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はてなキーワード: シットコムとは

2019-05-27

Vtuberファンをやめる

去年ぐらいか流行っているVtuberってコンテンツがある。

テキストサイトから続くネット文化進化系+日常アニメの延長の生きているキャラクターバーチャルな姿をした新人種。

去年の今頃から嵌っているが、自分に取っては日常アニメ進化した姿という認識特に変わっていない。

から好きなアニメキャラライブやったり、バラエティドラマに出てるっていう長年の夢みたいな物が叶いつつあり、

アニメキャラ現実侵食するなんて光景当事者として見れるなんて楽しくて仕方がなかった。

が、同時にこの考え方が界隈ではマイノリティではないかとずっと感じていた。

その一番大きな違和感が押しって言葉と異常に生放送神格化している界隈全体。

僕は未だにファンの事を敢えて押しって言っている意味が分からないが、みんな使っているのでそんな物なのかと思っていたが違和感しかしかない。


そして1時間生放送ってよくよく考えたら正直コンテンツとしてとんでもなく重たい。

シットコムが20分、アニメなら25分、ドラマなら50分、映画なら2時間ぐらいが普通の中で1時間普通で、それ以上も当たり前ってコンテンツとして見るとありえないレベルの重さだとずっと思っていた。

もちろん僕は生配信否定する気もないし、別にそれはそれで構わないと思っているけど、いくらなんでもコンテンツとしてそこまで生放送神格化しているのはおかしいともずっと感じていた。

配信って通常コンテンツではなく、イベントではないかと。


で、気づいた。「押し」って言葉積極的に使っている人達と見てる世界が違うなって。

僕はあくまで究極に進化したコンテンツ産業の一つで漫画とかアニメの仲間だと思っているVtuberだけど、アイドル声優さんとかアイドルさんの代替として見てる層がいてそれが実は大多数なのが実態だったりするんじゃないかなって。

僕もアイドル文化に詳しく無いので分からなかったが、パリピヒッキーを同じ箱に入れるような物で本質的に別の種族だったのに同じ物が好きってだけでわかり会えると勘違いしていた。

結局、その事に早めに気づいた人達はさっさとVtuber距離を取って、残っているのはそういう層ばかりって事だ。

なので、長々と書いたが僕は1年間やってきたVtuberファンってカテゴリをやめる事にした。

僕が好きなのはコンテンツであってアイドルではないからだ。

別にファンをやっている人達ファンをやめる気はない。ただその人達Vtuberとは今後認識せず、数あるコンテンツの一つって認識に改める事にする。

何が変わるかは分からないが、とりあえず界隈から距離を取る。生放送中心の人はカテゴリエラーなので近づかなくて良くなる。新規発掘はできなくなるが、本当に力があるコンテンツなら目に着くところに上がってくるだろうと信じている。

そしてそろそろVtuberって言葉に変わるコンテンツをそのものを指す新しい言葉が出てくる事を願っている。


後、この際だから言っておく。優しい世界ってディストピアで正直息苦しい。

2019-01-26

アラサー女にオススメ海外ドラマ教えて

オススメアニメについては色々あるけどアニメあんまり見ないのでオススメ海外ドラマ教えてほしい。

AmazonプライムHuluNetflixに入ってるのでそこらへんで見れるものだとうれしい。

自分が好きなのをあげるとしたらこんな感じ。

・クリミナルマインド

一話完結の刑事ドラマは見やすい。クリマイはキャラがみんな可愛いので事件自体面白くなくても惰性で見てしまっている。

ハンニバル

クリマイのグロさで物足りなくなって見始めたけどストーリーがゆったりしすぎでちょっと退屈。あとお腹すく。

メンタリスト

事件自体は平凡だけどやっぱりこれもキャラクターが可愛くてつい見てしまう。

ボーン

全部は見てないけど骨から犯人特定していく流れは面白い。

ブルックリンナインナイン

ほどよいゆるゆるシットコムリラックスして見れるし毒のある笑いが攻撃的すぎないところも好き。

ストレンジャーシングス

ジュブナイルものボーイミーツガールとして見ても甘酸っぱくて面白いし、

SFとして見ても面白い。

・ダーク

タイムトラベルSFとしての派手さはなくて地味なんだけど、その地味さが不気味でいい。

ウエストワールド

西部劇世界SFという設定が面白かった。シーズン2は見てない。

シャーロック

ドタバタ推理もの推理に関してはスピーディーだし大体一話完結だからやすくていい。あとバディとしての2人も可愛い

Mr.ロボット

ハッカーの話だし一体何が起こってるのか全くわからないんだけど主人公が画面越しに話しかけてくるからつい最後まで見てしまった。

マインドハンター

クリマイ好きだし行動分析の成り立ちを知りたくて見た。主人公殺人犯対話しているシーンの緊張感がいい。

タイトル挙げててわかったけど刑事ものSFが好きだと気づいた。

それ以外のものでも全然いいので、何かオススメあれば教えてほしい。

追記

まさかこんなに反応あると思わなかった。

うれしい。

シーズンの途中まで見たドラマとかもたくさんオススメされてたのでまた改めて見てみたいと思った。パーソンオブインタレス面白いよね。

まだ見たことないタイトルもいっぱいあるのでこれから見るの楽しみ。特に「This is us」オススメがよく目に留まったので見てみようと思う。

ブコメ

>なんかここ最近増田ヤフー知恵袋みたいになってきてない?

みんなオススメ聞いたりオススメしたりするの好きだよね

2018-12-02

anond:20181202232701

現実との隔たりが辛いなら、シットコムじゃないねど、This is usがおすすめ。第1話だけなら無料で観れるしお試しを。

シットコムがつまらない

最近Huluビッグバンセオリーシーズン9が配信されたが観る気がしない。現実世界からまりにもかけ離れていて観ていてつらくなるからだ。フルハウスフレンズも昔は好きでよく観ていたがいくら努力しても他人とあのような関係にはなれないことに気づき物語を楽しむことができなくなった。ネットではドラマアニメメタ的に観てツッコミを入れる行為流行っているがそのような行為は無粋だと思うのでシットコムから卒業することにした。

2018-07-29

英語勉強ドラマ見るならやっぱフルハウスだな

英語圏ドラマで最も日本人が知っているから。

から各話ごとの考察も大量にある。

セリフ和訳も多い。それだけじゃなく、固有名詞解説されてる。例えば第一話、webster's roomという言葉が出てくる。調べてみると、フルハウス放送前にあったドラマに出てくるwebsterくんの部屋を意味しているとのことだ。このレベル解説なんて他のドラマにない。

ゲーム・オブ・スローンズのような今をときめく人気ドラマも悪くはないんだが、やっぱり時代劇なので古めかしく堅い表現も多い。現代一般会話には使い難い。それにウィンターフェルか壁の登場人物北欧訛りの英語を話しているらしい。自分には分からんけど、ウェールズ出身の重度GoTオタクの知り合いが言ってたからそうなんだろう。つまり勉強には向かないって事だな。

勉強するならシットコムソープオペラ、その中で日本人ならフルハウスってことやな。

2018-05-12

???日本お笑いは誰にも盾突かない優しい笑い」

言うほどか?

 

芸人じゃないけどマツコみたいなカマは一般コケしまくってるし

ホモイジリネタは当然あるし

ブサイク芸人への容姿弄りネタは当たり前

黒人はいまだにモンティパイソンみたいな黒塗りでバカにされ

芸人コメンテーター気取りで一般人を叩きまくる

 

最近一般人茶化した低予算番組も多いし

学者は真面目な事言ってもコケにされる

メクラや某五体不満足のおかげで、ガイジまで笑いの対象になりそうな風潮

でも政治家大企業弄りは全然ないよね? 

麻生の変な喋り方の真似とか

ブラック企業批判する芸人おらんやん

 

これってただ単に

怒られそうな上級国民避けて

反論できない一般人や弱者に狙ってるだけ

 

政治宗教ネタも出来るアメリカスタンダップシットコムより遥に酷いし

全然弱者に優しくないじゃん、日本の笑い

2018-04-29

ポリコレ配慮しつつ、かつ今までのマイノリティ像も出せるギャグって

要は視聴者or読者に

笑うか笑わないかをゆだねればいいんじゃね?

 

今まで通り、ぶりぶりしたオカマキャラ出しても良いけど

その代り、作中の登場人物は極力その存在に野暮な突っ込みを入れない

ホモ田で言うとこの木梨、ツッコミポジションを消せばいい

 

そうすれば、作品から少なくとも

「彼らは嘲笑出来る存在なんですよ」という

シットコムでいうとこの笑い声(笑いどころ)

意見表明を抑えることが出来る

 

そして笑いどころは視聴者独自判断し笑えばいいという

2018-01-07

この物語フィクションです、みたいにさ

この表現人種差別意図したものではありません

的なテロップを片隅に表示するのはどうかね

  

アメリカシットコムでもよく

「○○風衣装着たいんだが」って特定民族文化を茶化した後に

差別的からダメだ」みたいなツッコミが入るけどさ

スタッフ差別的意識自覚が共有されてるだけでも

当事者不安ってのは和らぐんじゃないか

2017-09-05

アメリカ底辺層は識字すらままならないのに

大衆向けの洋ドラ

邦ドラより遥に理解力を要するのなんでろ

 

バカ向けのシットコムでも政治ネタバンバン出てくるし

 

日本はさぁ、視聴者馬鹿にしすぎ

もう2~3歳くらい対象年齢上げろって

2017-07-07

デカフェ

良質のシットコム第一話で必ずデカフェ言及することに気がついた。カフェインを抜いたコーヒーデカフェ海外ではポピュラー存在だ。シットコムではデカフェ言及するとウケる鉄板ネタである

日本だとカフェインレスコーヒーかいう野暮ったい名前なので全然普及していないのが勿体無い。本当はみんなカフェインを抜きにしてコーヒーの味を楽しみたいはずだ。

2017-04-03

けものフレンズロスって言葉きくと

フレンズ ロス

ってところだけ切り取ってシットコムの方が浮かんじゃうよ!

2015-09-05

アメリカコメディにおける政治的正しさ用法

 もう終わってしまったけれど、『ザ・オフィス』というテレビコメディがあった。主演は『リトル・ミス・サンシャイン』『四十歳の童貞男』のスティーブ・カレル。元はイギリスの同名コメディ日本語タイトルは『ジ・オフィス』)だけれど、結果的本国版より息の長い番組になった。ちなみにイギリス版もアメリカ版も hulu で観られる(はず)だ。


 『ザ・オフィス』でスティーブ・カレル演じる製紙会社課長日本で言えば昭和世代セクハラおやじであるゲイフォビアで男根主義的、アメリカンマッチョ価値観に染まっていて、ことあるごとに自分面白ジョーク(大半は性差別人種差別ネタ)で課内の雰囲気を和ませようとするが、逆にそのジョークのせいで場の空気をきまずくさせてしまう。なにせ、自分の部下がその当該マイノリティであることが多いのだ。

 しか自由の国アメリカといえど、上司に反駁するのは容易じゃない。カレルはアブナイおっさんなのでことあるごとに人事権給与査定をタテに(実際にその権限が彼にあるかは別にして)振る舞う。部下たちは自然事なかれ主義でだんまりを決め込んでしま

 しかも、カレルは場の空気を悪くしているのが自分であることに無自覚だ。勇気ある誰かから「それは差別じゃないか?」と指摘されると「これは差別じゃないよ。ただの冗談だろ?」とキレる。本当に差別ではないと信じこんでいるのだ。あげくのはてに破綻しそうになると、別の部下に責任押し付けようとしたりもする。

 まあ、要するに、最低のセクハラおやじ職場空気を最低にするドラマなのだ

 ドキュメンタリーという体裁だからシットコムみたいに「ここが笑いどころですよ」という観客の歓声も挿入されておらず、しかもカレルに対するツッコミはなされないか、なされたとしてもシリアス雰囲気にならざるをえない。

 こんな悲惨番組コメディになるのか、といえば、なってしまう。アメリカでは成立してしまう。

 『ザ・オフィス』で笑うためには、まず「無自覚差別ネタジョークのつもりで放言しまくって場の空気を凍らせてしまう困った人(しか自分では差別ではないと信じている)」というステロタイプを共有していなくてはならない。いわゆる、あるあるネタってやつなのだが、これが一筋縄はいかない。

 このステロタイプで笑うためには更に「こういう困ったおじさんは時代遅れダサい人間である」という認識も広まっていないといけない。現状ではこういうおっさん存在を許されないものという(現実はともかく)共通了解流通していなければならない。

 『ドラえもん』やちょっと前のドラマ日本でもあった、「江戸時代人間現代タイムスリップしてきてカルチャーギャップ体験し、その反応に視聴者が笑いをもたらす」タイプの話とキモは一緒なのかもしれない。

 仮想の原始人を笑いの的に立てるのだ。

 その「原始人」に「かつてどこにでもいて、今もおそらくは地域によっては跳梁しているであろう人間」をあて、都市部リベラル価値観、すなわち我々の言うところのポリティカル・コレクトネス観点からその野蛮さを笑う。言い方は悪いかもしれないが、そういう捻れた観方をできる人間がすくなくともこの番組を8年140エピソード続けさせられるぶんだけ存在する、ということだ。

 そうして恐ろしいことに、『ザ・オフィス』は例外中の例外ではない。『サタデー・ナイト・ライブ』といった老舗番組から、オトナ向けのカートゥーンアニメまで、そうした政治的正しさ視聴者の間で広く染み込んでいることを前提にギャグスケッチしている。

  

 アメリカンコメディにおける政治的正しさとはもはや「あるべき理念」でもなんでもない。常識であり、前提だ。

 アメリカは広いし、チャンネルは山ほど存在するので、コメディ番組がすべてそうだという確証はない。

 けれど、日本に紹介されてくるコメディ番組は肌感覚レベル政治的正しさを呑み込んでなければなかなか笑えない。

 むしろ政治的正しさに反発を抱く人より、「あるべき理念」としてフィクション政治的正しさを求めている人のほうが笑いにくいかもしれない。リベラル風刺とは身内にすら向けられる過激さを持つもので、笑いの矛先が政治的正しさのものに向けられることも珍しくないからだ。それを半可にしか理解できてなくて、そういうジョークを無理してわかったフリして喜ぶ人間は多いけれど(私もその一人だ)。

 シリアス映画とかはまだわかりやすく「女性が強い」とか「マイノリティが救われる」とかをストレートな形で描いてくれるから日本でも受け入れやすいんだろうけれどね。マッドマックスみたいに。

 海の向こうには、「政治的正しさを前提にしたホンづくりしてる」なんてわざわざ公言しなくても、そんなもん当然前提に据えてるだろって界隈が存在するのだ。おそろしい、おそろしい。


 余談だけど、「空気を読めない人の空気の読めなさ加減を笑う」という点ではアメリカ版よりイギリス版のほうが百倍ブラックだ。もはや、気まずい場の空気のものを笑いに換えているといってもいい。これもこれで、ウルトラハイコンテクスト文化だよなあ、と思います

 

2012-01-27

村上春樹の猛々しい想像力 (1/3)

Sam Anderson

2011年10月21日

訳注:長文注意。誤訳あったらごめんなさい。教えてもらえたらあとで直します)

1 - 2 - 3

この夏、私は初めての日本への旅行を企てた。

村上春樹の作品世界にほぼ浸りきってやろうというつもりだった。

ところがその目論見は外れることになる。

私は村上の作品の影響下にあるまま、東京に降り立った。

期待していたのは、バルセロナパリベルリンのような街だった。

そこでは、市民はみな英語が達者で、さらにはジャズ劇場文学シットコムフィルム・ノワールオペラロックといった、

西洋文化のあらゆる枝葉に通じている……そんなコスモポリタン世界都市を私は期待していた。

誰かに聞いておけば分かっていたはずなのだが、実際の日本はまったくそんな場所ではなかった。

実際に足を踏み入れることができる日本は、どこまでも頑固に、日本的だった。

そう思い知らされたのが地下だったというのは、我ながらよくできていたと思う。

東京での初めての朝、私は村上の事務所に向かっていた。

アイロン掛けたてのシャツに包まれ、なんの躊躇もなく地下鉄の駅へと降りて行くや否や、

私は迷子になり、助けを求めようにも英語話者を見つけることができなかった。

最終的には(電車を乗り間違え、馬鹿げた値段の切符を買ってしまい、必死のジェスチャーで通勤客を怖がらせたあと)、

どうにか地上に出てはみたものの、もはやインタビューの時刻はとうに過ぎている。

私は絶望して、目的もなくあちらこちらへとさまよい歩いた(東京にはほとんど標識がないのである)。

そして蜂の巣状のガラスピラミッドのような建物の前で途方に暮れていたとき

ついにユキという村上アシスタントに見つけてもらうことができた。

このようにして私は東京の地下の洗礼を受けたのである

まりにもうかつな、アメリカ人的な私は、村上のことを現代日本文化を忠実に代表する人物として考えていた。

実際には彼は私が思っていたような作家ではなく、日本は私が思っていたような場所ではなかった。

そして両者の関係の複雑さは、翻訳を介して遠くから眺めていたときには想像しえないものであることが明らかになっていった。

村上の新作『1Q84』の主人公の一人は、自らの人生最初記憶に苛まれており、誰に会ったときにも、あなた最初記憶はなにかと尋ねる。

やっと村上に会えたとき、私は彼の最初記憶について尋ねた。

それは3歳のとき、初めて家の門の外に歩き出したときのことだという。

彼は道をてくてくと渡り、溝に落ちた。

流されていく先にあるのは、暗く恐ろしいトンネル

そこに差し掛かろうかというとき、母が手を差し伸べ、彼は助かった。

「明確に覚えている」と彼は言う。

「水の冷たさ、トンネルの闇、その闇のかたち。怖かった。僕が闇に魅かれているのはそのせいだと思う」

村上がこの記憶を語るとき、私は既視感とともに心の中でくしゃみをするような気持ちを覚えた。

その記憶には聞いた覚えがある、いや、不思議なことにその記憶自分の中にある、と感じた。

ずっとあとになって分かったことだが、私は確かにその記憶を持っていた。

村上は『ねじまき鳥クロニクル』の冒頭の脇役に自分記憶を写し込んでいたのだ。

村上を初めて訪問したのは、日本にしてもありえない夏の厳しさの最中

週の真ん中、蒸し蒸しする午前中のことだった。

それは非現実的なまでの災害の余波を受けた夏だった。

4ヶ月前に北日本を襲った津波で2万人が命を落とし、

いくつもの街が破壊され、原子力発電所メルトダウンした。

その結果、電力、公衆衛生メディア政治にも危機が到来した(当時の首相の辞職によって、5年間に5人目の首相が生まれることになった)。

日本を代表する小説家である村上に会いに来たのは、

大作『1Q84』の英語訳(そしてフランス語訳、スペイン語訳、ヘブライ語訳、ラトビア語訳、トルコ語訳、ドイツ語訳、ポルトガル語訳、スウェーデン語訳、チェコ語訳、ロシア語訳、カタルーニャ語訳)について話すためだった。

この本はアジアで数百万部を売り上げ、

まだ翻訳が出ていない言語圏ですらノーベル文学賞の噂が囁かれていた。

62歳にして30年のキャリアを持つ村上は、日本文学最高峰としての地位を確かなものにしている。

疑いなく、彼は母国の表層とかたちを世界に伝える、想像世界大使となった。

そのことは、関係者には非常に大きな驚きだったと言われている。

村上は常に自分日本アウトサイダーだと考えている。

彼は不思議社会環境最中に生まれた。

アメリカによる戦後占領を受けた1949年京都日本の前首都である

「これ以上の文化混交の瞬間を見つけるのは難しい」と John W. Dower は1940年代後半の日本について書いている。

「これほど深く、予測不能で、曖昧で、混乱していて、刺激的なものは他にない」という。

「瞬間」を「フィクション」に置き換えてみれば、村上の作品を完璧に説明することができる。

彼の物語の基本構造は、互換性のない複数の世界に根を下ろした普通の人生であり、

それはそのまま彼の最初人生経験の基本構造でもある。

村上は成長するまでのほとんどを神戸郊外で過ごした。

そこは、さまざまな言語の喧騒に包まれた国際的な港湾都市である

彼はアメリカ文化、とくにハードボイルド探偵小説ジャズに没頭して十代を過ごした。

そうして反逆のクールさを自分ものにし、

二十代のはじめには大企業の序列に入り込む代わりに、髪を伸ばしヒゲを生やして、両親のすすめを押し切って結婚し、借金をして「ピーターキャット」というジャズクラブ東京で開いた。

掃除をして、音楽を聞いて、サンドイッチを作って、酒を注いで、

彼は約10年間をその仕事に費やした。

作家としての村上キャリアの始まり方は、彼のあの作品スタイルそのものだった。

どこまでも普通の設定で始まり、どこからともなく神秘的な真実が主人公に降りかかり、その人生根底から変えてしまう。

29歳の村上地元野球場の芝生でビールを飲みながら、デイヴヒルトンというアメリカ人助っ人バッター二塁打を打つのを見ていた。

平凡なヒットだったが、ボールが飛んでいくのを見て村上天啓に打たれた。

自分小説が書けると気づいたのである

そんな望みはそれまでなかったが、いまや圧倒的なまでだった。

そして彼は書いた。

試合が終わった後、書店に行きペンと紙を買って、

数ヶ月のちに『風の歌を聞け』を書き上げた。

それは名もなき21歳の話し手が語る小さく凝縮された作品だったが、冒頭から村上らしさが見えていた。

アンニュイとエキゾチシズムの奇妙な混合。

わずか130ページで、その本は西洋文化をぶつ切りにして引用してみせた。

名犬ラッシー』、『ミッキーマウスクラブ』、『熱いトタン屋根の猫』、『カリフォルニア・ガールズ』、ベートーベン第三ピアノ交響曲フランス映画監督ロジェ・ヴァディム、ボブ・ディランマーヴィン・ゲイエルヴィス・プレスリー、『ピーナッツ』のウッドストックサム・ペキンパーピーターポール&マリー。

以上はごく一部に過ぎない。

そしてその本には(少なくとも英語訳には)日本芸術引用がまったくない。

村上作品のこうした傾向は日本批評家をしばしば苛立たせている。

村上は『風の歌を聞け』を権威ある新人賞に応募し、受賞した。

そして一年後、ピンボール機を取り上げた次の小説を出したのち、執筆時間のすべてを費やすため、ジャズクラブを畳んだ。

時間のすべて」という言葉には、村上にとっては余人とは異なる意味がある。

30年を経て、彼は僧侶のように統制された生活を送っている。

すべてが作品を作り出すのを助けるように調整されている。

彼は毎日のように長距離を走り、泳ぎ、健康的な食生活を送り、夜9時には床につき、朝4時に起きる。

そして起床後5、6時間は机に向かい執筆に集中する(2時に起きることもあるという)。

彼は自分の事務所を監禁場所だとみなしている。

「ただし自発的な、幸せ監禁だけれど」

「集中は僕の人生もっと幸せものだ」という。

「集中できないとき、人はあまり幸せではない。僕は考えるのが速くないけれど、何かに興味を持てば、それを何年も続けられる。退屈することはない。僕はヤカンのようなものだ。沸かすのに時間はかかるけれど、いつまでも熱い」

そうした日々の湯沸かしが続いていって、世界でも類まれな作品群ができあがった。

30年の歳月を経て積み重ねられたそれには人を虜にする不思議さがあり、様々なジャンルSFファンタジーリアリズムハードボイルド)と様々な文化日本アメリカ)をつなぐ位置にある穴を埋めている。

どんな作家にも、少なくともこれほど深くまでは、埋められなかった穴だ。

時とともに村上小説は長くシリアスになる傾向が強くなった。

シットコム引用もその傾向に調和している。

そして今、とりわげ激しく長い湯沸かしの結実として、もっとも長く、奇妙で、シリアスな本が上梓された。

低く深い声で村上たくみ英語を操る。

彼は翻訳者を通して会話するのが嫌いだという。

なまりは強く、落ち着くべき箇所で動詞の活用が劇的に現れたり消えたりする。

はいえ相互の理解に支障を来たすことはまずない。

特定の熟語("I guess" 「ではないか」、 "like that"「というような」)が、ときたまおかしな位置で使われることがある。

安全言葉いから逸脱するのを楽しんでいる節が彼にはあった。

英語即興の遊びをしているように感じられたのである

私たちは東京にある彼の事務所で席を持った。

その事務所は半ば冗談ながら村上製作所と名付けられている。

数人のスタッフが靴を履かず他の部屋で作業をしている。

村上は青いハーフパンツと半袖のボタン付きシャツで現れた。

彼のキャラクターと同じように、アイロン掛けしたばかりのように見えるシャツだった(彼はアイロンけが好きだという)。

靴は履いていない。

彼はペンギンのある本の表紙を模したマグカップブラックコーヒーを飲んだ。

その本とはレイモンド・チャンドラーの『ビッグスリープ』、彼の昔からお気に入り小説であり、今日本語訳をしている小説でもある。

話を始めながら、私はあらかじめ用意していた『1Q84』をテーブルの上に置いた。

村上純粋にびくっとしたようだった。

その本は932ページあり、ほぼ30センチのその厚みは本格的な法律書を思わせるほどだ。

「大きいな」と村上は言った。

電話帳みたいだ」

1 - 2 - 3

2009-03-13

ドラゴンボールシットコムで作るべきだったのかも

ドラゴンボールの実写は、海外ドラマサブリナ」の男版みたいな1話完結のシチュエーションコメディドラマにすれば案外いけるかもしれない。と妄想してみた。

  • 戦闘狂の一族の末裔なんだけど、戦闘漬けの境遇に嫌気がさした主人公が「自分はそんなのは嫌だ。もっと普通の生活を送りたい」と奮闘するも、戦闘キチのZ戦士が毎回乱入してくるのを正体がばれないように必死に追い返すのが毎週の見せ場
  • ウーロンとかプーアルは、ただの豚や猫に声当てする。(ソフトバンクCMの犬のお父さんのイメージで)
  • グレートサイヤマンとか実写にしても違和感の無い要素を小出しにすることで、原作ファンにも安心。2号ももちろん出ます
  • 人造人間だの、魔人ブウだのそういう有象無象は全部、「ゼット・ゾーン」(魔界的なイメージ)とかそういう所で暴れていて、時々主人公の父とかがその戦いぶりを話すだけに留める。主人公が「ボクはもう戦うのはこりごりだね」といい、父が「何を言うか。一族最強の力を無駄にするのか」と説教するシーンは定番。チチとの夫婦喧嘩も時々まざります。

2008-07-24

アニオタ非オタ彼女に紹介したアニメ10本

http://anond.hatelabo.jp/20080721222220

そこまでディープではないつもりの俺が彼女に紹介したアニメの反応を書いてみるよ。

彼女非オタで、洋画のファン。よくSex and the Cityとかを一緒に見てる。

大学生くらいまで少女漫画を読んでたらしいから、完全な非オタとは言えないかも。

ちなみに、こっちから押し付けたことはなくて、一人で見ていたら「私にもなんか見せて」と言ってきた。

同棲しているのに時間を共有してなかったのが気に入らなかったらしい。多分。

で、そんなことは想定もしてなかったから適当好みのを見せたんだけど、大体こんな感じだった。

プラネテス:大好評。しばらくしたらまた見直そうと言っている。元増田ブクマにもあったけど、最初はこれで鉄板じゃなかろうか。

桜蘭高校ホスト部:好評。まぁ、少女漫画が好きなら当然かも。

攻殻機動隊SAC:好評。でも途中まで見てから引越しとかがあったせいでその後止まってる。そこまでのヒキはなかったんだろうか。

みなみけ:頭空っぽにして見られるのと言われてなんとなく。評価もそれなり。

蟲師:これも好評。

マスターキートン:それなり。そんなにヒキもなかった感じ。地味すぎるんだろうか。途中で放り出してある。

君が望む永遠:痛いって言うな。分かってるから。まぁ中身はソープドラマだし、むしろ反応が知りたくてチョイス。

       以外にもそれなりに好評だった。凹んだとか言ってたけど。暇でしょうがないときに一人で見直してもう一度凹みなおしたらしい。

       いや、それで苦情を言われても困るんだけど。

さよなら絶望先生:これも反応に興味があった。案の定全く分からんとのこと。そうだろうなぁ。

無限のリヴァイアス現在だらだらと視聴中。それなりにヒキはある感じ。

数えたら10本ないけど、まぁ誤差の範囲内ってことで。

コードギアスとかも紹介したい気持ちはないでもないけど、ああいう少年向けサービス満載な絵作りをされてしまうと、

紹介しづらくなるから困るんだよなぁ。

とりあえず、蟲師とかプラネテスとか、1話完結のシットコム型の方が俺の彼女には入りやすかったってことらしい。

プラネテスはそこから続き物的なストーリーの収斂が後半進んで、ますますはまり込んだみたい。

まぁ、付き合ってれば趣味をちょっと共有してみたいって思うのは良くあることだから、とりあえず釣竿にアニメをぶら下げて

食いつくのを待つというやり方でよろしいのではないかと。後、彼女趣味バランスよく共有するといいよ!

こっちが一方的に共有しようとすると向こうはそれで満足してこちらの趣味に興味を示さなくなるので、バランスが大切だと思う。

今までの経験から言って。

でも、元増田の要求水準はどう考えても高すぎるので、もう少し肩の力を抜いたほうがいいと思うよ!

他人の趣味にそこまで入れ込めるほどの暇人はそんなにいない。よほどの適性がない限り。自分の趣味時間に相手が付き合ってくれるだけで

個人的には十分満足なんだけど。深いオタはそれじゃぁ満足できないんだろうか。

 
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