上げられてしまう。

この件は代表者が汚職をしていると排除どころか積極的に手を組んでしま問題があるが、代表者がまともなら一度騙されたとしても次に採用しないし社会的に制裁することも出来る。利益金銭的な物だけではなく名誉欲で狙う連中も居る。他には専門的な知識も無いのに自信満々に断言する馬鹿がいることで、これは判りやすい悪意は無かったりするし人間ってのは自信満々に言うだけでも信用してしま脆弱性もあるので相当にやっかいで、ツイッターでもマジで間違った事をドヤ顔で言って多くのRTやらいいねを得ているのを見た事をある人は多いだろうし、対処するのも難しいってのはわかるかと思う。

しかし、この「信頼出来る人かどうか見極められる」という能力ってのはスゲー高度な能力だと思う。自分コンピュータ教育を受けたので IT やらデジタル知識があるのでこの分野で信用できる発言かただのバズワードなのかとか見極められると思ってるのだけど、じゃあ政治家IT の分野で人を見極められる最低限の知識となると、まあ高いだろうなと。周囲の友人やら会社の人を見ても IT の話が判る人ってのは少ないなあと思う。一つの分野でこれなのだから複数ともなるとスーパー超人無理ゲーやなと思う。となるとやはり人脈というのが大事になってくるんだろう。かといって人脈だけ欲しい勉強するのはめんどいとか言ってる馬鹿は騙されやす馬鹿だし色々難しいですね。

ということで「信頼出来る人かどうか見極められる」という能力重要で、政治家等を評価する際にもこの観点ではどうなのか見るのも一つのやり方だと思いますね。

anond:20210819104555

平井処分しないのかって詰め寄らないのはなぜか、権力の有無を考えたらバランス悪いのではないか

ここでなぜ片側にしか言及しないのか。

立憲民主党議員不祥事を起こす→だから立憲民主党投票できない

自民党議員不祥事を起こす→野党はつまらないことで足を引っ張るな

なぜなのか

権力持ってない側のいざこざ(今回の石川議員とか)は政党名付きで取り上げるのに

権力持ってる側のド直球の悪質な思想の発露(典型的には杉田議員とか)や汚職平井大臣とか)は政党を切り離すのって

明らかにバランスおかしいだろ。与野党批判のされ方が平等であるべきではないのにむしろ逆の方向の叩き方をしている

2021-08-18

anond:20210818184802

ありがとう。とりあえず、1950年くらいにタイムリープして、そのおっさん権力渡らんようにするのが、第一目標やな。

anond:20210818154512

これはちゃん社会科から学んでいれば分かる歴史的学問的な事実なんだが、体感直感としての権力存在に負けている、ように思う人がいるんだろうな。

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