はてなキーワード: 日本ダービーとは
中学生の頃、スーパーファミコンの「ウイニングポスト」というゲームをほぼ毎日何時間もやり込みまくっていた時期があった
自身が馬主となって競走馬を購入し、レースでの勝利を目指す内容なのだが、お金を貯めて牧場を開設すると自分でも馬の生産を出来るようになるのが非常に楽しかった
レースを勝つだけでは物足らなくなった自分は、自分の子孫を増やしてレースに勝たせることを楽しむようになった
期待出来る良血馬をセリで購入し、「マスダコウタ」と自分の名前を馬名にした
マスダコウタは日本ダービーや天皇賞などの大レースを勝利し、引退後は種牡馬生活を送ることとなった
初年度の種付料は1500万円くらいだったと記憶している
種付をする牝馬には「キムラアヤカ」とか「ニシダユカリ」とか当時好きだった同級生女子の名前をつけていた
マスダコウタは同級生女子に次々と種付けし、生まれてきた産駒は次々と大レースを勝利した
日本の競馬界がマスダコウタの血統で埋め尽くされ、ありとあらゆるレースを勝ったところで私は飽きてゲームを辞めた
1回種付するたびに1500万円稼ぐ大種牡馬マスダコウタ、それにひきかえ1回種付するたびに3~4万円払わされる38歳未勝利の自分
週末は日本ダービーだ。競馬関係者にとってダービーは特別なものと聞く。それはわからなくもない。
広告で見たり知識をつけたりしたライト層はダービーが一番すごいのでしょう?と思っているかもしれない。でも、競馬クラスタからは、ダービーが一番好きとはあまり聞かない。せいぜい風物詩どまりの存在。
といってもレースレーティングが上の、ジャパンカップや天皇賞秋、海外の凱旋門賞やドバイワールドカップが一番好き、というわけでもないらしい。
マニアックな競馬クラスタはどのレースが好きなのかいろいろな人に話を聞いてみて、だいたいの人が好意的だったのは中山大障害だった。全馬が無事飛越したとき自然に沸く拍手を思うと、なんかわかる気がした。
アニメ観てて今回は神回だっていうネットの意見を参考にしつつ視聴してるんですけど、「まぁたしかに泣けるけど、良回程度で神回ではないな」と思ってガッカリすることがある。
自分がアニメを見過ぎているのかもしれないが、アニメ大量放出のこの時代に神回判定が緩くなっていないか?僕はもっとコードギアスR2の最終回とかセーラームーン無印の最終回とかそういうのを神回というのだと思うんだよな。歴史に残るエピソードレベルじゃないと神回と認めたくないわけ。
最近はすぐ神回だとか神曲とか神作品とかいうじゃん!最近の神判定は奈良判定並みに緩いぞ!アニオタ歴史20年の僕はそう思うんだ。君はどう思う?
ブコメで既に出てたところ申し訳ないが神回判定が緩いなと思ったのはゾンビランドサガ第8話だよ。サガ民はゴブリンと戦い過ぎて逆にサガの評価下げてるからな。だけどゾンビランドサガのOPは神だな!
コードギアスR2より第1期の最終回の方がたしかにこれからどうなるんだろうって期待が非常に高かったよな。今は廃れちゃったけど当時は神MAD動画がたくさん作られててニコ動観るのが楽しかったんだ。今では例のアレとかVtuberにその勢いを奪われてしまったけど、まぁそんな懐古厨的なもんなんだ。
ちなみに自分がメジャーなところで神回だなと思ったのはるろうに剣心アニメ版の京都編で剣心が薫に別れを告げるシーンな。セル画最盛期に蛍の光り輝く描写、カヴァレリア・ルスティカーナのメロディでまさに明治剣客浪漫譚というところ。
マイナーなのだと刀語の最終話のとがめのシーンとか蒼穹のファフナー(無印)の翔子回とか、〜ef〜シリーズとか、あとうる星やつらの映画版でガラス越しにらむとあたるが語り合うシーン。
マキバオーとカスケードの日本ダービーの戦い。あとヨルムンガンドのアール退場シーンでしょ、ふしぎ遊戯はEDの入りが毎回神ってるし。33話の柳宿との別れは泣いたし。
追追記
みんなコメントありがとな!お互いの神回を語り合う、そういうのが好きなんだよ。
リアルだとアニメの話してもロボ系が好きかアイドル系が好きかとか細かに趣味が分かれてんだよね。だから意外と今回良かったよねとか気軽に話せないからネットの声聞いちゃう。そういう意味では神回判定が緩くなってもリアルに恩恵を受けてる感じはあまりないかな。
コメントへの返答
シャーロットは尻すぼみ感があって2クールやれたら神作品だったかもよね。
プリキュア時代は部活に打ち込んでたもんだから見てないんだ。すまん...
カウボーイビバップ出してくるのはセコいな〜笑 第5話は神回だと思う!
エグゾダス第9話は神回だ!初代から観てきた人間としては神としかいいようがない。
あとネットでは酷評だったけど鉄血のオルフェンズもすこなんだな。リアルで追っかけてたし、1期のビスケット亡くなり〜からのMISIAはまじで神演出だった。
今後最強な神回があったら天照大神回とか表現方法変えて欲しいよ。天照大神回だったら絶対みるもん。九十九神回ならなるほどなって思うし。
会社の上司と役員が日本ダービーと有馬記念の馬券だけ買う様に、私もモナコグランプリだけF1を見る。
子供の頃F1が好きで、その名残からか30歳を過ぎても何故かモナコグランプリだけは結果を気にするようにしている。
とはいえもうほとんど興味は無いので、7月に入ってからそういえばと思い出す年もある位。
子供の頃に「もなこぐらんぷり」と叫んでいたことを母はしっかり覚えていて、毎年連絡してくるが、「モナカグランプリ」と間違えたまま覚えてしまっていて、もうそれが固定されてしまった。
何度か訂正してみたが、未だにモナカグランプリなので、まあもうそれでいいかなと思う。
そしてモナカグランプリと間違えられると、どうしても最中を思い出してしまい、なんだか無性に食べたくなり、5年程前から近所にある和菓子屋で最中を買いモナカグランプリを観戦するか、結果を見たりしている。
こんなこと?が無いと和菓子屋に行こうだなんて思わないので、結果的にモナカグランプリで良かったのかなと、この後晴れるであろう曇り空を眺めながら増田へ投稿。
台風一過。
今日は暑くなりそう。
大阪杯は「春の中距離王決定戦」という位置付けで、春天・宝塚記念とあわせて「春古馬三冠」を形成している。
ホープフルステークスは2歳の中距離路線向けということで、マイル路線の朝日杯と区別され、阪神JFとあわせて2歳GIが三つあることになる。
そのレースに日本馬が出走するときにあわせて「海外馬券」として馬券を買えるようになった。
2010年以降、日本のGIはすべて「国際GI」となっているので、ダービーとは言わず全てのGIで、ルール上は海外馬でも出走できる。
日本馬のレベルが上がったということもあるが、有力な海外馬がチャンピオンズデーやブリーダーズカップのほうを優先するという事情もある。
いわゆる「マル外」も、たまに短距離やダートのGIを勝つくらいで、芝の中長距離路線で主役となった馬はやはり10年以上いない。
ロードカナロアは史上初めて国内の短距離GIを3連覇し、距離を伸ばして安田記念も勝利、さらに「凱旋門賞を勝つより難しい」と言われた香港スプリントを連覇した。
スプリントGI5勝は他に冠絶した記録で、スプリンターとして初の顕彰馬を期待されている。
モーリスは安田記念・マイルCSの両マイルGI制覇に加え、距離を伸ばして秋天も勝利、さらに香港に遠征してチャンピオンズマイル・香港マイル・香港カップを制覇した。
ジャック・ル・マロワ賞を勝ったタイキシャトルの功績はいまなお讃えられるものの、実績ではモーリスがそれを上回ったとする声が多い。
下手をするとエアグルーヴあたりで知識が止まってる人もいそう。
ジェンティルドンナは牝馬三冠、ジャパンカップ連覇、有馬記念、ドバイシーマクラシックでGIを7勝。
一つ上にオルフェーヴルが、同世代にゴールドシップ・ジャスタウェイがいるなかで、獲得総賞金は牝馬史上最高。
顕彰馬にも選ばれている。
オールドファンであれば、最強世代と言えばスペシャルウィーク・エルコンドルパサー・グラスワンダーの98世代を思い浮かべるだろう。
しかし、98世代は有力馬の実働期間が短く、やや勝ち逃げ感が漂う。
12世代は、先に挙げた最強牝馬ジェンティルドンナに、GI6勝のゴールドシップ、中距離では世界最強と評されたジャスタウェイなどが揃う。
世代のGI獲得数は史上最多で、特に同一GIの連覇が多く(必然としてGI2勝以上している馬が多い)、海外GIでの勝ちも複数ある。
印象で言えば異論もあるだろうが、実績では他世代を圧倒している。
馬主が演歌歌手・北島三郎ということで有名になったキタサンブラック 。
父はブラックタイド、母父サクラバクシンオーという地味すぎる血統。
3歳秋からめきめきと実力をつけて菊花賞を勝ち、しばらくは「まぐれじゃないの?」と思われつつ(初めて一番人気になったのは4歳秋だった)、最終的にはGI7勝を積み上げた。
引退レースの有馬記念を勝利したことで、これまで一位だったテイエムオペラオーの獲得賞金を抜き去った。
2010年に引退したマチカネタンホイザが最後のノーザンテースト系種牡馬だった。
サンデーサイレンスが亡くなった直後の2005年前後の馬が残った。
リーディングサイアーランキングはここ5年くらいディープインパクトが独走。
ディープ産駒のサクソンウォリアーは、既に無敗で2000ギニー(日本では皐月賞にあたる)を制しており、ダービーでも断然の一番人気。
馬主はアイルランドのクールモアグループだが、ダービーを勝てばクラシック三冠を狙うことを宣言しているらしい。
追記。
のは2000年なのでだいぶ古いですね…
というのは大きいですね。
ミルコ・デムーロとクリストフ・ルメールはいまやJRA所属騎手です。
あと騎手関連で言えば、少し古い話ですが、地方の所属だった騎手が中央に移籍することが増えたとか。
2003年に安藤勝己が正式に移籍したのを皮切りに、内田博幸や岩田康誠、戸崎圭太らが中央へ移籍し、リーディングジョッキーを獲得しています。
のはもちろんです。
もしリアルで話すとしたら慎重に、相手が競馬を始めた年代を見極めて、当時の最強馬を持ち上げていきましょう。
追加しました。
オグリキャップから始まる第二次競馬ブームの末期(というか終わったあと)に活躍した世代。
98年に日本ダービーに出走した世代のため「98世代」と呼ばれる。
またひっくるめてエルグラスペ、あるいはエルグラスペウンスなどと略される
主人公っぽいスペ。海外で活躍したエルコン。グランプリ最強のグラス。
いずれが強かったのか延々と喧嘩しつつ、ついでに他世代を貶めていく。
「エル基地」「スペ基地」「グラ基地」はいまや老害の代名詞である(基地=キチガイの略)。
ちなみに長らく「最強世代」と目されていたが、近年では2012世代のほうが評価が高い(当社調べ)。
「ススズ」と略される。
素人目にもわかりやすいレースぶりと悲劇的な最期により、いまなおファンが多い。
いわば初心者ホイホイの立ち位置で、ススズのファンはミーハー扱いされることも。
伝説の毎日王冠においてエルコン・グラスを一蹴しているため、エルグラスペ最強論争に絡んでくることも多い。
「オペ」と略される。
年間無敗・王道路線完全制覇の「グランドスラム」を唯一達成した。
しかし、その地味な勝ち方からか、「同世代が弱かっただけ」「運が良かっただけ」と言われ、
先輩である98世代と後輩である2001世代に挟まれて馬鹿にされている可哀想な馬である。
ひとつ年上のミスターシービーと合わせて三冠馬が二年連続であらわれた唯一の例。
その直接対決はルドルフに軍配が上がり、判官贔屓でシービーの人気が確固たるものとなった。
が、さすがに当時のことを知っている人も少なくなったため、さほどファン同士の争いなどはなく、
「最弱の三冠馬は?」という話題になったときにシービーが馬鹿にされる程度である。
言わずと知れた史上最強馬。「英雄」の異名を持つ。が定着はしなかった。
そのエリート然とした経歴、JRAによるヨイショ、薬物違反による失格という汚点、
引退後も日本競馬を支配し続ける圧倒的な種牡馬成績などにより、
最も多くのアンチがついている馬と言っても過言ではない。
特にオルフェーヴルが三冠馬となってからは、どちらが強いかでたびたび論争になる。
三冠達成の年に東日本大震災が起きて、何となく騒げないムードがあり、ディープほどには世間で認知されなかった悲しみ。
ただ、阪神大賞典での逸走は初心者にも凄さがわかりやすいレースで、よくネタにされる。
ディープアンチがオルフェーヴルに(というかディープに対抗できる種牡馬としてのステゴに)肩入れする傾向もあった。
・ウオッカ
64年ぶりに牝馬でダービーを制したウオッカ、37年ぶりに牝馬で有馬記念を制したダスカ、牝馬の最高獲得賞金を更新したブエナ。
ディープインパクト引退後からオルフェーヴル登場までのあいだを支えた「女傑」時代の三頭である。
私はただのいち競馬ファンなので、競馬に関してはただのシロートです。
今日の大阪杯(G1)について、まずはデムーロ騎手、おめでとうございます。
これまでも大舞台での素晴らしい騎乗を何度も見てきました。本当にすごい騎手だと思ってます。
そして、全ての日本人騎手の皆さん。このレースを見てどう思いましたか?
いや、大阪杯だけじゃありません。2017年の日本ダービーを筆頭とした外国人騎手の騎乗をどう思いますか?
私は、惨敗するリスクを取ってでも勝ち負けにこだわる騎手が少ないように思えてなりません。
言い方を変えると、指示された通りにポジションを取り、スローペースであっても隊列を崩すこともなく、流れのままにゴールする騎手が多いように感じます。
「私が、スワーヴリチャードやレイデオロに乗っても、スローペースなら積極的に動くよう騎乗した」
と言える騎手が何名いるのでしょうか。
イチかバチかの勝負をするよりは、確実に賞金とれるよう、下手なことをしない、という騎乗になり易いのも当然です。
そして日本の競馬における賞金額は他国と比較して高く、ひとりの騎手が失敗の責任を負えるレベルではありません。
なので、日本の騎手がいわゆる「置物」になり易いのは、関係者(スタッフ・オーナー両サイド)にも責任があると思います。
そうでなくても、若手やリーディング中位以下の騎手だと、ちょっとでもミスしたり消極的な競馬をすると
いや、まったくミスがなくて結果を残していても、なにかと有力騎手に乗り換える傾向があると思います。
話は変わりますが、先日のドバイ国際競争において、日本調教馬が過去最高の14頭出走しました。
そしてその14頭における騎手の内訳は、武(3)・岩田(1)と、C・デムーロ(3)・バルザローナ(1)・モレイラ(3)・ルメール(3)です。
世界屈指の名ジョッキー達に依頼できるほど、日本調教馬のレベルは過去と比べて上がっているのはわかりますが
日本の代表としてレースに臨んでるのに騎手は外国人ばかり。悲しすぎます。
最後になりますが、まずはデムーロ・ルメール両騎手。日本に来てくれて本当にありがとう。
あなたがたは、日本競馬における騎手のあり方を革命してくれていると感じています。これからも頑張ってください。
番 | 馬名 | 脚質 | 短評 |
---|---|---|---|
1 | b:id:Nettouochi | 大逃げ | 最多出走回数 |
2 | b:id:sabacurry | 逃げ先行 | 最近増田ではなくお気に入りから見てる? |
3 | b:id:c_shiika | 先行差し | 料理得意そう |
4 | b:id:taihe | 差し追込 | アイコンかわいい |
5 | b:id:zeromoon0 | 先行 | ブクマ指南役 |
6 | b:id:msdbkm | 逃げ | 言葉遣いがかわいい |
7 | b:id:kash06 | 自在 | 大人1 |
8 | b:id:vlxst1224 | 超追込 | 大人2 |
9 | b:id:Re-KAm | 大逃げ | 無言パスファインダー |
10 | b:id:hungchang | 逃げ先行 | 慣れ合い嫌いそう |
11 | b:id:nezime | 先行 | スターください |
12 | b:id:aukusoe | 逃げ | 明喩 暗喩 隠喩 提喩 換喩 諷喩 引喩 |
13 | b:id:metroq | 逃げ | めぐまれない増田救済家 |
14 | b:id:sny22015 | 逃げ先行 | 大人3 |
16 | b:id:oooooo4150 | 逃げ先行 | 最優秀3歳牡馬候補 |
17 | b:id:whkr | 差し追込 | 他の話題との組み合わせブコメ |
18 | b:id:death6coin | 自在 | 我が道を行く |
19 | b:id:feita | 先行差し | アイコンすごい |
20 | b:id:tamilele | 逃げ先行 | アイコン変わったから分からなかった |
21 | b:id:furutanikaede | 逃げ | 出てきたり出てこなかったり |
22 | b:id:kidspong | 先行差し | まさに関西のお笑い |
23 | b:id:sugimurasaburo | 逃げ先行 | ですます |
24 | b:id:QJV97FCr | 先行差し | 読めない |
25 | b:id:sukekyo | 先行差し | 目がこわい犬 |
26 | b:id:cider_kondo | 自在 | 仕事は電気?アニメ製作? |
27 | b:id:masudamasurao | 逃げ | 最近増田で見ない。さみしい |
28 | b:id:gazi4 | 自在 | 一行紹介大好き http://profile.hatena.ne.jp/gazi4/ |
29 | b:id:kenjiro_n | 先行差し | 高そうな腕時計 |
30 | b:id:mugi-yama | 先行差し | 言葉の用法指導 |
お昼食べに行くからここで終わり
わーい初心者の僕にも表できたよ
追記:
msdbkmさんのご指摘により訂正致します。furutanikaedeさんごめんなさい
増田先輩が使っているのを真似しました。すぐにブクマページに飛べるので便利>sabacurryさん
違います。ブコメの順番を脚質にしただけです。逃げは1番目のブクマ、先行は2~10、差しは10~30、追込は30~くらいです>oooooo4150さん
名前だけ知っていた世界一の馬ジャスタウェイが、ジェンティルドンナという牝馬に負けた有馬記念。
結婚して、30歳になって、子どもが生まれる前にギャンブルのひとつでも覚えおいたほうが何かと都合が良いだろう、という打算もあり、レースが終わるとすぐ、友達に電話をして「来年から競馬を始めるから教えてほしい」と伝えた。
年明け、Amazonで幾つかの本を買い、本当に基本的な知識だけをアタマに入れ、向かった場外馬券場。
500倍の三連単に、2,000円1点買い。
当たれば100万円。
「万が一、もしかしたらビギナーズラックで当たってしまうかもしれない」
そう思うと胸が震えたが、もちろん馬券は外れた。
一着になったのは、「ブチコ」という名前のアイドルホースだった。
ルージュバックが圧倒的人気を集める中、岩田という騎手が、レース展開をスローペースに持ち込んで、強引に勝ちをもぎとった。
直前の第10レースでは、オッズも見ずにした簡単な予想が、1着2着3着すべて的中していたが、馬券は購入していなかった。
予想したなら買わなければならないことを肝にめいじ、オッズを見ると邪念が混じる自分の性格をあらためて自覚した。
馬券はずっと外してばかりだった。
500円が75,000円に化けた。
嬉しかった。金が手に入ったことよりも、自分の予想が当たったことが何よりも楽しかった。
そして、先週の宝塚記念。
2週間、時間をかけて入念に準備した。
上半期最後のG1は、今年に入ってから競馬を始めておれにとっても一つの区切だった。
過去の傾向から、人気の先行馬が1着2着に入ることが多いことがわかったので、ラブリーデイを軸馬。
レース展開は、予想通りに進んだ。
あの馬を除いて。
あの野郎。
レース後、おれは腹を抱えて笑った。
悔しさは無かった。
賭けた金が少ないこともあるだろう。
それでも、負けてなお、楽しくて仕方がない。
その通り。
予想をして、勝負をかける。
そして、見事に裏切られる。
きっと。
そうなんだろうか?
そうなのかもしれない。
それでも、おれには関係のないことだ。
日本ダービーのあと、儲けた金で、靴を買った。
おれは毎朝玄関で「この靴は、2015年のダービーで、万馬券を当てた金で買ったんだ」と思ってから会社に向かう。
畜生に金を預けて、勝った金で買った靴。
【皐月賞】イスラボニータ DNA検査で2000メートル問題なし! ― スポニチ Sponichi Annex 競馬
「エクイノム・スピード遺伝子検査」とは、競走馬が持っているミオスタチンと呼ばれる遺伝子の型を解析し、距離適性を判定するもの。この遺伝型は3種類あり、「C/C型」は短距離傾向(最適距離1000~1600メートル)、「C/T型」は中距離傾向(同1400~2400メートル)、「T/T型」は中・長距離傾向(同2000メートル以上)。
要するに、筋肉ムキムキだと短距離ランナー、細身だと長距離ランナーになって、その筋肉の付き具合にミオスタチン遺伝子が関係していますよ、ミオスタチン遺伝子を検査すれば、その馬が短距離向きか長距離向きかが分かりますよ、という話なんですが、問題はこのときの距離分類です。
大まかには、「1200m」前後が「スプリント」、「1600m」前後が「マイル」と呼ばれ、この二つを合わせたのが「短距離」(狭義には「短距離=スプリント」であることも多いです)、マイル以上クラシックディスタンス(=2400m・「ダービー」など重要なレースが行われる距離)未満が「中距離」、そしてクラシックディスタンス以上が「長距離」と呼ばれるイメージです。
さて、以下のPDFの中で、冒頭の距離適性診断の元となった研究内容が紹介されているんですが、
雄における C/C 型(青色)の個体群は、主に 1,000~1,800m の範囲で勝利頻度が高く、C/T 型(赤色)の個体群は、主に 1,200~2,000m の範囲で勝利頻度が高く、T/T 型(黄色)の個体群は、主に 1,800m以上で勝利頻度が高いことが示されました(図3下段左)。
1000~1800が短距離、1200~2000が中距離、1800以上が長距離…ってだいぶ雰囲気が違いますよね。「距離別の勝利頻度(雄)」グラフを見ると、なんと「1600m=マイル」の時点でC/C型とT/T型が拮抗していることが分かります。
「イスラボニータはどこまで距離がもつのか」。オーナーブリーダーの社台ファームが(中略)競走馬理化学研究所(栃木県宇都宮市)に検体用の血液を送付したところ、中距離傾向の「C/T型」だった。
「1400メートルから2400メートルと適性距離に幅がある鑑定結果だが、要するに中距離(傾向)ということでしょう。ダービーはぎりぎりの距離。少なくとも皐月賞は全く問題ない」と胸をなで下ろした。
おや、先ほどの研究報告によれば、「C/T 型(赤色)の個体群は、主に 1,200~2,000m の範囲で勝利頻度が高く」だったはずでは?
「距離別の勝利頻度(雄)」のグラフを見ても、C/T型が他と比較して優位なのは1600前後のみであり、2000以上では完全にT/T型が圧倒していることが分かります。
ここにきて、研究における「短距離(1000~1800)/中距離(1200~2000)/長距離(1800~)」という定義と、慣習的に使われている「短距離(1000~1600)/中距離(1600~2400)/長距離(2400~)」という定義とが混同されているのではないか、という疑念を抱かざるをえません。
もちろん、あらためて大規模に調査したところ結果が変わった可能性はありますし、あるいは長距離向けに鍛えればC/T型でも2400mまではカバーできるということなのかもしれませんが…。
ちなみに、このニュース記事に登場している「イスラボニータ」という馬は、昨日の「皐月賞(2000m)」において、見事に勝利しました。おめでとうございます。はたして日本ダービー(2400m)ではどうなるでしょうか。
敗れても、敗れても、敗れても、絶対に首を下げなかった。
緑のメンコ。不屈の塊。
その馬の名は…キングヘイロー。
その美しき黒い流線形。
嫉妬すら追いつかない。憧れすら届かない。
その馬の名は…アグネスタキオン。
93年、天皇賞(春)。
極限まで削ぎ落した躰に鬼が宿る。
その馬の名は…ライスシャワー。
96年、オークス。
5頭がもつれた世紀の大激戦の末に生まれた、女王・ダイナカール。
その娘が、再びレースを支配する。
オークス、親子制覇。
その馬の名は…エアグルーヴ。
93年、日本ダービー。
熱狂の2分25秒。
85年、安田記念。
それは革命だった。
マイル戦のために進化を遂げたその脚が、名馬の条件を塗り替えた。
その馬の名は…ニホンピロウイナー。
99年、宝塚記念。
標的はただ一頭、同期のダービー馬だった。
今行くか。
いや、まだか。
その馬の名は…グラスワンダー。
94年、スプリンターズステークス。
最後に勝つ者が勝者だ。
その馬の名は…サクラバクシンオー。
83年、菊花賞。
その馬はタブーを犯した。
その馬の名は…ミスターシービー。
88年、天皇賞(秋)。
「芦毛の馬は走らない」。
この2頭が現れるまで、人はそう言っていた。
宿敵が強さをくれる。
風か光か、その馬の名は…タマモクロス。
88年、マイルチャンピオンシップ
走ることに安心なんて求めるな。
見るものすべての心をかき乱す、その末脚を人は愛した。
その馬の名は…サッカーボーイ。
89年、ジャパンカップ。
躍り出ろ。
お前を知らない者たちの隙を突いて躍り出ろ。
ワールドレコード2分22秒2という事件。
その馬の名は…ホーリックス。
77年、有馬記念
戯れにもみえた。死闘にもみえた。
その「勝者」の名は…テンポイント。
凱旋門賞とは簡単に言うと世界一のサラブレッドを決めるレースで、これに勝つことが世界中のホースマンの夢でもある。
毎年世界一の称号を目指して世界中の強豪馬がフランスのロンシャン競馬場に集結するけれども、今年で92回目を迎える伝統のレースなのにもかかわらず、未だにヨーロッパの馬以外が勝利したことはない。
44年前、第48回凱旋門賞にスピードシンボリという馬が参戦したのを皮切りに、日本のビッグレースをいくつも優勝してきた数多くの名馬が凱旋門賞に挑戦してきたが、その多くは海外の怪物馬たちに全く歯が立たず、今までの最高着順は2着、かの有名なディープインパクトでさえ3着(のち失格)に敗れた。
欧州のホースマンには彼らの矜持があるために日本には何としても勝たせたくないのであろう、勝利の壁は実に高い。
けれども少しずつその壁が低くなってきていることも事実である。日本の競馬界は44年前とは比べものにならないくらいの発展を遂げてきたのだ。
さて、今夜凱旋門賞に出走する日本馬の一頭の名は、「オルフェーヴル」。第78代日本ダービー馬であり、史上7頭目のクラシック三冠馬でもある。
オルフェーヴルはまさに歴代屈指の名馬で、世界中を見渡してもこの馬を凌ぐほどの馬はなかなか見当たらない。
騎乗した騎手を振り落としてしまうほどの激しい気性の持ち主だが、その気性がレースではプラスに転じ、獰猛な闘争心でもって他馬をあっという間に抜き去ってゆく。
しかしその気性はレース中にマイナスの面を露呈する場合もある。話題になったのが去年の「阪神大賞典」というレース。
このレース中、オルフェーヴルは騎手の指示に背き、本来なら後ろの方でレースを進めるはずのこの馬が、一気に先頭にまで躍り出てしまった。
先頭に立ったことでレースが終わったと馬が勘違いしたのか、何とコーナーのカーブの所で突然失速し、外へ逸走、最後方近くにまで下がってしまったのである。
1倍台前半の圧倒的人気を背負った馬のアクシデントに、馬券を買っていたファンは目の前が真っ暗になったであろう。
だがオルフェーヴルはやはりただの馬ではなかったのだ。失速した直後、まだ一生懸命走っている馬たちを見つけたとたん、レースが終わっていないことに気がつき、負けてたまるかとそこから一気に加速、さすがに最後はバテたものの、結果は何となんと2着であった。運動会の長距離走で、いったん走るのを諦めておきながら再びやる気を興して先頭に迫ろうとすることなど自分にはまったく考えられない。
とにかく、野蛮で規格外で破天荒、この馬は普通の馬ではないのである。
何としても世界一の称号を手に入れなければならない義務を背負う池江調教師、世界的名ジョッキーのスミヨン騎手らは、並々ならぬ闘志を秘めて本番に向かう。
凱旋門賞に出走するもう一頭の日本馬は、「キズナ」。第80代日本ダービー馬である。
オルフェーヴルが5歳という円熟期を迎えているのに対して、キズナはまだ3歳のピチピチの若者だ。オルフェーヴルが嵐だとすればキズナはセクシーゾーン。(ジャニーズのことはよく知らないが多分あってる)
「キズナ」という素晴らしい名前は、武豊騎手や佐々木調教師、前田オーナー、そして負傷する前にこの馬に乗っていた佐藤騎手たちの「絆」を見事に表している。
今年5月に行われた、世代の頂点を決める日本ダービーでは、武豊騎手を背に大外から豪快に差しきって優勝した。
さらに海外デビュー戦となった先月の前哨戦ニエル賞でも、前評判を覆し、大外から豪快な伸び足をみせ、今年の英国ダービー馬を振り切って優勝。
ちなみに、この馬は、7年前やはり武豊騎手を背にして凱旋門賞に挑戦したディープインパクトの子供で、親父の忘れ物を取りにいく意味につけても、実にロマンがあるのだ。
昨年、日本中の期待を受けて出走したオルフェーヴルは、いちどは先頭に立って他馬を突き放しておきながら、最後の最後に失速して人気薄の牝馬に差しきられ、悔しい悔しい2着だった。
新たな歴史を刻む現実味がいよいよ帯びてきたように思えるけれども、実際海外の強豪馬は「怪物」だらけで、欧州ホースマンのプライドもあり、今年もそう簡単には勝たせてくれないと思う。
しかし少なくとも歴代の日本馬14頭が敗れ去った過去の凱旋門賞と比較すれば、今年に最もチャンスがあることは間違いない。
こんなに長々と競馬のことを連ねて申し訳ないけれども、ふだん競馬に興味の無い方々にも、今夜のレースはぜひとも見てほしいと思い書くことにした。
時は2013年。
後継たらんとしたアグネスタキオンも亡く、次いで頂点に立ったマンハッタンカフェの栄光も続かない。
そしていま、三頭の種牡馬が鼎立し、混迷極める競馬界の統一を目指して相争っている。
今回はその三頭の種牡馬を三国志の各国になぞらえて紹介してみたい。
最高の血統。圧倒的な実力。完璧な戦績。
初年度から名将を輩出、二年目からは三冠牝馬ジェンティルドンナが登場、数々の決戦を制した。
質・量ともに他国を圧倒し、サンデーサイレンス王朝の後継者としての地位を確固たるものとしつつある。
サンデーサイレンス王朝とは無関係の出自を持ち、中央から地方にかけて独自の勢力を築き上げている。
(近年はサンデーサイレンス系の馬ばかりで近親交配がやばすぎるので非サンデーサイレンスのキンカメは貴重なのである)
芝コースでもダートコースでも有力馬を輩出するオールマイティさは、まさに水陸で活躍した呉軍のごとくである。
大舞台での惜敗を繰り返すも、引退戦で劇的な勝利。
皆から愛された晩成の名君。
国力ではディープ・キンカメに大きく劣るものの、数少ない配下の中には大物が並ぶ。
三冠馬オルフェーヴル・二冠馬ゴールドシップは、さながら張飛と関羽と言ったところ。
さて、若手の同世代最強決定戦、日本競馬最大のレースである「第80回日本ダービー」が、5/26(日)に開催される。
ディープインパクト産駒の「キズナ」とキングカメハメハ産駒の「コディーノ」の対決は、あてはめるなら魏の羊コ(祜)と呉の陸抗あたりか。
そして現役三強である「オルフェーヴル」「ジェンティルドンナ」「ゴールドシップ」が揃って出走する(予定の)「第54回宝塚記念」は6/23(日)。
ステイゴールド産駒の暴君か、ディープインパクト産駒の女傑か、赤壁か、定軍山か、はたまた五丈原の戦いか。
近年稀に見る一大決戦となるだろう。
どうぞ御覧ください。