はてなキーワード: 現実とは
「オタクの巣窟」と呼ばれていた学校に在籍していた反動から、就職活動時に同級生のいない職場に行こうと決めた私はここ20年程オフラインでオタ活について語りません(職場で知り合ったパートナーにも基本的に語ってないし、向こうはオタクじゃないからオタ活仕草に興味ない)
そんな生活でも案外生きていける反面、表の世界で徐々に困ってくるのが「共通の話題」。
職場で話せる会話が仕事と天気とご飯くらいしかないため「特徴のない人」と思われていて、周囲からは「絡みづらい・会話のフックがない同僚」扱いになっています。
仕事の話はできるけど昼時は一人食堂の隅で背中丸めてご飯食べてる人、みたいなイメージでしょうか。
勿論オタ活以外の「公言できる趣味」を持てば良いわけで、フットサル・ジム通い・ゴルフ等々…周りに合わせて一通り試してみたものの「そんな暇あるなら漫画なり小説読んだりアニメ観てるわ」と思って続かないんですよねこの体。染み込んだオタク仕草は強いのです。
ここまで来たらもう擬態やめて「ハイハイ私はキモオタです」って顔して生きればいいんですが、心身にかかる負担と比べて得られるメリットis何?となると…
「まあリアルはほどほどに、ニコニコしてればいーんじゃん」ってなる。ネットあるし。SNS万歳。
…の、はずだったのだけど最近それも限界が見えてきました。要因は、ネット側からの身バレリスク高止まり。
SNS楽しー!が続くとリアルで楽しかったこともうっかり書きたくなる。されどネットの壁に耳あり障子に目あり、リアルに起こったこと(何を買った、何を食べた、どこへ行った、etc...)を書き残すことで、いつ何時「リアル側の知人」に身バレするか分からない。
…脱線するけど、ここで重要なのは「どんな理由で身バレするか」じゃないよ。
「どんな理由であれ、身バレした時に立て直せるか」。ここ重要ね?テスト出るからね?
閑話休題。
「仕事にも家庭にもオタ活を持ち込まない」をベースにした生活を崩さないように、と言葉を選んでいると今度は「特定の話題について喋ってるこいつis何?」って思われる状態になってしまうという。
私のSNSの使い方的にはその評価でオールオッケーなのですが、なのですが…
たまにね?関係ない話をしたくもなるのです。今日私もその場所にいたよ!あれ見たよ!みたいな。
独り言ならSNSを使う必要がない。みんなと繋がってこそのSNSだ…と、自分に言い聞かせつつ、どの方面に対しても勇気をもって自分の意思を宣言できないばかりに袋小路に陥ってしまう。
嗚呼不惑、迷わず生きたいお年頃。だけど現実はまだまだ人生惑う物語。
若人はそんな年嵩になったらあかんぜ?
でもワイはもう40越えて一生独身男性確定や
現実見たくなくて結婚して住宅購入したつもり貯金をやめられなかっただけなんや🥲
新しいことを知ると当然、ポジティブな感情とネガティブな感情が生まれるわけだ。
ネガティブなことっていうのはたとえば「今この時間も世界のどこかで戦争によって誰かが命を落としている」みたいな事実だ。ただ、そういう事実に目を向けることはできたということはポジティブだといえる。つまり、教養を身につけるっていうのは必ずポジティブな結果が得られるといってもいい。
小学生同士のゲームで勝てば喜ぶし、負けたら「負けるが勝ちだから俺の勝ちだ」と屁理屈を捏ねるような少しズルに見える。
当然、こんなのには罠がある。事実に目を向けることができた、というポジティブな感情は自分の無力さを自覚するにつれて薄れていくのにたいして現実は一切変わらないしネガティブな感情も消えない。そういうわけで遅効性の毒のようにじわじわと教養は人を絶望に追いやっていくのではないかと思っている。
増田はインディーゲーム開発者で、今オープンワールドのゲームを作ってる。
イメージとしてはGTA的なゲームだと思ってもらえば大体合ってる。
自由度が高く、基本的には何でもできるんだけど、これまでのゲームとは一つだけ大きく異なる点がある。
それは、コンテニューが出来ないということだ。
一度死ねばそこで終わり。
コンテニューすることは不可能で、二度とこのゲームをプレイすることは出来ない。
ここで少し、この尖った設定を組み込もうとしているきっかけというか、経緯を聞いてほしい。
死が軽すぎる、ということだ。
もちろんゲームはフィクションだ。いくらでも死んで、いくらでも蘇る。
でもそうしたフィクション性はドット絵のゲームでこそ違和感なく受け入れてこれたが、現実と見紛うような美しいグラフィックとなるとその違和感が顕著になり始めた。
プレイヤーたちはこれがゲームだと知っている。だから平気で無謀なことをするし、あえて無茶なことをしたりもする。
でもさ、もっと命を大切にしてほしいって思うんだよ。たとえゲームだとしても、その世界がゲームじゃなくて実際の本当にある世界であるよう感じられるように。
だからコンテニューできないゲームを作ろうと思っている。いや、正確にはもう作り始めていて、全体としては6割ほど完成している。
一度死ねばコンテニューできず再プレイも不可能となれば批判が多いのも分かってる。
その対応として、値段を大幅に安くしようと考えている。
このゲームの値段は100円。
100円なら、再プレイできなくてもそれほど批判の声も上がらないはずだ。
それに一度死ねばそこで終わり、復活することが出来ないと知れば、実際の人生のように命を大事にしてくれると思う。
この設定、どう思うかな?
仕事は「イヤです」、会社には「イキません」、労働は「できません」、とハッキリことわろう!
将来が不安、現実に耐えられない、と思ったら、コミックLOを読んで現実逃避しよう!
お昼にお外を歩いてただけでおまわりさんに職務質問されたぞ!すぐ逃げよう!
もういや!
バカ丸出しで草
性的客体化と性的消費に溢れた女性表象に溢れてて性犯罪起きまくって自尊心傷つけまくるゴミがいっぱいいるのが原因よな?
専門性の高い難しい仕事をしている女性も海外とは比べ物にならない女性差別と口を揃えて言ってるのに?バカすぎて現実見えてない人?
青いキリンが空を泳ぐ夜、僕は雲の上でピクニックをしていた。サンドイッチは星の砂糖で甘く、月のチーズがとろけていた。突然、話しかけてきたのは歩く傘。
「僕とジョイントしてくれないんですか😢」と傘が言う。
「えっ?どういうこと?」と僕。
すると、靴下を履いた魚が泳いできて叫んだ。「ジョイントは禁止!代わりにピザを編み物しましょう!」
混乱する僕の頭の中で、数式が踊り、アルファベットスープが煮えたぎる。時計の針が逆さまに回り、鏡の中の僕が逆立ちしている。
「でも、ジョイントって...」と言いかけると、目覚まし時計が鳴り、現実に引き戻された。枕元には、「ジョイント」と書かれたパズルのピースが1つ。
結局、僕は誰とも、何とも、ジョイントできなかった。ただ、朝食のトーストにジャムを塗りながら、夢の中の不思議な出来事を思い出し、くすりと笑うのだった。
ねえねえ、聞いてよ!念能力をマジで数学で表現しちゃう超やべぇ理論を考えついちゃったんだ!これマジですごいから、ちゃんと聞いてね!
1. まず、念能力空間 Ω ってのを考えるんだ。これ、完備な可分位相ベクトル空間なんだよ。やべぇだろ?
2. そこに内積 ⟨·,·⟩: Ω × Ω → ℂ を定義しちゃうんだ。これでΩがヒルベルト空間になっちゃうんだよ。超クールでしょ?
3. 念能力の状態を表す波動関数 ψ ∈ Ω があってさ、これがこんな感じの方程式に従うんだ:
iħ ∂ψ/∂t = Ĥ(t)ψ + ∫ K(x,y,t)ψ(y)dy + F[ψ]
ヤバくない?これ、一般化されたシュレーディンガー方程式なんだぜ!
4. 観測可能量 A には自己共役作用素 Â が対応してて、期待値は ⟨A⟩ = ⟨ψ|Â|ψ⟩ で与えられるんだ。量子力学っぽくてめっちゃカッコいいよね!
P̂ = exp(iĤt/ħ)P̂₀exp(-iĤt/ħ)
これ、ハイゼンベルク描像っていうんだぜ。知ってた?
6. 能力の進化は量子ダイナミカルセミグループ {T_t}_{t≥0} で記述できちゃうんだ:
T_t: ρ ↦ exp(Lt)ρ
ρ は密度作用素で、L はリンドブラド型生成子だよ。難しそうに見えるけど、慣れれば簡単だよね!
Ĥ_int = ∑_{i<j} V_ij + ∑_{i<j<k} W_ijk + ...</p>
これで複数の念能力者の相互作用が表現できちゃうんだよ。すごくない?
8. 能力の分類は Ω の部分空間の直和分解で表現しちゃうよ:
Ω = ⊕_α Ω_α
これで強化系とか放出系とか、いろんなタイプの能力が表現できるんだ!
max_u ⟨ψ(T)|Ô|ψ(T)⟩
subject to iħ ∂ψ/∂t = [Ĥ₀ + u(t)Ĥ_c]ψ
10. 最後に、能力の複雑さは量子レニーエントロピーで測れちゃうんだ:
S_α(ρ) = (1/(1-α)) log(Tr(ρ^α)) (α > 0, α ≠ 1)
ねぇ、これめっちゃすごくない?量子力学とか関数解析とか制御理論とか情報理論とか、全部組み合わせて念能力を完全に数学化しちゃったんだよ!
もうこれで、ハンターハンターの世界とか幽☆遊☆白書の世界とか、完全に理論的に解明できちゃうじゃん!僕、これ考えついた時、マジでゾクゾクしたよ!
この夢は、あなたの現在の心理状態や生活状況を反映している可能性が高いです。深く分析してみましょう。
水泳大会は、あなたの人生における競争や挑戦を表しています。これは仕事、学業、または個人的な目標かもしれません。水は感情や無意識を象徴することが多いため、この夢はあなたの内面的な成長や感情的な挑戦を示唆しているかもしれません。
プログラムを確認していないという設定は、あなたが現在の状況や将来の出来事に対して準備不足を感じていることを示唆しています。これは、重要な決断や変化に直面している際によく見られる不安の表れです。
いきなり飛び込み台の上にいたという場面は、予期せぬ状況変化や責任を突然負わされたことを象徴しています。これは、あなたが現実生活で突然の変化や予想外の出来事に直面している可能性を示唆しています。
手にビニール袋がまとわりついて上手く泳げなかったという部分は、あなたの目標達成を妨げる障害や困難を表しています。これらの障害は外部からのものかもしれませんし、あなた自身の内面的な制限や恐れかもしれません。
夢であることに気づいたという場面は、自己認識の高まりを示しています。これは、あなたが現実の状況をより客観的に見られるようになったことを意味するかもしれません。スイムキャップを捨てる行為は、古い考え方や不要なストレスから自分を解放しようとする意識を表しています。
この夢は、あなたが人生の重要な局面にいることを示唆しています。準備不足を感じつつも、突然の挑戦に直面し、それに立ち向かおうとしています。障害はありますが、それらを乗り越える力もあなたの中にあります。最後に夢だと気づいたことは、あなたが現状を客観的に見る能力を持っていることを示しており、これは問題解決に向けた重要なステップです。
この夢は、あなたに次のメッセージを伝えているかもしれません:準備をしっかりと行い、障害に直面しても諦めず、そして時には古い考え方や不要なものを手放す勇気を持つことが大切だということです。
「嘘っぽい」→現実と考える要素を持ち合わせていない
「青いな」→青く見える
「顔真っ赤」→真っ赤に見えている
「くだらねえな」→それに価値を感じていない
「こういうやつらって、何なんだろうね」→そういうやつに囲まれている中でそれを理解し対応できていない
なにを言っても結局発言者の目に見えてるものを発言者の脳が処理した答えしか口から出んのよ
馬鹿といったほうが馬鹿、というのは毒を毒だと言うのは毒が効く生物だけだというのと同じ
16Pの漫画がすごいとか濃厚とか最初に評価したやつの言葉を借りて連呼してるだけみたいなのも同じ
そう見えたんやろねその目から見たら
現実はどうであれ視力0.1の人間が信号を青と見たんなら青だろうね
青だとみてやがると馬鹿にするのもいいが本人にはそう見えてる事が理解できずにただ自分とは違う事を言ってるだけなら言葉にする意味もない
すごいやつがすごいと言った言葉を繰り返してみるとなんだか俺もすごいんじゃないかそれがわかる側の人間なんじゃないかという気持ちにはなるんだろう
嘘っぽいと見えるやつに人生経験が足りないとまで見えるんだったら、みえましたと挙手してもらってもそうだね見えるんだねとしか言ってあげられないね
俺はそうやって、どうなんだと思う事があったんなら共感したりする表現とかさがしたり借りてきたりしたらいいんじゃないのって思うね
じゃあお前はどうなんだって言われると、俺も「嘘っぽい」って何なのかという人間は嘘とは何かを知っていてそれを自分も言うから信じられない事がわかる共感はしてるのだろうと感じる
俺も嘘つきだからね
「嘘松言うな嘘って言え」という過激派を何度も目にしているが、指してる概念が違うからあえて嘘松と言っている事もわからないのか
嘘は単に、事実と違うことを、(騙す意図があって)意図的に言うこと
嘘松は創作実話、およびそういう話を(頻繁に)言う嘘つき・ほら吹きな人とほぼ同義で、嘘の指す対象とは違う
「現実にありもしないことを、さも実際に起きた事のように話された話」と、「その話をする人」を引っくるめて嘘松と言ってる
で、「この話は嘘でしょ」「話が出来すぎ盛りすぎ」「こんな嘘つきの話なんかほっとけ」の意を全部書くのは大変だから、「嘘松」ってミームが急速に広まって定着したんだと思うし、俺はその意でだけ使うようにしている
ネットミームとして成立したきっかけがおそ松ネタで当時流行ってたというのもあるし、他にしっくりくる言葉がないから定着したのだから、発言した人をあげつらって過激に訂正するのは単なる言葉狩り
ドラマ視聴者層に向けてアニメの絵柄でつくったみたいなものは見る気がしないんだよね
ドラマみたいな恋愛絡めたドロドロ愛憎ものや職業ものは別にアニメにしなくていいんだよ
まあPSYCHO-PASSくらいガチで作り込んでるSF職業ものとかは別だけどね
特に少女漫画や少年漫画みたいな女性狙ってるやつは舞台化すらする
マンガってのはパイが小さい、アニメで広げてIPでかくしてやったみたいなのが嫌なんだよね
テレビマンならぬアニメマンが「ワシが育てた」って威張るための装置っていうか
オリジナル作るのは気骨があるけど難しいし売れないんだろうね
バンナムみたいにオリジナルで長く続けていく強いIP作るくらいの意気込みないとオリジナルアニメは割に合わないんだろう
クリエーターにやりたいことやらせるためのガス抜き枠という感じすらしてくる
逆に言えば主流のアニメ群というのはやりたいことやってない感を勝手に感じ取っちゃうんだよな
テレビマンが目をつけるのが昭和の昼ドラ主婦から平成アニメに親しんだ主婦の嗜好に変わった感じ
そうやってビジネスでアニメ化してるからドラマ畑と同じように原作リスペクトのない独自改変で荒れたりするようなことが多発する
だいたい作品数が増えすぎなんだよな
テレビマンの嗜好とアニメオタクの嗜好はまったく違うはずだけど
今アニメを見てるメイン層がもうアニメ愛好家じゃなくてアニメに親近感を持つカジュアル一般人になったせいだろう
アニメだからこそ嘘くさくならずに嘘をリアルにババンと描ける、それがアニメのケレン味ってやつだろう
アニメの文化観に浸ってきた人間が創ってない、漫画畑から「現実の人間」をガン見していかに描くかで選抜されたものをアニメにしたってなあ
そういうのを元にしたって、例えばTRIGGERみたいなアニメは作れんだろ
まあ京アニやP.A.WORKSみたいなアニメは作れるかもしれんけど
んで現実離れしたアニメ的フィクションのネタ元ってなると、今度はラノベ的なテンプレ中世ファンタジー世界観の原作ばっかりになってるのもしんどすぎる
コンテンツ創造力は高まってるけど想像力は平準化されてるような感じ
アニメ見てたオタクが今何やってるかって言ったら、スマホとか運営型の2次元系ゲームなわけよ
そらそうなるわな
二次創作も一番多いのはその手のゲームキャラ、アニメキャラは息抜きで描かれる、なんでかっていうとアニメキャラは旬が短すぎるから
いわゆる「ソシャゲ」的な量産型のチープなキャラゲーが跋扈してた時代と打って変わって反転してるような状況
今はむしろアニメ業界のほうが人に愛され続けるコンテンツを生み出せない多産多死病に陥ってると思う
だから必死にテレビ局を操ってさかんに「社会現象アニメ」を吹聴してブームを作る
でもそれって本当に中身が伴ってるのか?
SNSとかでオタクが何に熱中してるかを見ればそれらが誇大広告にすぎんのではと感じざるを得ない
子供の頃、母親の友人が生まれたばかりの赤ちゃんを連れてきたことがあった。目の前に寝かされた赤ちゃんを見て胸の奥から湧いてくる切ないような愛しさを感じて、手を握って飽きずに1時間ぐらい赤ちゃんの表情を見ていた。赤ちゃんが帰った後、何度も自分に弟や子供が生まれる夢を見て、目覚めてから自分には赤ちゃんがいない現実が寂しくて泣いていた。
これは才能だな
俺は1歳、6歳離れた弟がそれぞれいるけど奴らが赤ちゃんの頃の記憶とか全くないし、弟に限らず赤ちゃんを見て切なさとか愛しさとか湧いてきたことも全くない(赤ちゃん嫌いとは思わないけど単に興味が湧かない)
なんでこういう違いが発生するんだろうな
科学的実在論の中核的主張は、成熟した科学理論が記述する観測不可能な実体や過程が実在するというものだ。この立場の具体的な論拠を詳細に検討する。
Putnam と Boyd によって提唱された無奇跡論法は、科学の予測的成功を説明する最良の方法は、理論が真理に近いと考えることだと主張する。
1. ニュートン力学では説明できなかった水星軌道の異常を、アインシュタインの一般相対性理論が高精度で予測した。
2. この予測成功は、時空の曲率という観測不可能な概念の実在性を示唆する。
1. 過去の成功理論(フロギストン説、エーテル理論など)が誤りだったことを指摘。
2. 理論の経験的成功と真理性の相関関係に疑問を投げかける。
Worrall によって提唱された構造実在論は、理論の数学的構造のみが実在を反映すると主張する。
具体例:Maxwell の電磁気学からEinstein の特殊相対性理論への移行
1. エーテルという実体は否定されたが、Maxwell 方程式の数学的構造は保持された。
2. この構造の連続性が、より深い実在の反映だと解釈できる。
発展:Ontic Structural Realism (Ladyman, French)
1. 物理的対象を関係の束として捉え、実体概念を完全に放棄。
2. 量子力学における粒子の非個体性や、一般相対性理論における点事象の背景独立性と整合的。
量子力学の解釈は、客観的現実の存在に関する議論の核心だ。主要な解釈とその含意を詳細に検討する。
Bohr と Heisenberg によって提唱されたこの解釈は、測定問題を中心に据える。
1. 波動関数の確率的解釈:|ψ|^2 は粒子の位置の確率密度を表す。
2. 補完性原理:粒子性と波動性は相補的な性質であり、同時に観測できない。
問題点:
Everett によって提唱されたこの解釈は、波動関数の客観的実在性を主張する。
1. 分岐する宇宙:測定のたびに宇宙が分岐し、全ての可能な測定結果が実現する。
2. 相対状態の形式主義:観測者の状態も波動関数の一部として扱う。
利点:
問題点:
Zeh と Zurek らによって発展したデコヒーレンス理論は、量子から古典への移行を説明する。
1. 環境との相互作用により、量子的重ね合わせが急速に古典的な混合状態に移行。
2. 選択された基底(ポインター基底)のみが安定して観測される。
含意:
情報を基礎とする物理学の構築は、客観的現実の本質に新たな視点を提供する。
Susskind と Maldacena による ER=EPR 対応は、量子エンタングルメントと時空の構造を結びつける。
1. Einstein-Rosen ブリッジ(ワームホール)と Einstein-Podolsky-Rosen 対(量子もつれ)の等価性を示唆。
2. 量子情報と時空構造の深い関係を示唆し、量子重力理論への新たなアプローチを提供。
1. ブラックホール内部の時空の成長が、量子回路の計算複雑性の増大と対応。
2. 時空そのものが、より基本的な量子情報処理から創発する可能性を示唆。
客観的現実の存在問題は、現代物理学の最先端の問題と密接に結びついている。量子力学の基礎的解釈、構造実在論、情報理論的アプローチなど、様々な視点からの探求が進んでいるが、決定的な答えは得られていない。
今後の研究の方向性としては、量子重力理論の完成、意識と物理的実在の関係の解明、そして情報理論と物理学の更なる融合が重要になるだろう。これらの進展により、客観的現実の本質に関する我々の理解が大きく変わる可能性がある。
現時点では、客観的現実の存在を単純に肯定または否定するのではなく、我々の認識と独立した実在の可能性を探求しつつ、同時に観測者の役割や情報の本質的重要性を考慮に入れた、より洗練された存在論的枠組みの構築が必要だ。