はてなキーワード: 緑川とは
「血界戦線」という作品がある。内藤泰弘先生の描くSF伝奇アクション漫画だ。
2008年にパイロット版が「ジャンプスクエア」に掲載され、翌2009年の短期集中連載を経た更に翌年にはジャンプスクエアの姉妹誌「ジャンプSQ.19」で連載が始まった。2015年にはアニメ化され、人気を博した事は記憶に新しい。
古から生き続ける吸血鬼「血界の種族(ブラッドブリード)」と吸血鬼を追いかけるハンターの組織「牙狩り」の戦いを「何も考えないで見て楽しめる」というコンセプトで描かれた内藤先生曰く「技名を叫んでから殴る漫画」だ。
2008年頃、僕はOVA作品もリリースされていた吸血鬼アクション漫画「ヘルシング」の影響で吸血鬼物に目が無く、この血界戦線にもいっぺんに惚れてしまった。しかも内藤先生といえばあのヘルシングも連載している雑誌「ヤングキングアワーズ」で名作と名高いガンアクション漫画「トライガン」を描かれた人でもあるじゃないか!僕は血界戦線を初めて読んだ時トライガンにまだ触れた事が無かったので、即刻読み始めた。おお…こちらも面白い!内容はとても重い!
やはり読者からの人気も高かったらしく、翌年に短期集中連載としてまたSQにやってきた!この予告イラストのキャラはどっちも読み切りには居なかったが誰だ!?浅黒い男の方は如何にも悪役っぽいな!と非常にワクワクしていた。
読み切り版は「クラウス・ラインヘルツ」という強面の紳士が主人公だったが、短期連載版では平凡そうな少年「レオナルド・ウォッチ」を主人公に、異界と現世が交わる街「ヘルサレムズ・ロット」を舞台に物語は進行する。
今回は吸血鬼も直接登場せず、どちらかというと異界と現世が交わる都市で世界の均衡を保つため暗躍する秘密結社「ライブラ」の戦いと、ライブラの戦いに巻き込まれたレオ君の成長物語がメインな感じだったかな。吸血鬼と目される人物は居たしクラウスさんも登場したので読み切り版から世界観は繋がっているんだろうけど…ところでこの日記を書くためにパイロット版を読み返したら、設定的に本編とはパラレルの関係らしい事に12年経って初めて気付いた…。
その後、翌年新たに創刊されたSQの姉妹誌で定期連載が開始され、キッチリと年2冊のペースで単行本も刊行された。僕は掲載誌を購読するほど熱心では無かったが、単行本は新刊が出ればすぐ買うくらいには好きな作品だった。
僕は血界戦線を「吸血鬼と吸血鬼ハンターの戦いが中心の作品」だと読み切りから思っていたので、連載版だと敵役の吸血鬼が2冊に1話くらいの頻度でしか出て来ないのは正直物足りないとも思っていたけど、ヘルサレムズ・ロットで繰り広げられる世界の命運を賭けた戦いや日常話は吸血鬼が絡まなくても大変面白い物だったので「これはこれで全然有り!」と楽しんでいた。定期的に出て来ては牙狩りと死闘を繰り広げるからタイトル詐欺じゃない!多分…。
そんな訳でこの作品と6年ほど付き合った頃、アニメ化決定の報が耳に入った。SQ作品は連載1~2年でアニメ化が決定する事も多かったので、やっとか~という思いが強かった。ようやくアニメ化の機会が回ってきた!と嬉しくもあった。そして2015年、とうとうアニメが放送された。事前に発表されていたキャスティングもアニメに疎い僕でも聞いた事のある豪華な声優さんばかりで、これは本気で作っていそうだぞ!と伝わってきた。何と宮本充さんがレギュラーですよ!
このアニメ化は大成功で、血界戦線は大人気作品になった。「技名を叫んでから殴る漫画」のアニメ化としては本当にこれ以上無い出来だったと思う。あの技の名前がドォン!と出てくる演出は非常にカッコいい!このOPバンプっぽいな…と思ったら本当にバンプだったり、キャラクター達が「シュガーソングとビターステップ」に合わせて賑やかに踊るあのEDは大量のパロディを生んだ。「アニメは見た事が無いけどEDは知っている」という人も沢山居るんじゃないかなと思う。
一説によるとアニメ化で原作の売上は10倍以上に跳ね上がったと耳にした事があるし、そうだとしても全く驚かないくらいあのアニメ化は良かった。アニメオリジナルのキャラクターにブラックとホワイトという双子の兄妹が居るのだけど、アニメから血界戦線を好きになった人がその二人が原作には居ない事を知るとほぼ間違いなく驚くそうな。それほど違和感なく「血界戦線」の世界観に馴染んだアニメオリジナルキャラであり、「血界戦線」への理解度の高いアニメ化だった。
アニメ血界戦線が終了してから2年後、今度は二期が放送された。こちらも一期と同じく評判が良く、原作の最終回までアニメ化された。原作は現在セカンドシーズンにあたる「血界戦線 Back 2 Back」が連載中で、ファンはこちらがアニメ化される事も待ち望んでいる。また、血界戦線はアニメの一期と二期に合わせて小説版も発売された。作者は何とあの「魔術士オーフェンはぐれ旅」の秋田禎信先生!「トライガン」の内藤泰弘先生と、「オーフェン」の秋田禎信先生のコラボレーションという一体どこに接点があったのか分からないけどとにかく名前を聞いただけで凄いと分かる作品だ!こちらの作品もキャラクターへの理解度が非常に深く、原作ファンからは高い評価を得ているそうな。読みたいな。
そういう訳でアニメ化以降「血界戦線」は人気が爆発し、作品にとってもファンにとっても嬉しい事が続いた。アニメ終了後に発売された公式ファンブックにはパイロット版も収録され、以前から読みたかった原作ファンにも有り難かった。
恵みの雨ならぬ恵みのアニメと呼ぶに相応しい喜ばしい出来事だったけど…ここからが本題で、僕はこのアニメ化以降どうも自分の中の「血界戦線」への熱が冷めたような気がしている。嫌いになった、という訳では無くて…熱が冷めた。
実を言うと僕はアニメ化前まで血界戦線について誰かと意見を交換出来た事がなく、自分以外に好きな人を見かけた事もあまり無かった。積極的に探そうとしていた訳では無かったし、間違いなく人気は高かったので偶然だとも思う。
自分一人だけの解釈を作品を楽しんでいて、他の人がどう思っているのかはさっぱり知らなかった。僕は今でも漫画やアニメの感想を他の人と交換する事はあまり無いし、意見が合わないとつらくなるのでそれでも良いかな…と思ってる。
2015年にアニメ化された時、沢山の人が血界戦線について語っていた。アニメから見始めたという人も沢山居たし、僕がこれまであまり目にする事も無かった原作が好きな人達も沢山見かけた。トライガンは好きだけど内藤先生が新作が連載していた事を知らずに驚いていた人達も居た。いつの間にか新作が連載されていて自分はそれを知らない事って本当に良くありますね…ジャンプSQ.19って影が薄めな季刊誌だったもんなあ…SQが濃いかは置いといて…。
様々な意見があった。「面白い」「原作をよく纏めた」という声があれば「改変が駄目だ」「カットしすぎだ」という声もあった。僕は「原作3話分の話をよく1話に纏めたね!必殺技の演出も最高にカッコ良かった!でもかなりカットされてたね…あのアニオリ必要だったかな?」とどっち付かずな感じだった。まだ1話だしそれで良いと思っていたけど、良いか悪いか白黒を付けたい人は結構居るみたいだった。原作を好きな人同士が解釈で喧嘩しているのを見るのはつらかった。
2話も3話も同じように賛否両論で原作ファンは喧嘩していた。僕も1話と同じように「ここは好きだな」と思う所もあれば「ここは合わないな」と思う所もあった。そう思った所が賛側とも否側とも違ったので、両方に怒られた気がする。
これは作品の良し悪しじゃなくて僕の好みの関係だけど、原作の血界戦線はレオ君が主人公の話とクラウスさんが主人公の話が交互にある印象だったけど、アニメではレオ君が主人公として再構成されていた記憶がある。これは尺の都合でどうしてもクラウスさんが主役の話を何話かカットせざるを得なくて、それならレオ君を主役として描いた方が綺麗に纏まるし話も見やすいだろうという考えがあったのかもしれない。実際アニメはレオ君主役の話として見やすかった。
アニオリキャラクターのブラック・ホワイト兄妹がレオ君と絡みがあったのも理由の一つで、特に妹のホワイトちゃんはレオ君ととても親しくなり友達以上の関係として描かれていた。レオ君は原作だと女性キャラとの絡みも比較的少なく、ライブラで働く同僚の「チェイン・皇さん」と「K・Kさん」という二人のお姉さんを除くと、他は父親と一緒に飲食店を経営する「ビビアンさん」くらいしか異性と接点が無くもし脈があるとすればこの人かなあ…と勝手に思っていた。特に恋愛描写は無いけど。そういう訳でアニメでホワイトちゃんとレオ君の仲が急速に縮まっていくのを見て「ああ~…そっちかあ~…」と何とも言えない気持ちになっていた。そっちも何も原作だとレオ君は特に誰かと恋愛する描写は無いというのに。
ちなみにこのビビアンさんというキャラクターをトライガンの登場人物で例えると、トライガン・マキシマムの1・2話に登場したリィズという女の子くらいの立ち位置じゃないかな?と僕は思っている。うん、影薄いな!でも何か似てる気がする!
血界戦線はアニメ化されて以降どのキャラクター同士がくっ付くとお似合いか?という話題もよく目にするようになった。女性のレギュラーキャラが2名で男性キャラクターが多めな作品なので、男性キャラクターが好きな人達にも受けた。
まあ今なら何故そういう話題が受けたかも分かるけどね!ライブラ男性陣の声優さんが阪口さん、小山さん、中井さん、宮本さん、緑川さんで皆良い男だもんね!当時はよく分からなかったけど人気が出たのも理解は出来るよ!
作品自体に好きな所と合わない所がある、毎回放送される度に作品についてファン同士が喧嘩している、よく分からないネタで盛り上がっている人達も居る、と幾つか要因が重なってその時僕は疲れていた。これならもう他人の意見は見なくても良いかな…とも思っていたけど、アニメ血界戦線は原作ファンは賛否で揉めながらも、前述した通り良い作品だったのでとても人気が高く盛り上がっていた。なので無理に避けようと意識しなければ目の入る状況だったと思う。
そこで「11話は原作にない完全アニメオリジナルエピソード」と「最終話の放送延期」という二つの出来事があった。とても人気が高く盛り上がっていただけに、そういう事もあったからか一時アニメ血界戦線の話題はとても荒れてしまった。
それと関係あるかは分からないけど、僕はアニメ放送開始と数日違いで発売された原作の最終巻を読んで「とても綺麗に終わったな…」と思っていた。7年付き合った作品の最終話がこれで良かった!と思える素晴らしい出来だった。
僕はアニメを11話まで見て「これは原作とは少し違うけどこれはこれで一つの作品になっている」と思っていたし、しばらく経ってから放送された最終回もアニメがオリジナルで描いてきたストーリーを締めるに相応しい纏まった内容だった。
その時から僕の中では「血界戦線は綺麗に完結した作品」という認識になったのか、あまり作品への強い熱量を感じなくなっていた。半年の間に漫画とアニメでそれぞれ別の良い最終回を見たのでまあそうなるかな…と今では思える。
2017年に放送された二期も全話見たしクラウスさんに仕える執事「ギルベルトさん」が車で大暴れする回などアニメで是非見て見たかったし、実際にアニメで大暴れした回は「スッゲー!内藤泰弘作品のアクションってここまで原作再現してアニメ化出来るんだ!スッゲーー!!」と滅茶苦茶感動してしまった!本当にあの回を見られただけで天にも昇る気持ちだったし、二期で原作の最終巻まで原作エピソードをやりきってくれたお陰でとてもスッキリした気分になれた。
こうやって自分の思った事や感じた事を纏めて文章にすると、僕は「他の人の感想に慣れなくて驚いてしまった」のが理由ではなく、「作品の完結」を二度経験した事で一旦作品に関して満足したのが熱が冷めた原因だと思えてくる。
何度も言うようにアニメは良い作品なのでアニメのお陰で原作の面白さはとても広まったし、アニメを見て「血界戦線って面白い!」と思った人はそのまま原作を読んでもきっと違和感なく楽しめる。あんなに良いアニメ化も珍しいと思う。
今後何かの切っ掛けがあれば自分の中の作品への熱が再燃しそうな気がするし、その時は続編のB2Bや秋田先生の小説版も読めそうな気がする。それにしても…12年って、過ぎてみると結構あっと言う間だという感じもしますね。
【追記】
ちなみに血界戦線ファンの間では今でも「アニメの一期はどうだったか」という話題が時々挙がる事はある
僕の中では「原作とは少し違うけどアニメはアニメ単品でも良い作品だったし、漫画原作のアニメ化作品としてもとても出来がいい作品」だったという事で一旦落ち着いている。
なので、他の人がアニメと原作のどっちの方が良いとか話をしていると「もうそういう話は一切目に入れたくないな…」と強く感じる。作品を取り巻く空気の影響で好きな作品から離れてしまうってこういう事なんだろうか、と思った。
【追記2】
僕は内藤泰弘先生とその作品に関しては新規のファンだと自覚している
けれど血界戦線に関してだけは自分は最初から応援していたとそこは堂々と言える
アニメ化以降何か熱が冷めたのは大人気作品になって爆発的にファンが増えた事で「自分はこの作品のファンなんだ」と言いづらくなった事もあるのかもしれない。自分は大勢の内の一人である事に気付いたというか
同じ事は「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」が劇場公開された後にも起こりそうな気がする…自分は作品の無数のファンの一人なんだとアニメ化するとどうしても強く意識しちゃうのかな…今の僕には理解出来るよ。
【追記3】
こんなにも書きたい事があるなんて自分でも驚いてしまった。やっぱり僕はこの作品が好きなんだろうな。
アニメ版血界戦線は原作と少し男性キャラの描かれ方が違うような気がしていた。原作だと情けない姿も見せるキャラのカッコいい所を強調して映しているような。尺の関係もあるので、それは仕方ないと思う。ただ、主人公でもあるレオナルド君が僕とアニメでは大分解釈が違った。彼はアニメのEDで最後に目を見開きながら笑うのだが、僕の中ではレオ君はそういう事をしないような印象があった。彼の目は妹の視力と引き換えに得た物なので、レオ君はその事をずっと引き摺っていた。原作でも目を開けながら笑うシーンはあまり無かった…と思う。そんな事を言っても作品を否定する側の人間だと肯定する側の人間に思われるだろうから言えなかったし、僕は賛否両論のどっちつかずで居たかった。
作品が綺麗に終わったのが間違いなく大きいけど、やっぱりファン同士の論争があまりに激しくて疲れていた…というのが僕が血界戦線という作品から離れた大きな要因だったのかもしれない…と結論なのかも。
橙田(とうた) 橙木(とうぼく) 橙山(とおやま)
浅黄(あさぎ) 黄木(おうき) 黄地(おうち)
白川(しらかわ) 白木(しらき) 白崎(しらさき)
茶園(ちゃえん) 茶木(ちゃき) 茶谷(ちゃたに)
大空(おおぞら) 空閑(くが) 空田(そらた)
茜部(あかなべ) 茜ケ久保(あかねがくぼ) 茜谷(あかねや)
紅林(くればやし) 紅露(こうろ) 紅谷(べにや)
紫垣(しがき) 紫藤(しどう) 筑紫(ちくし)
緋田(あけた) 緋本(ひもと) 緋山(ひやま)
飴田(あめだ) 飴谷(あめたに) 飴本(あめもと)
鴬地(うぐいすち) 鴬生(おうしょう) 白鴬(はくおう)
このくらいでしょうか・・・赤色・桃色・青色・水色・緑色・草色(黄緑)・橙色・黄色・黒色・白色・灰色・茶色、桜色・空色・朱色・藍色・鼠色・茜色・紅色・紫色・緋色・飴色・銀色・金色・蓬色・鴬色・紺色・土色・藤色で苗字を計153程挙げてみました。
お役に立てれば幸いです(^_^)♪
ワートリ面白いですね。
面白いですが、ランク戦がついに最終ラウンドで、この先は遠征選抜の話と、遠征編が予想されるため、B級の未登場隊はさすがにもう出番がある可能性は薄そうです。
瞬殺されたあの二隊もまあ未登場みたいなもんですが、一応登場してるので書きません。
隊長とオペの二人部隊という、特徴的にも程があって、語りたいことが多すぎる。
漆間隊長のトリガー構成もサイレンサー、ダミービーコン、カメレオンなどの隠れたり撹乱したりの装備が入っていて、どんな戦い方をするのかとても気になる。
作中では未だに未登場ながら、ランクがどんどん落ちている様が描写されていたり、鈴鳴第一、那須、柿崎との対戦で二点とってたりと、気になる描写がとてもある。
二人部隊って構成は、ワートリで避けられがちだった「隊員同士の恋愛」的にも妙に気になるところもあったりと、とにかく色々と気になる。
ガンナー1位では? なんて妄想もあったけど、今月号でガンナー界隈の話題で触れられることもなかったから、登場してほしいけど予定はまだなさそう。
ただ、ランク戦の次は遠征選抜で、これはB級隊員もチームやそれと関係なく選ばれると言われているんだよね。(村上とか東さんとか)
それだけに遠征選抜編みたいな工程があるなら、そこで出てくる可能性もあるのかしら。
レッドバレット、トラッパー、ダミービーコンと珍しい要素特殊なトリガーが揃っている割に、B級15位と振るわない成績。
「知恵と工夫が間違った努力になっちゃった玉狛第2」みたいな印象。
ただ、こういうチームが下位にいるのは、ワートリの世界観の厚みをとても感じて好き。
レッドバレットなんか三輪とかチカとかの強いキャラが使ってるし、ユウマの黒トリガーでもコピーして使われてたりで、作中でデメリットも散々強調されているものの「強武器」のイメージがとてもあるけど、
こうやってB級15位の隊長も使っていることを考えると、確かに相応のデメリットがあって使いこなすのが難しいんだろうなあという印象。
そんな世界観の厚みを感じるだけに、松代隊から見た結成したシーズンにA級に王手をかけれてる玉狛第2がどう映って見えるのか? みたいな描写があると面白そう。
なんなら、修を高評価する太鼓持ちキャラ…… まで行くとやりすぎか。
トラッパーの箱田くんは、A級未登場キャラ喜多川真衣ちゃん登場回と目される「トラッパーこたつ会議編」に内定決まってるから、普通に登場しそう。(トラッパーこたつ会議編、まじでやらないかなあ。それこそ修のトラッパー転身はよく言われる話題だけに、トラッパー界に新しい波こない?)
オペの桜子はかなり出番あるけど、未だに他のメンバーは未登場の海老名隊。
オールラウンダー、スナイパー、アタッカーのかなりオーソドックスなメンバー編成。
作中で中位に上がったことが明言されているけど、未だ未登場。
トリガー構成にあまり取っ掛かりは無いけど、茂手木くんのスコピ+グラスホッパーの構成はユウマや緑川で散々活躍してるわりにあまりいないから、これも「作中で強いキャラが使ってるから強そうだけど、当然使い手による」系を示唆してて面白い。(他は香取ぐらいかな、オールラウンダーだからまたちょっと違うけど
おそらく、サブの方にしか入れてないから、乱反射はまだ使えなさそう。
B級下位唯一の五人チームであることに加えて、サイレンサーを全員装備していてかつバッグワームをサブの一番上にもってきているなど、割と取っ掛かりがあるチーム。
このサブにバッグワーム、サイレンサーの順序で並べるのは、あの漆間隊長と同じ構成なのも、何かしらの意図を感じなくも無い。(実は常盤隊から漆間隊が独立した、はたまたその逆? とか?)
サイレンサーにこだわりがあるあたり、 そういうコンセプトチームなのかもだけど、いかんせんサイレンサー自体がまだ未登場なのでよくわからない。
五人チームも「三人で戦うより四人で戦う方が有利でしょ」とオペレーターの負担というデメリットが言われててもなお思うことへの反証として、こうして下位にいるのはそれらしさを感じる。
ただ、三人チームの茶野隊より順位が下なのはさすがに色々と理由づけがしりたいかも。
トリガー構成にも殆どとっかかりがないし、語れることがないな。
ちょっと思ったのが、丸井のスタアメーカーは、常盤隊のサイレンサー対策とかだと面白そう?
(諏訪のスタアメーカーが風間対策みたいな妄想をよく聞くけど、それも込みで、そもそもスタアメーカーはそういうのの対策になるのかな?)
海老名隊長も早川隊長も、隊長だけあってB級下位ながらオールラウンダーは名乗れてるんだよね。
ある程度点数を稼がないとオールラウンダーにはなれないから、まあ少なくとも近中両方のトリガーを装備しながらオールラウンダーではない巴あたりよりは強いの、かなあ?
はてなブログでこんなこと書きたくないですけど匿名で書けるのがいいので使ってしまうのが本当に申し訳ない。
私もここで愚痴書かなくていい日は果たしてくるのでしょうかね。
絶対に来ないと思うし見切りつけてさっさと他に行った方がいい気がするが、推しは他作品にいないからこその見切れないのが悔しいですけどね。
さっさと他に行けるように推しを殺して欲しいという気持ちもあるから本当にこの作品に希望がないですね。
運営は腐媚びも夢媚びもしなくていいんで夢ノ咲のアイドルがアイドルしているイベストを作ってくださいね?
キャラを普通に推している人間が肩身狭くなる世界はもう嫌です。
今回もしかしたら姉妹作のユーザーが荒れる話題かもしれないので先に何点か言います。
先に記載するのでこれの概要読んでいない批判はやめてくださいね。
・姉妹作にも同名のキャラが出ていますが、当方はあんスタの転校生と姉妹作の同名の方は別人で見ています。
・いつも以上に言葉選ばないです。
・過去のイベントストーリー何個か出します。わからない人は復刻でストーリー読んでいただくかストーリー解放キーで読んでください。
・あくまであんスタの1ユーザーの意見です。あんスタユーザーの総意ではありません
※これ以降転校生と書かなければならない点を除いてすべてあんず表記します。(あんスタのシナリオデフォルト名になります。)
11月12日の告知にてまたユーザー間でまた荒れてしまったのよね。
予告を見た感想としてはなんであんずがアイドル差し置いてでしゃばるの?としか思いませんでした。
そもそも男子高校生アイドル育成ゲームであって乙女ゲーじゃないだろ。
運営が腐、夢共々媚びているけどゲームのジャンル100回読み直してくれ。
アイドルを育成させてくれないけどな。
勘違いするやつ多すぎて本来のゲームジャンル見ええていない盲目なの?
入院した原因は本来あんずがいなくてもいいお仕事を自分から受けて休息取ろうとしなかったよね?
そして自分ができる仕事量を超えた場合断るか負担を軽減してもらえるようにアイドル側に相談しなかったの?
あんずがブラック企業の無能社員にしか見えないのは私だけでしょうか。
誤タッ…椚先生が「自分の体調の管理してください」とゲーム中に何度も言っているし、
何人かアイドル側で「働きすぎだからたまには休息取ろうよ」と言っているの気付かないの?
それを聞かなかった結果だろ、本当に自業自得だよな。
アイドルもアイドルでなんであんず一人のためのライブを開催しようとしているの?
プロデューサーもファンの一人かもしれないけどあんず一人のためのライブよりファン向けのライブを企画しあんずに特等席で見てもらう程度でいいだろ。
それかフラワーフェスの英智みたいに入院先の病院からでも見える場所での開催に止めるとか工夫あっただろうに。
アイドルがやりたいことであれ本来の仕事の方を怠らないでくれ、頼む。
星5のキャラ片方は幼馴染(追加キャラ)でもう片方はあんずから塩対応受ける子だから本当にいい加減にしてほしい。
特に忍はイベント1年以上空いていたしこんな荒れるストに使ってほしくなかった。
私の愚痴はかるくこのくらいでだけど告知が出た後のTwitterが本当に地獄。
愚痴を零すユーザーもいたけどそれ以上に盲目的な人が多すぎて頭痛くなったわ。
盲目な方はまず過去ストーリーをしっかり読んでいますか?と煽りたくなりました。
最近のイベントストーリーの大半は過去ストーリーの矛盾と設定の上書きと腐媚びが多くてまともに読めない上、
今回はあんずがでしゃばった予告だからいつも以上に荒れていますけど???
毎回思うけど尊いと言える人たちは矛盾を気にしない、運営の全てを受け止める盲目、過去ストーリー知らない、供給もらえるだけありがたいと思う人なのか?
本当に同じ作品のストーリー読んでいるのか?と思うことが多々あるわ。
あんずが倒れたから夢ノ咲全員でお見舞いに行けというツイートが何件も見受けられるけど、
アイドルのお仕事を蔑ろにしてまであんずお見舞い行く必要全くこれっぽっちも感じなねーよ。
むしろ私があんずならお仕事あるならそっちを大事にしてと言うしできるだけアイドルにできるだけ負担かけるようなことさせん。
他作品で似たような話あったけどお仕事優先して時間が空いたらお見舞いするという感じでしたがこっちは本当にPとアイドルの信頼関係が見えて好きですわよ。
あんスタが転校生の持ち上げが多すぎて本来やるべきお仕事投げ出さないか心配するわ。
また、今回のイベント予告が出た地点で推しでるな、他キャラに押し付けるようなツイート多すぎません?
今回のイベントあんずの介護のために出て欲しくないという気持ちはあると思うけど、
押し付けられたキャラ推しであんず介護のために出されるのが嫌という人からすれば本当にふざけるなとしか言えませんよ。
押し付けられたキャラ推しの気持ち考えられないならお前の推しが巻き込まれろとしか言えませんよ。
そもそもトリスタがあんずの専属ユニットだと思っている人多すぎません????
メインではそんな描写あったけどS1に勝ってから他ユニットに勧誘されているシーンある上、
イベントでは普通に他ユニットをプロデュースしているのを見ていませんかね。
送り迎えもトリスタ以外がやっているところありましたよね????
それをなかったことにして言っているんじゃないですよね。
しかも面白いところはトリスタ出てと言っている人がトリスタ推しじゃないという点ですがね。
トリスタ推しでトリスタが出るのは適任と言っている人見受けられませんでしたが?(NL好きあんず好きのトリスタP除く)
あれれ?おかしいな?トリスタが出るのが適任ならトリスタ推しが声を挙げるべきだと思いますが?????
むしろその件で怒っているトリスタ推しを私の知る限り複数いるのを把握していますが?
トリスタ推しで怒っている人たちに向かって今回のストーリー絶対出た方がいい理由言って納得してもらえるかやってみたらどうですかね。
多分一番の大前提をわかっていない人だと思い鼻で笑われる上自分の無知を晒すだけなのでやめたほうがいいですよ。
トリスタがでろと言っている人とその件で怒っているトリスタPさんの大前提違うからこそ話になるかわかりませんがね。
素直に「自分の推しがあんず持ち上げに使われたくないからトリスタ出て」「自分の推しユニットは過労入院の原因じゃないから一番あんずがプロデュースしたトリスタが出て」と言ったらどうでしょうかね。
怒っているトリスタ推しからすれば同じくらい不快ですがまだ言い訳しない分ましですよ?
どうしても推しを出して欲しくないというならそんなに過激な発言しないトリスタ推しを怒らせる原因をなすりつけるのではなく、
運営に「メインはアイドルでありあんずではないのでそのようなイベント二度と出すな」とお問い合わせで言った方が得策ですよ。
声が多ければ多分あんず中心のイベントを二度と作られなくなると思うので。
その前に少しでも過労入院の原因をトリスタになすりつけた人たちはトリスタと今回の件で怒っているトリスタ推しの方に謝る方が先なのでそこを間違えないように。
あんずはあんスタの1キャラで〜というツイートもそれなりに見かけたけどなぜビジュアルの全貌と内面の設定を最初から作って出さないの?本当に。
あんスタが転校生の容姿は不明で発言しないキャラと原作者がコメントしているけど
アプリで容姿が見切れたり何を言っているか察せるわ。悲しいけど。
しかもあんずが中心のイベントでスチルに映り込みあるなら尚更の話じゃないの?
もともと転校生をどのように表現しようが自由と原作者自身言っているんだよ?
世界一可愛いあんずで見てもおかしくないし、女神様扱いしたり、1キャラとしてあんずで見ている人もいるだろうし、
NPCの一人としてみている人もいるだろうし、あんずの存在抹消して見ている人もいてもおかしくないですよね?
今回みたいなあんずがおおっぴらに出ているイベント出されるときつい人も当然いるはずなのに何故考慮できない人多いですかね?
アイドルが見たくて遊んでいるのになんでビジュアルがないあんずの掘り下げしているのとしか思わないし、
あんずの掘り下げをしたいならリリース時にビジュアルとある程度わかりやすい形でかるく性格を出すべきではないでしょうかね?
そして男子アイドル育成ゲームというのを忘れないでくださいね? 運営さん?
あんずは必要!と言っている方は漫画版と舞台版を見直してください。
あんずがいないと物語成り立たねーよと言っている人に言いますが、
あんずがいなくても革命できましたし、ジャッジメントも普通にできましたよ。
漫画版の方は2015年10月号から連載開始して2017年2月号まで連載されていたコミカライズですが
あんずが主人公視線ではなくトリスタ4人で説明など回していましたよ。
メインと少しシナリオが違う部分もあるがトリスタの練習光景がしっかり描かれていたり、
追加キャラは連載が早い時期にされているのとメインストーリーのコミカライズなので追加キャラは出ませんが。
舞台版で絶対にあんず必要ならそもそも第一弾で俳優さんが決まっているはずですが、
あんずの枠がないのは気のせいでしょうかね。
当時その声が少なかったのを覚えていますがご存知でしょうかね?
2016年の6月ごろに第一弾の詳細が出たのでその後にあんスタ始めた人は知らないと思いますが。
こちらも漫画版同様アイドルの日常や練習光景など詳しく書いてるからね?
ジャッジメントもあんずが何をしたかはあらかた把握していますが、
舞台版の方でうまく処理していましたので多分他ストーリーもあんずなしでも回せると思いますよ?
両方ともそれ用にシナリオ変えているけど大筋の流れはわかる上、
アイドルの練習光景や日常が見れるので夢ノ咲学院のアイドルが好きな人にとってたまりませんよ。
今回のであんずの必要関係で擁護される方は絶対に漫画版と舞台版見ない方が幸せだと思いますよ?
批判意見言う人に「あんスタやめろ」という人多いけどそれしか文句言えないのかお前らは。
自分は自信持って呟いていると思うけど恐ろしいほどセンスがないから。
こっちからすれば盲目ごときに推しがいる作品やめろと言われる筋合いどこにもないですがね?
推し一人いるだけでもあんスタ続ける理由になるし全員好きになる必要全くないですが?
全員好きじゃない、運営に文句あればやめろって本当に宗教にしか見えないからやばいよ?
そしてあなたの意見押し付けるの本当に不快だからやめてくれません?
どんな感想持とうが自由なはずだし嫌いなキャラがいるのも仕方ないことだと思うけど、
嫌いなキャラが一人いるだけで赤の他人にあんスタやめろと言われるのはいい気しないだろ。
嫌いと言っている人たちはそこまで言っていないのに、
しかもキャラが好きな人に配慮して表に出ないようにしている人まで自分の意見押し付けている人もいるからタチが悪い。
3月頃に返礼祭で千秋のキャラ変で苦しんでいた人でわざわざ検索避けした人まで晒した千秋推しもいて本当に呆れた。
その後も何回か苦しんでいる人を晒してあんスタやめろと言う心のない人それなりにいるけど、
苦しんでいる人たちはお前ら以上にあんスタをしっかりプレイしていて初期からキャラが本当に好きな人だと思うぞ。
そんなこと言う人に多かったけど過去イベでそのキャラが一番活躍したイベント知らない人もいたし無知晒す可能性あるから気をつけろよ。
まともな人もいるけど一人の行動のせいでキャラ推しの人まで汚名被るから本当にやめろ。
すべてのイベント見て初期からそのキャラを推して今も好きという謙虚な千秋推しまで巻き込むし迷惑。
やめろと言う分自由だけど批判意見言う人が課金者で止めた場合やめろと言ったやつ全員で責任持てよ。
ゲーム開発にお金回らないとコンテンツ終わる可能性あるし、運営とファン民度的に新規が寄り付きやすい環境じゃないからいつかお前らにブーメラン刺さるぞ。それでいいのか。
女性向けのゲームの絵柄がきつくてあんスタ遊んでいる人いるが来年の夏にあんスタと同系統の絵柄のゲーム来るから運営が良かったら引退者続出するかもしれないのにね。
今の腐媚び設定矛盾に耐えられないが他の女性向け作品の絵柄が苦手だからあんスタを続けているユーザーだっているはずなんですけどね。
今回のイベントでボーダー最低で売れないとわかったらもう一生あんずイベント開催しないでほしいので運営に要望は出しますが。
逆に言えばあんずが大好きな人は推しがイベントに来なくても絶対に走って運営に需要を伝えてくださいね。
批判も場合によってはあんスタが良くなる可能性があるので妄信的に批判=悪と捉えるのはやめたほうがいいですよ?
イベストがでましたがイベストまさか期待の斜め下に持っていくとは思わなかったので全て読んで後日まとめます。
姉妹作のあんずと別人と見ているし姉妹作のあんずは一点を除き不快感ないし嫌いじゃないけどメインライターがこれ以上姉妹作のあんずの設定をあんスタに持ってこないで欲しい。
姉妹作自体は嫌いじゃないけど姉妹作の世界観をあんスタに持ち込んでほしくないし、
緑川さんは英智の声優、紗与先生がコミカライズの作画担当されていた方なんですよね。
両方ともあんスタ関係で過去にお仕事した方々だからこそ言及しますが、
日日日先生が引用ツイートでほぼ該当作品に関係ない緑川さんと英智を同一視したコメント見て勘弁してくれよ本当に。
いくら日日日先生があんスタ原作やっているとはいえ、あんスタ関係ない作品のコメントで英智との同一視はやっていいことか考えてくれ。
緑川さんがそのお仕事の都合でTwitter始めている方だから本当に配慮してくれと思った。
これ見た時お仕事の縁だね〜よりもあんスタや英智知らない人がこのコメ見て不快になる可能性だってあるのになぜ考えないの?
緑川さんも気を使って返信していると思うと本当に気の毒…
立派な記事に反論って訳じゃないんだけど、アニメの描写から受けてた印象は逆で潤沢な補助金をみんなでチューチューしてると思ってた。
以下みたいな感じで。
探し出す宝は地方でルーズに使われてる公的予算、クエストはそこにコミットし続ける既得権益の維持、みたいな。
『サクラクエスト』(SAKURA QUEST)は、P.A.WORKS制作の日本のテレビアニメ。田舎町の観光大使に就任したヒロイン達を中心に、廃れた“ミニ独立国”を再興するために奮闘する物語(wikipedia)
主人公の「ゆきのちゃん」こと、木春由乃は、派遣会社から給料をもらっています。一体のどぐらいの年収か相場から計算してみました。
家賃 | 30,000円 | (ログハウス) |
食費 | 30,000円 | |
日用品費 | 5,000円 | |
被服費 | 15,000円 | |
交際費 | 20,000円 | |
水道光熱費 | 15,000円 | (電気/ガス/水道) |
携帯料金 | 9,500円 | |
光回線 | 6,800円 | |
交通費 | 15,000円 | (バス,乗合のガソリン代等) |
小計 | 146,630円 | ① |
---|
健康保険 | 8,423円 | (協会けんぽ) |
厚生年金 | 4,697円 | |
源泉所得税 | 4,810円 | |
雇用保険 | 830円 | |
小計 | 18,760円 | ② |
---|---|---|
①+②小計 | 165,060円 |
残高 | 4,940円 |
---|
灯油代 | 10,000円 | 10月〜3月) |
合計 | 175,060円 | (△5,060円) |
---|
家賃 | 0円 | (ログハウス) |
食費 | 30,000円 | |
日用品費 | 5,000円 | |
被服費 | 15,000円 | |
交際費 | 20,000円 | |
水道光熱費 | 0円 | (電気/ガス/水道) |
携帯料金 | 9,500円 | |
光回線 | 0円 | Wifi使い放題 |
交通費 | 15,000円 | (バス,乗合のガソリン代等) |
小計 | 94,500円 | ① |
---|
健康保険 | 8,423円 | (協会けんぽ) |
厚生年金 | 4,697円 | |
源泉所得税 | 4,810円 | |
雇用保険 | 830円 | |
小計 | 18,760円 | ② |
---|---|---|
①+②合計 | 110,960円 | |
残高 | 50,040円 |
更に冬に暖房費追加
灯油代 | 10,000円 | 10月〜3月) |
合計 | 120,960円 | (39,040円)黒字 |
---|
アニメの中では、由乃はほとんどお金に困った話は出てきていないので、順調に行けば1年後には50万円近く貯金できているはず(帰省込みで)
もしも、木春由乃が格安スマホ(Freetelあたり)を使っていれば、携帯料金は月2500円程度だとして、114,000円節約。60万円近く貯金できる(帰省込みで)
-
よしのちゃん、だんないよ〜
アニメーターの人や、まちおこしで、タダ働きさせられている人に比べれば だんないよ
実際に、地方創生のコンサルやNPO組織、地域おこし協力隊では、学生、社会人問わず無給の労働や、低賃金労働が問題になっています
ペペロンポップポポンチュ緑川、ってキャラがいるんだけど面白い名前だよね。
オッパッピー、ってネタもあった気がするし、芸人は詳しくないけど半濁音を決めゼリフに組み込んでるの、意外とあるんじゃないかな?
つい最近のペンパイナッポーアッポーペンなんてまさにそれだしさ。
あすかりんのこぜにかせぎって番組でも荻野可鈴が「ポスカのピンク」の語感がツボにハマってずっと言ってたし。
多分、箸が転んでもおかしい年頃だとより半濁音のおかしさにセンシティブに反応できたりするんだろう。
でもPPAPの反響を見るに、どの年代でもある程度半濁音フレーズに面白さを感じられるのではと思うね。
うんことかおならの下ネタが大好きな人種いるでしょ、どの国でも。
その音から来ているのかもしれない、半濁音の魔力は。
「新しい連中が
どれだけ派手に
追い抜いて行っても」
「それで
消えてなくなる
わけじゃないんだ」
ワートリは泣ける。
三巻に一巻ぐらいのペースでボロボロ泣けるシーンが出てくる。
出てくるが、今回の泣けるシーンは、特別に泣けた。
冒頭で紹介したのは、B級13位柿崎隊の隊長である柿崎国治の独白だ。
まずこのB級13位とは何か?
ワールドトリガーは、異世界から侵攻してきた敵と戦うボーダーと呼ばれる組織を舞台にした漫画である。
ボーダーでは隊員を実力順にS級、A級、B級、C級に分類している。
漫画的に言うと、B級からは名前と顔があるモブでないキャラといったイメージで、
この142話時点で、S級はたった1人、A級は9チーム(1チーム大体4〜5人ぐらい)、B級は21チーム(チーム内の人数はA級と同じ、例外もある)である。
どうだろう、B級13位のパっとしななさが伝わるだろうか?
ちょっと、この「格」のパっとしなささを、わかってもらうために、長文を書こうと思う。
・序章
・侵攻編
・ランク戦
・侵攻編パート2
こんな感じだろうか。
まず主人公がチームを結成するまでの序章では、
遊真はブラックトリガーと呼ばれる他とは違う特別な武器を持っており、先ほど書いたボーダー内の「格」の分類では、S級にあたるぐらい強い。
そのS級に相当する遊真が、A級7位三輪隊と戦ったり、A級5位嵐山隊のエース木虎と共同して敵と戦ったりなどして、ブラックトリガーの性能で圧倒するシーンが続く。
遊真は滅茶苦茶強く、A級7位三輪隊はオペレーター含んで5人チームにも関わらず、たった1人で圧倒する。
そのぐらい、彼の持つブラックトリガーが異質であり、かつ彼自身の技術や経験も並大抵ではない、という「格」が描写される。
次のブラックトリガー争奪戦では、4人目の主人公であり、遊真と同じブラックトリガー使いの
S級隊員迅の戦いがメインになる。
A級1位太刀川隊の隊長にして個人総合1位攻撃手1位の太刀川と、隊員の出水
に加えて、先ほど書いたA級7位の三輪隊の4チームとの戦いが描かれる。
ここでも、S級隊員の、つまりブラックトリガーの強さは存分に描かれる。
A級5位嵐山隊のメンバーが助けに入るため、一部メンバーは分断されるも、
個人総合1位攻撃手1位の太刀川、個人総合3位攻撃手2位の風間、狙撃手2位の奈良坂といったボーダー内でも相当上位の「格」を持つ相手を、
ブラックトリガーを持つだけでなく、サイドエフェクトと呼ばれる超能力を戦闘に生かす迅は、なんと6対1という状況でありながらも、勝利する。
サイドエフェクトは遊真も持っているが、戦闘に生かせられる能力ではない上に、
A級7位三輪隊フルメンバーよりも「格」が高いメンバーを圧倒するS級隊員迅の強さは印象に残る。
そして、ようやく敵との本格的な戦いが始まる。
(え? ここに修対風間とか、ユーマ対緑川があるだろって? ごめん、忘れてた!)
この編では遂に名前と顔と人格があるまともな「人型の敵」が登場する。
しかも、彼らは迅や遊真と同じブラックトリガーを持っているのだ。
すわ、どうなる?
と、なるが、これがボーダー強いのだ。
B級6位鈴鳴第一の隊員で攻撃手4位の村上を苦戦させる強敵が登場する。
しかし、ブラックトリガー争奪戦では迅に負けた「個人総合1位攻撃手1位の太刀川」は、
このラービットを1人で圧倒し、なんと単独で11機も撃破している。
さらに、同じくブラックトリガー争奪戦で負けたA級3位風間隊も、ラービットを4機撃破し、
隊長の風間こそ敵のブラックトリガー持ちのエネドラに負けるも、
指揮官でありながらボーダー最強の忍田やB級10位諏訪隊と協力することで、
また、A級1位太刀川隊の出水、A級7位三輪隊の米屋、A級4位草壁隊の緑川らの即席チームも、
他のB級合同チームと協力しつつ、ブラックトリガーではないものの「人型の敵」を撃破する。
さて、長々と語ってきたが、ようやくタイトルの「柿崎隊」登場である。
B級13位柿崎隊の初登場はこの人型の敵である「ランバネイン」との戦闘である。
記念すべき初台詞は
「マジか
新型だけで
きちい
ってのによ」
である。
どうだろう「個人総合1位攻撃手1位の太刀川」が単独で11機も撃墜した新型=ラービットに苦戦しているだけでも、
如何にもB級13位のパっとしなささが伝わるだろうか?
当然だが、ラービットと余裕で戦えるのはA級チームぐらいで、単独で勝負できる太刀川が異常なだけなのだが、
先ほど書いた通り、その太刀川よりも強い迅などのブラックトリガー持ちも居る戦場なのだ、
そして「ランバネイン」との戦闘がいざ本格的に始まると、
メインはA級1位太刀川隊の出水、A級7位三輪隊の米屋、A級4位草壁隊の緑川らの即席チーム、
彼らは三人のチームとしての戦いはもちろん、緑川は単独で足を持って行く活躍を見せ、
太刀川のように個人総合○○位と付いていなくても、A級隊員の強さを存分に発揮する。
また、同じく戦闘に参加している、
B級11位の荒船隊の隊長である荒船とB級7位の東隊の隊長である東も、B級ながら活躍する。
スナイパーとして活躍しており、荒船は一発敵に当てるし、
A級隊員だけでなく、B級でも「隊長」となればそれなりに一芸は持っているシーンの描写だろう。
「ここで
押すのか!?
何が
変わった
ってんだ?
東さん!」
何とも頼りない台詞だろう。
もっとも、念のため強調しておきたいが、
漫画を読んでいる読者の視点では、この時点では東はただのB級7位の隊長だが、
実はこの東は、ボーダー最初の狙撃手にして、過去にA級1位のチームのリーダーもしている古株で、
幹部と上位チームが集まる作戦会議にも参加する程度には、偉い人なので、
柿崎さんが弱いというわけではない、弱いというわけではないが、
この時点での読者視点だと、柿崎隊長に凄い印象は無いのは間違いないだろう。
そして「ランバイネ」戦は米屋がトドメをさすも、チームの勝利といった感じで終わる。
感じで終わるが、ぶっちゃけ、柿崎隊は何をしたのか? と聞かれると微妙である。
足を奪った緑川、トドメをさした米屋、敵を上手く誘導した出水、それらをA級即席チームの戦いから敵の行動を見抜く東、辺りが活躍した話で、柿崎隊は何ともぱっとしない印象だろう。
だがしかしである、この侵攻編においてチームメンバーが一度も誰も欠けなかったのは、柿崎隊だけなのである。
え? やられシーンすら無いぐらい地味なチームだからだろって?
それはともかくとして、そういうところが、柿崎隊長の隊員思いな所であり
「柿崎さんの唯一の弱点は全部自分で責任を持とうとするところで
という評価に繋がる一片を見せているのは、さすが「遅効性SF」と評されるワールドトリガーならではだろう。
さてさて、他にも順位は付かない規格外の最強A級玉狛第一の活躍や、
相変わらず強い遊真や、ブラックトリガーを手放してすら強い迅なども活躍して、侵攻編は終わる。
こんどはランク戦と呼ばれる模擬戦闘が舞台で、主人公チームの玉狛第二の躍進が描かれる。
続いては、侵攻編でも活躍した
諏訪隊、荒船隊と戦うが、
ここでは、狙撃手でありながら攻撃手としてもマスターランクの荒船の遠近万能っぷりや、
諏訪さんの胆力が描かれたりなど、それなりに実力があることは伺えるシーンはあるものの、
攻撃手4位と言われてもラービットに苦戦する程度でしょ? と思っていたが、
これがやはり強く、那須隊の熊谷隊員を圧倒し、あの遊真とも互角の戦いを繰り広げる。
そして、四戦目では、組織の都合というか物語の都合というかで、B級に降格になった、A級の経験もある、
侵攻編でも言及した、B級7位東隊との、よつどもえが描かれる。
ここでは、4人いる主人公の内の1人でありながら、今まで一度も言及しなかった、修が活躍できず、主人公チームは敗北する。
個人総合2位射手1位の二宮は、射手として今までも活躍してきた出水を超えるランクであるだけあって、かなり強いし、
影浦は、順位こそついていないが、攻撃手4位の村上に自分より強いかも、と言わせるだけあって、
2人とも「格」は十分といった感じだった。
A級7位加古隊の隊長にして、東さんが率いた旧A級1位チームの隊員でもあった、加古さんが登場し、
「イニシャルがKで才能のある隊員を引き抜きたくなる」という、
「お前それ、伏線として見え見えすぎて、今からこの伏線がどう回収されるのか、気になりすぎるだろ」って伏線の描写の一環として、
「柿崎(KAKIZAKI)」隊長も、話題に上がるが、残念ながら、合わないタイプらしく、引き抜かれなかった。
さて、単行本になってない上に、こないだジャンプ捨てたので見返せないので、軽く流すと、
侵攻編パート2では、先ほど書いたランク戦で活躍したB級の面々も活躍する。
さて、長々と話してきたが、どうだろう、B級13位柿崎隊の微妙さが伝わっただろうか?
もちろんココに全てを書いているわけではなく、実際はもっと活躍している面々はいる。
ハッキリ言って、このエピソードが描かれる前までの自分が、ワールドトリガーのキャラクタを思い出した順番に言って行く場合、かなり下位なのは間違いない。
そして、作中の「格」としても、なんともしょっぱいのもわかってもらえただろうか?
さらに、今回の五戦目のランク戦は、主人公チームの新技のお披露目回なのである。
遊真と修のスパイダーを使ったコンビネーションやチカさんの新トリガーなどの、新技が侵攻編パート2で焦らされた挙げくの、お披露目回なのである。
そらもう、柿崎隊が活躍することを想定していた読者はいなかったんじゃないだろうか?
何なら、B級20位吉里隊、B級21位間宮隊のように瞬殺なんじゃなか? とすら思っていた。
けども、冒頭のこれである。
「新しい連中が
どれだけ派手に
追い抜いて行っても」
「それで
消えてなくなる
わけじゃないんだ」
「新しい連中が
どれだけ派手に
追い抜いて行っても」
のところでは、
主人公の1人遊真、
緑川、
木虎、
黒江、
緑川、木虎、黒江に関しては、入隊時の試験の成績がズバ抜けていたことが作中で示されていたり、
攻撃手4位の村上は、強化睡眠記憶のサイドエフェクトを持っていて、あっというまに上位陣に追いつく実力を身につけたり、
絵馬も幼いながらも、スナイパーとしては、当真、奈良坂辺りと並ぶような描写がされていたりと、
この6人は確かに、派手に追い抜いていった感じなんでしょうね。
特に木虎は、柿崎隊長本人が昔所属していた嵐山隊をA級5位まで押し上げたエースという肩書きまで持っています。
そりゃあ、自分が抜けたあとのチームを、自分よりも周りに評価させた新人が居たら
「それで
消えてなくなる
わけじゃないんだ」
ああ、もうね。
もうね、ワールドトリガーを「ゲーム感覚」と批判していた、自分が情けなくなってくる。
個人総合○○位とか、B級○○位とか、そういう順位の「格」や、
そういう、設定的な部分だけを見て「ゲーム感覚」だと思っていた、自分が情けない。
登場人物をゲームのコマだと思って、それを元に、やれあいつは強いだの、やれあいつは弱いだのと強さの「格」だけを評価していた、自分こそが「ゲーム感覚」じゃないですか。
B級13位だから、個人ランキングがわかってないから、侵攻編で活躍しなかったから、そういう気持ちで、
柿崎隊の面々を軽んじるその気持ちこそが、まさに「ゲーム感覚」だったんですよね。
ゲームなら例えば、パーティーのメンバーに上限があったりとか、
倉庫の空き容量とかによって、キャラクタを切り捨てることってよくありますよね。
そりゃもちろん「ビジュアルが好きだから、弱いけど使おう」とか「ストーリーで活躍したから、最後まで使ってあげたい」とかって気持ちも、ゲームやってて湧いてきますよ。
でも、それって全部「自分の価値観によって、取捨選択している」んですよね。
価値観が「強さ」なのか「ストーリー」なのか「ビジュアル」なのかが違うだけで、
誰かを切り捨てるってことは、それで価値を消してしまうことに繋がるんだよね。
散々「格」が劣っているというより「無い」
何か特筆すべきフックがない、
ワールドトリガーはゲームじゃない。142話「柿崎 国治」を読んで
「新しい連中が
どれだけ派手に
追い抜いて行っても」
「それで
消えてなくなる
わけじゃないんだ」
ワートリは泣ける。
三巻に一巻ぐらいのペースでボロボロ泣けるシーンが出てくる。
出てくるが、今回の泣けるシーンは、特別に泣けた。
冒頭で紹介したのは、B級13位柿崎隊の隊長である柿崎国治の独白だ。
まずこのB級13位とは何か?
ワールドトリガーは、異世界から侵攻してきた敵と戦うボーダーと呼ばれる組織を舞台にした漫画である。
ボーダーでは隊員を実力順にS級、A級、B級、C級に分類している。
漫画的に言うと、B級からは名前と顔があるモブでないキャラといったイメージで、
この142話時点で、S級はたった1人、A級は9チーム(1チーム大体4〜5人ぐらい)、B級は21チーム(チーム内の人数はA級と同じ、例外もある)である。
どうだろう、B級13位のパっとしななさが伝わるだろうか?
ちょっと、この「格」のパっとしなささを、わかってもらうために、長文を書こうと思う。
・序章
・侵攻編
・ランク戦
・侵攻編パート2
こんな感じだろうか。
まず主人公がチームを結成するまでの序章では、
遊真はブラックトリガーと呼ばれる他とは違う特別な武器を持っており、先ほど書いたボーダー内の「格」の分類では、S級にあたるぐらい強い。
そのS級に相当する遊真が、A級7位三輪隊と戦ったり、A級5位嵐山隊のエース木虎と共同して敵と戦ったりなどして、ブラックトリガーの性能で圧倒するシーンが続く。
遊真は滅茶苦茶強く、A級7位三輪隊はオペレーター含んで5人チームにも関わらず、たった1人で圧倒する。
そのぐらい、彼の持つブラックトリガーが異質であり、かつ彼自身の技術や経験も並大抵ではない、という「格」が描写される。
次のブラックトリガー争奪戦では、4人目の主人公であり、遊真と同じブラックトリガー使いの
S級隊員迅の戦いがメインになる。
A級1位太刀川隊の隊長にして個人総合1位攻撃手1位の太刀川と、隊員の出水
に加えて、先ほど書いたA級7位の三輪隊の4チームとの戦いが描かれる。
ここでも、S級隊員の、つまりブラックトリガーの強さは存分に描かれる。
A級5位嵐山隊のメンバーが助けに入るため、一部メンバーは分断されるも、
個人総合1位攻撃手1位の太刀川、個人総合3位攻撃手2位の風間、狙撃手2位の奈良坂といったボーダー内でも相当上位の「格」を持つ相手を、
ブラックトリガーを持つだけでなく、サイドエフェクトと呼ばれる超能力を戦闘に生かす迅は、なんと6対1という状況でありながらも、勝利する。
サイドエフェクトは遊真も持っているが、戦闘に生かせられる能力ではない上に、
A級7位三輪隊フルメンバーよりも「格」が高いメンバーを圧倒するS級隊員迅の強さは印象に残る。
そして、ようやく敵との本格的な戦いが始まる。
(え? ここに修対風間とか、ユーマ対緑川があるだろって? ごめん、忘れてた!)
この編では遂に名前と顔と人格があるまともな「人型の敵」が登場する。
しかも、彼らは迅や遊真と同じブラックトリガーを持っているのだ。
すわ、どうなる?
と、なるが、これがボーダー強いのだ。
B級6位鈴鳴第一の隊員で攻撃手4位の村上を苦戦させる強敵が登場する。
しかし、ブラックトリガー争奪戦では迅に負けた「個人総合1位攻撃手1位の太刀川」は、
このラービットを1人で圧倒し、なんと単独で11機も撃破している。
さらに、同じくブラックトリガー争奪戦で負けたA級3位風間隊も、ラービットを4機撃破し、
隊長の風間こそ敵のブラックトリガー持ちのエネドラに負けるも、
指揮官でありながらボーダー最強の忍田やB級10位諏訪隊と協力することで、
また、A級1位太刀川隊の出水、A級7位三輪隊の米屋、A級4位草壁隊の緑川らの即席チームも、
他のB級合同チームと協力しつつ、ブラックトリガーではないものの「人型の敵」を撃破する。
さて、長々と語ってきたが、ようやくタイトルの「柿崎隊」登場である。
B級13位柿崎隊の初登場はこの人型の敵である「ランバネイン」との戦闘である。
記念すべき初台詞は
「マジか
新型だけで
きちい
ってのによ」
である。
どうだろう「個人総合1位攻撃手1位の太刀川」が単独で11機も撃墜した新型=ラービットに苦戦しているだけでも、
如何にもB級13位のパっとしなささが伝わるだろうか?
当然だが、ラービットと余裕で戦えるのはA級チームぐらいで、単独で勝負できる太刀川が異常なだけなのだが、
先ほど書いた通り、その太刀川よりも強い迅などのブラックトリガー持ちも居る戦場なのだ、
そして「ランバネイン」との戦闘がいざ本格的に始まると、
メインはA級1位太刀川隊の出水、A級7位三輪隊の米屋、A級4位草壁隊の緑川らの即席チーム、
彼らは三人のチームとしての戦いはもちろん、緑川は単独で足を持って行く活躍を見せ、
太刀川のように個人総合○○位と付いていなくても、A級隊員の強さを存分に発揮する。
また、同じく戦闘に参加している、
B級11位の荒船隊の隊長である荒船とB級7位の東隊の隊長である東も、B級ながら活躍する。
スナイパーとして活躍しており、荒船は一発敵に当てるし、
A級隊員だけでなく、B級でも「隊長」となればそれなりに一芸は持っているシーンの描写だろう。
「ここで
押すのか!?
何が
変わった
ってんだ?
東さん!」
何とも頼りない台詞だろう。
もっとも、念のため強調しておきたいが、
漫画を読んでいる読者の視点では、この時点では東はただのB級7位の隊長だが、
実はこの東は、ボーダー最初の狙撃手にして、過去にA級1位のチームのリーダーもしている古株で、
幹部と上位チームが集まる作戦会議にも参加する程度には、偉い人なので、
柿崎さんが弱いというわけではない、弱いというわけではないが、
この時点での読者視点だと、柿崎隊長に凄い印象は無いのは間違いないだろう。
そして「ランバイネ」戦は米屋がトドメをさすも、チームの勝利といった感じで終わる。
感じで終わるが、ぶっちゃけ、柿崎隊は何をしたのか? と聞かれると微妙である。
足を奪った緑川、トドメをさした米屋、敵を上手く誘導した出水、それらをA級即席チームの戦いから敵の行動を見抜く東、辺りが活躍した話で、柿崎隊は何ともぱっとしない印象だろう。
だがしかしである、この侵攻編においてチームメンバーが一度も誰も欠けなかったのは、柿崎隊だけなのである。
え? やられシーンすら無いぐらい地味なチームだからだろって?
それはともかくとして、そういうところが、柿崎隊長の隊員思いな所であり
「柿崎さんの唯一の弱点は全部自分で責任を持とうとするところで
という評価に繋がる一片を見せているのは、さすが「遅効性SF」と評されるワールドトリガーならではだろう。
さてさて、他にも順位は付かない規格外の最強A級玉狛第一の活躍や、
相変わらず強い遊真や、ブラックトリガーを手放してすら強い迅なども活躍して、侵攻編は終わる。
こんどはランク戦と呼ばれる模擬戦闘が舞台で、主人公チームの玉狛第二の躍進が描かれる。
続いては、侵攻編でも活躍した
諏訪隊、荒船隊と戦うが、
ここでは、狙撃手でありながら攻撃手としてもマスターランクの荒船の遠近万能っぷりや、
諏訪さんの胆力が描かれたりなど、それなりに実力があることは伺えるシーンはあるものの、
攻撃手4位と言われてもラービットに苦戦する程度でしょ? と思っていたが、
これがやはり強く、那須隊の熊谷隊員を圧倒し、あの遊真とも互角の戦いを繰り広げる。
そして、四戦目では、組織の都合というか物語の都合というかで、B級に降格になった、A級の経験もある、
侵攻編でも言及した、B級7位東隊との、よつどもえが描かれる。
ここでは、4人いる主人公の内の1人でありながら、今まで一度も言及しなかった、修が活躍できず、主人公チームは敗北する。
個人総合2位射手1位の二宮は、射手として今までも活躍してきた出水を超えるランクであるだけあって、かなり強いし、
影浦は、順位こそついていないが、攻撃手4位の村上に自分より強いかも、と言わせるだけあって、
2人とも「格」は十分といった感じだった。
A級7位加古隊の隊長にして、東さんが率いた旧A級1位チームの隊員でもあった、加古さんが登場し、
「イニシャルがKで才能のある隊員を引き抜きたくなる」という、
「お前それ、伏線として見え見えすぎて、今からこの伏線がどう回収されるのか、気になりすぎるだろ」って伏線の描写の一環として、
「柿崎(KAKISAKI)」隊長も、話題に上がるが、残念ながら、合わないタイプらしく、引き抜かれなかった。
さて、単行本になってない上に、こないだジャンプ捨てたので見返せないので、軽く流すと、
侵攻編パート2では、先ほど書いたランク戦で活躍したB級の面々も活躍する。
さて、長々と話してきたが、どうだろう、B級13位柿崎隊の微妙さが伝わっただろうか?
もちろんココに全てを書いているわけではなく、実際はもっと活躍している面々はいる。
ハッキリ言って、このエピソードが描かれる前までの自分が、ワールドトリガーのキャラクタを思い出した順番に言って行く場合、かなり下位なのは間違いない。
そして、作中の「格」としても、なんともしょっぱいのもわかってもらえただろうか?
さらに、今回の五戦目のランク戦は、主人公チームの新技のお披露目回なのである。
遊真と修のスパイダーを使ったコンビネーションやチカさんの新トリガーなどの、新技が侵攻編パート2で焦らされた挙げくの、お披露目回なのである。
そらもう、柿崎隊が活躍することを想定していた読者はいなかったんじゃないだろうか?
何なら、B級20位吉里隊、B級21位間宮隊のように瞬殺なんじゃなか? とすら思っていた。
けども、冒頭のこれである。
「新しい連中が
どれだけ派手に
追い抜いて行っても」
「それで
消えてなくなる
わけじゃないんだ」
「新しい連中が
どれだけ派手に
追い抜いて行っても」
のところでは、
主人公の1人遊真、
緑川、
木虎、
黒江、
緑川、木虎、黒江に関しては、入隊時の試験の成績がズバ抜けていたことが作中で示されていたり、
攻撃手4位の村上は、強化睡眠記憶のサイドエフェクトを持っていて、あっというまに上位陣に追いつく実力を身につけたり、
絵馬も幼いながらも、スナイパーとしては、当真、奈良坂辺りと並ぶような描写がされていたりと、
この6人は確かに、派手に追い抜いていった感じなんでしょうね。
特に木虎は、柿崎隊長本人が昔所属していた嵐山隊をA級5位まで押し上げたエースという肩書きまで持っています。
そりゃあ、自分が抜けたあとのチームを、自分よりも周りに評価させた新人が居たら
「それで
消えてなくなる
わけじゃないんだ」
ああ、もうね。
もうね、ワールドトリガーを「ゲーム感覚」と批判していた、自分が情けなくなってくる。
個人総合○○位とか、B級○○位とか、そういう順位の「格」や、
そういう、設定的な部分だけを見て「ゲーム感覚」だと思っていた、自分が情けない。
登場人物をゲームのコマだと思って、それを元に、やれあいつは強いだの、やれあいつは弱いだのと強さの「格」だけを評価していた、自分こそが「ゲーム感覚」じゃないですか。
B級13位だから、個人ランキングがわかってないから、侵攻編で活躍しなかったから、そういう気持ちで、
柿崎隊の面々を軽んじるその気持ちこそが、まさに「ゲーム感覚」だったんですよね。
ゲームなら例えば、パーティーのメンバーに上限があったりとか、
倉庫の空き容量とかによって、キャラクタを切り捨てることってよくありますよね。
そりゃもちろん「ビジュアルが好きだから、弱いけど使おう」とか「ストーリーで活躍したから、最後まで使ってあげたい」とかって気持ちも、ゲームやってて湧いてきますよ。
でも、それって全部「自分の価値観によって、取捨選択している」んですよね。
価値観が「強さ」なのか「ストーリー」なのか「ビジュアル」なのかが違うだけで、
誰かを切り捨てるってことは、それで価値を消してしまうことに繋がるんだよね。
散々「格」が劣っているというより「無い」
何か特筆すべきフックがない、
鳥飼茜の漫画『先生の白い嘘』第2巻の巻末に収録されている萩尾望都によるコメント(帯の表現を借りれば「鮮血のメッセージ」)がアツいので全文引用します。
東京都議会で「早く結婚した方が良い」と女性議員に野次が飛ぶ時、
笑ってヤジる男性議員は批判されるまでこれが女性差別だとは意識していない。
それぐらい女性差別は深くさりげなく、実にさりげなく浸透している。
日本は男社会だ。法的に平等であっても長年の慣習がそうはさせない。
女は社会の中で教育、就職、結婚、生活、育児、財産の所有において負担を強いられる。
その不平等や不公平が続いているのは女が弱者だから。弱者はどんなにいじめても良いのである。
しかし女は本当に弱者なのか。男は本当に強者なのか。不公平を強要するものは真の強者なのか。
生徒、緑川椿は気づいている。そして戦っている。
早藤も知っている。利用している。
生徒、新妻はまだ己を知らない。悩んでいる。
これまで存在していたのに誰も語ってこなかったものだ。語られてやっと見えるものになる。
ぎりぎりのところで語られている彼らの言葉は強い。あるときはおずおずと。
またはきっぱりと。暴力的に。攻撃的に。羨望と侮蔑。どれも言葉として深い。
そして、新しい。そして痛く恐ろしい。
男達よ。ページごとに谺する、女の叫びを聞くが良い。
女達よ。目覚めよ。たとえ痛い目覚めであっても。
たとえ理不尽な世界が変わらなくても、心を変えることはできる。笑い飛ばしても良い。
そして、生き残ろう。まだ、明日がある。
鳥飼茜はすごい。私を呆然とさせる、これほどの作品を描くのだから。
平凡な言い方だけど、がんばってください。目が離せません。
そして、暴力的なのに、品がいいです。
http://anond.hatelabo.jp/20140616005514
偏見で女性作家作品を読まない人がいるのはもったいないなと思ったので
「少女漫画アレルギー」でも楽しめる漫画を集めてみます。すでにやっている人がいたらすみません。
この世はヒト知れぬ生命に溢れている――。動物でも植物でもない、生命の原生体――“蟲”。それらが招く不可思議な現象に触れたとき、ヒトは初めてその幽玄なる存在を知る。蟲とヒトとをつなぐ存在――それが“蟲師”たる者。
深遠なる世界観。
蟲と人との関わりを描く。基本的に一話完結。
語られる物語はどこか懐かしく、優しく切ない。
普通の人間には見えない不可思議なモノたちが見えてしまう飯嶋律。彼とそのファミリーがさまざまな妖魔との出会いの中で紡ぎ出す不思議絵巻。
語られる妖達はどこかで見たことがある気がしてくる。昔話の中で。民話の中で。
20世紀末、高度な文明は滅び、人々は暴君の支配する国で圧政に苦しんでいた。300年の時が過ぎ、山陽地方の白虎の村に双子の兄妹が生まれ、兄の方はタタラ、そして妹は更紗(さらさ)と名付けられた。兄のタタラは暴君の圧政から人民を救う「運命の子」と予言されるが…。愛と冒険のジパング伝説!!
とにかく熱い。読んでいると天下統一したくなる。
主人公がゾクゾクする程かっこ良い。だが女だ。
演劇の道にすべての情熱を賭けて生きる少女・北島マヤ。幻の名作「紅天女(くれないてんにょ)」をめぐって、さまざまな人物とその思惑が交錯する演劇大河ロマン!!
貧しい母子家庭に育つ北島マヤは才能を見いだされ、逆境の中演劇の道を志す。
演劇の道に人生の全てをかけた2人の少女。天才・北島マヤと努力の天才・姫川亜弓。
2人の才能のぶつかり合いが熱く描かれる。古典的名作。完結するのだろうか・・
今は亡き有名なオペラ歌手を母に持ち、同じ道を目指す資産家の娘、麻見史緒。バイトをしながらオペラ歌手を夢見る緑川萌と出会い…!?
怒濤の展開に目が離せない。
「ガラスの仮面」が絵柄が古すぎて抵抗あるという人はこちらだけでも読んでみてほしい。
その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。
居場所のない少年は棋士の能力だけで自分の居場所を作ろうとした。
生き方を見失った彼は3人の姉妹と出会い、人との関わりを回復させて行く。
次々と担任が辞めていく問題クラス、4年さくら組の新担任になった芳賀稲子・通称“ハガネ”。ひと筋縄ではいかない、クセモノぞろいの子供&その親たちを相手に、ハガネの真剣勝負が今、始まる―!!
いじめ・虐待・ネグレクト・・・扱う題材は極めて重いが読後感は悪くない。
いじめられっ子はいじめられたまま。虐待児は虐待されたままだ。
しかしながら子供の成長を予感させるラストで読者に希望を感じさせる。
良く取材をしていると思う。
ゴルゴ13より目が細いこの人は世界一ヒューマンな大学教授である。道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡らない。安くてうまい“さんま”のためなら、足を棒にしても歩きつづける。本書は、Y大経済学部教授柳沢良則の克明で愉快な記録である。
暖かかったり、ほろっとしたり。泣いたり笑ったり。
勉強っていいな。学ぶ事はすばらしい。
はじめの方の巻はちょっと毛色が違うのであえて途中の巻にリンクしています。
王道少年漫画。
の増田にも満足できるのではないかと。
悪魔の血を継ぐ少年・奥村燐の前に、突如父を名乗る魔神が現れ、悪魔が棲む虚無界へと連れ去ろうとする。高名な祓魔師である養父は、命を懸けて燐を守り死んでしまう…。燐は己の無力さを悔やみ、祓魔師になって魔神と闘うことを強く決意するッ!!
その昔、霊感の強い烏森家の殿様が妖しげなものを呼びよせてしまったために、それを退治する結界師が生まれた。かつての城跡に建つ私立・烏森学園を舞台に、400年後の現在も跋扈(ばっこ)し続ける妖怪に立ち向かう墨村家と雪村家の若き後継者、良守と時音の活躍を描く妖結界バトルストーリー!!
兄・エドワード・エルリック、弟・アルフォンス。2人の若き天才錬金術師は、幼いころ、病気で失った母を甦らせるため禁断の人体錬成を試みる。しかしその代償はあまりにも高すぎた…。錬成は失敗、エドワードはみずからの左足と、ただ一人の肉親・アルフォンスを失ってしまう。かけがえのない弟をこの世に呼び戻すため、エドワードは自身の右腕を代価とすることで、弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功。そして兄弟は、すべてを取り戻すための長い旅に出る…。
まとめは力尽きました。たくさんいますよね・・
中村光(聖☆お兄さん) ヤマザキエリ(テルマエ・ロマエ) 岡田あーみん 新井理恵(ペケ) 柴田亜美
とかいろいろ。不条理ギャグ系は古いと通じないかなぁ。ススメにくい。
狂気を孕んだ耽美さに「少女漫画アレルギー」な人は耐えられないかも
名作だけど少女漫画っぽいかな・・?
コメントどうもありがとうございます。
ブコメも全部読めていません。すみませんすみません。日曜までには・・
今日も獣医学部のユニークな仲間とかわいい動物たちは大騒ぎ。思わずニヤリのおもしろさで、国民的人気大爆発のドクトル・コメディ!
ストリートキッズのボス、アッシュは、胸を射たれて瀕死の男から薬物サンプルを受け取った。男は「バナナフィッシュに会え…」と言い遺して息を引き取る。ベトナム戦争で、麻薬にやられて、正気を失ったままの兄が時々つぶやく「バナナフィッシュ」と同じことばを聞き、興味を抱いた。謎の言葉『バナナフィッシュ』を追うアッシュに、暗黒街の黒影が迫る…! 大人気ハード・ロマン!!
まだ“情熱”って言葉さえ知らない、小学校6年生の千早(ちはや)。そんな彼女が出会ったのは、福井からやってきた転校生・新(あらた)。おとなしくて無口な新だったが、彼には意外な特技があった。それは、小倉百人一首競技かるた。千早は、誰よりも速く誰よりも夢中に札を払う新の姿に衝撃を受ける。しかし、そんな新を釘付けにしたのは千早のずば抜けた「才能」だった……。まぶしいほどに一途な思いが交差する青春ストーリー、いよいよ開幕!!
緑の原の一族(グリアナン・クラーク)の中で唯一、黒髪で生まれたアリアンロッド。魔法使いのもとで修業を積むアリアンは、炎の中で一族を滅ぼした“邪眼のバラー”を目撃。運良く生き残ったアリアンは助け手を求めて旅に出る…。神話と伝説の古代ヨーロッパを舞台に、遠大な構想で描かれた大河ファンタジーロマンの決定版!!
件の記事は以下を参照されたし
Amazon.co.jp: 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の ドリーさんのレビュー
このレビューがおもしろいことは認める。独特の切り口に歯に衣着せぬ物言いは、確かにとびっきり面白い。でも、ただ単に面白いだけで、作品の本質は何にも言い当てられていないと思う。
ネタにマジレスするなって怒られるかもかもしれないけど、好きな小説をここまでコケにされて、「これこそが正当の評価だ」みたいなブコメをたくさん読むと、何か一言言いたくなって書いた。
わざわざ嫌いな作家の作品を読んで、長々とレビューを書いたわけだから、
①俺は作品を正当な評価をすることができる
②世間では流行っているが、面白くない小説が流行っているのは許せない
③俺の読み方によると、これはつまらない作品だ
④その誤った評価を俺が正してやる!
このような思考の元、あのような前置きを書きつつ、批判を書いたのだろうか
しかし、話題になっているから読んでみて、何がいけないのだろうか?
作品を読んで元気付けられて何がいけないのだろうか?
作品をどういうきっかけで読もうと、読んでどういう気持ちになろうと、その個人の勝手だし、誰にも迷惑をかけていないのに、なぜそのような気持ちになるのか理解できない。
確かに、村上春樹の孤独は、本当の孤独を知ってる人からしたらオシャンティーなものかもしれない。
でもそれってお母さんが子供に、アフリカで貧困に苦しむ子供は飢えや病気に苦しんでいるのだから、お前も我慢しなさいって教えているのと同じで、
少なくとも僕やそのほかの人には普遍化できない場合も多いのではないかなって思う。
僕らはアフリカで貧困に苦しむ子供よりは豊かで恵まれている。とりあえず食うに困らないし、寝るところにも困らない、幸せのはず。
だけど、悩みすぎて病気になる人もいるし、自殺する人は日本にたくさんいる。
その鬱になる人や自殺する人に、お前より貧困に苦しむアフリカの子供の方が不幸なのだから、お前は幸せだ。
なんていってもその人の悩みや悲しみは消えない。
なぜなら幸せの尺度は絶対化できないから、その人の中でしか尺度は測れないから。
だからそういう意味では、飢えた子供の不幸と自殺しそうな人の不幸は、同じように不幸なんだ。
だから、多崎つくるの孤独は、たとえドリーさんを始めもっと強烈な孤独を知っている人にとっては孤独じゃないにしても、彼の中では真の孤独なのだし、その孤独に共感したっていいじゃないかって思う。
なおかつ、ドリーさんは、別に作品をしっかり読めてもいないと思う。
ドリーさんの批判の中心は、おシャンティすぎて、全然共感できない、あるいは孤独にリアリティーがない主人公、「くたびれ果てた男ども勝手に妄想」したような女性などなど、登場人物にリアリティーがなく、感情移入ができない、というところだろうけど
なんかそれって的外れな、あるいは表層的な批判だなぁと思う。
イカ臭い妄想と断じるのはたやすいけど、それって安易でもったいない考え方だなぁと
確かに、村上春樹の小説には、こういうリアリティーのない人物がよく出てくるし、批判の対象になりがちだけど、
つまり、あえて登場人物の虚構性を高めている。
それが村上春樹の小説の特徴の一つだし、面白いところの一つなんだ。
とくに本作品では、さらにその登場人物の虚構性が際だつように構成されている。
で、ここまでは従来の春樹作品によく出てくるパターンだなぁって感じなんだけど、
なんと本作品では、タイトルに「色彩を持たない」なんて言われ方をして、はじめから紹介されている。
付け加えて言うと、没個性なんて人格、正直ふつうに存在し得ない人格。病気ではない限り、だってみんななんかしらの個性があるし、もっともっと感情の動きがある。
つまり、これが虚構性の強い登場人物ですよーって、読者にはじめから提示しているというわけ。
ほかの登場人物になるとその傾向はもっと顕著になる。
つくるの4人の友達の名前は「アカ、アオ、シロ、クロ」、ほかにも灰田など、緑川だの、対照的に、多崎つくるの周りにいる人物は、わざわざ色を名前に盛り込んでいる。
これはつくると対照的になるように配置され、人物の虚構性を高めるのに十分すぎる効果を発揮する。
つまりもう、読者に登場人物の虚構性をこれでもかっていうくらい、分かりやすく説明してある。
たぶん今回村上春樹は、前回の作品「1Q84」が抽象的すぎて分かりにくかったっていう批判をいっぱい受けたから、今作品では読者のことを考え、わざとらしいくらいに分かりやすい構成にしたんだと思う。
では、虚構性を高めるとどんな効果があるかについて。
これにはいろいろな効果があるし、難しい部分なんだけど、一つの効果として物語の受け止め方が変わるんじゃないかなとにらんでいる。
多崎つくるの孤独は、確かに特殊で誰も経験したことがないようなものだけど、なんだか自分に当てはめることができるような気がする。
虚構化の強調により、無駄な情報が削がれ多崎つくるの孤独は、まるで神話や教訓話のように、自分のことに置き換えやすかったりする
そういった効果があるのに、ケミストリーだのという、そういった細かい部分で(実際この言葉を作ったのは多崎つくるは高校生の時に作ったものであり、作った当人も恥ずかしそうに述懐しているというのに)、小説自体をバカにするのは実にもったいないなぁと
ドリーさんは、ネタバレのあらすじを書いて、つまらないあらずじでしょうってレビューではコケにしているけども、そのあらすじだけで判断しないでほしい。
確かに、あらすじだけ読むとつまらなく思われてしまうかもしれないけど、
小説は、あらすじでは説明できないから、表現できないから、伝えられないから、たくさんの言葉を緻密に配置して作り上げているもの。
だから、あらすじだけを読んで、全部知った気になって、満足してしまうのだけはやめて欲しい。
以上長々と、ドリーさんのレビューの批判を書いてみた。僕は斜に構えて、誰かのことをバカにする人は嫌いです。
斜に構えてバカにするのは簡単だけど、それで見落とすこともたくさんある。そのことが伝わればと思います。