2021-07-09

たぶんこうだったんじゃないか劇場カレンダーの始まり

たぶん、昔の王様こう思ったんじゃないか

太陽が一番高い日に儀式やりてぇ。なんかご利益ありそうじゃん」

そんで、部下に聞くわけ。

「次の太陽が高い日、夏至っていつ?」

急に聞かれてもわかんないと思うんだよね。

平謝りで許してもらうんだけど、たぶん王様こう聞いたんだと思うんだ。

「じゃあ、一年って何日?夏至の日はわかるじゃん。毎日太陽の高さ測ってある日まではどんどん高くなって、ある日からどんどん低くなるんだから

そんで、夏至一年の日数がわかれば、夏至の日から一年の日数足せば次の夏至じゃん。

つうわけで、一年の長さ教えてよ」

急に聞かれてもわかんないわな。

そこはまた平謝りで許してもらって、太陽夏至の日から次の夏至の日までを数えたんだと思うんだよ。

で、王様が忘れたころこう報告したんだわ。

一年は365日です」

王様もまあそいつ褒めてやったと思うよ。来る日も来る日も太陽の高さ測ってたわけだし。

で、4年たったら夏至の日がズレるんだわ。

そこで、一年って365日よりちょっと長いことがわかるわけで。

まあ打ち首だわな。

夏至にやるはずの大切な儀式台無しだもんな。

で、4年で一日ズレることがわかってきて、四年に一日ズレるってことは、365日と1/4日くらいが一年?じゃあ365.25日?

かと思いきや、やっぱりズレる。

困るじゃん。

そんで、たぶん思いつくんだわ。

一年って、地球太陽の周りを一周する時間だって

どういうスピードでどういう軌道で回ってるのか気になるじゃん。

月食とか日食も予想できるじゃん。

地球の公転周期と月の公転周期と、軸が一周ごとにどんだけズレてくかの最小公倍数で日食とか月食がおきるわけだし。

日食予知出来たら王様喜ぶじゃん。だって日食不吉だし。

そうすると、太陽サイズ地球サイズ太陽から地球までの距離知りたくなるじゃん。

まずは、そんなかで一番易しそうな地球サイズから取り掛かるじゃん。

とりあえず円周率いるじゃん。

円周率の求めるのに、とりあえず、幾何学発展させて正多角形つくるじゃん。

そんなこんなで、円周率を下10桁くらい求めたり、地球サイズがわかったり、一年の長さがわかったりしたんだわ。たぶん。

一年の長さがわかるとだ、カレンダーが作れるんだわ。

そうするとだ、毎年種まきの日がわかるじゃん。

それまでは、熟練の農夫の経験で暖かくなったら種を蒔くと、そういう農業だったのが、

「何月何日から何月何日の間で晴れの日に蒔く」

って素人でも種まきの時期がわかるようになったと思うんですよ。

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