2013年09月25日の日記

2013-09-25

http://anond.hatelabo.jp/20130925090727

スペック的に、Xeon積んでることからもわかるようにワークステーションからね。

逆に言えば、普通に使う分にはminibook proで十分なスペックがあるから中間ニーズがないのでは?

http://anond.hatelabo.jp/20130925091430

そうか?よく3代持たないっていうけどな。ある程度は維持されるけど、優秀な血の取り入れ優秀な教育なしにいつまでもは続かないだろ。

おごってなくても、平家もひさしからずや。だとおもうけどな。

3代っていうと結局50-100年ちかいからな。普通の人にはわからないだけじゃね?

PC買ったら「なんか不安定」なんだけどどうすればいいのか

時間使ってると固まる。時がある。時々ネットが切れる(制限あり接続になる)。

時間仕事で使うPCなので困ってるのだが、修理に出しても再現しないとか言われて返ってきそう。

メモリテストやチェックディスクでは異常はなく、リカバリをすると調子良くなるが、2~3日経つとまた同じ症状になる。

こういう時どうすればいいんだろう。中古屋に売って買い換え?

富裕の再生

裕福な家庭に育った。中学から大学まで金のかかる私立に進学した。周りにいた人間も当然裕福な家庭で育った人間ばかりだった。

そういう人間の親の職業は自営ですげー儲けてるとか企業勤めでもでかい商社とか医者とか。貧しい~普通の家庭の割合が1割程度の学生時代をずっと送っていた。親が絡む行事学校駐車場に並ぶ車の豪華さと言ったら。車だって1台持ちなんて家庭はない。大抵2台持ちとか3台持ちとか。周りにいたのは笑っちゃうぐらい裕福な家庭のオンパレードだった。

そのうち大学卒業した。紆余曲折あって親とうまくいかなくなり旧友とも距離を置くようになり、仕事も転々として金に困るようになった。普通の人はこんななのだろうかと思った。ネットを見るようになったら普通ってたぶんこんなのだと思った。金に困るという感覚が初めて理解できた。だってそれまでは金って何かあったら親から降ってくるもんだったから。

いろいろあったけどなんとか仕事生活を持ち直して、世間の平均年収ぐらいで生活するようになった。自分は中層にいるのかなと思った。生活は正直、苦しい。ちょっと無駄遣いするとすぐ金がなくなる。みんなどうやって生活してるんだろうな。都内だし車なんてとても持てない。維持費がかかりすぎる。みんながこんななら車が売れるわけないと思った。

そして最近、気の迷いかSNSを始めた。イイネっていうやつ。旧友と久しぶりにSNS上で再会してまた驚いた。みんなびっくりするぐらい羽振りがいい。TLに流れるのは持ち家と家庭と車と海外旅行と高そうな外食・・・子どもだって平気で3人ぐらいいたりする。なんでみんなそんなに羽振りいいんだ?と思って職業を見ると、彼らの親と似たような職業にみんな就いてる。なるほど、と思った。貧困再生するけど富裕も再生するんだな。落ちるのは簡単だけど這いあがるのは大変だ。貧困から富裕に上がるのは難しく、富裕から貧困へ落ちるのは簡単だ。でもそのループの中から出ずに生活している人間も多いし、裕福な家庭で育った人間はまた裕福な家庭を築いていく。

今では世間不況なんてまるで関係なさそうな金回りのいいコミュニティ空気になじめずにいる。そういうコミュニティ人間2ちゃんも見ないしYahooニュース意見を書いたりしないし増田愚痴を垂れたりもしない。ネット上で見かける生活が苦しいという意見世論の一部でしかないことがよくわかった。

階上の住人

日付が変わるころ、毎晩のように「眠れねえ」「落ち着かねえ」「どうするんだ俺」と絶叫。床を叩いてるんだか、飛び跳ねてるんだかの音が1時間以上続く。耳栓は用をなさないし、耳栓をつけたまま眠るのは違和感がある。

慣れたおかげで恐怖はないが、最近残業が多いので、眠れねえのはこっちだ!とでも怒鳴り返してやりたくなる。

これがテレビ楽器の音なら大家相談しているところだが、精神科案件のような気もするので言い出せないでいる。

封筒に3万円でも入れてポストに「これで通院してください」って投函しておこうか。引っ越す手もあるが、この騒音以外は、日当たり良好で駅までも近い物件なんだよなあ。

http://anond.hatelabo.jp/20130924230631

どうせなら線形代数はなんとなく分かるけどユークリッド空間まで行くとさすがに分からん、くらい言って欲しかったね!

横だけど、ユークリッド空間とその上に作用する線形作用素としての線形代数は全く同じもんだぞ。

ただの数学コンプのド文系かよ。そんなファビョるくらいだったら線形代数くらい自前で勉強した方が早いぞ。

http://anond.hatelabo.jp/20130925083832

本当にそれは不思議

今のMacってロックしてあるPCに過ぎないから、本当はPCみたいなタワー型にも出来ると思うんだけどね。

CGとかビデオ編集している人とか、本当にどうしてるんだろうね?古いMac Proでやってるのかな?

http://anond.hatelabo.jp/20130925083832

ゴミ箱はまだ発売前だから普通Mac Proまだ売ってるよ。ストアから入ってMac Proに行ってみ?

横だけど、前に株を書くか後ろに株を書くかは、会社ごとに違ってそれは商習慣上正式名称株式会社が前にアレば(株)も前に書くし、後ろにアレば(株)も後ろに書くという商習慣の話と

後ろに(株)があると(w)にみえる。というネタを同一空間上で語って何がしたいのかと小一時間

アプリ作るのでMac買おうと思ったんだけど

ノートMac miniモニタ一体型かゴミ箱しかない

普通デスクトップないのかよ…

http://anond.hatelabo.jp/20130924173558

楽しくやればいいじゃん?

何がそんなに気に食わないの?

http://anond.hatelabo.jp/20130925081149

どうにかするも何も契約交わせばいいだけの話じゃん

http://anond.hatelabo.jp/20130923054647

まぁ、このまま行くと下手すりゃJR北海道消滅かもね。JR東日本が助けてくれればいいけれど、東は東で東北を抱えている所に北海道まで手は伸ばせないだろうし。

少なくとも、一層の不採算路線の撤退に繋がるんじゃないかと。札幌より東から鉄路が消えてしまうかも知れない。そのくらいの危機感を持っていた方がいいだろうね。ここまで劣化しているんじゃぁ、要するにこんなに長い路線の維持はもう出来ません、ってことだからね。

結局、昔々炭鉱を廃止したのが敗着だったんだろうね。あれが北海道鉄道輸送品目の主力だったことは間違いないからね。

ゲームディレクターヤバい

知り合った"ゲームディレクター"がひどすぎる。私はプログラマ

小規模なゲームを作ろうって事で誘われたのだけど、そのときに渡された"企画書"がメモ帳印刷された数行のテキスト。どういうことかと思ってヒアリングすると、その奥には細かいシステムの数々。それだけで何かプロトタイプ作ってよって言われたので、最低限のものを実装して渡したら、これだけじゃ遊べないからちゃんと作れという。

最終的にはクライアントサーバモデルゲームにしたいらしいのだけど、そのサーバメンテナンスは全部私がやれという。それでギャラは半々ね、と平気な顔で言ってくる。

私の前に、彼と組んでいたプログラマは何人かいたのだけど、どうして彼と長続きしなかったのかなんとなくわかった。どうにかして彼と縁を切りたい。

http://anond.hatelabo.jp/20130925015138

コンタクトレンズの事例もあるし、オレはオレで本業ではそうならないように気をつけているか

(その気持は良くわかるが)苦笑いというのは、自分の分野の専門としてどうかと思うが(くだらないと思えるアイデア馬鹿にする気になれないの意味

そもそも、他人の雑談を聞いて専門性を求めたりするのもどうかと思うよ。

この話で重要なのは、それが業界常識であっても老人がペットボトルを開けられないというのを目撃したという点だし

それ以上でも、それ以下でもない。

そんなもの職人からすれば技術進化が老人に追いついてなくてごめんな。ってレベルでいいだろ。現状は無理で。苦笑いの方向が違う。それは自分に向けられたものだ。

http://anond.hatelabo.jp/20130925014434

なんで高々雑談で満足とか言われにゃならんのね。

ディベートと考えれば、自分がついた側で一所懸命がんばるのは普通じゃね?

原発とかオリンピックとか米軍基地問題みたいに、何十年も意見を固辞してるわけじゃない。たかだか増田でのたかだか数日。

そのレベル意見を固辞してるといわれても正直困る。

http://anond.hatelabo.jp/20130925060104

横だけど、ざっくりググるJR北海道年収JR東海年収の半分ぐらい。どちらかというと低い方。

コストカット圧力年収に反映されてベテランがいなくなったら、技術レベルが下がったか事故が頻発した。

と考えると、全員の言ってることが正しくなるんだけど?

そう考えると、コストカット人件費カット新卒レベルの低下=事故頻発でいんじゃね?

http://anond.hatelabo.jp/20130924214814

そうなのかな。でも彼以外としたいわけじゃないんだよ。

上手に言えたらいいのに私が我慢すればいいと思ってしまって、でも我慢し切れなくて一人でモヤモヤしている。

コスト的に最も悪いのがJR北海道というだけでは?

http://anond.hatelabo.jp/20130924171548

北海道人口密度は65人/km2、これは四国3分の1以下という少なさ。

赤字路線が多いために慢性的コストカット圧力があったというだけだろう。

海運系船乗りマニュアルその3

休暇中

年間の1/3、1ヶ月間連続で貰える休暇中に船乗りがどんな生活をしているか記しておこうと思う。

  

その2はこちら

http://anond.hatelabo.jp/20130925032813

  

家族サービス

1ヶ月間もあるので家族サービスはし放題だ。

  

休暇直前

休暇直前になると家族持ちの船乗りはそわそわし始めて、おもちゃを買い漁る。

おもちゃをいっぱい買って帰るのが船乗りが理想とする父の姿であり、子供にあったらそのおもちゃでたくさん遊ぶのだ。

帰るとトタトタと走り寄ってくる我が子を見た瞬間疲れなんて吹き飛ぶものである

  

当然、嫁へのサービスも忘れない。自分が居ない間家庭を支えてくれていたのだ。

船乗りが「日帰りにはなるが平日子供達が学校言ってる間に温泉でも行こうか」というと船乗りの嫁は流石だ。

「疲れてるでしょうから直ぐにじゃなくても良いよ」と言ってくれる。この一言で更に惚れる船乗りは多い。

疲れも吹っ飛んだのでその夜は家族を増やす営みを船乗りは頑張るのだ。

  

親孝行

実家へ顔を出すのも忘れない。

船乗りは親の死に目に会えないと既に諦めている者が多い。そこで生きてる間は孝行しようとするのだ。

親父が好きそうな酒を入手して、お袋の手料理を肴に親父と一緒に呑むのだ。

「親父、今度の三連休にでも子供つれて皆で飯食いに行こうよ」とかそういう話をする。

  

学校行事

たまたま休暇中に子供の参観日や運動会文化祭合致したら船乗りはテンション高くなるものだ。

自慢の一眼レフビデオカメラを持ち出し1分1秒でも逃さまいと子供撮影する。

父兄徒競走綱引きだって本気を出す。子供に格好悪い姿なんか見せない。

子供よりも学校行事を楽しむ。それが船乗りだ。

  

幼児

とは言え、これは子供小学校に上がってからの話である

子供幼稚園保育園くらいだとまだまだ記憶曖昧のようで、帰るたびに船乗り父さんは忘れ去られている。

ひどい時には抱き上げるだけで泣き叫ばれ、一緒に風呂入ろうとか考えてたのにそれどころじゃなくなる。

わが子から「おじさん誰?」みたいな表情で見られるのは結構ヘコむので、船乗りの嫁は可能な限りお父さんの写真を見せたりお父さんの話をするべきである

  

独身場合

独身場合は休暇中の大半は寝ているか色々なもので散財するのが基本である

船乗りは基本的に乗船中はあまりお金を使えない。使わないのではなく物理的に使えないのだ。なのでいつの間にか通帳の金額は膨れ上がっている。

散財の仕方は様々なパターンがあるので箇条書きにしていこう。

  

飲み歩く/女に貢ぐ

飲み歩いたり女に貢ぐのは定番だ。何だかんだで金を持ってるとモテる。そうやって彼女を探す。

別に彼女水商売の女じゃなくたって良い。船乗りは金のない若者も演じたりもたまにする。

様々な手法で女を試して良い女か見極める傾向があるので金だけに食いついてくると遊んでポイッである

実際に筆者はトヨタ自動車ライン工と名乗る場合が多かった。

  

独身なのに3LDKマンションとかに住む  

無駄に広いマンションに住むのも船乗りならではだ。住んだ後に「こんなに部屋必要ないな」と気付く。

しか実家暮らし独身船乗りも多いのでこのパターンは半々くらいだと思う。

  

良い服を買う/装飾品を買う

独身船乗りは百貨店でセミオーダーのスーツとか作ったりする。

時計セイコー(グランドセイコー)、万年筆セーラーというのが船乗り的にシブイしあこがれなので買う。

セイコーセーラー買ったらロレックスとかプラチナとかも買う。

  

ギャンブルに突っ込む

ギャンブルに突っ込む船乗りは多い。理由は世界各地どこでもギャンブルというもの存在するからだ。

日本国内であればパチンコパチスロになるだろう。休暇中暇なので打つ。

ただ筆者は特に理由はないけれど若い頃は競馬を勘で買うのを好んでいた。倍率が見えてるのが良かったのかの知れない。

  

自動車を買う/自動車カスタムする

車に金を使うのも定番だ。船乗りはスポーティーな車か、無駄デカイ車を好む。これはバイクでも同じ。

社外パーツでシブくキメるのが定番で、いわゆるVIPカーとかそういう傾向のカスタムを好む人は少ない。

筆者はフェアレディZ33が出た時に速攻で電話して予約、現金で購入した。

  

旅行する/皆で集まって遊ぶ

高級家電を買ってしまうのも船乗りの性である

大画面TVにトールボーイスピーカーBlu-rayレコーダーと一気に揃えるのだ。

何でこういうことするかというと自分が休暇中でも地元友達仕事があり誰も遊んでくれないので映画とか観たりするためなのだ

そして映画とか観ていると再生機器にこだわりが出始めて高級家電化してくる。

  

独身船乗りの旅行唐突だ。フラッと繁華街へ出かける感覚飛行機チケットを買う。

船乗りにとって日本は(距離の感覚として)狭いので、例えば東京から沖縄は"近場"である

「あー暇だなあ・・・北海道行くか」と言った感覚で出掛ける。

実家住まいでも「ちょっと北海道行ってくるわ」と親に伝えると最初は驚いた顔をされるが親も直に慣れてくるのが面白い

  

休暇が同時期にある船乗り仲間と場所を指定して集まり飲みに行くのも独特の文化といえば独特だ。

船乗りは全国に散在しており近くに住んでいる船乗り仲間が休暇とは限らない。

なので誰かが思いたち「今日の晩にでも皆で新宿行かね?」と同じく休暇の船乗り仲間へ昼くらいに電話するのだ。

船乗り仲間も距離の感覚一般人と違うので「良いよ17時くらいに行けると思うわ」と快諾する。そして飛行機チケットを直ぐにとり出掛ける。

貯金

ここまで遊んでいても年間を通すと月5万10万は貯金できているので意外かもしれない。

これは親が口うるさく「5万円くらいは貯金しておきなさい」と言うので定期預金とかで貯金しているためだ。

若いから定期で預金しているため信用が付いており家建てる時の融資もかなり通りやすかったりする。

  

生命保険

船乗りという職業は明らかに特殊な業務である。そのため生命保険が少しだけ他の人より高い上に審査が厳しい。

何が厳しいかというと「どんな業務をしているのか?」とか書類不備で再審査が頻発することが稀にあるのだ。

これが非常に鬱陶しく、折角加入してやろうとしているのに加入する気が段々となくなってくるのだ。

  

同じ生命保険会社でも生保レディによって書類不備が頻発するかしないか保険商材によって書類不備が頻発するかしないかが変わってくるので生命保険会社もっと船乗りに優しくするべき。

社内規程とかあるのは察するが、5度6度と書類不備が起きるのは流石に堪えられなくなってくる。

  

結婚

船乗りが結婚相手に選ぶ基準は殆ど場合見た目は気にされない。

これは家庭を持ってもその船乗り自身が近くに居れないので、居ない間に家庭をしっかり守れる相手を選ぶからだ。

大金があるので浪費するという欲望に勝てる若い子は少ないから見た目とか気にしてられないのだ。

  

船乗りは若い頃に付けてしまった自分自身の浪費癖をよくわかっている。自分が家庭の財布を持つと家計が上手く行かなくなる可能性がある。

なので多くの船乗りは嫁に財布を持たせており、その嫁の金銭感覚を信じているのだ。なので見た目はどうでも良い(良ければ越したことはないけど)。

  

船乗りは非常に愛情深く、同時に嫉妬深い。

国を愛し、家族を愛し、恋人を愛し、友人を愛する。それは長い間遠くへ離れているからこそ持つ強い感情だ。

  

愛するからこそ船乗りは愛する者の前で格好を付けて、そんな自分自身を自慢して貰いたいと考える。

自慢の国民となり、自慢の家族となり、自慢の恋人となり、自慢の友人となりたいのだ。

  

から船乗りは自身の面子を潰されたり、愛するものが傷つけられるのを非常に嫌う。

船乗りが選ぶパートナーはそんな船乗りを理解する人である

  

おわりに

以上が海運系船乗りの世界である

おそらくはネット上へここまで詳細に海運系船乗りのことを3ページにまとまっているものはないと思われる。筆者はもう書きたくない。

  

注意点としてはところどころ端折ってる部分は当然ながら存在するし、会社によって差異があるところも存在する。

可能な限り平均的な目線で書いたつもりだがおかしな点はあるだろうと思われる。それを見つけた船乗りは各自「うちの会社はこうだ」と主張していただければ幸いである。

ただ船舶が灰色だったり白くて青いラインが入ってる船舶を持ってる"会社"の船乗りたちは機密保持の兼ね合いもあるだろうから気をつけるように。言っちゃいけない部分は言ったらダメだよw

  

船乗りに憧れる学生

船舶という業界は非常に過酷職場です。3Kと呼ばれる職業だし、その上に知能まで求められます

セクハラパワハラなんて当たり前だし叱られて殴られることすらあります。そんな環境なのに逃げ場がありません。

  

しかし、だからこそ我々船乗りは高給取りであり多くの人々から尊敬され羨望の眼差しで見られます

我々船乗りが得られる一般的感覚からすると有利とも思われる権利は、それなりの義務を果たすことで得ているものです。

  

学ぶ気の無い者、本気になれない者、そして船乗りとして格好が付けられない者は業界として必要ありません。どうぞ別の業界へ行ってください。

  

学ぼうとし、本気になり、そして格好を付けようとする者、どうかお願いですからこちらの業界へ来てください。我々には貴君を金の卵として向かい入れる準備があります

  

大人たちへ

この記事を読み、少しでも海運へ興味を持っていただけたのなら嬉しく思います

  

日本国は島国海洋国家であり海運へ強く依存せざる得ない立地条件です。

日本国経済は海から」という言葉もあるくらい、良いにせよ悪いにせよ経済的変動の影響は海運へ先に現れると言われています

  

逆に言えば日本国海運が世界海運の中で悪い立場となれば日本経済へ悪影響をもたらすとも言えます

IT産業宇宙産業など新たな市場は開拓されていっていますが、日本国と同じく2000年の歩みを進めた海運産業へもその視線を向けていただれば幸いです。

そして出来ることならば海洋の研究を支援するお声かけと、海運の大切さを伝える教育を実行していただければと思います

  

長文かつ乱文にお付き合いいただきありがとうございました。

海運系船乗りマニュアルその2

船乗りの日常

ここからは海運系船乗りがどんな日常生活を送っているか紹介しよう。

  

その1はこちら

http://anond.hatelabo.jp/20130925025344

  

乗船と休暇

船乗りは当然毎日自宅へ帰れるわけはない。まとめて働いて、まとめて休むという形で生活を送ってる。

その比率は年間の2/3働いて、1/3休むという形になっており、3ヶ月間連続で乗船して1ヶ月間休暇をもらうスパン会社が多い。

ただここで勘違いしてはならないのは3ヶ月乗船していると言っても絶対に上陸はしないわけではなく、港に入れば地に足を付けることもある。

たいてい1ヶ月に1度くらいは運行予定が無い日があり、そのタイミングで借りバース(岸壁のこと)して交代で上陸し遊びに行くのだ。

まあそれでも例えば北米まで約10日はかかるので、その間はずっと海の上ではある。

  

乗船中

乗船中は甲板部へ所属しているか機関部へ所属しているか?で仕事の内容が当然違う。

甲板部と機関部の双方へ所属したことのある筆者の感覚では、荷役などで極端に忙しい事のある甲板部、いつも同じくらいの忙しさである機関部という違いがある。

当然、不意に予測してない業務が発生することもある(機械故障とか)から何処が一番楽ってことはない。

集中して忙しい方が良いのか、万遍なく忙しい方が良いのかという好みの差だ。

  

甲板部

甲板部は航海士系の部署だ。

船乗りとしてイメージされやすいのがこちらで、航海術を駆使し実際に船舶を操縦して目的地まで予定通りに荷物や旅客を運ぶ。

  

しかし当然ながら甲板部の仕事はコレだけではない。

この項目では一般人ではイメージしにくい部分を紹介しよう。

  

船体の保守整備

現代の船舶の多くの船体素材は鉄鋼かFRPである。FRPは漁船で採用されることが多い。

海運に使う船舶はたいてい鉄鋼であり、塩水に使っている状態なので錆びにくい対策が取られているとは言え、船体は時間が経つに連れて錆びていく。

  

そこで甲板部は「錆打ち」という作業を行う。

錆という物は化学変化によって錆びていない部分へ伝播する。

その伝播を抑えるために錆びてしまった部分を機械ヤスリ(ハンドラインダーなど)を使って削り取るのだ。

削り取った部分は錆止めを塗り、いわゆる「船体色」ペンキを塗って錆が進行しないようにする。

  

「あんな大きな船の全体をやるの?」という疑問はあるだろうが、その通りである

正確には海中へ沈んでいる部分(喫水線より下)は物理的に作業ができないので喫水線より上を錆打ちする。

  

「高いところとか足場がないところはどうするの?」という疑問にも答えよう。

「ジャコブスラダー」という空中ブランコみたいなものを使って作業をする。詳細はググってくれ。

高所恐怖症でもじきに慣れる。仕事だししょうがない。

  

書類作成

船舶は安全運航するために様々な法定書類や会社が求める書類がある。

荷役に関する書類も存在し、航海士はその書類作成を行う。

甲板部に所属する者の作業スケジュールなども考えたりもするので肉体労働っぽい船乗りにも頭脳労働があるのだ。

と言うよりも現代の船舶は頭脳労働比率が船舶の高性能化によって増えて行っている。

肉体労働の部分は決して無くならないだろうが比率は減少傾向にある。

現代はだいたい頭脳労働が70%、肉体労働が30%と思えば良い(船の操縦は肉体労働じゃなく頭脳労働である)。

  

積み荷処作業

荷物は積めば終わりというわけでもなく、積んでいるものによって航海中も様々な作業が発生する。

  

例えば普通コンテナならばしっかり固定されているか?を確認したり、冷凍コンテナなら更に温度管理をしなければならない。

  

オイルタンカーであれば積む油種の違いによって「タンク洗い」という作業が発生する。

例えばいわゆる「重油」であっても「A重油」「B重油」「C重油」と3種類ある。

重油というカテゴリーではA重油が一番キレイでC重油が一番汚い。

C重油が入っていたタンクA重油を入れるとA重油が汚れてしま価値が下がる。

そこでC重油を揚げ荷役した後にタンク掃除してA重油を積み荷役するのだ。

  

階級

甲板部の仕事はこれだけでは無いが、最後階級を記しておこう。

から並べるとこうだ。

船長は言うまでもなく、その船舶の全権を担う最上級職だ。

経験量や知識量が豊富なのは当然として人格的にもよく出来た人がかなり多い(人格に問題ある人が居ないわけじゃない)。

船では出世するほど仕事量が減る傾向にあるのだが、出世するほど責任が物凄く重くなる。

どれくらいの責任かと言えば船舶自体が億円単位の物だし、一度に荷物を多く運べるため荷物も億円単位。その責任を持っている。

  

実は警察権も持っており、合理的な理由があれば乗組員を逮捕拘束監禁しても良い事になってる。

更に船長裁判権も持っている。船内で起きた揉め事に対して合理的な理由があれば采配を下し強制させることが可能。

もっと言えば立法権もある。合理的な理由があれば必要に応じて(既存法律の範囲内で)新たなルールを追加できる。

  

何故こんな船長独裁とも言える制度になっているかといえば船舶は閉鎖的環境からだ。

最高権力者を2人にすると派閥が出来てしまい争いのもととなる。なので船長権力は絶大なのだ

  

海士はそれ以下の直属の上司という考えで間違いない。

船舶には「職員」と「部員」という職種に分かれており、部員普通社員ならば職員はいわばキャリア社員だ。

船長と航海士が職員で、甲板長と操舵手と甲板員が部員である

当然、職員の方が給料が良い(責任も重いけど)。

  

当然、会社や船舶の規模によって人員の数が変わるので例えば三等航海士という階級が無い会社もあるので注意が必要だ。

  

機関

現代の船はオートメーション化も進み、それだけシステムとしては複雑化をしている。

過去時代のように航海士だけ居れば船舶を運航できるということは現代の船舶ではあり得ない。

そこで活躍するのが船舶の機械を専門に学んだ機関部人員である

  

主機(メインエンジン)

機関士ならばこれを極めたいと誰もが思う船舶の心臓だ。

シリンダー経が100cmを超えるものも珍しくなく馬力も数万と一般的感覚で言うと超大型のものほとである。主機だけで2階建てアパートくらいのもの存在

当然、非常に熱を放出し室温は40℃を超える。騒音も大きいため機関士たちは耳栓などをして整備作業をする。耳栓がないと難聴になってしまう。

  

燃料は始動時にA重油を使い、安定したらC重油へ切り替えるタイプほとんど。

始動自動車で言うセル方式であり、セルモーターではなく圧縮空気を送り込んでピストンを回転させて始動する。

セルというと勘違いされやすいがディーゼルエンジンが大部分を占めていて毎周点火プラグで着火するわけではない(ディーゼルエンジンは圧縮によって発生する熱で燃料へ着火する。詳細はググれ)。

  

少数ながらタービンエンジン存在し、こちらはボイラから発生させた蒸気でタービンを回転させプロペラを連動させるというものだ。

主流のディーゼルエンジンと比べて構造は複雑化するが船舶の速度が出やすいという利点はある。

高速船や軍艦などで採用されている事例が多い。

  

補機(発電機)

現代の船舶にとって電力は必須だ。

電力を失った船舶を「デッドシップ」というくらいで電力を失った船舶は死んだ船扱いされる。

機器は電力によって制御されているので電力消失すると全く動かなくなってしまうのだ。

  

補機の大きさはこれまた一般的感覚の「エンジン」と見るとこれまた超大型であり、普通自動車一台分はある。

船舶の規模が大きくなれば発電機も大きくなり、トラックサイズになったり、コンテナサイズにもなったりする。

  

諸器機

これ以外にも船舶には様々な機器存在する。

まだまだこれ以外にもあり機関部はこの全てを運用整備修理する。

  

事務的業務

機関部もまた事務的業務が結構あり、法定書類や燃料の管理、整備日程、各種データ計測(故障早期発見のため)など多彩だ。

書類作成や各種データ管理パソコンを使ったりもするため船乗りは以外なほどに事務能力が高かったりする(筆者は就職してからExcelマクロを組めるようになった)。

  

甲板部であれば変わりゆく天候や他の船舶の位置、揺れる船の中で小難しい運航を考える。

機関部は高温という過酷環境の中で、科学と経験から故障原因などを探ったりする。

ガハハハ!」と脳筋的に笑ってるイメージは本当にイメージであり、実際は文武両道スキルを求められるのが船乗りという職業である

  

階級

機関部の階級最後に記しておく。

もちろんトップ機関長であり、職員は機関士、それ以下が部員だ。三等機関士が無い会社もある。

各人員は担当機器が配分され、何も問題が起きない場合は損担当機器を整備する事が多い(故障などがあれば皆で修理する)。

就職した直ぐの段階ではあまり複雑ではないオイルストレーナー辺りが配分され、徐々に管理が難しい機器を与えられる。

  

一般人にはわからない感覚だが人員によって機器の好き嫌い、得手不得手があったりもするので機関長はそれに合わせて配分する(プログラマ感覚で言うOSの違い、言語の好き嫌いみたいなものか)。

「原因がわからん。V型の空気圧縮機なら増田が詳しかったな。休暇中で悪いが電話するか」と稀に休暇中の得意な人員へ電話することもある。

最近ではメール画像が送られてきたりもするのでIT化が何気に進んでる。

  

機関部の最高権力者機関長であるが、船舶という閉鎖環境と考えるのならば船長のほうが機関長より法律では上の立場になっている。

ただし現場では殆どの場合船長機関長は同位であり、甲板部のことは船長が最終判断し、機関部のことは機関長が最終判断をする。

  

事実上、同位の二人は方針の違いによって口論することもあるので下の者は気が気でない。

船長としては、運行スケジュールに遅れが発生すると会社の信用に関わるためスピードを上げたい。

機関長としては、機器へ過剰な負担を与えると主機故障などで運航自体が止まってしまうので過剰な負担は避けたい。

双方の意見とも正しいためどっちの味方へ付くこともできず板挟みである

  

たいていは機関長のほうが「アンタは最高権力者から」と折れる場合が多いが、どうしても解決しない場合会社意見を仰ぐ。

最初から会社意見を仰げよ」と思うかもしれないが会社はよく無茶ぶりをしてきて船長機関長から怒られることも多く、簡単には会社相談しないのだ。

「俺は一回会社に南側の低気圧が不安だって言ったぞ今更突っ込めったって行けるかアホウ」「クソみてえな部品使わせやがってコストダウンって言えば良いと思ってやがる」

こういう愚痴を下の者は酒の席で延々と聞かされるわけである

  

その他

消火など緊急想定訓練など法律で定められているやらなければならない訓練がある。

船舶が事故を起こすと人命的にも経済的にも大きな被害が出ることが多い。

そこで国連は加盟国へ緊急時の訓練を定め、日本国法でも国際法に則り定期的な緊急時の訓練が定められている。

  

現場としても比較的熱心にこういう訓練は行うが、運航スケジュールの兼ね合いで簡易的に行う場合もある(それでも最低限はする死にたくないし)。

しろ海難を起こす船舶は会社側がこういった法定訓練が出来ないほどの過密スケジュールを組んでる場合が多く、会社の体制に問題があると現場は思う。

  

船内設備

現代の船がどうなっているか気になるだろうから記す。

  

居室

昔の船舶はそうじゃなかったが現代の船では乗組員の殆どへ個室があてがわれる。

  

「ボンク」と呼ばれるベットに、書類作成などで使える簡易的な机が配備されることが多い。

TVもある。当然地デジ視聴は不可能なので衛星放送を楽しむ。番組は周回遅れになるが無いよりマシである

パラボラアンテナ自動追尾方式であり、船舶がどんな方向を向いてても受信できるが荒天時など揺れが大きいと画面にノイズが走りまともに視聴できなくなる。

太っ腹な会社ではスカパー!の基本パックを契約してくれていて有料チャンネルも観れる。ちなみに何故か筆者の会社AT-Xも観れる。

  

当然、上の階級ほど部屋が広く快適な空間になっていたりする。

  

浴室

3ヶ月間もの間、さすがに風呂へはいらないのは日本人としてキツイ。船舶には風呂もある。

浴室はたいてい大浴場でありぱっと見は銭湯と変わらない。

  

船舶によって浴槽の水の種類が2種類あり、普通の真水を温めたものと、最近は少なくなったが海水を温めたものである

船舶では真水が貴重であり、昔の船舶は造水機を持っていなかったり、持っていても造水性能が低かったりして浴槽に使うのは勿体なかったのだ。

浴槽の水が海水でもシャワーの水は真水なので、身体が海水だらけになっても大丈夫である

  

船舶によっては船長機関長の居室に専用の浴室があるもの存在する。羨ましい・・・

  

トイレ

最も重要であると言っても過言じゃないトイレは当然完備。

最近では温水便座化してることも珍しくなく快適に「いたす」ことが可能だ。

  

娯楽室

娯楽室がある船舶も珍しくない。娯楽室が畳である場合も結構ある。

将棋麻雀トランプなどのゲーム、大型テレビでの映画鑑賞などを楽しめる。

たいていは上級職員の昼寝の場と化しているので下っ端は将棋麻雀のカモ、酒の相手とされる時以外は近寄らない(入ったらダメなわけではなく下っ端なので忙しくそんな暇がない)。

  

食堂

ごはんを食べるところ。現代の船舶には司厨人員(調理師)が乗っているのでおいしいごはんが食べられる。

ベテラン司厨になると転びそうになるくらいの荒天時でも何故かスープなど汁物が出てくることがある。どうやって調理しているかは不明。

職人芸は純粋にすごいと思うが、荒天時に汁物を出されると非常に飲みにくいので、出来るのならば控えて欲しいけれども乗組員はそれを口に出してはいけないという暗黙の了解がある。

  

沖売り

船内設備では無いが、一般的に知られていない文化として紹介する。

  

「沖売り」とはまさに文字通り「沖で物を売る人々」の総称だ。

まり海のコンビニエンスストアであり、食料品からお菓子新聞雑誌、衣類、事務機器医療品、オーディオ家電、AVエロ本まで何かと色々揃う船乗りにとって便利な存在

意外と結構融通が聞く存在であり「次までに○○用意しといて」と伝えておくと用意してくれてたりする。

  

電話

電話現代の船舶は備えている。方式は衛生電話だ。

通話料が非常に高く、過去の船乗りはこの衛星電話で散財していた。

どれくらい高いかといえば時間帯で変動はするが平均約1秒/1円であるテレホンカード度数面白いくらいに減っていく様を見ることが出来る。

ただ近年公衆電話を備えている船舶が激減しているため若い船乗りはこのことを知らない。

  

インターネット

まだまだ希少な設備ではあるがインターネット環境を備えている船舶もある。

海洋ブロードバンドという人工衛星を経由したサービスであり、上り64kbps/下り3Mbpsでインターネットが使える。

月額が60,000円(定額)もする上に設備設置費用も高額なので積極的な普及には至っていない。

筆者の会社では船内WLAN化しており船内に居れば何処でもネットが使えるが、これも衛星放送と同様にあまり船が揺れるとネット接続が切れたりする。

  

労働時間(ワッチ)

船舶は24時間動いているため交替制である

「0-4時(ゼロヨンワッチ)」「4-8時(ヨンパーワッチ)」「8-12時(パーゼロワッチ)」と3交替制で一度の労働時間は4時間働き、8時間休憩と繰り返す。

  

パーゼロワッチ特に人間らしい時間帯で働けるので「殿様ワッチ」とも呼ばれたりする。実際に船長機関長がここへ入ってる場合が多い。

船舶が海難を起こす時間帯は統計として日出日没時が多く、経験を多く積んだ一等職員や部員長がヨンパーワッチへ入る場合が多く、新人も難しい時間帯で経験を積ませるためここが多い。

その間であるゼロヨンワッチ中間管理職が入ることが多く、初めてその時間帯の責任者になることも多いため結構いつもドキドキしている(上司からは気楽にな何かあったら呼べば良いとは言われるけれども)。

  

先程から出る「ワッチ」という言葉は「Watch」のカタカナ英語だ。つまり見る監視するという意味で見張り番ってことだ。

  

  

その3へ続く

http://anond.hatelabo.jp/20130925033122

http://anond.hatelabo.jp/20130924165235

子供写真年賀状の大量印刷が始まる・・・てな仮説は、考えられないか

少子化非婚化晩婚化と国民低所得化で相殺されてむしろマイナスになるだろ

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