はてなキーワード: Love Pieceとは
で、多くのブクマカを「何言ってんだこの人……」と困惑させている田房(たぶさ)永子さん。
[B! 自動車] 45歳の漫画家が運転免許を取って初めてわかった「保護者の集まりで誰とも話さず立っている父親たちの境地」 車の運転をして「男性の目線で見える世界」が見えた気がした
この方は、結構昔から論の飛躍と雑な一般化がすさまじく、「何言ってんだこの人……」という感じなので、検索して思い出せたものをいくつか。
どぶろっくと痴漢の関係 by |LOVE PIECE CLUB(ラブピースクラブ)
「膜」では「なぜ痴漢は痴漢をするのか」を説明できない - 最終防衛ライン3
この中での
という指摘は、今見ればもしかしてだけど田房さんの本質を捉えていたのかも。
後に田房さん自身、アンガーマネジメントができず、夫へのDV常習者であったことを告白しているのだけど、
それって、田房さんが「思ったこと(夫をぶっ叩きたいと思ったこと)」と、「実行・実現すること(夫をぶっ叩くこと)」の間に境界線がなかったこと、加害行為でも躊躇なく実行していることと、リンクしているのかな、と。
とあるイラストレーターが、旅先で女子中高生を観察してイラストに起こし、性的視線(「美人」とか「えっちな体型」とか「むちむち」とか)を感じさせる文章とともに旧twitterにアップしたり、クラクションを鳴らしてこちらへ注目させたりして炎上、という話題を受けてのエントリ。
女子中高生に固執する成人男性たち by |LOVE PIECE CLUB(ラブピースクラブ)
田房さんらしい飛躍&「自分の妄想は現実である」という前提に立っての論の組み立て&大げささはありつつも、イラストレーターを非難する本筋自体はまあ、悪くない。
が、田房さんが以前に書いていたコラムとセットになると、なかなか面白いことに。
神輿男のケツ by |LOVE PIECE CLUB(ラブピースクラブ)
※メインのエピソード自体は、田房さんの性的視線がよく分かって、結構好き。嫌みではなく。
「明らかに自分の中の中年細胞が活性化している事実」って何すか。自分の劣情を中年全体のものとして敷衍しないでほしい。田房さんは田房さん、「他の中年」は「他の中年」であって、同じではないのだから。
その上、これ。
「神輿男のケツ」
「女の人の体は美しいじゃないですか。美しいものを見て感動するって、人間として豊かなことでしょう」とか言うオッサンに限って平然とギンギンに勃起してる傾向ある度★★★★★
「酸いも甘いも知りつくし」た中年は、エロを超越して「美」として認識する、なんてこと言う人まったく信用できない度★★★★★
「女向け商品度★★★☆☆(個人的に)」は、その意味合いもひどいが、文章もひどい。「私向け商品度」でいい。「こじらせた中年女性向け商品度」なら、自虐としてぎり許容範囲か、アウトかの境かな。
「私」と「女」を同一視し、雑に一般化したがる手癖のせいで、「女向け」と言っておいて、「個人的に」という妙な注釈がつき、結果、「神輿男のケツは、個人的には女(全体)向け商品だと思うよ」と主張してしまっている。
2番目の項目もひどい。
つまり「もったいないから見ておく」という感じだった。それは、その人と性的な縁はないだろうから、せめてその人の性的な部分(生ケツ)と少しでも関わりを持っておきたい、という、人間として“卑しいランキング”かなり上位の動作だった。その映像(若いケツ)を目で盗む、短時間で自分の水晶体に写し込む、に近い。
と、自虐的に落としていたのに、ここでは「おっさん」に転嫁している。劣情を催していたのは、twitterでメッセージを送ってきた男性ではなく、あくまで田房さんやん。
[B! 結婚] 同じ40代で「昭和な夫」と「令和な夫」がいるのはなぜなのか(田房 永子)
htnmikiさんのコメントが全てかと。まあ、そういうネタを拾って文章か漫画で語ってお金をもらうのが、今の田房さんのお仕事なので、しょうがないといえば、しょうがないのだけれど。
[B! 教育] 中2で「初めてのセックスはどんな状況か」を考えさせる…日本と全然違うカナダの性教育 最初に「相手とのコミュニケーションの一環である」ことを学ぶ
ここ1年で初めてはてなブックマーク日毎の総合人気エントリ入りしたドメインからのホットエントリ、ブクマ数順トップ30
ブクマ数 | タイトル | ドメイン |
---|---|---|
3273 | 警察が嫌がる苦情の入れ方(警察にとってダメージの大きい苦情の入れ方) | 元警察官による暴露ブログ | k-satu.work |
1365 | 【激安】ボロいい温泉宿→「食事はうまい&温泉は極上…オススメあり」 | onsenzanmaiblog.com |
895 | 【アメリカの楽しい家庭のおやつ】 | 【公式】dancyu (ダンチュウ) | dancyu.jp |
778 | ジャニーズ事務所に対する当社の対応について | 重要なお知らせ | 株式会社コーセー 企業情報サイト | corp.kose.co.jp |
771 | 「それならやめましょう」と言ってくれた店員さんとの話 - インターネットの備忘録 | hase0831.hatenablog.jp |
687 | 昨日からバズりまくっている動画(iPadが演奏中にフリーズ)でピアノを弾いている本人にお話を聞いてみた | office yamane | officeyamane.net |
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633 | コラム | 岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野 | www.med.gifu-u.ac.jp |
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577 | 1,000行で作るオペレーティングシステム | seiya.me |
577 | 4年半勤めた会社を辞めた話 - 工学系チキンによる工作ブログ | woodencaliper.hatenablog.com |
570 | Linux システムコール 徹底入門 | www.kimullaa.com |
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552 | 山口達也と非生産 by 非公開: 田房永子|LOVE PIECE CLUB(ラブピースクラブ) | www.lovepiececlub.com |
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427 | DJ SODAさんの再来日にネット民驚愕! 挑発的・性的な私服で「公然わいせつ」「入国禁止にして」の大合唱 | nnjnews.net |
424 | 教科書制作からYouTuberに転身し、ヒットを連発。人気チャンネル「ゲームさんぽ」の着眼点 | hatawarawide.jp |
415 | ニュース詳細|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト | www.helloproject.com |
402 | ネット・ゲーム依存対策の学習シート 誤りを指摘する公開質問状に香川県教委は「回答せず」 | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送 | news.ksb.co.jp |
395 | 第1ステージで起きてしまった事故の経緯 - ツール・ド・北海道2023 大会キャンセル 詳報 | www.cyclowired.jp |
383 | 【お詫び】弊社販売車両が転売されてしまったため、トヨタ車 全車種の新規販売受付見合わせ。※トヨタ車以外は継続販売。 | www.sankoh-jp.com |
381 | 内部告発【前編】洲本市元課長の不正行為~東京アンテナショップ元店員たちの証言と録音データ「現市長は知っていたはずだ…」~サンテレビニュース | sun-tv.co.jp |
セーラーJCきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!クラクション鳴らしたらこっち向いてくれた、可愛かったー!(歓喜)
壱河ふぇーす @rinc7600
LOVE PIECE CLUBE MOBILE http://www.lovepiececlub.com/lovecafe/mejirushi/2015/10/21/entry_005903.html …
この記事にあるA氏って私の事だなー…結構隅々までツイートを確認して記事にしてる。
なんかこれ見てて思ったけど、相手の気持ちを全く考えないんだよねこの人、通学路に車で待ち構えて性的に女子中学生をガン見している男が居るだけでも結構な恐怖なのに、さらにクラクション鳴らされる恐怖とか全く考えてない。
そのわりに女子中学生にキモいと言われたと自分が傷つく事には物凄く敏感で、なんなんだろ、この人にとって女子中学生や女子高生はエロコンテンツであって感情のある人ではないのかみたいな気味の悪さがある。
「Love Piece Club - 女子中高生に固執する成人男性たち / 田房永子」 http://www.lovepiececlub.com/lovecafe/mejirushi/2015/10/21/entry_005903.html
私が語るのはこの記事で言われている「JK視姦絵師とそのイラスト、諸々の問題について」である。
●まず、絵師は何をしたのか。
よく「ただ実在した少女をイラストとして描いただけ」等と言われることがあるが、それに収まるものではない。
1.実在した少女を絵にし、様々な性的な興味を注釈として書き綴ったものが、話の中心にあるイラストである。
例:超おっぱい! お尻近くまで見えてしまったナイスふともも (雨で塗れて透けた胸部に対し)白ブラとおっぱい
2.少女の着用していた制服の詳細を事細かに描いているものも少なからず存在している。
見る人が見ればどこの服だかわかるとも言い、実際にその学校の生徒から絵師に直接の苦言リプライもあったとされているが、
3.「この県の女の子は気が強くてダメだから、隣の県の女学生を眺めて癒されてくる」
「通りにいた女子中学生に車でクラクションを鳴らし、相手の反応を見て喜ぶ」
「今日30人以上の制服少女を見たけど一人もセンサーに反応しなかった」
「通学路に引越し、毎日カメラをつけて素材探しもいいですね!」
といった絵以外で実際に行ったであろうことを多く呟いている。
「今日たまたま見かけた面白い人を絵にしました」といったものではないことはわかるだろうか。
「たまたま見かけた」ではなく「自分から見に行っている」ものであり、
●何が問題なのか。
問題といった大きな話でもなく、ただこの行為に対して気持ち悪いと思う人がいたというだけの話である。
決して集団で叩いたりはしておらず、これに対し怒り断筆させようとする者も割合からしてごく少数で、
ただこれを見た人らが個人個人の率直な感想、思いを口々に呟いているだけなのだが、
あまりにも多くの人が気持ち悪いと感じ、感情を吐露している為、「集団での叩きに見える」のが現状である。
気持ち悪く思う部分も個人個人で様々で、
・女学生を性的な眼差しで見て、それを文字に書き起こしている所。
・詳細までハッキリ描けるくらいに見回している所。
・その他のツイートから滲み出る執着っぷりやマジさ。イラスト以外での行動etcetc...
これらが集まっていた為により多くの人が気持ち悪く思ったのだろうし、
どれか一つだけだったらこのように炎上することもなかっただろう。
「犯罪じゃないのだから悪く言うな」という意見もあるが、それはそれこれはこれであり、
犯罪じゃなくても気持ち悪いものは気持ち悪いし、そういった悪感情を表現する行為も犯罪ではない。
犯罪じゃないのだから、というのなら、気持ち悪いという表現も犯罪ではないので、この表現を悪く言われる謂れはなくなる。
そのように拡大するのであれば、絵師の行為も迷惑防止条例違反と成り得るものであり、
「法律には背いてはないんだから何をしたって嫌うな」と言うのであれば、
それと同じように「法律に背かない範囲で自分にとって嫌なことを集団でされる」ことになるよ。
「この程度のことで炎上させるなんて酷い」や「こんな些細なことで悪く言うやつは嫉妬に決まっている」といったものは、
自分にとっての「この程度」「些細なこと」と、他人にとっての程度は違うということを知るべきだと思う。
自分がいくら気持ち悪いと思わなくても、大多数の人が不快に思ったから炎上した、ということを受け入れないと何も始まらない。
フェミが~BBAが~といったものも多いが、男でも不快に思った趣旨を発している人は多くいる。
この話は絶対的な良し悪しの話ではなく、客観的な快不快の話である。
なので法律のように、誰かが「ここからはNG」と示すものではない。
言動を知って不快に思った人が多ければ多いほど炎上しやすくなる。
結果論ではあるのだが、その他のものは「こう大きく取り上げられて周囲から不快感を突きつけられる」ようなことが無かった以上、
今後また同じように多くの人が不快に思う表現がなされればそれは同じように悪感情の塊をぶつけられることになるだろうし、
不快に思わない表現に対してわざわざ嘘ついてまで嫌いだと言いに行くこともない。
「コレに対してキモいと言ったんだから、アレにもソレにもキモいと言え!」というのはただの炊きつけだし、
実際キモいと思ってないものにキモいと言えと言われてもそんなの不可能だし、
"コレ"と"アレとソレ"は全く別物なのにも関わらず当然のように同一視してしまうのは
「コレのどこが気持ち悪がられているのかを理解できず、また理解しようともしていない」ことを自ら示してしまっている。
今回のことで炎上したからといって今後街で見かけた人イラストが自粛するようにはならないだろうし、
視線を向けただけで犯罪者になるような厳格な社会にもなりえないだろう。
これらには共感者がいない。これらのことに賛同する人間は決して多くなく、従って炎上もせず世界も変わらない。
●最後に
表現の自由は表現の自由で、視姦イラストを描くことも自由。ただし自由には責任が伴うということを忘れちゃダメ。
絵を描いて発表するのは自由だが、それを見た人がどう思うかも自由。悪く思う人もいるし良く思う人もいる。
自由なので、どれだけ多くの人に気持ち悪がられても俺は一生描くぞ!っていうのも自由。
そりゃ描き続ける以上周囲も言い続けることになるけど、描くこと自体を無理やり押さえつけることは誰にもできない。
ただし、「オタクはキモくて当然だ!周囲のことなんか考えないのがオタク!」とか
(学業に励む少女に対して)「見られるのが嫌なら家から出ないようにしろ!」とか
そういって開き直る限りはまた相手にも同じように「オタクのことは考えなくていい」とされるだけで
それこそ「オタクは犯罪者予備軍・迫害推奨」の称号を自分から勝ち取りに向かってしまうこととなる。
今まで「これは絵であって実在する人間とは全く無関係で誰も被害にあってません」として顰蹙を少しでもかわそうとしてきた中で
実在する人間を性的な目線で描きあげるのは明らかにその道に反していて、オタクの未来の芽を摘むようなこととなってしまいかねない。
気持ち悪がられても貫くのがオタク!というのは個人的には好きだが、
それが適用されるのは「周囲から小さな不快感が向けられている時」のみだろう。
Love Piece Club - どぶろっくと痴漢の関係
http://www.lovepiececlub.com/lovecafe/mejirushi/2014/08/19/entry_005292.html
話題になっていたので読んだ。
タイトルにタレントの名前が入っているので、人は集めやすいだろう。
下ネタ系芸人の“どぶろっく”と性犯罪の代表格“痴漢”という組み合わせもいい。
前半は自身の痴漢体験談と「なぜ痴漢は痴漢をするのか」という話。
興味深い話ではあるが、下世話な話を期待している人間にははっきり言って退屈だ。
その結果、適当に流し読みされて、間違った解釈をされるハメになる。
的を外した反論などを受けることも少なくないらしい。
話題になったテキストには、よくあることだが……。
特に“膜”についての話が話題となっている。
田房氏曰く、
「彼らにとっては、自分が相手に加害を加えているというよりも、 自分の世界、自分の半径1メートルを覆う膜のようなものの中に、女の子が入ってきた、という感覚なんだ」
という。
引用している書籍で取材されている強姦加害者は1人だけで、ケースとしては不十分だ。
それ以外では筆者の経験と取材を論拠としているが、自己完結の域を出ていない。
「感じ」「感じた」という仮説的表現を多用していることが、その印象をより強調する。
それでも妙に説得力が感じられるのは、筆者の秀でた表現力が故だろう。
連続して「あの感じ」を使用するくだりは、映画を思わせる迫力すら感じさせられた。
続けて“どぶろっく”について。
ここで筆者は『もしかしてだけど』の例として、次の二つを挙げている。
「電車で前に座ってる女が白目をむいて寝ているが、もしかして、俺の股間を見て失神したのではないか」 「夜道で前を歩いてた女が、こちらを振り返って急に歩くペースを速めた。もしかして、俺を招くために部屋を片付けたいんじゃないのか?」
『もしかしてだけど』を観たことがある人なら分かると思うが、
ここで用いられているネタは『もしかしてだけど』の中でもかなりエグい。
これらのネタは、全体の後半で用いられることが多い。
ソフトな『もしかしてだけど』に飽きてきた観客に向けられたカンフル剤的な役割を果たすためだ。
それがメロディも歌声もない言葉だけの状態で表記されているのだから、
どぶろっくを知らない人には印象が良くないだろう。
事実、Twitterでは、どぶろっくを知らない数人の方々が不快感を示していた。
YouTubeで公式動画が公開されているから、URLで紹介しても良かったのではないだろうか。
https://www.youtube.com/watch?v=qj3bCb4a_9w
「そんなどぶろっくがこんなに老若男女に大人気なのは、 痴漢などの性犯罪に関する知識が日本の世の中に浸透していないことの表れである。」
“膜”の論理を用いて、筆者はどぶろっく人気をこのように評している。更に、
「「どぶろっくを笑う世界」には、痴漢などの性暴力は存在しないことが前提になっている。 同じ世の中にそういった被害は実際にあるのに、その被害とどぶろっくは別々のものと認識されていて、 観ている人たちの中で、まったくつながっていない。」
今年の4月になって“膜”と『もしかしてだけど』を結び付けた人とは思えない。
自らのことを棚に上げて、よく言えたものだ。
そして筆者は、
「性犯罪者のことを「異常者」「一生治らない病気」「性欲によるもの」と片付け、 社会全体で無視し、代わりに間違った認識だけを広めているためにその実態を知る機会がない。 つまりは性犯罪というものと性犯罪被害者に対してもマトモに向き合ってないということである。 そして社会全体が「女性に対しての侮辱」に対して徹底的に鈍感なことが、どぶろっく流行を力強く支えている。」
と結論付ける。
「社会全体が「女性に対しての侮辱」に対して徹底的に鈍感」であることは否定しない。
が、その理由として、『もしかしてだけど』の流行だけを用いるのは、些か無理がある。
そもそも、
「例えば、お笑い芸人がギターを持って 「老人の家に孫のフリして電話して助けを求めてみたんだ もしかしてだけど 間違えて俺の口座に振り込んでくれるんじゃないの」 と歌っても、面白くないし不謹慎だしお笑いとして成立しない。 それは、「オレオレ詐欺」という犯罪が実際にあることをみんなが十分に知っていて、 その犯人はこういう発想で犯罪をしているということがパッとつながるからだ。 そして同時に「老人に対する侮辱」も感じ、不快な気持ちになる。」
「女子中学生が痴漢に遭って「マジ痴漢ってなんなの?! ムカつく!」と言いながら、 どぶろっくを見て笑っている、という状況は異常だと思う。」
などの記述から察するに、筆者は演芸に関してまったくの素人だ。
古典落語の分野を見ても、『穴泥』『置泥』『締め込み』『出来心』など、
現代の若手芸人たちも、犯罪を取り扱ったネタを幾つも発表している。
例えばおぎやはぎは、「俺さぁ、結婚詐欺師になりたいんだよねェ」とのたまい、
結婚詐欺師になるための方法を二人で思案する漫才を作っている。
筆者は立川談志は「落語は人の業の肯定である」と言ったことはご存じだろうか。
女子中学生のくだりも同様だ。
痴漢を経験したことによる恐怖と怒りを、笑いが超越する可能性を完全に無視している。
それが果たして異常だろうか。
我々は、我々が経験した哀しい経験を、世の中の全ての作品に反映しなくてはならないのか。
不幸にもそうなってしまった人もいるだろう。が、そうじゃない人もいるだろう。
そういう人たちは異常というのだろうか。
だが、その感情を正当化させるために、“演芸”という他ジャンルを荒らすようなことをしてはいけない。
最後に、重箱の隅だが、
私も2008年にどぶろっくの「男の妄想」芸を観たときから、面白いと思って笑っていた。どぶろっくが好きだった。 だけど、2011年から痴漢に関し調べるようになり、今年の4月に「刑事司法とジェンダー」を読んで、 やっとどぶろっくと自分が遭っていた痴漢被害がつながった。 10代の頃からあんなに痴漢に遭っていたのに、どぶろっくを観ただけでは分からなかった。
「どぶろっくが好きだった」という人が、
「やっと」「どぶろっくと自分が遭っていた痴漢被害がつながった」という表現を使うだろうか。
別にいいんだけど。
Love Piece Club - どぶろっくと痴漢の関係 / 田房永子
どぶろっくの歌も、痴漢の心性も、どちらもあり得ない妄想だという点では一致している。
でも、だからといって
というのは、いくらなんでも論理の飛躍が過ぎるのではないだろうか。「どぶろっく=男の妄想=痴漢=ダメ」くらいな短絡さに見える。
どぶろっくの歌は、どれも女性の行動に対する「解釈」のレベルに留まっている。もしかしてだけど、実際の性犯罪者がその歌のような解釈を経ているかもしれない、という話はわかる。でも、解釈はあくまで解釈である。エロい解釈をするやつが全員性犯罪を犯すわけではない以上、解釈自体は無実なはずである。確かにそこには「犯罪者の9割が犯行前に水を飲んでいる」という以上の蓋然性があるとしても。
女子中学生が痴漢に遭って「マジ痴漢ってなんなの?! ムカつく!」と言いながら、どぶろっくを見て笑っている、という状況は異常だと思う。
と言うが、その事実こそが痴漢とどぶろっくの違いを証明している、とも言えるのではないだろうか。
「男が女をイヤらしい目で見ている」ということに対して、けしからん、と言いたい気持ちはわかる。
でも、「男が女をイヤらしい目で見ている」ことを笑いとして受け入れることが、そのまま「社会が性犯罪を受け入れている」ということにはならないのではないか。少なくとも自分にはその理路がすんなり飲み込めなかった。どなたかわかりやすく教えてくださる方はいないでしょうか。
どぶろっくの歌は「女性が性的に主体的である、と解釈する男の歌」である。その歌に対してノーを言うことは、「女性が性的に主体的であること」に対してノーと言うことにもなりかねないんじゃないか…というのはかなり強引な理屈だが、どぶろっくの歌を「性犯罪の助長」と解釈するのも、同じくらい強引なんじゃないか、と思わないでもない。
あとあんま関係ないが、痴漢が痴漢をするのは「妄想によって自分の都合のいいように現実を解釈しているから」であって、「膜」とかいうわかりづらい例えを使う必要は無いんじゃないだろうか。
あとあと、
親や教師に「どうしてそういうことをされなければいけないのか」「なぜ痴漢は痴漢をするのか」と尋ねても、まるで「言ってはいけないこと」があるような困った顔をして、大人たちはモゴモゴとし、「いるんだから仕方ない」としか言わなかった。
のは、「男は女にエロいことをしたいからであり、中にはその気持ちを抑えられない人もいるからだ」という身も蓋もないことを言うのが憚られたからなんじゃないだろうか。
Love Piece Club - どぶろっくと痴漢の関係 / 田房永子
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.lovepiececlub.com/lovecafe/mejirushi/2014/08/19/entry_005292.html
極論して、この国が志向する男性性欲は全て「社会が女性側に強いたお膳立てによって初めて成立する不自然物」だと思ってる(客体であるべきとされながら相手側の行為の全責任は女性に押し付けられる矛盾がその証左) 2014/08/19
tora_17 性 犯罪 心理
下階のブコメに引き続き。要は「男性の全ての性衝動は自然に存在する本能的・動物的なもので本人に抑えられない(ので責はない)」というクソ神話の嘘さえ明らかにされればそれだけで一変するだろうに、げに強固だよ 2014/08/19
んなわけねえじゃん。フランス現代思想的というか浅田彰的なものにかぶれすぎじゃね?
じゃあこの国以外で起きている性犯罪はなんなんだよ。北欧のようなポリティカルコレクトネスに敏感な国での性犯罪は仕方ないものとでも言うのか?
あと元記事について言えば、どぶろっく的な「童貞のああ勘違い」こそが性犯罪の原因であるとするならば、
性犯罪やストーカー、DVのほとんどが配偶者や恋人という童貞とはベクトルの違う人種によって起こされていることはどう説明つけるのか?
読んでくださってありがとうございます。
これに不満があるなら
? 俺は別に無いですよ。
一方で、
Love Piece Club - リベンジポルノ男の扱われ方 / 田房永子の筆者の考えるように、”言ってはいけない”空気が問題を助長しているのは、あると思います。
ここ数日、男女の不平等について面白い意見が連立して、増田かいわいが盛り上がっていた。
時間をとって読み込んだので、ここにまとめる。
男性は、交際相手の女性に、裸の写真を送って、と要求する。そしてフラれたときに、その写真をインターネットで拡散する。
これが"リベンジポルノ"だ。
リベンジポルノや痴漢への対策は、リアルで、ネットで、いろいろ言われている。
でも、そこには明らかな男女差がある。
被害者である女性は、「自分の身は自分で守れ」「そんなことをする男は付き合うに値しない」と警告される。その一方で、
加害者である男性には、何も言われないどころか、「それについて言及してはいけない」雰囲気、さえある。「やってない男に、『お前もやるかもしれないから気をつけろ』と言ってはいけない」。
このような現状に対して、Love Piece Club - リベンジポルノ男の扱われ方 / 田房永子の筆者は、疑問を投げかけている。
もし本当に「リベンジポルノをする奴」が男たちの中でそんなにハッキリと異質な者として存在しているんだとしたら、直接その人たちへ防犯アクションを起こしたほうが被害が減るんじゃないだろうか?
そのためにまず、言及してはいけない雰囲気、を何とかすべきだと主張した。
そのような雰囲気を作ったのは、誰だろうか。
男性批判を許さない『正義の大人たち』は、こんなことを言っている。
「うちの長男に『こんなことするんじゃないよ』と言ったら『やらねえよ』って言われちゃいました。ちゃんと分かってる子は分かってるようです」
これを受けて、増田へのエントリ許し難い言葉に、昔のWebページが転載された。増田は言う。”男女不均衡の理由が、ここに全部載っている”。
意訳すると、こういうことだ。
レイプやリベンジポルノのような性的な事件では、まず最初に、男女間のリスクの不平等がある。
だから、井戸端会議で、(たとえ相手の女性をはらませてしまっても)「結局、男の子は相手の女の子にお金払えばいいんだから。」と言って、笑い合う。
そして、
のような言説が、ネットで頻繁に見られるようになってしまった。
ところで、まだ謎がある。
このような事件において、
後者だ、と言っている増田がいる。彼女は、男は女をゴミみたいなものと思ってるからリベンジポルノは仕方がないと思っていて、
女を人間と思っている男が居たら「すご~い!レア~!でも本当?フリじゃなく?」って思うし、正直そういうフリして好感度対策しているだけだと思う。
確かに被害者である女性ばかりに対策が求められているが、その内容が”浅すぎる”と言った。
この増田は、『自分を大切にする』こと、その重要性を説いている。
「加害者になるかも?」という指摘は、「被害者になるかも?」という指摘に比べて受け入れ難い。
男性の性に関する教育こそ、もっとされるべきだ、といったブクマがあった。
男性自身さえ目をつぶっている、男性性の本質はあるかもしれない。
主夫であるnynuts氏は男性育児の「ケモノ」性 - Togetterまとめで、
と忠告している。
男女関係にかぎらず、「もっとXXXのことを想像しろよ!」というメッセージはネットでよく見られる。
言われた方は「ウザい」と感じてしまって、ついつい炎上ブクマしてしまう。
でも、短絡的に男性一般や女性一般を叩いていくと、キリがない。
それよりも、それが起こった背景、その仕組み、を想像するほうが楽しい。
特に、Webページを転載全文転載した増田の洞察を、とても含蓄が深いと感じた。だが転載という形をとっているため、初見では意図がわかりにくかった。
すべての記事において、意訳したところがかなりある。間違っていたらごめんなさい。