はてなキーワード: 抱きしめたいとは
今年の夏の課題図書が図書館に置いてあった。小学校高学年が対象の本で『飛ぶための百歩』というタイトルだ。翼を広げた平べったい鳥の後ろ姿の曲線がに惹かれ、手に取った。なお、私は小学校高学年の少年少女ではない。夏休みの苦行、読書感想文を書かねばならぬ彼らがこれを必要としていることは認識していた。罪悪感はちゃんと持っていた。多少の良識がある大人だと、自分に言い聞かせた。
本の貸し出し、一番乗りだった。ごめんなさい。
この本は、目の見えない少年が人付き合いが苦手な少女に出会い、絆をつくる、ボーイミーツガールの物語だ。
タイトルにある「百歩」は山小屋の名前とラストでの「ここまでちょうど百歩だった」ことのダブルミーニングと思われる。ラストの舞台は1年後の話になるので、困難を乗り越えたあと、彼が良好な状態になる「ための百歩」だろうな、とタイトルの考察をした。
ただ、「飛ぶ」がわからなくて、いやラストシーンで”飛ぶ”んだけど”トぶ”にしか思えなくて、飲み込めなかった感あり、今もなお喉奥に引っかかっている。
この物語は、タカのひなが密猟者にさらわれ、それを救出し、巣に戻す、という事件があるのだが、都度、主人公の驚異的な聴力と、驚異的なモノマネ力が爆裂し、困難を乗り越える。その過程で主人公と少女はお互いの悩みをぶつけ合い、自身の在り方を見つめ直していく。
いいでしょ。いいんですよ。少年少女なんです。
でもね、1年後のラストシーンで主人公が上空を飛んでいるタカを「ぼくに会いに来た」とのたまい始めて、様子がおかしいと不安になる。よしんば、空を飛んでいるタカがその時のひなだったとしても、ひなは君を認識していないだろう。双眼鏡でヒロインに実況してもらわないといけないほどの距離にいたのに。
さらに彼は、崖に向かって走り、崖下へ飛び込んでしまう。空を飛んでしまう。比喩である。比喩であった。しかしこの描写は、私を完全に置いてけぼりにするには十分だった。
これは自論なのだが、舞台装置としての魔法・奇跡といったものは、冒頭の設定で使われるか、事件解決のために”1度だけ”使われるべきだと思っている。(SAVE THE CAT が言ってた)
この場合、事件解決に使われた主人公の驚異的な〇〇が魔法だとしたら、2回目が使われたのは残念に思ったし、なにより、最後の最後で突然、前触れもなく白昼夢のような魔法の世界が描かれ始めてしまったことで、今まで読んできた現実的な世界観との温度差が生じ理解が追いつかなくなった結果、本当に崖下にジャンプしたのだと解釈したほど混乱した。
それまで、物語の傍観者だった私は、彼が飛び立った崖に取り残され、空から降ってくる立方体のキャラメルを眺めていることしかできなかった。
さて、ラストシーンから書いてしまったのは悲しみが深かったからで、文字数的なノルマはまだ残っているので、この物語が課題図書たるゆえんっぽいところについて、述べたいと思う。
作中に明記されているが、この社会はマジョリティーが便利なように作られている。その中で、マイノリティはサバイブしていく作戦を練り続けなくてはならない。主人公は、このサバイブしていく少年である。しかし、ヒロインもまた自信のなさをを抱えたマイノリティでもある。
誰しもどこかにマイノリティを抱えている。その部分を痛むのではなく、誰かに助けを求めたっていい。また、マイノリティな部分を自覚して向き合うことも大事だ。
ボーイがガールにミーツして成長する話ですが、この成長は冒頭に述べた"崖からトぶ"力を得る、ではない。当然である。
ヒロインのキアーラは、男子に憧れられ、女子に嫌われるタイプのミステリアス引っ込み思案クールビューティーなわけですが、無言でジェスチャーをしたところで目の見えない主人公には何一つ伝わらず、口に出して表現せざるを得ない。その状況に置かれて初めて、言葉に出さないと気持ちは伝わらないことに気づく。
これは、万人に対してそうであることはご承知のとおり。しかし、ひるがえってみれば「言葉がなくても理解できる」と錯覚するほど、ジェスチャーやアイコンタクトからは多くの情報が得られる、ということなのだろう。
私の会社の営業が「付き合いの長い取引先とはWebミーティングでもいいけれど、新規さんは相手のクセが分からないから、やりづらい」と言っていたのを思い出した。だから”最大の理解者”というのは尚早すぎると思うよ、キアーラ。
主人公のルーチョは、目が見えないことを"アクセサリー"と考えている(この表現は好きだし、私もハンディは個性の一種だと考えている)のに、周りが「目が見えない」ことを前提に自分を見ることに怒りを感じている。
ルーチョは誰かに頼ることを極端に嫌う、意地っ張りで頑固な少年だ。でも、その意地っ張りは、誰かに頼ることなく、自分でできることは極限まで自分でやれるように訓練する努力にも結びついているのだと感じて、だれか、彼の頑張りを称賛して欲しいとずっと思っていた。
それをやってくれたのが、キアーラだった。私は心のなかで拍手喝采した。ありがとうキアーラ。ルーチョが君にミーツしてよかった。
キアーラが「口に出さないといけない」と気づいたのと同様に、ルーチョも「人は誰かに頼らないと生きていけない」と気付いてくれて、私は少年少女の成長の瞬間に立ち会ったことに感動した。青春だ。これが。
道中ギブアップしたルーチョのおばのベアは、彼ら二人が戻ってきたとき、どんな反応をしただろう。彼女はルーチョのこれからを誰よりも案じていたから、帰ってきた甥が自立への一歩を踏み出した様子を見て、泣き出さん勢いではなかっただろうか。
私だったら泣いてしまうだろう。自分では何年かけても気づかせることができなかったことを、甥に気づかせてくれた、昨日今日会ったばかりの少女と、それを受け入れた甥を全力で抱きしめたい。
靴ずれでズルむけになったかかとが痛いと言いながら。
まあ、1年後、なにわらってるの?と青ざめるのですけど。
余談
ボーイがガールにファーストコンタクトしたときにツンな反応をされたのを「質問4回でノックアウト」と表現していて、イタリアーノだなぁ、と思った。日常的に口説いてんの?
また、地獄のオタクなので、高校デビューした美少女キアーラがとんでもないギャルになっていて、初恋?をきび砂糖のごとく粉々に砕かれるルーチョはアリかな、と思いました。でも、見た目ヤマンバになってても関係ないのか、内面が見えるのは良いことだね。
元々人と遊ぶことに積極的な人間ではなかった。小学校の頃も、中学校の頃も、高校の頃も、めんどくさいからと遊びを断っていたくらい。
LINEも返さない。文章を考えるのが面倒で溜まりまくって通知の数が大変なことになってきた。(それを見るだけで返信する気が滅入る悪循環、私が悪い)
最近コロナで友達と遊んでいない。というか半年弱、リアルで家族以外の人間と喋ってない。幸い家族と仲良しでつまらないとか、ストレスは一切感じてない。根っからのインドア派なので出歩けない不満もない。
が、とてつもなく友達に会いたい。よう言う、「ないものねだり」的感情なのかもしれない。会えなくなると寂しい、的な。
アニメ、ゲームオタクの私はTwitterで同じような趣味のリアルの友達と繋がっている。だからネット上だけど会話はする。あ、生きてるー。今はこのジャンルにハマってるんだ。課題大変そうだなー。と、日々ツイートを眺めながら思う。
で、ふと猛烈に会いたくたる。会いたいねー、なんてレベルじゃなくなる。会いたかった!!!って抱きつきたくなる。会いたい、とにかく会って話したい。
Twitterに「みんなに会いたいよ;;」と打ち込んでると会いたい気持ちがどんどん大きくなる。自分で書いてて気持ちが悪いけど、「好き」って気持ちがムクムク湧いてくる。いやなんで?って自分でも思うくらいに。
とにかく会いたい、遊んで話して抱きしめたい。抱きしめなくてもいいだろって思うかもしれないけど、めちゃめちゃ抱きしめたい。人肌が猛烈に恋しい。
会えない。感染者三日連続100人越えちゃった。ワイドショーで夜の街?のインタビューで喋ってたオニーサンが「かかりたくない人は出でこなきゃいい。かかってもいい人は出てくりゃいい」って言ってて泣きそうになった。
家族がいるんだよ。あなたがどういう所で誰と暮らしてるか知らないけど、私には家族がいる。体の弱いおじいちゃんおばあちゃんもいる。コロナにかかるわけには行かないんだよ。
「なら外出なきゃいいじゃん!俺は出るよ笑笑 かかってもいいからね!」
私だってあなたがコロナに感染しようがしまいがどっちでもいいよ。夜の街(笑)とかに?意地でも出かけたい人は勝手に出かければいいよ。でもそういう訳行かないんだよね。実際、その人たちが感染したら病院のベッドは埋まるし、通勤で使った交通機関、店に来た人が帰りに使った交通機関全てに居合わせた人が接触する。
本音を言えばマスクもせずに対面で飲み歩いてる人たちは狭い部屋に押し込めてポイすればいいと思ってる。実際は人権くんに保護されてるからポイできないみたい。
私はあなたの安否なんてどうでもいい。ただ、「俺はかかってもいいよー」って人も感染者数にカウントされるし、かかりたくない誰かに菌を撒き散らしてる。
感染者数が増えればまた自粛。私は大学にまだ一度も通ってない。サークル?何それ美味しーの?友達に会いたい、友達を作りたい。ネットがあっても実際会って話したい。おかしくなりそう。
とにかく友達に会いたい。ネットの通話と、実際対面するのは全く違う。楽しさが違う。
「かかりたくない人は出なきゃいい」
って仰ってたお兄さん。楽しそうだね。路上で仲良しの誰かと飲んで、上機嫌でおっきくなってインタビュー答えたんだろうね。いいな、羨ましいな。お兄さんがコロナにかかっても別に悲しくないね。だって若いし、死ぬ確率は低いって思ってるからね。
きっとお兄さんには何を言っても伝わらない。顔にモザイクがかかってたからどこの誰かもわからない。だからこの気持ちが無駄なのは十分に理解してます。
でも私はあなたが大嫌い。
頭が悪そう、あなたのインタビューがワイドショーで流れているのを目にした時、私は恥ずかして見てられませんでした。(見たけど)
それならセンスないからもう二度と言わない方がいいですよ😅💦😁💦
無理、嫌い、無理無理。
いいなー、羨ましいなあ。
どうでもいいっす。勝手にかかってください。
コロナで苦しめ!とは思わない。むしろ感染しないといいね、って思ってる。
おれゎ!ころなにかかってもいいょ!!!
ころなにかかってもいいって思う人だけが出ればいいんスょ!!!!
爆笑〜
手に持ってる缶ビールを売ってる人もコロナにかかりたい人。あなたを乗せる電車の駅員もコロナにかかりたい人。あなたが捨てたゴミを回収する人もコロナにかかりたい人。
笑笑笑 マ?
あーあー友達に会いたいな。大学のキャンパスに通えるのはいつかな。
私はコロナにかかりたくない人なので!一生家にいないとね😅
愚か系人類お兄さんに届け〜✉️
おわり
歳を追うごとに、幸せにはなれないまま終わることがどんどん確定的になり、
苦しくないうちに人生を終わらせたほうが良いことがわかっている。
若い頃は「後悔」とかありえないと思っていた。
エリック・カルメンの「オール・バイ・マイセルフ」は好きだったけど、歌詞の内容はありえないと思っていた。
現状は、ずっと一人だし、これからも一人だろう。
あった。
次の恋愛はひどかった。
睡眠薬が手放せなくなった。
まだ大丈夫。
自分なら、それなりにやれるはず。
それが、もう無理だと悟ったのはいつ頃だろう。
あのときの暖かさにもう触れることは出来ないことが辛い。
とここまでかいて、おれは「ノスタル爺」かと思った。
石塀の代わりに狭い部屋。ここで腐ちて、畳に溶けていく。
そりゃわたしだってあの人と付き合いたいとかセックスしたいとかそういうことを思う日はあるけれど、ただ漠然と彼氏がほしいなんて思うことはぜんぜんなくて、だからこんなふうに「やっぱりユウちゃんも彼氏とかほしくなるよねえ?」とか言われると正直どう答えたらいいのか返事に困る。「いや、あのね、彼氏がほしいってわけではないんですけど……」なんて説明をしてもこの人はたぶん理解しようとしないだろうし、「もったいない」とか「男に求められるうちが華だよ」とかいいだすんだ。すこし肌寒くなってきたこの頃は特にこういうタイプの交通事故が起きがちで、苦手な誘い文句は寒さによって誘発されているんだと気づいてからはわたしは冬がきらいになった。うそ。マーガレットハウエルのコートが着られるからすき。
「やっぱり人肌恋しくなるよねえ」なんて言ってグラスを傾ける彼は、わたしの輪郭を「肌寒くなってきたから人肌恋しくて年上の彼氏がほしいおんにゃのこ」に落とし込めたくて、その強引さにむしろ感心してしまう。この人は駅に設置してあるような電光掲示板の営業をしているとさっき言っていたが、やっぱり営業職ってこういう強引さが必要な仕事なのだろうか。きっとこの人は恋人のことも雑に抱きしめたり、下着やTシャツなんかも適当にまるめてたんすの引き出しに突っ込むタイプなのだろう。勝手に彼の暮らしを想像してしまったのだけど、話を進めていくうちにどうやら既婚者のようだということをなんとなく匂わせてきた。サブリミナル効果みたいに何気なく「妻」というワードを放り込んできたときはびっくりしたけど、びっくりしたリアクションをこちらに取らせまいとする勢いにまたびっくりする。びっくりするリアクションがなければびっくりしたことにならないとでも思っているんだろうか。わたしは意地が悪いのでちゃんと説明させてやろうと、あ、えっと、結婚されてるんですか?と聞く。んーまぁおれのことは別にいいじゃん☆ってさっき散々自分の自慢話をつづけていたくせに既婚者であることは別にいいじゃん☆なのか。
じゃあさ、ユウちゃんはどれくらい彼氏いないの?という質問の意図ってわたしにはいまいち理解できなくて、とりあえず正直に答えてみるものの「えーなっがいねぇ、さみしくならない?」って返ってきていろいろ後悔するが、っていうかその「彼氏いなくてさみしい」という突破口しかねえのかお前には。えーじゃあユウちゃんはどんな男性がタイプ?って聞かれることもそもそも屈辱で、お前とこういう話をしてもわたしには得もなければちっとも楽しくもないのだけど。あーでも、もしかしたら徳は積めているのだろうか。これを耐え忍ぶことで来世のわたしの鼻が橋本奈々未ちゃんみたくなれるならこのまま続けるけど、たぶん世界はもっと残酷であるし、いずれにせよだいじなのは今世である。
おれはねぇ…背の小さい子がすき。カギ括弧つきの(ユウちゃんみたいな)が透けて見えているけど、たぶん見せているんだろうけど、そんなもんに反応するわけにはいかないので「へえ」とだけ返す。1へえ。背の小さい女の子ってねえ、守ってあげたくなるんだよ男の本能かな。2へえ。背ぇ小さくて得したことない?3へえ。ねぇ話きいてる?え、はい。
ユウちゃんって時々ぼーっとする癖あるよね。そういうところが可愛いとおれは思うけど、気をつけたほうがいいよ、おれは怒んないけどさ。これにまた「へえ」と返すのがお笑いのセオリーだとわたしは松本人志に学んだつもりだけど、男性を怒らせることの恐怖心には抗えず「すみません、、、笑」なんて女の子らしく微笑んで愛想を振りまいてしまう。ここはNSCでもなければM-1グランプリの3回戦ではないのだ。そういえば金属バットは準々決勝に進出できたのだろうか。iPhoneでナタリーをひらけば確認できるけど、そんなことも許されないまま時間が過ぎていって、わたしはここでなにをしているんだろうと、悲しくなってくる。
すみません、、、笑。って愛想をよく微笑むことが女の子らしい振る舞いなのだと、結局自分もそう思ってるんじゃないか。頭ではわかっていても、Twitterに歯切れのいいことを書き込んでも、コミュニケーションのなかにその価値観を取り込めない。特に年上の男性と話すと、古い意味での女の子を演じてしまう。
そんなことを考えながら山手線にゆられ、なぜかいまわたしは片耳イヤホンでBOOWYを聴かされている。たぶんあと5回くらい死なないと、わたしはカネコアヤノちゃんみたいにはなれない。大事なのは今世だっていうのにさ。
肌寒くなってきて欲情しているのも、悪い意味で雑に抱きしめたいのも、いつだってあんたたちのほうじゃないか。
翔び出た精液みたいな白いイヤホンコードが、わたしとお前をつなぐ。山手線の夜窓に乗客たちが映っている。わたしはまた笑っている。諦め顔のよくできた歯車のように、灼けつく陽差しが、わたしたちを狂わせている。
数年ぶりに恋に落ちたのでどうしようもない気持ちを吐き出させてほしい。落ちて思ったけど恋はヤバい。
相手とはまだ2回しか会ってなくて、そのうちの1回は人が大勢いたのでちゃんと喋ったのはほぼ1回。でもすでにめちゃくちゃ好きでヤバい。
ちゃんと喋った1回のときにLINEを交換して、それからたまに連絡をとり合ってたら好きになってしまった。もともと、その人のSNSとかウェブに載せてた文章が好きで仲良くなったから当然っちゃ当然なんだけど、文字のやりとりだけでこんなに早く恋だって思うなんて自分でびっくりした。
恋って自覚するまでに何度か「好き~!」「嬉しい~!」みたいな回があった。相手はそういうこと恋愛対象じゃなくても言える人だって知ってたから、好きって言われたときは単にちょっと嬉しくなって画面のスクショを撮ったりしただけ。でもいま考えると、「好き」のスクショ撮ってる時点で大好きだったんだと思う。
2週間くらい前、共通の知人から飲み会で「──(相手)いま恋したがってるらしいよ」って聞いたとき、正直言って最初に自分のことが浮かんだ。
でも、じゃあ私とのやりとりは恋のそれじゃなかったってことだよなやっぱりって気持ちが先に来てしまって、「えーじゃあ〇〇さんとかどうかな」と思ってもないことを口走った。知人が「あータイプだと思う」って言ったとき、ものすごく心臓の鼓動が速くなったのがわかった。
ちょっとトイレ行ってきますね~、って入ったトイレで用を足し終わって正面の鏡を見たらなんかめちゃめちゃ泣いてて、うわーすごい好きじゃんって思っちゃってそこからはもう駄目。
相手に「恋したいの?」ってLINEしたら「今はそうでもないかな」って返ってきて、咄嗟に頭の中でいい友人ルートと万一の恋人ルートを天秤にかけた。
絶対に友達のままのほうが得策なのがわかっていた、けど、LINEに表示される名前を見るだけで胸が苦しくなるくらい好きだってことを、どうしても相手に伝えたいと思ってしまった。相手が嬉しいときは真っ先に教えてほしいし、相手がしんどいときは一番近くにいてできたら抱きしめたいと思った。だからもう、「好きな人できたらぜったい応援するけどごめんちょっと嫉妬する!」って酔った勢いで送った。送った瞬間、ていうか送る5秒くらい前から後悔してた。
返信がくるまでの2時間、最寄り駅のひとつ前で降りてコンビニで酒を買って歩いた。Spotifyで聴いてたアルバムがなんだったのか覚えてないけど、どの曲がきても頭がぐちゃぐちゃになってしまうのでシャッフルのボタンを押しまくっていた。
「嫉妬してくれるのなんか嬉しいよ」って返事がきて、そのまま雑談が続いたとき、失恋したなこれはと直感的に思った。そこからいままでのLINEを見返しはじめて、この会話最高に楽しかったなとかクソーこの写真可愛いなとか思ってたら、LINEの下のほうに新しいメッセージが届いた。「一番好き」って見えた気がしたけど、酔ってるから幻覚かと思ってそのまましばらく硬直していた。
息を吸ってずっとスクロールしたら「──ちゃんに恋してるからもう今は恋したいとか思ってないよ」って文字が見えて、それが自分の名前なのを確認して、うっ、ってなって力入れすぎて飲んでた缶がちょっと潰れた。
デートの約束をした。相手はずっと遠くに住んでるので、来月のデートの約束だけど死ぬほど嬉しかった。
恋、本当にヤバい。起きた瞬間から寝る瞬間まで常に頭のどこかに相手がいる日が何日も続いてて、毎日混乱している。
「好きだよ」って送ると「好きだよ」って返信がくる。夢? って思う。
でも私はもう20代後半で、今日みたいに眠らないで「好き!」「もっと好き!」「私のほうが絶対に好き!」なんて言い合うテンション、人と付き合う中でほんの2週間くらいしか続かないってわかっている。もう少し付き合い続けたら、絶対にどこかで相手のことをちょっと嫌いになったり飽きたり飽きられたりする日がくる。だから今日は、仮に一生のうちに7人と付き合うとして、全部合わせても100日ないくらいのヤバい日だ。二度と戻らない日、って思うともう、何見ても泣きそうになってしまう。
本当は自分に特別なところなんてなくて、相手にとって恋をする相手が私じゃなきゃいけなかった必然性なんてないっていうのもわかってる。ちょっとでもタイミングがずれてたら、相手は私じゃなくて別の人と恋に落ちてたかもしれない。他愛ないLINEがずっと続くような相手だったんだから、仮に私が友達のままだったら、相手に恋人や配偶者ができてもこのまま何年も仲良くできたのかもしれない。でも、それでも恋に落ちることのできるタイミングを逃さなかった私を私は褒めたい。
理由は書かないけどたぶん、結婚とかはできない。いつかできるのかなあ。してみたかったな。
これからどうなるのかを考えると苦しくなるけど、これを増田に書いた今日のことはたぶん忘れないと思う。私いま相手のこと死ぬほど好きだよ。
2019-06-03
■恋はヤバい
数年ぶりに恋に落ちたのでどうしようもない気持ちを吐き出させてほしい。落ちて思ったけど恋はヤバい。
相手とはまだ2回しか会ってなくて、そのうちの1回は人が大勢いたのでちゃんと喋ったのはほぼ1回。でもすでにめちゃくちゃ好きでヤバい。
ちゃんと喋った1回のときにLINEを交換して、それからたまに連絡をとり合ってたら好きになってしまった。もともと、その人のSNSとかウェブに載せてた文章が好きで仲良くなったから当然っちゃ当然なんだけど、文字のやりとりだけでこんなに早く恋だって思うなんて自分でびっくりした。
恋って自覚するまでに何度か「好き~!」「嬉しい~!」みたいな回があった。相手はそういうこと恋愛対象じゃなくても言える人だって知ってたから、好きって言われたときは単にちょっと嬉しくなって画面のスクショを撮ったりしただけ。でもいま考えると、「好き」のスクショ撮ってる時点で大好きだったんだと思う。
2週間くらい前、共通の知人から飲み会で「──(相手)いま恋したがってるらしいよ」って聞いたとき、正直言って最初に自分のことが浮かんだ。
でも、じゃあ私とのやりとりは恋のそれじゃなかったってことだよなやっぱりって気持ちが先に来てしまって、「えーじゃあ〇〇さんとかどうかな」と思ってもないことを口走った。知人が「あータイプだと思う」って言ったとき、ものすごく心臓の鼓動が速くなったのがわかった。
ちょっとトイレ行ってきますね~、って入ったトイレで用を足し終わって正面の鏡を見たらなんかめちゃめちゃ泣いてて、うわーすごい好きじゃんって思っちゃってそこからはもう駄目。
相手に「恋したいの?」ってLINEしたら「今はそうでもないかな」って返ってきて、咄嗟に頭の中でいい友人ルートと万一の恋人ルートを天秤にかけた。
絶対に友達のままのほうが得策なのがわかっていた、けど、LINEに表示される名前を見るだけで胸が苦しくなるくらい好きだってことを、どうしても相手に伝えたいと思ってしまった。相手が嬉しいときは真っ先に教えてほしいし、相手がしんどいときは一番近くにいてできたら抱きしめたいと思った。だからもう、「好きな人できたらぜったい応援するけどごめんちょっと嫉妬する!」って酔った勢いで送った。送った瞬間、ていうか送る5秒くらい前から後悔してた。
返信がくるまでの2時間、最寄り駅のひとつ前で降りてコンビニで酒を買って歩いた。Spotifyで聴いてたアルバムがなんだったのか覚えてないけど、どの曲がきても頭がぐちゃぐちゃになってしまうのでシャッフルのボタンを押しまくっていた。
「嫉妬してくれるのなんか嬉しいよ」って返事がきて、そのまま雑談が続いたとき、失恋したなこれはと直感的に思った。そこからいままでのLINEを見返しはじめて、この会話最高に楽しかったなとかクソーこの写真可愛いなとか思ってたら、LINEの下のほうに新しいメッセージが届いた。「一番好き」って見えた気がしたけど、酔ってるから幻覚かと思ってそのまましばらく硬直していた。
息を吸ってずっとスクロールしたら「──ちゃんに恋してるからもう今は恋したいとか思ってないよ」って文字が見えて、それが自分の名前なのを確認して、うっ、ってなって力入れすぎて飲んでた缶がちょっと潰れた。
デートの約束をした。相手はずっと遠くに住んでるので、来月のデートの約束だけど死ぬほど嬉しかった。
恋、本当にヤバい。起きた瞬間から寝る瞬間まで常に頭のどこかに相手がいる日が何日も続いてて、毎日混乱している。
「好きだよ」って送ると「好きだよ」って返信がくる。夢? って思う。
でも私はもう20代後半で、今日みたいに眠らないで「好き!」「もっと好き!」「私のほうが絶対に好き!」なんて言い合うテンション、人と付き合う中でほんの2週間くらいしか続かないってわかっている。もう少し付き合い続けたら、絶対にどこかで相手のことをちょっと嫌いになったり飽きたり飽きられたりする日がくる。だから今日は、仮に一生のうちに7人と付き合うとして、全部合わせても100日ないくらいのヤバい日だ。二度と戻らない日、って思うともう、何見ても泣きそうになってしまう。
本当は自分に特別なところなんてなくて、相手にとって恋をする相手が私じゃなきゃいけなかった必然性なんてないっていうのもわかってる。ちょっとでもタイミングがずれてたら、相手は私じゃなくて別の人と恋に落ちてたかもしれない。他愛ないLINEがずっと続くような相手だったんだから、仮に私が友達のままだったら、相手に恋人や配偶者ができてもこのまま何年も仲良くできたのかもしれない。でも、それでも恋に落ちることのできるタイミングを逃さなかった私を私は褒めたい。
理由は書かないけどたぶん、結婚とかはできない。いつかできるのかなあ。してみたかったな。
これからどうなるのかを考えると苦しくなるけど、これを増田に書いた今日のことはたぶん忘れないと思う。私いま相手のこと死ぬほど好きだよ。
ほんとは根暗なのに、そんな自分が嫌いで、外では頑張ってアゲて、明るく振る舞ってるすべての人たちへ。
君はすごいよ。そこに努力を振れるのが本当に偉いよ。
だって私にはとてもできない。
かなり気力使うでしょ。社会に馴染むために毎日毎日自らの体力と気力を犠牲にしてるなんて、そんなひたむきなことって、ない。
君こそが現代社会を生き抜ける人間だよ。社会性が高いし、今いる現実がちゃんと見えてるから。
それを当たり前に、ひょっとしたら気付かないうちにやってるなんて、本当に、本当に、君は。
私はそんなあなたがただいとおしい。
きっとしんどいよね。お疲れさま。
あなたをただ強く抱きしめたい。熱い抱擁をしたい。頑張ったね、優しく囁き、ゆっくりと頭を撫でたい。
私は本気でそう思ってる。
あなたたちを抱きしめるにはどうしたらいい?
真剣に考えたけれど、私に抱きしめられたところで特にありがたみは無いだろうし、
でも一応若い女の形をしてるというだけで、誤って性的なニュアンスに解釈されてしまったら、こちらとしても心外だ。あえて書くけどそういう気は一切無いので。
要はこの外皮が邪魔。
だから私は海になりたい。吹き抜ける風になりたい。熱い大地になりたい。すべてを包みこむ空になりたい。
いや別に「この世のためになりたい!人の役にたちたい!」等とは違うし
なんていったらいいのかな本当に 日記なのに適切な言葉が追いつかないんだけど
ほんとにいとおしさを伝えたいだけなんだけど 所謂コミュ障だから
そんなこと考えてたら真っ昼間のカフェなのに涙が滲んできた。
不美人なりに最近はアイラインの引きかたを研究してるのが、たぶん今全部落ちた。
メイクは結構好きなので、若い女の形をしてて悪いことばかりじゃないよなーとも思う。
だけど。
正直なりかたはわからないし、今すぐには難しいだろうけど、なんだか願えばなれる気がしてきた。いつか、来来来世くらい?
ということで。
来来来世の人たちへ。待ってろよ。
彼女のことも傷つけたくないし、こちらがここに投稿することによって誰かが不利益を被ることがなるべくないように配慮した上で、今抱えている絶望をここに残しておきたい。断っておきたいのは、この文章を僕の言葉で増田に流している時点でフェアでなく、自分が被害者ですといった書き口になってしまう可能性はぬぐいきれないと言うこと。正しく理解してもらうことはとても難しいと思う。それでもない頭を使って、個人個人の未来のためにも書いているので、できればアドバイスにあたるコメントが欲しい。
先日彼女と二人で一泊二日の旅行に行った。これは二日目に聞いた話なのだけど、彼女曰く「誰かと泊りの旅行に行くのは初めてだったから、家族でちょっとした騒ぎになった」らしい。旅行から帰ってきた次の日、彼女から長いメッセージが届いて、ものすごく悲しいことをしてしまったんだと自責の念に駆られることになった。
簡潔に言うと、一日目の夜、セックスを断ってしまった。断ると言っても「嫌です」と直接言ったわけでなく、彼女の誘いを流して諦めさせてしまったのだ。一応ゴムは持っていった。彼女はおそらく男性経験がないだろうと思って、彼女のことをいたわる思いで滑液がついたものを初めて購入した。でも、とにかく疲れていて、眠たかった。僕は睡眠障害を抱えていて、毎週大学病院に通っており、治療中であることは彼女にも理解してもらってる。もう眠剤を処方され出して二年弱がたち、その日もいつもと同じ薬を服薬してしまった。あとで振り返るとその薬には副作用に「性欲の低下」があり(そんなものがなくても眠たさで欲は消えそうだけれど)、服薬しなければよかったと後悔する。しかし、それはきっとできなかった。両親のアドバイスで眠剤を抜いてみたことがある。すると全く寝れず、不安からパニックになってゲロゲロ吐いてしまった。うつ病も併発していたものだから、それは大きなトラウマになって、これは危険なことかもしれないけれど、半ば強迫観念にかられながら眠剤を服薬しているのだ。
長く、重たいメッセージの中で、彼女は自分が僕に女として見られてはいないのではないか、自信をなくしている、と言う。たまらなく胸が痛み、あまりにも苦しくて吐きたくなった。彼女をひどく傷つけてしまったこと、それからまたこの手の失敗をしてしまった悔しさのことで。
思い出すのはこれまでの失敗。誰かと仲良くなりすぎてしまうことに対して苦しさを覚え、その人の前から逃げてしまいがちな自分は、最近人間関係に対しての苦手意識がずんずん芽生え、重荷になって生活してきた。とはいえど、初対面の人ともうまく会話ができるし、コミュニケーション能力には自信を持っていたのだ。人より優れた共感能力を持っているはずだから、他人に配慮した会話ができていた自信があった。それにもかかわらず、最近いろんな失敗をして(例えば自分の不用意な発言で相手を無自覚に傷つけてしまっていた)、自分は「共感能力が低い人間だった」というのが分かり、いろんなことがわからなくなった。自分はうまくやれているつもりなのに、自分の感覚と他人からの評価のズレが大きすぎて、毎度本気で悩まされるのだ。
恋人とセックスしたい、というのもよくわからない。「セックスしたい」と「恋人になりたい」が両立することをはっきり理解できない。「大好きで、一緒にいたい。でもセックスはしたくない」というのが相手を苦しめるというのを身を以て体験して、驚いた。二人にとってこんなにつらいことは他にないように思えた。そもそも僕は恋人的なスキンシップからして、苦手な方らしい。低体温で、ものを握ると手汗をかいてくるから手を繋ぐのもあまり好きじゃない。近くにいたい、抱きしめたいとは思う。キスはなるべくしたくない。彼女に「君が自信をなくす必要性はきっとなくて、その悩みは僕への不安の裏返しだと思うから、結局のところ性的な魅力がないのは僕の方なんだと思う」と送る。こう返信するだけで、いろんな自信を失った。tinderで知り合った女性となら、自分からできるはずなんだけど、と思って再度インストールして昨日から左へ右へスワイプし続けている。ライクがたくさん来る。多分顔は悪くないんだなと思う。マッチは未だしていない。寂しさを感じる。
自分はもっと普通な人間だと思ってきたのに。今では普通よりマイナス方向に目立った性格ばかりで辟易する。変わっていければいいと思う。変わりたい。
ラインのやり取りの中で、僕なりの知恵を振り絞り、「早めの時間にラブホデートしたいと思うのだけど、いいかな」と提案してみた。眠剤の影響や疲れの影響を受けない状態で試してみたい、という本心からだ。彼女からは「それは嫌。そういうことをしたいっていう君からの言葉がない限り、私はそれを望んでいないです」というだけだった。正直、わからないのだ。彼女のことはかわいいと思うし、付き合えて嬉しいと思う。だけど、したいです、といえば嘘になるような気がするのだ。僕はあくまで試験的に、という意味で送ってみたのだけど、今これを書きながら、それってきっとひどいことなんだろうな、という気がしてきた。
彼女のことが好きだ。暗いトンネルで絶望している時に笑顔で声をかけてくれたのが彼女だった。当時の僕にとって、希望だった。彼女はそう明るい人格ではないけれど、愛嬌があって、一緒にいると安心する存在。できるだけ長く一緒にいられたらいいと思いつつ、考えがぴったり180度違うと言うことも少なくなかった。それでも僕らの会話は楽しく、うまくやれているつもりだった。それなのに、彼女は普段のデートの中でも、自分に自信をなくすばかりだったと言う。
絶望している。やっと暗いトンネルを抜けられたと思ったら、さらに暗いトンネルがやってきたような。苦しくて、逃げ出したくなる。もう一緒にはいられなさそうで、それは僕にとってとてもつらいものだし、これからの人生でも同じ失敗をして苦しむのだろうかと、しなくていい絶望を予習してしまった。嫌になる。これからどうしよう、中身のない未来について、なんどもなんども考えている。
とても嬉しいけど少し切なくて悲しくて号泣した。
何度も抱きしめたいと思ったし、かわいい!と思った。抱きたいとまでは思ったことはなかったけど、彼女とセックスするシチュエーションになったらできたんじゃないかなと思う。無理ではないと思う。まあしたことないから分からないけど。
彼女は年上だけど、私より背が低くて童顔だ。すごくかわいい。気遣いの人で、いつもにこにこしている。
彼女のことが大好きだ。遠方に住んでいるけど、なにかと理由をつけて彼女の元に旅をして共に時間を過ごした。
そんな彼女が結婚するという。これから引っ越しをして、人と共に暮らすという。