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2024-10-10

フォリアドゥ(folie a deux)というのはフランス語で「ふたり狂い」という意味

果たして精神病というのは伝染するものなのだろうか。

人の心を操る寄生虫が出てくる小説ネタバレになるのでタイトルは言えない)を読んだことがあるが、実際に見つかったという話は聞かないし、たとえ存在したとしてもそれはあくま寄生虫病であって、「伝染性の精神病」とは言いがたいような気がする。

実際には、たとえば梅毒のように伝染性の病気精神症状を引き起こすものはあるけれど、純粋精神病細菌ウィルスによって感染する病気存在しない。精神病者に接触しても、感染心配する必要はないわけだ。

しかし、だからといって精神病は伝染しない、とはいえないのである

精神病は確かに伝染するのである細菌ではない。ウィルスでもない。それならなんなのか、というと「ミームによって」ということになるだろうか。

妄想を持った精神病者Aと、親密な結びつきのある正常者Bが、あまり外界から影響を受けずに共同生活をしている場合、AからBへと妄想感染することがあるのだ。もちろんBはまず抵抗するが、徐々に妄想を受け入れ、2人で妄想を共有することになる。これを感応精神病、またはフォリアドゥ(folie a deux)という。Folie a deuxというのはフランス語で「ふたり狂い」という意味最初に言い出したのがフランス人なので、日本でもフランス語で「フォリアドゥ」ということが多い。もちろん妄想を共有するのは2人には限らないので、3人、4人となれば"folie a trois"、"folie a quatre"と呼ばれることになる。なんとなく気取った感じがしてイヤですね。

AとBの間には親密な結びつきがなければならないわけで、当然ながらフォリアドゥは家族内で発生することが多いのだけど、オウム真理教などのカルト宗教場合も、教祖を発端として多数の人に感染した感応精神病と考えることもできるし、以前書いたことのあるこっくりさんによる集団ヒステリーも広義の感応精神病に含めることもある。

この感応精神病、それほどよくあるものでもないが、昔から精神科では知られた現象で、森田療法で知られる森田正馬1904年に「精神病感染」という講演をしている(この講演録が日本での最初の文献)し、その後も今に至るまでいくつもの論文が発表されている。

2023-04-08

これから半袖Tシャツの季節がくる

半袖Tシャツって面白TシャツとかふざけTとかの笑いをとる確立したジャンルがあるんよな

笑いをとっていく、ネタに走るというところでは半袖Tシャツが世の中のあらゆる服の中でも一番突っ走ってる

はじめしゃちょーやンダホやイチロー面白Tを着てるのをYouTubeで見て、ウケてなんぼのインフルエンサーメディアが騒いでくれる有名人面白Tを着るのはいいけど

私のような一般人30代女性が夏に面白T着て外に出てもイタい大人になるだけじゃん

おしゃれには絶対にならないし

(関係ないんだけど都市ボーイズのお二人がオカルトネタとか面白系の服を着ているの見るのが好き

岸本さんがNetflixとかnocomentとかヌーとかの服を着てはやせさんがホラー漫画とかオカルト系の服着てるの好き)

私はオカルト好きだからきさらぎ駅とかこっくりさんとかのネタT着たいけど、私は幼児母親なので外出先が幼児の遊び場であることが多くてオカルトネタTシャツとか客観的に考えるとドン引きなんだよな

そういう現場こっくりさんTシャツ着ていく自分ドン引きする

あい場所には鬼滅の刃とかコナンとかのTシャツのほうがあってるわ

面白T着てて痛くないのって小学生とか中学生とかの子供なんだよな。子供がくだらない面白T着てケラケラ笑ってる遊んでいる姿は微笑ましいわ

いい年した一般人大人はおもいっきり笑いに走った面白T、ふざけT着ても痛々しくなってしま

これから暑い季節がきて、街を歩いたら面白T着た人に出会えるんだろうか

夏はTシャツ着用率が高いから他の人たちがどんなTシャツを着てるのか楽しみ

2022-07-24

こっくりとした味←意味分かんねーよ

適当言ってるだけだろ

こっくりさんに怒られろ

2021-02-12

必読書コピペマジレスのやつのパクリ海外文学

パクリ元→ https://anond.hatelabo.jp/20210212080317

だって楽しそうだったから...(自分文学的教育は受けてないし、誰かと読んだ本の感想を共有することなんてないので、元増田文学サークルとか友人とか出てくるのがうらやましい)

ネタバレありだけど、ちゃん確認せず書いてるので記憶違いがあるかも。あと、後半になると全然読んでなかったわ。

ホメロスオデュッセイア

オデュッセウストロイ戦争から帰る途中で船が難破して右往左往頑張るのを眺めるお話なのだけど、勇敢で直情的な普通おっさんなので苦労するところは苦労してて良い。あと、イリアスと比べても昔の神話らしく出てくる人物とか神様の類がガチ理不尽なので良い。話がズレるけど、イリアスにはディオメデスというやつが主人公然として出ずっぱりなのだけど、オデュッセイアの回想には全く出てこないし、アガメムノンとかアイアスとかと違って他の作者の物語にも出てこないのだけど、あいつなんなん?

旧約聖書創世記

途中で読むのをやめた記憶がある。

ソポクレスオイディプス王

エディプスコンプレックス父親に対向心を燃やし、母親に恋慕する、的なやつ)の語源だと聞いて読んだら、全然そういうノリの話じゃなくて「へぇ」ってなったやつ。オイディプス自身は預かり知らぬところで運命に弄ばれて、最後にはすべてを理解してしまって絶望する可哀想な話なのだけど、どうでもよいことで人を殺したことトリガーでもある(それも運命ではあるのだけど)ので、自業自得感もある。気楽に人を殺してはだめ、絶対シェイクスピア悲劇とかもだけど、「100%落ち度がない悲劇被害者」ってあんまり昔の物語には出てこないね

唐詩選』

タイトルすら知らないやつ、その1

ハイヤーム『ルバイヤート

いまいち印象に残ってないけど、なんかずっと酒を楽しんでて幸せそうだなって思ったような気がする。

ダンテ神曲

地獄編の半分くらいまで読んだ。作者(ダンテ)が古代詩人だか哲学者かに褒められて地獄めぐりを導いてもらうところから始まって、自分の嫌いなやつ(政敵とか批判者)が地獄で苦しんでるのを巡ってはひたすら口汚く罵って回るという、その性格の悪さというか根暗さに嫌気がさして読むのをやめた。原文だと詩的というか言語的な美しさとかあるらしいけど、こちとら娯楽としてしか本は読まないので日本語で読むからそんなん知らん、こいつは陰湿

ラブレーガルガンテュアとパンタグリュエルの物語

確か冒頭に「酒でも飲みつつゲラゲラ笑いながら聞くためのもんだから」みたいな説明が入るのだけど、そんな感じ。すごいでかい巨人の話だけど、家を椅子にしたと思ったら小便で洪水を起こして家を押し流したりするので、巨人としてのサイズも大概統一性がないんだったはず。なんか「人間の絆」だったかで、大真面目なキャララブレーを手放さなかった、みたいな描写があった気がするのだけど、ニュアンスがわかるようなわからんような...と思った記憶がある。

シェイクスピアハムレット

シェイクスピア作品は、意図はどうあれよく「様々な作品元祖とも言えるものなので、読むと後続の作品がより楽しめる」的に紹介されるのだけど、普通に単体で楽しめると思う。そもそも、別作品を読んでて「あ、これシェイクスピアで見たやつだ!」ってなったからって楽しいか?という感覚個人的にはある。ひとつ上にラブレー云々も別に良い要素だと思わなかったし。で、ハムレットシェイクスピア戯曲の中でも登場人物精神性の完成度が一番高いと思っていて、劇的さでは「オセロー」とか、キャラクターの鮮烈さでは「リチャード三世」とかには劣るかもしれないけど、舞台装置としてのキャラクターではなく、"異なる価値観教育etc...の元に自分で考えて行動する登場人物たちがつくる物語"としての面白さが本当に高いと思う。歴史的価値とかは忘れろ、楽しめ。

セルバンテスドン・キホーテ

パルケエスパーニャにいた。

スウィフトガリヴァー旅行記

巻末の解説すら読まないことが多いので、アイルランド云々の話をパクリ元で見て「そうだったんだー」ってなった。それぞれの国には短編小説くらいの分量しか滞在しないので、それぞれ短編SFとか的なノリで読んで面白かった記憶がある。自分自然科学系の研究者なので、科学なき探求(無為)をひたすらやってる国の印象が強い。なんかおまじない的なやつで作物の収穫量が増えるのでは?ってそれを試してるんだけど、当たり前に効果はまったくないし、それを評価するというプロセス存在しないので無限無為を繰り返してた。

スターントリストラム・シャンディ』

タイトルすら知らないやつ、その2。

サド悪徳の栄え

「目玉の話」は読んだけど、その結果として「悪徳の栄え」は読まなくて良いかな。ってなったやつ。

ゲーテファウスト

最強天才ファウスト博士悪魔契約して、「悪魔の力で楽しませてやる代わりに、人生楽しみきって満足したら魂もらうからな」って契約をする話なのだけど、すべての学問を修めた最強天才のはずのファウスト博士普通精神的に未熟なおっさんなので、酒飲んで暴れたり恋愛ごとやったり神話的な体験したりと色々していくなかでの言動がいちいち子供じみてるのが面白い。最後理想国家のために働く的なパートでいきなり聖人的になってたり、全体の流れが説教臭いのが多少鼻につくのだけど、ラストシーンの迫力は自分読書歴の中でトップクラスだと思う。ちなみにこの作品は「時よ止まれ、お前は美しい」って言葉元祖なのだけど、これってファウスト博士からの「この世界を楽しみ尽くして満足した。これ以上の瞬間などこれ以降はありえない(だからもう魂を持っていって良いよ)」という悪魔への宣言で、なんかラブロマンス的なシーンで使われてるの見ると、「ん?」てなるんよね。

スタンダールパルムの僧院

面白かったな」という感想を持った記憶はあるのに内容はまったく思い出せない。なんか年上美人若者恋愛する話だったと思う。多分登場人物が本気で生きてる感があって各シーンは面白いって読めたけど、全体の流れにはさほどの興味が持てなかったタイプの話だと思う。

ゴーゴリ外套

うだつの上がらない貧乏役人のおじさんが一念発起して外套を新しく買うのだけど、可哀想な目にあう。っていう胸糞の悪い類の話。どこかユーモラスなので面白がりつつも、「可哀想じゃんヒドイよ!」って思いながら読んだ。みじめな人間をみじめな人間視点で描ききるって案外すごいことだと思う。でもゴーゴリナンセンス小説ならもっとポップな「鼻」のほうが好きだし、大真面目な雰囲気ナンセンスをやっている感のある「死せる魂」も良い。死せる魂は未完だけど、なんだかんだ一つのエピソードちゃんと完結してるので、未完だからって敬遠しないで良いと思うよ。

ポー盗まれた手紙

タイトルとあらすじを知ってて、なので読んでいない。

エミリー・ブロンテ嵐が丘

主人公女性の半生記的なところがある物語なのだけど、主要登場人物であるキャサリン主人公)やヒースクリフ主観的感情があまり描写されない(まったくされない?)ので、なんかヒステリック意味不明言動キャサリンと内心が読み取れないヒースクリフが読者を置いてけぼりにしながらすごく力強くて迫力があって得体のしれない物語を作っていく話だったと思う。主観的情報がないからこそ感じられるキャラクターたちの感情の力強さってなんかあるよね。

メルヴィル白鯨

クジラに関する雑学(どう考えてもガセのものがある)がしょっちゅうはいってくるクジラ漁船物語体感で全体の3割)。エイハブ船長とクイークエグのキャラクターの良さを傍観者主人公視点で楽しむ感じだった気がする。ラストシーン映像的な迫力は「ファウスト」のラストシーンの迫力にも匹敵するものがあると思う。文章映像的迫力ってなんよ?って自分も思うけど、なんかそういうのはあるんだ。多分。

フローベールボヴァリー夫人

間違えなく読んでるし、面白かったと思った記憶もあるけど内容が思い出せないやつその2。多分、貴族恋愛ものってジャンルはいろんな作品があるので、自分の中でごっちゃになってるところがあるんだと思う。あらすじを読むとなんとなく思い出すのだけど...

キャロル不思議の国のアリス

ディズニー映画って、ノートルダムの鐘とかを筆頭にとんでもなく改変されてるもんだけど、不思議の国のアリスについては、その「不思議の国」感は素敵に映像化されてると思う。一方で、原作の「ひねくれイギリス人が伝わるかどうかは無視してそのアイロニー子供にぶつけてる感」はなくなってるので、そういうひねくれたおっさんのノリのために読んでみても良いと思う。

ドストエフスキー悪霊

ドストエフスキーノイローゼ死語患者独白を描かせると人類史最強だと思っているのだけど、この作品でも割とそういうところがある。ノイローゼ感のヤバさだけなら地下室の手記とか白夜でも良い。でも個人的には「罪と罰」の主人公の単純なノイローゼ患者ではないせめぎあい感が一番好き。

チェーホフ桜の園

由緒ある一家が没落していくんだけど、正常化バイアスなのかなんなのかどこか他人事で、お母さんなんて特に事が進む毎に悲しんではいるんだけど、一切その精神性が変わらなくて(成長しなくて)、「多分この人死ぬまでこうなんだろうな...」感があってすごい。ラストにお年寄り使用人に対する家族全員に関するシーンがあるのだけど、それがすごい印象的で、チェーホフの他の作品戯曲を抑えてこれが良く代表作として出てくるのはこのシーンのせいだな、って個人的には思ってる。自分チェーホフ戯曲より小説のほうが好き。

チェスタトンブラウン神父童心

タイトルすら知らないやつ、その3。作者名も知らない。

プルースト失われた時を求めて

5冊だか6冊だかにのうちの一冊目だけ読んで続きを読んでなかった。忘れてたわ。

カフカ審判

読んだけどあんまり好きになれなかった記憶がある。カフカ基本的キャラクターに人間味がないのが面白いところなのだと思っているんだけど、「変身」とかの短編ならともかく、「城」とかこれくらいの分量になると、人間味のないお話自分には楽しめないのだな、と思った。

魯迅『阿Q正伝』

読んでないけど、なぜかあらすじは知ってる。

ジョイスユリシーズ

読んでない。「ダブリン市民」があまり楽しめなかったという記憶があって手を出していない。ダブリン市民はどんな話だったか覚えてない。

トーマス・マン魔の山

結核患者の療養施設であるところのサナトリウム生活するおっさんの話。ワナビー小説家だか学者だか(主人公ではない)のエピソードや、立派な紳士とその子供の印象的な挿話があったかと思うと主人公と別の患者哲学かなにかの論争がてんやわんやあったり、女性患者との恋愛未満関係の話があったりと色々な要素がある。ただ、どの部分でも人物精神性についてバリエーション豊かで不思議リアリティのあるキャラクターが独特な言動をするので楽しめた。でも、突然こっくりさんをはじめたときは「作者どうした?」って思ったよ。なんなら今でも思ってるよ。

ザミャーミン『われら』

タイトルすら知らないやつその4にして作者名も知らないやつその2。

ムージル特性のない男』

タイトルすら知らないやつその5にして作者名も知らないやつその3。自分1900年あたりを境に新しい作品に苦手意識があってあんまり読んでないんだなって実感する。

セリーヌ『夜の果ての旅』

このへんはすごい現代的なんだけど結構好き。現代的というのは勝手自分定義なのだけど、この辺の世代になるとやっぱり文章が少なからず技巧的になって、観念的な表現とか比喩とかが増えてくるので、「うるせぇ、自分感情もっとわかりやす説明しろ!」って要求をしたくなるのだった。でもこの話は割とそれでもなんだかんだ心理がわかるので楽しめた。

フォークナーアブサロム、アブサロム!

このお話はすごい好き。南北戦争前の南部黒人バリバリ奴隷として使われてる時代地域)のある町にトマス・サトペンというヤバげなおっさんがやってきて領地開拓し、南北戦争を挟みつつ色々する話なのだけど、時系列出来事を追っかけずに何人かの周囲の人達の回想などでだんだんとそのおっさん人生全体像を見せてくる構造になっていて、ただのヤバげなチンピラおっさんだったサトペンが、相応の過去と野望をもったクソチンピラになっていく(自分の中で)のがすごい迫力満点で面白かった。この作者の有名どころの読みにくさは、「響きと怒り」>「アブロサム、アブロサム!」>「八月の光」なので、この逆順に読むのがおすすめ短編から読むのも良いけど、「ウォッシュ」だけは「アブロサム、アブロサム!」のネタバレから後に回すのがおすすめ

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』

タイトルすら知らないやつその6にして作者名も知らないやつその4

サルトル嘔吐

そこまで好きにはなれなかった。説教臭さとも違うなんか面倒臭い思想みたいなものが全体に漂ってる感じで、個人的にはそれが鼻に付いたんだろうなぁって思う。

ジュネ『泥棒日記

読もうと思ってたけど読んでなかったのを思い出した。読もう。

ベケットゴドーを待ちながら

なんか意味がありそうで(少なくとも自分が考える限りは)何も意味がないという、意味ありげさで成り立っている戯曲。ただ、それぞれのシーンが映像としてかなり印象的なので、その力でのめり込みながら読んた。で、読んだあと思い返すんだけど、結局何がなんだったのかイマイチからないのだった。偉そうなご主人様とその奴隷のシーンとかあったけど、結局なんだったんだあいつら。

ロブ=グリエ嫉妬

タイトルすら知らないやつその7にして作者名も知らないやつその5

デュラス『モデラートカンタービレ

読んだはずだけどちょっと印象が薄い。同じ作者の「愛人」がそうだったと思うのだけど、登場人物の心情描写が変に淡々としていて、でも行動はどこか直情的で不思議だなぁと思いながら読んだ気がする。その不思議さを楽しむのかな。なんか村上春樹小説登場人物の行動を感情的にしたような感じ。

レム『ソラリスの陽のもとに』

タイトルすら知らないやつその8にして作者名も知らないやつその6。自然科学研究者なのにSF全然読まないのだった。でも、SFに興味のない研究者って外部の人が思うよりは多いと思うよ。そもそも本を読まない人をおいておいたとしても。

ガルシア=マルケス百年の孤独

ラテンアメリカ文学って魔術的リアリズムとかなんとかって、「なんかありそうにない魔術的なシーンだけど、不思議リアリティがある」みたいな評価がされてるらしいのだけど、それってヨーロッパ人感性日本人ヨーロッパ文学も大概魔術的なものとして受容してるところあるよなって思う。ただ、それはともかくとして、この作者の作品ではその言葉がしっくりくるとは思う。同じ作者の「族長の秋」とか短編の「エレンディラ」とかは割とお話全体のストーリー意味と(場合によっては)ある種の寓意を持っているのだけど、この作品だけは全体の流れとかはあまり意味ないんじゃないか個人的に思う(何度も読めばなにか見えるのかもだけど...)。それぞれのシーンをただただ楽しんでいたら、読む前に覚悟した長さの4分の1くらいの体感長さで読みきっていた。

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

タイトルすら知らないやつその9にして作者名も知らないやつその7。なんかすごそうなあらすじだね。

残り全部

詩はたしなまいから知らない。ツエランはなんか親が読んでて好きだと言ってた気がする。ブレイクって多分宗教画を描く人でもあると思うんだけど、この人の絵はどっかで見てすごいなぁって思った気がする。

終わり

ちなみに、「哲学思想」のパートと「日本文学」のパートは両方合わせても5~6作品しか読んでなかった。多分後30年経ってもさほど増えないだろうなと思う。

2020-09-20

anond:20200920065310

今頭蓋と相談したんですが

いつもは教えてあげないよで終わるんですけど

教えてあげます連呼してたら情報が得られました

こっくりさんこっくりさんあなたの願いはなあに

と言いながら文字盤に指を差すと勝手に指が動い

文字が書かれる仕組みの遊びらしいです

2019-03-02

都市伝説習合について

Momo challenge」というものにわかに出てきたので。

結局はフェイクニュースだったらしいけれど、まあ都市伝説らしいなぁと。


Momo challenge」はアプリだったり、動画サイトで閲覧している所に突然登場する。

最初の画面ではひきつった女性の顔(実際はアート作品不正使用なのだが)が出てきて、指令を表示する。

それで、その指令を聞かないとひどいことが起きるだの、答えても指令がどんどん過激になるだの……そういった概略になっている。

何故話題になったかは時の運だとは思うけれど、非常に都市伝説のある特性を有した作品ではあるなぁと思う。

その性質とは、都市伝説習合である


そもそも都市伝説というのは、人々の噂の集合体である

様々な媒体を介して、話に尾ひれがつき拡大解釈が行われたり、ものによっては意図的改竄すら行われつつ、それらは拡散されていく。

一方で淘汰された都市伝説は、大半は消滅するが、残りの半数くらいは性質のみが抽出される。

そして、それらを掛け合わせて新しい都市伝説魔改造されるか、既存都市伝説に上書きされて「習合」していくのだ。

例えばかの「怪人赤マント」は、「赤い紙 青い紙」の選択/即死性と、「口裂け女」の行動範囲習合してできた都市伝説である

現代でも、八尺様が山女や悪皿の性質を有していたり、こっくりさんお稲荷様が同一視されていたり。

神仏習合……とはいかないまでも、数多くの都市伝説が合わさり、進化をしているわけである


さて、件の「Momo challenge」であるが、これの元ネタ実在のものであるが「青い鯨」だろう。

詳細は最近ジャンプで似たものを扱っていた漫画もあることだし割愛する。

ここに、本家にはない「指令を聞かないとひどいことが起きる」という都市伝説特有ルールを破ることに対する懲罰性が加わった。

動画サイトを介する」部分は貞子をはじめとする近代ホラーの一要素だし、「突発的なポップアップ」は「赤い部屋」の性質である

また動画サイトの方では一方的な通告のみを行うため、「件」の性質も含んでいるのかもしれない。

この様に性質を分解してみると非常にパッチワークされて作られた都市伝説であることが分かる。


ここまで顕著に多作品が継ぎ接ぎされた都市伝説はあまり例がないため、習合が多い都市伝説の中でも貴重なサンプルケースである

今後もこのような習合性を活かした作品が洗練され、新たな都市伝説へのブレイクスルーに繋がっていくことを楽しみにするばかりである

2018-10-13

今30歳前後の人に聞きたい

子供の頃、トイレの花子さんとか学校の怪談とかぬーベーとかこっくりさんみたいなホラー都市伝説とか女向けだとゴーストハントとか流行ってたじゃん。子供向けホラー全盛期。

自分場合小学校でそういうのがめちゃくちゃに流行してて、自分友達もめちゃくちゃにビビってた。今も夢の中でトイレが怖かったり、こっくりさんが怖かったりする。(さすがシラフときは全く怖くない)みんなどうなんだろう?トイレ怖いですか?

トイレの花子さんトラウマ回許さない会作りたい

2015-09-10

働きたくねえ・・・・・・

こっくりさんが乗り移って代わりに働いてくれねえかな

2015-07-20

いわゆる「能力者」の今の扱い

ノストラダムス以前と以降で、オカルト実践環境はかなり変わってしまった。

ノストラダムス以前だと、オーラ見方とか普通雑誌にさえ時々載るぐらいだった。

でも、今はそんな事はあり得ない。

オカルト忌避雰囲気があるし、需要も無い。ムーが未だに発刊されてるけれど、知り合いで買っている人は居ない(僕自身は、飛鳥昭雄漫画が楽しみなので一応毎月確認している)。

さて。

となると、やれ霊が見えるだの、オーラ視だの、こっくりさんだのは、本当に「漫画の中でしか見かけない」モノになってきてしまっていると思う。妖怪ウォッチを見て妖怪は本当にいるんだ!という人はまずいないだろうが(幼児除く)、例えば学校不思議だとか、そういったオカルトホラー系の漫画雑誌はまだコンビニでちょくちょく見かける事がある。

能力者曰く「見えるんだから見える」世界であり、多分見えない人は一生見えないし、見える人はずっと見えてしまう。そういうものなんだと思う。

世の中がどう変わったとしても、見える人は見えるんじゃないだろうか、と思う。

そして、そういう人は今の時代がどうであれ、生まれてきて、育ってしまっているのではないかと思う。

そういう人は、今はどうしているんだろうな、と思う。時代によってはオカルト好きなクラスメイト友達になったりする可能性だってあったろうに、今の時代では、単なるキチガイになってしまっているんだろうか。

あと、世に情報が出回らなくなったので、オーラ視などの訓練しないと身に付かない系の能力を身に付けている人はぐっと減ったんではないだろうかと思っている。

まぁ何か主張したくて書いた文章というよりは、不安というか、どうなってんだかなぁという感じで書いてみた、取り留めもない文章なので、馬鹿にするぐらいならスルーして頂けると助かります

2014-10-18

おかしいなー

現実逃避のはずにアニメ見てるはずなのに、気づけばあからさまなファンタジーハーレム、バトル、異世界)を避けてしまってる。

今期だとSHIROBAKOの胃袋キリキリしそうな感じが、逆に見ててホッとするくらい。

なんだろうなーこれ。

あと今期はぐぐれこっくりさん楽しいな。

何も考えずに小さなさな関係だけを見ていればいいのがすごく楽だわ。

小野大輔の歌がクドイけど。

なんかロリ青年青年役多いな。っつってもばからもんだけだけど。

2014-06-22

トイレ恐怖症

わたしはきっとトイレ恐怖症だ

情けない話だが、私は今だにトイレ花子さんに怯えている


トイレ花子さんこっくりさんのような都市伝説

3番目の(学校の)トイレ悲劇的な死を迎えた女の子の霊がいる、というもの

アニメもやっていたので、わたしが小学生当時の知名度は全国区だったと思う

都市伝説では、3回ノックすると、天井から血みどろの女の子がこっちを見てるとかいう内容だった

アニメ花子さん正義ヒーローだが、たまに救いのないマジもんのホラーをやるので、これがまたいけなかった

「人食いランドセル」を見てしばらく、みんなランドセルを怖がって、親や先生を困らせたもの


幼稚園から小学生当時、みんな、花子さんに怯えていた

3番目のトイレは絶対に使われることはなかったし、トイレをする時は大丈夫?と励ましの声をかけあったもの

みんな、薄汚くて古い学校トイレを本気で恐れていた


私は27歳になり、トイレはただのトイレになった

しかし夢で尿意を覚えたとき、私が向かうのはあの薄汚く古い学校トイレか、同じくらい気味の悪い公園公衆トイレなのだ

私はトイレをしながら、幽霊に怯えているし、実際に幽霊を見てしまって泣きながら逃げ出すこともある

疲れると膀胱炎気味になって夢で尿意を覚えるので、ここのところこんなのばっかりだ

しかも夢でいくらトイレを済ませても実際に排泄されないので、尿意は残ったまま、また怯えながら汚いトイレに向かう


今朝もうなされながら目が覚めた。カウンセリング行った方がいいのかもしれない……

2013-09-10

娘がいなかった

http://anond.hatelabo.jp/20130910143829

昨日、小学校から娘が帰ってきてから元気がない。

自分の子供ながらもちょっと変わっているところがあるので、こういう時もあるかとは思ったが、イジメがあったりしたら、それは初期で正すべきだし、思いきって聞いてみた。

最初はなかなか口を開いてくれなかったが、「話してみるとスッキリすることもあるよ」と諭したら、ポツポツと語ってくれた。

どうも、学校で、こんなこっくりさんがあったらしい。

クラスで仲の良い友達名前を教えて下さい。

・その友達の良いところを三つ教えて下さい。

注:結果は誰にも秘密なので、回答は正直に教えてね!

娘は友達を家に連れてきたことはないが、図書委員を一緒にやっているEちゃんの話はよくしている。明るくて活発な子で、自分にないものを持っているところがいいと思っているようだった。

このこっくりさんからしばらく経って、そして昨日先生から、「この前のこっくりさんのことでちょっと話があるんだけど」と呼び出されたそうだ。そして、「言いにくいけど、Sちゃん(娘の名前)の時だけ、こっくりさんは答えてくれなかったの。Sちゃんは、友達を作るためにもう少し自分から努力した方がいいかもね」と言われたらしい。

聞いていてはらわたが煮えくりかえった。そもそもこっくりさんを行う意図意味不明だし、その結果を本人に伝えることはもっと意味不明。むしろこっくりさん先生と生徒が一緒になってやってることも意味不明。というか一緒にこっくりさんをやっていて「あなたの時は答えてくれなかった」というのは明らかにおかしい。娘はその場にいたはずだ。

娘は先生には言わないで欲しいと言ったが、こんなこと黙っていられる親がどこにいるか

モンスターペアレントと呼ばれようが、これから先生に直談判しに行って、発言を訂正させようと思う。

追記

ついさっき娘が帰ってきた。顔はこれまでに見たことがないぐらい晴れやかだった。

今日は口が軽かで何があったかこちらからわずとも教えてくれた。

以下、いつになくハイテンションで話す娘の話を自分なりに整理したもの

今日クラスの当番である図書委員の活動でEちゃんと一緒になった。

・娘がギクシャクしていたら、Eちゃんの方が「どうしたの?」と話しかけてきたので、娘はこっくりさんのことを何とか伝えたらしい。

・Eちゃんが黙ったのを見て、いたたまれず先生に委員の仕事を伝えにいくために、職員室に行くと、Eちゃんが突然職員室に入ってきた。

・そして、Eちゃんが担任先生に「先生、私、嘘をついちゃいけないのに嘘をついてました。こっくりさんに使用した10円玉をそのまま家に持って帰ってしまったんです。」と先生こっくりさんの訂正をお願いしに。

・それを娘は横で見て、Eちゃんとの誤解が解けた。

本当は、途中でEちゃんのちょっといいエピソードを娘がちょこちょこ挿入してきたので、こんな時系列の説明ではなかったが、恐らくこういうことだ。

先生に文句を言いにいかなくて良かった。先生も、こっくりさんの問題を理解してくれたんじゃないか

こういうことを大人が全て解決するのではなく、子供同士で上手く対処してくれたのが何より嬉しい。

親としては子供が成長する機会になったのではないかと思う。言葉にして伝えなければ伝わらないものもある。

私立のエスカレーター校なので、Eちゃんは中学高校と大人の階段を上っていく。

これからも、良き友人でいてくれたら、親としては心強い。

たとえこの世に存在しない娘だとしても。

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