政治家に必要な資質の一つに「信頼出来る人かどうか見極められる」ってのがあると思っている。つまりはその人が言ってる事が正しいかどうかある程度見極められる一定の知識や、いちいち人を一人一人見極めていたらコストがかさむので信頼出来る人を低コストで繋がれること、つまりは人脈があるかどうかである。
政治家ってのは選挙等で当選すれば国民やら市民の代表として一定の権力を与えられる訳でそれを正しく使ってもらわないといけない。一定の権力を与えたからには各分野で正しい判断を下してよりよい社会を構築してもらわねばならないのである。
しかし、個人には限界があり例えば感染症・自然災害・経済・文化・IT・その他諸々の知識を大学で論文が書けるレベルで持ち合わせるのは個人では不可能である。そう、個人では不可能なのだが三人寄れば文殊の知恵ということわざがあるように人は集まって知恵を出し合う事が可能である。なので、各分野で深い知識を持つ人から知識を頂いてそれに従って正しい判断をするのが代表者として期待される行動であろう。
ここで前述の「信頼出来る人かどうか見極められる」が出来ないとどうなるのか。代表者には一定の権力が与えられる、これを狙う連中が居る。国民や市民全体の利益を無視して利益誘導を狙う連中である。これらを排除できず言ったことを信用してしまうと国民や市民が得るはずだった利益がこいつらに吸い上げられてしまう。
この件は代表者が汚職をしていると排除どころか積極的に手を組んでしまう問題があるが、代表者がまともなら一度騙されたとしても次に採用しないし社会的に制裁することも出来る。利益は金銭的な物だけではなく名誉欲で狙う連中も居る。他には専門的な知識も無いのに自信満々に断言する馬鹿がいることで、これは判りやすい悪意は無かったりするし人間ってのは自信満々に言うだけでも信用してしまう脆弱性もあるので相当にやっかいで、ツイッターでもマジで間違った事をドヤ顔で言って多くのRTやらいいねを得ているのを見た事をある人は多いだろうし、対処するのも難しいってのはわかるかと思う。
しかし、この「信頼出来る人かどうか見極められる」という能力ってのはスゲー高度な能力だと思う。自分はコンピュータの教育を受けたので IT やらデジタルの知識があるのでこの分野で信用できる発言かただのバズワードなのかとか見極められると思ってるのだけど、じゃあ政治家が IT の分野で人を見極められる最低限の知識となると、まあ高いだろうなと。周囲の友人やら会社の人を見ても IT の話が判る人ってのは少ないなあと思う。一つの分野でこれなのだから複数ともなるとスーパー超人で無理ゲーやなと思う。となるとやはり人脈というのが大事になってくるんだろう。かといって人脈だけ欲しい勉強するのはめんどいとか言ってる馬鹿は騙されやすい馬鹿だし色々難しいですね。
ということで「信頼出来る人かどうか見極められる」という能力は重要で、政治家等を評価する際にもこの観点ではどうなのか見るのも一つのやり方だと思いますね。