赤月ゆには救い

2020-06-08

赤月ゆには救いだ。

眷属の幸せを何よりも先に考えてくれているからだ。

わりと正論ぶつとか、それってこうじゃないの？とか、決めつけてかかるように言うこともあるがそれは眷属のためなんだと思う。

普通に考えたら、人気を大きくしたいVTuberにとってはそれは損な芸風だ。

定命の人間は、迷いがあるものだ。

迷い多き人間に対して正論を投げるということは、人格批判につながる。

ときに正論は社会の常識と対立することもあるし、じゃああれはどうなの、自分はどうなの、という噛みつきポイントにもなる。

それによって眷属が救われると信じているからだ。

その動画は、作りこみが前提で、ライブ感をあまり強調しないという点で、他のVTuberとは一線を画している。

それは、眷属を救うという使命感によるものだと思う。

他人を救うには、同じ場所に立ってはいけないのだ。

かといって、違う場所にいてもいけないのだ。

眷属の欲望に寄り添いながら、こっちだよと手招きをしてくれるのだ。

それによって救われる眷属がどれほどいるか。ありがたいことだ。

唯一心配なことは、無理をしすぎないか、眷属の期待に応えようとしすぎないかということだ。

人間はガチガチに考えすぎると行動が迷走して妙なループに入ることがある。

車のハンドルにあそびが必要なように、行動には遊びが必要だ。

眷属のためにきわどい路線を攻めすぎて自縄自縛にならないでほしい。

やってて楽しくないことはいつでもやめたっていい。

定命の人間からは過ぎた心配かもしれないが、いつも余裕を忘れずに、これからも末永く眷属を見守っていてほしい。