はてなキーワード: bLueとは
励まされる系
Tears In Blue 19's Sound Factory https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/353.html
同じ空の下で よんせんP https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/10180.html
励まされる系というかなんというか。
禁じられた歌 亜矢 https://www.oricon.co.jp/prof/269129/lyrics/I017607/
2022-07-22
こういうのはテキトーでいいんじゃよ。それっぽく表示されたらOK ↑
<p class="box-bg-de ::"><b> 2</b><b>02</b><b>2-07-2</b><b>2</b></p> タグもないとよくわからんな <p class="share-button"><span style="font-size:85%;"><font color="Blue">Perma</font><font color="Blue">li</font><font color="Blue">nk | </font> <font color="Blue">記</font><font color="Blue">事への反応(1) | 言</font><font color="Blue">及する | </font><font color="Black">16:40</p> <p class="share-button"><font color="#fff"><span style="font-size:70%;"> <a class="tw-share-button"><b>B! ブック</b><b>マ</b><b>ーク 0</b> </a></span></font></p>
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ろ
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● やで〜
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● ピカチュウ
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● 他増田(anond:20210821071232) によるマリオ
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出典元 https://www.emojiall.com/en/emoji-art-list/Large-scale
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●ねこです
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SCP-040-JPは██県の旧██村に放置されていた、井戸小屋です。
特筆すべきはその異常性で、小屋を覗くと対象は「ねこがいた」と動揺します。ねこです。ねこはそこにいました。ずっとまえからそこにいたのに、やっときづいたのですね。
この影響を受けるとイエネコに対する認識が歪められ、画像のような、毛がなく、人間のような目を持った生物に見えてしまいます。しかも、どの方向からでもこちらを見ているように見えるようです。ねこはいます。
更にこの影響を受けた中で対象は常にねこが暗闇にいるように感じ、見張られているような錯覚を覚え、ねこはいます。
この異常性は直接的に視認しなければなりませんが、ねこはいます。
ねこです。また、影響を受けた対象はねこがいると周りに伝えようとし、これを理解した場合、上記と同じ症状を被ります。どのようなワードがトリガーとなるのかは不明ですが、ねこはいます。
ねこはいますが、その情報を伝えるのには、会話、画像、映像、音声、どれでも感染します。ねこはいます。ねこの情報を伝えようとする試みは極めて自然なものを装うため、見抜くことは困難です。
● レインボーおちんぽ 出典元 https://anond.hatelabo.jp/20201011125938#
ぉおおおおおおおちんぽぉぉぉぉぉぉぉ
🫠 🫥 😶🌫️ 🦠
The sound of the bells of Gion Monastery echo with the ever – changing nature of all things. The fading hues on the blossoms of the sala tree signify that all that flourishes must fade. The arrogant do not prevail for long, nothing but a spring night’s dream. The mighty in time succumb, dust before the wind.
2022-07-22
●特殊記号
ꕥ 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 𖦥 𓂃𓃱𓈒𓏸 𖦥𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 ꕥ
𓄿 𓅹 𓅸 𓅿 𓅞 𓅺 𓅟 𓅯 𓎤𓅮
𓃰 𓃒 𓃟 𓃱 𓃗 𓃵 𓃲 𓃜 𓃘 𓃙 𓃥 𓃦 𓃠
𓇼 𓆡 𓆉 𓆛 𓆛𓆜𓆝𓆞𓆟 𓆝
&#38;を半角で入力する → &
&#60;と&#62;半角で入力する → <>
●キマシ
キマシタワーーー 🗼ーーー! ! ! ! ! ! !
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社会が、以前のTwitter社に期待していた最大の役割は公共のインフラであるTwitter(SNS)を公正かつ公平に運営することであった。
しかし、イーロン・マスクがTwitterにやってきて無茶苦茶をやったことで、人々はかつてのような期待をTwitter社には最早抱かなくなった。
これが狙いだったのかどうかはわからない。
しかし、この結果は一企業としてのTwitter社にとっては決してマイナスではないはずだ。
そもそも政府機関でもない一企業に対して、利益を度外視してでも、公平公正なる態度でSNSを運営せよ、などという期待が間違っているのだ。
例えば、Amazonを見てみればいい。
彼らは今となっては社会の重要なインフラを担っているが決してすべての顧客に対して公平公正ではない。
Amazon primeメンバーである有料会員と無料会員とではハッキリと待遇に差を設けている。
そして、世間はそのことを当然のこととして受け入れている。
一方でTwitterがBlueなどと名前をつけて有料会員を募れば、それは「とても愚かしいこと」として受け取られるのだ。
そのことを考えていくと行き当たるのが「SNSとはいったい何なのか?」という問題だ。
インターネットの如き、社会のシステムとして超然とした万人全てに対して公正公平で開かれた存在であるのか
それとも
という問題だ。
イーロン・マスクが来る前のTwitterへの期待はあまりに前者に偏りすぎていたのだ。
そのあたり、我々が意識のアップデートをしなければならないポイントなのだと思う。
無理なんだよ。
もちろん法律はあっていいと思う。
政府がSNSの運営会社に対して遵守すべき箇条書き突きつけるのは全然構わない。
そういったことはAmazonだってMicrosoftだってたくさん突きつけられているのだ。
そして企業はそういった法令を遵守した上で営利活動に勤しむのだ。
しかし、以前のツイッター社に対してのように漠然とした具体性のない
社会のインフラとして超然とした態度で、社会正義のためにSNSを運営せよ
なぜなら、そんなことは出来ないからだ。
(それを実行しようとした結果としてかなり恣意的でそれが正しいのか?と疑問符のつくような行いが行われていた。
そこの部分は、イーロンがやってきてTwitter社が崩壊していく過程でいろいろと暴かれた部分でもある。)
Twitterは(Twitterが担っていた役割は)もっと分割されるべきなのだ。
そうやって分割された上で、それぞれのTwitterが自己を管理していけば、よりよいSNSが構築されていく。
あくまで中央集権的な管理を企業が行い、しかし大きすぎるプラットフォームとはならない、だが各社相互的にネットワーク化されている、
アンチAIの人はAI使ったことないからよく分かってないみたいだけど、
Pixiv自体はAIにとって話にならないんだよね。学習の参考にならないから。
Pixivの次にヤバいのがTwitterなんだけど、まさかアンチAIなのにTwitterにイラストアップしてるマヌケだったりしないよな?
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/tadanojako/status/1654676274089197568
AIが学習する上で一番重要なのはメタデータの質なので、最近の2次元AIは黙って転載サイトdanbooruとか使ってるよ?
danbooruの転載元として多いのはPixivとTwitterなのでPixiv云々は致命的に間違ってるわけでもないのだが。
本気でアンチAIならTwitterに一切のイラストを投稿しないで活動しないといけないので、
人々に見て貰いフォロワーを増やすことで仕事に繋げるイラストレーターとしては自殺でしか無いと思うけど、思想信条の問題なら仕方ないかな。
転載サイトのトップで見かけたピーチ姫だが、投稿されたPixivと転載先のdanbooruのメタデータの差は圧倒的でどちらから学習したほうが精度が高くなりそうかはバカでも理解しやすいだろう。
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pixivに転載サイトなんとかしてくれという要望なら理解できるのだが、Pixivを悪者にしたら回避できると頭の悪い学習をしてしまっているようだ。
Pixivは規約上スクレイピング禁止でも転載され放題な現状なので。
よくわからない第三のイラスト投稿サイト()とやらがスクレイピング禁止してもイラストが集まるなら転載サイトは無視してくるよ。
魔法少女マジカルデストロイヤーズはナードコアの文脈でサブカルクソ野郎の目線で見たほうが良い。
WWD:絵のタッチに影響を受けたり、尊敬する漫画家はいますか?
JUN:あまり「この人!」って方はいないんですけど、描き始めた最初の頃は「アイシールド21」や「ワンパンマン」の村田雄介先生の絵ばかりまねて描いてました。だから僕の絵ってかなり村田先生に似てるんです。村田先生のアメコミ風な影のつけ方と、喜怒哀楽の表情の描き方がすごい好きですね。
なんで敵が(´·ω·`)ショボーン なんだ?2chなのか?と思ったが、2011年の秋葉原でワンパンマンのノリと考えると、(´·ω·`)ショボーンも納得がいった。(2010年ぐらいがノスタルジーになる時代になったのかなとも思った笑)
実際、OPやEDは謎に不気味でパンクでお洒落でサブカルで良いと思う。このオシャレ感で2話のエンドカードでポプテピピックコラボしてきたので、サブカルクソアニメ路線を確信犯でやっているのかなと思ったら、ポプテピピックのプロデューサーが関わっているとは。
https://togetter.com/li/2125391
3話の急に出てきて○すのはアレは何なのかwギャグ路線から急にシリアス展開を入れる緩急が謎で草w
4話で古い閉鎖的なオタクと開放的な若いオタクをメタってきたには草が生えたw
5話は中野が舞台になりそうで、とくに聖地を秋葉原に限定はしなそうである。
池袋も出るだろうか。OPの急なザッピング音の転調を考えると、今後の展開がどうなるかわからないところがある。ポプテピピックの最終話の蒼井翔太氏の実写展開のようなパターンもありえるのだろうか。まじで予想がつかない。
そもそもJUN INAGAWAって誰?インスタからラッパーとのコラボして個展を開いてアニメ化ってどういうことなんだ?感があった。
コラボしたラッパーのA$AP Mobの説明を見たりA$AP Mobの音楽を聞くだけでは、とくにオタクラッパーというわけでもなく、どうつながるのかわからない。
https://block.fm/news/asapmob_is
JUN INAGAWA氏のインスタを見ていくと、ナードコアの文脈で理解できる気がする。
https://www.instagram.com/p/CYd1nUdF3_x/
このイアンのナードコア大百科 Ian's Nerdcore Encyclopediaを見るにこの文脈でラッパーと萌えがつながるのか、と。
https://diskunion.net/clubt/ct/detail/1008022873
https://archive.org/details/ians-nerdcore-encyclopedia/page/122/mode/2up
魔法少女マジカルデストロイヤーズをアニオタ目線で見るのは間違いだと思われる。
最初に見ている限りでは、設定がほとんど逆転世界ノ電池少女じゃね?と思った。
アキバものなのでAKIBA'S TRIP -THE ANIMATION- を越えられるかなと思って最初は見ていた。
このオサレ感、フリクリとか妄想代理人とか似ている感じがするなぁとも思った。
>令和のアベノ橋魔法☆商店街
もわかるーって感じ。
魔法少女モノでいうと暗黒系の魔法少女サイト(2期告知はエイプリルフールだったんかいw)とか。
4話のネタについては神田川 JETGIRLSや競女!!!!!!!!を見ないといかんだろうか。
そして4話のロボットは、作中だと勇者ゴーディンと言っていたので元ネタは勇者ライディーンになりそうだが、どちらかというと東映スパイダーマンのレオパルドンだよね?
(レオパルドンというと、いやあれはゼオパルドンか。アキバ系エロゲのおたく☆まっしぐらの失われた佐々木操ルートを死ぬ前に読まないと死んでも死にきれないという気持ちを思い出したw)
あと2010年頃とすると、シュタインズゲートネタが入るかどうか楽しみにしている。
また(´·ω·`)ショボーン から電車男や月面兎兵器ミーナや2chネタが入るか気になる。
エロゲ文脈でいうとブルーアーカイブ -Blue Archive-が上手いこと換骨奪胎して透き通った世界観を表現したのに対して、マジデスがどうするか。マジデスの好きなことを好きだと言える世界を作りたいというテーマはしっかりしてそうだから、それをどうシナリオにして描写するのか、楽しみにしている。韓国からのブルーアーカイブだったりフランスからのシティーハンター実写版だったり中国からの原神やアークナイツだったりフィリピンからのボルテスV実写版だったり、日本のオタク以上にオタクをしている、わかっている、海外からのディープな熱い作品があふれた中で、アメリカ帰りのマジデスはどう表現するか、文化の違いがあるのかどうか、楽しみである。
4話の最初の方のセリフで「壊れた"おもちゃ"<俺のゴーディン>を魔法で〜」というト書きが聞こえてきたオタクの増田より。
とりまアナーキーちゃんが元気でパンクでかわいいから見て。アナーキーちゃんのキャラはあまり他では見ないんじゃなないかな。ブルーちゃんは原作の方がかわいいかも派です。
映画は終わったはずなのに、心の中にまだ音楽が鳴り響いていた。帰り道の高揚感はまるでライブ会場から帰るときのようで、音楽に包まれた世界で息をするような感覚からずっと抜け出せない。映画『BLUE GIANT』は、感情を奏でる演奏で観客の心を掴む、最高の音楽ライブだった。
公式サイト: https://bluegiant-movie.jp/
予告編(YouTube): https://www.youtube.com/watch?v=h1I116oS_Lk
今年の二月から上映している本作は、同名の漫画を原作としたアニメーション映画だ。音楽と人間の物語を楽しみながら、ジャズ界の独自の価値観や挑戦についても理解を深めることのできるものになっている。
主人公の宮本大は「世界一のジャズプレイヤーになる」という大きな目標を抱え、故郷の仙台を飛び出し、単身上京する。東京で出会った凄腕のピアニスト・沢辺雪祈や、高校の同級生で素人のドラマー・玉田俊二とジャズバンド「JASS(ジャス)」を結成し、それぞれが音楽に向き合いながら、壁にぶつかりつつ、夢の実現に向けてひたむきに取り組む一年半が描かれる。
原作の「東京編」を中心にエピソードを厳選し、上映時間の四分の一をライブシーンに充てるという大胆な構成が採用されていたが、まずこれが見事な成果をもたらしていた。上原ひろみ(ピアノ)、石若駿(ドラム)、馬場智章(サックス)の演奏はとにかく圧倒的で、音楽とアニメーションのコラボレーションの最高峰と言える。また、その魅力を余すことなく味わうことができたのは映画館という環境の存在が大きく、Netflixの支配力が高まる現代において、専用施設の役割や可能性を示すことにもなっていた。
今回は、そんな傑作の魅力を紹介すると共に、宮本大の「ジャズを信じる」信念の問題点や、JASSの「So Blueに立つ」という目標が物語の性質に与えた影響について考えていきたい。
映画『BLUE GIANT』のテーマは「演奏者と音楽の関係性」だ。宮本大、沢辺雪祈、玉田俊二は、それぞれ「演奏すること」について異なる意味を見出している。その違いゆえに彼らの人生は巧妙に交わり、そして必然的に別れを迎える。
演奏者である彼らが「音楽に向き合う」ということは「自分自身と向き合う」ことを意味しており、この作品において演奏技術を高めることは、自分自身と真摯に向き合うことと同一に描かれる。自分自身と対話を重ねて演奏力を磨き、ライブを繰り返しながら音楽との関係性を深めていく若者たちの姿が、本作の大きな見どころだ。
ライブシーンはどれも素晴らしかったが、中でも僕が心を奪われたのは「汗」に関する表現だった。演奏者たちの身体から吹き出る大量の汗や、そこからこぼれた大粒の一滴が、アニメーションならではの表現で美しく描かれる。それは、音楽が空気を振動させて生じる運動の結果であることや演奏者の存在を再確認させるばかりでなく、自己探求の試みを象徴しているようにも思えた。落ちてきて弾け飛ぶ汗を見たとき、その背景にある身体的な研鑽や精神的な苦悩に思いを馳せてしまうのは、物語と音楽と映像が見事に組み合わさって感情を揺さぶるからだろう。
ライブシーンでもう一つ印象深かったのは「凄まじい演奏に目が釘付けになる」という描写だ。特に終盤の人々の目が幾重にも重なって演奏に引き込まれていく表現が印象的だったが、これらは音楽の演奏が聴覚だけでなく視覚も惹きつけるものであることを効果的に示している。実際に音楽ライブに行くと、音楽は「耳で聴くもの」というよりも「目で見るもの」「肌で感じるもの」であることを実感するが、この映画ではアニメーションの技術やアイデアによって同じ体験をもたらしていると言える。
また、脚本として素晴らしかったのは、この映画が「沢辺雪祈の物語」として完璧に仕上がっていたことだ。漫画版では交通事故によって最後のライブに参加できなかった雪祈だったが、映画版ではアンコールで大や玉田と共にSo Blueの舞台に立つというシナリオ改変が施されている(最高だ!)。怪我を負った雪祈は片手で演奏することを余儀なくされるが、その姿が大が初めて雪祈のプレイを見たときに片手で演奏をしていたシーンと重なり、呼応することになる。手を抜いて片手で演奏していたプレイと、片手でしか演奏できない状況で全力を尽くすプレイの対比があることによって、映画版はより一層雪祈の精神的成長が強調されるものになっていた。
本作はジャズライブの世界を美しく表現しているだけでなく、コミュニケーションや人間関係のあり方についても、ジャズ・プレイヤーたちの世界や文化を伝えるものになっている。素晴らしい取り組みである一方、その描き方にはついては大きな問題がある。それは、彼らの世界をただ単に肯定的に、あるいは美学さえ伴って、無批判に描いてしまっているという点だ。
ジャズバンドには「独立した個人たちが自分自身の活躍や成長を目指して組まれる」という文化的な特徴がある。作中のセリフにあるように「ジャズはロックバンドみたいに永遠に組むもんじゃない。互いに踏み台にして名を揚げていく」ということだ。そのため、良くも悪くもバラバラな状態が肯定され、自助を基調としたコミュニティ文化が成立している。
例えば、玉田俊二や沢辺雪祈はそれぞれ大きな課題に直面するが、大はその苦境に共感したり、手助けをしたりはしない。それどころか、雪祈が玉田を、玉田が雪祈を心配しても「自分自身の問題だから、おれたちに出来ることは何もない」と、その配慮を無用なものとして切り捨てる態度を取っている。
しかし、自分自身の問題であることと、周囲がその解決をサポートすることは決して矛盾しないはずだ(でなければ、カウンセリングという仕事は成立しなくなってしまう)。むしろ、人間が抱えるあらゆる問題は究極的には自分自身の問題でしかない。それでも人は、他者の悩みや状況を想像し、共に心を痛めることができる(=エンパシー)。そこに人間の素晴らしさがあり、そのような想像力に支えられることで、僕たちは日々の問題に対して継続的に立ち向かうことができているはずだ。
ところが、ジャズ・プレイヤーとしてあまりに完成されすぎている大のメンタリティは、そのような想像力を必要としない。自助を当然とする大の態度に、玉田は大きく動揺し、雪祈でさえ戸惑いを見せ、二人は困難に直面しても「助けてほしい」と言うことができない状態に追い込まれてしまう。大は「ジャズを信じている」と口にするが、これはジャズという音楽の良さが理解されることだけでなく、「ジャズバンド的な人間関係やコミュニケーションの方法が通じる」と信じていることを意味しているのではないか。つまり「ジャズを信じる」大の信念が、JASSの「助けてほしい」とさえ言えない人間関係を強固にしているのだ。
「信じるだけ」の大は、いわば「仲間のために戦わないルフィ」だ。彼の言動からは、人の弱さを認めず、自分が出来ることはみんなも出来ると思い込んでいるマッチョなワンマン社長のようなパワハラ気質が伺える。もしかするとそれは「お互いを追い込みながら、最高のソロを引き出し合う」というジャズの性質を、人間関係のアプローチに転用したものなのかもしれない。だとしたらそれは、今日ではあまり受け容れられないスポ根的なスタイルが、文化系の皮を被ることで見過ごされているだけなのではないだろうか。
この映画では、周囲の人々に助けを求めず、自分自身を追い込んで課題を克服しようとする姿を肯定的に描いている。しかし僕は、それらをもう少し批判的に捉える視点があるべきだったと思う。あれほどまでに深く自己と向き合うことができるのであれば、そこで培った想像力を活かして他者の心に深く寄り添う可能性も求められるはずだ。自助の圧力が高まる世の中だからこそ、自分自身に向き合い、自分自身の問題に取り組みながら、他者に対しても理解し、助けることができる人間関係を築く、そんなジャズプレイヤーたちの関わり方を提案して欲しかった。
この作品にはもう一つ、物語の性質に関わる問題がある。それは彼らの立てた目標、あるいは権威との関わり方の問題だ。
大、雪祈、玉田の三人は「JASSの目標」として、十代のうちに日本一のジャズクラブ・So Blueのステージに立つという目標を掲げる。もちろん大きな目標であり、大胆かつ困難を伴うチャレンジではあるのだが、僕はこの目標によって彼らの物語が「質的に」小さいものへと制限されてしまったと思う。
ジャズマンにとってのSo Blueは、野球の甲子園やラグビーの花園に相当する憧れの舞台だ。ただ、その性質は大きく異なっている。甲子園や花園は「勝ち上がる」ことで立てる舞台であるが、So Blueは「認められて」立つことができる場だ。つまり、そこに辿り着くためには権威を求めなければならない。このことから「権威に認められなければ成功しない」という価値観が生まれるのだが、それが(若者たちの挑戦を描くにしては)物語を物足りない方向へ導いてしまっている。
JASSはSo Blueの支配人・平にライブを観に来てもらうというチャンスを掴むが、雪祈のプレイが否定され、夢への道が閉ざされてしまう。このとき「縁がなかったということで」と断った平だったが、後に彼が自戒したことで雪祈へのオファーが生まれ、それがJASSのSo Blue出演へとつながっていく。雪祈のソロ克服という要因はあったものの、もしこの権力者が凡庸な人格の持ち主であったら、JASSはSo Blueに立つことはできなかっただろう。若者たちの挑戦に重きを置くには、権威的な存在が過剰である。
また、中学生の頃からSo Blueに立つという目標を持っていた雪祈には、権威主義的な性格が定着してしまっている。自分が評価していないギタリストと共演しても、相手が一定のプレゼンスを持っているとお世辞を言ったり、自分のソロについて大から指摘を受けたときは反発しつつ、平から叱責を受けると素直に聞き入れたりする。葛飾ジャズフェスティバルへの出演が決まった際には「フェスとなればジャズ業界の人間もたくさん集まる。駄目バンドの烙印を押されたら、もう一生どこにも呼ばれない」とまで言い切っており、妄想の中で権威が肥大化し、視野が狭くなっている様子が伺える。これらは、挑戦する若者というキャラクターの魅力を損ねる要素だ。
若者たちの挑戦を描くのであれば「権威に認められようとする挑戦」よりも「権威を打倒しようとする挑戦」のように、もっと質的に大きなものを期待したいが、ジャズ・プレイヤーの挑戦である限り、権威に対する依存は避けられないのかもしれない。
映画を通じてジャズという音楽の魅力は十分に伝わってきたが、僕は大がジャズを信じる姿に共感する気持ちにはなれなかった。映画『BLUE GIANT』は、ジャズの美学を称えるはずの作品でありながら、同時にジャズ的なもの(自助を前提とした人間関係やコミュニケーション、権威に認められることで成功するという価値観)が抱える課題も浮き彫りにしてしまっている。
それでもこの映画は、音楽の力とそれを支える視覚的な表現力で観る者を魅了してしまう。そこに問題があったとしても、圧倒的な恍惚によってどうでもよくなってしまう。それこそが、この映画の正体なのだろう。最高のクリエイターたちがもたらす感動が、自助を強要する主人公や助けを求められない人間関係、挑戦の質による物足りなささえもかき消すことで、「音楽の力」を証明することに成功したのだ。物語パートで引っかかることがあったにも関わらず、あまりに強すぎるライブシーンが全てを帳消しにした結果、鑑賞後の僕の心にはただ音楽だけが存在していた。大、雪祈、玉田たちにとって演奏することがそうであったように、まさに、最高の演奏によって数々の問題を乗り切った物語だったと思う。