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はてなキーワード: 幾何学とは

2022-11-13

三角関係っていうけど

どうして人間関係幾何学的に表現するんですかね?

そういったことを飲みの席で、大学の女先輩に言ったんだ。

そうしたら先輩は「確かに」と言って妙に納得した様子だったんだ。

後日、キャンパスで先輩に会うと「私は○○(先輩と同じゼミの男)とトーラス関係だよ」ってニヤついて言ってきた。

それがどういう意味なのか、よく分からなくて今モヤモヤしてる

2022-10-14

今更だかワートリの人物紹介の「おっぱいが喋ってる」感

タイトルあおり気味でごめんなー

ワートリのカップで揉めてたけど、あの人物紹介の要って、本編では女子キャラもしっかり描写されてて、男子キャラと同様に思考し、戦い、生活していて人物紹介でも来歴や性格が書かれてるのに、文章の〆がいつも

「○○○な△カップ。」

なところだと思った。「幾何学が産んだIカップ。」とか。こういうのは当たり前だが女子だけ。

作中ではしっかり人物描写しといて、最後は結局まるで本体おっぱいだった!みたいに落とされる。

女子キャラたちも他の男子たちと同様に仲間だと思ってたのに、おっぱいが喋って戦ってる!と思われてたのか…という落胆、みたいな。

これを男子キャラに置き換えるの難しい。チン長だとなんか違うし。「虫が苦手な9センチ。」…ちゃうなこれは。

似た感覚になるの何か無いか考えてみたが難しいな。男子おっぱい相当の機関が無いし。強いて言えば身長か髪の多さ?それもちょっと違うか。

そこでふと思い出したが、以前「ぬいぐるみにちんが生えた」とかいうやつ。女性性的関係なしの友人だと思ってた男性が性欲見せるとゲッてなる現象男性は「男は安全ぬいぐるみじゃねぇ、性欲もある人間だ」と怒ってたやつ。それと似てるかもしれない。人間として対等に接してると思ってたのに違ってショック受ける、ってやつ。

でも感覚は似てるけど対称的だよね。

女性は人と人として性関係なく対等に接してたと思ってたのに男性から性的おっぱいが喋ってると思われていたショックで、男性性的関係込みの人間として付き合ってたつもりが性欲のない友人として扱われてたショック。俺たち、私たち人間なんだぞ、という。どっちもわかるよ。


いまさらだけど、作者の性癖別にいいんだ。人物像を細かく描写しておいて「…というおっぱいちゃんだったのさ」ってやるのがどストライクなんだろう。ただまあそれでウホッッッ、ってなる人も、ガックリ、ってなる人もいるのは理解されてほしい。

2022-10-13

カバー裏という領域

ワートリの話を見ていて思ったけれども。

かつて、紙の本の時代漫画カバー裏領域って、皆が読むものではなかったよね。

マガジン漫画は全部茶色幾何学模様でタイトルとか書いてあっただけだし、他の出版社も何も書いてなかった。

ふとめくってみたときに、あれ!?何か書いてある!!って驚く、知る人ぞ知るおまけみたいなものだった。

それが、デジタルのでんししょせきになったことで、ページをめくっていけば誰もが読むものに変化している。

変化しているにも関わらず、紙の時代と同じように熱心なファンけが読むと思って、そこに書く内容を決めているという点が、

摩擦を生む要因の一つなんじゃないかな。

カバー裏ダメなら、わざわざ見に行かないと見れない、ホームページ上にだけ載せるというのも、

ホームページはむしろ、全世界に公開されているかダメって意見もあるだろうし、

単行本を買ったらゲットできるパスワードをかけたWebページにだけ、紙のカバー裏的なコンテンツを載せるとかですかね。

まりいいアイディアはない。

2022-06-15

https://anond.hatelabo.jp/20220615214808



    俺の内容

      好きなもの      東京大学法学部    初等幾何学  数論  組合せ  代数  

      きもすぎるもの     今の実務家 裁判所

        捨てたもの      社会  実務  金

       

2022-05-27

https://anond.hatelabo.jp/20220527024940


    代数学とか整数論東大生でもかなりやっている、  組合せ論の問題は洗練されたものになってくるほど別に専門知識がなくても独自検討

    解けてしまものもある。一方で、平面幾何問題だけはもうどうにもならない。

      まず解いたことがない。基本的に平面幾何問題は図を描いて説明するだけになるためなんといっても図を描くことが大事だが

    補助線を引いたり、色々と難しい。

      2006年にペーターショルツが解いた幾何問題結論から言えば解けない、 解法2のように独自の考えでベクトルを使ってシコシコ解く方法もあるが

   試験時間内には無理だろう。

      2013年の組み合わせの問題は10人しか満点がいなかった。2011年にリサ=ザウアーマンが解いた幾何問題は、非常に難しい。

   解法1が最もエレガントだが、解法2のミケルの定理を使うのは複雑すぎる。

      それだけとにかく幾何学は無理である

2022-04-27

歴史を点ではなく線として捉えたとき

歴史幾何学となる

時代という線分の上を点Pが走り出す

2022-04-11

anond:20220408211408

夏は虫が出る。あるいは、幾何学的模様が出る。

幾何学柄はズレて重なるサイズの異なる正方形で、半生物である。すなわち自己増殖しないが、外的要因によって増殖する。

殺虫剤で殺せる。生きてないけど。

2022-01-12

蜂って絶対コピペ知ってるだろ

じゃなきゃ、あん幾何学的な巣を作れるはずがない!

もしNASA火星で蜂の巣を見つけていたら、「知的生命体あり!」って報告してただろうね

2022-01-07

タレントの人気は女が決めてる

俳優にしても女優にしても女がいいと言った奴がいいのだ

なんとか犀利みたいな酒やけした声の女優ブレイク必至らしい

これも女人気が高い

女は美しいものが好きだ

グラビアアイドルAV女優みたいな一癖ある顔は好まれない

男のなかでいくら特定グラドルが支持を上げても無駄である

女はタレントの人気における衆議院みたいなものなのだ

女が支持してる女なんて整い過ぎて味がない、すぐ飽きそうな顔なんだけどね

幾何学的な顔といってもいいか

丸は丸でしかない

ちょっと歪んだぐらいの丸の方がどう歪んでるのか見るたびに発見があるはずで飽きがこない

2022-01-01

葉書でドナルド・エヴァンズに』が何でかわからんけどおもろい

今日本屋に行って、平出隆の『猫の客』を買おうとしたら売り切れだった

日本であまり知られていないような気がするのに、世界22か国で翻訳されているという不思議小説

数年前に読んだけど、手放してしまったので、もう一度買って文体とかを見たいなと思ったの

一軒家に住む夫婦のもとにどこからか猫が毎日訪ねてくるという「飼ってない猫についての小説」だった気がする

夫婦が住む一軒家は住宅街にあって、その猫が塀を沿って、路地から訪ねてくるルート幾何学的に説明していたのを覚えている

小説地の文風景描写位置関係説明するときって大体のことをぼかして書くことが多いけど、『猫の客』は路地の形状を数学の図形問題説明文みたいに理路整然と詳しく書いてたと思う

「円の中心Oから2㎝離れたところにある点P」とまではいかないけど、誰の頭にも順序だてて考えれば同じ配置図になるように設計された文だった

昔、『猫の客』を読んだ時はその文章のくだりは想像するのが面倒で適当に読み飛ばしたんだけど、今読んだら頭に路地を浮かべることができるもんなんかねえと気になって年末で余裕があるときに試したかったんだ

だけど、売ってなかったから仕方なしに同じ平出隆著の『葉書でドナルド・エヴァンズに』を買って帰った

夭折したドナルドエヴァンズという芸術家あてに著者がはがきサイズに収まる日記を送り続けるという変わった創りの本だった

既に亡くなっている会ったこともない芸術家宛の一方的書簡まとめみたいな感じ

僕はドナルドエヴァンズなんて知らんし、こういう洒落めいた文って大体つまらんもんって期待してなかったんだけど、今半分くらい読んで、かなり楽しめてしまっている

ドナルドエヴァンズは架空の国の気候政治想像しながら切手水彩画で描いて作品にしてた人なんだって

著者は実際にドナルドエヴァンズの母国たるアメリカを旅しながら、生前しかった人を訪ねて話を聞いたり、著者自身ドナルドエヴァンズへの思いをしたためたりしているわけよ

こうやって説明する文を僕なんかが書いても面白くなさそうなのに、読んでるとなんでかわからんけどおもろい

小出しにされるドナルドエヴァンズという人物肖像人生旅行記としての楽しさ、短文の読みやすさ、ドナルドエヴァンズをめぐる人々を追うドキュメンタリーみたいな進行がうまく絡み合ってよくまとまっていて、ページをめくる手が進んでしま

こういう頭のよさそうな人がやっているおしゃれな文を褒めたくないけど、面白いし、どんどんドナルドエヴァンズが好きになっていくんよ

少年時代切手収集共通趣味だった親友切手が誰かにまれしまって、ドナルドエヴァンズが親友のために切手を盗まれた記念の切手作成してプレゼントしたエピソードとか最高かよって思っちまった

皮肉めいた冗談みたいなプレゼントを気軽に送って笑いあう関係を書かれてもないのに勝手想像していいな、うらやましいなとか思った

込み入ったことをしてるはずの本なのに読みやすいんだよ

こういうのを洒脱な文って言うんだろうか

なんか『葉書でドナルド・エヴァンズに』が妙に面白くて、平出隆の才能というか文がうらやましくて、増田に書きなぐっちまった

2021-12-03

Thats not shape of my heart

The sacred geometry of chance

偶然とは神聖なる幾何学

The hidden law of a probable outcome

確かな結果の裏には隠された法則存在する

The numbers lead a dance

すべてを支配するのは数

I know that the spades are the swords of a soldier

スペード戦士の剣

I know that the clubs are weapons of war

クラブは戦うための武器

I know that diamonds mean money for this art

ダイヤとは金を意味する

But that's not the shape of my heart

が、これは私の真意ではない

He may play the jack of diamonds

ダイヤジャックを手にし

He may lay the queen of spades

スペードクィーンを置く

He may conceal a king in his hand

手にはキングを隠し持ち

While the memory of it fades

記憶は薄れていく

Well, those who speak know nothin'

お前たちは何もわかってはいない

And find out to their cost 

そして間違いなく勝負に負けるだろう

Like those who curse their luck in too many places

不運ばかりを嘆いている奴のように

2021-10-18

数学者への劣等感

劣等感ほどは無いんだけど、

高校同級生天才東大理1から東大数学科博士を出て、旧帝大数学ポストについている。

僕は普通に社会人になって、でもコツコツと数学自体勉強している。

  

数学レベルだが、自分は一応は大学レベル数学理解している。

代数学は雪江先生とかハーツホーン、幾何学多様体と数え上げ幾何学、解析はルベーグ関数解析とか。

佐藤幹夫先生数学が好き。工学微妙数学数学昇華してくれてて溜飲が下がるっていうか。

普通に大学院受かるくらいは勉強はしている。

  

しかし、数学論文全然読めるレベルじゃ無い。

難しすぎるね、数学論文は。

適当修士とか博士論文をコツコツ読んでるけど、それすら難しい。

  

もう30代になって、数学能力の伸びも小さくなってきた。

普通数学科の人は25くらいには研究レベルには到達してるんでしょうね。

僕は人より時間がかかるみたいです。

ああ。普通数学ができるようになりたいなあ。

2021-09-27

anond:20210927011443

査読が終了していない」んじゃなくて、そもそも査読っていうのはそういうものなの。

論文として載せる価値がある」というのは「絶対的に正しい」ことを意味しないの。査読担保しているのは「論文としての価値」であって、「絶対的な正しさ」ではないの。(もちろん、正しさに対する一定以上の信頼度がなければ「論文としての価値」も認められないけど。)

科学的な正しさというのは、ある瞬間に100%正しいと認められるものではないの。論文掲載されて、その後の研究者コミュニティによって引用を繰り返され、一人一人の研究者がそれぞれの価値観でもって「この論文は正しいor間違っている」と判断し、サーベイ寄稿したり教科書執筆されたりすることによって正しさが認められていくものなの。

そもそも論文掲載されるというのはゴールじゃなくてスタートなの。


君はきっとリーマン面タイミュラー理論も、p進タイミュラー理論も知らないでしょ?「宇宙際タイヒミュラー理論」というのは単に数体上のタイミュラー理論のことで、細かい技術的なギャップがあるのかないのかは専門外の私にはわからんけども、少なくとも「トンデモ」扱いするバカがいたらそいつ数学者ですらないバカだと一発でわかるよ。

複素数可能ならp進数でやる。p進数可能なら数体でやる。というのは数論幾何学王道中の王道で、パッと見「できそうだな(具体的にどうやるかは知らんけど)」というのが普通数学者認識。その応用があるかないかは後から考えることで、ABC予想が解けてるのか解けてないのかは私にはわからんけども、少なくとも理論としては間違いなく面白いものだろうとはわかるし、「俺も一生に一度はこういう論文書きてぇなぁ」と思うよ。

2021-09-25

anond:20210924092939

最終的には幾何学図形。

正十二面体とか、正二十面体とか。

2021-09-07

暗記数学が正しい Part. 1

長くなりすぎたので、概要編と実践例に分けます

本稿では、和田秀樹氏らが提唱している暗記数学というものについて述べます

受験数学方法論には「暗記数学」と「暗記数学以外」の二派があるようですが、これは暗記数学が正しいです。後者の話に耳を傾けるのは時間無駄です。

受験諸君は悪質な情報に惑わされないようにしましょう。

よくある誤解と事実

まず、読者との認識を合わせるために、暗記数学に関するよくある誤解と、それに対する事実を述べます

誤解1: 暗記数学は、公式や解法を覚える勉強法である

暗記数学は、数学知識有機的な繋がりを伴って理解するための勉強法です。公式や解法を覚える勉強法ではありません。「暗記」という語は、「ひらめき」とか「才能」などの対比として用いられているのであり、歴史年号のような丸暗記を意味するわけではありません。このことは、和田秀樹氏の著書でも繰り返し述べられています

誤解2: 受験数学は暗記数学で十分だが、大学以降の数学は暗記数学では通用しない

類似の誤解として、

などがあります。これらは事実に反します。むしろ大学理学部工学部で行わていれる数学教育は暗記数学です。実際、たとえば数学科のセミナー大学入試の口頭試問などでは、本稿で述べるような内容が非常に重視されます。また、ほとんどの数学者は暗記数学賛同しています。たまに自他共に認める「変人」がいて、そういう人が反対しているくらいです。大学教育関係者でない人が思い込みで異を唱えても、これが事実だとしか言いようがありません。

嘘だと思うならば、岩波書店から出ている「新・数学の学び方」を読んで下さい。著者のほとんどが、本稿に書いてあるように「具体例を考えること」「証明の細部をきちんと補うこと」を推奨しています。この本の著者は全員、国際的に著名な業績のある数学者です。

そもそも、暗記数学別に和田秀樹氏が最初に生み出したわけではなく、多くの教育機関で昔から行われてきたオーソドックス勉強法です。和田秀樹氏らは、その実践例のひとつ提案しているに過ぎません。

暗記数学の要点

暗記数学の要点を述べます。これらは別に数学勉強に限ったことではなく、他の科目の勉強でも、社会に出て自分の考えや調べたことを報告する上でも重要なことです。

  1. 数学重要なのは、技巧的な解法をひらめくことではなく、基礎を確実に理解することである
  2. そのためには、具体的な証明計算例を通じて学ぶことが効果である
  3. 論理ギャップや式変形の意図などの不明点は曖昧にせず、調べたり他人に聞いたりして、完全に理解すべきである

ひらめきよりも理解

一番目は、従来数学重要ものが「ひらめき」や「才能」だと思われてきたことへのアンチテーゼです。実際には、少なくとも高校数学程度であれば、特別な才能など無くとも多くの人は習得できます。そのための方法論も存在し、昔から多くの教育機関で行われています。逆に、「"才能"を伸ばす勉強法」などと謳われるもの効果があると実証されたもの存在しません。

大学入試に限って言えば、入試問題大学研究活動をする上で重要知識や考え方が身についているのかを問うているのであって、決していたずらな難問を出して「頭の柔らかさ」を試したり、「天才」を見出そうとしているわけではありません。

実例を通じて理解する

二番目はいわゆる「解法暗記」です。なぜ実例重要なのかと言えば、数学に限らず、具体的な経験と結びついていない知識理解することが極めて困難だからです。たとえば、

などを、初学者が読んで理解することは到底不可能です。数学においても、たとえば二次関数定義だけからその最大・最小値問題の解法を思いついたり、ベクトル内積定義線形性等の性質だけを習ってそれを幾何学問題に応用することは、非常に難しいです。したがって、それらの基本的概念性質が、具体的な問題の中でどのように活用されるのかを理解する必要があります

これは、将棋における定跡や手筋に似ています。駒の動かし方を覚えただけで将棋が強くなる人はまず居らず、実戦で勝つには、ルールから直ちには明らかでない駒の活用法を身につける必要があります数学において教科書を読んだばかりの段階と言うのは、将棋で言えば駒の動かし方を覚えた段階のようなものです。将棋で勝つために定跡や手筋を身につける必要があるのと同様、数学理解するためにも豊富実例を通じて概念定理の使い方を理解する必要があります。そして、将棋において初心者独自に定跡を思いつくことがほぼ不可能なのと同様、数学の初学者有益実例を見出すことも難しいです。したがって、教科書入試問題採用された教育効果の高い題材を通じて、数学概念意味や論証の仕方などを深く学ぶべきです。

そして、これは受験数学だけでなく、大学以降の数学を学ぶ際にも極めて重要なことです。特に大学以降の数学抽象的な概念が中心になるため、ほとんどの大学教員は、学生が具体的な実例を通じて理解できているかを重視します。たとえば、数学科のセミナー大学入試の口頭試問などでは、以下のような質問が頻繁になされます


不明点を曖昧にしない

教科書や解答例の記述で分からない部分は、調べたり他人に聞いたりして、完全に理解すべきです。自分理解絶対的に正しいと確信し、それに関して何を聞かれても答えられる状態にならなければいけません。

たとえば、以下のようなことは常に意識し、理解できているかどうか自問すべきです。

  1. 文中に出てくる用語記号定義を言えるか。
  2. 今、何を示そうとしているのか、そのためには何が言えれば十分なのか。
  3. 式変形をしたり、ある性質を導くために、どのような定理を使ったのか。
  4. その定理仮定は何で、本当にその条件を満たしているのか。
  5. そもそもその定理は本当に成り立つのか。自力証明できるか。
  6. どういう理屈意図でそのような操作・式変形をするのか。

ほとんどの人はまず「自分数学が分かっていない」ということを正確に認識すべきです。これは別に、「数学の非常に深い部分に精通せよ」という意味ではありません。上に書いたような「定義が何で、定理仮定結論が何で、文中の主張を導くために何の定理を使ったのか」といったごく当たり前のことを、多くの人が素通りしていると言うことです。

まず、用語記号定義が分からないのは論外です。たとえば、極大値と最大値の違いが分かっていないとか、総和記号Σ でn = 2とか3とかの場合に具体的に式を書き下せないのは、理解できていないということなのですから、調べたり他人に聞いたりする必要があります

また、本文中に直接書いていないことや、「明らか」などと書いてあることについても、どのような性質を用いて導いたのか正確に理解する必要があります。たとえば、

整数l, m, nに対して、2l = mnとする。このとき、mまたはnは2の倍数。

などと書いてあったら、これは

pが素数で、mnがpの倍数ならば、mまたはnはpの倍数。

という一般的定理を暗に使っていることを見抜けなければいけません。上の命題はpが素数でなければ成り立ちません。たとえば、l = 1, m = n = 2として、4l = mnを考えれば、mもnも4で割り切れません。他にも、

a ≡ b (mod n) ⇒ mamb (mod n)

は正しいですが、逆は一般的には成り立ちません。nとmが互いに素ならば成り立ちます。それをきちんと証明できるか。できなければ当然、調べたり他人に聞いたりする必要があります

l'Hôpitalの定理なども、もし使うのであれば、その仮定を満たしていることをきちんと確かめ必要があります

さらに、単に解法を覚えたり当て嵌めたりするのではなく、「なぜその方法で解けるのか」「どうしてそのような式変形をするのか」という原理意図理解しなければいけません。たとえば、「微分極値が求まる理屈は分からない(或いは、分からないという自覚さえない)が、極値問題からとりあえず微分してみる」というような勉強は良くありません。

そして、教科書の一節や問題の解答を理解できたと思ったら、本を見ずにそれらを再現してみます。これは「解き方を覚える」と言うことではなく、上に書いたようなことがすべて有機的な繋がりを持って理解できているかかめると言うことです。

はじめの内はスラスラとは出来ないと思います。そういう時は、覚えていない部分を思い出したり、本を見て覚え直すのではなく、以下のようなことを自分で考えてみます

  • 問題文の条件をどう使うのか
  • 何が分かれば、目的のものが求まるのか
  • どのような主張が成り立てば、ある定理を使ったり、問題文の条件を示すのに十分なのか

こういうことを十分に考えた上で本を読み直せば、ひとつひとつ定義定理、式変形などの意味が見えてきます。また、問題を解くときは答えを見る前に自分で解答を試みることが好ましいです。その方が、自分が何が分かっていて何が分かっていないのかが明確になるからです。

以上のことは、別に数学勉強に限った話ではありません。社会に出て自分の考えや調べたことを報告する時などでも同様です。たとえば、近年の労働法道路交通法改正について説明することになったとしましょう。その時、そこに出てくる用語意味が分からないとか、具体的にどういう行為違法(or合法)になったのか・罰則は何か、と言ったことが説明できなければ、責任ある仕事をしているとは見なされないでしょう。

2021-09-02

誰が万札だったら納得したの?

はてなー1人に聞きました

「やっぱり神様でしょ。漫画神様 手塚治虫

知名度で決めるべき。つまり 織田信長

「人である必要はないと思うんだよね。建物だけでいいよ」

「物である必要はないと思うんだよね。幾何学図形でいいよ」

「最新テクノロジーとしてQRコードとか全面に書いて欲しい」

「やっぱり神様でしょ。現人神様 神武天皇

なるほど~~~いろんな意見がありますねー。

じゃあ渋沢栄一ってどう思いますか?

「くさそう」

「ださい」

「金持ってただけじゃん?」

銭ゲバ

「格が低い」

文化的な感じがしない」

「運がよかっただけなのに偉いと勘違いしてる奴」

「単なるギャンブラー

「輸入知識でTUEEEしてるのネットDE真実マンみたいだよね」

なるほど~~~いろんな意見がありますね~~~

anond:20210901152756

幾何学

幾何学幾が数学本質なんだから幾何学数学らしくないと感じるならそれは君の数学観が全くの見当違いということに他ならない

2021-08-07

数学物理でびっくりした概念

数学物理大人になって学び直したら、「そんなことあるの?」とびっくりした概念を書いていく。

  

1位 ガウス驚異の定理

 地球儀を切り開いて、平面にしようとしても、2次元世界地図はできません。

 という定理

 3次元⇨2次元への距離を保った変換はできませんということを示しており、これを発展させた弟子リーマンが、「じゃあ、4次元から次元とか、もっと次元でも同じじゃない?」とリーマン幾何学を創出。後の相対性理論空間が曲がる)の記述へと繋がる。

  

2位 論理回路

 信号機とかのプログラム電気回路表現するにはどうすればいいのか?ということの理論

 4ビット信号(0101みたいなの)だと、16通り応答が必要となる。簡単に考えれば16通りの設計必要そうだけど、カルノー図を使った簡易化という謎のテクニックにより、なんとかなり簡単電気回路設計することができる。

  

3位 ラグランジアンハミルトニアン

 物理では、位置エネルギーとか運動エネルギーとか謎のエネルギーという量が出てくる。

 なんと、解析力学では、「謎のエネルギーの方が本質であり、運動とか位置とかはエネルギーから導かれる。エネルギーが先、運動位置が後」という理論

 式変形だけだと納得がいかないが、実験的に本当にそうらしい。

 人間理解に反するのがすごい。

  

4位 再起構文

 プログラムの話になってしまうけど。

 再起構文というのを書くと、ナルトの「多重影分身」みたいなプログラムが書けたりする。

 いまだに原理理解できていないけど、結果的にそうなってる。不思議すぎる。

  

5位 空間分解能(解像度)は光の波長の半分くらい

 写真とかどこまで拡大できるのか?の限界値を決める理論

 なんと、光の半分くらいまでしか画像を読み取ることができない。

 光以外にも、エコー超音波)で体の中を観れるけど、あれは超音波の波長が0.5mmとかなら、0.25mmまでの物しか判別できない。

 だから何?と思ったけど、半導体制作で「波長が短い(nm)の光を使って半導体を描くので、この理論を使います」とか、いろんなところでかなり効いてくる理論みたい

  

6位 5次以上の方程式の解の公式代数的な表現の)はない。(ガロア理論

 これは証明をぜひ追ってみて欲しい。

  

7位 フーリエ変換ラプラス変換。(工学

 簡単方程式が解けたり、異常な手続きで解けたりする。

 実際に、これらの手法提案されたとき数学的な記述ができなくて、「それ本当に成り立つの?なぜ?」ということで数学者が紛糾。

 人間直感てすごいなあとなる。

  

8位 フーリエ変換数学

 超関数理論

 自分も完全には理解できていないけど。

 ショーアの理論佐藤幹夫理論どっちも面白い

 量子力学とかも物理不安定理解が、数学的にどう不安定なのかが納得できる。

  

10位 ソリトン工学数学

 広田良吾先生工学的解法を、佐藤幹夫先生数学的に示すところが面白いので、是非是非。

 単なる偏微分方程式の解法から不思議現象が出てきて、工学的に謎解法が出てきて、数学的に完結される様子がドラマチック。

2021-07-25

バク宙ってなんだよ

特徴として

  1. できる必要性がない
  2. しかし、人間にはなしうることができる
  3. できると美しいかというと驚異的に美しい

まるでバク宙は、幾何学と同じだ。エレガントすぎるができる必要性がない。

神は、そのエレガントだができる必要性がないかフォイエルバッハの9点円の定理などに、ベクトルによる解答を与えたのだ。

ちなみに刑務所懲役などが、バク宙をやりたがるが、居室で「あらよっと」とやったところ、着地に失敗し、「がばっ」といって植物人間になったらしい。

このように驚異的に美しいものは同時に危険である

2021-07-09

たぶんこうだったんじゃないか劇場カレンダーの始まり

たぶん、昔の王様こう思ったんじゃないか

太陽が一番高い日に儀式やりてぇ。なんかご利益ありそうじゃん」

そんで、部下に聞くわけ。

「次の太陽が高い日、夏至っていつ?」

急に聞かれてもわかんないと思うんだよね。

平謝りで許してもらうんだけど、たぶん王様こう聞いたんだと思うんだ。

「じゃあ、一年って何日?夏至の日はわかるじゃん。毎日太陽の高さ測ってある日まではどんどん高くなって、ある日からどんどん低くなるんだから

そんで、夏至一年の日数がわかれば、夏至の日から一年の日数足せば次の夏至じゃん。

つうわけで、一年の長さ教えてよ」

急に聞かれてもわかんないわな。

そこはまた平謝りで許してもらって、太陽夏至の日から次の夏至の日までを数えたんだと思うんだよ。

で、王様が忘れたころこう報告したんだわ。

一年は365日です」

王様もまあそいつ褒めてやったと思うよ。来る日も来る日も太陽の高さ測ってたわけだし。

で、4年たったら夏至の日がズレるんだわ。

そこで、一年って365日よりちょっと長いことがわかるわけで。

まあ打ち首だわな。

夏至にやるはずの大切な儀式台無しだもんな。

で、4年で一日ズレることがわかってきて、四年に一日ズレるってことは、365日と1/4日くらいが一年?じゃあ365.25日?

かと思いきや、やっぱりズレる。

困るじゃん。

そんで、たぶん思いつくんだわ。

一年って、地球太陽の周りを一周する時間だって

どういうスピードでどういう軌道で回ってるのか気になるじゃん。

月食とか日食も予想できるじゃん。

地球の公転周期と月の公転周期と、軸が一周ごとにどんだけズレてくかの最小公倍数で日食とか月食がおきるわけだし。

日食予知出来たら王様喜ぶじゃん。だって日食不吉だし。

そうすると、太陽サイズ地球サイズ太陽から地球までの距離知りたくなるじゃん。

まずは、そんなかで一番易しそうな地球サイズから取り掛かるじゃん。

とりあえず円周率いるじゃん。

円周率の求めるのに、とりあえず、幾何学発展させて正多角形つくるじゃん。

そんなこんなで、円周率を下10桁くらい求めたり、地球サイズがわかったり、一年の長さがわかったりしたんだわ。たぶん。

一年の長さがわかるとだ、カレンダーが作れるんだわ。

そうするとだ、毎年種まきの日がわかるじゃん。

それまでは、熟練の農夫の経験で暖かくなったら種を蒔くと、そういう農業だったのが、

「何月何日から何月何日の間で晴れの日に蒔く」

って素人でも種まきの時期がわかるようになったと思うんですよ。

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