はてなキーワード: Tinderとは
未婚のまま30過ぎて職場も実家から通いやすいのでそのまま子供部屋おばさんしてる。夜寝てるときの不意に訪れる孤独感とかなんかやばいよ。隣の部屋に母ちゃんも父ちゃんもいるけど。
無駄に金使うより実家で生活して金ためたほうがいいやろって感じで親も子供部屋おばさん状態には何も言わない。家リフォームするときは援助してよねくらいで。
貯金は来年には500万くらいいきそう。堅実に生きてれば老後はなんとかなるのかもしれない。ただ得も言われぬ孤独感がしんどい。
彼氏がいたことはあるけどたぶん私はバイセクシュアルの中のレズビアン寄りでどうにも男性を好きになってもセックスとかには、う〜んってなってしまうし、子ども産みたくないと言うとどの男性も「は?」みたいになってなんだかんだその話したあたりから距離ができて遠のいていく。
いやいや私の身体使うことなのに自分の好きにできると思っとんなよと思うけど男性まじで子ども産ませたいんだな…と思う。
レズビアンの女の子とマッチングできるアプリ(Tinderのセクマイ版みたいなの)使ってるけど田舎だから母数も少なく、そこから仲良くなれそう、年齢が近そうな人は更に減る。
そして昨年癌になって抗がん剤したから髪も消え去って(最近ちょっと生えてきたけど)オフ会的なものにに行こうという気にもならない。早く生えてきてくれ髪…
ホルモン療法の薬の副作用で更年期障害状態だし、だからなんか気分落ち込むのかな。まあ手術で乳がなくなって馬鹿みたいな巨乳は重たいしエロい目で見られて大変、貧乳は僻みが…みたいなレースから下りられたのは楽だ。
友だちにもいまさら言いにくい。信頼してないわけじゃないけどただでさえ少ない友だちがカミングアウトでさらに減って、地元で面白おかしく噂流されておもちゃにされそうとか考えて余計にクローゼット化が進む。
家を出たら今ほど貯金もできないし地元の人もいないところに今更なんで行くんだろうと聞かれてどう答えるか考えるだけで泡吹きそう。
一生セクシャリティ隠してただの独身子供部屋おばさんと思われながらほそぼそ生活して消えていくのかな。いっそ癌も末期で父ちゃんと母ちゃんがいるうちに先に緩和ケアしながら死ねたほうが色々と楽だったろうな…。
長年付き合ってる彼氏援交してた。
付き合い初めて6年。
現在、私の仕事の都合で遠距離恋愛中(飛行機2時間の地方と首都圏)
お互いの両親にも紹介済みで、そろそろプロポーズしてくれないかな?と夢見てた20代後半され女
2022年も仲良く過ごしたいなぁと思っていた矢先でした。
彼の家にお泊まり。
会いにいったけどやり取りを見る限り実際にはあえてなさそう。
彼に問い詰めると、途中まで会いに行ったけど会えなかったとのこと。
その日は、私からの電話に出なかった日だったので電話に出ずになにしてるの?っとちょっと怒
疑問は色々あったが、どこで知り合ったの?等
なぜSMS??
マッチングアプリやTinderが入っていたのを確認していたので恐らくそこだろうと思いながら、
遠距離恋愛になった引け目もあり、実際には女の人とは会ってないとのことだったし、怒りはあったが、許そうとまだ思えた。
1月1日の時点では。
1日のことで怒っていたけど、何より彼が好きだし、仕方ない。
ふと道中、彼の携帯をみてみた。
1日のことが疑わしかったし、SMSでやり取りをしていたことが、なんか引っかかって.._
しかも私より年上の女性5人と会っていて、セックスしてた。(そのうち3P1回)
なんなんだよ。
まじで。
クソみたいな彼氏だけど好きなんだよ。
でも彼が気持ち悪い。
1月3日はパニクって私とのセックスに不満があるのかって詰めたし、泣いて、私が嫌がることをしてもいいから彼の好きなようにしてとセックスを迫った。
彼女だから嫌がることはできない。乱暴はできないと言われたが....
なんなんだよ、某交際される方が嫌だ。
やりとりを全部見たが、生々しいし、なにかんがえてるんだよ。
どうすればクソみたいな彼氏を嫌いになれるんだ
追記1
援交の理由は他の人はどうなのか知りたかったとさ。彼のが大きくて息が出来なくなるくらい苦しいからフェラを断ってるんだけど、不満だったと初めて聞いた。遠距離恋愛でしたい時に出来なくて溜まってて..と言われた。
以下、一般マゾの独り言です、下品なワードが飛び交っています。吐き出したかったので書きました。
私は 顔のいい男にボコボコに殴られたり、蹴られたり、踏みつけられたりするのがめちゃくちゃ好きで好きで堪らなくて、
歴代の彼氏にはよく殴ったり切ったり首を絞めたりしてもらっていた。
単純に誰でもいいからボコられたい、という話であればこんな悶々としないんだろうけど、私はエゴマゾなので、
色白で、筋肉が付きすぎておらず、細身。
これが私の条件だ。
ともなると全然いない。
私がまだ23歳で、あんまりにも年の離れた人は嫌だという我儘を付け加えると、
男性のマゾは、SMクラブで女王様にやってもらえるけど、女の子はそうもいかない。
SMバーや、ハプバーにも行ったりしたけど好みの人はいなくて、悩みに悩んだ結果、
好みの男性がいたからこの人しかいない!と思って、秒で予約した。
こういう時 ちゃんと金持ってて良かったと思った。(あ、風俗嬢ではないです)
呼んだのは、なんか、歌舞伎町のトー横に屯してたり、メンチカしてそうな男の子にした。顔がメンヘラっぽくていいなと思った。通ずるなにかを感じてしまったな。
カウンセリングの時にボコボコにして欲しいって伝えたら 「いいよぉ~~~」と言われたので笑ってしまった。
ODしてるんか?ってくらい変な喋り方で泣いちゃった。
「何笑ってんの」と冷たく言い放たれて、腹部を容赦なく踏みつけられたり、殴られたりした。
お腹がじんじん痛くて気持ちよくて、最高に興奮してるところでマウントとられて首を絞められて、これ以上ない程の幸福を感じた。
首絞めされてる間も膝やもう片方の手で殴ったり蹴ったりしてもらって、
あんまりキス好きじゃないけど、これは脳みそが蕩けてたせいもあって、人生の中でいちばん気持ちいいキスだったと思う。
その後もボコボコにされたりなんだりして、もうズタボロになって荒い呼吸を繰り返してたら、突然ちんぽ挿入された。
急速に脳みそが冷やされていく。
「え、ちょっとまって、」と制止しようとしたら、そいつは もうニタァ、という表現が適切としか言いようがない笑みを浮かべた後、黙れと言わんばかり私の口を手のひらでオモクソ塞いだまま、犯してきた。
最初はクソほど抵抗してたんだけど、圧倒的な体格差だし、動かせるのは足しかない。
どうにも抜け出せないし、喋れないし、もう諦めた。
ただ、めちゃくちゃムカついたのは最後にザーメン顔にぶっかけられたことです。
人に暴行を働くのって疲れるだろうし、こんな異常性癖に付き合わせてしまった手前、まんこくらい差し出して然るべきなのかもしれないが、さすがに無断でぶっかけるのは違うと私は思う。
終わったあとはたくさんハグやキスしてくれたり一緒にゴロゴロしたりして、飴と鞭を実感した。でもやっぱり終始冷たくされたいし嘲笑われたいしゴミみたいに扱われたいし、恐怖で私を支配して欲しい....。甘いのは違うんだよなぁ。
ホテル出て、駅まで手を繋いで歩いたけど、
手よりも髪の毛を引っ張って歩いて欲しい派なので、微塵もキュンと出来なかった
この後このお兄さんを2回呼んだけど、結局そのどの回も無断で犯されたので、今年からはどうするか悩んでいる。
あとなんか私の好きって言ってたブランドのものをもらってしまって逆にめちゃくちゃ気まずくなって、LINE既読無視してたら
2人目は、ハーフっぽくて童顔で、V系とかメンチカ系に居そうなお兄さんにした。
こちらのお兄さんは身長も高いし、細身の割に体もがっしりしてて、いいボコりをしてくれそうだ。
カウンセリングの時に、「ボコボコにされたい」って言ったら、普通にOKしてくれて、
1人目の時同様、一緒にお風呂に入った後、
なんか、催眠術かけられた。
は???と思うでしょ?私もね、思った。
でも私はめちゃくちゃ催眠に掛かりやすい体質らしく、あっという間にかかった挙句、脳イキ地獄に落とされ、意識が朦朧としていた。事実、この間のことは何一つ覚えていない。
意識がはっきりとしてきた頃にはまたもや犯されていた。ビビっちゃった。
もうおわかりかと思うが暴行要素は一切ない。
そいつのちんぽがクソでかくて子宮口がオモクソ潰されて ギィン!!って痛くて絶叫した記憶はある。帰ってる時も生理痛?みたいな痛みに襲われていた。
物証として、ベッドに普通に精液入ったコンドーム落ちてたので間違いない。
というか、いつの間にか裸だったしその人。
いつ脱いだ?!私が脳イキ キメすぎて失神してる間??それとも酸欠で落ちた瞬間.....???
「ボコボコにして欲しいって言うから子宮ボコボコにしちゃった」ってニコニコしながらいわれて
「そういうことじゃねンだわ」と思ったけど、
子宮をボコボコにする、という言葉の響きエロいなと思って2割くらい許してしまった(は?)
あとその人手がおっきくて首絞めがいい感じに決まるのと、クソほど犯しながら紐みたいなやつで首絞めてくれたのが好感度高かったです。
罵りワードも私好みのキショキショヤンデレ風味だったし、子宮を抉られるような鈍痛と、恐怖と若干の興奮で泣きじゃくる私を押さえつけて犯しながら「着床しろ」って囁いてきたのがポイント高かったです。
顔も好みだし、催眠術できるの普通にすごいし、脳イキも気持ちよかったけどやっぱりsexが入ってしまうと、別の世界になってしまう気がします。
そんなわけで私のボコられ体験は1度幕を閉じたわけだが、未だに正解が見つからないままでいる。
どちらかというと、以前都内にあるSMクラブで女王様に時間いっぱいボコられ続けた時の方が完成度・満足度ともに高かった。
でもやっぱり男の人に殴られたいと思ってしまう。
実際、女王様と1人目の人を比べると、圧倒的にお兄さんの方が力が強かった。あんなにモンエナしか飲んでなさそうな体型なのに。
あと多分声フェチ?みたいな部分もあるので、殴られてる時に女性の声が入ってきてしまうと冷めてしまう。
めんどくさい自覚はある。
顔のいい男はたくさんいても、なかなか理想のボコリストには出会えなくてつらい。
欲を言えば、カッティングや、スカリフィケーションと焼印と根性焼きもして欲しい。でもここまで来るとしてくれる人がほんとにいない。
こないだもようやく顔のいいサドと出会えたので有頂天になってたら
『電気首輪を〇〇ちゃん(わたし)につけて家に軟禁して肉オナホにしたい。』という性癖の人だったので、
さようならした。
なんでだよ....
気持ち悪い存在だという自覚もある、だからこそこんな私を〇して欲しいと、罰してほしいと思う。
私はどうしたらいいんだろうか。
もう自傷行為や タトゥーやピアッシング、スカリフィケーション程度の痛みでは、つまらないし、オナニーにすらならなくなってしまった。
そもそも、彫り師さんも ピアッサーさんも、皆お仕事で真摯にやってくれてるのに、
変態要素を出すのって失礼だなとおもって、
最近は施術中に邪な考えをしないよう、読経をしている(????)
ちなみに、SMのパートナー探す掲示板に書き込んだらネカマ扱いされた上に、
sex目的のオッサンとか、自分のことをイケメンだと自称するオッサン(よくわからん角度で取られた自撮り付き)とか、サディストではなく ただ単に女嫌いこじらせたチー牛みたいなやつしかいなくて地獄だった。
まだtinderで捕まえた カスのバンドマンやホストの方がマシでした。
あと、こういうことを話すと、家庭環境などを心配されるんだけど、
むしろめちゃくちゃ大切に愛されて育ちました。裕福な家庭で、何不自由なく育ててもらって、今もめちゃくちゃ仲良しだ。
焦っていたのかも分からない。ネカフェに連れてこられた時点でやばいかななんて思っていた。高校生の頃持ちうる限りの全てを捧げるほど好きだったアイドルがテレビに出ていた、助けてって思った。テレビが消された。
ただ走馬灯のように今まで抜きだけで我慢してくれた元彼氏たちの顔が頭を過って、演技で喘いでるだけみたいなのって本当なんだエロ漫画みたいな音なんてしないんだななんて思いながらネカフェの天井をぼーっと見て相手の頭を掻き抱いていた。
#処女売りますやパパ活の一環で何十万で処女喪失した子やTinderで捨てた子が周りにはまあまあ溢れかえっていたがそんな勇気も持ち合わせることなくネットの『はじめては絶対好きな人としたほうがいい!』なんて言葉をしっかり信じてあたかも経験豊富ですーみたいな顔をしながらのらりくらりと生きていた。
そして今日はじめて遊びにいった好きでもない人を、膝に寝かせている。本当に気持ちよくもないし大したことないな、なんて感想とこんなことなら金になるしおじさん相手でもよかったんじゃないかなんて思っている。出来るわけもないのに。あと私みたいなブスがこういうことで調子に乗って所詮穴モテになるのかな、それは嫌だな、とか。
こんなもんなんだろうか。好きだった元バイト先の先輩の顔が、ネカフェのパソコンに反射する自分の顔に重なる。遊びに誘うことも、LINEすら聞けなかったけれど確かに好きだった。それでよかった。
ええっと、平均的な男性がマッチングする確率は1%以下なので平均的な男性の自己肯定感が女より低くなるのが当然なのはわかりますか。
tinderの「いいね」を分析したところ、男性の下位80%は女性の下位22%にも“いいね”するが、女性の上位78%は男性の上位20%しか“いいね”しない事が分かったという。また男性は女性の6.2倍頻繁に“いいね”するが、この魅力格差により平均的男性がマッチする確率は0.87%になるもよう
22時過ぎの道玄坂はダメな人間しかいない。ポケットに手を突っ込み、ハイヒールでズンズンと駅へ向かう私もその一人。あの男。18年ぶりにTinderで再会し、手コキで果てた神奈川大卒の男。美しい思い出を性欲で汚した愚かな男。そして、彼を見下し、利用しようとして報いを受けた慶應卒の愚かな私。
私は私の人生がかわいかった。腹を痛めた我が子のように。当然だ。様々な苦しみを食べてこの人生は育ってきたのだから。教育ママ。日能研のバッグ。中学受験。女子校の人間関係。大学受験。滑り止めの慶應経済。就職活動。いろんなものをすり抜けて、私のソコソコ幸せなこの人生があるのだ。
中央林間のあたりで生まれて、小学校までは地元の公立に行っていた。色んな人がいた。「じゅんやくん」とは母親同士がママさんバレーの友達で、家も近かったからよく遊んでいた。青い屋根瓦の古い平屋。中に入るとワサビみたいな匂いがした。夏も冬も、いつもヨレヨレのタンクトップを着ていた。
じゅんやくんはモテた。足が早くて、サッカーもやっていた。土曜日に校庭に遊びに行くと、真っ白いソックスを膝まで上げたじゅんやくんが中盤からいいパスを出していた。かっこいい。顔はよく覚えていない。小学生の恋愛なんてそんなもんだ。初めてチョコをあげたのもじゅんやくんだった。
女子学院への進学が決まった。じゅんやくんに伝えると、お前のことちょっと好きやったで(笑)と言われた。ちょっとって何だよ、と思いつつも純粋に嬉しかった。それからの人生で、ちょっとでもいいから私に好きだよと言ってくれる人は他にいなかったから。その日は二人でマックに行っておしゃべりした。
メルアドを交換して多少のやりとりはしたし、全然更新しない彼のアメブロくらいは見ていた気がする。でもお互い新しい環境で新しい友達ができて、思い出話と近況報告以外に特にネタもないし、そして何より、小学生の「好き」なんて、その程度の曖昧なものなのだ。大人のそれも似たようなものだけど。
JGの新しい友達はみんな「きちんとした子」が多かったし、母もそれを喜んでいた。特にじゅんやくんやそのお母さんの話はしなかった。もしかすると、私の人生を自分の作品のように思い込む短大卒の教育ママである母にとって、あんな公立校の人間関係なんて忌むべきものだと考えていたのかもしれない。
そんな背景もあり、私は次第にじゅんやくんのことを忘れ、何事もなく人生は進んでいった。第一志望の東大は落ちたけど、滑り止めの慶應経済に入った。慶應卒の父はそれはそれで喜んでいた。塾高生の目が届かない弱小テニサーでは、志木高生が俺たちこそが内部生と言った顔でオラついてて可笑しかった。
サークルやゼミの先輩たちに色々手伝ってもらって、リクルートスタッフィングに内定を決めた。キャリアの内定者の何となく見下してくる感じはムカついたが、腐ってもR。腐っても銀座OL。初めての一人暮らし。限りなく浜松町に近い田町の月10万の1K。まいばすけっとで自炊を頑張ってみたがすぐ飽きた。
仕事は楽しかったし、なによりRの空気は私に向いていた。JGと慶應経済の面倒なところを煮詰めたら多分Rのそれと同じような味がする。電話をかける。ビルを倒す。派遣された高時給のエンジニアたちがちゃんとやっているかフォローする。いくつか賞ももらった。私の人生は引き続き順調だった。
唯一の問題は私生活にあった。慶應卒のかわいくない総合職の女の子、ほどの恋愛における弱者はいないんじゃないかと思った。ルッキズムには排除され、オレが養ってあげたい派より年収が高い。共働きで尊敬し合える関係が、とか言ってるやつも、だいたい前掲のどちらかを心に持っている。行き場がない。
入社2年目くらいのときに、三菱商事との合コンがあった。商事の中でも三軍みたいな連中。微妙な顔面。高慢な態度。「派遣とか竹中平蔵じゃん(笑)」「お前はどうしたいの?っておれに聞いてみてよ(笑)」内心分かりやすいハイスペ好きで、今日の合コンのためにまつパに行った自分を殺してやりたかった。
そんな行き詰まりがずっと頭の中にあった。何となく始めたTinderはゴミの山だった。日東駒専大東亜帝国なんて現物と会ったこともない。なんと高卒も!世の中の広さを思い知らされる。この国では生きる世界が何層にも分かれていて、コンビニのレジとか、違う世界の人は目の前にいても透明に見える。
同じ社会に生きる透明な人たち。彼らが可視化されるのが面白くてTinderにハマった。何を売ってるのか、こんな国語力で本当に売れるのか分からない謎の営業たち。ホテルマンと車のディーラーはやけに多い。恵比寿のフレンチで働いてるシェフは何だか好感が持てる。そんな悪趣味なTinderをやっていた。
マッチのゴミの山を漁っていたら、一人の男が目に止まった。神奈川大学卒。神奈川大学?白楽だか東白楽だかの果てにあるらしい。体育会でサッカーをやっていた。今は営業をやっている。また営業。こんな営業が会社に来たら嫌だな。Junya。30歳。Junya?彼だ。
18年ぶりに幼馴染みと再会した。よりによって、このゴミの山で。身分を超えた恋、と言えば美しいので、そう呼ぶことにした。すぐに彼からメッセージが来た。はじめまして😆✨よろしくお願いします❗冷静になった。●●小のじゅんやくんだよね?すぐに返信が来る。当たりだ。
話すことはたくさんある気がするから、私からすぐに飲みに誘った。家も職場も横浜のあたりと言うから、東横線で出てきやすい渋谷にした。店知らんから任せていい?🤣と言われたから任せられた。ラフな感じがいいな、ラフな感じでいいやと思って道玄坂の「どうげん」を予約した。
彼が人生の曲がり角になる気がした。ハイスペを追っては追い返され、低スペは追われる前にドアを閉める。私のかわいい人生が恋愛ごときで躓かないよう、学歴や社名で相手を選んできた。スペックに依存しない私の新たな人生と幸福が、おそろしく低スペな幼馴染との再会で始まるんじゃないかと期待した。
金曜。どうげんに焼肉を食べに行くだけとは思えないほど気合いの入った格好で山手線に乗ってしまった。この日のためにアリエクで買ったスカートは思ったよりピチピチだし安っぽかったが、神奈川大の男にはこれくらいのほうがいいんじゃないかと前向きに履いた。慣れないハイヒールはやっぱり慣れない。
20時。彼は少し遅れて来た。黒のカナダグース。ピタピタの白ロンT。膝の破れた明るい色のピタピタのデニム。ナイキのスニーカー。顔は、調子悪い日の槇野に馬を足した感じ。真っ黒に焼けていた。TikTokで流行っている音楽に詳しそうな雰囲気をしていた。「久しぶり😆✨」発言の末尾に絵文字が見えた。
彼は私のアジアン隅田似の顔に少しギョッとしたが、お酒を飲むとどうでもよくなったみたいだ。よく飲む人だった。一息でジョッキを半分くらい飲み干した。杯を乾かすと書いてぇ〜😆顔カンパーイ😆✨よく食べる人だった。りんごを巻いた肩ロースを何枚も吸い込んだ。営業は接待で大変なんよ🤣
話は割と盛り上がった。中学高校でもサッカーを続け、インターハイにも少しだけ出場したこと。強豪大からは声がかからなくて神奈川大に進学したこと。プロを目指したがまるでダメで、今は横浜の部品の会社で営業をやっていること。大学時代のマネージャーと付き合っていたが、浮気されて別れたこと。
1時間も経っていないのに、彼はかなり仕上がっていた。てかスカートめちゃエロくない?😍(笑) 急に空気が変わるのを感じる。性的な質問が増える。テーブル席の向こうから、彼の鍛えられた足が妙に触れてくる。ZARAのいつ買ったかも分からない安そうな彼のデニム。昨日きちんとムダ毛を剃った私の脚。
私は変に冷めていた。話が合わない。共通の話題がないとかじゃなくて、会話の技法とか、語彙の辞書がそもそも違うような感覚。ロシア語とポーランド語のような関係。分かるが分からない。目に見えない学校から目に見えない会社に入り、目に見えない人たちとテング酒場で男梅サワーを飲んできた人。
私の期待は外れた。当たり前だ。私たちは同じ国の、目に見えない違う国で育ったのだ。それが交錯するのが首都圏の公立小学校であり、そこを出れば二度と交錯することはないし、交錯すべきでもない。美しい思い出は美しいまま、卒業アルバムと同じダンボールに入れて二度と開けなければよかったのだ。
迂闊にも、実家でホコリを被っていたそれを開けたのは私自身だ。それも、美しい思い出とその中にいる彼を、私は見下し、見下したそれらが私の人生を好転させてくれると期待した。最悪だ。そして最悪な彼は、自分のために着飾ってきたブスに勃起している。彼にはその権利があるような気がした。
例によって、このあとホテルに誘われた。お店に入って1時間余り。モクモクとしたどうげんのテーブル席。私の美しい思い出が、トイレから帰ってきたらこっそり近所のラブホを検索していた彼が、ニタニタと勃起しながら最悪の誘いを投げかけてくる。すべてが面倒になり、割り勘をしてホテルに向かった。
緊張緩和のためか、途中のコンビニで買ったストゼロを彼はガブガブと飲み、結果勃たなくなった。少し待つと復活したからまずは手でしてあげると、アッアッというピトーに脳をいじられたポックルみたいな声を出してすぐに射精した。そうして二度と勃たなかった。手を洗うときに鏡で見た私の無表情な顔。
時計を見るとまだ22時で、なんだか疲れたから私だけすぐ帰ることにした。ライン教えてよ、と言われたけど、ラインやってないので… とそのままドアを閉めた。通りに出るとゴミみたいな人たちがいっぱいいた。何の仕事をしてるのかも知らないが、おそらく一生知ることもない、違う国の人たち。
今年で30歳になります。帰りの山手線、窓ガラスに映った自分の顔にギョッとしました。頑張って生きてきたのに、恋愛で肯定されることがなく、そのことは私の人間的価値そのものが否定されたような気分になります。家につきました。男たちの欲求の狭間で、私は今夜も真っ白な天井を眺めています。
実は― きょう彼にああやって求められたのが、一瞬、少しだけ嬉しかったのです。でも、やっぱりダメでした。致命的な知性の欠如。合わない人とは合わないほうがよいのです。それが分かると見下してしまうから。じゅんやくんのお母さんを何となく見下していたのを思い出します。
当然の報いです。美しい思い出を利用しようと段ボールのガムテープを剥がした私。そんな私の手を汚い欲求で汚した彼。身分を超えた愛?Tinderを開くと彼からメッセージが来ていますが、何も見ずにマッチを解除します。ビールを飲みながら、早慶以上の人にだけいいねを送ります。今年で30歳になります。
出典元:麻布競馬場 @63cities https://twitter.com/63cities/status/1472400671387582467
友達がフラれたので2人でヤケ酒して、その場に盛り上げてくれそうな人呼ぼうかってTinderで男性を呼び出した。
「どんな人が好みなの?」と男性。友人がにこにこしながら「頭いい人!」と言うと、「俺はそこ自信あるよ」とガッツポーズをした。
しかし困った。ここにいる女は2人とも東大に籍を置いているのだ。他方彼は、Tinderのプロフィールが真実なら同志社大卒。申し訳ないがあまり期待は出来ないと思いつつ、高校三年生時の偏差値では測りきれない頭の良さもあるので、試しに色々話を聞いてみた。
だが15分ほど経ったあたりで、男性が「こんな話を女の子と初めてした」「女の子はちょっと馬鹿なくらいがいいんだよ」と言い始めた。彼の仕事の話を聞きながら、気になったことを質問していただけのつもりだった。
「理詰めは可愛くないよ」と言って去っていく彼の背中を見ながら、なんか一般論的に見ると男女逆の現象だな〜と思った。
よく「女は感情的」と言われるし、自分も自分の恋人よりは感情的だと思う。それも含めて、男の人って「自分より感情的」な、自分と比較して理詰めで語る言葉を持たない、子どものような女性が好きなのかなと思った。
女が明らかに女を殴りそうな男と付き合うのに似てるとも感じる。